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教育研究業績の一覧

彭 皓
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 ティーチングアシスタントとして、演習(Tutorial)を担当 2018/08/31 ~
2018/11/30
「Patterns In Urban History and Development」科目において、担当教員と共に中国近世都市史に関する課題文献を定めた上で、少人数のグループに分かれる学生を対象に、一回当たり40分、計8回のTutorialを独自に担い、プレゼンテーションと小レポートに対して評価・指導・採点を行った。
2 歴史学基礎演習の授業を担当 2026/03/31 ~ 1年生を対象として歴史学研究の基礎的な手法を紹介した上で、自身の関心に応じて主体的にテーマを選択して発表レジュメの作成・口頭発表をしてもらう。また、受講者のリアクションに対して、具体的な助言を行うとともに、学習の敷居の下げ・受講者の積極性の向上を図って授業内容を調整する。
2 作成した教科書、教材、参考書
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
B 職務実績
1 外部資金の獲得(科学研究費助成事業;研究代表者) 2023/04/01 ~
2025/03/31
科学研究費助成事業(特別研究員奨励費)「明末の財政改革・党社活動・経世思想 ―戸部尚書倪元ロを中心に―」(研究課題番号:23KJ1192)の研究代表者として、研究を行っていた。
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2025/05/31~ アメリカ・アジア研究協会(Association for Asian Studies)会員
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
以上0点
Ⅱ学術論文
1 晚明軍士收入考——兼論明代國家財政之基本精神 査読済 単著 2021/11/30『明代研究』第37期
(中國明代研究學會)
本論文では、明代における兵士給与の構成・形態の変化を微視的に追跡して、ミクロの兵士給与とマクロの国家財政収支の相互関係について論じた上で、軍事支出の側面から明清時代の財政体制の根底に一貫した、「原額主義」という性格を提示することを試みた。
52頁(115~166頁)
台湾人文学コアジャーナルTHCI収録誌。
査読あり。
2 崇禎初年戸部財政與西北秦晉邊鎮的軍餉供應 (1628-1633) 査読済 単著 2023/11/30『清華學報』新53卷4期
(國立清華大學)
本論文では、明代末期の遼東戦争が勃発した後、西北辺境の軍管区への軍事費供給がいかに扱われていたかについての分析を通じて、財政を司る中央官庁である戸部の行政運営、および中央政府の権力構造における戸部の受動的な性格について議論を展開した。
37頁(727~763頁)
台湾人文学コアジャーナルTHCI収録誌。
査読あり。
3 銀の流れ――明末遼東(關寧)軍の軍餉によせて―― 査読済 単著 2024/11/30『東洋史研究』第83巻3号
(東洋史研究会)
本論文では、明代末期の精鋭である遼東軍の給与基準の推移を糸口として、戦時中の兵士給与の上昇の具体像、そして兵士の消費によって流通領域に還流する軍事費の経済的影響について考察することで、給与の引き上げ、公的な財貨収放の過熱化、そして広域的なインフレという三者の連関を解明した。
40頁(251~290頁)
査読あり。
以上3点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 評岸本美緒,《明末清初中国と東アジア近世》書評 2022/07/31『新亞學報』第39巻
(新亞研究所)
本書評では、直線的かつ均質的な時代区分論に対する岸本氏の批判、そして時代区分を「歴史的時間を区分けし、意味づける方法」と相対化する考えに着目し、こうした「中範囲理論(Middle-range theory)」レベルの試みの歴史学上の意義を強調した。
11頁(259~269頁)
査読あり。
2 〈書評〉岡本隆司著『明代とは何か―「危機」の世界史と東アジア―』書評 2022/10/31『史林』第105巻6号
(史学研究会)
本書評では、経済・社会面と政治面の乖離に重きを置く岡本氏の明代史像に対して、両者の有機的な繋がり、即ち「明清時代の経済発展の背景には、国家制度の全般的且つ決定的な影響力、政権に対する民間社会の依存性及び人々の思想の根底にあるイデオロギーが厳然として存在し、経済を形態的に規定している」という側面を重んじた。
7頁(90~96頁)
査読あり。
3 Flood of Silver: Military Pay and Supply for Liaodong Troops during the Late Ming Period口頭発表 (一般発表) 2023/09/09The 9th Young Scholars’ Forum in Chinese Studies-The Digital Turn and Chinese Studies: Data, Method and Meaning
(於香港中文大学)
本発表では、明代末期の精鋭である遼東軍の給与基準の推移を糸口として、戦時中の兵士給与の上昇の具体過程、及び兵士の消費により流通領域に還流する軍事費の経済的影響について検討した。その内容は加筆・修正を経て、「Ⅱ.学術論文 3.」として公刊した。
発表時間 15分
4 明清交替期における財政体制の転換―明末の「剿餉」についての再考―口頭発表 (一般発表) 2024/05/24京都大学人文科学研究所「中国社会経済制度の再定位」研究班
(於京都大学)
本発表では、明末における内地軍事費の運営を手掛かりにして、内地戦争に応じて生まれた、財政冊籍の編纂(賦役全書)・収支の決算審査(奏銷)・現物の集中と再配分ではなく行政指令による財政資源の水平的調節(「撥」)など一連の制度改革が清代の財政体制の根幹となったことを明らかにした。
発表時間 90分
5 Fiscal Reforms, Partisan Politics, and Statecraft Thought during the Late Ming Period: On the Minister of Revenue, Ni Yuanlu (1593–1644)口頭発表 (一般発表) 2025/03/15Association for Asian Studies 2025 Annual Conference
(於コロンバス、オハイオ州)
本発表では、明代最後の戸部尚書・倪元璐の紙幣発行を中心とする改革案とその政治的・思想的文脈を取り上げ、近世中国の財政史全体におけるその改革の位置付け、そして「財政=軍事国家」と定義される同時代のヨーロッパとの比較について、議論を試みた。
発表時間 15分
6 『三朝北盟会編』の会読口頭発表 (一般発表) 2026/02/10京都大学人文科学研究所「交流と相克のユーラシア東方史」研究班
(於京都大学)
本発表では、南宋時代の史書『三朝北盟会編』巻29における「朝廷答移牒書、……詔括官司士庶金帛」の部分の輪読を担当した。文献を精読した上で、関連する典故や史料を示して宋金戦争の実態について考察を行った。
発表時間 150分
7 明清の狭間――戸部尚書倪元璐の改革とその周辺口頭発表 (一般発表) 2026/03/06京都大学人文科学研究所「中国社会経済制度の再定位」研究班
(於京都大学)
本発表では、「Ⅲ.口頭発表・その他 5.」の知見を踏まえながら、倪元璐の紙幣改革の顛末について実証的な分析を加えた。また、倪の人的な繋がりを糸口として、政治・文学団体たる復社のメンバーの貨幣論が紙幣改革の思想的な土台をなしたことを明らかにし、嘉靖・萬暦年間と清初の貨幣論との比較を行った。
以上7点

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