教育研究業績の一覧

谷 哲弥
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 3年生・豆電球に明かりがついたに関する教材についての工夫
(大山崎小学校勤務時、公開授業研究会にて学年で実施)
2007-10-00 電気を通すものは金属であることを学習した後、さびや被膜によって金属面が見つけにくい場合に、どのように金属面をみつけ、電気を通すかどうか探究していく教材を準備して課題提示した。児童は、空き缶をサンドペーパーで磨くなどの活動に意欲的に参加し金属面を見つけた。この工夫で、実感を伴って、身の回りのものに電気を通すものがあることを理解させるようにできた
2 ICT機器を使った授業改善の試み
(向日市立第6向陽小学校勤務時
2014-04-00 ~ ICT機器(パナソニック製デジタルビデオカメラ・ぼうけんくん)を用いて、教材提示(児童に見せたいところをピンポイントで大型モニターに提示する)・作品紹介(大型モニターを使って児童相互の作品鑑賞を一斉に行える)・生物の生態記録撮影(時間経過に沿って、静止画や動画を利用して大型モニターに表示して比較する)・太陽の影記録と再生学習(時間経過に伴うかげの位置の変化を動的な観察記録として提示する)など一斉授業に対する授業改善を行った。
3 理科観察記録に対するポートフォリオ評価の試み 2014-08-00 児童の作成した観察記録カードをポートフォリオ形式で評価を行った。児童自らが良いと思う作品を選び出し、小グループ毎に発表を行い、互いに評価を共有した後、次の観察記録に活かすポイントを書き出して、まとめた。互いの作品交流では、作品の長所を評価するように担任も参加した交流ができた。家庭学習として保護者にも評価を依頼して一部協力を得ることができた。
4 生活科実践に関するアンケート
(乙訓地方教育研究会生活科部会に協力依頼)
2015-08-00 低学年の生活科実践について現場の課題を探ろうとアンケート作成し、約60名の教員の協力を得て、まとめた。その中で、現在の生活科実践は各職場で前年度の実践を引き継ぎ、学校・地域の特色が一定反映されていることが分かった。一方で、新しい教材を求める意見が多くあり、学習指導要領の主旨を活かした生活科を進めるためには、今後の教材研究と実践検討が待たれることが分かった。
5 双眼実体顕微鏡を使った生活科の授業改善
(向日市立第6向陽小学校勤務時)
2015-09-00 低学年児童に、学校備品の双眼実体顕微鏡(ニコン製ファーブルミニ)を使って、小さな種や小さな虫、砂の粒を観察する学習体験を取り入れた。機械の使用に慣れ、集中して観察するようになり、友達同士の教え合いや新しい気付きを生むきっかけとなった。
6 保護者アンケートによる学習課題評価の取り組み
(向日市立第6向陽小学校勤務時、1年生の保護者対象に、学年単位で1回実施)
2015-10-00 学年として、家庭学習の効果的なあり方を探るために、秋の大型連休に「家族で身近な秋見つけ」を課題設定し、その後、保護者に対して「秋みつけの課題に対するアンケート」を実施した。その結果をまとめて、保護者に公開した。大型連休に家族で自然に親しむことへ高い評価を得た。また自然と親しむことが、家庭学習として効果的であることが分かった。
7 6年生教材「大地のつくりと変化」に関する教材及び授業提案の取組
(向日市市立第6向陽小学校勤務時、校内理科部夏季研修会にて、全職員対象に実施)
2017-07-00 地層などの教材が入手困難なことが多い本教材であるための教材や授業の工夫を問題提起した。具体的な活動として、学校敷地のボーリング資料から足下の地面への関心を持たせること・校庭の砂を活用したペットボトルなどを使った堆積実験の進め方・実体顕微鏡を用いた砂や砂鉄などの観察スケッチ・化石原石を使った発掘体験(木の葉の化石)・地震の分布をインターネットで調べる方法・日本で起きている地震を示したペーパークラフトの紹介と作成などを通して、授業を展開することを問題提起して、参加者で討論を行った。感想としては、「単元の導入で様々な道具があることを知りました。学校にあるもので、児童の興味を引き付けることができる部分を参考にしたいと思いました。地層の学習も、実際にみせることでより、理解につながると感じました。」など聞くことができた。
8 模擬授業相談・学習相談 2018-04-00 ~ オフィスアワー以外にも個人研究室・理科室をオープンルームにして、学生の学習相談、生活相談に応えることができるようにしている。
9 双方向オンライン授業の実践と工夫 2020-04-01 ~ 新型コロナ感染症への対策として、4回生・3回生演習ゼミと、初等科教育法(理科)、探求ゼミ1(理科)において、MicrosoftTeamsやZoom等を用いた双方向の授業形態と、大谷大学ユニバーサルパスポートによる課題提示などを取り混ぜて、学生への講義を実施した。
10 自分軸を作るコーチング 2020-10-00 ~ 演習ゼミに於いて、コーチングという手法を用いて、自分らしさに気づくことの重要性を伝えてきて、ビジネスコーチとして、「教育」にも関心を寄せる石川尚子コーチのミニ講演を準備して、学生に自分軸を見つけることと、「学び続ける教員」としての涵養を図る取り組みを進めている。
2 作成した教科書、教材、参考書
1 飼育「カイコガ」と教材としての利用について
(大山崎町立大山崎小学校から
向日市立第6向陽小学校勤務時、
生活科・理科の関連で、学年飼育)
2007-05-00 ~ 理科学習で取り扱う昆虫を多様にするために、教室や廊下のスペースを活用して、カイコガを飼育した。繭を作って、羽化をするカイコガを平たい容器に飼育し、その成長を継続観察した。アゲハやモンシロチョウとは違った様子に児童は新しい発見をした。繭から糸を取るなどの体験も行い、本物の絹糸に触れた。絹糸を活かした人間の知恵や工夫へと発展する可能性が今後考えられる。
2 3年生・かげのでき方と太陽の光に関する教材についての工夫 2011-10-00 太陽ともののかげの長さについて、児童の理解を深めるために、発泡スチロール球を太陽とし、竹ひごを太陽の光線として、太陽の高さとかげの長さの関係を示す自作モデルを考案した。このモデルは、竹ひごの傾きが太陽の光線の傾きを示す。竹ひごの傾きが小さい時は、午前中(実験では午前10時)の太陽を示し、傾きが大きい時は、正午(実験では、12時)の太陽を示す。新規に作ったこのモデルを使って、太陽ともののがけの長さについて説明することにより、児童は、実際の観察結果から太陽の高さとかげの長さの関係を捉えることができた。
3 パワーポイント教材「月の動き」
(大山崎町立大山崎小学校勤務時、
4年 学年単位で実施)
2011-11-00 月の観察を指導する際に、使用したパワーポイント教材。
月の大きさ(直径)は地球の約4分の一であることや、月の満ち欠けの仕組み、月の見える方角(どんな月がどんな方向に見えるか、但し時間を固定して)などを紹介するものである。
