教育研究業績の一覧

上野 牧生
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 授業資料のインターネット配信 2007-04-00
~2008-03-00
2007年度に担当した授業(「維摩経を読む」「般若経を読む」)では、毎授業時に当該授業の内容を詳細に活字化した資料を配布した。その目的は、第一に、授業時の内容理解を促進するため、第二に、もし受講生が授業時に内容を理解し得なかったとしても、後にその資料を読み返すことで、内容を理解し易くするため、第三に、復習を容易にするためである。さらに、当該資料を含め、授業時に配布した資料を全てPDF化してインターネット上に配置した。その目的は、授業を欠席した受講生が当該授業の資料をいつでもどこでもダウンロードできる環境を作ることで、欠席に起因する理解不足を防ぐため、また電子媒体で資料を配布することにより、PC上での閲覧、保存を容易にするためである。
2 授業外での学習支援体制の構築 2011-04-01
~2018-04-30
毎週月曜〜金曜(夏期休暇・春期休暇中も含む、午前9時より午後6時まで)、仏教科一般研究室に常駐し、学生に対する学習指導・生活相談に従事した。また、本学図書館と連携して仏教科一般研究室の蔵書(約3500冊)を管理し、須要な参考文献の整備と新刊の配架を行い、学生が重要かつ最新の研究成果に触れ得る環境を整えた。さらに、特別な配慮が必要な学生については、学生相談室および保健室と連携し、専門家に指示を仰いだ上で対応にあたった。
3 仏教科一般研究室を中心とした教育体制の構築 2011-04-01
~2019-03-31
仏教科一般研究室に常駐し、短期大学部・仏教科が開講する各授業の進捗・難易度・他授業との内容重複・改善点に関して学生から日常的にヒアリングを行い、各授業の担当教員にその情報をフィードバック(場合によっては改善を要求)した。また、各学生の出席状況・理解度に関して授業担当教員から日常的にヒアリングを行い、欠席が目立つ学生、理解が遅れている学生への支援を行った。さらに、各授業にて課される提出物の提出先を、仏教科一般研究室における筆者のデスクに指定して提出窓口を一元化し、授業担当教員と筆者とが提出物のクロスチェックを行い、各学生の習熟度を把握するよう努めた。以上の方策に基づき仏教科一般研究室を中心に学科所属教員・関係教員の間で日常的に情報交換・情報共有をはかり、教員が連携して各ポリシーの実現を目指す体制を構築した。
4 副指導教員制度の実施による卒業研究指導体制の充実 2011-04-01
~2019-03-31
卒業研究の作成を支援するにあたり、副指導教員制度を実施した。具体的には、指導教員(最終学年の演習担当教員)の協力のもと、指導教員を除く学科所属教員・関係教員を「副指導教員」に指名し、ひとりの副指導教員につき2名ないし3名の学生(最終学年)を担当するよう割り当てた。副指導教員は、5月初旬から指導を開始し、題目を決定するための個人面談、論文構想のモデル提示、一次文献・二次文献の指示、文章の添削、章構成の見直しなどの指導を行った。また、これらの過程と平行して、指導教員が各演習及び授業時間外において通常の指導を行うと同時に、仏教科一般研究室の常駐教員(筆者)が、学術論文の書き方の指導、文章の添削、指導教員・副指導教員と学生との連絡を仲介する役割を担った。口頭試問では指導教員が主査を、副指導教員が副査を担当した。このように、指導教員・副指導教員・研究室常駐教員の三者による指導体制を構築し、卒業研究の作成を支援した。
5 卒業研究・修了レポート提出者を対象とした一夜研修会、中間発表会の開催 2011-04-01
~2019-03-31
11月末日に設定された卒業研究の提出期限に向け、9月中旬(1回目)と10月末(2回目)に中間報告のための発表会を開催した。1回目は夏期休暇の最終週に湖西キャンパスセミナーハウスにて「一夜研修会」の形式で実施し、指導教員・副指導教員・研究室常駐教員の参加のもと、学生ひとりにつき約30分の発表時間(質疑応答を含む)を設けて綿密な中間報告会を開催した。2回目は提出をひと月後に控えた時期に学内にて開催した。この2回目の中間発表会には次年度に卒業研究の提出を控える学生の参加を義務付け、次年度への接続と啓発を意識した。
6 『佛教研究紀要』の刊行 2011-04-01
~2019-03-31
提出された卒業研究の論文要旨(全員分)と、特に優れた論文の全文(数篇)を掲載した『佛教研究紀要』を毎年度末に刊行し、学修の成果を可視化すると共に、それをアーカイヴして次年度の指導に活用した。論文提出者には卒業式にて配布、次年度に卒業を控えた進級生には新学期のオリエンテーション時に配布、第一学年には必修授業「学びの発見」において配布し、過去の『佛教研究紀要』を学術論文の書き方の見本として提示した。刊行物は出版費用を軽減するため筆者が編集・版下作成・刊行のすべてを行なった。
