教育研究業績の一覧 ターンブル ブレイク A.
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A 教育業績 | ||||||
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | ||||
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | ||||||
1 | さまざまな言語スキルとグローバルなトピックを統合した授業 | 2017-04-00 ~ | 言語の4技能は互いに切り離して教えることは不可能であると考え、すべてのアクティビティに何らかの形で「話す、聞く、読む、書く」の要素を取り入れることを意識している。(例:文章を読み、要点を議論し、要約を書くなど)。また、国際的な視点から現代社会への理解を深めるためにグローバルなトピックを扱うこともある。この授業を経験することで、学生は高いコミュニケーション能力を培い、国際舞台で活躍する地球市民となる素地を養うことができる。 | |||
2 | 学生からの評価 | 2017-04-00 ~ | 4技能を統合した授業を心がけているため、私の授業を学んだことによりTOEFL iBTテストで高得点(85点以上)を獲得できたと多数の学生から報告を受けている。さらに、私の授業が英語に興味を持つきっかけとなり、より多くの時間を英語の勉強に費やそうと留学を決めた学生もいた。私の授業を受けたことで学生が人生の大きな選択を決めるきっかけとなった。さらに、学期ごとに授業評価アンケートを実施し、その結果から学生の満足度の高い授業が行えていると実感している。 | |||
3 | アクティブラーニングと創造的活用を促すアクティビティや課題 | 2020-04-00 ~ | 学生がアクティブラーニングに取り組むために、短いビデオやムービー制作、リサーチに基づいたポスター作り、コミュニケーション・ゲームといったクリエイティブな方法で英語を使う機会を与えている。学生の英語の社会性や認知能力を高めるために、グループでのディスカッションワークや問題解決型のタスクも毎回の授業に取り入れている。このようなアクティブラーニングを用いることで、学生たちは間違うリスクを恐れることなく推測し試してみる意思を持つことができ、また言語遊びに没頭することがより自然な英語を身につけることへと繋がっている。 | |||
4 | 授業におけるMicrosoft Teamsの活用 | 2020-04-00 ~ | 授業でMicrosoft Teamsを使うことで、学生がスムーズに授業に関する情報を得られるよう工夫している。例えば、すべての課題を一箇所にまとめることで把握しやすくすることや、締切や提出規定を簡潔にわかりやすく表示する。また、授業で配布した資料をカテゴリー別にファイリングすることで、学生が常にアクセスすることが可能になる。加えて、私と学生との簡単なコミュニケーションや、学生同士のディスカッションフォーラムなど、授業外での勉強の場も設けることができる。 | |||
2 作成した教科書、教材、参考書 | ||||||
1 | Education Perfect Ltdの日本語教材の制作 | 2014-10-01
~2018-12-10 |
教材の制作者として、オンライン上で使える重要な日本語教材作りを担当した。ニュージーランドとオーストラリアの高校で広く使われているコースを設計し、それぞれのナショナルカリキュラムに沿った4技能の日本語教材を制作した。具体的には、日本語テキストの作成、テキストに沿った問題や模範解答の作成、対話の録音、テストやクイズの作成、各トピックに沿った文化情報の書き下ろしなどを行った。また、リスニング用のアニメーションを制作し、リーディング用の漫画を作成した。 | |||
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | ||||||
1 | 同志社大学グローバル地域文化学部
FD研究会 |
2021-11-25 | 大学教員のFDにて、トランスランゲージングを概念的な起源から英語教室での応用まで発表した。また、学習者の多言語性の発達におけるトランスランゲージングの役割と、生徒の萌芽的バイリンガル性を伸ばすための教育法について説明した。多くの参加者から有益な研究として評価された。 | |||
4 その他教育活動上特記すべき事項 | ||||||
B 職務実績 | ||||||
1 | オタゴ大学のTESOLコースのチューター | 2015-03-01
~2015-12-07 |
オタゴ大学の英語教師養成コースのチューターを務めた(日本のTAより1つ上のレベル)。毎週30人の学生を対象にチュートリアルを行い、講義で習わないトピックを題材に扱いながら、学生のマイクロティーチング経験を管理した。また、講師の補佐として課題を採点し、学生が本物の語学授業を観察できるようタイムテーブルの調整も行った。講師が病気によって欠勤した際には、代理講師として選ばれ講義を行うこともあった。 | |||
C 学会等及び社会における主な活動 | ||||||
所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | |||||
1 | 2014-11-00~2016-03-00 | The Applied Linguistics Association of New Zealand会員 | ||||
2 | 2016-11-00~0000-00-00 | JALT会員 (京都支部) | ||||
3 | 2016-11-00~0000-00-00 | 多数の学術雑誌の査読者 (例: International Journal of Bilingualism等) | ||||
4 | 2017-10-00~0000-00-00 | The Language Teacher常任の査読者 | ||||
