教育研究業績の一覧

徳田 剛
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 講義 2011-04-00 ~ 半期に1度レポート課題を課し、その折には論文作成の注意点の指導を行っている。レポート課題は講義内容に応じて、時事的な社会問題、地元の地域社会に見られる社会問題、自分の長所・短所など、自分自身や身近な問題にひきつけたテーマを与えた。また、学生の講義へのニーズや関心、および私自身の教務力向上のため、これまで担当した各講義において授業内アンケートを実施している。
2 社会調査の統計に関する授業 2011-04-00 ~ 社会調査の統計に関する授業や調査実習において、PC室を利用して、EXCEL、SPSSを用いた統計手法やアンケート調査データの統計処理の方法についてパソコン・プロジェクターを用いて解説した後、PC室にて実際に課題や統計処理の作業を受講学生に課している。
3 3年次の専門演習、4年次の卒論ゼミ 2013-04-00 ~ 3年次の専門演習、4年次の卒論ゼミでは、各自のテーマ決定後、図書館に引率して選書を行い、月に1-2回のペースでレジュメの作製とゼミ内での口頭報告を課している。夏・冬・春の長期休暇期間には、新書1冊分程度の課題図書の通読とレポート作成が課題となる。卒業論文提出後は、学科単位での卒論研究発表会が行われるので、A4で1枚程度の報告要旨の作成と口頭での研究発表に向けた指導を行う。
4 社会調査実習 2013-04-00 ~ 社会調査実習の授業を継続して担当しており「愛媛県の若者の意識とライフスタイル」についての質問紙調査を実施している。1年を通じて調査の企画と質問紙の作成、プリテストの実施と質問紙の修正、質問紙調査の実施(友人などへの雪だるま式サンプリングによる質問紙の配布・回収、付属高校の生徒への実施など)、データの入力と統計分析、報告書の作成と成果発表までのプロセスを通年で指導している(複数教員による共同での実施)。
5 学内の授業評価アンケートの結果 2016-04-00 「この授業科目に総合的に満足しましたか?」
・2015年度後期「地域社会学」
全くその通り 12件 かなりそうである 16件 普通 5件
(合計 33名)
・2015年度後期「量的データの解析」(社会調査士 E科目)
 全くその通り 12件 かなりそうである 12件 普通9件
 あまりそうではない 1件  (合計 34名)
2 作成した教科書、教材、参考書
1 講義 2011-04-00 ~ 講義形式の授業では、まず板書内容をノートに取らせながら授業の最初に要点整理を行ったのちにプリント資料を配布し、やや詳しい内容やテキストの引用箇所を読ませてアンダーラインを引かせることで、講義内容の理解・習得を促している。
2 多変量解析の授業 2012-09-00
~2017-02-00
多変量解析を教える授業では、データ一覧表を配布してSPSSでのデータ入力と変数の定義を行わせるとともに、度数分布表、クロス表の作成とカイ2乗検定、重回帰分析・因子分析等の実施の手順についての資料を配布し、結果データの提出をさせている。
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
1 1 社会調査実習報告書 2011-03-00 同志社大学社会学部において実施した社会調査実習に関する報告書。調査内容は、大阪市北区中崎町の町屋リニューアル店舗の経営者に対するインタビュー調査を中心としたフィールドワークなど。
2 2 社会調査実習報告書  2014-03-00
~2016-03-00
聖カタリナ大学人間健康福祉学部人間社会学科において実施した社会調査実習に関する報告書。2013年度、2014年度、2015年度の3か年分が公刊されている。調査内容は、愛媛県の学生(高校生・専門学校生・短大生・大学生)の意識や行動に関する質問紙調査の実施および分析。
3 社会調査実習報告書 2018-03-00 同志社大学社会学部において実施した社会調査実習に関する報告書。調査内容は、京都市中心部におけるインバウンド対応に関するインタビュー調査を中心としたフィールドワークなど。
4 その他教育活動上特記すべき事項
B 職務実績
1 外部資金の獲得(科研費 研究成果公開促進費(学術図書)) 0000-00-00 fff
2 外部資金の獲得(日本カトリック大学連盟研究助成金、研究代表者) 2013-04-00 日本カトリック大学連盟より2013年度・研究助成金に採択され、研究代表者として研究分担者2名の体制で研究統括を行った。採択課題名:「外国人住民の「非集住地域」における包摂と地域振興に関する研究」。期間は1年間、100万円。
3 外部資金の獲得(科学研究費補助金、研究分担者) 2013-04-00 科学研究費助成事業(基盤研究B)「『都心回帰』時代の大都市都心における地域コミュニティの限界化と再生に関する研究」(研究課題番号:25285160、研究代表者:鯵坂学)において、 大阪都市圏の都心部における外国人住民の人口動態と地域分布の研究を担当した。
4 外部資金の獲得(科学研究費補助金、研究代表者) 2016-04-00
~2019-03-31
科学研究費助成事業(基盤研究C)「人口減少時代の地方都市・中山間地域の多文化化と地域振興に関する社会学的研究」(研究課題番号:16K04130、研究代表者:徳田剛)において、研究代表者として研究分担者4名の体制で研究統括を行った。
5 外部資金の獲得(科学研究費補助金、研究分担者) 2016-04-01
~2019-03-31
科学研究費助成事業(基盤研究B)「「選択と集中」時代における大都市都心の構造変動の研究:6大都市の比較」(研究課題番号:16H03703、研究代表者:鯵坂学)において、 大阪都心部の人口動態の把握と外国人住民の分布や地域社会との関係等の研究を担当した。
6 外部資金の獲得(科学研究費補助金、研究分担者) 2017-04-01 ~ 科学研究費助成事業(基盤研究C)「多文化共生社会の構築における宗教の社会的役割に関する実証的研究」 (研究課題番号:17K02239、研究代表者:白波瀬達也)において、地域社会における宗教セクターの役割や、地方在住外国人にとってのカトリック教会の意義について研究を行っている。
7 外部資金の獲得(科学研究費補助金、研究代表者) 2019-04-01 ~ 科学研究費助成事業(基盤研究B)「日本の地方部における多文化化対応とローカルガバナンスに関する地域比較研究」(研究課題番号:19H01579、研究代表者:徳田剛)において、研究全体の統括、日本の地方部における多文化共生のあり方、日・韓・独の移民政策(とりわけ中央政府と地方自治体の関係性や役割分担など)について研究を進めている。
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 1995-04-00~1996-03-00 神戸市長田区の旭若松連合自治会、鷹取東第一地区復興まちづくり協議会にて学術ボランティアに従事(会議議事録の作成、復興かわらばんの作成補助、被災住民の生活実態調査の実施と分析等)
2 1995-07-00~0000-00-00 日本社会学会 入会
3 1996-04-00~0000-00-00 ジンメル研究会 入会(2012年4月~2014年3月まで研究会事務局を担当)
4 1997-04-00~0000-00-00 関西社会学会 入会
5 2004-04-00~2005-01-00 震災10年市民検証研究会拡大幹事会メンバー(出版編集協力)
6 2005-12-00~0000-00-00 日本社会学史学会 入会
7 2006-04-00~2007-03-00 「震災で障害を負った方と家族を支援する会」スタッフ(事務局業務、調査および資料分析)
8 2009-05-00~0000-00-00 日本都市社会学会 入会(2013年9月より2017年9月まで 編集委員を担当)
9 2011-04-00~0000-00-00 「聖カタリナ大学インターンシップチーム」のチームリーダー 授業運営の統括を担当し、大学コンソーシアムえひめ・インターンシップ部会に参加。
10 2011-07-00~2011-11-00 「2011年度人権問題講演会 震災をとおして人権を考える-阪神・淡路大震災の体験から学ぶ-」(主催:NPO法人Do、於:コムズ、全4回) *コメンテーターとして各回に参加・登壇。第1講「避難所を運営して」(平成23年7月12日)、第2講「震災と視覚障害者」(同9月30日)、第3講「震災とメンタルヘルス」(同10月14日)、第4講「震災と子どもたち」(同11月5日)
11 2011-10-00~2011-10-00 「きょうされん愛媛支部・第1回学習会」(於:松山市総合福祉センター)講師*題目:「震災と障害者-被災地では何が起こるか」
12 2012-06-00~2012-06-00 「まつやまシニアカレッジ」(松山市社会福祉協議会主催)に第3回講師「災害被災地では何が起こるか」