7 学長裁量経費による教育改革事業 2016-04-01
~2017-03-31
仏教科の教育改革事業「真宗にかんする断片的知識を統合するための「親鸞像の構築」を目指したフィールドワークの実施」が2016年度学長裁量経費に採択されたことをうけ、2016年8月31日から9月2日および9月5日の四日間にわたり、集中講義「親鸞を歩くー京都フィールドワークー」を実施した。実施に際して、従来の体験型授業の規模を拡大し、多くのフィールドワーク先を確保し、内容の充実をはかった。また、その成果を『二〇十六年度 学長裁量経費による教育改革事業成果報告書』として刊行し(平成28年10月30日発行、vi頁+30頁)、本学教員および本学科の学生に配布した。本書の編集・版下作成・刊行はすべて筆者が行った。なお、2017年度・2018年度の同集中講義では本書を参考文献として使用した。
2 作成した教科書、教材、参考書
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
1 海外研修の引率 2012-08-22 ~ 2012年度開講科目「ブッダを歩くーインドフィールドワークー」を担当し、全八回の事前講義とインドにおける八日間の実地研修を実施した(2012年8月22日-29日)。
2014年度開講科目「ブッダを歩くーインドフィールドワークー」を担当し、全八回の事前講義とインドにおける八日間の実地研修を実施した(2014年8月21日-28日)。
2019年度開講科目「国際交流科目・インドの宗教と文化」を担当し、インドにおける十三日間の実地研修を実施した(2019年8月22日-9月3日)。
B 職務実績
1 【外部資金の獲得】科学研究費助成事業研究分担者 2008-04-01
~2011-03-31
「瑜伽行中観派の修道論の解明ー『修習次第』の研究ー」(研究課題番号:20520049,研究代表者:一郷正道)
2 【外部資金の獲得】公益財団法人 三島海雲記念財団 学術研究奨励金 2010-07-01
~2011-06-30
平成22年度(第48回)人文科学部門 学術研究奨励金
研究課題名「古代インドにおける仏教経典解釈論の文献学的研究」
3 【外部資金の獲得】科学研究費助成事業研究分担者 2013-04-01
~2018-03-31
「スティラマティの倶舎論注釈書『真実義』梵文写本第一章の研究」(研究課題番号:25370062,研究代表者:小谷信千代)
4 【研究員】真宗総合研究所 指定研究「西蔵文献研究班」研究員 2016-04-01 ~ 指定研究「西蔵文献研究班」研究員 兼 研究班庶務を担当
5 【学術誌の編集委員】『仏教学セミナー』編集委員 2016-04-01 ~ 『仏教学セミナー』(大谷大学仏教学会)第103号以降の編集委員を担当
6 【外部資金の獲得】科学研究費助成事業研究代表者 2017-04-01 ~ 「世親作『釈軌論』の総合的研究」(研究課題番号:17K02224. 研究代表者:上野牧生)
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2005-04-01~0000-00-00 日本印度学仏教学会
2 2007-04-01~0000-00-00 日本佛教学会
3 2009-04-01~2010-10-25 北海道印度哲学仏教学会
4 2017-07-00~0000-00-00 International Association of Buddhist Studies
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
以上0点
Ⅱ学術論文
1 カマラシーラの二諦説単著 2005-05-31『日本西蔵学会々報』第51号(日本西蔵学会)
中世インドの仏教僧カマラシーラ(8世紀)の著作である『中観光明論』(二諦説の定義)を考察した。具体的には、その二諦説が先行するバーヴィヴェーカ、ジュニャーナガルバ、シャーンタラクシタの解釈に基づき体系化されたものであること、後代のチベットではその二諦説解釈が中観自立派の代表的解釈として取り上げられていることを論じた。[総頁数11頁][本人担当25頁~35頁]
2 カマラシーラの縁起論単著 2006-12-01『大谷大学大学院研究紀要』第23号 カマラシーラの著作である『摂真実論難語釈』「業と果報の関係の考察」章を考察した。具体的には、仏教の重要教義である「縁起」について、「特定の原因にのみ縁って特定の結果が生起すること」と解釈されていることを論じた。[総頁数27頁][本人担当1頁~27頁]