5 | 2017-11-00~0000-00-00 | JALTのバイリンガリズム研究会の会員担当 | ||||
6 | 2017-12-00~0000-00-00 | JALT Postconference Publication原稿整理編集者 | ||||
D 研究活動 | ||||||
著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | ||
Ⅰ著書 | ||||||
以上0点 | ||||||
Ⅱ学術論文 | ||||||
1 | The effects of L1 and L2 group discussions on L2 reading comprehension | 共著 | 2017-04-00 | Reading in a Foreign Language 29巻1号
(NFLRC at the University of Hawai'i at Mānoa) |
第二言語(L2)の読解を深めるために第一言語(L1)とL2の両方を用いてグループディスカッションの効果を調査した。結果的に、L1を用いてディスカッションを行ったグループの方が高度な処理や読解の技術を使い、L2の読解に良い影響を及ぼすことが分かった。共著者: Blake Turnbull、Moyra Sweetnam Evans。筆頭筆者。22頁(133~154頁) 。査読あり。 | |
2 | Learner Perspectives on National Identity and EFL Education in Japan: Report of a Questionnaire Study | 単著 | 2017-07-00 | The Journal of Asia TEFL 14巻2号(The Asian Association of Teachers of English as a Foreign Language) | 英語学習者の日本人大学生の意見をもとに、日本における英語教育は日本人のアイデンティティにどのような影響を及ぼすかを調査した。その結果、日本人の英語能力を向上させるために、英語と日本人のアイデンティティの肯定的な関係を構築する必要があることが分かった。17頁(211~227頁) 。査読あり。 | |
3 | Examining Pre-Service ESL Teacher Beliefs: Perspectives on First Language Use in the Second Language Classroom | 単著 | 2018-01-00 | Journal of Second Language Teaching and Research 6巻1号(U of Central Lancashire) | L2学習時におけるL1に関して、教員養成を受けている英語講師の意見を調査した。その結果、講師がL1の使用をたまに認めているが、その是認は限られており、使用することについての知識が十分にないことが分かった。27頁(50~76頁) 。査読あり。 | |
4 | The Potential Impact of Cultural and Educational Background on Foreign Language Teachers’ Use of the L1 | 単著 | 2018-01-00 | The Journal of Language Teaching and Learning 8巻1号(Ankara, Turkey EDM) | 授業観察と半構造的面接により、5つの外国語教室において、先生たちがどのように学生の第一言語を使用するか調査した。その結果から、教育された国とその国の文化が先生たちのコード・スイッチング実践に影響及ぼす可能性があることが分かった。18頁(53~70頁) 。査読あり。 | |
5 | The use of English as a lingua franca in the Japanese second language classroom | 単著 | 2018-03-00 | The Journal of English as a Lingua Franca 7巻1号(De Gruyter Mouton) | L2としての日本語の授業において、共通言語としての英語が使用される理由を調査した。その結果から、学習者がすでに知っている言葉に安心感を求めているため、英語は母語と発達中の日本語能力とのギャップを緩和してくれることが分かった。21頁(131~151頁) 。査読あり。 | |
6 | Questioning the Compatibility of Nunomura's Vision of an English-Only
Classroom in Japan | 単著 | 2018-06-00 | Osaka JALT Journal 5巻(The Osaka Chapter of the Japan Association for Language Teaching) | 布村奈緒子(2017)による東洋経済ONLINEの記事 「両国高校、すごい進学率を支える英語の秘密―『3 つのコツ』でスピーキングが得意になる」に対しての反論である。最初に記事の論点を整理し、布村氏が論ずるほど英語オンリーの方法が良い結果を生み出さない理由を調査し、最後に布村氏があげたアイデアをさらに深めるために自分の意見を述べた。11頁(138~148頁) 。査読あり。 | |
7 | Bilingualism in New Zealand: A field of misconceptions | 単著 | 2018-06-00 | New Zealand Studies in Applied Linguistics 24巻1号(Applied Linguistics Association of New Zealand) | 本論文でニュージーランドがどれほどバイリンガルなのかという疑問への回答を試みた。最初にバイリンガルとは何かを説明し、さらに増えつつある多様な社会の在り方によってニュージーランドの過去と現在のバイリンガル状態を検討した。7頁(70~76頁) 。査読あり。 | |
