教育研究業績の一覧

大川 ヘナン
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 MicrosoftのFormsを活用したWeb補習を実施 2022-07-01 TOEIC講座にて、学期末テストの前にForms上に学期末テストのための準備テストを用意した。リスニング問題及びリーディング問題を用意し、学生が学期末テストの準備ができるように工夫した。
2 高い授業評価アンケート 2023-08-01 中京大学の授業アンケートにおいて、すべての質問項目において、学部及び全授業平均よりも高い結果をもらうことができた。(受講生規模114名、回答率47.3%)
2 作成した教科書、教材、参考書
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
1 大阪府教育庁主催「令和3年度 教育サポーター育成研修」講師 2021-11-17 大阪府立高校で母語・母文化の授業を実施している教員及び通訳・学習サポーターを行なっているスタッフに対して、日本の学校における外国人児童生徒の支援の必要性及び支援のあり方についての講義を行った。
2 大阪府教育庁主催「令和3年度 第4回外国にルーツを持つ子どもの受入・日本語支援研修会」講師 2022-02-01 大阪府の学校の教員に対して外国人児童生徒の支援の必要性及び支援のあり方についての講義を行った。自身が幼少期に日本の学校で過ごした経験を交えながら、外国人児童生徒が学校で抱える困難と学校の役割について講義を行った。
4 その他教育活動上特記すべき事項
1 大阪大学全学教育推進機構「未来の大学教員養成プログラム」 2021-04-00
~2023-07-00
大学教員として従事するための基礎を身につけるための講座を受講。具体的な内容としてシラバス作成、講義計画、模擬講義を通じた効果的な講義の進め方のアドバイス、課題の採点に関わるルーブリックの作成など講義に関連する基礎的な部分から、大学教員に求められる教育、研究、社会貢献活動のバランスの取り方やどのようにそれぞれの活動を結びつけることができるのかといった、講義方法に留まらない大学教員としての必要な姿勢を学んだ。
B 職務実績
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2019-04-00~2023-03-00 学校づくり研究会 事務局
2 2020-09-00~0000-00-00 日本教育社会学会 会員
3 2021-02-00~0000-00-00 異文化間教育学会 会員
4 2021-04-00~0000-00-00 日本移民学会 会員
5 2021-06-00~2022-03-00 共生学会 設立準備委員
6 2021-11-00~0000-00-00 多文化関係学会 会員
7 2021-12-00~0000-00-00 移民政策学会 会員
8 2021-12-00~2024-03-00 日本オーラル・ヒストリー学会 会員
9 2022-04-00~0000-00-00 共生学会 会員
10 2022-04-00~2022-08-00 共生学会 選挙管理委員
11 2022-10-00~0000-00-00 日本社会学会 会員
12 2022-11-00~0000-00-00 共生学会 事務局
13 2023-04-00~2024-03-00 日本教育学会 会員
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
以上0点
Ⅱ学術論文
1 「日系ブラジル人の私と当事者性-当事者と研究に着目して-」単著 2020-05-00大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室,『教育文化学年報』, 第15号 当事者と研究者の二面性が研究に対して、どのような影響を及ぼすのかに迫った当事者研究。国内外の事例を参照しながら、当事者と研究者の立ち位置について示唆を示している。9頁(pp.124-132.)
2 「壁としての教師 vs サポーターとしての教師-外国ルーツ生徒の大学進学を事例に-」単著 2021-04-00大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室,『教育文化学年報』, 第16号 在日外国人生徒が進学を志す際に教師が大きな役割を果たす。そこでサポーターとして生徒の進学を促進する教師と、逆に壁として立ちはだかる教師の実態を生徒の目線から明らかにしている。10頁(pp.91-100.)