3 カマラシーラの因果論単著 2006-12-20『印度学仏教学研究』第55巻第1号(日本印度学仏教学会) カマラシーラの著作である『摂真実論難語釈』「業と果報の関係の考察」章に基づき、当該章にて展開される因果論を考察した。その因果論の最大の特徴は「特定の原因があるときにのみ結果は生ずる」という意味で限定的に因果関係を捉える点にあることを論じた。[総頁数4頁][本人担当424頁~427頁]
4 大乗経典の冒頭部とその意義単著 2008-03-10『大谷学報』第87巻第2号(大谷大学大谷学会) 大乗経典に対する注釈文献群に基づき、カマラシーラなど中世インドの注釈者たちが大乗経典の冒頭部全体をどのように解釈したかを論じた。[総頁数25頁][本人担当50頁~74頁]
5 「如是我聞一時」:ナーランダーにおける註釈学の伝統単著 2009-03-18『大谷大学研究年報』第61号(大谷大学大谷学会)
大乗経典に対する注釈文献群に基づき、カマラシーラなど中世インドの注釈者たちが大乗経典冒頭部の一節「如是」「我」「聞」「一時」をどのように解釈したかを論じた。それと同時に、各注釈者の前後関係を整理した。[総頁数79頁][本人担当75頁~153頁]
6 大乗経典の結集者をめぐる一伝承単著 2009-03-20『印度学仏教学研究』第57巻第2号(日本印度学仏教学会)
大乗経典に対する注釈文献群に基づき、カマラシーラなど中世インドの注釈者たちが大乗経典の「結集者」をどのように捉えていたかを論じた。具体的には、阿含経典の結集者である阿難ではなく、弥勒、文殊、金剛手などの大菩薩を任意の結集者とみなす伝承が存在したことを示した。[総頁数5頁][本人担当173頁~177頁]
7 『釈軌論』第一章の研究(課程博士論文)単著 2009-03-31大谷大学 甲77号 大谷大学に提出した課程博士論文。主論文では、ヴァスバンドゥ(世親)の著作である『釈軌論』(Vyākhyāyukti)の解読を目的とし、本書全体の概要が論じられる第一章を考察した。その考察をとおして、本書が説一切有部に伝承された阿含経典を一語一句精確に解釈し注釈するための方法論を体系化した文献であること、後代の経典注釈者は本書に基づき大乗経典の注釈文献を作成したこと、総じて、「経典をいかに解釈/注釈すべきか」という点において、インドからチベットに至る仏教圏に絶大な影響を与えたことを明らかにした。さらに、副論文として、『釈軌論』およびグナマティの『釈軌論註』第一章全体のチベット語訳校訂テキストと和訳を作成した。[総頁数301頁]
8 『釈軌論』の経典註釈法とその典拠単著 2009-06-30『仏教学セミナー』第89号(大谷大学仏教学会)
阿含経典および大乗経典に対する注釈方法を論じた文献の中で、歴史上最も重要視された『釈軌論』の研究の一端として、ヴァスバンドゥが本書の制作に際して参照したと推測される先行文献の存在を指摘し、本書がアシュヴァゴーシャ(馬鳴)の『荘厳経論』および『瑜伽師地論』「摂釈分」に基づいて制作された可能性を論じた。[総頁数23頁][本人担当1頁~23頁]
9 『釈軌論』における阿含経典の語義解釈法(1)単著 2010-10-25『印度哲学仏教学』第25号(北海道印度哲学仏教学会)
『釈軌論』第一章から第三章に亘って論じられる、阿含経典における経文・経句の語義を解釈するための方法論の解明を目指した翻訳研究の一部。翻訳の範囲は第一章「語義」(1)の前半部である。ヴァスバンドゥが解釈例として引用する経句のほぼ全てが説一切有部の阿含経典と律典とに特定されることを示した。[総頁数14頁][本人担当71頁~84頁]
10 古代インドにおける仏教経典解釈論の文献学的研究—『釈軌論』を中心として—単著 2011-11-01『公益財団法人三島海雲記念財団研究報告書』第48号 古代インド仏教における経典解釈論の白眉である『釈軌論』の五相に基づく方法論を考察し、同論が徹頭徹尾、大乗経典ではなく阿含経典を解釈例(註釈対象)とした方法論を確立していることを確認した。それに伴い、同論第四章における大乗仏説論の位置づけを再考する必要性があることを論じた。さらに付論として、従来の研究において懸案であった第二章の内容について概説を試みた。[総頁数3頁][本人担当143頁~145頁]
11 『釈軌論』における阿含経典の語義解釈法(2)単著 2012-06-30『仏教学セミナー』第95号(大谷大学仏教学会)
『釈軌論』第一章「語義」(1)の翻訳研究(後半部)であり、同名拙論の続編である。付論として『釈軌論の百の経片』に引用された『雑阿含経』第270経の平行経典を取り上げ、チベット語訳テクストとその和訳を提示し、さらにチベット語訳テクストと第270経漢訳テクストとの対照資料を作成した。[総頁数35頁][本人担当1頁~35頁]
12 ヴァスバンドゥの経典解釈法(2)
—要義(piṇḍārtha)—