この学習の後は、観察しやすい月齢を見計らって、家庭での観察を課題にした。PTA行事として、学校の運動場で月の観察会を行った。10cmの屈折望遠鏡の使い方も指導した。
4 もののあたたまり方における実験の工夫
(向日市立第6向陽小学校勤務時
4年生担任時、学年で実施)
2013-11-00 温められた空気が上昇していく様子をわかりやすくするために、大変薄いビニール袋を2つ縦につないで、長い筒状の袋を作り、下からドライヤーで暖気を満たすと、静かに天井まで上昇することを確かめることができる。体育館では行えば、安全に天井近くまで上昇し、ダイナミックな観察ができる。アルコールを燃やしながら上昇させる実験に比べると、安全で、繰り返し行うことができるため、温められた空気の動きを知る教材として評価できる。
5 生物教材「アゲハチョウ」の飼育環境についての考察
(向日市立第6向陽小学校勤務時
 学年で実施。
2014-05-00
~2014-07-00
3年生理科の昆虫の学習で、飼育観察をよりよく行うために、教室や廊下に飼育スペースを確保して、児童にとって身近な幼虫の飼育環境を整備した。児童は毎日いつでも観察ができる環境により、積極的に昆虫の様子をリアルにとらえることができ、小さな変化にも気付く児童が多くなった。
6 PowerPointによる理科教材紹介スライドの作成 2018-04-01 ~ 初等科教育法(理科)・教科(理科)・探求ゼミ(理科)において、小学校理科の単元についてPowerPointを用いて、学生の講義に対する理解を深めるために講義用のスライドを作成した。
7 月の満ち欠けを理解するための教材作成 2018-10-00 ~ 太陽と地球、月の関係をつかむ目的で、月のモデルを作成した。具体的には、発泡スチロール球を材料として、球全体を黄色と黒色の2色に色分けをした。これらを小さな地球儀のまわりに円形に配置した。小さな地球儀の位置にデジタルカメラを置くことで、地球から月を見ている状態に近いモデルが実現できる。これにより、夕方に見える時の月の形や、満月の時の、太陽と月と地球の関係を説明することができるものである。
8 児童理解を助けるコーチング(ビデオ教材) 2020-10-00 ~ コーチング手法によって、双方向のコミュニケーションを進めることが可能になり、学校現場で児童や保護者・同僚との意思疎通を促すことが可能になるという問題意識から、ビジネスコーチ石川尚子氏の講演とスライドを交えてビデオ教材を作成し、学生への視聴を薦め、内容の改善に取り組んでいる。
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
1 自然や科学技術に関心をもち、それらに意図的に働きかけることのできる児童の育成
~指導と評価の工夫改善を通して、自然や科学技術に関心を高める授業研究~
(平成20年度京都府小学校教育研究会 理科教育研究大会 第3学年部会にて実践報告)
2008-11-00 本実践では、コーティングされているアルミ缶など身近なものに、具体的に働きかける中で、電気を通すもの(金属)がかくれていることを確かめる授業を計画し実施した。用意した3つの素材を順番に提示して、金属を見出す手段をさぐり、電気を通して明かりをつける実験をした。具体的には、第1に、被覆された導線をつめではがすこと、第2に、さびたくぎのさびを紙やすりでけずり落とし、金属面を見つけること、第3に、空き缶に電気が通ることを調べるために、紙やすりで、表面のコーティングをはがした。問題解決の手段が、つぎの課題解決の手段を見通すものになるように順番を設定したため、意欲的な活動が続いた。すなわち、くぎのさびを落とすための紙やすりは、次の実験で空き缶磨きへの手がかりとなり、空き缶の表面をすっかり磨ききった児童もいた。授業の中での問題提示については、このような問題解決の手がかりがつながっていく流れが、児童の見通しをなることがわかった。
2 アゲハ草ネットワークを発展させるためのプロジェクトの構築(3) 2015-03-00 ~ 2007年から行われてきた京都教育大学教育改革のプロジェクト「アゲハ草ネットワーク」という取組。出張授業「アゲハチョウの産卵の不思議を探る」の実施状況と指導案を掲載したものである。谷が分担した内容は、3年生の昆虫教材をどのように学習したかと題して、教材として扱った昆虫(アゲハチョウ・モンシロチョウ・カイコガ)それぞれの具体的な授業の様子や観察の仕方とともに、村上忠幸氏の出張授業の様子を紹介している。
編集 村上忠幸  共著者 村上忠幸 他
22頁(16頁-20頁)
3 低学年の窓 小学校1・2年
ひと工夫でおもしろいものづくりを楽しもう
2018-01-00 ~ 生活科で行われるものづくりにおける授業展開にひと工夫するとい試案である。①紙鉄砲を作る時に、材質・鳴らせ方・学級活動での利用②ペットボトルを使って遊ぶ時に、何かを入れて遊びを考えよう・音を出してみよう・入れたものを出してみよう③身近な物でアフリカの楽器を作ろうで、ヘアーピン・輪ゴム・割り箸・かまぼこ板などをつかった「カリンバ」を作成する。これらのを紹介し、ものづくりとその発想を広げる試みを示した。
4 その他教育活動上特記すべき事項
1 1.勤務校にて校内理科研究会実施
(大山崎町立大山崎小学校勤務時
 向日市立第6向陽小学校勤務時
各年間1回実施
各小学校理科室にて実施)
2010-08-00
~2015-08-00
校務分掌の理科部に所属し、夏期校内研にて、職員を対象にした理科教材研究及び実験実習を進めている。2014年は、6年生の地層のできかたに関する授業実践について考察をした後、化石採集の体験を行った。事前に那須塩原の化石原石を購入しておき、参加教員1人に1個ずつの原石を提供し、木槌などを使って化石発掘の体験を行った。実際に植物化石や昆虫化石を見つけ出した教員が出て、ほかの教員も熱心に取り組めた。
2015年は、探究的な考え方と何かをテーマに、実験を通して実感するために、梅干しから塩を取り出す方法について討論・実験を行った。数名の教員でグループを作り、思考しながら塩を取り出す体験を通して、児童に対する授業展開や実験を通して科学的に考えることを実感できたという感想を得た。
B 職務実績
1 大谷大学オープンキャンパスでの模擬授業 2018-07-00 ~ 教育学部教育学科初等教育コースの模擬授業としてパワーポイントや実習を通して説明と講義を行った。
2018年7月15日「身の回りの不思議を科学しよう」:大谷大学 5号館 理科室
2019年6月9日「化石は奇跡?木の葉の化石発見体験を」:大谷大学 5号館 理科室
2020年8月1日 「理科の学びを活かす活動とは」:大谷大学 慶聞館 2階 K201
