教育研究業績の一覧 矢野 永吏子
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A 教育業績 | ||||||
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | ||||
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | ||||||
1 | 感想・レポート・小テストの返却およびコメントシートの活用 | 2005-00-00 ~ | 感想・レポートには可能な限りコメントをつけて返却、小テスト等は見直しの機会を設け、能動的に理解を深める材料となるようにしている。コメントシートに記された疑問点等については次回授業の冒頭で紹介し、授業の復習を兼ねて解消を図り、個々の学生の学びの気づき、疑問点、感想を受け止めるように心がけている。指導案については添削して返却するようにし、より良い表現や実践的な表現を学べるように配慮している。 | |||
2 | 所属校及び非常勤等における授業評価アンケート | 2010-00-00 ~ | これまでの担当科目についての学生満足度は、同一形態の授業と比較して平均以上、5段階評価であれば概ね4以上である。非常勤等で出講している大学の授業においても同様である。所属大学でモデル授業として公開授業を行ったこともある。(2016年大谷大学、2019年池坊短期大学) | |||
3 | 物語や絵本と統合した保育における身体表現遊びの授業開発 | 2011-10-00 ~ | 保育内容表現(身体表現領域)では幼児にとって身近な物語や絵本を題材に、幼児の鑑賞を想定とした小作品の創作を指導している。学生の感性で内容への解釈を深め、ダンスにとどまらない身体表現の可能性を追求し授業内で発表する。幼児が表現に参加したくなるような、素朴で共感しやすい表現を基に、体の動かし方や、しぐさの追及から表現を深めることを目指していく。適宜造形や音楽、言葉などの近接する表現領域を取り入れることも積極的に指導している。 | |||
4 | アクティブラーニングの実践 | 2012-03-00 ~ | アクティブラーニングの理解と実践についての職員研修(大阪子ども専門学校、2012年3月)を受講した。担当する座学・講義・演習での学生の能動的思考を支援する方策を研究、試行し、グループワークや授業のねらいを到達するような企画実践や発表活動、学生主体の講義振り返りを織り込み、学生の能動的な学びの過程を意識しながら授業実践を試みている。適宜学内・学外のFD研修等にも参加し研鑽している。 | |||
5 | 幼児体育の授業実践での「運動会」の事前準備と実践、および事後の振り返り | 2014-04-00
~2019-03-00 |
幼児体育の模擬保育や指導法への理解を実践する機会として、学生が主体となり運営を行う運動会を実施した。運動のねらいを見通し、安全管理の配慮を明らかとした上でプログラムを企画し、当日の準備・運営・片付けまでをグループ単位で協働して実施した。授業の一環ではあるが、所属学科の教員の参観を募り講評を得、取り組みを振り返り、行事実践への企画・運営力について個人の課題を明らかにするように求めた。 | |||
6 | オープンキャンパス模擬授業担当 | 2014-04-00 ~ | 所属大学においてオープンキャンパスの模擬授業を担当し、保育者の職業的な魅力を進学希望の高校生に伝えるとともに、担当科目の視点から、学科での学びの意義をアドミッションポリシーに添いながら解説した授業を展開している。在学生と連携した授業内容の紹介などは、入学希望者の印象に残り、進学後に話題にする学生も多い。 | |||
7 | 幼児体育・運動遊び、身体表現の演習等での学生の学びの記録と評価についての工夫 | 2014-04-00 ~ | 保育者養成課程での幼児体育・運動遊び、身体表現の演習において、授業内容を記録する「ノート」を取り入れた。予習、復習と合わせ、授業外での学習を促進し、実習等で必要となる動きや行動の流れを言語化する経験に慣れ、指導のポイントや実践の工夫に興味を持つことを目標とした。定期的に回収し、動きに対する観察力や、発達に応じた指導法や教示法についての理解の深まりを確認し、到達度や理解度を評価に反映した。 | |||
8 | 大谷大学短期大学部幼児教育保育科における「保育内容総合表現」の学習成果発表 | 2015-04-00
~2018-03-00 |
学生同士が対話を通してテーマを持ち、協働しながら造形表現と身体表現を融合した制作活動を行う「保育内容総合表現」の授業を造形表現指導者とともに担当し、身体表現制作を主に指導した。学生の表現の模索を援助しつつ、舞台空間の上での表現や演出について指導を重ねた。成果は「幼教フェスティバル」と呼ばれる学科行事の舞台で、学生、学内関係者、附属幼稚園や地域の子ども達、保護者、卒業生を観客とし公演した。 | |||
9 | 幼児体育・運動遊び、ダンス表現に関わる講義でのICTの利活用 | 2016-10-00 ~ | 運動技術の習得や技能の向上を目指し、タブレットを用いた、自覚的な学びの確認や課題の検討など、学生個人の技能習得・教示能力の向上につなげる工夫をしている。学生のスマートフォンや講義用LMSを活用して撮影した動画を共有し、感想や考察を求め、体育授業での獲得動作・技能の確認や、模擬保育や発表での課題点を意識化する活動を行っている。 | |||
10 | 保育内容健康における、保育園との学習連携の仕組みづくり | 2019-10-00
~2021-03-00 |
保育内容健康の授業の一環で、運動遊びを実施する際の配慮を学生が体得できるよう、園児と学生の交流授業による学習連携の枠組みを進めた。交流授業に参加する園児の発達段階を考慮し、学生が指導案を立てた運動遊びをつなげるとこにより、動きの要素を組み合わせのあるサーキット運動を企画した。運営を学生が主導することをサポートし、学生にとって気づきが深まるように計画し、学びの振り返り・評価を行った。 | |||
11 | 保育者養成課程での卒業制作展に対する学習成果発表手法の検討 | 2019-10-00
~2021-03-00 |
保育者養成課程の学びの集大成として行う短期大学の卒業制作展の発表の在り方と手法を開発した。2019年はテーマに沿った成果物の展示と、プレゼンテーションによる発表を指導した。2020年度はコロナ禍での対面授業であり学生の同士の接触を減らし、小グループ活動を映像で融合させた総合表現作品の企画・指導した。造形・音楽の領域の教員と共同し、映像を用いた発表の手法を開発する中で身体表現部門を担当した。 | |||
12 | 保育内容健康における、課題型授業の中での反転学習の試み | 2020-03-00
~2021-03-00 |
