教育研究業績の一覧 向田 泰真
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A 教育業績 | ||||||
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | ||||
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | ||||||
2 作成した教科書、教材、参考書 | ||||||
1 | 大谷大学ティーチング・アシスタント業務での工夫 | 2017-04-00
~2017-07-00 |
大谷大学ティーチング・アシスタント業務において、自身の担当クラスの学生向けに、文章を記述する手助けになるような例文を提示し、優秀な学生の文章を紹介する資料を作成、配布した。
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3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | ||||||
4 その他教育活動上特記すべき事項 | ||||||
B 職務実績 | ||||||
1 | 大谷大学ティーチング・アシスタント(TA) | 2017-04-00
~2017-07-00 |
新入生導入授業「学びの発見」の教育補助業務、文学科および社会学科のクラスを担当した。 | |||
2 | 光華女子大学ティーチングアシスタント | 2022-11-00
~2023-01-00 |
新入生導入授業「アカデミックライティング」の教育補助業務、こども教育学部および再履修、健康科学部の2クラスを担当した。 | |||
3 | 光華女子大学ティーチングアシスタント | 2023-11-00
~2024-01-00 |
新入生導入授業「アカデミックライティング」の教育補助業務、2クラスを担当した。 | |||
C 学会等及び社会における主な活動 | ||||||
所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | |||||
1 | 2012-04-00~0000-00-00 | 大谷大学仏教学会 | ||||
2 | 2019-01-00~0000-00-00 | 日本印度学仏教学会 | ||||
D 研究活動 | ||||||
著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | ||
Ⅰ著書 | ||||||
以上0点 | ||||||
Ⅱ学術論文 | ||||||
1 | アビダルマにおける福徳 | 単著 | 2020-03-00 | 『印度学仏教学研究』第68巻第2号 | アビダルマでは、業を善・不善・無記の三種に分類する。『倶舎論』によれば、善・不善・無記の三業の他に福・非福・不動の三業を経典で説かれる業として紹介する。福徳は阿含の教説において増大するもの・来世のために蓄積すべきもの・出家のために捨てるべきものなどと説かれる。広い意味をもつ語である福徳がアビダルマ文献に基づいてどのように解説されているかを整理した。[総頁数4頁 pp. 987-990]
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2 | 梵文和訳『阿毘達磨集論』(5) | 共著 | 2020-12-00 | 『インド学チベット学研究』第24号 | 『阿毘達磨集論』とその注釈『阿毘達磨集論釈』の梵文テクストを再校訂し、 その和訳を提示する。また、新たに確認された『阿毘達磨雑集論』の梵文写本の読みを踏まえた梵文の再検討が必要であり、その梵本再校訂と和訳を目指す。共著者: 阿毘達磨集論研究会[総頁数36頁pp. 183−218] | |
3 | 梵文和訳『阿毘達磨集論』(6)-アーラヤ識の存在論証- | 共著 | 2021-12-00 | 『インド学チベット学研究』第25号 | 『阿毘達磨集論』とその注釈『阿毘達磨集論釈』第一篇「本事分」第一章「識蘊建立」に関する部分の解読研究である。新たに発見された『阿毘達磨雑集論』の梵文写本の読みを踏まえてテクストを校訂し直したうえで和訳を提示した。[総頁数41頁pp. 63−103] | |
4 | 説一切有部における無表理解について | 単著 | 2021-12-00 | 『印度学仏教学研究』第70巻第2号 | 説一切有部アビダルマでは、無見無対の色であり法処所摂の色として、無表というダルマを設定している。そして、戒体は無表であるとも言及されている。『倶舎論』『順正理論』『倶舎論実義疏』などのアビダルマ文献に基づいて、無表は仮に存在しているものであるか実在しているものであるのかという議論を整理することを通して、無表の概念について考察した。[総頁数4頁pp. 976−979]
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5 | 『阿毘達磨大毘婆沙論』における三時業 | 単著 | 2022-03-00 | 『大谷大学大学院研究紀要』第39号 | 順現法受業をはじめとする三時業は初期経典から説かれる業である。三時業が説一切有部によってどのような課題をもって整理されたのかを『阿毘達磨大毘婆沙論』から確認した。[総頁数25頁pp. 23−47] | |
6 | 梵文和訳『阿毘達磨集論』(7)-界と処の設定など- | 共著 | 2022-12-00 | 『インド学チベット学研究』第26号 | 『阿毘達磨集論』とその注釈『阿毘達磨集論釈』第一篇「本事分」第一章「界・処建立」に関する部分の解読研究である。新たに発見された『阿毘達磨雑集論』の梵文写本の読みを踏まえてテクストを校訂し直したうえで和訳を提示した。[総頁数47頁pp. 39−85] | |
7 | 梵文和訳『阿毘達磨集論』(8)-蘊処界の次第・意味・喩例・分類的考察- | 共著 | 2023-12-00 | 『インド学チベット学研究』第27号 | 『阿毘達磨集論』とその注釈『阿毘達磨集論釈』第一篇「本事分」第一章「三法(蘊処界)」における「次第」「義」「喩」「広分別」途中までの解読研究である。新たに発見された『阿毘達磨雑集論』の梵文写本の読みを踏まえてテクストを校訂し直したうえで和訳を提示した。[総頁数43頁pp. 45−87] | |
8 | アビダルマにおける業の研究––経に説かれる業の分析をめぐって–– | 単著 | 2024-03-00 | 博士論文 | ヴァスバンドゥの『倶舎論』第4章「業品」には、初期経典に説かれる業(karman)を列挙し、それぞれを解説する箇所がある。それぞれの業がアビダルマ論書のなかでどのように整理され規定されたのかを、初期のアビダルマ論書から『倶舎論』やサンガバドラによる『順正理論』までの論書を手がかりに確認した。アビダルマ論師たちは業の仕組みを明らかにすることで、業を起こし苦しむ有情の存在の仕方を解明しようとしているということを明らかにした。[総頁数199頁]
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以上8点 | ||||||
Ⅲ 口頭発表・その他 | ||||||
1 | アビダルマにおける蘊の解釈 | 口頭発表(一般発表) | 2018-07-28 | 2018年度第9回院生発表会(京都・宗教系大学院連合) | 説一切有部は蘊(skandha)を実際に存在するものであると解釈する。一方、ヴァスバンドゥは蘊を仮に存在するものであると解釈する。この両者の説を説一切有部論書から蘊は実際に存在するものであるのか。あるいは仮に存在するものであるのかを考察した。
[発表時間20分][『京都・宗教論叢』(京都・宗教系大学院連合)第13号(2022年1月)に掲載。総頁数3頁pp. 90−92] |
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2 | アビダルマにおける福徳 | 口頭発表(一般発表) | 2019-09-07 | 日本印度学仏教学会第70回学術大会 | II-1と同内容[発表時間20分] | |
3 | 説一切有部における無表理解について | 口頭発表 | 2021-09-00 | 日本印度学仏教学会第72回学術大会 | II-4と同内容[発表時間20分] | |
以上3点 |