13 2012-10-00~2012-10-00 「災害ボランティア養成講座」(松山市社会福祉協議会ほか主催、全4回)のトータルアドバイザーおよび講師 講義担当(10月13日) 題目:「もしもあなたが避難所の運営に関わることになったら?」
14 2012-12-00~2012-12-00 愛媛県地域自殺対策緊急強化事業・ラジオ特別番組に出演(NPO法人こころ塾主催、事前に寄せられた相談への助言・コメント。12月中旬に南海放送でオンエア)
15 2013-02-00~2013-02-00 「地域応援セミナーちゅうよ」(地域応援セミナーちゅうよ実行委員会主催)の第2分科会「つながる・ひろがる・防災力!~子どもたちがつなぐ地域と防災」において講演およびコーディネイター 講演題目「子どもの防災意識から見る地域づくりの課題―アンケート調査の結果から」
16 2013-02-00~2013-02-00 松山市地区社協連絡協議会第7ブロック研修会において講演。題目:「支え合いの地域づくり~神戸の仮設・復興住宅の経験から~」
17 2013-03-00~2013-03-00 「平成24年度地域防災会」(松山市自主防災組織ネットワーク会議主催)において講演。題目「災害時要援護者対策」
18 2013-05-00~0000-00-00 地域社会学会 入会(2015年5月より学会賞推薦委員、2016年5月より編集委員を担当)
19 2013-06-00~2013-06-00 「まつやまシニアカレッジ」(松山市社会福祉協議会主催の市民講座)に講師(第3回担当) 題目:「現代における地域コミュニティの現状と課題」
20 2013-09-00~2013-09-00 「えひめボランティア交流研修会」(愛媛県ボランティア連絡協議会主催)において講演およびトークセッションのコーディネイターとして参加予定。講演題目:「誰もが暮らしやすい地域づくりを目指して~協同・連携の視点から」
21 2014-02-00~2014-02-00 愛媛県児童福祉施設連絡協議会の職員研修会に分科会の助言者、講演者 題目:「発達障害及び支援が困難な児童の状況調査より」 *2013年10月から講演題目の質問紙調査の企画への助言とデータ分析に協力。本研修会にて分析結果を報告。
22 2014-04-00~2015-03-00 大学コンソーシアムえひめ・インターンシップ部会の部会長。愛媛大学、松山大学、松山東雲女子大学・同短期大学、聖カタリナ大学の合同で実施しているインターンシッププログラムの統括業務など。
23 2014-08-00~2015-03-00 「松山市都市再生協議会・中心市街地賑わい再生社会実験専門部会」委員
24 2014-10-00~2015-03-00 「松山市都市再生協議会・アーバンデザインスクール運営委員会」委員
25 2015-01-00~2015-01-00 松山アーバンデザインスクール(2014年度)の第6講を担当。講義題目:「防災」と「まちづくり」について考える
26 2015-07-00~2015-07-00 FM愛媛 p-upモーニングに出演。題目:「愛媛県の防災まちづくりについて」 オンエア5分×10回
27 2015-07-00~2015-07-00 「聖カタリナ大学ボランティアウィーク2015」において「災害ボランティアワークショップ」の講師を担当。題目:「防災まちづくりと被災者支援について」
28 2016-01-00~2016-01-00 平成27年度愛媛銀行寄付講座・聖カタリナ大学公開講座「風早の塾」第11講を担当。講義題目:「ペット防災と同行避難について考える」
29 2016-03-00~2016-03-00 「災害ボランティア研修会」(伊予市社会福祉協議会主催)講師およびワークショップ(HUGゲーム)コーディネイターを担当。講義題目:「過去の災害から学ぶ地域の減災力」
30 2016-08-00~2017-03-00 “防災・減災”講演会・ワークショップ実行委員会委員(事務局:NPO法人えひめ311、企画・イベント司会・コーディネイター等を担当)
31 2017-04-00~2017-09-00 愛媛新聞文化欄コラム「四季録」執筆担当(週1回掲載)
32 2017-12-00~0000-00-00 「宗教と社会」学会 入会
33 2018-03-00~2018-03-00 「過疎・過密地域寺院支援講習」(主催:真宗大谷派企画調整局)にて講師を担当。演題「「人口減少時代の寺院と地域社会」の現状と課題」
34 2018-07-00~0000-00-00 日本宗教学会 入会
35 2019-02-00~0000-00-00 移民政策学会 入会
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 『復興・防災まちづくりの社会学』(阪神・淡路大震災の社会学3)共著 1999-02-00昭和堂 本書は、平成7年1月17日に起こった阪神・淡路大震災について、救助・避難から復興・再生のまちづくりに至るまで、発災当時から4年後までの軌跡を追ったシリーズの第3巻であり、とりわけ緊急対応の段階から脱し、いかにまちや被災者の生活の復旧・復興を実現していくかがさまざまな角度から論じられている。全384頁
編者:岩崎信彦、鵜飼孝造、浦野正樹、辻勝次、似田貝香門、野田隆、山本剛郎
共著者:大矢根淳、伊藤亜都子、三輪嘉男、佐藤彰男、木村明子・浦野正樹・小松秀雄・今野裕昭・徳田剛・大原径子・文貞実・山本かほり・仲野誠・荻野昌弘・吉川忠寛・横田尚俊・倉田和四生・長田功一・辻勝次。
本人担当部分:第3章第3節「4年目を迎えた生活と住宅の再建の歩み―長田区鷹取東の事例」38頁(p.144-p.182)を共著(徳田剛、伊藤亜都子、大原径子)復興と生活再建状況の分析を担当。
2 『大震災 5年の歳月』(阪神大震災研究4)共著 1999-12-00神戸新聞総合出版センター 本書は、神戸大学の各学部・研究科の研究者がそれぞれの専門的視点から阪神・淡路大震災の諸問題を分析した全5巻のうちの4巻目にあたり、緊急避難期を過ぎた段階での被災地の復興プロセスと課題について取り上げられている。 全427頁
編者:神戸大学<震災研究会>
共著者:奥地連一・吉田順一・平山洋介・後藤隆雄・中谷武・田結庄良昭・塩崎賢明・原田賢使・徳田剛・岩崎信彦・上野易弘・宮崎隆吉・今井信雄・相澤亮太郎・浅野慎一・新垣正美・宝田耕三・渥美公秀・加藤謙介・鈴木勇・渡邊としえ・波田重照・平野昌繁・石橋克彦・寺島敦
本人担当部分:第2章第4節「被災住民の生活再建は進んでいるか ― 従前居住地(鷹取東第一地区)を離れた住民の生活実態から」34頁(p.165-p.199、単独執筆)
3 『ゲオルク・ジンメルと社会学』共著 2001-06-00世界思想社 本書は、ジンメル研究会の主要メンバーが執筆を担当し、ドイツの社会学者ゲオルク・ジンメルの社会学や思想のエッセンスを概説したものである。全273頁。編者:居安正・副田義也・岩崎信彦 共著者:廳茂・居安正・徳田剛・向井守・那須壽・川本格子・浜日出夫・犬飼裕一・永谷健・早川洋行。
本人担当部分:第3章「アメリカ社会学におけるジンメル受容」21頁(p.85-p.106、単独執筆)。
4 『シカゴ学派の社会学』共著 2003-11-00世界思想社 本書は、19世紀末にロックフェラーの出資によって設立されたシカゴ大学社会学部を中心として、とりわけ20世紀前半のアメリカ社会学界をリードしたシカゴ学派の都市社会学の研究概要について概説したもの。全387頁。
編者:中野正大・宝月誠
共著者:中野正大・宝月誠・高山龍太郎・近藤敏夫・加藤一巳・徳田剛・鎌田大資・寺岡伸悟・小川伸彦・西川知亨・水野英莉・吉田竜司・玉井眞理子・原田豊・藤澤三佳・大山小夜・金子雅彦・野田浩資・桑原司・倉石一郎・油井清光。
本人担当部分:第2章第3節「ジンメルとシカゴ学派―パークのジンメル受容」10頁(p.68-p.78、単独執筆)。
5 『災害文化と災害教育 <大震災からの伝言>』共著 2008-01-00昭和堂 阪神・淡路大震災から10年以上から経過し、この震災から得た体験やノウハウが災害文化や災害教育としてどのような形で継承されているか、あるいは継承されるべきかを、震災を経験し被災地で活動した研究者や活動家がそれぞれの視点から考察した。全281頁。
編者:岩崎信彦、林勲男、田中泰雄、村井雅清  共著者:岩崎信彦・村井雅清・徳田剛・下村美幸・西村康男・中溝茂雄・諏訪清二・有木康雄・田中泰雄・瀬口郁子・山本唯人・深井純一・奥村弘・佐々木和子・寺田匡宏・吉椿雅道・林勲男・黒田裕子。
本人担当部分:第三章「忘れられた被災者―県外・市外避難者と震災障害者」9頁(p.34-p.43、単独執筆)。
6 『ジンメル社会学を学ぶ人のために』共著 2008-10-00世界思想社 本書は、G・ジンメルの大著『社会学』の刊行百周年を記念し、ジンメルの生涯と著作、および他の社会学者の業績との関連について概説したものである。全324頁。
編者:早川洋行・菅野仁
共著者:廳茂・大鐘武・川本格子・岡澤憲一郎・杉本学・菅野仁・早川洋行・浜日出夫・徳田剛
本人担当部分:第11章「ジンメルとデュルケム―社会分化と個性化へのまなざし」、第12章「ジンメルとパーソンズ―行為理論の展開と『形式社会学』批判」37頁(p.239-p.276、いずれも単独執筆)
