大谷大学教育研究業績検索システム
| A 教育業績 | |||
|---|---|---|---|
| 教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | |
| 1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | |||
| 1 | パワーポイントの導入 | 2022/03/31 | 大谷大学・龍谷大学・近畿大学で担当しているすべての韓国語の授業において、教科書やプリントに加え、パワーポイントを活用した授業を行っている。これは、韓国の語学堂で語学を学んだ際に、パワーポイントを用いた授業がより楽しく、学習意欲の向上につながったという経験に基づくものである。 |
| 2 | 発表資料の添削・コメント | 2023/08/31 | 近畿大学で担当している「韓国語文法(上級)」の授業では、学期ごとに学生一人につき20分程度の発表を課している。学生が発表内容を十分に理解した上で本番に臨めるよう、数日前に発表資料を提出させ、内容を確認のうえコメントを返す。学生は指摘を反映させた資料を作成し、当日の発表に臨む。このような準備を通して、発表者はもとより、他の受講生にとっても学習内容の理解が一層深まるよう努めている。 |
| 3 | 授業内課題へのフィードバック | 2024/08/31 | 龍谷大学で担当している「東アジア研究B」では、韓国・朝鮮の文化、歴史、社会について講義を行っている。授業の終盤には、韓国の事例を通して日本について考察する課題を出し、受講生に記入させている。受講者が少人数であるため、課題提出後にその場で内容を確認し、必要に応じてコメントを加えるなど、フィードバックを重視した指導を行っている。 |
| 2 作成した教科書、教材、参考書 | |||
| 1 | 授業用と復習用のパワーポイント | 2022/03/31 | 韓国語の授業において、日本語母語話者がつまずきやすい箇所については、授業中にその場で理解しやすいように工夫した資料と、学生自身が写真に収め、自宅学習の際にも活用できる資料の二種を用意している。これにより、学習内容の定着を図り、授業外での自主的な学習も促している。 |
| 2 | 第二言語科目における補足プリント | 2022/03/31 | 必修科目である第二言語科目において使用している教科書は、練習問題の数が限られているため、すべての授業で補足プリントを作成している。補足プリントは、前回の内容の復習、新出事項に関する練習問題、リスニング問題という構成で用意している。また、新たな助詞を学習する際には、既習の助詞もあわせて確認できるようにし、特に重要度の高い内容を優先してプリントに反映させている。 |
| 3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | |||
| 4 その他教育活動上特記すべき事項 | |||
| 1 | 韓国語講師養成講座 修了 | 2017/01/31 | 韓国語教員になろうとする者が国語基本法の定める所定の要件を満たす場合、国家より付与される資格を受験するために必要な講座を韓国・建国大学校にて2ヶ月間受講した。 |
| 2 | 東洋大学における特別講義 | 2024/09/30 | 東洋大学国際地域学部の韓国ゼミ所属2〜4年生約50名を対象に、自身の研究や留学生活について講義した。60分の講義終了後には30分間の質疑応答の時間を設け、留学を検討中またオンラインで参加した留学中の学生の質問に対し助言を送った。 |
| 3 | 大谷大学における優秀授業賞 | 2025/09/30 | 2025年度前期科目「韓国・朝鮮語1a-1」において優秀授業賞を受賞した。 |
| B 職務実績 | |||
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| 1 | 「仏教記録遺産アーカイブ」研究補助員 | 2013/08/31 | 古文献調査チームに所属し、高麗大蔵経が所蔵される海印寺などの寺院文献の調査を行い、蒐集したデータ整理・管理を担当した。 |
| 2 | 「グローバリティ韓国性 : 仏教学の文化拡大談論」研究補助員 | 2014/02/28 | 東国大学校仏教学術院が主催するシンポジウムの運営補助を担当した。また。日本から来韓した研究者には通訳・案内業務を実施した。 |
| 3 | 東国大学校韓国仏教融合学科 助教 | 2016/02/29 | 同学科の助教として、学生への事務連絡や学科長との面談日時の調整などを担当した。 |
