大谷大学教育研究業績検索システム

教育研究業績の一覧

ターンブル ブレイク A.
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 さまざまな言語スキルとグローバルなトピックを統合した授業 2017/03/31 ~ 言語の4技能は互いに切り離して教えることは不可能であると考え、すべてのアクティビティに何らかの形で「話す、聞く、読む、書く」の要素を取り入れることを意識している。(例:文章を読み、要点を議論し、要約を書くなど)。また、国際的な視点から現代社会への理解を深めるためにグローバルなトピックを扱うこともある。この授業を経験することで、学生は高いコミュニケーション能力を培い、国際舞台で活躍する地球市民となる素地を養うことができる。
2 学生からの評価 2017/03/31 ~ 4技能を統合した授業を心がけているため、私の授業を学んだことによりTOEFL iBTテストで高得点(85点以上)を獲得できたと多数の学生から報告を受けている。さらに、私の授業が英語に興味を持つきっかけとなり、より多くの時間を英語の勉強に費やそうと留学を決めた学生もいた。私の授業を受けたことで学生が人生の大きな選択を決めるきっかけとなった。さらに、学期ごとに授業評価アンケートを実施し、その結果から学生の満足度の高い授業が行えていると実感している。
3 英語のみを用いた実践型授業環境の構築 2017/04/01 ~ 英語授業において、日本語に依存しない英語使用を基本とした実践型の授業環境を設計・実施している。指示や説明、活動運営を英語で行いながら、視覚資料や段階的なタスク設計を通じて理解を支援し、学生が安心して英語を使用できる学習環境を構築した。これにより、英語への慣れと即時的な反応力を高め、継続的な英語使用を促している。
4 カリキュラムデザインとシラバス作成(立命館大学) 2017/04/01 ~
2020/03/31
立命館の法学部と産業社会学部の必修科目「English I・II」「Essential Oral Communication Skills」「Essential Writing Skills」「 Academic Writing in English」のカリキュラムデザインとシラバスを作成した。
5 カリキュラムデザインとシラバス作成(京都外国語大学) 2018/04/01 ~
2023/03/31
京都外国語大学グローバルスタディーズ学科の必修科目「Academic Writing for Global Studies I・II」「English Seminar III・IV」のカリキュラムデザインとシラバスを作成した。
6 授業におけるMicrosoft Teamsの活用 2020/03/31 ~ 授業でMicrosoft Teamsを使うことで、学生がスムーズに授業に関する情報を得られるよう工夫している。例えば、すべての課題を一箇所にまとめることで把握しやすくすることや、締切や提出規定を簡潔にわかりやすく表示する。また、授業で配布した資料をカテゴリー別にファイリングすることで、学生が常にアクセスすることが可能になる。加えて、私と学生との簡単なコミュニケーションや、学生同士のディスカッションフォーラムなど、授業外での勉強の場も設けることができる。
7 多様な学習成果に対応したマルチメディア型評価 2020/04/01 ~ 学生の多様な強みを活かした評価を行うため、発表、ポスター、動画制作、ペア・グループワーク、レポート等を組み合わせたマルチメディア型の課題・評価を設計・実施した。授業では、リサーチに基づくポスター作成や短い動画制作、コミュニケーション活動を通じて英語を実践的に使用する機会を提供し、アクティブラーニングを促進した。また、毎回の授業にディスカッションや問題解決型タスクを取り入れることで、言語的・認知的・社会的能力の向上を図った。
8 アクティブラーニングの授業実践 2020/04/01 ~ 国際文化演習Iにおいて、少人数グループによる協働学習を導入し、学生にコモンウェルス加盟国の中から一国を割り当て、調査・発表を行わせた。学生は担当国の歴史・文化・社会的特徴について発表し、発表後には全体でディスカッションを実施した。本活動を通して、主体的学習(アクティブラーニング)、調査能力、ならびに授業内での発言力の向上を促した。
9 カリキュラムデザインとシラバス作成(同志社大学) 2020/04/01 ~
2023/03/31
同志社大学グローバル地域文化学部の選択科目と必修科目「Communicative English」「Core English(Listening Speaking)」「 English Workshop」「 English Practicum」「 Intensive Advanced English」「 General Academic English」「 Global Regional Culture Studies Seminar 2」のカリキュラムデザインとシラバスを作成した。
10 実践的英語運用の授業実践 2020/04/01 ~ 英語授業において、ペア・グループによる協働活動を中心に据え、英語を「学ぶ」ことよりも「使う」ことに重点を置いた授業を設計・実施している。学生が既に持っている英語知識を活用しながら、意味交渉や相互理解を通じてコミュニケーション能力を高めることを目的とし、テスト対策を前提とした知識習得ではなく、実際のやり取りの中で英語運用力を伸ばす学習環境を構築している。
11 オンデマンド型・双方向型オンライン授業の実施 2020/04/01 ~
2022/03/31
新型コロナウイルス感染症の影響下において、オンデマンド型授業と双方向型オンライン授業を併用した授業運営を行った。オンデマンド授業では、資料や課題に加え、事前収録した動画教材を作成・配信し、学生が自分のペースで学習できる環境を整備した。また、同期型オンライン授業ではブレイクアウトルームを活用したペア・グループによるコミュニケーション活動を実施し、対面授業が困難な状況下においても、相互交流を重視した英語使用の機会を確保した。
12 言語学・国際・文化系科目における EMI 授業の実践 2022/04/01 ~ 言語学、国際関係や文化を扱う専門科目において、EMI(English-Medium Instruction)による授業を実施している。文化的背景や国際的課題を題材とし、学生が内容を理解し、考察し、意見交換を行う過程で英語を使用できるよう授業を設計した。専門内容の理解を支援するため、資料の工夫やタスクの段階化を行い、英語による思考・表現を促す学習環境を構築している。
13 カリキュラムデザインとシラバス作成(大谷大学) 2023/04/01 ~ 大谷大学国際学部国際文化学科の選択科目と必修科目「国際文化演習I」「国際文化演習II」「国際文化演習III」「国際文化演習IV」「インテンシブ英会話」「英語1・2」「 英語読解(上級)」「English Workshop」「国際文化概論」「実践⽂化演習(語学研修 英語) 」のカリキュラムデザインとシラバスを作成した。