2 教員免許状更新講習 2018-08-00 ~ 小学校教員を対象として、「フィールドワークとものづくりで学ぶ」について講義をした。具体的には、①フィールドワークの形態と学校園での実際の進め方、まとめ方、評価の方法を紹介した。また、②ものづくりについては、ものづくりの教育的な意味を示したあと、実践例の紹介と実習による相互の意見交流をすすめた。
(2018年8月6日:大谷大学)
(2019年8月6日:大谷大学)
(2021年8月5日:大谷大学)
3 2019年度第2回FD合同研修プログラム・テーマ別研修「授業設計・授業実践ワークショップ」 2019-10-05 企画研究委員として、2019年度FD合同研修プログラム・テーマ別研修の第2回の講師を務めた。具体的には、大学における日頃の授業設計・授業実践の例示を行い、ワークシートの活用や、学生との対話の具体的な場面設計について報告後、相互に意見交流を行った。分散会では、参加者の模擬授業を相互に評価し合う際に進行役を務めた。
4 京都教育大学教育学部非常勤講師 2020-04-00 ~ 初等理科教育(前期・後期)を担当して、小学校理科の教材や学習内容について講義と実習(観察実験の要領を伝える)を行った。
2020年度
2021年度
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2009-09-00~0000-00-00 長岡京市環境政策課主催市民向け星空観察会講師として望遠鏡操作および星空観察案内
2 2014-04-00~0000-00-00 日本理科教育学会
3 2014-04-00~0000-00-00 日本生活科総合的学習教育学会
4 2015-04-00~0000-00-00 教育目標評価学会
5 2016-04-00~0000-00-00 日本教師教育学会
6 2018-04-00~2020-03-31 大学コンソーシアム京都FD企画研究委員会委員
7 2018-12-00~0000-00-00 清明高校 天体観察会 2018年清明高等学校の高校生(15名)と、紫明小学校の児童及び保護者1組に対して、天体観察についての解説を行った。また、有志の学生による、天体をテーマにしたプレゼンテーションについて指導援助を行った。解説の後、実際に望遠鏡を用いて、月の観察を実施した。
8 2019-12-00~0000-00-00 清明高校 天体観察会 2019年清明高校の高校生(12名)と、紫明小学校の児童及び保護者1組に対して、天体観察についての解説を行うとともに、手作り工作として「土星の模型」を作成指導を行う。惑星の観察を実施したが、曇天のため、実際に観察を実施することはできなかった。
9 2021-03-13~2021-03-13 大山崎町生涯学習企画大山崎町の生涯学習課の企画「化石原石を使った化石発掘体験」の講師として企画に協力した。小学生と保護者に対して、化石の成り立ち・原石の扱い方・化石(主に木の葉)の取りだし方の実習指導を行った。
10 2021-07-01~2023-06-30 一般社団法人日本理科教育学会 評議員(近畿支部)
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 子どもに身近な生活科小学生 1・2年生 ものづくり単著 1994-05-00フォーラム・A 長岡京市立長法寺小学校(生活科文部省指定校)で、低学年生活科の「ものづくり」をまとめたものである。紙コップ紙皿とはさみを使った工作で、鋏の使い方が上達し、風で動くおもちゃを作るために材料を集めて、計画を立て自分なりの作品を仕上げることができるようになることがわかった。また地域にある竹を利用した学習では、竹の農家を訪ねたり、竹でできたものを集めたりし、竹を使ったおもちゃ作りに取り組ませた。
教育実践ブックレット71
編集 面屋 龍延 総ページ数 62頁
2 こうすればできる生活科1・2年共著 2005-00-00ルック 生活科の工作活動でおもちゃを作り、遊ぶという体験が行われる。その際にはさみを使って紙を切ったり、どんぐりを使って楽器をつくったりする。その実践方法を(授業での児童への働きかけも含めて)紹介した。また磁石を使ったさかなつりやびゅんびゅんゴマをつくることで、つくりたいものができる見通しを持たせるようにするとともに、制作中の児童のつぶやきを聞き取ることで評価に活かすことができると提案した。
本人担当 第2章授業実践編 
285頁(203頁~210頁)
編者 小川修一 共著者 佐々木勝男他
3 教師もたのしい小学校理科授業 なっとく!6年生
生物とかんきょう
共著 2008-00-00ルック 植物の体のつくりについて知り、光を受けて光合成をし、でんぷんを作り出していることを実験観察からおさえる。食物連鎖について理解を深めることで、生きものどうしが関係し合って、生きていることに気付き、食物連鎖を説明できるようにする。植物の中には、水の通り道があることを色水につけた植物の断面から推測することができるようにする。これらを目標に実践できるようなプランを提起した。
編集 大森亨 共著者 三上周二ほか
166頁(44頁-51頁)
4 教師もたのしい小学校理科授業 じっくり!4年生共著 2008-05-00ルック 目に見えにくい水の姿を観察や実験を通して見つけていく学習過程を組んでみた。水たまりの水がどうなっていくのかから水の様子が変化していくという視点を持ち、温めたり、冷やしたりして水の様子を観察記録していくことを柱にして進めた。身近な事実たとえば、コップに氷水を入れると水滴が付くことを学習で得た知識を使って説明するなどしてより確かな理解を促している。
編集 三上周二 共著者 酒井康雄 ほか
165頁 (79頁-89頁) 水のすがたとゆくえ 
5 理科が100倍楽しくなる実験・観察でつくる62の授業共著 2011-00-00フォーラム・A 3年生 60頁~67頁 
6年生 182頁~189頁
6 板書でわかるDVDからすぐ使える映像で見せられる理科の授業 3年生共著 2013-04-00わかる喜び学ぶ楽しさを創造する教育研究所 3年生のかげと太陽についての9時間分の授業を板書計画や発問例を含めて紹介している。影踏み遊びなどからかげと太陽の関係に気付き、実験観察を通して、かげの動きの変化に気付き、説明ができるように学習活動を進めている。また日なたと日かげの違いを観察から見つけて、温度計を使った活動を通して、まとめるように展開をしている。参考資料もつけて教材研究を支援するものとなっている。
編集 園部勝章  共著者 園部勝章 他
183頁(88頁-105頁) 
7 新版全授業の板書例と展開がわかるDVDからすぐ使える映像で見せられるまるごと授業理科3年共著 2019-04-10わかる喜び学ぶ楽しさを創造する教育研究所(喜楽研) 単元名「かげと太陽の動き」及び「日光の性質(光の学習)」の単元について、とらえ方・指導計画及び各時間の指導の流れと板書計画、必要な動画と画像を作成し、学習の流れ、指導のポイントをわかりやすく示した。【総頁数183頁】【本人担当84頁~95頁と96頁~111頁】