8 | Is There a Potential for a Translanguaging Approach to English Education in Japan? Perspectives of Tertiary Learners and Teachers | 単著 | 2018-11-00 | JALT Journal 40巻2号(The Japan Association for Language Teaching) | 英語を学習する際にトランスランゲージングを使用する可能性について、学習者と教師の意見を検討した。その結果、可能性はあるが、学習者と教師がどのように受け入れるか、またその両者が受ける教育と研修に大きく依存することが分かった。34頁(101~134頁) 。査読あり。 | |
9 | Perceptions of Value in Japanese English Education: Self-Reflections of ALTs on the JET Programme | 単著 | 2018-11-00 | Asian Journal of English Language Teaching 27巻 (The Chinese UP) | 日本の英語教育におけるALTの目的意識と価値観に関する自己評価をアンケートで調査した。その結果、ALTは自分が学生の英語力向上に貢献していると感じながらも、コミュニカティブな教え方を実施する機会が足りないと感じていることが分かった。29頁(83~111頁) 。査読あり。 | |
10 | Reframing foreign language learning as bilingual education: epistemological changes towards the emergent bilingual | 単著 | 2018-11-00 | International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 21巻8 号(Routledge) | 本論文は、「萌芽的バイリンガル」の枠に外国語学習者を含めることができるよう範囲を広めようとした。トランスランゲージングを枠組みとし、外国語学習者をバイリンガルとして認める重要さを強調し、外国語教育に関する認識論の変更を要求した。8頁(1041~1048頁) 。査読あり。 | |
11 | The role of translanguaging in the multilingual turn: Driving philosophical and conceptual renewal in language education | 共著 | 2018-12-00 | EuroAmerican Journal of Applied Linguistics and Languages 5巻2号(E-JournALL) | まず近年の応用言語学の「多言語への転回 」に至った原因について批判的に論考した。次に、教室におけるトランスランゲージングの使用が、多言語への転回の現在と将来の発展に対して重要だと論じた。共著者: Josh Prada、Blake Turnbull。共同研究につき、本人担当部分のみの抽出は不可能。16頁(8~23頁) 。査読あり。 | |
12 | Translanguaging in Japan: Perspectives and potentials in EFL academic and creative writing (博士論文) | 単著 | 2019-03-00 | 京都大学 | 本論文は、以下の3点を主な目的として研究を行った。まず、英語教育が日本人のアイデンティティに与える影響について、 次に、 学術的・創造的な外国語文章における日本人英語学習者のトランスランゲージングの効果、最後に、英語教育における日本語の使用に関する日本人英語学習者と教師の意見と、日本の英語教育におけるトランスランゲージングのアプローチの理論的可能性を研究した。総頁数274頁。 | |
13 | Translanguaging in the planning of academic and creative writing: A case of adult Japanese EFL learners | 単著 | 2019-04-00 | Bilingual Research Journal 42巻2号(The National Association for Bilingual Education) | 学術的・創造的な外国語文章における日本人英語学習者の、トランスランゲージングの効果を調査した。外国語文章の計画を立てる際にトランスランゲージングを使用させた学習者は、言語知識と経験不足によって生じる言葉の誤用が少なくなり、より簡潔で形の整った文章が書けることが分かった。20頁(232~251頁) 。査読あり。 | |
14 | Looking at foreign language education from a bilingual perspective: Practices, principles, and pedagogies | 単著 | 2019-08-00 | Educational Bilingualism: New Language Pedagogy (Cambridge Scholars) | L2使用を外国語教育の目標とし、学習者を最初からバイリンガルとして認める必要性を唱えた。伝統的な外国語教育とバイリンガル教育を検討し、外国語教育をバイリンガル教育として考え直すためにはどのような教育方法や学習戦略を使えば良いかを提案した。編者:Natalia Gunina & Radislav Millrood。本人担当21頁(27~47頁)。 | |