7 『外国人住民の「非集住地域」の地域特性と生活課題―結節点としてのカトリック教会・日本語教室・民族学校の視点から-』共著 2016-03-00創風社出版 本書では、これまでの移民・エスニシティ研究では十分に取り上げられてこなかった外国人住民の「非集住地域」をどのように分析・考察するかについてのアプローチ方法を提示した。また、事例研究として、「非集住地域」の外国人住民の結節点としてのカトリック教会、地域の日本語教室、民族学校を取り上げた。全221頁。共著者:徳田剛、二階堂裕子、魁生由美子。
本人担当部分:序章「多文化社会・日本」の現況、第1章「非集住地域」における外国人支援セクターとしてのカトリック教会、第4章外国人住民の「非集住地域」の地域特性-「ムラの国際結婚」と被災外国人研究の視点から、補論「東北発多文化共生」をめぐる認識の衝突について。112頁(p.7-p.80、p.176-p.215、いずれも単独執筆)
8 『現代日本の宗教と多文化共生-移民と地域社会の関係性を探る』共著 2018-04-00明石書店 本書では、ここ数十年で増加傾向にある日本在住の外国人の宗教と「多文化共生」政策との関連について各章において論じられている。全234頁。編著者:高橋典史・白波瀬達也・星野壮。共著者:野上恵美、荻翔一、山本崇記、永田貴聖、岡井宏文、徳田剛。本人担当部分:第9章「地域政策理念としての「多文化共生」と宗教セクターの役割」の執筆を担当。多文化共生理念の意味変容とその背景を探り、地域社会における多文化化対応の苦境における宗教セクターが果たしうる役割について考察した。23頁(p.205-228)
9 『ジンメルの論点』共著 2018-11-15ハーベスト社 本書は、19世紀末から20世紀初頭に活躍した哲学者・社会学者であるゲオルク・ジンメルの広範な業績から、キーとなる諸概念についてその要点解説を行ったものである。巻末には日本語・ドイツ語によるジンメル全集、翻訳書、研究書に関する書誌情報も掲載した。その中で、主にジンメルの都市、文化、美学に関する解説文の執筆と参考資料リストの作成を担当した。全196頁。共著者:徳田剛、杉本学、川本格子、早川洋行、浜日出夫。本人担当部分:第2部16-20節、22節(78-100頁、105-109頁)、全28頁。
10 『地方発 外国人住民との地域づくり-多文化共生の現場から』共編著 2019-02-20晃洋書房 2010年代に入って、特に地方部での外国人人口の増加が著しい。しかし、2019年4月の法改正に伴って日本全国で外国人人口の増加が見込まれるなか、都市部と比べると多文化共生に向けた取り組みのノウハウや経験値は十分でない。本書は地方部における外国人住民の生活課題や多文化の地域づくりの取り組みについて、これまでの共同研究の成果を取りまとめたものである。編者:徳田剛、二階堂裕子、魁生由美子。共著者:武田里子、高畑幸、大森典子、高橋志野、新矢麻紀子、向井留美子、棚田洋平、大村昌枝、田村周一、一條玲香、堀西雅亮、大黒屋貴稔。本人担当部分:全体の編集統括、序章(p.1-17)、第1章(p.20-34)、第3章(p.52-66)の執筆。全222頁。
11 さまよえる都市・大阪-「都心回帰」と地域コミュニティ共編著 2019-05-00東信堂 本書では、大阪市および大阪都市圏における人口の「都心回帰」現象を中心に、都市構造の変容と地域住民の生活環境、大阪(都市圏)の今後の動向について、16名の分担執筆により明らかにした。編者:鰺坂学・西村雄郎・丸山真央・徳田剛。共著者:妻木進吾・中村圭・杉本久未子・田中志敬・加藤泰子・柴田和子・八木寛之・堤圭史郎・浅野慎一・二階堂裕子・陸麗君・岩崎信彦本人担当部分:共著書全体の編集、大阪市内の人口分布(4章)、北区済美地区の長屋再生店舗スタッフと来街者の動向(9章)、大阪市の外国人人口の分布と動態(14章)、第2部・第3部の概要文の執筆を担当した(16-18頁、82-105頁、125-126頁、133-136頁、191-193頁、220-226頁、261-262頁、295-304頁)。
12 よそ者/ストレンジャーの社会学単著 2020-02-00晃洋書房 本書は、英語圏では”stranger”、日本語ではよそ者やストレンジャーという語で語られてきた、外来者や異質な者についての社会学者たち(ジンメル、パーク、シュッツ、バウマン、アーリら)による概念彫琢のプロセスを明らかにし、都市化、グローバル化、ポストモダン社会、モビリティなどの用語とともに語られてきた、多様なメンバーによって構成される社会状況がどう読み解かれてきたかを論じた。2007年の博士論文『よそ者の社会学-近さと遠さのダイナミズム』をもとに執筆。
13 社会学共著 2020-08-00昭和堂 油井清光・白鳥義彦・梅村麦生編『社会学』第6章「現代的な生きづらさ-マイノリティの社会学」(p.93-103)の執筆を担当。同章では、マイノリティという言葉の定義を確認したうえで、貧困、移住、災害などの理由で社会的マイノリティとなった人たちの抱える問題状況を概観し、社会学という学問がマイノリティが抱える社会問題をどのように取り扱うかについて述べた。
14 社会学と社会システムその他 (分担執筆) 2021-02-00中央法規出版
以上14点
Ⅱ学術論文
1 区画整理事業「第一号地区」への住民の歩み―阪神大震災下の鷹取地区―単著 1996-03-00『社会学雑誌』13号、神戸大学社会学研究会 震災直後の1995年3月から9月にかけて実施した神戸市長田区鷹取東地区の震災復興まちづくり活動への参与観察および住民へのアンケート調査の結果に基づいて、被災直後の地元コミュニティの混乱状況から早期にまちづくり協議会を組織し、同年9月に区画整理事業の計画決定にいたったプロセスを明らかにした。14頁(p.80-p.93)
2 『貨幣の哲学』におけるジンメルの分析視角単著 1998-03-00『社会学雑誌』15号、神戸大学社会学研究会 20世紀初頭の社会や文化について優れた考察を行ったゲオルク・ジンメルの大著『貨幣の哲学』のねらいと分析視角について考察した。10頁(p.157-p.166)
3 阪神大震災四年目の地域状況―神戸市長田区鷹取東における住宅再建とまちづくり―単著 1999-03-00『社会学雑誌』16号、神戸大学社会学研究会 被災後4年目を迎えた神戸市長田区鷹取東地区の住民を対象に行った聞き取り調査とアンケート調査の結果を整理し、同地区の住宅再建状況と未再建の住民の今後の見通しを見ることで同地区の震災復興まちづくりの進捗を明らかにした。9頁(p.109-p.117)
4 「社会的距離」概念の射程―ジンメル、パーク、ボガーダスの比較から―単著 2002-02-00『ソシオロジ』第46号第3号 20世紀前半のアメリカにおいて熾烈を極めた人種間闘争や移民問題を科学的に分析し、その解決方策を探るための概念として提唱された「社会的距離」概念の構築プロセスを詳述した。16頁(p.3-p.18)
5 マージナル・マン概念の射程単著 2004-03-00神戸大学文学部『紀要』 第31号 シカゴ大学の代表的な都市社会学者であったパークとその弟子であるストーンクィストによって提唱されたマージナル・マン概念の意義と射程を、後の経験的なエスニシティ研究による批判的諸研究をふまえながら検証した。
17頁(p.19-p.35)
6 よそ者概念の問題機制―「専門家のまなざし」と「移民のまなざし」の比較から―単著 2005-02-00『ソシオロジ』第49巻 第3号 本稿は、よそ者(Stranger)をめぐる欧米の社会学的研究の代表的な論者であるG・ジンメルとA・シュッツの議論をとりあげ、両者のよそ者観を、ある集団にやって来るがホスト社会と一定の距離をとりながら独自の役割を果たすジンメルの「専門家タイプ」と新しくやって来た集団の正式なメンバーとして参入しようと様々な努力をするシュッツの「移民タイプ」とし、両者のまなざしやホスト社会のリアクションなどの論点について比較検討した。
16頁(p.3-p.18)
7 マージナル・マン論の展開―E・V・ストーンクィストの著作を中心に―単著 2006-03-00科学研究費補助金[基盤研究(B)] 研究成果報告書『現代社会におけるシカゴ学派社会学の応用可能性』(研究代表者:中野正大) 本稿では、ジンメルのよそ者論、およびR・E・パークによるマージナル・マン概念を継承、発展させたE・V・ストーンクィストの著作の概要を示した。彼は、20世紀前半における移民社会アメリカを始めとする世界各地の植民地社会における混血の人々(インドのヨーロッパ系混血、ユダヤ系、アフロ系、東洋系など)がおかれた文化的・社会的な排除状況を具体的に紹介している。本稿では、多文化・多民族社会における人種間の混交、人種集団の対立と融和の可能性という観点から同書の意義について考察した。12頁(p. 165- p.176)