| 4 | 「韓国撰述仏教文献の拡張型書誌及びデジタル地形図製作」研究補助員 | 2016/08/31 | 韓国で撰述された仏教文献を主題としたプロジェクトに3年間所属し、1年目は目録調査、2年目は図書館・寺院での現地調査、3年目は文献の解題を作成した。 |
| 5 | 「韓・日近世仏教歴史地形図比較研究 : 制度・信仰・出版を中心に」研究補助員 | 2020/05/31 | 日韓の近世仏教研究を比較するプロジェクトに3年間所属し、1年目は日本国内の論文要約およびデータ作成、2年目〜3年目は日本国内の単行本を中心に要約・データの管理を担当した。 |
| 6 | 「仏教のプリズムから見る韓国性のグローカリティー」研究補助員 | 2023/12/31 | 東国大学校のK 拡散事業の一環として韓国の研究者が来日した際、日本の研究者との交流支援として通訳および案内業務を担当した。 |
| C 学会等及び社会における主な活動 | |||||
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| 所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | ||||
| 1 | 2016/03/31~ | 韓国思想史学会(大韓民国)・一般会員 | |||
| 2 | 2022/09/30~ | 仏教史学会・委員(2022年10月〜現在) | |||
| 3 | 2024/11/30~ | 東亜細亜佛教文化学会(大韓民国)・一般会員 | |||
| 4 | 2025/04/30~ | 東アジア仏教研究会・一般会員 | |||
| D 研究活動 | |||||
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| 著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | |
| Ⅰ著書 | |||||
| 以上0点 | |||||
| Ⅱ学術論文 | |||||
| 1 | 일본에서 간행된 『선가귀감』 간행과 그 영향
(日本における『禅家亀鑑』刊行とその影響) 査読済 | 単著 | 2016/07/31 | 『韓国思想史学』53号、韓国思想史学会 | 『禅家亀鑑』の日本伝来経路について考察し、従来の四溟惟政説ではなく規伯玄方説を提起した。また著者を本来の「休静」ではなく「葆真」と誤って認識した理由についても、規伯玄方の『無門関』注釈書を通じて明らかにした。32頁(pp.49-80)、査読あり。 |
| 2 | 日本における『禅家亀鑑』刊行とその影響 査読済 | 単著 | 2017/02/28 | 『印度学仏教学研究』65-2号、日本印度学仏教学研究会 | 朝鮮時代に編まれた仏教書籍は日本に伝わっていないという従来の説に対し、朝鮮時代中期に編纂された『禅家亀鑑』が日本に伝来していたことを指摘した。また、底本の比較を通じて日本に伝来したものは神興寺版(1579年)であることを明らかにした。4頁(pp.997-1000)、査読あり。 |
| 3 | 근대 일본의 朝鮮佛教 인식 형성 연구
(近代日本の朝鮮佛教認識形成研究) (博士論文) 査読済 | 単著 | 2024/07/31 | 東国大学校 | 近代日本人による朝鮮仏教認識の形成過程を、明治時代に発行された仏教雑誌や新聞を通じて明らかにした。日本人の朝鮮仏教観は、当初から一貫して批判的であったわけではなく、時代とともに変化していった点を指摘し、そうした認識の変遷の背後にどのような社会的・宗教的背景が存在していたのかを検討した。242頁(pp.1-242)、査読あり。 |
| 4 | 근대 일본에서의 승병 인식과 조선불교 부정론
(近代日本における僧兵認識と朝鮮佛教否定論) 査読済 | 単著 | 2024/11/30 | 『東亜細亜佛教文化』66号、東亜細亜佛教文化学会 | 近代日本人による朝鮮仏教への否定的言説のうち、特に朝鮮僧兵に対する評価に注目した。その背景として、日本における僧兵への否定的認識が影響していたことを明らかにし、朝鮮僧兵の評価は日本的観点ではなく、当時の朝鮮社会の文脈に基づいて行うべきであることを論じた。30頁(pp.401-430)、査読あり。 |
| 5 | 니치지 전기에서의 조선포교 담론과 근대 일련종의 조선포교
(日持伝記における朝鮮布教談論と近代日蓮宗の朝鮮布教) 査読済 | 単著 | 2025/05/31 | 『日本研究』104号、韓国外国語大学校日本研究所 | 日蓮宗の高僧日持は、海外布教の始祖とされ、朝鮮布教の逸話が伝わるが、その史実性は確認されていない。本研究では、この逸話が江戸時代に推測として登場し、明治期には事実のように扱われるようになった過程を検討した。近代に入り、日蓮宗は日持を朝鮮布教の先駆者と扱い、他宗派との差別化を図った。日持伝における朝鮮布教言説は、布教活動と連動して、拡散・定着したことを明らかにした。27頁(pp.223-249)、査読あり。 |