15 | Towards new standards in foreign language assessment: learning from bilingual education | 単著 | 2020-04-00 | International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 23巻4号(Routledge) | 本論文は、外国語のアセスメントが、英語だけではなく学習者が言語レパートリー全体を使用できるかを、評価すべきだと論じた。バイリンガル教育におけるホリスティックアセスメントの要素と、それをどのように外国語教育で用いるのが良いかを検討した。 11頁(488~498頁) 。査読あり。 | |
16 | Beyond bilingualism in Japan: Examining the translingual trends of a ‘monolingual’ nation | 単著 | 2020-08-00 | International Journal of Bilingualism
24巻4号(SAGE) |
本論文では、ビジュアル・エスノグラフィーのアプローチにより、日本社会のバイリンガル性を示す写真資料を検証した。その結果、日本がバイリンガルであることを証明する具体的なバイリンガル実践の証拠が多数得られた。17頁(634~650頁) 。査読あり。 | |
17 | Am I bilingual? Reporting on the self-reflections of Japanese EFL learners | 単著 | 2021-05-00 | International Journal of Bilingualism 25巻5号(SAGE) | 日本人英語学習者を対象に、バイリンガルになることの定義や過程についての意見をアンケートで調査した。その結果、参加者のほとんどが自分をバイリンガルであるとは考えていないことがわかった。外国語学習者にバイリンガルであることを自覚させる教育の必要性を示唆した。22頁(1327~1348頁) 。査読あり。 | |
18 | Bilingualism in Japan: Recognition for an Uncelebrated Concep | 単著 | 2021-05-00 | Celebrating 30 Years of Multilingualism and Multiculturalism in Japan
(JALT Bilingualism SIG) |
言語的、社会的、政治的観点から見た日本におけるバイリンガリズムについて考察した。自分をバイリンガルだと考える日本人が少ない理由を検討した上で、日本のバイリンガリズムを定義し、日本がバイリンガルの地位に値する社会であることを説明した。編者: Diane Lamb-Obara, Christie Provenzano, & Alexandra Shaitan。 本人担当6頁(7~12頁) 。 | |
19 | Emergent Bilingualism in Foreign Language Education | 共著 | 2022-01-00 | Research Questions in Language Education and Applied Linguistics: A Reference Guide (Springer) | 外国語教育における萌芽的バイリンガル性の認識を提唱する。最初に、文献に基づきこのトピックの要約をし、重要なリサーチクエスチョンを10個提案した。次に、文献解題をし、推奨図書を5個レビューした。編者: Hassan Mohebbi & Christine Coombe。共著者: Pat Moore、Blake Turnbull。共同研究につき、本人担当部分抽出不可能。5頁(195~199頁)。 | |
20 | The Role of Learners’ Native Language in EFL Self-Efficacy Beliefs: An Exploratory Study | 単著 | 2022-08-00 | Journal of Linguistics and Language Teaching 13巻1号(Tinnefeld) | 日本人の英語学習者のL1使用とL2学習における自己効力感に関してアンケート調査した。その結果、日本語の使用は、英語のスピーキングとリスニングの技能よりも、リーディングとライティングの向上に役立つと考える大学生が多いことが分かった。28頁(1~27頁) 。査読あり。 | |
21 | Translanguaging in the world language classroom: Towards epistemological and practical change | 単著 | 2023-10-00 | Honing our craft: World language teaching today. | 言語教育におけるトランスランゲージングを検討し、学習者の多様な言語能力を認識し、考え方の転換と教室の変革を提唱した。歴史的背景、理論的洞察、活動例、教師のためのガイダンスを提供した。 編者: Florencia Henshaw & Kim Potowski。17頁(210~227頁)。 | |