8 よそ者の社会学―近さと遠さのダイナミズム単著 2007-03-00博士学位論文、神戸大学 本稿では前半部においてG・ジンメル、R・E・パーク、A・シュッツらのよそ者をめぐる議論の概要とその展開について整理し、後半部ではこれらのよそ者の社会学の成果を参照しつつ、D・N・レヴィン、L・D・ハーマン、Z・バウマンの議論を参照しつつ近代およびポスト近代の社会・文化状況におけるよそ者のありようを明らかにした。さらにこれらの分析枠組を踏まえつつ、阪神・淡路大震災における「地域外避難者」と「震災ボランティア」の事例とともに現代の日本社会におけるよそ者の「離断」と「つながり」の諸相を考察した。 全167頁
9 よそ者概念の社会学的彫琢―G・ジンメルによる概念規定を中心に―単著 2007-03-00『社会学雑誌』24号 神戸大学社会学研究会 本稿は、社会学におけるよそ者概念の最初の提唱者であるG・ジンメルの論究について、『貨幣の哲学』『社会学』における概念規定とその射程を明らかにし、さらにアメリカの人類学者・社会学者であるM・M・ウッドによるよそ者論の批判的継承の試みを通じて、同概念の彫琢プロセスを明らかにした。15頁(p.97-p.111)
10 「成熟したボランティア」に向けて―「もちつ・もたれつ」のススメ単著 2008-12-00神戸山手大学『紀要』第10号 本稿では、「よそ者どうしのつながり」を作り出す関係原理としてのボランティアの意義を明らかにするとともに、それが「贈与」行為であるがゆえに、支援対象者との間に非対称的関係を作ってしまう恐れがあることを指摘した。そさらには、そのような関係への対応として、支援対象者からの「お返し」の契機を確保することにより、ボランティア活動を(広い意味での)相互支援的な関係へと展開していくための提言を行なった。14頁(p.1-p.14)
11 大阪市における都心回帰-1980年以降の統計データの分析から―共著 2009-03-00『評論・社会科学』第88号 同志社大学社会学会 1990年代後半から日本の大都市において都心部の人口増加現象が見られ、人口の都心回帰現象として注目されている。本稿では、国勢調査などの各種統計データの分析から、大阪市の都心回帰現象の特徴について、人口移動の空間的特徴や、性別・年齢・世帯などの各属性からみた都市変動の諸相について明らかにした。43頁(p.1-p.43)。本人担当部分:都市社会学研究における都心回帰現象、大阪市の地勢と基礎統計データの提示、分析結果の考察と今後の課題(1・2・5節)、26頁(p.1-p.14、p.31-p.42)。共著者:徳田剛、妻木進吾、鰺坂学。
12 都心回帰時代の地域住民組織の動向―大阪市の地域振興会を中心に共著 2010-06-00『評論・社会科学』第92号 同志社大学社会学会 本稿では、高層マンションの増加などによって近年大きく変化してきている都心部の地域状況を明らかにするため、大阪市の地域住民組織(大阪市地域振興会・日赤奉仕団)を取り上げ、その歴史的な成立経緯、制度枠組および町会長インタビューによる現況の記述を行った。87頁(p.1-p.87)
本人担当部分:大阪の地域住民組織の歴史的変遷(日赤奉仕団から地域振興会への展開、第2節)15頁(p.5-p.19)
共著者:鯵坂学・徳田剛・中村圭・加藤泰子・田中志敬
13 Z・バウマンの社会秩序観―『よそ者』と『社会的距離』の視点から単著 2010-06-00『社会学史研究』第32号 日本社会学史学会 本稿は、現代における社会秩序のあり方や社会的排除について考察しているZ・バウマンをとりあげ、彼の議論のキータームである「よそ者」と「社会的距離」を中心に、ホロコースト論を中心とした近代社会論からポスト近代思想に基づく現代社会の秩序に関する議論の意義と課題について論究した。15頁(p.59-p.73)
14 「都心回帰」時代のマンション住民と地域社会―大阪氏北区のマンション調査から―共著 2011-09-00『評論・社会科学』第97号 同志社大学社会学会 p.1-39 本稿は、「都心回帰」現象によって人口増加が進む大阪市北区のマンション住民への調査結果に基づきながら、同地区の新住民層であるマンション住民の特性や地域社会とのかかわりの現況と課題について分析を行ったものである。39頁(p.1‐p.39)
本人担当部分:同調査の概要およびマンション住民の属性、住居および生活意識の特徴などの分析(3節)7頁(p.8‐p.14) 共著者:鯵坂学、徳田剛。
15 Z・バウマンのホロコースト論と近代批判単著 2011-12-00『港(ナマール)』第16号 神戸・ユダヤ文化研究会 本稿は、Z・バウマンの近代批判における中心的な書物である『近代とホロコースト』(1989)をとりあげ、彼によるナチスのホロコーストに関する考察の基礎的な分析視角となっている近代社会の秩序原理とそこにおけるよそ者の位置づけを中心に、同書の概要と意義について明らかにした。16頁(p.44-p.59)
16 社会学におけるstranger論の展開単著 2012-03-00科学研究費補助金[基盤研究(C)] 研究成果報告書『「21世紀型の社会統合の思想的グランドデザイン」の構想~古典と現代の媒介』(研究代表者:廳茂) 本稿は、博士学位論文で取り組んだG・ジンメル、R・E・パーク、A・シュッツらのよそ者(stranger)に関する古典的議論から、現在のZ・バウマンらによる現代的なstrangerに関する議論、そしてEU圏への移民問題等、経験的な課題の分析を視野に入れたドイツのder Fremdeをめぐる議論に至る一連の論考について総括し、その意義と今後の展開可能性について論究したものである。28頁(p.113-p.140)
17 地域社会のグローバル化におけるカトリック教会の役割―愛媛県の教会における英語ミサの実践例から単著 2012-12-00『聖カタリナ大学キリスト教研究所紀要』第15号 本稿では、地域社会のグローバル化の流れの中で日本に入ってきた海外からの移住者のうち、相対的に外国人住民の数が少ない非集住地域に住む人々にとってのセーフティネットとしての宗教教団の役割について考察した。対象として、愛媛県における在日フィリピン人の結節点となっているカトリック教会の英語ミサの事例をとりあげた。
14頁(p.17-p.30)
18 現代社会におけるstranger論の課題―現代的な社会的孤立と関係の再構築に向けた一考察単著 2014-03-00科学研究費補助金[基盤研究(C)] 研究成果報告書『社会学の公共性とその実現可能性に関する理論的・学説史的基礎研究』(研究代表者:出口剛司) 本稿では、これまでに主に論じてきたstranger論の展開と現代社会の諸現象への適用可能性について再整理を行い、この一連の議論の理論的な可能性と課題について整理を行った。12頁(p.49‐p.60)
19 「都心回帰」時代の東京都心部のマンション住民と地域生活―東京都中央区での調査を通じて―共著 2014-11-00『評論・社会科学』第111号、同志社大学社会学会 本稿は2013年11-12月に東京都中央区の都心マンション住民を対象に行った質問紙調査をもとに、調査対象者の生活意識や地域とのつながり等についての分析を行った共同調査の研究成果として執筆されたものである。113頁(p.1-p.112)
担当箇所:第8章「マンション居住とペット飼育」 8頁(p.68-p.75)
共著者:鯵坂学・上野淳子・丸山真央・加藤泰子・堤圭史郎・徳田剛。
20 愛媛県のカトリック系移住者・滞在者の生活課題と信仰―英語ミサ参加者への質問紙調査の結果から―単著 2014-12-00『聖カタリナ大学キリスト教研究所紀要』第17号 本稿は、「非集住地域」に暮らすフィリピン系の人たちの生活状況、および移住・滞在先のカトリック教会への訪問とその宗教的な意味合いに関する質問紙調査の結果を分析したものである。そこでは、外国人住民の少ない地域における宗教心の充足や人間関係の結節点としての重要性が明らかとなった。18頁(p.35-p.52)
21 防災教育を起点とした地域づくりの可能性―愛媛県中予地方の小学生アンケート調査結果から―単著 2014-12-00『聖カタリナ大学人間文化研究所紀要』第19号 本稿では、愛媛県中予地方の小学生アンケート調査の結果を基に、回答した児童の属性、生活意識、地域の大人たちとのつながり、防災に関する知識や行動について明らかにし、「地域の子どもたちの命を守る」という基本コンセプトの下に地域防災を促す方策を検討した。19頁(p.51-p.69)
22 被災外国人支援におけるカトリック教会の役割と意義―東日本大震災時の組織的対応とフィリピン系被災者への支援活動の事例より―単著 2015-05-00『地域社会学年報』第27集、地域社会学会 本稿では、「非集住地域」の激甚災害被災地における被災外国人への支援セクターとしてのカトリック教会の意義について、「教区分担制」による広大な被災地域へのカトリック教会の支援体制の構築、東京国際カトリックセンターによるフィリピン系移住者の帰国支援等の活動実態をフォローしつつ考察した。14頁(p.113-p.126)
23 激甚災害被災地におけるペット飼育者支援に関する考察─宮城県仙台市での取り組み事例から─単著 2016-10-00『聖カタリナ大学人間文化研究所紀要』第21号 本稿では、2011年3月の東日本大震災発生後の宮城県において、被災したペット飼育者がどのような形で避難を行い、それを関係する諸団体がいかにしてニーズの把握と支援活動の展開を行ったかについて、聞き取り調査の結果を元に整理した。とりわけ、日本国内では建設棟数や供給戸数からして類を見ない取り組みである、仙台市のペット飼育者向けの災害復興公営住宅の立案・準備・運用について取り上げた。18頁(p.33-p.50)