| 6 | 메이지시기 일련종 일종해외선교회의 조직 전개와 역사적 의의
(明治期日蓮宗日宗海外宣教会の組織展開と歴史的意義) 査読済 | 単著 | 2025/10/31 | 『仏教学報』109号、東国大学校仏教文化研究所 | 明治期に活動した日宗海外宣教会の組織展開の過程を分析し、日蓮宗朝鮮布教史における歴史的意義を検討した。同会は旭日苗の個人布教からはじまり、後に教団の認可を獲得、また他宗派との競合の中で一定の成果を挙げるなど、その勢力を拡大させた。その一方で、同会には指導者個人への依存や財政的制約が課題として存在しており、組織発展には限界があったこと、そして最終的に加藤文教の入寂とともに事実上消滅した経緯を指摘した。26頁(pp.40-65)、査読あり。 |
| 以上6点 | |||||
| Ⅲ 口頭発表・その他 | |||||
| 1 | 일본에서 간행된 『선가귀감』 간행과 그 영향
(日本における『禅家亀鑑』刊行とその影響)) | 口頭発表 (一般発表) | 2016/03/31 | 韓国思想史学会新人学者研究発表会
(於:ソウル大学校、ソウル特別市) |
『禅家亀鑑』の日本伝来経路について考察し、従来の四溟惟政説ではなく規伯玄方説を提起した。また著者を本来の「休静」ではなく「葆真」と誤って認識した理由についても、規伯玄方の『無門関』注釈書を通じて論じた。[発表時間60分] |
| 2 | 日本における『禅家亀鑑』刊行とその影響 | 口頭発表 (一般発表) | 2016/08/31 | 印度学仏教学会第67回学術会議
(於:東京大学、東京都) |
朝鮮時代に編まれた仏教書籍は日本に伝わっていないという従来の説に対し、朝鮮時代中期に編纂された『禅家亀鑑』が日本に伝来していたことを指摘した。また、底本の比較を通じて日本に伝来したものは神興寺版(1579年)であることを主張した。[発表時間20分] |
| 3 | 朝鮮仏教における松雲惟政の位相 | 口頭発表 (一般発表) | 2016/12/31 | KCKS第38回研究会京都コリア学コンソーシアム
(於:同志社大学、京都市) |
朝鮮時代中期に活動した惟政(松雲大師)が、豊臣秀吉の朝鮮出兵後に講和使節として日本に派遣された際、日本の僧侶たちといかなる関係を築いたのかについて、新出資料に基づき考察を行った。あわせて、この事例が示唆する今後の研究上の課題や展望についても論じた。[発表時間120分] |
| 4 | テンプルステイの映像翻訳 | 映像翻訳 | 2017/10/31 | 韓国仏教文化事業団テンプルステイ | 韓国仏教文化事業団が推進する「テンプルステイ(韓国寺刹体験)」のグローバル化の一環として、韓国仏教の修行法である「百八拝」の映像を韓国語から日本語に翻訳した。 |
| 5 | 「四溟大師遺墨特別公開展」の展示品の日本語監修 | 日本語監修 | 2019/09/30 | 韓国・国立中央博物館 | 京都・興聖寺より寄贈された四溟大師遺墨の複製品を特別公開する「四溟大師遺墨特別公開展(2019.10.15〜11.17)」において、寄贈品の説明文の日本語監修を行った。 |
| 6 | 17-19세기 대마도 임제 선승의 조선외교와 불교교류
(17-19世紀における対馬臨済禅僧の朝鮮外交と仏教交流) | 口頭発表 | 2019/10/31 | 東国大学校仏教文化研究院秋期国際学術会議
(於:東国大学校、ソウル特別市) |
17〜19世紀における日本と朝鮮の仏教交流について、人物・書籍・大蔵経の三側面から分析を行った。人物交流は16世紀中葉に途絶えたが、それ以前に日本にもたらされた朝鮮の仏教書籍や大蔵経が、16世紀後半以降も日本国内で引き続き活用されていた点を論じた。[発表時間40分] |
| 7 | 龍谷大学世界仏教文化センター編、「日中韓国際シンポジウム 東アジア仏教思想史の構築―凝然・明恵と華厳思想―予稿集」 | 単訳 | 2019/11/30 | 日中韓国際シンポジウム 東アジア仏教思想史の構築―凝然・明恵と華厳思想
(於:龍谷大学、京都市) |
龍谷大学世界仏教文化センターの依頼により日中韓共同国際シンポジウム予稿集の翻訳を行った。具体的には、韓国語論文1編を日本語に翻訳し、日本語要旨8編を韓国語に翻訳した。
韓国語から日本語への翻訳19頁(pp.56-74)、日本語から韓国語への翻訳8頁(p.5, 25, 93, 113, 117, 159, 179, 193)。 |