コロナ対応で、課題型の授業を行う機会を得た。初めて大学の学び触れる学生にもわかりやすく、主体的な学びにつながるような教材の選択や課題提示方法など意識し、対面時に双方向授業を実現するような反転授業用の教材開発を工夫した。実際には対面授業時も感染対策の制約でグループワークにも制限があったが、課題内容のフィードバックと学びフォローアップを工夫し学生が能動的に学べるように心がけた。 | |||
13 | 保育内容表現におけるICTを用いた創作活動の指導 | 2020-10-00 ~ | コロナ禍の対面授業において、表現領域の授業にICTを用いた映像の編集や、プロジェクターを用いた映像教材を用いて以降、領域表現はICTの利活用との親和性が高いことを生かし、学生と共に、表現活動の創作における活用の方向性を検討しつつ授業を展開するようにしている。これまでに指導した内容はiMovieを使用した基本的な動画の編集や、絵本の画像を活かした視覚支援を伴う身体表現活動で等がある。 | |||
14 | 保育内容健康の指導法における模擬保育のルーブリック評価 | 2021-10-00 ~ | 保育内容の5領域の授業では、具体的な指導場面を想定して保育を構想する方法を身に付けることが求められており、幼児の発達に即した主体的・対話的な指導ができるような教材の研究、指導案の作成、模擬保育の体験的な学習が求められている。このことについて学習の見通しが付きやすいように、ルーブリックを用意し、学生に明示しつつ領域健康の模擬保育の主指導、幼児としての体験、観察を連携する授業展開を行っている。 | |||
15 | 保育内容の理論と指導法「身体表現」の模擬保育におけるルーブリック評価 | 2023-04-00 ~ | オムニバスで担当する保育内容身体表現の授業において、主担当者と共に上記⒓のルーブリックを用いた学生間の相互評価と振り返りを取り入れている。より簡便な評価を目指しGoogle Formsを利用したアンケート方式で記入を行い、結果を相互閲覧ができるようにしている。模擬保育は授業担当者ごとに2度実施するが、その両方でルーブリックの相互評価を行い省察することを通し自己課題の覚知を目指している。 | |||
2 作成した教科書、教材、参考書 | ||||||
1 | 保育内容身体表現の学習教材 | 2011-10-00 ~ | 保育内容表現(身体表現領域)で幼児の鑑賞を想定とした身近な物語や絵本をもとにした小作品について、創作した動きを図示したり、要点を説明した学習の記録を残したり、幼児が表現する場合の身体表現、音楽、手あそびの展開など、演出や空間構成、指導上の留意点等をシナリオ集としてまとめ、学習の成果物として学生に配布する、またはLMS等で共有するなど、授業を振り返る教材として可視化できるようにしている。 | |||
2 | 実習指導教材『実習アイディア集』 | 2016-08-00
~2018-03-00 |
保育実習・保育実習事前事後指導に複数指導担当の一員として参加し、初回実習での学びの振り返りから、学生が課題を見つけ解決を目指すグループワークを実施し、そのアイディアを可視化できるようにとして取りまとめた。これを、幼稚園実習・施設実習担当教員と共にこれらを取りまとめ冊子化した。 | |||
3 | 保育内容総合表現の教材『表現活動アイディア集』 | 2016-10-00
~2018-03-00 |
幼児の総合表現や表現活動に対する理解を確認する最終課題として総合的な表現活動(音楽・造形・言葉・身体表現、あるいはそれらの融合)についての、題材カードを学生に提出させた。造形担当教員と共に内容をまとめ「表現活動アイディア集」として学生に配布した。 | |||
4 | 領域「健康」における授業教材の開発 | 2018-04-00 ~ | 視覚的情報から学生の理解が進むように、映像資料や保育現場での写真や事例をもとに学生がより具体的な実感をもって学習ができるよう、パワーポイントを主体とした授業教材を展開している。講義内容のねらいと、到達目標を理解し、学生が能動的に学習をする授業環境を整えられるように工夫している。 | |||
5 | 保育内容健康における、課題型授業の中での反転学習用教材の開発 | 2020-03-00
~2021-03-00 |
コロナ禍対応での課題型の授業において、テキストのサブ資料とワークシート形式の課題を作成、初めて学生にもわかりやすく、主体的な学びにつながるよう配慮し、対面時に双方向授業を実現する反転授業用の教材開発を工夫した。実際には対面授業時も感染対策によりグループ活動は制限されたが、これらの教材を活用し反転型授業による学生のグループワークを活性化させる工夫をしている。 | |||
6 | 保育内容健康、保育内容表現(身体表現領域)での模擬保育に対するルーブリックの検討 | 2021-04-00 ~ | 模擬保育において学生に期待される習得内容と達成のレベルが可視化され、学びに取り組みやすくなることを目指して、模擬保育に対するルーブリックを検討し導入している。内容は指針・要領やコアカリキュラムを参考に教材研究や、主体的で対話的な教示の在り方、環境構成の在り方、グループの協働性などの項目で作成しており、今後も検討する予定である。 | |||
7 | 『乳幼児・児童の運動遊びと表現遊び』(大学図書出版) | 2022-03-00 | これまでの実践を基に、子どもの身体表現と身体活動について、子どもの興味関心に基づきながら保育として実施しやすい内容について、その指導方法をまとめ、実践の工夫を紹介する章を担当している。指導案も例示し、保育実習等にも役立てるようにしてある。このテキストはWEB学習に対応しており、学生が必要な学習課題や情報に各章のQRコードにアクセスすることでオンライン学習に対応できるように工夫されている。(D.研究業績、Ⅰ.著書の⒉に対応) | |||
8 | 『乳幼児の健康-教育・保育に向けた計画と実践』(大学図書出版) | 2023-03-00 | 保育所保育指針・幼稚園教育要領・認定こども園教育保育要領における保育内容健康についてのねらいと内容、及び内容の取扱いについて、保育者養成課程の学生が理解すべき内容と学ぶべき事項について詳説した。このテキストは実際に、担当する保育内容健康の授業で使用している。(D.研究業績、Ⅰ.著書の⒊に対応) | |||
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | ||||||
4 その他教育活動上特記すべき事項 | ||||||
1 | 保育者養成課程における、初年次教育、学科行事等、学生と教員の連携を図る取り組みに対する参加状況 | 2014-00-00 ~ | 学生が主体的な実践活動や連携を経験し、協働を学ぶことは保育者の資質の向上を目指す取り組みとして重要であると考え、学科行事、初年次教育やボランティア等の授業外の活動には積極的に参画し、学科教員、学生との対話を重視しながら、学生の能動的な参加の仕組みづくりや、企画運営のサポートの試みを行っている。 | |||