3 「違和感とフラストレーションを起点とした協同的オートエスノグラフィー」共著 2021-07-00大阪大学人間科学研究科附属未来共創センター,『未来共創』, 第8号 大阪大学共生学系において、これまで実践されてきた活動を振り返りながら、マイノリティ性を抱える当事者がどのようにそれらの実践に対して違和感を感じるのを複数の当事者が協同的オートエスノグラフィの方法を用いて明らかにしている。(査読あり)
著者:片田真之輔・大川ヘナン・なかだこうじえいりけ(pp.145-175.)
担当箇所:3節「"誰のため"に共生/共創は必要なのか」11頁(pp.150-160.)
4 「定時制高校で学ぶ外国ルーツ生徒への支援に関する一考察」単著 2022-04-00大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室,『教育文化学年報』, 第17号 定時制高校におけるフィールドワーク及び外国ルーツ生徒に対するインタビューをもとに、定時制高校が外国ルーツ生徒を支援にするにあたり、抱える包摂と排除について論じている。10頁(pp.25-34.)
5 「在日ブラジル人としての「私」の移動-オートエスノグラフィーから捉える存在論的移動-」単著 2022-06-00日本移民学会,『移民研究年報』, 第28号 自分自身の移民の物語をオートエスノグラフィーとして書き出し、「移動」にはどのような意味があったのかをガッサン・ハージの存在論的移動の概念を用いて分析を行った。(査読あり)10頁(pp.79-89.)
6 「在日ブラジル人二世の教育達成を阻むものは何か」単著 2022-12-00多文化関係学会,『多文化関係学』, 第19号 日本社会において「大卒」の資格が重要になる一方で、在日ブラジル人の若者は大学に進学し、そして、卒業することに大きな課題を抱えている。大学進学を遂げることができなかった家族及び進学しても中退してしまった家族に対して質的インタビューを実施し、在日ブラジル人の大学進学を押し留める原因を探った。(査読あり)20頁(pp.61-80.)
7 「『当事者』と『研究者』の関係を問い直す-移動する『私』のオートエスノグラフィーを手がかりに-」単著 2023-03-00異文化間教育学学会,『異文化間教育』, 57巻 筆者自身の「当事者」として研究対象として描かれた経験をオートエスノグラフィとして描き出し、当事者と研究者の間にあるそれぞれの問題に対する認識のズレに対して論じ、当事者と研究者という二者択一的な枠に留まらない研究のあり方について検討を行った。(査読あり)21頁(pp.33-53.)
8 「『自然を改造する』思想と自然・人間の共生-熊本県相良村のダム建設反対派の意見を中心に-」共著 2023-03-00大阪大学人間科学研究科附属未来共創センター,『未来共創』, 10号 令和2年に水害の被害を受けた地域でのフィールドワークを通じて当該地域でのダム建設に対する地域住民の意見と共生に関する議論を展開した。
著者:岩本真由子・楊凌煙・大川へナン・佐々木美和・王一瓊(pp.265-288.)
担当箇所:3.調査概要 4頁(pp.269-272.)
9 「公教育における外国人生徒の包摂と排除-5つの高校の比較調査から-」共著 2023-03-00大阪大学人間科学研究科附属未来共創センター,『未来共創』, 10号 日本の公教育において、外国人生徒たちはどのような学校生活を経験しており、どのような包摂と排除を生きているのかをフィールドワーク及びインタビューから明らかにした。本稿において筆者は「定時制高校」の事例を担当した。(査読あり)
著者:聶蕙菁・山脇佳・榎井縁・王一瓊・大川ヘナン・山本晃輔・石川朝子(pp.219-253)
担当箇所:4.3. C 高校(定時制学校) 4頁(pp.234-237.)
10 「自尊感情と学校生活の関係性-中学校学力生活実態調査から-」単著 2023-06-00大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室,『教育文化学年報』, 18号 中学校で実施された学力生活実態調査を定量的に分析し、中学校における生徒たちの日々の生活の自尊感情の関係を明らかにした。10頁(pp.171-180.)