14 フィールドワークを活用した英語運用実践 2023/04/01 ~ 大谷大学のEnglish Workshop 4 において、フィールドワーク型の授業を実施し、学生を金閣寺に引率して外国人旅行者への英語インタビュー活動を行った。教室内にとどまらず、実際のコミュニケーション場面で英語を使用することで、学生は既存の英語知識を活用しながら、即興的なやり取りや意味交渉を経験した。本活動を通して、実践的な英語運用力の向上に加え、異文化理解や対人コミュニケーションへの自信を育成した。
15 優秀授業賞 2023/11/30 2023年度後期「インテンシブ英会話(中級)2」
16 卒業論文指導の実践 2025/04/01 ~ 卒業論文指導において、学術的な文章作成に関する指導(論文構成、表記・句読法、引用・参考文献の扱い等)および研究テーマ設定に関する指導を授業内で体系的に行っている。また、授業時間外においても、個別面談や e-mail を通じた継続的な指導を行い、学生一人ひとりの研究の進捗と完成度の向上を支援している。
2 作成した教科書、教材、参考書
1 Education Perfect Ltdの日本語教材の制作 2014/10/01 ~
2018/12/10
教材の制作者として、オンライン上で使える重要な日本語教材作りを担当した。ニュージーランドとオーストラリアの高校で広く使われているコースを設計し、それぞれのナショナルカリキュラムに沿った4技能の日本語教材を制作した。具体的には、日本語テキストの作成、テキストに沿った問題や模範解答の作成、対話の録音、テストやクイズの作成、各トピックに沿った文化情報の書き下ろしなどを行った。また、リスニング用のアニメーションを制作し、リーディング用の漫画を作成した。
2 内容重視型授業のための教材開発 2022/04/01 ~ 英語による内容重視型授業(CLIL)において、言語教育およびトランスランゲージング、英国文化、米国文化、日本社会問題などを扱う複数の科目のために、スライド資料や配付資料をすべて独自に作成した。これらの教材を基盤として授業を構成し、内容理解と言語運用を統合した学習活動の実施に貢献している。
3 言語学・言語教育分野に関する教材の作成(同志社大学) 2022/04/01 ~
2024/03/01
Global and Regional Studies Seminar 2 において、言語学および言語教育に関する理解を深めることを目的としたスライド教材を設計・作成した。内容には、トランスランゲージングやバイリンガリズム、四技能指導、文法・語彙指導、授業設計、言語評価などが含まれ、理論と実践を結びつけて学べる構成とした。これらの教材は、専門的内容を段階的に理解できるよう配慮した授業内教材として活用している。
4 イギリス文化に関する教材の作成(大谷大学) 2023/04/01 ~ 国際文化演習IIにおいて、イギリス社会・文化への理解を深めることを目的としたスライド教材および読解資料を設計・作成した。ハリー・ポッターの世界観を題材として、イギリスのアイデンティティ、地理、食文化、教育制度、階級社会、政治・行政、ならびにエスニシティ、ジェンダー、セクシュアリティといった多様な文化的テーマを扱った。学生が親しみやすいコンテンツを通して、文化を多角的・批判的に考察できる構成とした。
5 卒業論文作成支援教材の作成 2024/03/31 ~ 卒業論文作成を支援するため、学術的文章の書き方に関する各種資料を作成した。内容には、英語論文の基本構成、段落構成、文体・表記の留意点、引用・参考文献の扱い方などが含まれ、学生が学術的な文章作成の基礎を体系的に理解できるよう構成している。これらの教材は、授業内指導および個別指導の両方で活用している。
6 世界的な社会問題に関する教材の作成 2024/04/01 ~ 国際演習IIIにおいて、日本および世界各地で見られる現代的な社会問題を扱うスライド教材および読解資料を設計・作成した。少子高齢化、移民、長時間労働、自殺、LGBTQ+、育児休暇、いじめ、ハラスメントなどのテーマを取り上げ、社会的背景や国際的な視点からの理解を促した。学生が社会問題を批判的に捉え、自身の考えを英語で表現・議論できるよう構成した。
7 世界的な社会問題に関する教材の作成 2024/04/01 ~ 国際演習IIIにおいて、日本および世界各地で見られる現代的な社会問題を扱うスライド教材および読解資料を設計・作成した。少子高齢化、移民、長時間労働、自殺、LGBTQ+、育児休暇、いじめ、ハラスメントなどのテーマを取り上げ、社会的背景や国際的な視点からの理解を促した。学生が社会問題を批判的に捉え、自身の考えを英語で表現・議論できるよう構成した。
8 『ネイティブが日常会話でよく使う順 英語〈チャンク〉大全』
(英会話の参考書)
2024/11/25 日本人英語学習者が英語をより自然に「話す」「理解する」ための「チャンク」を身につけられる本。日常会話でよく使われる順に、カテゴリー別に整理された厳選1000個のチャンクを収録している。各チャンクには、使い方の解説、実用的な例文、そしてあわせて覚えておきたい類似表現も紹介している。
ベレ出版(東京)
9 『ネイティブが日常会話でよく使っている〈感じがいい〉英語フレーズ大全』
(英会話の参考書)
2025/12/17 相手に好印象を与え、会話の流れを自然に円滑にする 「感じのいい」 ナチュラル表現を紹介している。丁寧すぎず砕けすぎない表現をシチュエーション別に厳選したものであり、相手への印象を重視する日本人英語学習者にとって実用性の高い内容となっている。すべてのフレーズには、使い方の解説・例文・類似表現を併せて掲載しており、「実際の会話で使えるようになる」ことを目的とした構成である。
ベレ出版(東京)
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
1 オタゴ大学における特別講義 2015/07/16 オタゴ大学の進学準備英語コースのために「読解戦略」の特別講義を行った。
2 京都府ティーム・ティーチング研修会のキーノートスピーカー(京都市教育委員会) 2019/11/29 京都市教育委員会の依頼を受け、市内の中学・高校英語教員およびALTを対象に講演を行った。日本の英語教育におけるALTとJTEのチームティーチングの現状と課題について論じ、ALTのコミュニカティブ・アプローチ志向とJTEの受験英語への要請を調和させるために、トランスランゲージングに基づく協働実践の必要性を提起した。
3 同志社大学グローバル地域文化学部
FD研究会
2021/11/25 大学教員のFDにて、トランスランゲージングを概念的な起源から英語教室での応用まで発表した。また、学習者の多言語性の発達におけるトランスランゲージングの役割と、生徒の萌芽的バイリンガル性を伸ばすための教育法について説明した。多くの参加者から有益な研究として評価された。
4 バイリンガルサイエンス研究所によるインタビュー 2023/08/09 バイリンガルサイエンス研究所によるインタビューで、日本人英語学習者も「萌芽的バイリンガル」として捉えるべきであること、そしてその実践としてトランスランゲージングが有効であることについて話した。日本の英語教育における学習者のアイデンティティや学習観を再考し、言語教育現場で学習者の全ての言語資源を活用する意義と方法について論じた。
4 その他教育活動上特記すべき事項