2 | 大谷大学短期大学部 グランドデザイン・地域貢献事業(北区子育て支援事業「赤ちゃんいないいないばぁ」教室) | 2015-04-00
~2018-03-00 |
大谷大学地域貢献事業の子育て支援において、地域拠点事業園である京都市立楽只保育所とともに、「赤ちゃん『いないいないばあ』教室」を開催した。地域の子育て支援活動への学生の参加をコーディネートし、学習成果のメディアリレーションでの発表サポートなどを行った。学生の自主的な参加を促し、活動の中で学生が主体的に何を学ぶのかについて、助成金を受け研究した。事業は学生のボランティア活動として2018年3月に学内表彰を受けた。 | |||
B 職務実績 | ||||||
1 | 大谷大学生涯学習講座「健康運動講座 ―からだもこころもいきいきと―」 | 2015-10-02
~2015-10-30 |
2015年10月2日、16日、30日
軽運動で体を動かすことは、健康の保持増進効果があり、集団で行うことはさらに集団から孤立意識や不安感を軽減することにも繋がる。大谷大学主催の生涯学習講座紫明講座において中高年の受講者に対し、日頃の生活の中に取り入れて実践できるボディワークや健康体操の紹介を行い、レクリエーションスポーツの体験を行う全3回の講座の企画・指導を行った。 | |||
2 | 「保育内容健康」における地域貢献事業と連動したワークショップ | 2016-12-08
~2017-12-06 |
2016年12月8日/2017年12月6日
大谷大学の地域貢献事業や野外活動等で連携する美山地区の高齢者の皆様が、保育内容健康の授業内容を学生と共に学ぶワークショップを担当した。授業では、子どもの健康に対する現代的な課題を紹介し、well-beingの実現に向けて高齢者にも若者にも課題があることの理解を促した。その後、美山地区の皆様による伝承遊びの体験会を行い、高齢者も学生も双方が夢中になり楽しめる伝承遊びの魅力の体験交流を行った。 | |||
3 | 大谷大学附属大谷幼稚園課外活動「体操指導」 | 2017-06-00
~2018-03-00 |
大谷大学附属大谷幼稚園において、月2回の課外活動の中で、運動遊び講座を担当し、希望者に対してダンスや運動遊び、鬼ごっこの指導を行った。幼児20人程度に対して継続して遊びの指導を行い、保育の活動とは異なるメンバーが関係性を繋ぎながら楽しんで行えるような遊びの展開に留意しつつ、多様な動作や動きの経験ができる遊びを紹介、共に実践した。 | |||
4 | 赤ちゃんにこちゃんサロン「ベビーマッサージ講師」 | 2017-08-09
~2018-08-10 |
2017年8月9日/2018年8月10日
紫明学区と大谷大学が共催する子育て支援事業において、学区から申し込みのあった0歳児とその保護者を対象としたベビーマッサージの講習を行った。親子関係の早期においてのスキンシップの重要性について紹介しつつ、身近な手遊び歌などをもとに、リズミカルに我が子に触れるふれあい遊びの心地良い交流の面白さを伝えた。 | |||
5 | 教員免許状更新講習講師「子どもの豊かな表現のために~音楽と身体表現の視点から~」 | 2017-12-26 | 指針・要領の中の領域「表現」について、音楽領域担当の教員共に身体表現についての講習を行なった。子どもが主体的に環境に関わり、自然や人の出会いから心を動かす経験をし、様々な表現を楽しみながら、豊かな表現力を育てることを重視するための発達に即した表現遊びをこの講習では音楽と身体表現の関りから解説し、「表現」の支援・指導を行うための講義、保育・教育力向上に関するワークショップを開催した。 | |||
6 | 池坊短期大学花きら委員会 | 2018-04-00
~2021-03-00 |
祇園祭に対する大学の貢献と学生の参加を検討する花きら委員会に所属し、学生が日本の伝統文化である祇園祭の山鉾巡業に触れ、身近なものとして学ぶ機会の保障と、地域貢献事業としての革新の提案をした。2020年度は山鉾巡業自体が取りやめとなったため、副委員長としてその対応を協議し、次年度以降に向けた新しい花きら事業の在り方の検討を行った。 | |||
7 | 池坊短期大学自己点検評価委員、短期大学認証評価委員 | 2019-04-00
~2020-03-00 |
所属短期大学のALOとして、公正な自己点検評価システムの構築を検討した。年一回の短大基準協会の研修に積極的に参加し、知識を深めた。 | |||
8 | 外部資金の獲得(保育者養成協議会ブロック研究助成(近畿);研究分担者) | 2019-07-00
~2020-03-00 |
ブロック研究助成「学生は子育て支援の主体的実践から何を学ぶか ―保育者の資質向上につながる養成校教員と学生の協働モデルの分析―」(2019.7.1.~2020.3.31 研究代表者:冨岡量秀)において、研究調査の企画実行を担い、3年間に及ぶ地域貢献事業に関する学生な学びと養成校の教員との共同の在り方を明らかにした。研究の企画を進め、具体的な調査の立案・調査項目の内容、手法を精査、調査の実施、分析、考察の上、調査報告書をまとめた。 | |||
9 | 大学再課程認定の事後調査における貢献 | 2022-03-00 | 龍谷大学短期大学部こども教育学科が2022年3月に認可された大学再課程認定の不足事項についての事後調査において、担当科目である「幼児と健康」「保育内容「健康」の指導法」のシラバスと、様式4号に記載した業績が問題なく審査・受理された。 | |||
C 学会等及び社会における主な活動 | ||||||
所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | |||||
1 | 2002-05-00~0000-00-00 | 日本体育学会 | ||||
2 | 2012-07-00~0000-00-00 | 日本保育学会 | ||||
3 | 2014-04-00~0000-00-00 | 日本発育発達学会 | ||||
4 | 2017-06-00~0000-00-00 | 日本幼児体育学会 | ||||
5 | 2018-04-00~2021-03-00 | 社会福祉法人福朗ヴェインテ「放課後等デイサービス事業講師」放課後等デイサービス事業の運動療育に関係し、ダンス指導や、身体を使った遊び、コミュニケーションゲームを利用児童に指導した。異年齢の背景の異なる子どもたちの抱えるニーズについて担当職員と連携しつつ、楽しむことと身体を心地よく使って遊ぶ経験ができる遊びがコーディネートできる様に留意した。また必要に応じて職員研修の講師も委嘱され、身体的コミュニケーションと表現の重要性について解説した。 | ||||