11 「母語継承の難しさ―在日外国人集住地域を事例に―」単著 2023-11-00『アメリカス研究』,28号 ブラジル人集住地域において母語継承の環境が整っているにも関わらず、ブラジル人保護者は母語継承の難しさを語る。そのような難しさの背景にある社会構造について検討を行った。8頁(pp.33-40.)
以上11点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 「当事者の声」 口頭発表 (一般発表) 2019-07-05外国につながる子どもたちの進路保障 小中学校の支援を経て高校、大学へ、上智大学グローバル・コンサーン研究所/JSPS「課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業実社会対応プログラム」共催シンポジウム, 上智大学 在日外国人として幼少期に日本に渡り、どのような形で大学進学を遂げることができたのかについて当事者目線での経験の共有をした。
発表時間5分
2 「子どもの主体性を伸ばすための授業づくり-A小学校-」報告書(共著) 2020-01-00大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室, 『平成31年度 尼崎市立小・中学校 学力・生活実態調査報告』 尼崎市A小学校において、児童たちの主体性を伸ばすにために実施している授業づくりを参与観察調査から明らかにしている。
著者:大川ヘナン・澤井末緩(pp.92-101.)
担当箇所:7章2節「学校のプロフィール」2頁(pp.92-93.)3節「学力向上に向けた取り組みと工夫」5頁(pp.93-97.)
3 「村の誇りを育む −震災から9年目を迎える野田村における新たな復興のあり方」報告書(共著) 2020-03-00大阪大学人間科学研究科附属未来共創センター,『未来共生プログラム コミュニティ・ラーニング2019 東日本大震災 被災地復興フィールドワーク報告書』 東本大震災において被害を受けた村でフィールドワーク調査を実施し、9年経過した現在において、村はどのように震災を乗り越えて村の誇りを育んでいるのかを、3つの取り組みから明らかにしている。
著者:青木霞穏・大川 ヘナン・瀧尻 和子・張程皓・閔雅利・藤井 伸二・村上太一・叶惠婧・林津如(pp.1-50.)
担当箇所:1章1節「はじめに」2頁(pp.6-7.)3章3節「トレイル班」8頁(pp.35-42.) 4章「全体考察-野田村の復興を考える」1頁(p.43.)
4 「村の誇りを育む −震災から9年目を迎える野田村における新たな復興のあり方」報告書(共著) 2020-03-00大阪大学人間科学研究科附属未来共創センター,『未来共創』, 第7号 上記調査報告を学術ジャーナル用にまとめた内容。
著者:青木霞穏・大川 ヘナン・瀧尻 和子・張程皓・閔雅利・藤井 伸二・村上太一・叶惠婧・林津如(pp.244-274.)
担当箇所:1章1節「はじめに」2頁(pp.245-246.)3章3節「トレイル班」6頁(pp.262-267.)4章「全体考察-野田村の復興を考える」2頁(pp.267-268.)
5 「習い事と子どもの社会生活はどのように関連しているのか」報告書(単著) 2021-03-00大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室,『子どもたちの学びを保障する学力・生活実態調査』 京都府のA小学校で実施された児童生活調査と学力試験の結果を用いて、定量的に習い事が児童たちの社会生活に対して、どのような影響を及ぼしているのかを明らかにしている。13頁(pp.61-73.)
6 「『ひとりぼっちのいないまち』をつくる子どもたち」報告書(単著) 2021-04-00一般社団法人タウンスペースWAKWAK,『未来にわたりすみ続けたいまち インクルーシブ・コミュニティ・プロジェクト2020アニュアルレポート』 大阪府高槻市富田地区における包摂的な街づくりの実践において、学校における子どもたちの取り組みを通じて、子どもたちがどのような姿勢で街づくりに関わっているのかを論じている。1頁(p.45.)