22 | What does the research really say? Debunking the myths of raising bilingual children in Japan. | 単著 | 2023-12-00 | The Japan Journal of Multilingualism and Multiculturalism | 日本におけるバイリンガル育児に関する神話を取り上げた。典型的な家族間でのやりとり、乳幼児期のバイリンガリズムに関する研究、親の談話戦略、日本の教育制度における課題などを説明した。14頁(39~53頁) 。査読あり。 | |
23 | The reflective positioning of Japanese EFL students in the negotiation of their own emergent bilingual identities | 単著 | 2024-01-00 | International Journal of Bilingual Education and Bilingualism | 日本人の英語学習者のアイデンティティ交渉について、多理論的アプローチを用いたアンケート調査を行った。その結果、英語学習歴が長いこと、習熟度が高いこと、グローバル志向の学習をしていることが、英語圏コミュニティへの帰属意識と相関していることがわかった。12頁(1~13頁) 。査読あり。 | |
以上23点 | ||||||
Ⅲ 口頭発表・その他 | ||||||
1 | The effects of L1 and L2 group discussions in L2 reading comprehension | 口頭発表 (一般発表) | 2014-11-00 | Applied Linguistics in Aotearoa New Zealand (ALANZ) Annual Symposium第19回大会 (於Auckland University of Technology、New Zealand) | L2の読解を深めるためにL1とL2を用いた3通りのグループのディスカッションを行い、効果を検討し、発表した。結果的に、L1を用いてディスカッションを行ったグループの方がL2の読解に良い影響を及ぼすことが分かった。発表時間 30分 。 | |
2 | Translanguaging discussion groups in L2 reading comprehension | 口頭発表 (一般発表) | 2015-11-00 | ALAA/ALANZ/ALTAANZ学会第4回大会 (於University of South Australia、Australia) | L2の読解を深めるために トランスランゲージングで行ったグループのディスカッションの効果を調査し、発表した。結果的に、 トランスランゲージングを用いたグループの方が高度な処理や読解の技術を使っていたことが分かった。発表者:Blake Turnbull, Moyra Sweetnam Evans。発表時間 30分 。 | |
3 | Pre-service ESL teachers’perspectives of L1 use in the L2 classroom | 口頭発表 (一般発表) | 2015-11-00 | ALAA/ALANZ/ALTAANZ学会第4回大会 (於University of South Australia、Australia) | L2学習時におけるL1に関して、教員養成を受けている英語講師の意見について発表した。調査した結果、講師がL1の使用をあまり認めていないことが分かった為、教員養成カリキュラムでL1の役割についての知識をより深く学ぶことを推奨した。発表時間 30分 。 | |
4 | The potential for translanguaging in TEFL in Japan | 口頭発表 (一般発表) | 2016-11-00 | The Japan Association for Language Teaching (JALT) (全国語学教育学会)第42回年次国際大会 (於WINC Aichi、名古屋市) | 日本の英語教育におけるトランスランゲージングを新しい教育方法として検討し、発表した。日本人としてのアイデンティティを保ちながら日本人英語学習者の英語力を高める可能性があると分かった。発表時間 25分 。 | |
5 | O. Garcia & L. Wei, Translanguaging: Language, Bilingualism and Education (Palgrave MacMillan, 2014) | 書評 (単著) | 2016-11-00 | JALT Journal 38巻1号(The Japan Association for Language Teaching) | 教育へのトランスランゲージング・アプローチについて認識論的、理論的観点から批判的に分析し、それが従来のモノリンガル言語教育の概念にどのように異議を唱えているかを検証した同書を書評した。5頁(63~67頁) 。 | |
6 | Translanguaging in Japan: What is it and how can it help? | 特別講演(招待発表) | 2017-01-00 | JALT京都支部研究発表会 (於キャンパスプラザ京都、京都市) | トランスランゲージングの概念について詳しい説明を発表した。日本人としてのアイデンティティを保ちながら、日本人英語学習者の英語力を高めることができる新しい教育方法のアクティビティなどを具体的に提案した。発表時間 45分 。 | |
7 | Learner perspectives on EFL education and identity | 口頭発表 (一般発表) | 2017-11-00 | JALT第43回年次国際大会 (於Tsukuba International Congress Center、つくば市) | 日本における英語教育は日本人のアイデンティティにどのような影響があるかについて発表した。日本人英語学習者は、日本語はアイデンティティの一部だと認識している為、英語の授業から除去することは否定的な影響があると考えていることが分かった。発表時間 25分 。 | |