8 新版全授業の板書例と展開がわかるDVDからすぐ使える映像で見せられるまるごと授業理科4年共著 2019-04-10わかる喜び学ぶ楽しさを創造する教育研究所(喜楽研) 単元名「電流のはたらき」及び「もののあたたまり方」の単元について、とらえ方・指導計画及び各時間の指導の流れと板書計画、授業に必要な動画と画像を作成し、学習の流れ・指導のポイントをわかりやすく示した。【総頁数223頁】【本人担当36頁~55頁と154頁~169頁】
9 新版全授業の板書例と展開がわかるDVDからすぐ使える映像で見せられるまるごと授業理科5年共著 2019-04-10わかる喜び学ぶ楽しさを創造する教育研究所(喜楽研) 単元名「魚のたんじょう」の単元について、とらえ方・指導計画及び各時間の指導の流れと板書計画、授業に必要な動画と画像を作成し、学習の流れ・指導のポイントをわかりやすく示した。【総頁数191頁】【本人担当50頁~69頁】
10 新版全授業の板書例と展開がわかるDVDからすぐ使える映像で見せられるまるごと授業理科6年共著 2019-04-10わかる喜び学ぶ楽しさを創造する教育研究所(喜楽研) 多くの教員が実践の困難さを感じる単元としてあげる「月と太陽」において、月や太陽についての知識理解とその関係についてイメージが持てるように、数字や図版を活用した授業イメージを提案した。また、月の満ち欠けのきまりを発見・説明しやすいように、昼間に見える月の観察と記録を通して、月と太陽の位置関係に着目した授業案を作成した。加えて、指導計画及び各時間の指導の流れと板書計画、必要な動画と画像を添付した。【総頁数223頁】【本人担当98頁~115頁】
以上10点
Ⅱ学術論文
1 自然のおたよりで育つ観察の目単著 1991-07-00草土文化
こどものしあわせ
小学校低学年の生活科授業で行われる身の回りの自然を見つける活動の後で、児童の描く観察カード「しぜんのおたより」に取り組ませた。この観察カードを継続的に続けていくことで、児童が自然を身近に見たり、自分から進んで働きかけたりする行動がよく見られるようになり、生活科の学習が好きになる児童が多くなってくることが分かった。また学級通信などによって身近な自然へについての親子の豊かな会話が行われるようになった。
編集  共著者 江川多喜雄 森瑤子他
こどものしあわせ 18頁~21頁
2 実践記録 「はっけんおはなしカード」に取り組んで単著 1991-11-00新生出版 小学校低学年で行う生活科の実践で児童が自分の見つけた自然についてかいたカードをどのように指導へと展開したか、また、それらのカードを児童の発表活動とも関連させた実践の様子を報告した。カードに書かれたものは、虫・花・草の実・鳥などで、見つけた自然について語る児童の具体的な対話と、児童のさまざまなつぶやきを紹介して、学級でみんなが1人の発表から学ぶことが教師に伝わってくることを報告している。
106頁(32頁~37頁)
編集 松本徳重 共著者 岩田好宏 他
3 こどもが輝く生活科単著 1993-00-00あゆみ出版 2年生生活科の年間指導計画を策定し、問題提起をした。内容は、自然・社会・ものへの働きかけをどのようするのかというもので、自然では四季の変化の中での植物や動物の様子を捉えるようにしている。社会では、子ども達の行動範囲が拡がる中で、校区探検での遊び場所やお店・公共の施設を知る活動から児童の視野を広めるようにしている。ものでは、おもちゃづくり・大豆・麦栽培・種さがし・磁石などを使った活動を提案している。
生活科教育研究協議会編 138頁~142頁自然・社会・ものへの働きかけのために
作ってあそぼう 203頁~210頁 
4 わたしならこうする 自然を見つめる活動を(生活科)単著 1993-04-00新生出版 生活科の中で身近な自然の様子をよく見つめることを重視することや、観察できる植物・動物の飼育栽培を進めることを中心に実践を報告したものである。中でも、草花での色づくりは簡単であり、色水遊びができる草花を探すことも子ども達には楽しい体験である。また作った色水に石けん水や、うすい酢を入れることで色が変わることを体験しておくと、高学年で水溶液の学習の際に効果的ではないかと考え、問題提起をした。
理科教室106頁(60頁~63頁)
編集 松本徳重、共著者 縣秀彦、三石初雄他
5 4年生の月の観察をふりかえる単著 2005-08-00京都「理科教育の広場」第3号 京都自然科学教育研究協議会 科学教育研究協議会 小学校の理科教材の中で扱いにくいものの1つに「月の観察」がある。この学習のために次の7点で授業改善を進めた経過を述べている。①天文ソフトの活用②夕方の月の観察と記録の取り方③観察記録から月の動きを確かめる④デジタルカメラを使用した写真の合成と月の動き⑤新聞の天気欄を活用する方法⑥校庭での観察方法の工夫⑦公共のプラネタリウム利用
総頁数159頁 本人担当85頁~88頁
6 四季の自然あそび&まなび2 夏を聴く、見る、触る セミと夏野菜単著 2006-00-00フォーラムA 夏といえば、夏野菜とセミをテーマにした生活化につながる体験を著した。早朝のせみさがしを夏休みにしてみてはどうかと問題提起をして、セミの抜け殻から種類を知る方法や、羽化するところをじっくり見る方法やセミが地面から出てきたあなをみつけることも紹介して夏休みの自然観察課題につながるようにした。また野菜売り場をたずねて夏野菜を探したり、味を見たりすることで食育にもつながる夏野菜との出会いを大切にしたい。
編集 矢田智子 共著者 隂山英男ほか
32頁(7頁~9頁)
陰山英男びえいぶる子どもと学力 夏
7 四季の自然あそび&まなび3 歩いてみつける秋 ドングリと彼岸花単著 2006-00-00フォーラムA 小学校で学ぶ生活科の学習で冬をテーマにした活動を紹介している。冬に見られる木の実・草のみを見つけてはデジタルカメラで記録して歩こう・川の近くを歩いて鳥を見つけよう・決まった散歩コースをいつも歩くようにしよう・高い木の上を見るようにしよう・電線に止まった鳥を観察しよう・枯れように見える木の枝をよく見ると、冬芽がみつかるので、写真を撮ってみようなどの具体的活動を紹介している。
編集 矢田智子 共著者 隂山英男ほか
32頁(7頁~9頁)
陰山英男びえいぶる子どもと学力
8 四季の自然あそび&まなび4 野鳥たちに出会える冬単著 2006-00-00フォーラムA 小学校で学ぶ生活科の学習で冬をテーマにした活動を紹介している。冬に見られる木の実・草のみを見つけてはデジタルカメラで記録して歩こう・川の近くを歩いて鳥を見つけよう・決まった散歩コースをいつも歩くようにしよう・高い木の上を見るようにしよう・電線に止まった鳥を観察しよう・枯れように見える木の枝をよく見ると、冬芽がみつかるので、写真を撮ってみようなどの具体的活動を紹介している。