7 “College choice of Brazilian students in Japan: How their choice is affected by social factors”口頭発表(一般発表) 2021-04-25Living on the Edge 2021: Stories that connect us, Kyoto Sangyo University, Online 在日ブラジル人家族が進路選択を行う際にどのような社会的要因がこれらの家族に影響を及ぼすのかを論じている。
発表時間20分
8 「移民家族の大学進学を困難にする要因-在日ブラジル人家族に着目して-」口頭発表(一般発表) 2021-06-13第42回異文化間教育学会,玉川大学(オンライン) 在日ブラジル人家族が進路選択を行う際にどのような社会的要因がこれらの家族に影響を及ぼすのかを論じている。
発表時間20分
9 「在日ブラジル人の進学を左右する社会的要因-編成的資源に着目して-」口頭発表(一般発表) 2021-07-172021年夏期定例研究会・天理アメリカス学会,天理大学(オンライン) 日本における移民家族が大学進学を志す時にどのような障害に直面し、それらの社会的要因はどのようなことが原因になっているのかを家族と若者のインタビュー調査から明らかにしている。
発表時間20分
10 “Touching Territories with/without Touching Bodies.”口頭発表(共同発表) 2021-07-208th International Conference of Autoethnography, England, Online 発表者グループによるそれぞれのオートエスノグラフィーの技法を用いた多角的な発表。大川は母国と日本の間に揺れる心のあり方を当時の写真を活用して発表を行なった。発表者:Teppei Tsuchimoto・Yusuke Katsura・Miho Zlazli・Chihiro Suzuki・Naoko Yokoyama・Yuto Takagi・Rennan Okawa
発表時間40分
担当時間5分
11 「移民家族の大学進学を分岐させる社会的要因-在日ブラジル人家族を事例に-」口頭発表(一般発表) 2021-09-11第73回日本教育社会学会大会,関西学院大学(オンライン) 日本社会で生きる在日ブラジル人家族にフォーカスして、大学進学を志す際にどのよう社会的制約を受けることになるのかの比較検討を質的調査から実施した。
発表時間20分
12 「在日ブラジル人の直面する壁」ポスター発表(一般発表) 2022-01-08大学院教育改革フォーラム2021(オンライン) 日本社会において在日ブラジル人はどのような壁(困難)に直面し、これからの研究ではどのようなアプローチが求められているのかについて発表した。
発表時間5分
13 「古くて新しい排除と包摂の問題-フランスにみる貧困・郊外・障害・移民問題の現代的問題はどこにあるのか-」報告書(共著) 2022-04-00大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室,『学校にシステムにおける排除と包摂に関する教育社会学的研究-マイノリティの視点から-』 フランス社会における移民問題がどのように語られており、そして、移民の子どもたちがどのような社会を生きているのかを先行研究から概観した。
著者:園山大祐・知念渉・西徳宏・二羽泰子・大川ヘナン(pp.95-111.)
担当箇所:4節「フランスにおける移民問題と移民の子孫」5頁(pp.104-108.)
14 「外国人生徒へのインタビュー・フィールド調査から」報告書(共著) 2022-04-00大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室,『学校にシステムにおける排除と包摂に関する教育社会学的研究-マイノリティの視点から-』 定時制高校における外国ルーツの生徒たちがどのような学校生活を経験しており、そして、定時制高校において、どのように包摂と排除が見え隠れしているのかをフィールドワーク及びインタビュー調査から描き出している。
著者:榎井縁・王一瓊・聶蕙菁・大川へナン・山脇佳(pp.229-282.)
担当箇所:5節「D工科高校定時制課程」9頁(pp.260-268.)
