教育研究業績の一覧

大関 綾
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 学生コメントの回収・フィードバック 2019-09-00 ~ 毎週、授業後に出席確認を兼ねたコメントペーパーを配布し、学生の感想や質問を受け付け、次回授業時に補足説明や質問への回答を行っている。また学生から授業内容や授業の進め方に関する意見・要望が出た場合は、可能な限り対応している。(これまで全ての担当講義)
2 各授業時間の確認テストの実施 2019-09-00 ~ 神戸学院大学人文学部における教職課程の教科に関する科目(基礎国語Ⅱ)において、学生が苦手とする古典文法の知識定着のため、講義開始時には「書き込み式で確認する古典文法の基礎」を用いた確認テスト、講義終了時には講義内容を基にした小テストを行い、毎回採点を行い返却している。これにより講義の予習・復習の時間が増加した。(前年度との授業アンケート比較による。)2020年度以降は小テストをwebテスト化(e-learningシステムを活用)し、遠隔授業にも対応している。
3 遠隔授業の工夫 2020-04-00 ~ ・視覚的情報を活用するため、PowerPointのアニメーション効果を利用し、音声を入れた動画作成。(京都大学「東洋文化学系ゼミナール」・京都薬科大学「京都学」・神戸学院大学「基礎国語Ⅱ」)
・聴覚ハンディキャップを持つ学生に対応するため、講義者の姿(口元がうつる様に)を入れた講義動画の編集・作成〔Adobe Premiere Rushの使用〕・YouTubeの字幕機能の活用。(神戸学院大学「基礎国語Ⅱ」)
・通信環境が整備されていない学生への配慮として、エッセイ課題に対して個別に添削・PDFファイルでの返却。(京都精華大学「ことば演習」)
・学生の変体仮名習得のため、ペンタブレットを用いた画像編集、動画作成。(佛教大学「文献学入門」)
・著作権の問題に対応するため、講義中に扱う作品の本文(翻刻)作成。(京都大学「東洋文化学系ゼミナール」・神戸市外国語大学「日本文学論入門」)
2 作成した教科書、教材、参考書
1 京都大学日本学サマースクール2018テキスト(日本史学・国語学国文学・美術史学・考古学編) 2018-07-30 日本の人文学研究を志す外国人学生の支援・交流を目的とした「京都大学サマースクール2018」で、参加者に配布したテキスト。国語学国文学「日本文学史概説」のうち「近世文学」項、「展示書略解題」の「⑨本朝桜陰比事」「⑩其由縁鄙俤」項の執筆を担当した。
国語学国文学・分担執筆者:大関綾・岡村弘樹・小河原敏夫・鎌田智恵・河村瑛子・黄一丁・白方佳果・白渓
2 書き込み式で確認する 古典文法の基礎 2019-09-14 古典文学を学習する上で必須となる古典文法をまとめた参考書。神戸学院大学人文学部における教職課程の教科に関する科目(基礎国語Ⅱ)で用いた。
共著者:中村健史、鎌田智恵、大関綾
3 書き込み式で学ぶ国文学史の基礎 古典編 2023-03-27 担当範囲:第10課1~4、第11課6、第12課2
出版者・発行元:デザインエッグ社

