A 教育業績 | |||
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教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | |
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | |||
1 | 人間学Ⅰ1(再履修) | 2025/04/01
~ 2025/07/31 |
【授業テーマ】
ブッダの生涯を学び、仏教と現代の関係を考えることを目的とする講義である。 【授業概要】 1,現代に生活する私たちは何を問い、どのように生きるべきなのかを主体的に考えていける姿勢を身につけることができる。 2,ブッダの生涯を知り、その教えについて学ぶことができる。 3,ブッダの生涯とその教えを通して、自己の生活を見つめなおす。 【授業内容の工夫】 参考書である『ブッダと親鸞』(東本願寺出版,2004)だけではなく、経典の言葉などを紹介し、またインドの地図や写真を活用し、さまざまな視点からブッダの生涯を学ぶような資料を作成している。 |
2 | 真宗学特殊演習1 | 2025/04/01
~ 2025/07/31 |
【授業テーマ】
親鸞の著作である『唯信鈔文意』を読み、親鸞の思想を学ぶことを目的とする演習である。 【授業概要】 『唯信鈔文意』は聖覚の『唯信鈔』を注釈する書である。親鸞は、聖覚や隆寛ら兄弟子を「よきひとびと」と仰ぎ、彼らの著作と注釈書である『唯信鈔文意』・『一念多念文意』を幾度も書写して、門弟に読むことを勧めている。『唯信鈔文意』は注釈書であるが、そこには『顕浄土真実教行証文類』を中心とする親鸞の思想の簡要が記されている。本演習においては、聖覚の『唯信鈔』を参照しつつ、『唯信鈔文意』の講読に臨む。 【授業の工夫】 授業では、テキストを音読することで文献を丁寧に読むことを指導している。また、テキストが基づく古典籍についても紹介し、『唯信鈔文意』をさまざまな視点から学ぶことができるように工夫している。 |
2 作成した教科書、教材、参考書 | |||
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | |||
4 その他教育活動上特記すべき事項 |
B 職務実績 | |||
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1 | 大谷大学ティーチングアシスタント「学びの発見」 | 2019/04/01
~ 2019/07/31 |
文学部の「学びの発見」でレポート・論文の作成を指導する担当教員を補佐した。20名程の班を担当し、課題等の返却の際に学生ごとの学習度合いに応じて指導した。 |
2 | 大谷大学ティーチングアシスタント「学びの発見」 | 2019/09/01
~ 2020/01/31 |
再履修を対象とする「学びの発見」でレポート・論文の作成を指導する担当教員を補佐する業務に携わった。担当する学生数が通常よりも少ないため、指導の際に対話を重視した。 |
3 | 大谷大学ティーチングアシスタント「学びの発見」 | 2020/04/01
~ 2020/07/31 |
仏教学科の「学びの発見」でレポート・論文の作成を指導する担当教員を補佐した。新型コロナ感染症対策により授業はオンライン形式であったため、対話することが難しい環境であったが、レポートにコメントを細かく書き込み指導した。
また、レポート・論文以外にもPCの利用方法・オンライン授業の注意点等も指導した。 |
4 | 大谷大学ティーチングアシスタント「学びの発見」 | 2021/04/01
~ 2021/07/31 |
真宗学科の「学びの発見」でレポート・論文の作成を指導する担当教員を補佐した。アシスタントチーフを担当し、教員の指導のもと、前回の復習など講義の一部を担当した。また、アシスタントの意見をまとめ担当教員に報告し、情報共有を円滑にした。 |
5 | 大谷大学真宗総合研究所研究補助員 | 2021/04/01
~ 2024/03/31 |
同研究所の清沢満之研究班に所属し、西方寺に所蔵される清沢満之資料の中、全集等で未公開の資料をリスト化する作業に携った。主な業務としてリストの設計・データ入力を行った。 |
6 | 大谷大学ティーチングアシスタント「学びの発見」 | 2024/04/01
~ 2024/07/31 |
哲学科と国際文化学科の「学びの発見」でレポート・論文の作成を指導する担当教員を補佐した。どちらの講義もアシスタントチーフを担当し、担当教員とアシスタントの情報共有を円滑にするために間を取り持った。 |
7 | 大谷大学真宗総合研究所研究補助員 | 2024/06/01
~ 2025/03/31 |