単著 2012-12-30『仏教学セミナー』第96号(大谷大学仏教学会)
全五項から構成される『釈軌論』の経典解釈法のうち、本稿はその第二に相当する「要義」について、解釈例である『相応阿含』「五取蘊篇」第1経との関連に着目しつつ、その定義内容を確認した。さらにヴァスバンドゥの解釈の素材となった先行文献、および『釈軌論』を踏襲する後続文献における「要義」定義を確認し、その解釈の変遷を論じた。Appendix Aでは『相応阿含』「五取蘊篇」第1経と漢訳『雑阿含経』第一経との対照資料を掲載し、Appendix Bでは『釈軌論』第二章に引用される『相応阿含』の一覧を掲載した。[総頁数50頁][本人担当1頁~50頁]
13 『釈軌論』における阿含経典の語義解釈法(3)単著 2013-06-30『仏教学セミナー』第97号(大谷大学仏教学会)
『釈軌論』第一章「語義」(2)全体の翻訳研究であり、同名拙論の続編である。本翻訳研究では、ヴァスバンドゥが解釈例として引用する経句の出典の多くを比定し、それらのほぼ全てが説一切有部の阿含経典と律典とに特定されることを論証するとともに、付論として「語義」(1)(2)チベット語訳テクスト掲載した。[総頁数49頁][本人担当1頁~49頁]
14 ヴァスバンドゥの経典解釈法(3)
—語義(padārtha)—
単著 2013-12-30『仏教学セミナー』第98号(大谷大学仏教学会)
全五項から構成される『釈軌論』の経典解釈法のうち、本稿はその第三に相当する「語義」について、その「手法」に着目しつつ、その定義内容を確認した。そして、ヴァスバンドゥによる語義解釈の「手法」そのものが阿含経典から導出されたものであり、経典から導出された手法に基づき経典を精確に解釈するための方法論をヴァスバンドゥが確立したことを論じた。[総頁数66頁][本人担当1頁~66頁]
15 佛教徒にとってsatyaはいくつあるか
—『釈軌論』と『順正理論』の観点から—
単著 2014-06-30『仏教学セミナー』第99号(大谷大学仏教学会)
説一切有部に伝承された阿含経典には「聖者の諦は四つ」「婆羅門の諦は三つ」「諦は二つ、世俗諦と勝義諦と」「諦はただ一つ、第二のものはない」というように様々なsatyaが仏説として含まれている。このsatyaの「数」をめぐる齟齬を解消すべく、ヴァスバンドゥ『釈軌論』は「仏説の趣意が異なるから矛盾はない」と主張し、サンガバドラ『順正理論』は「究極的にsatyaはひとつに尽きるから矛盾はない」と主張する。本稿ではそうした見解の相違がそれぞれの仏説観の相違に基づくことを示しつつ、両者が依拠する経文、および議論の背景にある問題意識は共有されている点を示した。[総頁数30頁][本人担当1頁~30頁]
16 『瑜伽師地論』「摂事分」における二諦説(上)単著 2014-12-30『仏教学セミナー』第100号(大谷大学仏教学会)
インド仏教史における二諦説の来歴を辿るべく、説一切有部に伝承された相応阿含の主要経典を順次取り上げて達意的な注釈を施す『瑜伽師地論』「摂事分」に着目し、「摂事分」が二諦説の典拠とみなすふたつの経典(『人契経』と『勝義空性経』)を浮上させ、さらに当該二経典に対する注釈内容から「摂事分」全体に通底する基調としての二諦説を抽出した。当該二経典は説一切有部においてのみ伝承された阿含経典であるため、本研究は有部阿含の独自性に関する研究としての側面をもつ。[総頁数23頁][本人担当27~49頁]
17 アシュヴァゴーシャの失われた荘厳経論単著 2015-11-30『インド論理学研究』第VIII号 松田和信教授還暦記念号 アシュヴァゴーシャ(馬鳴)のSūtrālaṃkāraはインド仏教史における最も有名な佚書のひとつであるが、漢語文献における錯綜した伝承により、果たして本書が実在したのか否かが議論の的であった。本稿はチベット訳で残されたインド撰述文献からその佚文を回収することにより、その実在性を証明しようとする試みである。具体的には(1)インド撰述文献から回収した佚文に対応する漢訳が『大智度論』に見出されること、(2)主にフランスの先行研究でSūtrālaṃkāraの原典とみなされてきた『大荘厳論』(大正 no. 201)はその佚文と平行しないこと(したがって『大荘厳論』はサンスクリット写本のコロフォンにあるとおりクマーララータの『喩鬘論』であること)などを論じた。[総頁数32頁][本人担当203頁~234頁]
18 ヴァスバンドゥの経典解釈法(1)
—経典の目的(sūtrāntaprayojana)—
単著 2017-06-30『仏教学セミナー』第105号(大谷大学仏教学会)
全五項から構成される『釈軌論』の経典解釈法のうち、本稿はその第一に相当する「経典の目的」について、その定義内容を確認した。また、『縁起経論』における「経典の目的」箇所の翻訳も示した。[総頁数60頁][本人担当45頁~104頁]