24 G・ジンメルの「空間の社会学」-空間・都市・移動をめぐって-単著 2017-06-00『社会学史研究』第39号 本稿では、社会科学における「空間論的転回」およびJ・アーリによる「モビリティ・スタディーズ」の提唱において近年注目を集めている、G・ジンメルの空間論の概要について整理した。とりわけ、都市、移動(者)、よそ者などのキーワードを中心として、現代社会の諸現象の考察においてどのような示唆が得られるかについて論述した。19頁(p.27-p.45)
25 新潟における災害時のペット同行避難者への対応についての考察単著 2018-03-00『哲學論集』第64号 本稿では、日本国内における被災ペットおよび飼い主の支援について先進的な取り組みがなされ、災害避難所における「ペット同行避難」の先行事例としてしばしば参照されることとなった、2000年代の新潟県と県内市町村における取り組みの経緯について、現地での聞き取り調査を元に明らかにした。17頁(p.30-p.46)
26 地域社会と寺院の抱える問題点の研究-課題と分析視角-共著 2018-03-00『大谷大学真宗総合研究所紀要』第35号 本稿は、大谷大学真宗総合研究所の特定研究として取り組まれている「新しい時代の寺院のあり方」研究の問題意識と研究状況についてまとめられており、共同研究者として執筆に参加した。21頁(p.1-p.21) 担当箇所は、第1節「「過疎と寺院」に関する問題意識の高まりと調査研究の蓄積」および2節1「地域調査に基づいたアプローチ」7頁(p.4-p.11)。共著者:木越康、東舘紹見、山下憲昭、徳田剛、藤枝真、藤元雅文。
27 「中山間地域に立地する真宗寺院の現状と課題―人口動態と他出子対応の視点から」共著 2019-03-00『大谷大学真宗総合研究所紀要』第36号 本稿では、真宗総合研究所・特定研究班「寺院と地域のあり方」研究の一環として行われた、岐阜県揖斐川町春日地区での聞き取り調査をもとに、同町の将来的な人口動態予測も参照しながら、同地域における寺院と地域の今後の動向について考察を行った。15頁(p.1-15)、担当箇所:序、2-1,2-4,3、4(p.1.9.12-15)共著者:山下憲昭、松岡淳爾。
28 「地方在住外国人の増加と地域社会の対応についての考察-ローカルガバナンス論の視点から」単著 2019-04-00『社会分析』46号、日本社会分析学会 本稿は、前出の「日本の地方部の多文化共生」に関する共著書の概要をまとめたものに、今後の考察課題の内容について加筆したものである。とりわけ、国内外の地方部への移住とその定着の社会環境要因について地域間比較をするために「ローカルガバナンス」概念をもとに分析視角を措定した。20頁(p.3-22)。
29 「地域とアートの“幸福な関係”は いかにして可能か? ―G・ジンメルのアイデアを参考に―」
単著 2019-05-00『現代社会学フォーラム』、関西社会学会 本稿では、2018年度関西社会学会の大会シンポジウムのテーマに沿って、地域とアートの関係性についてゲオルク・ジンメルの文化論、美学論を踏まえつつ「とって」「社交」「よそ者」の3つのアイデアをもとに考察を行った。11頁(p.138-148)。
30 「農村における『多文化』化を活かすには-社会的共生への課題」単著 2020-05-00『農業と経済』2020年6月号、昭和堂 本稿では、地方在住外国人の増加によって「多文化」化が進行している地方部、農村地域にとってその変化がどのような意味を持つかを整理したうえで、こうした地域における外国ルーツの人びとへのサポート体制の構築や、ホスト社会との社会的共生に向けた課題点がどこにあるかを明らかにした。12頁(p.6-17)。
31 「大阪都心部における地域づくりと都市構造の変容-大阪市北区中崎町の長屋再生エリアを題材として-」単著 2020-05-00『地域社会学会年報』第32集、地域社会学会 本稿では、都市部における地域再生のアプローチとしての「リノベーションによるまちづくり」という手法について、大阪市北区中崎町界隈の長屋再生エリアの動向を踏まえて考察を行い、同地区の今後の見通しおよびこの方法論のポテンシャルと限界について示した。15頁(p.47-61)。
以上31点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 区画整理事業地域の住民の歩み(2)阪神大震災下の鷹取地区口頭発表 1995-09-00日本社会学会第68回大会(於:東京都立大学) 震災直後の平成7年3月から9月にかけて実施した神戸市長田区鷹取東地区の震災復興まちづくり活動への参与観察および住民へのアンケート調査の結果に基づいて、被災直後の地元コミュニティの混乱状況から早期にまちづくり協議会を組織し、同年9月に区画整理事業の計画決定にいたったプロセスを明らかにした。
2 ゲオルグ・ジンメルにおける個人の地位口頭発表 1997-05-00関西社会学会第48回大会(於:金城学院大学) 本報告では、ジンメルの近代文化論と形式社会学の作品の中で示された彼の社会観を参照しつつ、ジンメルが示そうとした近代社会における「個人の地位と運命」について考察をおこなった。
3 ゲオルグ・ジンメルにおける“文化”と“社会”口頭発表 1998-03-00日本社会学史学会・平成9年度関西例会2(於:関西学院大学) ジンメルは、彼の形式社会学的方法に基づいた諸作品において諸個人の相互作用に基づいた社会観を提示するとともに、貨幣の哲学や都市文化論などを通じて近代文化の基本原理を明らかにしている。ここでは「個人の地位と運命」というそれらに通じる問題関心から彼の文化観と社会観の対比を行った。
4 阪神大震災4年目の地域状況(1)―神戸市長田区鷹取東におけるまちと住宅の復興―口頭発表 1998-05-00関西社会学会第49回大会(於:甲南大学) 神戸市長田区鷹取東地区の住民を対象に行った聞き取り調査とアンケート調査の結果を整理し、同地区の住宅再建の現況と未再建の住民の今後の見通しを見ることで同地区の震災復興まちづくりの進捗を明らかにした。
5 T・パーソンズ著「ジンメル形式社会学の方法論的諸問題」共訳 2000-04-00『思想』NO.910、岩波書店 原書名:Simmel and the Methodological Problems of Formal Sociology
第二次大戦後のアメリカ社会学の第一人者の一人であったパーソンズが残した、ジンメルの社会学に関する未公開原稿を初めて日本語で翻訳し紹介したもの。25頁(p.4-p.29)
本人担当部分:論稿全体の下訳。共訳者:油井清光・徳田剛。
6 アメリカ社会学におけるジンメル受容―スモール、パーク、ヴィーゼ=ベッカー、パーソンズにおけるジンメル観―口頭発表 2000-11-00日本社会学会第73回大会(於:広島国際学院大学) アメリカでジンメルの社会学理論がどのように受容され、その後の社会学理論や都市研究に応用されたかを明らかにするため、最初の受容者となったシカゴ学派のスモールとパーク、ジンメルのドイツでの社会学的継承者の一人であるヴィーゼと翻訳者ベッカー及びそれに対する批判的立場に立ったパーソンズによるジンメル理解の諸相を考察した。
7 「社会的距離」概念の射程 ― ジンメル・パーク・ゾーボー・ボガーダス ―口頭発表 2001-05-00関西社会学会第52回大会(於:桃山学院大学) シカゴ大学のパークは、ジンメルの“der Fremde”概念を“the stranger”と訳出するとともに、その原モチーフからマージナル・マンや社会的距離という新しい分析概念を導き出した。本報告では、パークの問題提起を受けて、シカゴのダウンタウンの地域コミュニティの解体を分析したゾーボーと、アメリカ西海岸の人種関係調査を担ったボガーダスによる社会的距離概念の彫琢の過程を明らかにした。
8 「社会的距離」概念の射程―ジンメル、パーク、ボガーダスの比較から―口頭発表 2002-03-00シカゴ学派社会学研究会(於:京都工芸繊維大学) 20世紀前半のアメリカにおいて熾烈を極めた人種間闘争や移民問題を科学的に分析し、その解決方策を探るための概念として提唱された「社会的距離」概念の構築プロセスを詳述した。
9 R.E.パークのジンメル読解―社会学的想像力と都市調査―口頭発表 2002-11-00日本社会学会第75回大会(於:大阪大学) 社会学における都市研究の草分けであるシカゴ大学社会学部の中心人物で20世紀前半アメリカの移民や人種問題に取り組んだパークによるジンメルの受容プロセスにジンメルの受容プロセスについて考察を行った。
10 マージナル・マン概念の射程口頭発表 2004-07-00シカゴ学派社会学研究会(於:京都工芸繊維大学) シカゴ大学の代表的な都市社会学者であったパークとその弟子であるストーンクィストによって提唱されたマージナル・マン概念の意義と射程を、後の経験的なエスニシティ研究による批判的諸研究をふまえつつ検証した。