1 【トモダチ・プロジェクト】(国際交流バディ・プログラム)の立ち上げ・運営 2023/03/31 ~ 大谷大学と CIEE 京都の協働による国際交流バディ・プログラム「トモダチ・プロジェクト」を立ち上げ、現在も継続的に企画・運営を行っている。本プログラムでは、大谷大学生と米国からの短期留学生(CIEE 京都)による混成グループを編成し、各回の活動として大谷大学生によるキャンパスツアー、学食での交流、コミュニケーションや相互理解、友好関係の構築を目的としたゲームやアクティビティを実施している。プログラムは学期ごとに複数回実施され、参加者には正式な活動期間終了後も交流を発展させていくことが奨励されており、異文化理解の深化と実践的な国際交流の促進を目指している。
2 博士論文の副指導 2024/02/01 ~ ニュージーランド・オタゴ大学における博士課程学生の副指導教員として、EFL 教育におけるトランスランゲージングに関する研究指導を担当した。トランスランゲージング研究の専門性を有する教員が他に不在であったことから、専門的助言を行うために指導委員会へ招聘された。
B 職務実績
1 TESOLコースのチューター(オタゴ大学) 2015/03/01 ~
2015/12/07
オタゴ大学の英語教師養成コースのチューターを務めた(日本のTAより1つ上のレベル)。毎週30人の学生を対象にチュートリアルを行い、講義で習わないトピックを題材に扱いながら、学生のマイクロティーチング経験を管理した。また、講師の補佐として課題を採点し、学生が本物の語学授業を観察できるようタイムテーブルの調整も行った。講師が病気によって欠勤した際には、代理講師として選ばれ講義を行うこともあった。
2 英語スピーチコンテストの審査員 2022/02/12 第11回同志社英語大会-立石杯-Recitation & Speech Contestの審査員を務めた。
3 外部資金の獲得(科学研究費助成事業:研究代表者) 2023/04/01 ~
2024/03/31
科学研究費助成事業(若手研究)『外国語教育における「萌芽的バイリンガリズム」:研究・認識・更新』(研究課題番号:23K12250)の研究を代表者として行っていた。
本研究は、外国語教育における単言語的な学習者観を批判し、学習者を「萌芽的バイリンガル」として再定義する必要性を理論・実証の両面から示した。トランスランゲージングの枠組みに基づき、学習者の統合的な言語資源を活用することで、より包括的で多言語的な学習環境を構築できることを論じた。さらに、その知見を踏まえ、外国語教師が教育実践を更新するための具体的なガイドを提示し、学会発表や論文、書籍章などを通して成果を発信した。
4 学術交流委員会 委員(大谷大学) 2023/04/01 ~ 学術交流に関する審議、留学生の面接などを行った。
5 語学学習支援室運営委員会 構成委員(大谷大学) 2023/04/01 ~ 外国語学習や留学、国際交流に関するイベント、Global Squareと連携した語学学習支援業務を行った。
6 広報委員会 委員(大谷大学) 2023/04/01 ~ 大学HP掲載のコラム執筆と各種広報媒体への助言を行った。
7 オープンキャンパス「学びの紹介」(大谷大学) 2023/07/09 ~ 2023年7月9日、2024年8月4日、2025年6月15日に、オープンキャンパスで英語コミュニケーションのミニ講義と国際学部の紹介を行った。[総時間50分]
8 オープンキャンパスにおける国際文化学科ワークショップの企画・実施 2024/09/22 オープンキャンパスにおいて、国際文化学科のワークショップとしてクイズ形式の活動を企画・実施した。自身のゼミ学生が参加し、大谷大学での学生生活や留学経験について説明を行うとともに、来場者がクイズに参加することで、対話と主体的な参加を促進する構成とした。学生の実体験をもとにした活動を通じて、学科への理解を深め、双方向的な交流の場を提供した。
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2014/10/31~ 2016/02/29 The Applied Linguistics Association of New Zealand会員
2 2016/10/31~ 全国語学教育学会(JALT)会員 (京都支部)
3 2016/10/31~ 多数の学術雑誌の査読者 (例: International Journal of Bilingualism等)
4 2017/09/30~ The Language Teacher常任の査読者
5 2017/10/31~ JALTのバイリンガリズム研究会の会員担当
6 2017/11/30~ JALT Postconference Publication原稿整理編集者
7 2023/04/30~ 大学英語教育学会(JACET)会員
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 ネイティブが日常会話でよく使う順 英語〈チャンク〉大全単著 2024/11/20ベレ出版 本書は、日本人英語学習者が英語をより自然に「話す」「理解する」ための「チャンク」を身につけられる本になっている。日常会話でよく使われる順に、カテゴリー別に整理された厳選1000個のチャンクを収録している。各チャンクには、使い方の解説、実用的な例文、そしてあわせて覚えておきたい類似表現も紹介している。総頁数383頁。
2 ネイティブが日常会話でよく使っている〈感じがいい〉英語フレーズ大全単著 2025/12/17ベレ出版 本書では、相手に好印象を与え、会話の流れを自然に円滑にする 「感じのいい」 ナチュラル表現を紹介している。丁寧すぎず砕けすぎない表現をシチュエーション別に厳選したものであり、相手への印象を重視する日本人英語学習者にとって実用性の高い内容となっている。すべてのフレーズには、使い方の解説・例文・類似表現を併せて掲載しており、「実際の会話で使えるようになる」ことを目的とした構成である。総頁数380頁。
以上2点
Ⅱ学術論文
1 The effects of L1 and L2 group discussions on L2 reading comprehension 査読済 共著 2017/03/31Reading in a Foreign Language 29巻1号
(NFLRC at the University of Hawai'i at Mānoa)
第二言語(L2)の読解を深めるために第一言語(L1)とL2の両方を用いてグループディスカッションの効果を調査した。結果的に、L1を用いてディスカッションを行ったグループの方が高度な処理や読解の技術を使い、L2の読解に良い影響を及ぼすことが分かった。共著者: Blake Turnbull、Moyra Sweetnam Evans。筆頭筆者。22頁(133~154頁) 。査読あり。
2 Learner Perspectives on National Identity and EFL Education in Japan: Report of a Questionnaire Study 査読済 単著 2017/06/30The Journal of Asia TEFL 14巻2号
(The Asian Association of Teachers of English as a Foreign Language)