6 | 2021-04-00~0000-00-00 | 大宮の森もぐらの会「えほんカフェ、企画運営メンバー」大宮の森もぐらの会主催の、大宮交通公園の植生と多様な生物環境を活かした野外での子育て支援活動において、事業の企画や運営に携わりつつ、保育スタッフ、子育て相談員として親子の遊びや関わりに対する支援を行っている。本事業は2022、2023年の2年間、平和堂財団の助成金「夏原グラントファーストステップ助成」を得て実施した。今後「こども夢基金」の助成を受けて規模を拡大し、オルタナティブスクール等の子どもの居場所事業も展開することを目指している。 | ||||
7 | 2022-09-00~2024-03-00 | NPO法人花紅会小規規模保育園ののはな・そら「野外活動保育スタッフ講師」八瀬野外保育センターや宝ヶ池公園などで、土曜日に実施される小規模保育園の異年齢児の野外活動に、隔月1回程度、保育スタッフとして参加。安全管理についての下見や連携をとりつつ、保育活動行った。また当該園では、職員研修の講師も委嘱され、保育所保育指針・認定こども園敎育保育要領で特に変更された0~2歳児の保育の質の向上に対する変更点やそれを実現する保育者同士の相互尊重をもとにした協働について講演した。 | ||||
8 | 2023-03-00~2023-03-00 | NPO法人花紅会小規規模保育園ののはな・そら「『職員行動指針』編纂」小規模保育園での0~2歳児の保育の質を向上することを目標とした職員行動指針を、保育所保育指針を基に当該保育園の園長と共に編纂した。子どもの主体を育み、生活の自立を促す保育者の行動の在り方や考え方について、実際の保育場面で分かりやすいように具体的な行動や言葉がけを示した。続く3~5歳児については、子どもの主体の育ちを支援し見守ることを重視した野外保育の実践にについて、保育者の関わりの留意点をまとめた。 | ||||
D 研究活動 | ||||||
著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | ||
Ⅰ著書 | ||||||
1 | 子ども家庭福祉 | 共著 | 2017-02-00 | 青山社 | 保育者が保育現場で出会いやすい乳幼児の障害と定義、その体系的な理解を可能とする知識についてまとめた。障害児のための福祉サービスを中心とした行政的な支援方法や、新子育て支援制度発足に伴う対応の変化について解説した。
総頁数135頁 本人担当:第8章 障害の定義と現状「1節 障害の法的定義と障害者手帳制度」、「3節 福祉サービス」 7頁(pp.75-79、pp.85-86) 監修:小宅理沙、編著:谷口卓、石井貴子、共著者:今井慶宗、伊藤秀樹、松浦崇、川瀬弘樹、上田庄一、植村梓、矢野永吏子、中典子、西木貴美子 |
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2 | オンライン授業に対応 乳幼児の運動あそびと表現あそび ―からだとこころを育む指導法― | 共著 | 2022-03-00 | 大学図書出版 | 乳幼児期の発達に即しながら、子どもの豊かな動きを可能とする、実践的な遊びを展開する方法を解説した本著において、表現遊びの中でのストーリーのある遊びの展開と、保育の中での身近な素材を使った遊びに対する遊び指導の発達に対する留意点や指導法を述べ、遊びの指導案の例を上梓した。
総頁数192頁 本人担当:第4章 表現遊びの実践「2節表現する遊び c探検ごっこ・dお話を演じる」、第5章 総合保育での遊び「1節日々の活動での遊びd身近な素材を使って遊ぶ」 15頁(pp.106-115、pp.131-135) 編著:茗井香保里・宮下恭子、共著者:関川満美、今村貴幸、三政洋一、北洞誠一、永井伸人、仁藤喜久子、塩田桃子、小林志保、塩崎みづほ、池田三鈴、矢野永吏子、赤塚めぐみ |
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3 | オンライン授業に対応 乳幼児の健康〈改訂版〉 ―教育・保育に向けた計画と実践― | 共著 | 2023-04-00 | 大学図書出版 | 保育所保育指針、幼稚園教育要領、認定こども園教育・保育要領に沿いつつ、健康のねらいと年齢区分によるねらいについて解説し、内容の取扱いからの保育の展開と指導計画の例を示した。
総頁数181頁 本人担当:第2章 乳幼児境域・保育のための「健康」の取扱い「4節 ねらいを達成するための内容と指導計画」、「5節「内容の取扱い」の留意点」 20頁(pp.73-92) 監修:宮下恭子、編著:茗井香保里・平山素子、山西加織、共著者:今村貴幸、池田三鈴、永井伸人、塩田桃子、矢野永吏子、新井貴子、韓仁あい、小林志保、仁藤喜久子 |
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以上3点 | ||||||
Ⅱ学術論文 | ||||||
1 | パーソナルスペースに関する一考察 ―非対人空間の特性について― | 共著 | 2003-03-00 | 『奈良女子大学スポーツ科学研究』第5巻
(奈良女子大学文学部スポーツ科学教室) |
非対人の条件下でパーソナルスペースを実測し、対人空間との違いを特性不安の高低による空間の形態の比較と生理心理的反応の違いから検討を行った。個人の気分状態に応じて変化する心理的機能を持つ空間があり、対人空間と形態的には同様であることを明らかにした。
本人担当:研究計画、実験、分析、考察、論文全般の執筆 9p(pp.60-68) 共著者:三善永吏子(旧姓)、平井タカネ |
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2 | 双子を対象とした育児支援サークルでの親子体操の実践報告 | 単著 | 2006-03-00 | 『奈良女子大学スポーツ科学研究』第8号
(奈良女子大学スポーツ科学教室) |
全国的に出生率が低下する中、多胎児の出生割合は増加傾向にある。今後のニーズが増加するであろう多胎児サークルでの親子体操の実践例を報告した。母親を対象とした親子体操やサークルの評価に関するアンケートの結果から、双子の母親達は主に母親同士の交流を求めてサークルに参加していることが明らにし、今後の課題として、母親への仲間支援と、兄弟に同時に関わる難しさを軽減するような親子体操を通した育児支援のためのプログラムの両立を挙げた。
8p(pp.55-62) |
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3 | 奈良北西地域の幼稚園児の遊び環境 | 共著 | 2011-03-00 | 『滋賀短期大学研究紀要』第36号
(滋賀短期大学) |
奈良県北西地域の幼稚園に通う幼児の遊びの環境について、食事・睡眠・テレビ視聴等の生活習慣と遊びの状況の調査研究を行なった。生活習慣については中村の滋賀での先行研究を支持した。降園後のあそびは兄弟児や母親と室内遊びをするものが多かったが、戸外遊びをよくするものは年長ほど近所の友達と遊べる環境にあった。