8 | When am I bilingual? Self-reflections of Japanese EFL learners | 口頭発表 (一般発表) | 2018-05-00 | 第17回JALT PanSIG大会 (於東洋学園大学、東京) | バイリンガルになる過程に対する日本人英語学習者の意見について検討し、発表した。調査の結果、ほとんどの参加者は自分のことをバイリンガルとして考えておらず、2言語使用という概念は手が届かない目標だと考えていることが分かった。発表時間 25分 。 | |
9 | R. Forman, First and Second Language Use in Asian EFL (Multilingual Matters, 2016) | 書評 (単著) | 2018-07-00 | International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 21巻6号 (Routledge) | タイの英語教育における教師の第一言語使用について、「実践」、「アイデンティティの創造」、「グローバル英語教育領域に関する問題」の3つの観点から批判的に検討した同書を書評した。3頁(777~779頁) 。 | |
10 | Effects of translanguaging in planning EFL writing | 口頭発表 (一般発表) | 2018-11-00 | JALT第44回年次国際大会 (於Shizuoka Convention & Arts Center、静岡市) | 学術的・創造的な外国語文章における日本人英語学習者のトランスランゲージングの効果について発表した。外国語を用いた文章を計画する際に、トランスランゲージングを使用した方がより簡潔で形の整った文章が書けることが分かった。発表時間 25分 。 | |
11 | Hidden bilingual trends in Japanese society | 口頭発表 (一般発表) | 2019-05-00 | 第18回JALT PanSIG大会 (於甲南大学、西宮市) | 写真資料から日本の社会にあるバイリンガル実践の様々な証拠について発表した。日本が1か国語しか使用していない国だという不正確な概念から離れ、トランスリンガル実践が言語豊かな日本の現代社会を創造している事への関心を高めようとした。発表時間 25分 。 | |
12 | O. García and J. A. Kleifgen, Educating Emergent Bilinguals: Policies, Programs and Practices for English Learners (Teachers College Press, 2018) | 書評 (単著) | 2019-08-00 | International Journal of Multilingualism 16巻3号(Routledge) | 社会言語学、心理言語学、教育カリキュラムと評価の研究に基づき、政策、プログラム、実践の観点から、萌芽的バイリンガルの教育の複雑さを批判的に検証した同書を書評した。2頁(375~376頁) 。 | |
13 | O. García, S. Ibarra Johnson, and K. Seltzer, The Translanguaging Classroom: Leveraging Student Bilingualism for Learning (Caslon Inc., 2016) | 書評 (単著) | 2019-09-00 | International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 22巻5号(Routledge) | 言語教室におけるトランスランゲージング教育法のコンセプトを批判的に分析し、特にトランスランゲージングの枠組みを通して、教員の指導方法と生徒の学習方法を再解釈した同書を書評した。2頁(639~640頁) | |
14 | Re-working AET & JTE classroom relations: Towards multilingual goals | 特別講演(招待講演) | 2019-11-00 | 京都市教育委員会Municipal AJET 2019–2020 AET and JTE Skill Development Conference (於京都府総合教育センター、京都市) | 日本の英語教育におけるALTとJTEのチームティーチングについて発表した。ALTのコミュニカティブ・アプローチへの要望とJTEの受験英語への要望のバランスをとるために、トランスランゲージングの実践に向けたコラボレーションの必要性を示唆した。発表時間 45分 。 | |
15 | Perceptions of value amongst ALTs on the JET Programme | 口頭発表 (一般発表) | 2020-11-00 | JALT第46回年次国際大会 (オンライン開催) | 日本の英語教育におけるALTの目的意識と価値観に関する自己評価について発表した。調査の結果、ALTはコミュニカティブな教え方を実施する機会が不足していると感じていることが分かった。発表時間 25分 。 | |
16 | Japanese EFL learners’ perceptions of their own bilingualism | 口頭発表 (一般発表) | 2021-05-00 | 第20回JALT PanSIG大会 (オンライン開催) | 日本人英語学習者のバイリンガル性に対する意見について発表した。自分のことをバイリンガルだと考える英語学習者は僅かしかいなかった為、教育者は学習者自身がすでにバイリンガルである事を伝え、それを彼らに認識させるべきだと提案した。発表時間 25分 。 | |