英語学習者の日本人大学生の意見をもとに、日本における英語教育は日本人のアイデンティティにどのような影響を及ぼすかを調査した。その結果、日本人の英語能力を向上させるために、英語と日本人のアイデンティティの肯定的な関係を構築する必要があることが分かった。17頁(211~227頁) 。査読あり。
3 Examining Pre-Service ESL Teacher Beliefs: Perspectives on First Language Use in the Second Language Classroom 査読済 単著 2017/12/31Journal of Second Language Teaching and Research 6巻1号
(U of Central Lancashire)
L2学習時におけるL1に関して、教員養成を受けている英語講師の意見を調査した。その結果、講師がL1の使用をたまに認めているが、その是認は限られており、使用することについての知識が十分にないことが分かった。27頁(50~76頁) 。査読あり。
4 The Potential Impact of Cultural and Educational Background on Foreign Language Teachers’ Use of the L1 査読済 単著 2017/12/31The Journal of Language Teaching and Learning 8巻1号(Ankara, Turkey EDM) 授業観察と半構造的面接により、5つの外国語教室において、先生たちがどのように学生の第一言語を使用するか調査した。その結果から、教育された国とその国の文化が先生たちのコード・スイッチング実践に影響及ぼす可能性があることが分かった。18頁(53~70頁) 。査読あり。
5 The use of English as a lingua franca in the Japanese second language classroom 査読済 単著 2018/02/28The Journal of English as a Lingua Franca 7巻1号(De Gruyter Mouton) L2としての日本語の授業において、共通言語としての英語が使用される理由を調査した。その結果から、学習者がすでに知っている言葉に安心感を求めているため、英語は母語と発達中の日本語能力とのギャップを緩和してくれることが分かった。21頁(131~151頁) 。査読あり。
6 Questioning the Compatibility of Nunomura's Vision of an English-Only
Classroom in Japan 査読済
単著 2018/05/31Osaka JALT Journal 5巻(The Osaka Chapter of the Japan Association for Language Teaching) 布村奈緒子(2017)による東洋経済ONLINEの記事 「両国高校、すごい進学率を支える英語の秘密―『3 つのコツ』でスピーキングが得意になる」に対しての反論である。最初に記事の論点を整理し、布村氏が論ずるほど英語オンリーの方法が良い結果を生み出さない理由を調査し、最後に布村氏があげたアイデアをさらに深めるために自分の意見を述べた。11頁(138~148頁) 。査読あり。
7 Bilingualism in New Zealand: A field of misconceptions 査読済 単著 2018/05/31New Zealand Studies in Applied Linguistics 24巻1号(Applied Linguistics Association of New Zealand) 本論文でニュージーランドがどれほどバイリンガルなのかという疑問への回答を試みた。最初にバイリンガルとは何かを説明し、さらに増えつつある多様な社会の在り方によってニュージーランドの過去と現在のバイリンガル状態を検討した。7頁(70~76頁) 。査読あり。
8 Is There a Potential for a Translanguaging Approach to English Education in Japan? Perspectives of Tertiary Learners and Teachers 査読済 単著 2018/10/31JALT Journal 40巻2号(The Japan Association for Language Teaching) 英語を学習する際にトランスランゲージングを使用する可能性について、学習者と教師の意見を検討した。その結果、可能性はあるが、学習者と教師がどのように受け入れるか、またその両者が受ける教育と研修に大きく依存することが分かった。34頁(101~134頁) 。査読あり。
9 Perceptions of Value in Japanese English Education: Self-Reflections of ALTs on the JET Programme 査読済 単著 2018/10/31Asian Journal of English Language Teaching 27巻 (The Chinese UP) 日本の英語教育におけるALTの目的意識と価値観に関する自己評価をアンケートで調査した。その結果、ALTは自分が学生の英語力向上に貢献していると感じながらも、コミュニカティブな教え方を実施する機会が足りないと感じていることが分かった。29頁(83~111頁) 。査読あり。
10 Reframing foreign language learning as bilingual education: epistemological changes towards the emergent bilingual 査読済 単著 2018/10/31International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 21巻8 号(Routledge) 本論文は、「萌芽的バイリンガル」の枠に外国語学習者を含めることができるよう範囲を広めようとした。トランスランゲージングを枠組みとし、外国語学習者をバイリンガルとして認める重要さを強調し、外国語教育に関する認識論の変更を要求した。8頁(1041~1048頁) 。査読あり。
11 The role of translanguaging in the multilingual turn: Driving philosophical and conceptual renewal in language education 査読済 共著 2018/11/30EuroAmerican Journal of Applied Linguistics and Languages 5巻2号(E-JournALL) まず近年の応用言語学の「多言語への転回 」に至った原因について批判的に論考した。次に、教室におけるトランスランゲージングの使用が、多言語への転回の現在と将来の発展に対して重要だと論じた。共著者: Josh Prada、Blake Turnbull。共同研究につき、本人担当部分のみの抽出は不可能。16頁(8~23頁) 。査読あり。