11 元仮設住宅入居者の生活再建と復興感―「阪神・淡路大震災10年 アンケート」の結果より―口頭発表 2005-05-00関西社会学会第56回大会(於:大阪市立大学) 阪神・淡路大震災から10年が経過した2004年秋に実施したアンケート結果をもとに、住宅に甚大な被害を負った仮設住宅居住者の復興状況と震災観の相関を明らかにした。その結果、生活再建が遅れている人々に、震災についてのネガティブな記憶が強く見られるなどの影響関係が見られた。
12 よそ者と異人―strangerをめぐる概念規定―口頭発表 2005-10-00日本社会学会第78回大会(於:法政大学) 本報告では、欧米の社会科学や文化論などでしばしば取り上げられてきたstranger概念が日本のアカデミズムにおいてどのような文脈で受容されてきたか社会学の「よそ者」と民俗学の「異人」という2つの訳語をめぐるニュアンスと共に考察した。
13 震災体験の記憶と受けとめに関する考察―阪神・淡路大震災の被災者質問紙調査の結果から―口頭発表 2006-10-00日本社会学会第79回大会(於:立命館大学) 本報告では、震災被災者における震災当時の記憶と乗り越え感を明らかにするため、遺族、家族が大けが・病気、住宅被害大、被害警備の4グループの比較をもとに分析を行いそれぞれの被害状況が人々の意識にどのような影響を及ぼしたかを考察した。
14 よそ者をめぐる社会学的言説について―その系譜と分析視角口頭発表 2007-04-00日本社会学史学会・関西例会(於:神戸大学) 本報告では、報告者が2006年10月に提出した博士学位論文の内容をもとに、ジンメルによるよそ者概念の提唱と、アメリカの移民・エスニシティ論への同概念の彫琢、そして都市論と現代社会論におけるよそ者論の展開を追うことにより、よそ者論の射程と分析的意義を明らかにした。
15 よそ者概念のアクチュアリティに関する一考察―Z・バウマンのよそ者観を中心に―口頭発表 2007-05-00関西社会学会第58回大会(於:同志社大学) 本報告では、よそ者をめぐる時代状況の変遷、およびE・レヴィナスの他者論をふまえたよそ者の「距離と近接性」についてのZ・バウマンの議論を示すことによって、現代社会におけるよそ者のありようと克服すべき課題について明らかにした。
16 震災障害者問題の資料と解説「忘れないで!阪神淡路大震災で重傷、障害を負った人のこと」プロジェクト報告書 2008-03-00プロジェクト報告書 震災によって障害や後遺症を負った被災者とその家族が直面した問題や苦境、今後の解決課題を示すため、この問題についてのこれまでの経緯、新聞報道および当事者の生活実態調査結果、提言などを冊子としてまとめたもの。
担当部分:資料の収集と編集など
共著者:岩崎信彦・徳田剛
17 Z・バウマンにおけるよそ者観の変遷―ポストモダニティ論から社会的排除論へ―口頭発表 2008-06-00日本社会学史学会第48回大会(於:鹿児島国際大学) 本報告では、Z・バウマンのよそ者観を彼の社会観や時代診断の分析枠組の変遷(近代論~ポスト近代論~社会的排除論)と関連づけながら、その含意の変化と意義について考察を行った。
18 よそ者たちのつながりとしてのボランティア―支援対象との相互作用の視点から口頭発表 2008-12-00シカゴ社会学研究会(於:ハートピア京都) 本報告では、現代社会における人間関係の課題のひとつである見知らぬ人どうしのコミュニケーションおよび支えあいの関係を考察するための実例として、阪神・淡路大震災時の震災ボランティアをめぐる人々の交流をとりあげ、見知らぬ人が支えあいの関係に入ることの意義と課題について問題提起を行った。
19 大阪市の都心回帰に関する考察―人口動態と空間構造の視点から口頭発表 2009-09-00日本都市社会学会第27回大会(於:県立広島大学) 本報告では、1990年代後半から日本の大都市に診られるようになった都心部の人口増加現象について、国勢調査などの各種統計データの分析から、大阪市の都心回帰現象の特徴を明らかにし、首都圏の動向との違いについて比較検討を行った。
20 都心マンション住民の生活意識と地域とのつながり――大阪市北区マンション住民意識調査の結果から口頭発表 2010-09-00日本都市社会学会第28回大会(於:日本大学) 本報告では、大阪市北区のマンション住民に対して行ったアンケート調査結果に基づきながら、都心部の高層マンションの住民の属性、住居形態、およびマンション内・地域との交流の状況などを明らかにした。
21 よそ者概念のタイポロジーの系譜――類型化と理論的精緻化の試み口頭発表 2011-05-00関西社会学会第62回大会(於:甲南女子大学) 本報告では、古典期から現代に至るよそ者概念の論点の変遷を追うと共に、その成果を受けて近年議論されているよそ者に関係する人間類型の新しい分類の試みを参照しつつ、グローバル化時代におけるよそ者の社会学のパースペクティブについて考察した。
22 地域社会の多文化化における宗教団体の役割―カトリック教会の移民支援活動を中心に口頭発表 2012-11-00日本社会学会第85回大会(於:札幌学院) 本報告では、地域社会のグローバル化が進む中で、比較的外国からの移住者がすくない非集住地域における支援拠点としての宗教団体の役割について考察した。事例として、愛媛県のカトリック教会においてフィリピン系住民が多く参加する英語ミサの実践を取り上げた。
23 「都心回帰」時代のコミュニティの動態―大阪市におけるマンション住民口頭発表 2013-05-00地域社会学会第38回大会(於:立命館大学) 本報告では、2000年以降に増加した大阪市都心部の人口の多くを占めるマンション住民の意識や地域社会とのかかわりについて、質問紙調査の結果をもとに分析し、今後の大都市における人口動態やライフスタイルのあり方について考察した。
24 防災教育を基点とした地域づくりの可能性-愛媛県中予地方の小学生への質問紙調査の結果から-口頭発表 2013-09-00日本都市社会学会第31回大会(於;熊本大学) 本報告では、愛媛県中予地方の4市町(松山市・東温市・松前町・砥部町)の小学生を対象に行った防災意識や地域社会とのつながりに関する質問紙調査の分析を行い、東日本大震災での防災教育の効果に関する知見を交えながら、同地域における防災教育を基点としたまちづくりの見通しと課題について明らかにした。
25 現代社会におけるstrangenessの語られ方口頭発表 2013-10-00日本社会学会第86回大会(於;慶応義塾大学) 本報告では、これまでに主に論じてきたstranger論の展開と現代社会の諸現象への適用可能性について再整理を行い、この一連の議論の理論的な可能性と課題について整理を行った。
26 被災外国人支援におけるカトリック教会の役割と意義―東日本大震災時の組織的対応とフィリピン系被災者への支援活動の事例より口頭発表 2014-05-00地域社会学会第39回大会(於:早稲田大学) 本報告では、東日本大震災の被災地における外国人支援のセクターとしてのカトリック教会に着目し、外国人住民の「非集住地域」における災害時の支援役割とその存在意義を明らかにした。
27 愛媛県におけるフィリピン系カトリック信徒の生活実態―英語ミサ参加者への質問紙調査結果から口頭発表 2014-09-00日本都市社会学会第32回大会(於:専修大学) 本報告では「非集住地域」に暮らすフィリピン系の人たちの生活状況、および移住・滞在先のカトリック教会への訪問とその宗教的な意味合いに関する質問紙調査の結果から、愛媛県のカトリック教会の英語ミサ参加者の生活意識や課題について報告を行った。
28 ペット飼育者/非飼育者の対話と共生に向けた諸課題―新潟県における災害時のペット同伴避難者受け入れの経験から口頭発表 2014-11-00日本社会学会第87回大会(於:神戸大学) 本報告は、災害被災地においてその特殊ニーズについて十分な配慮や社会的支援を得られるに至っていない「マイノリティ被災者」の一類型としてのペット同伴避難者を取り上げ、いち早く災害時のペット(飼育者)への支援体制の充実化を進めている新潟県の事例を取り上げ、(日常生活を含めた)ペット飼育者と非飼育者の共生を進めていく際の課題について明らかにした。
発表要旨=『ヒトと動物の関係学会誌』Vol.40、p.40
29 災害時のペット同伴避難者への支援体制構築に向けて-東日本大震災時の新潟での取り組み事例より-口頭発表 2015-03-00ヒトと動物の関係学会第21回学術大会(於:東京大学) 本報告では、激甚災害時における動物の救済及びペット同伴避難者の支援体制の構築に向けて、2000年代の2度の震災体験を踏まえて体制を整えたうえで2011年の東日本大震災時に福島などからのペット同伴避難者への充実したサポート(ペット可避難所の開設およびアフターフォロー)を行った新潟市の事例について、行政・獣医師会・動物愛護団体等の関係者へのヒアリングと現地調査により分析を行った。