編集 矢田智子 共著者 隂山英男ほか
32頁(7頁~9頁)
陰山英男びえいぶる子どもと学力
9 高学年の自覚が芽生える頃学習活動・健康面も見直そう単著 2006-04-00ルック 5年生の学級で大切にしたい学級指導をまとめたもの。1学期には宿泊を伴う学習で係活動をやりきることを目標にして取り組んだことを柱にしながらも、日常の指導取組の積み重ねが1年間の見通しが持てるために重要であると述べた。具体的には、学習準備ができる・家庭学習の習慣を確実にする・ていねいな字を書いて学習できるなどどの子にも達成させたい目標にむかって丁寧に取り組ませてやる気を引き出すことが大切としている。
編集 織部愛 共著者 小林信次他
127頁(31頁-36頁)高学年の自覚が芽生える頃学習活動健康面も見直そう 子どもと教育
10 月や星の動き単著 2009-11-00みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい 教育研究全国集会2009 「月や星の動き」の学習では、実際に継続的に観察を行ったり、実物を使った実験を実施しにくい学習活動が含まれておるため、児童の理解を助けるような授業が行われにくく、苦手な教員もある。そのために、学校にて昼間の月を観察する事・双眼鏡や小望遠鏡で観察する事・ボールなどのモデルを使った月の満ち欠けについての考察をする事・教師自作のビデオ教材から月や星の動きを予想し、討論する事・その他授業の工夫を行い、授業実践を進めた事を発表した。【発表時間30分】【第5分科会理科教育「月や星の動き」報告書】
11 中学年の2学期の授業計画 かげのでき方と太陽の光を中心に単著 2013-08-00日本標準 3年生の2学期単元「かげのでき方と太陽の光」を中心に実践報告をしている。かげのでき方では、かげと太陽の関係を理解するために観察することが重要であるが、児童の記録が異なることもあるので、学級全体で一つの観察道具を使って記録することで情報を共有できる。時刻によってちがう自分の体のかげを使って実際に観察・デジタルカメラでの撮影記録を用いて、朝・昼・午後下校前などで比較すると、その変化がわかりやすくなる。
編集 鈴木健夫 共著者 小野洋 菊池みどり他  91頁(36頁~39頁) 理科教室
12 人と環境単著 2014-03-00日本標準 6年3学期の学習単元である「人と環境」について6年間の学習を復習しながら展開する学習プランを提案した。空気や水、食物連鎖を3つの柱とし、具体的な実験を紹介したり、児童の自主的な調べ学習を促す課題提起をした。実験では、人間の吐く息が石灰水を濁らせることから、二酸化炭素の存在を確かめること等簡単なもので行うようにした。また調べ学習では、地球温暖化・大気汚染などをキーワードにして新聞形式に表現している。
編集 鈴木健夫  共著者 今井正己 他
91頁(12頁-15頁)
13 小学校からの電気磁気学習単著 2014-05-00日本標準 3年生では、豆電球と電池が一つの道になっていることを確認して、回路が作れることが大切である。そして、電気を通すものと通さないものを知る学習が行われる。理科工作を行い、より深い理解を目指す。4年生では、直列や並列回路のつなぎ方の違いが実験を通して確かめられる。電池のつなぎ方によって、モーターの回転方向が変わることを知ることや、光電池を使って、乾電池との違いを理解し、利用方法について考えを持つことが期待される。
編集 鈴木健夫  共著者 吉岡有文他
92頁(41頁-46頁)
14 特別授業 家庭と学校を結ぶ生活科1 春見つけたんけん単著 2014-08-00フォーラムA 入学した1年生が出会う生活科について読者(保護者)に説明することを目的に執筆した。身近な自然を五感で感じることや、子ども達のつぶやきに耳を傾けること、春の生きものさがしを楽しむ言葉かけなどを具体的な場面を使って説明した。スズメノテッポウの草笛、シロツメクサの首飾り、虫さがし探検など、ものを作ったり探検したりすることが大好きな子どもの特性を活かして自ら実践したことをわかりやすくまとめた。
春の自然をどのように楽しめばいいのか、
子どもと学力小学校1年生36頁(32頁~35頁)
15 生きものの飼育と観察単著 2015-06-00日本標準 3年生の理科学習、特に1学期の初めの学習から授業の様子を報告した。観察記録のスケッチを描く時に何をどのように書くのか指導経過を示した。ICT機器の使い方や観察しやすい環境づくりについて提案した。インターバル撮影という機能を使って「モンシロチョウの羽化」を撮影し繰り返し見ることで、蛹から成虫になる過程をつぶさに捕らえることができたこともつけ加えている。またポートフォリオ式評価への取組も紹介している。
編集 鈴木健夫 共著者 菊池みどりほか
84頁(21頁-25頁)理科教室
16 特別授業 家庭と学校を結ぶ生活科2 校区の自然・夏を見つけよう単著 2015-08-00フォーラムA 夏が来たことを児童は何からつかむのだろうか、その問題意識から授業を始めて、夏さがしへと導く授業展開を紹介している。かたつむりをみつけて、しばらく飼育すると食べ物や行動の特徴が分かってくる。学校のプールにはアカネの仲間のトンボがヤゴとして暮らしている。校区の観察では、田畑の様子・町の人たちの様子をよく見せたい。親子工作として「水鉄砲」を紹介した。竹を使って、遊ぶものを作ることが貴重な体験となる。
子どもと学力小学校1年生36頁(30頁~33頁)
編集 矢田智子 共著者 梅田俊作 他
17 特別授業 家庭と学校を結ぶ生活科4 冬を楽しもう単著 2015-12-00フォーラムA 生活科で冬をテーマにした授業の提案をした。正月から色々な花が咲く冬、かおりのある「ろうばい」や山茶花・椿などを題材に、それぞれの違いを見ることのできる観察のポイントを示した。また寒い時期に学校や公園で見られる自然について児童に問いかけた後、実際に見つけた自然をまとめている。特に七草がゆに関連のある春の野草名を唱えたり、実際に見つけたりすることで、自然に親しむ体験にできることを示した。
子どもと学力小学校1年生36頁(30頁~33頁)
編集 矢田智子 共著者 秋葉英則

18 生活科の教育目標論の試み-生活科教育実践アンケート調査の結果から-単著 2017-03-00京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 新設後30年になろうとする生活科の現状を把握するために現場の教員に対して「生活科教育実践アンケート」を実施した結果から生活科の実践の現状と課題把握を試みた。生活科実践を巡る教員の意識、実践の方向性、評価の3つの点から分析を行った。より積極的に生活科の教科としての在り方や教育目標を再考する機会づくりへと展開することを論じた。
 [本人担当227頁~235頁]