| 8 | 日本人仏教者の朝鮮仏教認識と朝鮮仏教界 : 19世紀末から高橋亨までを中心に | 口頭発表 | 2021/08/31 | 仏教史学会月例発表会
(於:京都市、オンライン開催) |
明治期の仏教雑誌や新聞に掲載された朝鮮仏教関連記事に注目し、その内容を分析した。従来、近代日本人の朝鮮仏教認識には否定的な先入観が混在していたことが指摘されてきたが、本研究では、そのような偏見がいかなる背景や要因によって形成されたのかを具体的に考察した。[発表時間120分] |
| 9 | 金憲柱「コロナ前後韓国社会の変化」 | 単訳 | 2022/06/30 | 『アジア民衆史研究』27号、アジア民衆史研究会 | アジア民衆史研究会の依頼により、韓国語で作成された同論文を日本語に翻訳した。8頁(pp.106-113) |
| 10 | 近代朝鮮における仏教「宗派」観の形成:学術的書物を中心に | 口頭発表 | 2023/02/11 | 第4回EAA研究会「東アジアと仏教」
(於:東京大学、オンライン開催) |
前近代から近代への転換期における朝鮮仏教において、「宗派」という概念がいかに芽生え、定着していったのかを考察した。この時期には、日本の仏教教団も朝鮮で活動していたが、人的交流だけでなく、日本国内で出版された書籍を通じて、日本における「宗派」観が朝鮮に流入していた点を検討した。[発表時間120分] |
| 11 | 押川信久著『朝鮮前期の国家と仏教 : 僧尼管理の変遷を中心に』 | 書評 | 2023/06/30 | 『仏教史学研究』64-2号、仏教史学会 | 仏教史学会の依頼により、日本での研究が進んでいない朝鮮時代前期の仏教史を国家と仏教の観点から研究した同書の概要を整理し、課題を指摘した。8頁(pp.115-12) |
| 12 | 加藤文教の朝鮮仏教観と布教論 | 口頭発表 | 2025/05/09 | KCKS第100回研究会京都コリア学コンソーシアム
(於:同志社大学、京都市) |
19世紀末に朝鮮に滞在した日蓮宗の布教師・加藤文教の著作に見られる朝鮮仏教観を検討した。あわせて、日蓮宗教団内における加藤の位置づけを考察することで、彼の仏教観が現地での体験だけでなく、教団における朝鮮布教への関心の高まりを背景として形成されたものであることを指摘した。[発表時間120分] |
| 13 | 近代日本仏教史研究における三国仏教史観と朝鮮仏教 :『三国仏教略史』(1890)を中心に | 口頭発表 | 2025/07/26 | 東アジア仏教研究会2025年度定例研究会
(於:東洋大学、東京都) |
近代日本仏教史における「三国」とは、印度・中国・日本を指し、その間に位置する朝鮮仏教は除外されてきた。この傾向は現代にも受け継がれているが、1890年に出版された『三国仏教略史』では、従来の三国に加えて朝鮮仏教の歴史も叙述されている点に着目した。同書における朝鮮仏教論を考察し、それが以後の仏教言説に与えた影響について検討した。[発表時間60分] |
| 14 | 일본에서 간행된 한국불교문헌 : 江戸~明治時代를 중심으로
(日本で刊行された韓国仏教文献 : 江戸~明治時代を中心に) | 講演 | 2026/03/19 | 東国大学校仏教文化研究院HK+事業団地域人文学センター「外国人の目で見た韓国の古典テキスト」
(於:東国大学校、ソウル特別市) |
江戸時代から明治時代にかけて、日本において韓国の仏教文献が出版・流通していたことを紹介した。とくに『禅家亀鑑』『天台四教儀』『梵網経古迹記』を事例として、日本仏教との関わりについて説明した。また、明治以降の日朝交流においても、これらの文献が活用されていたことを示し、日本刊行韓国仏教文献に関する研究の必要性と今後の展望について述べた。
[発表時間90分] |
| 15 | 19세기말 일본불교의 호국관과 ‘조선불교’ 구제 담론의 형성(19世紀末日本仏教の護国観と朝鮮仏教救済談論の形成) | 口頭発表 | 2026/03/20 | 東国大学校仏教文化研究院HK+事業団国際学術会議「仏教と国家 : 東アジア僧伽と護国仏教」
(於:東国大学校、ソウル特別市) |
19世紀末の日本仏教における護国観の形成とその変容を検討し、それが日本人の朝鮮仏教認識に与えた影響を分析した。江戸末期に形成された護法観は、明治以降、国家への貢献を重視する護国観へと変化し、日清戦争期には朝鮮仏教を「救済すべき対象」とする認識の形成に結びついたことを明らかにした。さらに、こうした認識が朝鮮仏教の実態に基づくものではなく、日本仏教内部の論理と対外認識の中で構築されたものであることを指摘した。[発表時間30分] |
| 以上15点 | |||||