12 Translanguaging in Japan: Perspectives and potentials in EFL academic and creative writing (博士論文) 単著 2019/02/28京都大学 本論文は、以下の3点を主な目的として研究を行った。まず、英語教育が日本人のアイデンティティに与える影響について、 次に、 学術的・創造的な外国語文章における日本人英語学習者のトランスランゲージングの効果、最後に、英語教育における日本語の使用に関する日本人英語学習者と教師の意見と、日本の英語教育におけるトランスランゲージングのアプローチの理論的可能性を研究した。総頁数274頁。
13 Translanguaging in the planning of academic and creative writing: A case of adult Japanese EFL learners 査読済 単著 2019/03/31Bilingual Research Journal 42巻2号(The National Association for Bilingual Education) 学術的・創造的な外国語文章における日本人英語学習者の、トランスランゲージングの効果を調査した。外国語文章の計画を立てる際にトランスランゲージングを使用させた学習者は、言語知識と経験不足によって生じる言葉の誤用が少なくなり、より簡潔で形の整った文章が書けることが分かった。20頁(232~251頁) 。査読あり。
14 Looking at foreign language education from a bilingual perspective: Practices, principles, and pedagogies 単著 2019/07/31Educational Bilingualism: New Language Pedagogy (Cambridge Scholars) L2使用を外国語教育の目標とし、学習者を最初からバイリンガルとして認める必要性を唱えた。伝統的な外国語教育とバイリンガル教育を検討し、外国語教育をバイリンガル教育として考え直すためにはどのような教育方法や学習戦略を使えば良いかを提案した。編者:Natalia Gunina & Radislav Millrood。本人担当21頁(27~47頁)。
15 Towards new standards in foreign language assessment: learning from bilingual education 査読済 単著 2020/03/31International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 23巻4号(Routledge) 本論文は、外国語のアセスメントが、英語だけではなく学習者が言語レパートリー全体を使用できるかを、評価すべきだと論じた。バイリンガル教育におけるホリスティックアセスメントの要素と、それをどのように外国語教育で用いるのが良いかを検討した。 11頁(488~498頁) 。査読あり。
16 Beyond bilingualism in Japan: Examining the translingual trends of a ‘monolingual’ nation 査読済 単著 2020/07/31International Journal of Bilingualism 
24巻4号(SAGE)
本論文では、ビジュアル・エスノグラフィーのアプローチにより、日本社会のバイリンガル性を示す写真資料を検証した。その結果、日本がバイリンガルであることを証明する具体的なバイリンガル実践の証拠が多数得られた。17頁(634~650頁) 。査読あり。
17 Am I bilingual? Reporting on the self-reflections of Japanese EFL learners 査読済 単著 2021/04/30International Journal of Bilingualism 25巻5号(SAGE) 日本人英語学習者を対象に、バイリンガルになることの定義や過程についての意見をアンケートで調査した。その結果、参加者のほとんどが自分をバイリンガルであるとは考えていないことがわかった。外国語学習者にバイリンガルであることを自覚させる教育の必要性を示唆した。22頁(1327~1348頁) 。査読あり。
18 Bilingualism in Japan: Recognition for an Uncelebrated Concep 単著 2021/04/30Celebrating 30 Years of Multilingualism and Multiculturalism in Japan
(JALT Bilingualism SIG)
言語的、社会的、政治的観点から見た日本におけるバイリンガリズムについて考察した。自分をバイリンガルだと考える日本人が少ない理由を検討した上で、日本のバイリンガリズムを定義し、日本がバイリンガルの地位に値する社会であることを説明した。編者: Diane Lamb-Obara, Christie Provenzano, & Alexandra Shaitan。 本人担当6頁(7~12頁) 。
19 Emergent Bilingualism in Foreign Language Education 共著 2021/12/31Research Questions in Language Education and Applied Linguistics: A Reference Guide (Springer) 外国語教育における萌芽的バイリンガル性の認識を提唱する。最初に、文献に基づきこのトピックの要約をし、重要なリサーチクエスチョンを10個提案した。次に、文献解題をし、推奨図書を5個レビューした。編者: Hassan Mohebbi & Christine Coombe。共著者: Pat Moore、Blake Turnbull。共同研究につき、本人担当部分抽出不可能。5頁(195~199頁)。
20 The Role of Learners’ Native Language in EFL Self-Efficacy Beliefs: An Exploratory Study 査読済 単著 2022/07/31Journal of Linguistics and Language Teaching 13巻1号(Tinnefeld) 日本人の英語学習者のL1使用とL2学習における自己効力感に関してアンケート調査した。その結果、日本語の使用は、英語のスピーキングとリスニングの技能よりも、リーディングとライティングの向上に役立つと考える大学生が多いことが分かった。28頁(1~27頁) 。査読あり。