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3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
1 学びコーディネーター(高大連携事業)としての活動 2016-11-15
~2016-11-22
「『源氏物語』のパロディ『偐紫田舎源氏』を覗いてみよう」と題し、静岡理工科大学星陵高等学校/大阪府立三国丘高等学校の生徒に対して講義を行った。
2 アクティブ・ラーニングとしての「ことば演習」実践研究 2017-03-00 京都精華大学人文学部における初年次教育の必修科目で開講2年目の「ことば演習」に関する教育実践研究報告書(2016年度京都精華大学 学長指定課題研究費による)。「ことば演習」は学生が社会的な関わりの中で自らについて語る、社会的な言語の獲得を目指すもので、演習(実技)を通して、書くことのみならず、読む、聞く、話す力を身につけることを目的とする。申請者は教室運営に携わり、演習前後のミーティングで改善点などの所感を述べた。また、本報告書にも所見を記した。
本人執筆:「3.授業運営について 3.1授業担当者所見」2頁(182~183頁)
研究代表者:是澤範三、研究協力者:高橋伸一、小林雄一、山田昇平、野澤真樹、人形寺英利子、堤万里子、成田真也、佐々木亮、竹内淳之介、大関綾
3 学びコーディネーター(高大連携事業)としての活動 2017-11-16 「『児雷也豪傑譚』から「NARUTO」へ」と題し、千葉県立船橋高等学校の生徒に対して講義を行った。
4 学びコーディネーター(高大連携事業)としての活動 2018-06-10
~2018-12-22
滋賀県教育委員会との連携協定に基づく高大連携事業/京都大学くすのきセミナーin福岡 において、高校生に向け国文学における諸問題に関する講演を行った。
4 その他教育活動上特記すべき事項
1 生涯学習講座のコーディネート 2020-00-00 京都府立大学京都和食文化研究センターにおける生涯学習事業(和食文化連続講座)において、講座の設計および収録・動画編集などを行い、受講生へオンデマンド配信を行った。
2 リカレント講座のコーディネート 2020-00-00 京都府立大学京都和食文化研究センターにおけるリカレント学習事業(食関連産業人材育成リカレント講座)において、講座の設計および収録・動画編集などを行い、受講生へオンデマンド配信を行った。
B 職務実績
1 学術雑誌の編集補助 2016-04-00
~2017-06-00
学術雑誌、京都大学文学部国語学国文学研究室編『國語國文』・『國語國文――大谷雅夫教授退職記念特輯』(臨川書店刊)の編集補助を行った。
2 外部資金の獲得(科学研究費助成事業;研究代表者) 2018-04-00
~2020-03-00
科学研究費助成事業(特別研究員奨励費)「長編合巻の「嗣作」について」(研究課題番号:18J13177)の研究代表者として、長編合巻を特徴づける作法である、作品を別の人物が書き継ぐ「嗣作」について、書誌や作者、作品内容などから調査・研究を行った。
当研究費の成果として、博士論文「長編合巻の嗣作に関する研究――柳下亭種員の作品を中心に――」がある。
3 外部資金の獲得(公益財団法人三菱財団 人文科学研究助成;研究分担者) 2020-10-00
~2022-09-00
公益財団法人三菱財団 人文科学研究助成「江戸時代の古典籍に描かれた和食文化の研究」(研究代表者:母利司朗)において、江戸時代の文芸(俳諧、小説類)の記述を中心に、料理本なども調査対象に含め、和食文化の変化などを研究している。
当研究費の成果として共著「江戸時代の文芸と唐辛子」(『和食文化研究』第4号掲載決定)があり、他に母利司朗著「俳諧の季語と和食 ―夏の甘酒、冬の甘酒―」(『和食文化学入門』臨川書店、2021年3月)に情報提供を行った。
4 研究資金の獲得(令和3年度4大学連携研究(公募型)支援費;研究分担者) 2021-07-00
~2022-03-00
京都薬科大学、京都府立大学、京都府立医科大学、京都工芸繊維大学の4大学間の学術連携のための研究費。「空海の遺志を継ぐ江戸期の学匠たち:戒律文献の実見調査と解読」(研究代表者:京都薬科大学 岸野亮示)というテーマにおいて、江戸時代に高野山で出版された戒律文献の調査を中心に学術交流を行う。申請者は江戸時代の出版文化や当時の地誌に描かれた寺社の研究を分担する。
5 外部資金の獲得(公益財団法人味の素食の文化センター 2022年度食の文化研究助成;研究代表者) 2023-04-00
~2024-03-00
6 外部資金の獲得(公益財団法人サントリー文化財団 学問の未来を拓く;研究分担者) 2023-10-00
~2024-09-00
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2014-04-00~0000-00-00 日本近世文学会
2 2014-04-00~0000-00-00 京都近世小説研究会
3 2014-09-00~0000-00-00 演劇研究会
4 2015-04-00~2017-03-00 演劇研究会 会計担当
5 2016-04-00~0000-00-00 日本文学協会
6 2017-05-00~2019-04-00 演劇研究会 会報編集担当
7 2018-10-00~0000-00-00 和食文化学会
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 和食文芸入門共著 2020-09-00臨川書店 (本人担当箇所概要)現在では異なる意味で用いられる「即席料理」という語に着目し、江戸時代の「即席料理」がどのような提供形態であったのかを、即席料理を題に冠する噺本や黄表紙作品などを分析することで、その特徴を明らかにした。その結果、会席料理の一人ずつ提供する形式ではなく、大皿などで提供するもので、現在の仕出し料理や割烹料理屋に続く提供形態に大きく関与することがわかった。
総頁数284頁
本人担当:「黄表紙にみる「即席料理」」18頁(225~242頁)
編者:母利司朗、共著者:高橋亨、安達敬子、伊藤信博、藤原英城、中村真理、冨田和子、小林孔、岡本聡、石塚修、野澤真樹、大関綾、早川由美、畑有紀