17 | M. Rabbidge, Translanguaging in EFL Contexts: A Call for Change (Routledge, 2020) | 書評 (単著) | 2021-05-00 | Applied Linguistics オンライン先行発表 | 韓国の小学校におけるトランスランゲージング教育法と学習戦略の適用、およびそれらの外国語学習への影響を批判的に検証した同書を書評した。5頁(1~5頁) 。 | |
18 | D. Fu, X. Hadjioannou, and X. Zhou, Translanguaging for Emergent Bilinguals: Inclusive Teaching in the Linguistically Diverse Classroom (Teachers College, 2019) | 書評 (単著) | 2021-07-00 | Japan Journal of Multilingualism and Multiculturalism 27巻1号(Japan Association for Language Teaching Bilingualism-Sig) | トランスランゲージングの枠組みを通して、米国の言語学教室における生徒の萌芽的バイリンガル教育の発展、進化、現実を批判的に検証した同書を書評した。4頁(55~58頁) 。 | |
19 | Uncovering the bilingualism of Japan’s linguistic landscape: Here and now | 特別講演(招待発表) | 2021-11-00 | JALT第46回年次国際大会, BSIGフォーラム (オンライン開催) | 写真証拠により様々な観点から見た日本のバイリンガリズムについて発表した。日本のバイリンガリズムを定義し、日本がバイリンガルな社会である理由を説明した。発表時間 30分 。 | |
20 | Translanguaging and emergent bilinguals in Japanese EFL education | 特別講演(招待講演) | 2021-11-00 | 同志社大学グローバル地域文化学部FD研究会 (オンライン開催) | 大学教員のFDにて、トランスランゲージングを概念的な起源から英語教室での応用まで発表した。また、学習者の多言語性の発達におけるトランスランゲージングの役割と、生徒の萌芽的バイリンガル性を伸ばすための教育法について説明した。発表時間 60分 。 | |
21 | Ed. City University of New York-New York State Initiative on Emergent Bilinguals, Translanguaging and Transformative Teaching for Emergent Bilingual Students: Lessons from the CUNY-NYSIEB Project (Routledge, 2021) | 書評 (単著) | 2022-08-00 | International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 25巻7号(Routledge) | CUNY-NYSIEBの活動を批判的に分析し、理論としてのトランスランゲージングが最初どのような実践から生まれ、萌芽的バイリンガルの学習を正当化するために再文脈化したかを検証した同書を書評した。4頁(2729~2732頁) 。 | |
22 | The Bilingual Reality of EFL Classrooms | 口頭発表 | 2023-05-00 | 第22回JALT PanSIG大会 (於京都産業大学、京都市)
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日本がモノリンガルであるという認識に疑問を投げかけ、日本の英語学習者がバイリンガルであることを強調した。英語の授業においてこの現実を認め、多言語環境の利点を強調し、トランスランゲージングの実践を促進することを提唱した。発表時間25分。 | |
23 | Translanguaging as a theory of language for Japanese EFL education | 特別講演(招待講演) | 2023-06-00 | Kobe JALT大会 (於神戸学院大学、神戸市) | トランスランゲージングをめぐる誤解と英語の授業におけるその応用について取り上げた。トランスランゲージングとコード・スイッチングの違いを強調し、学習、アイデンティティ、社会正義への影響について論じた。さらに、言語の心理言語学的現実と、萌芽的バイリンガルとしての学生の言語能力について検討した。発表時間60分。
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24 | Translanguaging in Japan for linguistic diversity, equality, and inclusion | 特別講演(招待講演) | 2024-04-00 | University of Tokyo Diversity Cafe大会 (於東京大学、東京都) | トランスランゲージングを単なる言語の切り替えだけではないことを明らかにし、話者のレパートリーにおける言語間のダイナミックな相互作用を主張した。日本の大学における学生の学習、コミュニケーション、アイデンティティ形成、社会正義をサポートするために、この理解を認識し、活用することの重要性を強調した。発表時間60分。 | |
以上24点 |