本人担当:研究調査データの収集・分析、論文全般の執筆 13p(pp.25-38) 共著者:矢野永吏子、中村紀代 |
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4 | 保育者養成課程における学生の身体活動に対する意識調査:身体表現と運動遊び・幼児体育の関連性について | 単著 | 2014-03-00 | 『大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要』第15号
(大谷大学短期大学部幼児教育保育学会) |
身体活動にかかわる諸領域間(身体表現・幼児体育・運動あそび)の関連性に対する学生の理解を調査した。各領域の関連を活用した実践的な指導に自信が持てない様子が示された。積極的に近接領域で身体表現の学習知見を活用できるような学習の深まりと指導法の確立が課題であるとした。
7p(pp.57-63) |
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5 | 居住環境から見た幼稚園児の戸外運動遊びと室内遊びの比較 | 単著 | 2014-03-00 | 『奈良体育学会研究年報』第18号
(奈良体育学会) |
戸外遊びを、室内遊びとの比較や居住環境の違いから検討した。降園後に戸外遊びをよくする子どもは田園部の多くみられ、保護者が遊びに対する付き添いを、近所や友人同士で連携しやすい環境があることが示唆された。田園部では遊びの集団が住宅部より大きくなることがあり、このため、遊び内容も多人数で遊べる遊びが好まれることが分かった。
6p(pp.57-62) |
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6 | 保育者養成課程の体育における学生の授業満足度と幼児の身体教育に対する意識の関連 | 単著 | 2015-03-00 | 『大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要』第16号
(大谷大学短期大学部幼児教育保育学会) |
保育者として、幼児の身体活動に関わる①「運動遊び」②「リズムダンス」③「身体表現」④「幼児体育」の4つの各テーマに対してつながりを理解しながら指導できることが望ましい。一方で、一つのテーマに関してのみの関心が高い学生もいる差を授業に対する独自の評価アンケートの結果から比較検討した。授業満足度が高いテーマほど学生は学びを深め、指導に対する自信つけ以降があり、満足度と学びの到達度の関連が明らかとなった。
8p(pp.27-34) |
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7 | 体育系学部大学生のスポーツ指導実習におけるダンス指導に対する学び:幼少期からのダンスの好き嫌いと関連して | 単著 | 2016-03-00 | 『大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要』第17号
(大谷大学短期大学部幼児教育保育学会) |
教科体育のダンス指導について、幼少期を含めた授業前のダンスの好き嫌いに対する印象が、指導の技能・知識の獲得や、指導実践に対する理解に影響を与えるかを検討した。幼少期の経験は、指導実践において教示の中で重視するポイントの違いに影響する可能性が示唆されたが、学習そのものに対する深まりに影響し差を生じるものではなく、むしろ指導上の雰囲気作りが影響することを明らかにした。
8p(pp.15-22) |
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8 | 幼児体育と就園前の子ども達の育ちの接続 | 単著 | 2017-01-00 | 『大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要』第18号
(大谷大学短期大学部幼児教育保育学会) |
幼児期に接続する乳児期には幼児の発達を支える初歩的な運動の獲得と、生活のリズムの確立、行動に対する自信や達成感を身に付けていくことが必要である。就園前の子ども達の身体の育ちに対する問題を活動量の二極化や、保護者の不安意識、保育者の懸念等から検討する必要性をまとめた。
8p(pp.21-28) |
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9 | 子どもの健康な生活の実現に向けて | 単著 | 2017-01-00 | 『大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要』第18号
(大谷大学短期大学部幼児教育保育学会) |
子どもの健康な生活について、安全への心構えを見つけること、運動習慣・食習慣を含む生活習慣の獲得、身体活動の自立に対する興味、意欲を含む生活習慣の獲得について、保育者の関わりによるこれらの実現について検討した。また、具体的な養成課程の学生の行動から、安全管理・安全教育に関する視点の獲得はいかになされるかについて分析した。
10p(pp.29-38) |
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10 | 運動遊びにみられる幼児の発達 ―戸外での遊びと仲間関係をもとに― | 単著 | 2017-03-00 | 『大谷大学教職支援センター研究紀要』第6号
(大谷大学教職支援センター) |
戸外遊びでの運動遊びを支える仲間関係について検討した。降園後の子ども同士の遊びでは難しいルールを必要とせず集中して遊びこめるものが定着する。運動技能の洗練が必要とされるような道具や遊具を必要とする遊びや複雑なルールのある遊びは、同年齢よりも、兄弟等の教える・教えられるといった関係や、見本になる真似をするといった関係が生じる遊び相手との方が、継続して遊ばれていく可能性が示唆された。
10p(pp.95—104) |
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11 | 大谷大学幼児教育保育学科での「地域連携型子育て支援」における子育て支援と学生の学び | 共著 | 2018-03-00 | 『大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要』第19号
(大谷大学短期大学部幼児教育保育学会) |
大学の地域貢献事業としての子育て支援教教室を「地域連携型子育て支援」とし、機能や独自性を整理した。支援される側の親子が、保護者や赤ちゃんとの関わりがイメージしにくい学生の気づきと発見を促すという社会貢献を果たし、共に学び合う場が共創されることを明らかにした。また、学生の参加をコアメンバー制にした効果が保育者として支援を実践するという意識の変化として現れることを明らかにした。