15 「『当事者』と『研究者』の関係を問い直す-移動する「私」のオートエスノグラフィを手がかりに-」口頭発表(一般発表) 2022-06-11第43回異文化間教育学会・特定課題研究,立命館大学 発表者自身の経験をオートエスノグラフィとして描き出し、当事者として研究対象として描かれるということと、研究者として対象を描くことの非対称な関係性についての議論を行った。
発表時間20分
16 「移民集住地区の教育戦略の多様性-南米移民の保護者を対象に-」口頭発表(共同発表) 2022-09-10第74回日本教育社会学会,日本女子大学オンライン) 外国人生徒が公教育においてどのような排除と包摂を経験しているのかを5つの学校種の比較から検討をした。
発表者:榎井縁・聶蕙菁・山脇佳・石川朝子・王一瓊・大川ヘナン・山本晃輔
発表時間40分
担当時間5分
17 「公教育における外国人生徒の排除と包摂:5つの高校の比較調査から」口頭発表(共同発表) 2022-09-10第74回日本教育社会学会,日本女子大学オンライン) 日本有数のブラジル人集住地域である愛知県豊田市の保見団地で、南米移民の保護者たちはどのような考えのもとで教育戦略を選び取っており、子どもの将来をどのように考えているのかを質的調査から検討した。発表者:三浦綾希子・芝野淳一・大川へナン
発表時間40分
担当時間15分
18 “What is preventing second-generation Brazilians living in Japan from achieving educational attainment?”口頭発表(一般発表) 2022-10-13Open and closed societies: historical reasons and modern consequences of inequality in Japan and Europe, Asia Centre, Tartu University, Estonia 日本における在日ブラジル人の若者の大学進学にフォーカスし、学力及び日本語能力に困難を抱えない若者たちが何故進学及び大学卒業が困難なのかをインタビュー調査をもとに論じた。若者や家族の個人的な事情に還元できない、日本の教育システムにおける外国人生徒に対する支援の不足が明らかにしている。
発表時間20分
19 「言語・文化継承は選択可能なのか?-在日外国人集住地域を事例に-」口頭発表(一般発表) 2022-12-03第27回天理大学アメリカス研究会年次大会シンポジウム,天理大学 ブラジル人集住地域における質的調査から、母語継承に関する難しさを考察。インタビュー調査から明らかになった母語を子どもに伝えたい一方で、日本社会では日本語が地位達成のために必要な能力であり、外国人保護者の葛藤を検討した。
発表時間20分
20 「移民である『私』の移民研究」口頭発表(一般発表) 2022-12-10第7回日本移民学会冬季研究大会次世代リレートーク,京都大学東京オフィス 移民当事者である発表者自身が自身の経験をもとに移民研究に対する当事者としての違和感を示しながら研究をどのように進めていくのかを議論した。
発表時間5分
21 「当事者であり研究者でもある私のオートエスノグラフィー-コミュニケーションとしての研究を目指して-」口頭発表(一般発表) 2023-01-07多文化関係学会 九州地区研究会,九州大学西新プラザ 研究対象としての経験を持っている発表者が研究者の眼差しと当事者の認識の間にあるズレに着目し、どのように当事者と研究者はともに研究を進めることができるのかを検討した。
発表時間30分
22 「大学進学は何故こんなにも難しいのか?-報われない努力に直面した『私』」口頭発表(一般発表) 2023-01-22シンポジウム「オートエスノグラフィーから見る移民の物語:日本を生きる10人の語り」早稲田大学 大学進学時に様々な困難を経験した発表者が、当事者の自身の経験を振り返りながらどのような構造的な課題を抱えていたのかをオートエスノグラフィを用いて描き出した。
発表時間20分
23 「令和4年度 関西国際大学学長特別研究プロジェクト 「外国にルーツをもつ高校生の進路分析と高等教育へのアクセス拡大に向けた環境整備」 に関する調査報告書」報告書(共著) 2023-03-00関西国際大学『令和4年度 関西国際大学学長特別研究プロジェクト 「外国にルーツをもつ高校生の進路分析と高等教育へのアクセス拡大に向けた環境整備」 に関する調査報告書』 関西国際大学が外国ルーツ生徒特別入試枠を儲けるために実施した調査の報告書。複数の支援団体、保護者または当事者に聞き取りを行い、どのような制度が求められているのかをまとめた。著
者:大川ヘナン・山本晃輔・越山泰子・伊藤創・芦沢真五(pp.1-37.)