2 東海道五十三次をよむ共著 2020-10-00三弥井書店 (本人担当箇所概要)東海道五十三次の中で唯一の海上航路である、熱田・桑名間の七里の渡しについて、史料や日記、文学作品など様々なジャンルに記された記述を基に、どのような船旅が行われたのかを考察した。特に航海中に船を乗り換える行為について、日本人と外国人とでは捉え方が異なっていたことなどが明らかになった。
総頁数287頁
本人担当:第三章-1「七里の渡し、どんな船旅だったのか?」15頁(150~164頁)
編者:鈴木健一、共著者:藤沢茜、関原彩、古庄るい、壬生里巳、田代一葉、永田英理、藤井史果、大関綾、吉丸雄哉、久岡明穂、田中仁、鈴木宏子、千野裕子、毛利香奈子、赤井紀美、斎藤優香
以上2点
Ⅱ学術論文
1 『自来也説話』における「自来也」像 単著 2018-06-00『読本研究新集』
第10集(読本研究の会)
査読あり。読本『自来也説話』は当初5巻6冊で刊行される予定であり、後編の刊行は想定されていなかった。前編の序文と後編の序文とでは、自来也が「義賊」であるか、単なる「悪人」であるかで差異が生じている。このことから、長編化した要因が「自来也」の造形にあると考え、その造型を分析することにより、前・後編において自来也がモデルとした人物が異なり、当時流行した歌舞伎などの影響で善悪に変化が生じたことを結論づけた。[17頁(85~102頁)]
2 『青陽石庁礎』二・三編の校閲について 単著 2019-04-00『京都大学國文學論叢』第41号(京都大学大学院文学研究科国語学国文学研究室) 査読あり。合巻『青陽石庁礎』の稿本と刊本は他作品に比べ、異同が多い。『青陽石庁礎』と同じ時期に製作された『今様伊勢物語』は校閲者の笠亭仙果が作者として名が挙がり、序を書き換えて刊行された。『青陽石庁礎』の異同の特徴を四つに大別すると、作者とは別人の手によるのであろう校訂の特徴がみられ、校閲者の姿勢やその癖も明らかになった。そして、その癖が柳下亭種員のものである可能性を指摘した。[13頁(15~27頁)]
3 【翻刻】国立国会図書館蔵『大食寿之為』