本人担当:研究計画、調査内容検討、分析、執筆 13p(pp.109-121) 共著者:矢野永吏子、冨岡量秀、小川晴美 |
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12 | 身体的同調性の発達と接続期の保育・初等の体育指導法 | 単著 | 2018-03-00 | 『教育思想・教授法年報』第2号
(教育思想・教授法研究会) |
幼児期から児童期の身体的同調性の発達について、多様な運動によって経験されるリズミカルな動作の学習過程から、身体的なコミュニケーション能力や有能感の高まりを得られることが予測される。特に、幼児教育と初等課程の接続期での身体的同調関係をもたらす遊び・体育指導の有効性について論考した。
6p(pp.71-77) |
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13 | 「地域連携型子育て支援」での経験と主体的学びの在り方が保育の専門性の深化に与える影響 | 共著 | 2019-03-00 | 『大谷大学教職支援センター研究紀要』第10号
(大谷大学教職支援センター) |
「地域連携型子育て支援」での取り組みが保育者の専門性の獲得につながる効果を分析した結果、学生と親子双方にとって安心できる実践の場を保障しつつ、事前準備の援助や事後のスーパーバイズを丁寧に実施することが、子育て支援の構成員としての意識の獲得につながり、専門性の深化に影響するとした。
本人担当:研究計画、調査内容検討、分析、執筆 10p(pp.45-57) 共著者:矢野永吏子、冨岡量秀、小川晴美 |
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14 | ICTの利活用から考える「幼児体育」での模擬保育と学生の共同と能動的に学ぶ姿勢の育成について | 単著 | 2019-05-00 | 『教育思想・教授法年報』第3号
(教育思想・教授法研究会) |
実践的指導力を高めるため「幼児体育」
の模擬保育で、ICT機器の利活用により学生の共同と能動的に学ぶ姿勢の育成への影響を検討した。共同については、おおむね有効であったICT機器の利活用であるが、模擬保育の振り返りにおいては、振り返りのポイントを学生の学びの状態に応じて明確に示す重要性が推察された。学生の考える課題として、アプリの使用や編集など映像の視聴方法にかかわる視点や、写真や映像を使用した比較の提示方法の検討が求められた。 10p(pp.38-47) 査読あり |
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15 | 保育従事者の学びの連続性と資質向上につながる保育者養成課程での学び ―子育て支援事業への関りと学びの効果― | 共著 | 2020-03-00 | 『大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究年報』第21号
(大谷大学短期大学部幼児教育保育学会) |
新任3年目の保育者で現場での実践評価の高い何人かの卒業生について、大学時代の子育て支援での学びと現在の職務内容の関連についてのインタビューを行った。子育て支援について考える専門性は所属する保育施設(幼稚園、保育園、施設)それぞれによって異なっていた。卒業生は、自らに求められる役割と、保護者やこどもとの関り方に特化しながら、総合的な支援を行えるようになる必要性を感じており、そこが保育者としての資質の高さとなると考えられる。
本人担当:研究計画、調査内容検討、分析、執筆 8p(pp.1-7) 共著者:矢野永吏子、小川晴美、冨岡量秀 |
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16 | 学生は子育て支援の主体的実践から何を学ぶか ―保育者の資質向上につながる養成校教員と学生の協働モデルの分析― | 共著 | 2020-03-00 | 『2019年度全国保育士養成協議会ブロック研究助成金研究報告書』
(全国保育士養成協議会) |
「協働」は、現場と保育士養成をつなぐ重要な要素であり、養成校教員の在り方も問われている。学生の主体的な子育て支援事業での学びと、そこでの教員との関係に着目し、保育者としての資質向上につながるような学びと、卒業後の育ちに対する養成校教員の影響を分析した。成果として、主体的学びの実践による子育て支援に対する学生の資質の形成、養成校教員との協働による学生と学びの深化、学生と教員の協働モデルの構築のためのコンセプトを提言した。
総頁数28p 本人担当:研究計画、調査内容検討、調査実施、分析、執筆(Ⅰ〜Ⅳ:pp.1-12) 共著者:矢野永吏子、小川晴美、冨岡量秀 |
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17 | 園児と学生の運動遊びの連携交流授業の枠組み―領域「健康」を中心とした保育内容への総合的な理解を促すために― | 単著 | 2020-05-00 | 『教育思想・教授法年報』第4号
(教育思想・教授法研究会) |
運動遊びを通して、学生と幼児が互いに成長しあう連携交流授業の枠組みについて考察し、養成校の課題を検討した。また、園児との交流授業を通して、保育内容「健康」が、「人間関係」、「環境」にも大きな役割を果たす面を実証的に考察し、学生が一領域にとどまらずに、幼児の総合的な成長を見ていくことの重要性と今後の課題を述べた。
6p(pp.54-59) 査読あり |
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18 | 教育実習における学生の自己課題達成について ―教育実習指導における取組をもとに― | 共著 | 2021-03-00 | 『池坊短期大学教職課程年報』
(池坊短期大学) |
教育実習での学生の学びのプロセスを可視化し、モチベーションを高めるために導入した自己課題シートの結果を分析し、幼稚園理解や幼稚園教諭の職務イメージに対する、学生の理解をさらに明確にする必要性を明らかにした。
本人担当:調査内容検討、執筆(3. 調査構成) 10p(pp.10—19) 共著者:谷芳恵、篠原いくよ、矢野永吏子 |
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19 | 領域「表現」におけるICTを用いた総合表現の指導法の検討 | 共著 | 2021-03-00 | 『大谷大学乳幼児教育学会研究紀要』創刊号
(大谷大学乳幼児教育学会) |