同研究所の大学史研究班に所属し、主に清沢満之の未公開文献を公開することに取り組む研究に携わった。主な業務として、未公開資料のリストの精度を高めるための確認作業を行った。 |
C 学会等及び社会における主な活動 | |||||
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所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | ||||
1 | 2015/04/01~ | 大谷大学真宗学会 | |||
2 | 2021/04/01~ | 日本宗教学会 | |||
3 | 2021/04/01~ | 日本印度学仏教学会 | |||
4 | 2022/04/01~ | 真宗連合学会 | |||
5 | 2023/04/01~ | 真宗教学学会 | |||
D 研究活動 | |||||
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著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | |
Ⅰ著書 | |||||
以上0点 | |||||
Ⅱ学術論文 | |||||
1 | 親鸞の「念仏成仏」思想―円仁と法然の『五会法事讃』受容の比較― 査読済 | 単著 | 2022/12/31 | 『真宗研究』第67輯(真宗連合学会) | 親鸞の『五会法事讃』受容の背景を明らかにするため、円仁・法然の『五会法事讃』の受容を比較検討したものである。
総19頁(1頁〜19頁) 査読あり。 |
2 | 「行巻」所引の『五会法事讃』における「念仏成仏」思想 査読済 | 単著 | 2023/11/30 | 『大谷大学大学院研究紀要』第40号(大谷大学) | 親鸞の「念仏成仏」思想の受容のあり方を解明する一端として、「行巻」の『五会法事讃』引文における「念仏成仏」受容の意図を検討したものである。
総29頁(31頁〜59頁) 査読あり。 |
3 | 親鸞の法照観―『唯信鈔文意』の「化身」表現を中心に― 査読済 | 単著 | 2024/12/31 | 『真宗研究』第69輯(真宗連合学会) | 親鸞が『唯信鈔文意』に法照を「善導和尚の後身」ではなく「善導和尚の化身」と読解することより、善導と法照の関係性をどのように捉えたのかを検討し、親鸞の法照観を論じた。
総20頁(23頁〜42頁) 査読あり。 |
4 | 親鸞の「念仏成仏」思想の受容―「行巻」を中心として― 査読済 | 単著 | 2025/02/28 | 学位論文(大谷大学) | 親鸞の「念仏成仏」思想の受容を明らかにした。『教行信証』「行巻」を中心に、善導の著作や『五会法事讃』の引用を検討し、親鸞の「念仏成仏」思想の受容に善導が関わることを明らかにした。
総137頁 査読あり。 |
以上4点 | |||||
Ⅲ 口頭発表・その他 | |||||
1 | 親鸞の「念仏成仏」思想―円仁と法然の『五会法事讃』受容の比較― | 口頭発表 (一般発表) | 2022/05/31 | 真宗連合学会第68回真宗連合学会(於龍谷大学、京都市、オンライン開催) | 学術論文1のもとになった口頭発表。親鸞の『五会法事讃』受容を検討するために、親鸞の受容背景を考察した。この発表では、円仁・法然に注目し、彼らの『五会法事讃』の受容を比較検討した。
発表時間:20分 |
2 | 法然門下における『五会法事讃』の受容 | 口頭発表 (一般発表) | 2022/08/31 | 日本宗教学会第81回学術大会(於愛知学院大学、名古屋市、オンライン開催) | 親鸞の『五会法事讃』受容の背景を明らかにするため、法然門下、特に聖覚・隆寛の『五会法事讃』の受容を検討したものである。
発表時間:15分 発表要旨 『宗教研究』(日本宗教学会)第96巻別冊、2023年3月 総2頁(231頁〜232頁) |
3 | 親鸞の法照観―『唯信鈔文意』の「化身」表現を中心に― | 口頭発表 (一般発表) | 2024/05/31 | 真宗連合学会第70回真宗連合学会(於大谷大学、京都市) | 親鸞が『唯信鈔文意』に法照を「善導和尚の後身」ではなく「善導和尚の化身」と読解することより、善導と法照の関係性をどのように捉えたのかを検討し、親鸞の法照観を明らかにしたものである。
発表時間:20分 |
4 | 法然の「般⾈三昧讃」引⽤の意義―親鸞との思想的連関を⾒据えて― | 口頭発表(一般発表) | 2025/06/30 | 真宗教学大会第31回真宗教学大会(於大谷大学、京都市) | 法然が『選択集』に『五会法事讃』「般舟三昧讃」を引用する意義について検証した。「般舟三昧讃」の引用意義は文脈から検討されているが、法然が同文を重視する意義には検討の余地がある。本発表では、法然の『般舟三昧経』引用や理解に注目した。また、今回の検討が親鸞の同文の引用にどのような影響を与えるのかも検討した。 |
以上4点 |