30 「非集住地域」における外国人支援セクターとしてのカトリック教会口頭発表 2015-05-002015年度第1回「現代社会における移民と宗教」研究会(於:西成市民館) 本報告では、これまで行ってきたカトリック教会に関する調査研究の総括を行い、現在進めている外国人住民の「非集住地域」研究の分析視角を構築するための基礎作業を行った。
31 被災地における「ペット共生型」の住環境整備に関する考察―宮城県仙台市の避難所・仮設住宅・復興住宅の事例から―口頭発表 2015-09-00日本都市社会学会第33回大会(於:静岡大学) 本報告では、被災したペット飼育者の避難および恒久的な住居の確保に際して、ペットと共に避難生活を送りながら生活再建を行っていく際の支援の一環として、避難所・仮設住宅・復興公営住宅におけるペット飼育者の入居とそのための体制整備について、宮城県仙台市での取り組みを中心に考察した。
32 外国人住民の「非集住地域」研究の可能性(1)─概況と問題提起─口頭発表 2015-09-00日本社会学会第88回大会(於:早稲田大学) 本報告では、日本の地方都市や中山間地域などの外国人住民の「非集住地域」に照準を合わせた地域社会の多文化化と外国人住民支援の研究についての問題提起と、「非集住地域」に特有の問題や地域特性についての資料等による概説を行った。
33 日本の地域社会の多文化化における教会の役割-カトリックとプロテスタント諸派の比較から-口頭発表 2015-11-00シンポジウム「地域社会における「多文化共生」と宗教」(於:静岡大学浜松キャンパス) 本報告では、これまでに取り組んできた「非集住地域」に暮らす外国人住民の結節点としてのカトリック教会の研究を基としつつ、プロテスタント諸派の活動との相違を両派の教義や組織特性の違いに着目しつつ論評した。
34 ペット飼育者と非-飼育者の“架橋”に向けた一試論 -ペット同行避難の現場での“語り”を題材に-口頭発表 2016-03-00ヒトと動物の関係学会第22回学術大会(於:東京大学) 本報告では、新潟市および仙台市において報告者が実施した、災害時のペット同行避難の体験者およびその支援者に対する聞き取り調査の結果等を踏まえながら、災害時および日常時におけるペット飼育者と非飼育者が共存・協働するための方法論について考察を行った。
発表要旨=『ヒトと動物の関係学会誌』、Vol.43、p.44
35 地域課題としての“ペット飼育”問題 -「地域猫活動」に見る問題提起と合意形成の事例から-口頭発表 2016-05-00地域社会学会第41回大会(於:桜美林大学) 本報告では、「ペット飼育」に関する問題を広く地域住民が取り組むべき課題として措定することがなぜ難しいかを考察し、それに対する画期的な取り組みといえる「地域猫活動」において培われた知見やノウハウを参照しつつ、「地域課題」として「ペット」に関する問題が取り組まれるための手掛かりについて提案した。
36 定住と移動に関する社会学説史的考察-G.ジンメルの空間をめぐる諸テキストを基点として-口頭発表 2016-06-00日本社会学史学会第56回大会(於:東京女子大学) 本報告は、「空間」をめぐる社会学理論に関するシンポジウムの一報告であり、とりわけジンメルの問題提起を基点として展開された定住と移動に関するジンメルの独創的な諸概念(境界、異郷人など)を紹介し、その後のポストモダン社会とストレンジャーのありようについて論じたバウマンや、移動性の社会学理論を提唱したアーリらの「空間」を巡る議論の要諦を明らかにする。
37 外国人住民の「非集住地域」研究の可能性 -現況と課題-口頭発表 2016-07-00地域社会学会・2016年度第1回研究例会(於:首都大学東京・秋葉原キャンパス) 本報告は、拙共著『外国人住民の「非集住地域」の地域特性と生活課題―結節点としてのカトリック教会・日本語教室・民族学校の視点から-』の概要および地方に多く分布する外国人の「非集住地域」研究の重要性とアクチュアリティについて報告を行った。
38 外国人住民の「非集住地域」研究の課題と可能性口頭発表 2016-09-00第1回「移住と共生」研究会(於:愛媛県国際交流協会会議室) 本報告では、徳田が研究代表を務める科研費共同研究の第1回公開研究会の開催にあたって、共同研究の目的および地方の外国人住民のサポートや多文化共生の地域づくりが抱える諸課題について概説した。
39 書評・「吉原直樹・堀田泉著『交響する空間と場所I 開かれた都市空間』『交響する空間と場所II 創られた都市空間』書評 2016-09-00『日本都市社会学会年報』第34号、166-168頁 本稿は、吉原直樹・堀田泉編の2巻本『交響する空間と場所I・II』の書評論文である。両書では、H・ルフェーブル、D・ハーヴェイ、E・ソジャらによる社会科学の「空間論的展開」を受けて、社会的な諸事象の分析にあたっての空間概念の重要性の指摘と、同じ空間由来の概念である場所という概念との関係性について、さまざまな視点や題材をもとに各章において論じられている。本書評では、両書を貫く分析視角における「空間」と「場所」の両概念の取り扱いについて批判的に論評するとともに、社会調査や地域研究の現場から得られた知見の考察における、同書が示した展開可能性の射程について論評した。
40 「非集住地域」の結節点としてのカトリック教会-地方在住のフィリピン系信徒の動向から-口頭発表 2016-10-00日本社会学会第89回大会(於:九州大学伊都キャンパス) 本報告では、愛媛県で行ったカトリック教会での英語ミサ調査の内容を中心に、フィリピン系信徒らによるカトリック教会での結節状況と、地方部での多文化共生における教会の存在意義について考察を行った。
41 『ペットフレンドリーなコミュニティ-イヌとヒトの親密性・コミュニティ疫学試論』書評 2017-05-00『地域社会学会年報』第29集、pp.127-128 本稿では、イヌと飼い主(ヒト)の親密な関係性を疫学の方法を用いて検証を行った大倉健宏著『ペットフレンドリーなコミュニティ』について、その疫学的方法の射程およびドックパークの利用に関する飼い主同士の関係性に焦点を絞りながら論評を行った。
42 地域国際化協会の現況と課題―“国際交流”と“多文化共生”のはざまで口頭発表 2017-09-00日本都市社会学会第35回大会(於:早稲田大学外山キャンパス) 本報告では、各地で「国際交流協会」などの名称で呼ばれる団体(地域国際化協会)がどのような経緯で設立され、国際交流・国際貢献・多文化共生と政策が変転していく中でどのような活動内容や環境の変化があったか、現在は地域の国際交流や在住外国人のサポートなどに従事するこれらの団体がどのような課題に直面しているか等について考察を行った。
43 地方都市・中山間地域の自治体による多文化化戦略(1)――島根県出雲市、京都府京丹後市の事例――
口頭発表 2017-11-00日本社会学会第90回大会(於:東京大学本郷キャンパス) 本報告では、地方部での多文化共生の地域づくり、とりわけ地方在住外国人をホスト社会がどのような形でサポートをしているかを明らかにするため、ブラジル人の集住が著しい島根県出雲市と、典型的な外国人散住地域である京都府京丹後市での対応について、調査結果をもとに明らかにした。
44 これからの寺院運営についての基本的な考え方-「移動社会」への対応の視点から 2018-02-002018年度・第2回過疎問題連絡懇談会 各宗派の宗勢調査の比較検討がメインテーマであった2018年度・第2回過疎問題連絡懇談会のパネルディスカッションに登壇し、各報告を踏まえてのコメントを行った。これからの寺院運営を考える際の「移動者への対応や関係形成」の重要さを指摘し、他出子の分布・動態、お墓のあり方、各地の仏事・習俗を捉えることの重要性などの論点提示を行った。
45 他出子・他出者の動向 2018-03-002017年度・能登地域寺院調査 現地報告会「能登からお寺と地域の未来を創造する-他出子・他出者への対応について」主催:浄土真宗本願寺派 共催:過疎問題連絡懇談会、真宗大谷派、真宗大谷派能登教務所(於:同教務所) 本報告は、2017年8月に過疎問題連絡懇談会主催で実施された石川県七尾市での寺院・地域調査の結果をもとに、七尾市能登島町のある集落から金沢市などに他出した子世帯の動向(他出子の現住地、郷里への帰郷理由・頻度など)から、人口減少傾向にある地域・寺院による取り組み内容の指針を提示した。
46 「ジェントリフィケーションとしての都心地区の変容-大阪市北区の事例から」口頭発表 2018-05-00地域社会学会第43回大会(於:亜細亜大学武蔵野キャンパス) 本報告は、大阪市の人口の「都心回帰」現象について探求する共同研究の成果より、大阪市北区中崎町でのフィールドワークを元に、高層マンションの増加による地域の変化を「ジェントリフィケーション」現象と見ることができるかを検証した。共同発表者:丸山昌央、徳田剛。
47 「アートと地域の”幸福な”関係とは?―G・ジンメルの「額縁」「とって」論を手がかりとして-」口頭発表 2018-06-00関西社会学会第69回大会(於:松山大学文京キャンパス) 本報告は、大会シンポジウム「アートと社会/地域の現在-瀬戸内から考える」の第3報告として発表されたもの。瀬戸内国際芸術祭を代表例とする「アートプロジェクト」が日本各地で開催されているが、そこには地域とアートの非対称な関係(一方が他方を利用・搾取する)に陥る危険性をはらんでいる。本報告では、G・ジンメルの「とって」「社交」「よそ者」の3つのアイデアを参照しつつ、地域とアートが良好な関係を形成・維持するための提言を行った。