単著 2019-12-00『和食文化研究』 
2号(和食文化学会)
査読あり。稀覯本である黄表紙『大食寿之為』を読みやすいように漢字仮名交じりで翻刻した。また、特徴的な語彙について、当時の他文献と比較し考察を加えた。具体的には、作中で描かれる「大食」が当時どのように考えられていたのか、作中に登場する漢方薬は作品にどのような効果をもたらしたのかを考察し、黄表紙ならではの表現方法を分析した。[14頁(43~56頁)]
4 日本食文化史研究の基礎的史料について 共著 2019-12-00『京都府立大学学術報告(人文)』第71号(京都府立大学) 査読なし。日本食文化史研究を行うにあたり、基本的な史料の解説および記述内容の分析を行った。
[総頁数99頁(17~116頁)]
[本人担当:Ⅴ-二「居酒屋・茶屋」6頁(63~68頁)]
代表:原田信男、分担執筆者:吉野亨、美馬弘、井上真美、熊倉功夫、鎌谷かおる、竹貫友佳子、橋爪伸子、大関綾、野澤真樹、橋本周子、張凌志、山本智代
5 『童謡妙々車』の長編構成について 単著 2020-01-00『國語國文』第89巻第1号(臨川書店) 査読あり。合巻『童謡妙々車』の初編・二編早印本に付される「開板標目」から本作の構想が数年前からあったことがわかり、その構想がどのようなものだったか、そこから引き継がれた趣向や変化があった趣向について同時代的な背景も含めて考察した。さらに本作中にも趣向の転換点があることから、その変化を分析することで、本作の長編化が可能になった理由およびその当時の読者が合巻に求めた趣向について明らかにした。[20頁(40~59頁)]
6 長編合巻の嗣作に関する研究――柳下亭種員の作品を中心に――(博士論文)単著 2021-03-00京都大学 複数の作者によって書き継がれた長編合巻は、全体の統一性を欠き、文学的価値が低いとされてきた。しかし、作者が交代(嗣作)してもなお長く刊行が続いたのは、当時の読者の間で好評を博したからであろう。これらの作品を分析することは、当時の読者の嗜好や、ひいては世相を明らかにすることにつながる。そこで、幕末期、多くの嗣作作品に関わった柳下亭種員という戯作者を対象に、その嗣作ないし長編化の方法の解明を試みた。[187頁]
7 『児雷也豪傑譚』における各編の作者と「嗣作」 単著 2021-04-00『京都大学國文學論叢』第44号(京都大学大学院文学研究科国語学国文学研究室) 査読あり。合巻『児雷也豪傑譚』は当時多くの読者を獲得した人気作品であった。そのため、複数の作者が書き継ぐ「嗣作」が行われたが、誰がどの編より書き継いだかはこれまで曖昧であった。それぞれの趣向が誰の手によるものかは作品を論じる上で重要な基礎情報である。書誌学的な考察では判然としないため、内容の齟齬に着目し、各編の作者が誰なのかを推定し、特に本作を長編化するための新たな趣向を加えた作者について考察した。[13頁(1~13頁)]
8 江戸時代の文芸と唐辛子 共著 2021-12-00『和食文化研究』
4号(和食文化学会)
査読あり。唐辛子が日本に伝来した以後の江戸時代における伝播の様子、唐辛子にたいする人の思いを江戸時代の文芸資料を通して明らかにした。江戸時代の半ば以降には、唐辛子は大量生産・大量消費の時代を迎え、文芸上にもその様が詳しく描き出される。その中で唐辛子は「辛い」の代名詞となり、文芸の上では擬人化されるほどに馴染みの身近な食材になっていくことを示した。
[総頁数26頁(12~37頁)]
[本人担当:第四~七章 12頁(24~35頁)]
母利司朗、大関綾
9 和食料理店をとりまく状況と建物・しつらいの変化の実態共著 2023-12-00『和食文化研究』6号
10 京料理屋における仲居・女将による料理の説明のエスノメソドロジー研究共著 2023-12-00『和食文化研究』6号
11 京料理屋における「しつらい」の解読―江戸時代の「共通認識」を手がかりに単著 2023-12-00『和食文化研究』6号
12 江戸時代の酒の味はどのように表現されたか ― 俳諧と戯作から ―共著 2024-03-00『酒史研究』第39号
以上12点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 翻刻『よみ売三巴』翻刻(共著) 2015-03-00『同志社国文学』第82号(同志社大学国文学会) 査読なし。近松半二作の浄瑠璃『よみ売三巴』(近松門左衛門『曽根崎心中』の改作物)の丸本(大阪府立中之島図書館蔵、七行四十丁本)を通用の字体に改め、読みやすいよう校訂し、活字化したもの。申請者は「蜆川の段」の翻刻を担当した。
[32頁(156~187頁)]
[本人担当:「蜆川の段」6頁(178~183頁)]
代表:山田和人、分担執筆者:大関綾、小枝史佳、小林奈央、坂上杏野、竹田有佳、安川絢菜、余田智恵美
2 『児雷也豪傑譚』作者考―一筆庵主人から柳下亭種員への嗣編の問題を中心に―口頭発表(一般発表) 2017-06-00第132回 日本近世文学会春季大会(於東京女子大学、杉並区) 元来、合巻『児雷也豪傑譚』は、はじめの作者美図垣笑顔が読本『自来也説話』に基づき構想した作品に12編からの作者・柳下亭種員が新たな趣向を取り入れ、長編化させたとされてきた。11編は作者一筆庵主人(渓斎英泉)没後に刊行されており、一筆庵は草稿執筆時にも体調が芳しくなかったことがわかっているため、11編の著述に柳下亭種員が加わり、新たな趣向取り入れの準備を行った可能性を後の編との関係から論じた。[発表時間25分]
3 一筆庵主人没後刊の合巻作品について―『青陽石庁礎』稿本と刊本の比較を通して―口頭発表(一般発表) 2018-12-00京都大学国文学会平成30年度 国文学会(於京都大学、京都市) 合巻『青陽石庁礎』には一筆庵主人の没後に刊行された編の一筆庵主人自筆稿本が残る。刊本との異同を概観すると、他の作品と比べ、多くの異同が認められる。さらに、一筆庵主人の没後刊の編より構想の変化が見られることや、異同の内容に一定の特徴がみられることから、作者の没年直前に別の人物(4編から携わる柳下亭種員)が作品に関わっていた可能性を論じた。[発表時間20分][発表要旨 『京都大学國文學論叢』第41号(2019年4月 2頁(129~130頁))]
4 潁原文庫目録目録(共著) 2019-03-00『潁原文庫選集』
第10巻(臨川書店)