19 『プトン佛教史』試訳(1)単著 2018-03-29『真宗総合研究所研究紀要』第35号(大谷大学真宗総合研究所) チベット仏教において最も著名な仏教史書(chos 'byung)である『プトン佛教史』(Bu ston chos 'byung)の試訳研究。試訳の範囲は同書全体の科段が示される冒頭箇所から、E. Obermiller 1931による科段ではIAa. mnyan pa'i phan yon(聴聞の利点)全体まで(帰敬偈は含まない)。この箇所の主題は、文字通り、仏教の学修に際しての「聴聞の利点」である。序文では本書の全体像と第I章の梗概について論じた。[総頁数17頁][本人担当125頁~141頁]
20 世親作『釈軌論』第5章翻訳研究(1)共著 2018-03-31『国際哲学研究』第7号(東洋大学国際哲学研究センター) 堀内俊郎氏との共著。『釈軌論』『釈軌論注』第5章の翻訳研究(翻訳の範囲は第5章冒頭の5.0より5.2.5まで)。第5章の主題は「佛法の聴聞」であり、「佛陀のことばをどのように聴くべきか」という課題が論じられる。本稿の翻訳には『広義法門経』における「聴聞の16のあり方」に基づく聴聞の態度を論ずる箇所、後代の諸文献に頻繁に引用される『ウダーナヴァルガ』22.6を世親が注釈した箇所、『プトン佛教史』やツォンカパ『菩提道次第論』に引用される「三種の器の譬え」箇所が含まれる。上野牧生、堀内俊郎 [総頁数22頁][117頁〜138頁]
21 世親作『釈軌論』第5章翻訳研究(2)共著 2018-06-30『仏教学セミナー』第107号(大谷大学仏教学会)
堀内俊郎氏との共著。『釈軌論』『釈軌論注』第5章の翻訳研究の続編(翻訳の範囲は5.2.6より5.2.18まで)。当該範囲には、『如来秘密所説経』に由来し、『大乗荘厳経論』世親釈・『現観荘厳論』解脱軍釈・『思択炎論』その他と平行する「如来の60種音声」注釈箇所、および、『根本説一切有部律』「薬事」と共通する「牛飼いナンダのアヴァダーナ」に基づく「仏教の聴聞と信仰の関係」箇所が含まれる。上野牧生、堀内俊郎  [総頁数40頁][31頁〜70頁]
22 世親作『釈軌論』第5章翻訳研究(3)共著 2018-12-31『インド学チベット学研究』第22号 神子上恵生教授追悼記念号(龍谷大学インド哲学研究会) 堀内俊郎氏との共著。『釈軌論』『釈軌論注』第5章の翻訳研究の続編(翻訳の範囲は5.2.19より5.2.35まで)。当該範囲には、有名な「論の定義」箇所および世親の法滅観が如実に表明される「佛教の衰退」箇所が含まれる。また、本論文に先行する翻訳研究(1)(2)から判明した第5章の特徴について序論にまとめ、「世親の法滅観」「第5章の法話例集としての側面」「第5章の先行文献と後続文献」について論じた。上野牧生、堀内俊郎  [総頁数26頁][153頁〜178頁]
23 世親作『釈軌論』第5章翻訳研究(4)共著 2019-07-20『南アジア古典学』第14号(九州大学大学院人文科学府・文学部 インド哲学史研究室) 堀内俊郎氏との共著。『釈軌論』『釈軌論注』第5章の翻訳研究の続編(翻訳の範囲は5.2.20より5.2.46, および5.3.2まで)。当該範囲には、説法者(の予備軍)に対する「法話」の見本である「奇譚」「漫談」が含まれる。上野牧生、堀内俊郎  [総頁数30頁][147頁〜176頁]
24 『プトン佛教史』試訳(2)単著 2020-03-31『真宗総合研究所研究紀要』第37号(大谷大学真宗総合研究所) 『プトン佛教史』第1章の試訳研究の続編。試訳の範囲はE. Obermiller 1931による科段ではIAb.「解説の利点」からIB.「特に大乗の法の聴聞・解説の利点」まで。この箇所の主題は、文字通り、仏教を他者に伝える「解説」、すなわち「法施の利点」である。序文ではプトンの引用例を一覧で示し、シャーンティデーヴァ『学処要集』が当該箇所の模範とされた可能性を論じた。[総頁数27頁][本人担当25頁~51頁]
25 第29三啓経(八難経)の梵文テキストと和訳単著 2020-06-30『仏教学セミナー』第111号(大谷大学仏教学会) 阿含経典のサンスクリット原典研究。アシュヴァゴーシャの編纂と伝えられる『三啓集』(Tridaṇḍamālā)に第29番目の三啓経として含まれる八難経(八無暇有暇経、『中阿含』所属)の基礎研究。チベット・ポカン寺旧蔵梵文写本に基づき、八難経の梵文翻刻、校訂テキストおよび和訳を収録。[総頁数26頁][本人担当21頁~46頁]