48 京都市におけるインバウンド観光の現状と課題―行政および市中心部の店舗への調査結果から―
口頭発表 2018-09-00日本都市社会学会第36回大会(於:名古屋学院大学名古屋キャンパス) 本報告では、日本でも有数の観光都市である京都市におけるインバウンド観光についての現状と、地元自治体(京都市)の施策展開および中心部の店舗を対象に行った質問紙調査の結果による外国人観光客向けの取り組みや受け止め方等について報告した。
49 「過疎と寺院」問題をどう捉えるか-モビリティ論の視点から口頭発表 2018-09-00日本宗教学会第77回学術大会(於:大谷大学) 本報告は、日本宗教学会第77回大会・開催校特別企画②パネル「人口減少時代における地域と寺院のあり方研究」の第2報告として行われた。過疎地域における寺院運営の危機的状況については、1980年代あたりからメディアなどで指摘されるようになったが、調査研究が本格的に行われるようになったのは比較的最近のことである。本報告では、「過疎と寺院」問題についての先行研究を把握したうえで、このテーマに取り組むうえでの分析視角、とりわけ移動する人びとと寺院運営のあり方に焦点を定め、2017年8月に実施した能登調査で得られた他出子の動向に触れながら展望を示した。
50 災害時におけるペット飼育者と非-飼育者の「共生」への課題-避難所でのペット同行避難対応の事例から-口頭発表 2018-09-00第91回日本社会学会大会(於:甲南大学岡本キャンパス) 本報告では、災害時のペット同行避難者が抱える生活課題や支援ニーズを踏まえたうえで、発災後の地域の避難所、仮設住宅、復興公営住宅などでペット飼育者が(魔女リディである)非-飼育者と折り合いをつけながら共生していくためのポイントについて提示した。
51 社会学的〈よそ者〉論の課題と展望―社会学説史・在日外国人研究の知見から口頭発表 2018-10-13南山大学社会倫理研究所・上智大学生命倫理研究所第8回共催公開シンポジウム2018(於:南山大学) 本報告では、社会学分野における〈よそ者(stranger)〉の語られ方、とりわけG・ジンメル、R・E・パーク、A・シュッツ、Z・バウマンらの論者による〈よそ者〉の概念規定とその論説内容を概説した。次に、日本の地方在住外国人に関する地域研究に従事してきた報告者の知見に拠りながら、地域社会と〈よそ者〉の関係性を問うフィールドワークにおける同概念の分析効果について考察した。これらの議論を踏まえた上で、学問分野間でのstranger概念の訳語選択の違いや概念規定の齟齬など、学際的な〈よそ者〉研究に向けてクリアすべき課題と展望について言及した。
52 愛媛県のカトリック教会と外国ルーツの人たちコラム寄稿 2019-02-00移住者と連帯する全国ネットワーク編『Mネット』202号 本稿は、移住者と連帯する全国ネットワークが発行している『Mネット』202号のコラム「移住者と宗教」欄に寄稿したもので、以前に行ったカトリック松山・今治教会での英語ミサや伯方島での出張英語ミサのようすや、グローバルに移動するカトリック信徒にとって移住先の教会の存在意義について考察した。32-33頁
53 書評:渡戸一郎ほか編著『変容する国際移住のリアリティー「編入モード」の社会学』単著 2019-05-00『地域社会学会年報』第31集 本稿では、米国の移民研究の第一人者であるアレハンドロ・ポルテスらが提唱した「編入モード」の移民研究の分析枠組を日本や東アジアの移住者・移動者の研究に適用した標記書の内容とその意義について論評を行った。84-85頁
54 「大阪都心部における地域づくりと都市構造の変容ー大阪市北区中崎町の長屋再生エリア を題材として」
口頭発表 2019-05-12地域社会学会・第44回大会(於;神戸学院大学) 本報告は、本学会大会のシンポジウムの主題である「地域自立の社会学」の都市部における事例として、大阪市北区中崎町の長屋リノベーション店舗群の動向と同地域の中長期的な持続可能性の関連について、フィールドワークの成果を踏まえつつ考察を行った。
55 「日本の地方部における多文化化対応の現状と課題」口頭発表 2019-05-26移民政策学会・2019年度大会(於:立教大学) 本報告では、徳田ほか編『地方発 外国人住民との地域づくり-多文化共生の現場から』の序章と第1章の内容をもとに、地方在住外国人の生活課題や支援ニーズ、日本の地方都市・中山間地域における多文化化をスムーズに進める際の諸課題について概説し、具体例として京都府京丹後市と島根県雲南市の事例を紹介した。
56 「過疎地寺院対応に関する基礎的考察」口頭発表 2019-06-00「宗教と社会」学会第27回学術大会(於:帝京科学大学) 本報告では、これまでに参加した過疎地域における寺院調査の成果を踏まえて、人口減少時代の地方部での寺院の持続可能性についての論点整理を行った。
57 「地方での多文化共生の地域づくりに向けた諸課題」口頭発表 2019-06-15名古屋多文化共生研究会・2019年度6月例会(於:名城大学) 本報告は、移民政策学会での報告内容をベースとしながら、これまでのフィールドワークで観察された本課題に関わる現地の様子などを紹介しながら、より具体的な形での問題提起を行った。
58 Multicultural Coexistence and Religion in Contemporary Japan(3) Foreign Residents and the Catholic Church in Rural Areas単独 2019-07-272nd Annual Conference of East Asian Society for the Scientific Study of Religion, Hokkaido University, Sapporo 本報告は、「日本の多文化共生と宗教」をめぐる共同研究の1報告として行ったものである。まず、日本在住の外国人の概況として、戦後日本の外国人人口の動態や各国籍・地域ごとの移住状況の特徴などを整理したうえで、地方在住外国人が抱える問題状況とそこでの宗教(教団・施設等)の存在意義について考察を行った。

In this presentation, I explained about the immigrants to Japan and the significance of religion for them. Especially, I showed the Number and Constitution of Foreign Residents in Japan, the situation of Foreigners in Japanese rural areas and the roles of religion.
59 書評:相澤秀生・川又俊則編著『岐路に立つ仏教寺院』書評 2020-06-00『宗教と社会』第26号、p.49-52 本稿では、曹洞宗の2015年宗勢調査の結果を踏まえつつ、現代の仏教寺院の現状と課題について考察がなされた同書のねらい、章構成を概説し、評者からのコメントを付した。
60 「研究紹介と論点呈示-ホスト社会の視点からムスリム・コミュニティを眺めてみるー」口頭発表 2020-07-00「イスラムとの共生社会構築支援」事業、第1回研究会、笹川平和財団主催 本報告では、ムスリムと日本の地域社会との共生のあり方を模索する当研究会において、外国人人口の増加によって多文化化していく地域社会において、どのような団体・個人が役割を果たしつつ連動しているか、その中にあって宗教セクターとしてのカトリック教会やモスク(マスジド)をどのように位置付けるか等について説明した。
61 Metropolis as the ‘World of Stranger’: Georg Simmel’s Contributions to the Sociological Discourse of Modern Stranger
口頭発表 2020-09-00ドイツ社会学会第40回大会(オンライン)
本報告では、ドイツ社会学会30回大会のテーマセッション「大都市と精神生活-ゲオルク・ジンメルのアクチュアリティ」において、ジンメルの「大都市と精神生活」論稿の内容をよそ者/ストレンジャー論の視点から説明し、移動性と多様性によって特徴づけられる現代社会の説明原理としてのその有用性、アクチュアリティがどこにあるのかを明らかにした。
62 「よそ者/ストレンジャー論の展開可能性-語用上の課題と移動社会論のパースペクティブとしての意義」口頭発表 2020-11-00ジンメル研究会2020年度大会 本報告では、拙著『よそ者/ストレンジャーの社会学』の内容に沿いながら、同書の主眼であるよそ者、ストレンジャー概念の意味内容の検討と、それらの学説史的な考察を行った。
以上62点

前のページに戻る