総合表現の授業を題材に、コロナ禍に実践したICTを活用した総合表現の授業実践についての検証を行った。ICTを活用する保育構想を持ちつつも、各領域における基礎技能を高めつつ、その関連性を意識することができるような主体的・対話的な授業実践をICTを通して実践することにより、学生が達成感を持って学修できるためのキーポイントをアンケート分析や担当教員の振り返りによって明らかにした。
本人担当:研究構想、執筆(Ⅰ-1・Ⅱ・Ⅲ・Ⅲ-3・総括) 11p(pp.77-87) 共著者:矢野永吏子、太田智子、城優香 |
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20 | 実習における学生のギャップからの気づきと課題 | 単著 | 2022-05-00 | 『2021年度教育年報』
(龍谷大学短期大学部こども教育学科) |
保育実習Ⅰ(保育所)及び教育実習(春期)の振り返りグループワークでの学生の発言を分析し、学生が保育現場に抱く違和感を①指針・要領から見る保育観に関するギャップと、②学生と保育者間のコミュニケーションのギャップという視点について分析し、その解消についての方法論を考察した。
7p(pp.78-82) |
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以上20点 | ||||||
Ⅲ 口頭発表・その他 | ||||||
1 | 不安傾向と個人空間およびその心理的機能との関連について | ポスター発表 | 2004-09-00 | 日本体育学会
第55回大会 (於信州大学、長野県長野市) |
自分の気持ちや意識が広がる空間を実測した個人空間は、対人空間とは異なるnegativeな感情を癒す空間に近い心理的機能を持ち、広い空間感覚を持つことがコミュニケーション機能を獲得することの契機となる可能性を分析した。
本人担当:研究計画、調査、分析、考察 発表要旨:日本体育学会第67回大会予稿集1p(p.240) 発表時間:60分 共同研究者:矢野永吏子、成瀬久美、平井タカネ |
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2 | 協同的な身体活動場面における参加者の意識に関する因子分析 | ポスター発表 | 2004-09-00 | 日本体育学会
第55回大会 (於信州大学、長野県長野市) |
他者との積極的な関わりを求める態度を養うために、他者の動きに同調したり、力を加減したりといった運動要素が求められる課題を行なった場合の個人の意識構造を因子分析法により明らかにしようとした。
本人担当:調査、分析の一部 発表要旨:日本体育学会第67回大会予稿集1p(p.222) 発表時間:60分 共同研究者:成瀬久美、矢野永吏子 |
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3 | 学生と地域貢献事業との関わり:子育て支援広場での活動を通して | 研究資料 | 2006-03-00 | 『奈良女子大学文学部研究敎育年報』
(奈良女子大学文学部) |
奈良女子大学スポーツ科学研究室が、奈良市健康増進課と連携して実施した地域貢献事業での学生の実践報告『学生と地域貢献事業』への寄稿である。奈良市立幼稚園での未就園児に対する親子参加型子育て支援広場での体操実践や、地域子育てサークルでのボランティアの経験、連携した保健師との研修会から得られた指導者としての学びと、実践に対する気づきについて報告をまとめた。
2p(pp.66-67) |
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4 | 地域連携型子育て支援における学生の学び | 口頭発表 | 2017-05-00 | 日本保育学会
第70回大会 (於川崎福祉医療大学、岡山県岡山市) |
子育て支援にかかわった学生の学びや気づきについて分析し、保護者の満足と関連し、地域連携施設としての保育者養成校が果たすことのできる子育て支援の機能と可能性を検討した。保育現場での実践を目指して学生の学びと、保護者支援をつなげることの重要性を明らかにし、今後の大学の独自性を発揮する上での子育て支援の展望と課題を示した。
本人担当:研究計画、調査、分析、考察 発表要旨: 日本保育学会第70回大会発表論文集 1p(CD-ROMで配布につきページ番号特定不能) 発表時間:15分 共同研究者:矢野永吏子、冨岡量秀 |
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5 | 健康スポーツ系学部大学生のダンスの好嫌とダンス指導に対する学習 | ポスター発表 | 2017-08-00 | 日本体育学会
第67回大会 (於大阪体育大学、大阪府泉南郡) |
中・高学習指導要領「保健体育」における領域G.ダンスは「フォークダンス」「現代的リズムのダンス」「創作ダンス」の3つのダンスジャンルを、系統的に学習する。ダンスへの関心は高いとは言えない競技スポーツ経験を持つ学生たちへの講義を通し、教材を理解する前の好嫌よりも、ダンスという教材への理解を深め、新しい動きの表現や指導法を習得することにより、指導者としての視線に立った指導が可能となると考察した。
発表要旨:日本体育学会第67回大会予稿集1p(p.321) 発表時間: |
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6 | 幼児の運動遊びとダンス表現の取り組み | ポスター発表 | 2017-08-00 | 日本幼児体育学会
第13回大会 (於龍谷大学、京都府京都市) |
幼児に対するダンスの取り組みにおいて、幼児が獲得すべきと幼児期運動指針の中で明記された「移動系スキル」「操作系スキル」「平衡系スキル」の運動スキルの熟練を促す運動課題としてのダンスの可能性を検討した。リズミカルな身体活動の経験の中から、模倣や創作などの活動を通して様々なスキルが引き出されることを指名した。
発表要旨:幼児体育学会第13回 講演要旨・予稿集1p(p.106) 発表時間: |
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7 | 地域連携型子育て支援における学生の学び(2) | 口頭発表 | 2018-05-00 | 日本保育学会
第71回大会 (於宮城女学院大学、宮城県仙台市) |
子育て支援での活動による学生の学びを、コアメンバーの活動への参加頻度の違いから分析し報告した。活動を続けることにより、支援対象のへの理解が進み、保育者として共感的に親子にかかわることができるようになることを、子育て支援で学ぶことのできる要因から検討した。
本人担当:研究計画、調査、分析、考察 発表要旨:日本保育学会第71回大会発表論文集 2p(CD-ROMで配布につきページ番号特定不能) 発表時間:15分 共同研究者:矢野永吏子、冨岡量秀 |