19 理科授業の基礎基本と授業実践単著 2017-03-10大谷大学教職支援センター 研究紀要 第6号 学習指導要領および検定教科書から読み取れる理科における問題解決型学習と基礎的な実験方法について示し、それらを効果的に活かした授業実践の在り方を探ると共に能動的な理科につながる生活科の実践の在り方に着いて考察した。[総頁数9頁][本人担当35頁~43頁]
20 中学生の「理科離れ」から見た主体的で能動的な小学校理科学習の考察単著 2017-03-10大谷大学教職支援センター 研究紀要 第6号 理科離れといわれる状況に対する問題意識からTIMSS調査、中学生の理科離れについての先行研究と授業の活性化に関する報告から小学校の理科学習のポイントを見いだし、ICT機器の活用や主体的・対話的で深い学びをめざし、観察・実験の目的やその過程と結果、評価方法などを改善することで、児童の主体的で能動的な活動を創り出す授業作りができる可能性を示した。[総頁数9頁][本人担当44頁~52頁]
21 理科の目標と教育実践 -楽しくわかる理科授業の創造のための考察-単著 2017-03-10大谷大学教職支援センター 研究紀要 第6号 学習指導要領のおける「実感を伴う理解」について3つの側面から現場で行われる教育実践を振り返り、児童にとって楽しくわかる理科授業の創造のための「磁石の学習」・「物と重さの学習」・「植物に関する学習」の3つの実践に対して考察を行った。この結果、観察実験での視点の明確化とまとめ方(言語活動の工夫)・授業展開の工夫という視点が大切であることがわかった。 [総頁数104頁][本人担当53頁~62頁]
22 「4年生電気の学習」を通して授業をつくるステップを考える単著 2017-04-00本の泉社 理科教室 科学教育研究協議会 「4年生の電気の学習」の授業づくりを契機として、学習指導要領・同解説書・教科書・指導書を熟読すると共に児童の実態を見つめるなど、その過程を紹介する実践報告である。教材研究に欠かせないことが教材に関して学習目標と児童の学びであることを示した。また、授業においてもノートに書かれた内容やワークシートから児童の学びを分析することの大切さを示した。[総頁数95頁][本人担当37頁~42頁]
23 低学年教育について単著 2017-12-00本の泉社 生活科が始まった頃の教育現場の熱い思いとその後の生活科実践の様子について述べた。①教科書についての議論②地域から教材を見つけるというという営み③教科書の活用についての議論などが当時の話題であったが、多く学校では、生活科の実践は低学年の教員に任されていると言える。筆者は、現在の生活科の置かれた状況を踏まえつつ、これからの低学年教育を保育者や幼稚園教諭との連携により、豊かな実践にしていくことができるのではないかと結んだ。
24 ひと工夫でおもしろいものづくりを楽しもう単著 2018-02-00本の泉社 理科教室 科学教育研究協議会 低学年、生活科におけるものづくりの学習活動で、教科書の活動にひと工夫を加えることによって、楽しい活動になるのではと考え、「紙鉄砲」「ペットボトルで遊ぼう」「ヘアピンを使った楽器作り」の3つの活動を紹介した。それぞれの活動の中で、児童が様々な気づき(発見)をつぶやきながら、友達と活動に熱中するものづくりの良さを生活科の中に取り入れようと提案をしている。[総頁数95頁][本人担当10頁~13頁]
25 小学校での生殖の授業単著 2018-05-00本の泉社 理科教室 生活科から小学校3年生・5年生において、具体的な生き物の学習を実践的に紹介した。生活科では、身近な生き物に多く触れることで、花の種、虫の卵・幼虫・さなぎ・成虫などにふれる活動を大切にすること。3年生では、昆虫の成長をじっくりと観察し、卵-幼虫-さなぎ-成虫そして、新しい命へというサイクルを意識すること。どの昆虫にも共通なことがらとして生殖という営みに注目できるとした。5年生では、花の受粉によって種子が作られることとメダカの誕生を学習することで仲間を殖やす行動を具体的に学ぶことができるとした。
26 教員の教育活動とその熟達に関する考察
―集団的省察活動と熟達に関する意識調査を手掛かりに―
単著 2019-03-00大谷大学 初等教育学会研究紀要 教員がその教育活動に熟達していく過程について着目し、教員の行う教育活動を日常的な教育活動と、デザインされた教育活動(研究授業や大学教員による出前授業の受講体験など)にわけて、それぞれの経験からの学びについて考察を行った。この2つの経験が相互に関係し合い、教育活動の経験値を高めあうというモデルを構築した。また教育活動について諸点をアンケートして200名に及ぶ情報を整理して、現場での学びや経験年数毎にどのような学びを求めているのかなど分類と考察を深めた結果、5年から10年にかけての時期に授業作りの力を高める傾向とその後は児童や教員の関心に応じた学びを高めている傾向を示す事ができた。【本人担当18頁】 
27 小学校3年 花がさいたよ・実がたくさんできたよ・育ち方をまとめよう単著 2019-04-00理科教室/科学教育研究協議会/本の泉社 小学校3年の植物の学習において行われる内容を検討し、教科書にプラスワンの授業や観察を加えて、児童にとってよりよい学習活動を行えるように考えた学習計画である。ヒマワリの観察を活かして、ホウセンカの成長を予想する事や、ホウセンカのつぼみと花の後を区別できる観察方法について述べた。児童の観察カードや具体的な発問と児童とのやり取りを示す事で授業の様子を再現した。【総頁数95頁】【本人担当12頁~15頁】
28 学生ボランティアに関する考察 ー 学生の「経験からのまなび」を引き出すために ー単著 2020-03-01大谷大学初等教育学会 大谷大学初等教育学会研究紀要 第2号 教員養成課程に所属し、小学校ボランティア活動に取り組む学生との面談から様々な経験との出会いが汲み取れる。それらの経験を彼らが教員として成長する糧につながることを期待して効果的にフィードバックできる指導を構築できるための考察を行った。先進的な事例から、ボランティア活動に取り組む学生の支援体制や、大学教員の役割などを整える必要がわかった。また具体的な学生との面談やグループ討論を通して、子ども理解を深める手法を探ることができた。[総頁数15頁]
29 小学校5年 ヒトの誕生単著 2020-09-00本の泉社「理科教室」 小学校5年「ヒトの誕生」の単元指導計画と具体的な授業の展開についてそのポイントを示した。教科書の特徴、学習目標、授業の様子の順に、若い教員の授業支援を意識して編集を行った。大きなポイントは、同じ学年の「魚の誕生」で学んだ内容とヒトの誕生で扱われている内容とを比較することで、学習の展開を行いやすくできるようにした。また授業に活用できる動画やその他参考資料を紹介した。[総頁数4頁]