担当箇所:2章「調査背景」7頁(pp.4-10.)3章「調査概要」2頁(pp10-11.)4章「調査結果の概要」3頁(pp.11-13.)5章「調査結果」15頁(pp.13-27.)
24 「在日ブラジル人の逆境を乗り越える力-当事者の目線から教育達成に着目して-」報告書(単著) 2023-03-00公益財団法人ユニベール財団調査研究報告書『豊かな高齢社会の探求』 在日ブラジル人の大学進学率は依然として低い割合を示しており、様々な困難が存在することが指摘されている。本調査は進学を達成することができた若者を対象にインタビュー調査を実施した。そして、日本国内のみならず、ブラジルへ帰国した若者も対象とし、何がこれらの若者の進学を後押ししたのかをまとめた。14頁(pp.1-14.)
25 「個人の物語は集団の物語に繋がるのか?-オートエスノグラフィーから考える外国ルーツの若者の移行-」口頭発表(一般発表) 2023-03-21教育社会学会 第2回 若手チャレンジ研究会,中京大学 インタビュー調査によって得られたデータとオートエスノグラフィによって得られたデータをどのように共に活用できるのかの検討を行った。
発表時間20分
26 「外国にルーツをもつ高校生の進路分析と高等教育へのアクセス拡大に向けた環境整備」口頭発表(共同発表) 2023-03-23ディスカッションアワー「外国につながる高校生を大学で受け入れる―その展望と枠組み」関西国際大学 大学に進学する外国ルーツの若者が増える中で、当事者や支援団体または保護者はどのような要望を持っているのかをインタビュー調査から明らかにし、検討を行った。発表者:大川ヘナン・山本晃輔
発表時間20分
担当時間10分
27 「移動の内実を捉え直すー存在論的移動から見る日本とブラジルの往還」口頭発表(一般発表) 2023-05-2021世紀ラテンアメリカ研究会たかつガーデン大阪 国家間移動を経験した当事者として、それぞれの移動をどのように捉えることができるのかを存在論的移動の分析枠組みから検討を行った。
発表時間30分
28 「自己を記述すること-オートエスノグラフィーを描く私のオートエスノグラフィー-」口頭発表(一般発表) 2023-06-09異文化間教育学会第44回大会プレセミナー 明治大学 オートエスノグラフィ論文を記述する自身のオートエスノグラフィをどのように書き上げていくのか、そして、オートエスノグラフィはどのような可能性を有しているのかを検討した。
発表時間30分
29 .“Experiencing Failure: Why Is It So Difficult to Get into College?”口頭発表(一般発表) 2023-06-26Association for Asian Studies in Asia Conference 2023, Kyungpook National University, Korea 大学進学を当事者の目線からどのように認識し、そして、その大学進学における困難さをどのように認識したのかをオートエスノグラフィの視点から検討した。
発表時間20分
30 「フランス調査から見えてきたこと」報告書(共著) 2023-07-00学研究科教育文化学研究室,『令和4年度 日本学術振興会科学研究費補助金【基盤研究(A)課題番号(A20H001000)】『学校システムにおける排除と包摂に関する教育社会学的研究-マイノリティの視点から-』<最終報告書>』 フランスにおいて若者の包摂と排除はどのような現状にあり、どのような施作が実施されているのかを現地のフィールドワークから検討を行った。複数の公立学校及び支援団体を訪問し、現場レベルの実践と行政の施作レベルの聞き取りを行った。
著者:園山大祐・知念渉・大川ヘナン(pp.395-407.)
担当箇所:2節「調査から見えたこと」8頁(pp.396-403.)3節「それぞれの班からの所感」3頁(pp.403-405.)