26 The Buddha's Words and Their Interpretations in Vasubandhu's Vyākhyāyukti単著 2021-02-18The Buddha's Words and Their Interpretations (Takami Inoue and Imre Hamal Eds., Otani University) ヴァスバンドゥの『釈軌論』第4章における「仏説の定義」の考察と、その「仏説」に対する世親の解釈法についての考察および抄訳。付論として抄訳に対応するチベット訳テキストを掲載。[総頁数17頁][本人担当95頁~111頁]
27 Vasubandhu's Humorous Stories: Preachers as Seen in Vyākhyāyukti単著 2021-03-25『印度学仏教学研究』第69巻第3号(日本印度学仏教学会) ヴァスバンドゥの『釈軌論』第5章第3.2節の英訳と考察。5世紀インドの説一切有部圏域における「説法者」の一側面に着目した。[総頁数7頁][本人担当1072頁~1078頁][和文要旨1307頁]
以上27点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 カマラシーラの二諦説口頭発表 2004-11-06第52回日本西蔵学会大会(立正大学) 『中観光明論』におけるカマラシーラの二諦説解釈を取り上げ、その特徴を考察した上で、それがカマラシーラに先行するジュニャーナガルバ、シャーンタラクシタの二諦説に基づくことを示した。
発表時間 20分
2 カマラシーラの縁起論口頭発表 2006-07-13大谷大学仏教学会研究発表例会 第一に、『摂真実論難語釈』「業と果報の関係の考察」章におけるカマラシーラの縁起解釈を明らかにすべく、彼が参考にしたと予想されるヴァスバンドゥの『阿毘達磨倶舎論』「世間品」を取り上げ、ヴァスバンドゥによる解釈の特徴を論じた。第二に、「世間品」との比較の上でカマラシーラの縁起解釈を取り上げ、その特徴を論ずると共に、双方の類似性と相違点を示した。
発表時間 40分
3 カマラシーラの因果論口頭発表 2006-09-12日本印度学仏教学会第57回学術大会(大正大学) 同「業と果報の関係の考察」章におけるカマラシーラの縁起解釈を明らかにすべく、その解釈の前提である因果論を考察した。具体的には、当該章にて展開される因果論の最大の特徴は「特定の原因があるときにのみ結果は生ずる」という意味で限定的に因果関係を捉える点にあり、それがそのままカマラシーラの縁起解釈に援用されていることを指摘した。
発表時間 15分
4 大乗経典の結集者:大乗系註釈文献を中心として口頭発表 2008-09-04日本印度学仏教学会第59回学術大会(愛知学院大学) 主にÉtienne Lamotteの研究に拠りながら、註釈文献群にみられる大乗経典の「結集者」をめぐる伝承を取り上げ、その内実を論じた。具体的には、弥勒、文殊、金剛手をはじめとする高名な菩薩を大乗経典の結集者とみなす伝承が存在したこと指摘した。さらに各註釈者はそれぞれ、ある特定の菩薩を自身にとっての結集者と見定めていたことを論じた。
発表時間 15分
5 『釈軌論』における経典解釈方法と『瑜伽師地論』「摂釈分」口頭発表 2008-11-20大谷大学仏教学会研究発表例会 『釈軌論』第一章の経典解釈法を概括しつつ、その方法論が後代のカマラシーラをはじめとする注釈者に踏襲されていること、またその方法論が『瑜伽師地論』「摂釈分」における不完全な方法論を改良したものであることを示した。
発表時間 40分
6 『釈軌論』と『瑜伽師地論』「摂釈分」口頭発表 2009-08-29北海道印度哲学仏教学会第25回学術大会(北海道大学) 『釈軌論』と「摂釈分」とにおける、それぞれ五項目から成る経典解釈法を具体的に比較し、個々の対応関係を明示すると共に、ヴァスバンドゥが具体的にどの項目をどのように改良したかを論じた。併せて「摂釈分」全体の内容と構成とを、チベット語訳と漢訳とに基づいて示した。
発表時間 20分
7 仏教を学ぶということー「仏教学」の紹介ー講演 2010-02-20Vortrak im EKŌ-Haus der japanischen Kultur e.V. ドイツ・デュッセルドルフにあるドイツ惠光日本文化センターでの一般向け講演会。この講演会では、18世紀末に誕生した「インド学」に端を発し、19世紀に「仏教学」が形作られた経緯を辿りながら、明治期日本における、文献学を主流としたインド学的仏教学の受容に焦点を当てた。特に、南条文雄・笠原研寿・高楠順次郎をはじめ、ドイツにゆかりある荻原雲来・渡辺海旭らの研究手法や留学時代のエピソードを紹介し、彼らの影響を色濃くうける現代日本の宗門系大学における「仏教学」の特徴についても解説した。
講演時間 120分(質疑を含む)
8 佛教徒にとってsatyaはいくつあるか—『釈軌論』と『順正理論』の観点から—口頭発表 2014-07-17大谷大学仏教学会研究発表例会 上記,学術論文no. 15の内容を口頭発表した。