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8 | 保育者の資質向上につながる養成校での子育て支援事業への関りと学びの効果 | 口頭発表 | 2019-05-00 | 日本保育学会
第72回大会 (於大妻女子大学、東京都千代田区) |
保育者の資質の一つとして、学びの連続性に焦点を当て、子育て支援のボランティアを学生時代に経験した現場経験2年目の保育者に、構造化面接でインタビューを実施、学生時代の子育て支援を通じた学びと現在の職業経験の中で学び続けていることの関連を分析した。学生時代に‟学ばされている視点“から‟学ぶ視点”への転換がなされたことにより、目前の課題に対して主体的に自己の課題として取り組む姿勢が培われたことを明らかとした。
本人担当:研究計画、調査、分析、考察 発表要旨:日本保育学会第72回大会発表論文集 2p(CD-ROMで配布につきページ番号特定不能) 発表時間:15分 共同研究者:矢野永吏子、冨岡量秀 |
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9 | 保育者の資質向上につながる養成校での子育て支援事業への関りと学びの効果(2) | 口頭発表 | 2020-05-00 | 日本保育学会
第73回大会 (於奈良教育大学、奈良県奈良市、オンライン開催) |
高い資質を持つ保育者が求められる中で、子育て支援に対する感性もその資質の一つと考えられる。養成校での子育て支援において、参加学生の目標、気づき、感想の分析から、学びの効果を検証した。目標に向けた実践の工夫から、子どもへの共感や養護の感性、保育技術の向上への意識が芽生える。目標達成ができたときほど学生の学びは具体的になり満足度が深まった。そこにはドキュメンテーションを作るときの振り返り学びの共有が大きな効果を持っていた。
本人担当:研究計画、調査、分析、考察 発表要旨:日本保育学会第73回大会発表論文集 2p(CD-ROMで配布につきページ番号特定不能) 発表時間:45分 共同研究者:矢野永吏子、冨岡量秀、小川晴美 |
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10 | ICTを活用する保育構想への意識の育ち ―コロナ禍での総合表現での取り組み事例― | ポスター発表 | 2021-05-00 | 日本保育学会
第74回大会 (富山大学、富山県富山市、オンライン開催) |
保育実践におけるICTの利用は保育の5領域の学修において必要とされる。一方で、学生には保育現場でのICTの利用に対する保育業務の簡便化に関するイメージが強く、子どもの遊びの中での活用に対しての理解をいかに深めるかが今後の課題である。コロナ禍の総合表現でICTを活用した授業内容を実践した学生のアンケートをもとに、保育構想にICTを活用する意識が育ったかを分析し、今後さらに教員自身が利活用の方法を授業で伝える必要性を検討した。
本人担当:研究計画、調査、分析、考察 発表要旨:日本保育学会第74回大会発表論文集 2p(CD-ROMで配布につきページ番号特定不能) 発表時間:30分 共同研究者:矢野永吏子、冨岡量秀 |
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11 | 森をフィールドにした子育て支援について | 口頭発表 | 2022-05-00 | 日本保育学会
第75回大会 (於聖徳大学、千葉県千葉市、オンライン開催) |
森をフィールドとした子育て支援の効果を、実践した保育者へのインタビューから分析し「母親へのリラックス効果」「価値観の転換の経験」「従来的な子育てし支援との比較」の3点に分類した。
本人担当:研究計画、調査、分析、考察 発表要旨:日本保育学会第75回大会発表論文集 2p(CD-ROMで配布につきページ番号特定不能) 発表時間:45分 共同研究者:矢野永吏子、冨岡量秀 |
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12 | 保育者養成における子どもの主体を育む視点の獲得 ―森をフィールドとする自主保育への学びの分析から― | 口頭発表 | 2023-05-00 | 日本保育学会
第76回大会 (於熊本学園大学、熊本県熊本市、オンライン開催) |
学生の参与観察を受け入れた森のようちえんの保育者にアンケートを実施し、学生の学びへの印象を分析した。その結果、子どもを主体とする保育への資質・能力が不足するのではなく、経験不足からくる価値観の幅が明確な支援行動を取れない原因となり、子どもに対する概念的な援助に結びつくと考えている様子が示された。またそれは、主体的に保育できる様になると変化するとされ、それゆえ保育者と子どもの共主体の形成を重視していると結論づけた。
本人担当:研究計画、調査、分析、考察 発表要旨:日本保育学会第76回大会発表論文集 2p(CD-ROMで配布につきページ番号特定不能) 発表時間:45分 共同研究者:矢野永吏子、冨岡量秀 |
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13 | 生活と遊びへの関わりから考える子どもの主体を育む保育者のまなざし | 口頭発表 | 2023-12-00 | 真宗保育学会
第30回大会 (於京都女子大学、京都府京都市) |
異年齢保育において、子どもの主体を育む保育の実践に取り組んだ保育者へのインタビューと抽出した対象児の事例から、生活と遊びの中で子どもが主体を発揮するための保育者の関わりの視点について真宗保育の観点から考察した。
発表要旨:第30回真宗保育学会大会発表要旨集1p(p.27) 発表時間:15分 |
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14 | 保育者養成における子どもの主体を育む視点の獲得② ―自然体験活動における子どもの充実感の育ちの理解から― | 口頭発表 | 2024-05-00 | 日本保育学会
第77回大会 (於神戸大学、兵庫県神戸市、オンライン開催) |
自然体験活動に参与した保育者養成課程の学生が、保育内容「健康」や「人間関係」に示される充実感を味わう様子を理解することが、子どもの主体を育むための保育者の態度の要請に影響すると仮定し、エピソード記述を分析した。子どもの充実感を捉えたエピソード記述からは学生もその感情を捉えて寄り添うとする心の動きが読み取られ、子ども理解を深めるきっかけとなることが推察された。
本人担当:研究計画、調査、分析、考察 発表要旨:日本保育学会第77回大会発表論文集 2p(CD-ROMで配布につきページ番号特定不能) 発表時間:45分 共同研究者:矢野永吏子、冨岡量秀、尾場幸子 |
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以上14点 |