31 「多様なしんどい層を支えるC高校-定時制高校の可能性と限界-」報告書(単著) 2023-07-00大阪大学大学院人間科学研究科教育文化学研究室,『令和4年度 日本学術振興会科学研究費補助金【基盤研究(A)課題番号(A20H001000)】『学校システムにおける排除と包摂に関する教育社会学的研究-マイノリティの視点から-』<最終報告書>』 外国ルーツの若者たちが定時制高校において、どのような包摂と排除に直面しているのかをフィールドワーク及びインタビュー調査からまとめた内容である。調査は一つの定時制高校へ定期的に通い、そこに通う外国ルーツの生徒や教員にインタビューを実施し、定時制高校の現状をまとめた。14頁(pp.339-352.)
32 “Experiencing Failure: Blocked Opportunities to Higher Education for Second-generation Brazilian in Japan.”口頭発表(一般発表) 2023-07-022023 Asian Studies Conference Japan, Sophia University, Japan オートエスノグラフィの手法を用いて発表者の大学進学における「失敗」を当事者としてどのように認識し、そして、その「失敗」をどのように定義づけることによって人生を先に進めることができたのかを検討した。
発表時間20分
33 “Milieu of Care: A Collaborative Autoethnography.”口頭発表(共同発表) 2023-07-1710th Anniversary International Conference of Autoethnography, Engineers House, Bristol, England, Online オートエスノグラフィの研究手法を用いて、協働的にケアがどのようにそれぞれの人生にどのように現れるのかを検討した。発表者:Teppei Tsuchimoto・Chihiro Suzuki・Nozomi Fujisaka・Rennan Okawa・Aya Hayasaki・Yusuke Katsura・Mihoko Motooka・Mai Kannan・Tamiyo Koyama・Akiko Ichikawa
発表時間40分
担当時間5分
34 “How Language Inheritance is Difficult in Japan -A Case Study of a Brazilian Community in Japan-”口頭発表(一般発表) 2023-09-02Biennial Conference of the Japanese Studies Association of Australia 2023/ International Conference of the Network for Translingual Japanese, The University of Sydney, Australia 移民の家族にとって言語継承は重要な取り組みであり、移民第二世代がホスト社会において成功を手にするためにも重要な要素であると示されているが、一方で言語継承をしたくてもできない親たちが存在する。そこで移民の親たちが言語をどのように捉え、その継承の難しさをインタビュー調査から描き出し、分析を行った。
発表時間20分
35 「南米系移民第二世代の教育戦略-移民集住地区で育った親たちの子育て-」口頭発表(共同発表) 2023-09-10第75回大会日本教育社会学会大会 弘前大学 南米移民集住地域である保見団地において、移民第二世代の保護者たちがどのような教育戦略を持っているのかをインタビュー調査から検討。調査を通じて移民第二世代の保護者たちの教育戦略の共通性と多様性が確認され、さらにそれらの教育戦略が保見団地という場にどのように影響を受けたのかを分析した。発表者:山脇佳・大川ヘナン・三浦綾希子
発表時間40分
担当時間20分
36 「移⺠きょうだいにおける教育達成の分岐ー集住地区に暮らす日系ブラジル人家庭の4人きょうだいを事例にー」口頭発表(共同発表) 2023-10-09第95回 日本社会学会大会 大正大学 ブラジル人集住地域で暮らす4人きょうだいに対してライフストーリーインタビューを実施し、同じ家族のもとで暮らした家族がどのようにして教育達成が分岐したのかを分析した。発表者:金南咲季・大川ヘナン・山脇佳
発表時間15分
担当時間 5分
37 “A realidade em que os jovens se encontram no Japão -Desafios nos estudos e nas carreiras-”口頭発表(一般発表) 2023-11-23Associação de Pesquisadores Brasileiros no Japão, Online ブラジル人研究および教育関係者に対して、日本における在日ブラジル人の若者たちがどのような社会的状況に直面しているのかを描き出し、そして、在日ブラジル人コミュニティに求められる変化について議論をした。
発表時間20分
以上37点

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