発表時間 40分
9 新出梵本『倶舎論安慧疏』(界品)試訳(3)共著 2016-03-31『真宗総合研究所研究紀要』第33号(大谷大学真宗総合研究所) スティラマティ(安慧)による『倶舎論』注釈書『真実義』(Abhidharmakośaṭīkā Tattvārthā)第一章の抄訳である。本試訳は、現在のところ唯一その現存が確認されている、ポタラ宮所蔵のサンスクリット写本から再構成したTextに基づく。試訳の範囲は、Abhidharmakośakārikāではkk. 9-11まで、Abhidharmakośabhāṣya(P. PradhanによるSanskrit-textの1st. Ed.)では5,19-8,9まで、櫻部建『倶舎論の研究』所載の和訳ではpp. 149-155までの箇所に対する、スティラマティの注釈である。 小谷信千代(代表)、秋本勝、上野牧生、加納和雄、福田琢、本庄良文、松下俊英、松田和信、箕浦暁雄 [総頁数29頁][115頁~143頁]
10 The Buddha's Words and Their Interpretations in Vasubandhu's Vyākhyāyukti口頭発表 2016-05-26International Symposium
"The Buddha's Words and Their Interpretations"
大谷大学にて開催された「仏陀のことばとその解釈」をテーマに掲げる国際シンポジウムにおいて、「世親の『釈軌論』における仏陀のことばとその解釈」と題して研究発表を行った。具体的には、『釈軌論』第四章における「仏陀のことばの定義」から出発し、世親の解釈法では「仏陀のことばをどのように解釈すべきか」は各人にその判断が委ねられていること、そして経典そのものが教化対象者の多様性を前提としたものとして解釈されることを論じた。
発表時間 30分
11 新出梵本『倶舎論安慧疏』(界品)試訳(4)共著 2017-03-31『真宗総合研究所研究紀要』第34号(大谷大学真宗総合研究所) スティラマティによる『倶舎論』注釈書『真実義』(Abhidharmakośaṭīkā Tattvārthā)ポタラ宮所蔵サンスクリット写本に基づく、第一章「界品」抄訳の続編である。 小谷信千代(代表)、秋本勝、上野牧生、加納和雄、福田琢、本庄良文、松下俊英、松田和信、箕浦暁雄 [総頁数22頁][99頁~120頁]
12 Word by Word: A Commentarial Techniques in Vasubandhu's Vyākhyāyukti口頭発表 2017-08-25XVIIIth Congress of the International Association of Buddhist Studies, University of Toronto, Canada, August, 20-25, 2017 トロント大学(カナダ)にて開催された国際仏教学会(IABS)の第18回国際会議におけるBuddhist Heumeneutics, Scholasticism, and Commentarial Techniquesのパネルにて、「注釈の技法」という観点から、ヴァスバンドゥの『釈軌論』における「目的」定義箇所と「語義」定義箇所の考察を進め、ヴァスバンドゥが構築する「注釈の技法」は、阿含経典の教説をいわゆる「対機説法」として捉える点に特徴があること、言い換えれば、教化対象者の多様性を前提として阿含経典の教説を捉える点に特徴があることを論じた。
発表時間 30分
13 『プトン佛教史』における「聴聞の利点」とその典拠口頭発表 2017-11-29真宗総合研究所西蔵文献研究班公開研究会 『プトン佛教史』における最初の論点である「聴聞の利点」を取り上げ、その典拠がすべてヴァスバンドゥ『釈軌論』第五章であること、また、『プトン佛教史』と共通する記述がツォンカパ『菩提道次第小論』に確認されることに着目し、「佛陀のことばをいかに聴くべきか」という課題に対し、これら三文献に通底するのは「佛陀のことばを敬聴すべき」という姿勢であることを論じた。さらに、ヴァスバンドゥ−プトン−ツォンカパに共通する「敬聴」という聴聞の仕方の典拠が『釈軌論』に何度も引用される『広義法門経』(有部阿含では『長阿含』第二経)であることを論じた。
発表時間 30分
14 第18回国際仏教学会に参加して海外学会参加報告・共著 2017-12-01真宗総合研究所研究所報 No. 71 トロント大学(カナダ)にて開催された第18回国際仏教学会の参加報告。「ガンダーラ出土の初期仏教写本」「『長阿含』についての近年の研究」「透明・半透明・不透明:インド仏教の窓口としてのインド語テクストの漢訳」の各パネルからいくつかの研究発表を抜粋して紹介した。冒頭から22頁右欄9行目までが筆者の執筆である。 上野牧生、清水洋平。 [総頁数3][本人担当21~22頁]
