教育研究業績の一覧 松岡 淳爾
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A 教育業績 | ||||||
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | ||||
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | ||||||
1 | 学生コメントの回収・フィードバック | 2022-04-00 ~ | 各回の授業後に学生へコメントペーパーを配布し、学生の感想や質問を受け付け、次回授業時に特にすぐれたコメントの紹介(匿名)や質問への回答を兼ねた補足説明をおこなっている。また、授業内容や進め方について意見・要望が出た場合には、次回以降の授業において可能な限り対応している。(大谷大学「人間学」・大谷大学「真宗学特殊講義」・大谷大学「真宗学特殊演習」) | |||
2 作成した教科書、教材、参考書 | ||||||
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | ||||||
4 その他教育活動上特記すべき事項 | ||||||
B 職務実績 | ||||||
1 | 九州大学ティーチングアシスタント | 2013-10-02
~2014-01-29 |
九州大学の「人文学Ⅱ」の講義において、開講期間中の講義室の準備や戸締り、学生の出欠管理をおこなった。 | |||
2 | 大谷大学リサーチアシスタント | 2017-01-01
~2020-03-31 |
大谷大学真宗総合研究所の特定研究「新しい時代における寺院のあり方研究」において、定例ミーティングの会議室や資料の準備、彙報や研究紀要の分担執筆をおこなった。 | |||
C 学会等及び社会における主な活動 | ||||||
所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | |||||
1 | 2018-04-00~0000-00-00 | 真宗教学学会 | ||||
2 | 2018-04-00~0000-00-00 | 日本宗教学会 | ||||
3 | 2019-04-00~0000-00-00 | 真宗連合学会 | ||||
D 研究活動 | ||||||
著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | ||
Ⅰ著書 | ||||||
以上0点 | ||||||
Ⅱ学術論文 | ||||||
1 | 中山間地域に立地する真宗寺院の現状と課題―人口動態と他出子対応の視点から― | 共著 | 2019-03-00 | 『大谷大学真宗総合研究所研究紀要』第36号
(大谷大学真宗総合研究所) |
岐阜県揖斐川町春日地区において、過疎化・少子高齢化に直面する真宗大谷派寺院の現状と課題を提示する。その前段階として、対象地域の客観データを基に、対象地域の人口動態および生活基盤の現状を確認した。その上で、現地でおこなった訪問聞き取り調査の結果から、実際の寺院運営や護持の状況、将来の見通しなどについて明らかになった知見を概説し、今後の調査における検討課題を示した。
総頁数15頁(1~15頁) 本人担当:「第2節2-2と2-3」 3頁(9~11頁) 共著者:徳田剛、山下憲昭、松岡淳爾 |
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2 | 真仏土における大悲の構造―「真仏土巻」『涅槃経』引文の意義― | 単著 | 2019-06-00 | 『真宗教学研究』第40号
(真宗教学学会) |
親鸞の『教行信証』「真仏土巻」における『涅槃経』引文を、真仏土における大悲の構造を明かす文として見通しを立て、その思想的意義を考察した。本論では、親鸞が引文中に記す「已上」の語に意味の区切りを見て取ろうとする従来の研究の視点を適用し、「真仏土巻」所引『涅槃経』全十三文を五段落に区分した。そこで、特に『涅槃経』引文の第一文から第七文に相当する段落ごとの主題を明らかにした。
21頁(70~90頁) |
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3 | 親鸞の『涅槃経』受容における仏身仏土の課題―「真仏土巻」から「化身土巻」への展開をふまえて― | 単著 | 2020-01-00 | 『真宗研究』第64輯
(真宗連合学会) |
親鸞が真仮の仏身仏土を顕すにあたり、『涅槃経』の受容がいかなる意義を持っているのかについて考察した。まず『教行信証』「真仏土巻」結釈において、「真仏土巻」で二度目の引用となる『涅槃経』の二文を取り上げ、『涅槃経』の仏性論が仏身仏土の視点を導入することで再構築されていることを示した。その上で、直後の『起信論』引文を、仏身仏土が真仮に展開しなければならない必然性を示す文として位置付けた。
17頁(177~193頁) |