京都大学文学研究科図書館に所蔵される潁原文庫本3783点のうち、近世以前の古典籍資料を中心とした目録。申請者は下記の分類の書目475点の目録原稿作成・校正およびそれらにともなう原本調査を行った。
総頁数118頁
本人担当:「Pl滑稽本~Po合巻」16頁(89~104頁)
編者:京都大学文学部国語学国文学研究室、目録原稿作成:河村瑛子、久堀裕朗、高橋圭一、土居文人、中村真理、野澤真樹、長谷川千尋、藤原英城、三原尚子、母利司朗、大関綾、鈴置怜子、田丸智理、崔瑞恩、名手幸穂、宮武衛、渡辺悠里子
5 〈京都大学文学/研究科図書館〉濱田啓介文庫目録目録(共著) 2020-03-00『読本研究新集』
第11集(読本研究の会)
査読あり。京都大学文学研究科図書館に所蔵される濱田啓介文庫の悉皆書誌調査を基に当該文庫の目録を作成した。
[38頁(137~174頁)]
代表者:大髙洋司、調査参加者:伊與田麻里江・大関綾・紅林健志・野澤真樹・牧野悟資・森藍子・村上義明
6 京料理屋のサービス提供にかんする経験的研究

ポスターセッション 2021-02-00和食文化学会 第3回研究大会(於京都府立大学、京都市、オンライン開催) 京料理屋における高付加価値がいかに形成されているかについてのFW調査中間報告。京料理屋は空間、環境、室礼、接客、パフォーマンスなどに込められた歴史・文化・社会的諸要素にも価値をみとめており、その実態を明らかにする。
発表者:平本毅、松原斎樹、宗田好史、池田維、杉本直子、大関綾

7 和食料理店の建物,しつらえの実態に関する調査研究口頭発表(一般発表、共同) 2022-02-00和食文化学会 第4回研究大会(オンライン開催) 和食料理店では、料理のおいしさ、美しさに加えて、和風の建物、内装、庭、掛け軸、生花などを利用して価値を付加し、サービスを提供している。フィールドワーク調査を通じて、それらの空間のしつらえが視覚、触覚、聴覚を通じて顧客の満足に影響することが推測された。
発表者:松原斎樹・杉本直子・宗田好史・平本毅・大関綾・池田維
8 京都の和食料理店はいかにしてコアコンピタンスを発揮するか口頭発表(一般発表、共同) 2022-02-00和食文化学会 第4回研究大会(オンライン開催) 料亭からカウンター割烹、料理旅館、専門料理店など、京都に立地する17の和食料理店において、文脈的質問法を応用した(料理店が料理提供、もてなし、しつらえなどの諸資源を複合的に活用し、顧客に価値をいかに提供しているかを、顧客の体験に近似した環境を作り出して経験的に調べる)FWの調査報告。
発表者:平本毅・松原斎樹・宗田好史・池田維・杉本直子・大関綾

9 江戸時代の酒の風味と香りの表象 ― 俳諧と戯作から ― 口頭発表(一般発表、共同) 2023-03-04和食文化学会 第5回研究大会 江戸時代の酒にかんする香りや味について、俳諧や戯作で表現される言葉を確認し、当時の人々が酒に対してどのような感覚で接していたのかを明らかにした。
発表者:母利司朗・大関綾
10 和食料理店をとりまく状況と建物・しつらいの変化の実態口頭発表(一般発表、共同) 2023-03-05和食文化学会 第5回研究大会
和食料理店では、料理のおいしさ、美しさに加えて、和風の建物、内装、庭、掛け軸、生花などを利用して価値を付加し、サービスを提供している。フィールドワーク調査や料理店へのアンケート調査を通じて、それらの空間のしつらえがどのように工夫され、和食の付加価値とされているのかを調査した結果を発表した。
発表者:田村圭吾・松原斎樹・杉本直子・宗田好史・池田維・平本毅・大関綾
11 料亭の座敷空間の評価における店主の説明と伝統的文化活動の経験の影響口頭発表(一般発表、共同) 2024-02-00和食文化学会第6回研究大会
以上11点

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