21 What does the research really say? Debunking the myths of raising bilingual children in Japan. 査読済 単著 2023/11/30The Japan Journal of Multilingualism and Multiculturalism 日本におけるバイリンガル育児に関する神話を取り上げた。典型的な家族間でのやりとり、乳幼児期のバイリンガリズムに関する研究、親の談話戦略、日本の教育制度における課題などを説明した。14頁(39~53頁) 。査読あり。
22 Translanguaging in the world language classroom: Towards epistemological and practical change 単著 2023/11/30Honing our craft: World language teaching today.
(Klett World Languages)
言語教育におけるトランスランゲージングを検討し、学習者の多様な言語能力を認識し、考え方の転換と教室の変革を提唱した。歴史的背景、理論的洞察、活動例、教師のためのガイダンスを提供した。 編者: Florencia Henshaw & Kim Potowski。17頁(210~227頁)。
23 The reflective positioning of Japanese EFL students in the negotiation of their own emergent bilingual identities 査読済 単著 2024/07/31International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 27巻7号 (Routledge) 日本人の英語学習者のアイデンティティ交渉について、多理論的アプローチを用いたアンケート調査を行った。その結果、英語学習歴が長いこと、習熟度が高いこと、グローバル志向の学習をしていることが、英語圏コミュニティへの帰属意識と相関していることがわかった。12頁 (923~935頁) 。査読あり。
24 Recognition for emergent bilingualism in Japanese tertiary education (日本の高等教育における萌芽的バイリンガルへの認識) 単著 2025/09/01大谷學報 105巻1号(大谷大学大谷学会) 本稿では、日本の英語教育におけるCLTの限界と政策・実践の乖離を指摘し、その現実的な代替としてトランスランゲージングを検討した。学習者を「萌芽的バイリンガル」と捉え、全言語資源の活用を理論・実践の両面から論じ、日本の高等教育での可能性を示した。また、歴史的背景や活動例、教師へのガイダンスを通して、より柔軟で包括的な言語教育への転換を提案した。19頁(115~134頁) 。
25 Emergent bilingualism and emotions in Japanese EFL students’ multilingual identity construction. 査読済 単著 2025/09/30International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 28巻9号(Routledge) 日本人EFL学習者を「萌芽的バイリンガル」と捉え、自己認識と英語使用時の感情変化について調査した。多くは自分をバイリンガルと見なしていなかったが、そう認識する学習者は英語学習歴が長い、または英語・グローバル系専攻である傾向があった。感情変化は少ないとする回答が多い一方、「秘密」や「恥ずかしさ」などの繊細な感情は英語の方が強く感じられ、言語使用に伴うアイデンティティ再交渉の可能性が示唆された。13頁(1096 ~ 1109頁) 。査読あり。
26 Enhancing Motivation and Listening Comprehension Among Japanese EFL Students Through Translanguaging Practices 査読済 単著 2025/12/12Internaional Journal of Applied Linguistics、オンライン先行発表(Wiley) 本研究は、日本の大学EFL学習者を対象に、トランスランゲージングがリスニング理解と学習動機づけに与える影響をアクションリサーチの枠組みで検討した。英語のみの活動と比較した結果、トランスランゲージングを用いた方が要約の質が向上し、学習者の動機づけや言語学習観にも肯定的な変化が見られた。14頁(1~14頁) 。オンライン先行発表。査読あり。
27 Translanguaging in foreign language education 査読済 単著 2025/12/30The Handbook of Translanguaging (John Wiley & Sons) 外国語教育に根強く残る単言語主義を批判し、学習者を「萌芽的バイリンガル」として捉え直す必要性を論じた。トランスランゲージングの観点から、学習者の統合的な言語レパートリーを活用することで、多言語的で包摂的な学習環境を創出できることを示した。さらに、このアプローチは言語発達のみならず、学習者のエンパワメントや社会的公正にも寄与する点を指摘した。編者: Li Wei, Prem Phyak, Jerry Won Lee, & Ofelia García 。 13頁(251 ~ 264頁) 。査読あり。
以上27点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 The effects of L1 and L2 group discussions in L2 reading comprehension口頭発表 (一般発表) 2014/10/31Applied Linguistics in Aotearoa New Zealand (ALANZ) Annual Symposium第19回大会 (於Auckland University of Technology、New Zealand) L2の読解を深めるためにL1とL2を用いた3通りのグループのディスカッションを行い、効果を検討し、発表した。結果的に、L1を用いてディスカッションを行ったグループの方がL2の読解に良い影響を及ぼすことが分かった。発表時間 30分 。
2 Translanguaging discussion groups in L2 reading comprehension口頭発表 (一般発表) 2015/10/31ALAA/ALANZ/ALTAANZ学会第4回大会 (於University of South Australia、Australia) L2の読解を深めるために トランスランゲージングで行ったグループのディスカッションの効果を調査し、発表した。結果的に、 トランスランゲージングを用いたグループの方が高度な処理や読解の技術を使っていたことが分かった。発表者:Blake Turnbull, Moyra Sweetnam Evans。発表時間 30分 。