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4 | 親鸞の真仮の仏土における〈涅槃〉―〈無量寿経〉と『涅槃経』― | 単著 | 2020-12-00 | 『大谷大学大学院研究紀要』第37号
(大谷大学大学院) |
親鸞が『教行信証』に真仮の仏土として顕す『大無量寿経』の浄土は、『涅槃経』との深い呼応関係を通して語られている。本論では、〈無量寿経〉の伝統において〈涅槃〉がいかに語られてきたのかに着目しつつ、また『教行信証』「真仏土巻」「化身土巻」における『涅槃経』の引用を手がかりとしながら、親鸞によって真仮の仏土において〈涅槃〉がどのような意義をもって位置付けられているのかについて考察した。
34頁(3~36頁) |
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5 | 親鸞の浄土観―真仮の仏土と大涅槃―(博士論文) | 単著 | 2021-03-00 | 大谷大学 | 親鸞は〈無量寿経〉の浄土を真仮の仏身仏土として受容し、『教行信証』に「真仏土巻」と「化身土巻」とを開顕した。その思想的営為においては、〈無量寿経〉と併せて『涅槃経』の影響も看過できない。本論は、従来から曖昧にされてきた〈涅槃〉の諸概念を親鸞の思想において明確化し、それらが真の仏土(摂取)と仮の仏土(教化)という浄土の具体的なはたらきを明かす鍵概念であることを示した。
総頁数184頁 |
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6 | 「信心すなわち仏性」の論理に基づく「涅槃の真因」の意義 | 単著 | 2023-03-15 | 『親鸞教学』第117号(大谷大学真宗学会) | 本論文は、「信心すなわち仏性」という『涅槃経』に依拠した親鸞の論理的表現を手がかりに、親鸞が「信心」を「涅槃の真因」として教示する意義を検討した。「信心すなわち仏性」の典拠となる『涅槃経』の文章は『教行信証』「信巻」に引用されているため、その箇所を中心に内容の構造的な把握や原典との比較をおこない、「信心」の具体性を考察した。17頁(42~58頁) | |
以上6点 | ||||||
Ⅲ 口頭発表・その他 | ||||||
1 | 真仏土における大悲の構造―「真仏土巻」『涅槃経』引文の意義― | 口頭発表(一般発表) | 2018-07-00 | 真宗教学学会
第25回真宗大谷派教学大会 (於大谷大学、京都市) |
上記Ⅱ.学術論文2の内容についての口頭発表。
発表時間 20分 |
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2 | 世雄の悲―「真仏土巻」所引『大経』と『涅槃経』との呼応― | 口頭発表(一般発表) | 2018-09-00 | 日本宗教学会
第77回学術大会 (於大谷大学、京都市) |
親鸞の『教行信証』「真仏土巻」における『涅槃経』引文を通して、真仏土が衆生を光明摂取する具体的はたらきを示した。本発表では、「真仏土巻」に引用される『涅槃経』十三文のうち、特に仏性をテーマとする第八文以降を考察対象とした。そこで説示される如来知諸根力や三種の説法は、衆生をもれなく摂取する如来の精神を表しており、『大無量寿経』の光明・寿命の願を仏土のはたらきとして具体化したものであることを述べた。
発表時間 15分 発表要旨 『宗教研究』第92巻別冊 (2019年3月 2頁(311~312頁)) |
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3 | 親鸞の『涅槃経』受容における仏身仏土の課題―「真仏土巻」から「化身土巻」への展開をふまえて― | 口頭発表(一般発表) | 2019-06-00 | 真宗連合学会
第66回大会 (於大谷大学、京都市) |
上記Ⅱ.学術論文3の内容についての口頭発表。
発表時間 20分 |
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4 | 親鸞の浄土観における「極楽無為涅槃界」の射程 | 口頭発表(一般発表) | 2023-09-09 | 日本宗教学会
第82回学術大会 (於東京外国語大学 府中キャンパス、東京都府中市) |
本発表では、親鸞の『教行信証』「真仏土巻」と「化身土巻」に善導の『法事讃』から共通して引用される「極楽無為涅槃界」の句に焦点を当て、真仏土と化身土という親鸞独自の浄土観に対して当該句が持つ射程を捉え直すことを試みた。具体的には、真化二巻それぞれの文脈における引用の視座や、『唯信鈔文意』における当該句の注釈を手がかりに、真仏土と化身土は固有の意義を持ちつつ、ともに涅槃の境界の内容であることを示した。
発表時間 15分 発表要旨 『宗教研究』第97巻別冊 (2024年3月 2頁(239~240頁)) |
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以上4点 |