30 手をつかってはたらきかける科学教育を考える単著 2021-01-00本の泉社「理科教室」 小学校で行われている理科教育を振り返る視点としてどのように手をつかっているのかということから、3年生~6年生の学習内容を振り返り考察した。具体的な活動が比較的多い3年生の理科を中心にどのように手をつかって、手からの刺激を意識して学習を見直すのかについて提案をしている。具体的な検討として、3年生の「磁石の学習」の各時間の手や指を使った活動を指摘し、児童が感じる感覚を文字にしていくことで学習の理解を深めることができるとした。
[総頁数8頁]
31 教職実践演習「学級経営」に見られる学生の期待と不安
- 教育実習の学びと児童理解を助けるコーチングに関する考察 -
単著 2021-03-00大谷大学初等教育学会研究紀要 第3号 2018年から2020年度の教職実践演習「学級経営」に関する講義の内容を再検討する中で、教職に対する様々な期待や不安が学生間にあることを受け止めつつ、どのように共感し合いながら、児童理解へと導くためのグループワークを行うことが有効であるのか講義内容について考察した。[総頁数19頁]
32 新型コロナ感染拡大時における学生の学びについて - 初等理科教育(理科)の取り組み -単著 2021-03-00大谷大学教職支援センター研究紀要第13号 2020年度は新型コロナウイルス感染症の猛威が世界を襲い、大学の多くの講義がオンライン授業として進められた。その中で、学生はどのように学び、どのような心情を持ってすごしたのか、初等理科教育や、ゼミでの学生の学びをもとに考察を行った。課題やオンデマンドの講義とはちがった双方向のビデオ通話を使ったオンライン授業において、参加形態や講義の進め方を工夫することで対面までとは行かないが学びに向かうことができることが示された。[総頁数13頁]
33 「ヒトの体」小学校での取り組み~これまでとこれから~単著 2021-05-00本の泉社「理科教室」  科学教育研究協議会の理科実践の中で、ヒトの体に関連する実践記録特集から大切にされてきた実践を紹介すると共に今後の実践について考察を加えた。4年生では自分の体をについて学習する際に他の動物と比較を通じて、ヒトらしい骨格や筋肉の様子に気づくこと、5年生では、魚を初めとして動物が命をつなぐ行動や育て方を学ぶこと、6年生では、動物が生命を維持するための体の仕組みを学ぶこと、以上の学習を通して、ヒトについての学習を深めることを提案した。[総頁数9頁][理科教室2021年5月号]
34 ここがポイント理科の授業 天気の変化単著 2021-06-00本の泉社 理科教室 小学5年生の単元「天気の変化」の授業計画とポイントになる学習活動を提案した。①天気の見分け方②教室からの雲の観察③雲の観察から分かる天気の変化④雲の種類を高度に分けて、イラストに描く⑤校庭での本日の雲の観察⑥気象情報を利用する⑦天気に関係のある言い伝え等、指導の際に留意したいポイントを示すようにした。[総頁数4頁]
以上34点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 児童の能動的な活動を創り出す理科授業づくりのための一考察
一連の昆虫教材の開発と活用
口頭発表 2014-08-00日本理科教育学会
第64回全国大会
小学校の理科教育において、児童の能動的な活動を創り出すためにどのような条件が必要なのかこれまでの経験を考察した。特に注目したことは昆虫教材で、モンシロチョウ・アゲハチョウ・カイコを飼育観察すると、児童は生物を身近なものとしてとらえると共にその成長過程を丁寧に記録する活動を学級集団として共有することでほかの理科学習活動にも能動的な活動が展開できることが分かった。
日本理科教育学会第64回全国大会論文集179頁
発表時間 15分
2 児童の能動的な活動を創り出す理科授業づくりのための一考察
観察活動の評価に関する取組
口頭発表 2015-08-00日本理科教育学会
第65回全国大会
児童の能動的な活動の結果としての観察記録の評価についてのポートフォリオ形式がどの程度可能であるのか考察、報告を行った。学習の際に書き留めた観察カードを見直すことで自分として良くできたと思うカードを選び出し、選んだ理由や自分としての評価を小グループで交流することが、互いの学習成果を認め合い、各自が自己肯定感を持つことにより、次の学習活動への意欲と向上心を高めることが分かった。
日本理科教育学会第64回全国大会論文集184頁
発表時間 15分
3 生活科の教育目標論への試み口頭発表 2015-08-00教育目標・評価学会 生活科設置後30年になる今現場の実践がどのようになされているのかという問題意識で、教員へのアンケートを作成し、60名以上の協力を得た。結果から、生活科実践が職場単位では引き継がれているが、新しい教材や授業場面が必ずしも開発されていないことがわかった。そこへ学習指導要領の示す、科学的な物の見方考え方の基礎となるような教材とは何かと考察するとともに、研究校の自然や地域の教材を取り入れ教育課程試案を提案した。
発表時間 30分
4 生活科の実践「小学1年生がすなや石を観察するということ」

口頭発表 2016-08-00(全国到達度評価研究会 京都大会にて、発表) 生活科の実践として、「小学1年生がすなや石を観察をするということ」と題して、実践報告を行った。砂遊びをしたり、きれいな石さがしをする1年生にとって、「石」は魅力ある対象である。この対象に向けた観察方法を「ミニ双眼顕微鏡を使った自然観察」として、組み立てて、実践計画を立てた。砂場の砂から、砂鉄、火山灰などを観察することで、粒の色・形・磁石につくなど観察を深めていくことで、興味を高めて対象に関わる子ども達の姿を引き出すことができた。
5 「経験からの学び」を促すものとは
-「アゲハチョウの授業」の省察を通して
口頭発表 2016-08-00日本理科教育学会 第66回全国大会 信州大学
「アゲハの不思議を探る探究学習(略、アゲハチョウの授業)」(村上忠幸 京都教育大学)を参観した教員に対する「省察活動」と「経験からの学び」を促す取組についての考察結果を報告した。コルトハーヘン氏の省察モデルを活用し、適切なメンターの存在により、教員が自らの経験や実践への思いを語り、メタ認知を経て、新しい課題へと向かう契機となることを示した。[発表時間 25分]
6 省察を中心とした考察~児童の能動的な活動を作り出す理科授業づくり~口頭発表 2016-09-00日本教師教育学会 対話的な省察を通して、児童の能動的な活動を作り出す理科授業が進めるのではないかという問題意識で探究学習(村上、2014)「アゲハチョウの不思議を探る」を体験した若い教員への省察を行った。教員とのメンター的な対話により、内省が進み、児童の能動的な活動を作り出す理科授業づくりへと取り組もうという姿勢や前向きな学習態度が見られることを報告し、ほかの教員に対しても、「経験からの学び」を促すような省察のあり方を課題とした。
7 児童の能動的な活動を創り出す生活科についての考察 生活科における観察活動教材と観察ツール