3 Pre-service ESL teachers’perspectives of L1 use in the L2 classroom口頭発表 (一般発表) 2015/10/31ALAA/ALANZ/ALTAANZ学会第4回大会 (於University of South Australia、Australia) L2学習時におけるL1に関して、教員養成を受けている英語講師の意見について発表した。調査した結果、講師がL1の使用をあまり認めていないことが分かった為、教員養成カリキュラムでL1の役割についての知識をより深く学ぶことを推奨した。発表時間 30分 。
4 The potential for translanguaging in TEFL in Japan口頭発表 (一般発表) 2016/10/31The Japan Association for Language Teaching (JALT) (全国語学教育学会)第42回年次国際大会 (於WINC Aichi、名古屋市) 日本の英語教育におけるトランスランゲージングを新しい教育方法として検討し、発表した。日本人としてのアイデンティティを保ちながら日本人英語学習者の英語力を高める可能性があると分かった。発表時間 25分 。
5 O. Garcia & L. Wei, Translanguaging: Language, Bilingualism and Education (Palgrave MacMillan, 2014)書評 (単著) 2016/10/31JALT Journal 38巻1号(The Japan Association for Language Teaching) 教育へのトランスランゲージング・アプローチについて認識論的、理論的観点から批判的に分析し、それが従来のモノリンガル言語教育の概念にどのように異議を唱えているかを検証した同書を書評した。5頁(63~67頁) 。
6 Translanguaging in Japan: What is it and how can it help?特別講演(招待発表) 2016/12/31JALT京都支部研究発表会 (於キャンパスプラザ京都、京都市) トランスランゲージングの概念について詳しい説明を発表した。日本人としてのアイデンティティを保ちながら、日本人英語学習者の英語力を高めることができる新しい教育方法のアクティビティなどを具体的に提案した。発表時間 45分 。
7 Learner perspectives on EFL education and identity口頭発表 (一般発表) 2017/10/31JALT第43回年次国際大会 (於Tsukuba International Congress Center、つくば市) 日本における英語教育は日本人のアイデンティティにどのような影響があるかについて発表した。日本人英語学習者は、日本語はアイデンティティの一部だと認識している為、英語の授業から除去することは否定的な影響があると考えていることが分かった。発表時間 25分 。
8 When am I bilingual? Self-reflections of Japanese EFL learners口頭発表 (一般発表) 2018/04/30第17回JALT PanSIG大会 (於東洋学園大学、東京) バイリンガルになる過程に対する日本人英語学習者の意見について検討し、発表した。調査の結果、ほとんどの参加者は自分のことをバイリンガルとして考えておらず、2言語使用という概念は手が届かない目標だと考えていることが分かった。発表時間 25分 。
9 R. Forman, First and Second Language Use in Asian EFL (Multilingual Matters, 2016) 書評 (単著) 2018/06/30International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 21巻6号 (Routledge) タイの英語教育における教師の第一言語使用について、「実践」、「アイデンティティの創造」、「グローバル英語教育領域に関する問題」の3つの観点から批判的に検討した同書を書評した。3頁(777~779頁) 。
10 Effects of translanguaging in planning EFL writing口頭発表 (一般発表) 2018/10/31JALT第44回年次国際大会 (於Shizuoka Convention & Arts Center、静岡市) 学術的・創造的な外国語文章における日本人英語学習者のトランスランゲージングの効果について発表した。外国語を用いた文章を計画する際に、トランスランゲージングを使用した方がより簡潔で形の整った文章が書けることが分かった。発表時間 25分 。
11 Hidden bilingual trends in Japanese society口頭発表 (一般発表) 2019/04/30第18回JALT PanSIG大会 (於甲南大学、西宮市) 写真資料から日本の社会にあるバイリンガル実践の様々な証拠について発表した。日本が1か国語しか使用していない国だという不正確な概念から離れ、トランスリンガル実践が言語豊かな日本の現代社会を創造している事への関心を高めようとした。発表時間 25分 。
12 O. García and J. A. Kleifgen, Educating Emergent Bilinguals: Policies, Programs and Practices for English Learners (Teachers College Press, 2018)書評 (単著) 2019/07/31International Journal of Multilingualism 16巻3号(Routledge) 社会言語学、心理言語学、教育カリキュラムと評価の研究に基づき、政策、プログラム、実践の観点から、萌芽的バイリンガルの教育の複雑さを批判的に検証した同書を書評した。2頁(375~376頁) 。
13 O. García, S. Ibarra Johnson, and K. Seltzer, The Translanguaging Classroom: Leveraging Student Bilingualism for Learning (Caslon Inc., 2016)書評 (単著) 2019/08/31International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 22巻5号(Routledge) 言語教室におけるトランスランゲージング教育法のコンセプトを批判的に分析し、特にトランスランゲージングの枠組みを通して、教員の指導方法と生徒の学習方法を再解釈した同書を書評した。2頁(639~640頁)
14 Re-working AET & JTE classroom relations: Towards multilingual goals特別講演(招待講演) 2019/10/31京都市教育委員会Municipal AJET 2019–2020 AET and JTE Skill Development Conference (於京都府総合教育センター、京都市) 日本の英語教育におけるALTとJTEのチームティーチングについて発表した。ALTのコミュニカティブ・アプローチへの要望とJTEの受験英語への要望のバランスをとるために、トランスランゲージングの実践に向けたコラボレーションの必要性を示唆した。発表時間 45分 。