15 新出梵本『倶舎論安慧疏』(界品)試訳(5)共著 2018-03-29『真宗総合研究所研究紀要』第35号(大谷大学真宗総合研究所) スティラマティによる『倶舎論』注釈書『真実義』(Abhidharmakośaṭīkā Tattvārthā)ポタラ宮所蔵サンスクリット写本に基づく、第一章「界品」抄訳の続編である。 小谷信千代(代表)、秋本勝、上野牧生、加納和雄、福田琢、本庄良文、松下俊英、松田和信、箕浦暁雄 [総頁数20頁][185頁~204頁]
16 On the Listening to Buddha's Words with Reverence: The Very First Step of Buddhist Practice in Vasubandhu's Vyākhyāyukti口頭発表 2018-09-18International Symposium
"Buddhism in Practice"
ハンガリーのエトヴェシ・ロラーント大学(ブダペスト)にて開催された「仏教における実践」をテーマに掲げる国際シンポジウムにおいて、「仏陀のことばを敬聴することについて:世親の『釈軌論』における仏教(徒)の実践の第一歩」と題して研究発表を行った。具体的には、『釈軌論』第5章を考察対象として取り上げ、世親が特に初学者の学修に際して師に対する「敬意」(gaurava)を重視している点に着目した。そして、世親が佛教徒の実践の第一歩として「敬聴」(gus par nyan pa)を強調していることを論じた。発表時間30分
17 新出梵本『倶舎論安慧疏』(界品)試訳(6)共著 2019-03-31『真宗総合研究所研究紀要』第36号(大谷大学真宗総合研究所) スティラマティによる『倶舎論』注釈書『真実義』(Abhidharmakośaṭīkā Tattvārthā)ポタラ宮所蔵サンスクリット写本に基づく、第一章「界品」抄訳の続編である。 小谷信千代(代表)、秋本勝、上野牧生、加納和雄、福田琢、本庄良文、松下俊英、松田和信、箕浦暁雄 [総頁数15頁][123頁~137頁]
18 アシュヴァゴーシャの失われた荘厳経論(Sūtrālaṃkāra)探求口頭発表 2019-09-08日本印度学仏教学会 第70回学術大会(佛教大学) 特別パネル「アシュヴァゴーシャ研究の展開」での研究発表。インド佛教史上の最重要人物のひとりであるアシュヴァゴーシャの作品について、近年新たな梵文資料の発見・再発見、および『大智度論』『禅法要解』など鳩摩羅什文献における大量引用の発見が重なり、従来とは異なる視点からアシュヴァゴーシャ研究の可能性が認められるようになった。そうした流れをうけ、筆者は本パネルにおいて、アシュヴァゴーシャの有名な佚書であるSūtrālaṃkāraの佚文を回収し、それが『大智度論』に引用されている例を示した。すなわち、400を越える出典不詳の『大智度論』偈の、有力な出典のひとつがSūtrālaṃkāraである可能性を示した。[発表時間20分][発表要旨『印度学仏教学研究』68-2, pp. (260)-(261), 2020]
19 新出梵本『倶舎論安慧疏』(界品)試訳(7)共著 2020-03-31『真宗総合研究所研究紀要』第37号(大谷大学真宗総合研究所) スティラマティによる『倶舎論』注釈書『真実義』(Abhidharmakośaṭīkā Tattvārthā)ポタラ宮所蔵サンスクリット写本に基づく、第一章「界品」抄訳の続編である。 小谷信千代(代表)、秋本勝、上野牧生、加納和雄、福田琢、本庄良文、松下俊英、松田和信、箕浦暁雄 [総頁数18頁][175頁~192頁]
20 世親の「漫談」ー『釈軌論』にみられる説法者養成の一側面口頭発表 2020-07-04日本印度学仏教学会 第71回学術大会(開催校・創価大学、オンラインリモート会議システムによる開催) 世親が後進の説法者(dharmakathika)に向けて説法の見本を示す『釈軌論』第5章第3節から、その「漫談」部分を紹介した研究発表。本格的な説法を開始する前に、あるいは説法の合間に、居眠りする聴衆を起こすために語られる世親の「漫談」を分析しつつ、『釈軌論』の各所に散見される「説法者への指示」を拾いながら、『釈軌論』において意図されたであろう「説法者の養成」過程を描いた。[発表時間20分]
21 世界の主要な仏教系学会や仏教系雑誌項目執筆 2021-01-28日本佛教学会編『仏教事典 』丸善出版 『仏教事典』の「付録5 世界の主要な仏教系学会や仏教系雑誌」を執筆した。[総頁数6頁][本人担当646頁~651頁]
以上21点

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