口頭発表 2016-11-26日本理科教育学会 近畿支部大会 大阪教育大学 本実践では、低学年児童に、砂や石、岩石標本を使って、言葉や絵による観察が可能であるのか、観察ツールを加えることで、身近な自然へ能動的に働きかける観察活動を創り出すことができると仮説を立てた実践により、言葉や絵による能動的な観察活動は可能であり、体験を積み重ねることにより対象への興味関心が高まり、砂や石などへの科学的な見方・考え方の基礎を養うことは可能であるとした。[発表時間15分]
8 教職員の教育活動とその熟達に関する考察
- 教職員への意識調査から -
口頭発表 2017-10-01日本教師教育学会 第27回研究大会 奈良教育大学 探究学習「アゲハの授業」を経験した教員が、集団での省察を行うことは、教員同士が授業づくり・日頃の児童との関係性(学級経営)などに対する学びが直接語られるのではと仮説を立て研究を進めた。
この集団での省察(授業を振り返り、その経験からの学びに気づくこと)が、経験の少ない若い教員のよりよい授業づくりへの動機につながるという事例を持って報告を行った。[発表時間30分]
9 小学校4年の理科学習 授業づくりの面白さと難しさ
~実験観察の指導に際して 考えたこと~
口頭発表 2018-08-05全国到達度評価研究会 京都大会 中学年(4年生)の児童が目の前の現象をどのようにイメージしているのか、特に、閉じこめた空気についての学習の中で、空気をどのようにとらえているのか、児童の学習カードをもとにして、考察したことを報告した。『空気と水の性質』の学習で次の点を意識して実践を展開した。①空気の感触を言葉で表す②空気が見えたらどのように描くといいだろうかなど。「見えない空気がもし見えたら」という働きかけを4年生に行うことで、児童はそれぞれの感覚を言葉にしたり、図に描いたりする。その過程から児童が抽象的な対象をどのように認識していくのかを知るてがかりとなることがわかる。また、児童の表現を学級内で交流することにより、ものの見方を広げることにもつながると考えられる事を報告した。[発表時間30分]
10 教員の教育活動とその熟達について
― 「アンケート」から構成される熟達モデルの考察 ―
口頭発表 2018-09-29日本教師教育学会 第28回研究大会 教職員を対象にしたアンケートを集計し次の傾向をつかんだ。多くの教員はお手本となるモデルを持ち、そのモデルからの学びと自らの経験を重ね合わせて学びを得ている。校内研修では、授業研究会や、ワークショップ、日頃の教育活動についての議論を学びの場としている。また校内研修への期待度が高い内容は授業研究や学級づくり、児童理解をテーマにしたものである。これから教職を続けていく上で付けたい力は、多様であったが、授業力や児童理解などが多くなっている。これらをもとに、教職経験を積み重ねながら、特に6年目から10年目位の頃に授業研究経験を積み上げることがその後の教員としての熟達が見られると報告を行った。[発表時間25分]
11 「理科の学習に対する自己評価」に関する考察
10年間の理科学習状況から理科離れを考える
口頭発表 2019-09-22日本理科教育学会 全国大会 第69回 教員養成コースで学ぶ学生を対象とした「理科学習体験アンケート」による理科学習に対する自己評価を手がかりに小学校・中学校・高等学校の10年間の理科学習の状況をつかみ、理科離れについての考察を行った。学年が上がるにつれて理科離れの傾向が見られる。これは特に、理解度・難易度の2点において顕著であった。一方で、関心度・好感度・参加度ではその傾向に違いが見られた。[発表時間15分][日本理科教育学会第69回全国大会発表論文集第17号 203p]
12 「理科の学習に対する自己評価」に関する考察
口頭発表 2019-11-30日本理科教育学会近畿支部大会
2018年度に担当した講義受講生に対する「小学3年生から高等学校までの理科の学習に対する自己評価」アンケートを実施した。理解度・関心度・難易度・得意不得意・好感度・学習への参加度の6点で集約をした結果、小学校から中学校へ、中学校から高等学校へという進学時に、理科の学習に対する6点に対する評価が下がることが分かった。特に理解度・難易度についてこの傾向が顕著に表れている。自由記述からは、計算能力・論理的展開などで苦手意識が高くなっていることも分かった。[発表時間]13分[要旨掲載雑誌名]令和元年日本理科教育学会近畿支部大会(和歌山大会)発表論文集p.76
13 「理科の学習に対する自己評価」に関する考察 10年間の理科学習状況から理科離れを考える口頭発表 2019-12-08教育目標・評価学会 第30回大会
初等教育コースの学生を対象としたアンケートをもとに10年間の理科学習状況の自己評価を調査した。その結果、小学校から中学校、高等学校へと進学する度に理科学習の自己評価が低下していることを示した。特に、理解度・難易度に関する自己評価の低下が顕著であり、今後の初等科教育法・教科に関する講義において、必要な手立てをとることが求めらるとともに、小学校の理科学習指導における観察実験の際に必要な予想・理由、結果の考察などの場面での指導改善の方向を示した。[発表時間25分討論15分][教育目標・評価学会第30回大会 発表要旨集録pp36-37]
14 大学生に見られる理科学習の実態と傾向 小・中学校時代の学びを中心とした考察電子版による論文発表 2020-11-28日本理科教育学会 近畿支部大会 理科学習に関わって理科離れが指摘されて多くの考察がされてきたが、本稿では、小・中学校の学習内容ごとの関心について問うアンケートから得られた結果を考察した。その結果、一般的に指摘されるように中学校への進学によって、理科に対して、授業が面白くない・公式や法則が多くあって難しいという理由で、理科離れの傾向が見られた。詳細として、小学校では、エネルギー分野で電気に関する学習への関心が低くなっている。中学校では、エネルギー分野での電流と磁界、粒子分野での酸化還元、イオンの学習に関する学習への意欲が低くなっている傾向が見られた。授業改善の検討によって関心を高める方策の検討が待たれると考えられる。[日本理科教育学会近畿支部大会発表論文集2020年度]
15 近年の理科離れに関する考察口頭発表 2021-08-01第59回 教育科学研究会全国大会(奈良大会) 「10年間の理科学習状況から理科離れを考える(2019・谷)」と「小学校中学校高等学校の理科学習に関するアンケート(中間まとめ)」をもとに、近年の大学生の理科離れに関した考察を行った。小→中→高校への進級とともに理科離れの状況があり、要因として内容の量や難しさから覚える教科である傾向を示した。単元内容毎に見られる興味関心を比較すると、中学校のエネルギー領域で関心の持てない生徒が多いことも示した。
以上15点

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