15 Perceptions of value amongst ALTs on the JET Programme口頭発表 (一般発表) 2020/10/31JALT第46回年次国際大会 (オンライン開催) 日本の英語教育におけるALTの目的意識と価値観に関する自己評価について発表した。調査の結果、ALTはコミュニカティブな教え方を実施する機会が不足していると感じていることが分かった。発表時間 25分 。
16 Japanese EFL learners’ perceptions of their own bilingualism口頭発表 (一般発表) 2021/04/30第20回JALT PanSIG大会 (オンライン開催) 日本人英語学習者のバイリンガル性に対する意見について発表した。自分のことをバイリンガルだと考える英語学習者は僅かしかいなかった為、教育者は学習者自身がすでにバイリンガルである事を伝え、それを彼らに認識させるべきだと提案した。発表時間 25分 。
17 M. Rabbidge, Translanguaging in EFL Contexts: A Call for Change (Routledge, 2020)書評 (単著) 2021/04/30Applied Linguistics オンライン先行発表 韓国の小学校におけるトランスランゲージング教育法と学習戦略の適用、およびそれらの外国語学習への影響を批判的に検証した同書を書評した。5頁(1~5頁) 。
18 D. Fu, X. Hadjioannou, and X. Zhou, Translanguaging for Emergent Bilinguals: Inclusive Teaching in the Linguistically Diverse Classroom (Teachers College, 2019)書評 (単著) 2021/06/30Japan Journal of Multilingualism and Multiculturalism 27巻1号(Japan Association for Language Teaching Bilingualism-Sig) トランスランゲージングの枠組みを通して、米国の言語学教室における生徒の萌芽的バイリンガル教育の発展、進化、現実を批判的に検証した同書を書評した。4頁(55~58頁) 。
19 Uncovering the bilingualism of Japan’s linguistic landscape: Here and now特別講演(招待発表) 2021/10/31JALT第46回年次国際大会, BSIGフォーラム (オンライン開催) 写真証拠により様々な観点から見た日本のバイリンガリズムについて発表した。日本のバイリンガリズムを定義し、日本がバイリンガルな社会である理由を説明した。発表時間 30分 。
20 Translanguaging and emergent bilinguals in Japanese EFL education特別講演(招待講演) 2021/10/31同志社大学グローバル地域文化学部FD研究会 (オンライン開催) 大学教員のFDにて、トランスランゲージングを概念的な起源から英語教室での応用まで発表した。また、学習者の多言語性の発達におけるトランスランゲージングの役割と、生徒の萌芽的バイリンガル性を伸ばすための教育法について説明した。発表時間 60分 。
21 Ed. City University of New York-New York State Initiative on Emergent Bilinguals, Translanguaging and Transformative Teaching for Emergent Bilingual Students: Lessons from the CUNY-NYSIEB Project (Routledge, 2021)書評 (単著) 2022/07/31International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 25巻7号(Routledge) CUNY-NYSIEBの活動を批判的に分析し、理論としてのトランスランゲージングが最初どのような実践から生まれ、萌芽的バイリンガルの学習を正当化するために再文脈化したかを検証した同書を書評した。4頁(2729~2732頁) 。
22 The Bilingual Reality of EFL Classrooms 口頭発表 2023/04/30第22回JALT PanSIG大会 (於京都産業大学、京都市)
日本がモノリンガルであるという認識に疑問を投げかけ、日本の英語学習者がバイリンガルであることを強調した。英語の授業においてこの現実を認め、多言語環境の利点を強調し、トランスランゲージングの実践を促進することを提唱した。発表時間25分。
23 Translanguaging as a theory of language for Japanese EFL education 特別講演(招待講演) 2023/05/31Kobe JALT大会 (於神戸学院大学、神戸市) トランスランゲージングをめぐる誤解と英語の授業におけるその応用について取り上げた。トランスランゲージングとコード・スイッチングの違いを強調し、学習、アイデンティティ、社会正義への影響について論じた。さらに、言語の心理言語学的現実と、萌芽的バイリンガルとしての学生の言語能力について検討した。発表時間60分。
24 Translanguaging in Japan for linguistic diversity, equality, and inclusion 特別講演(招待講演) 2024/03/31University of Tokyo Diversity Cafe大会 (於東京大学、東京都) トランスランゲージングを単なる言語の切り替えだけではないことを明らかにし、話者のレパートリーにおける言語間のダイナミックな相互作用を主張した。日本の大学における学生の学習、コミュニケーション、アイデンティティ形成、社会正義をサポートするために、この理解を認識し、活用することの重要性を強調した。発表時間60分。
25 D. R. Pearce, Plurilingual education in a monolingualised nation: exploring new frontiers in language teaching in Japan (Multilingual Matters, 2024)書評 2025/09/30International Journal of Bilingual Education and Bilingualism 28巻9号(Routledge) 従来の単言語的な英語教育が主流である日本の現状を踏まえつつ、本書が提示する複言語的実践の意義とその理論的・実践的貢献を論じた。さらに、教師の自伝的データに基づくアプローチが、複言語教育理解をどのように深めるかを検討した。3頁(1163 ~ 1166頁)。
以上25点

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