大谷大学教育研究業績検索システム
| A 教育業績 | |||
|---|---|---|---|
| 教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | |
| 1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | |||
| 1 | 学修サポート:「文学部共通セミナー(スタートアップコース」 | 2017/03/31
~ 2017/06/30 |
文学部共通セミナーティーチングアシスタントにおいて、グループワークのファシリデーターとして、学生の学習意欲向上に努めた。 |
| 2 | ライティングサポート:「仏教学基礎演習」 | 2018/03/31
~ 2019/02/28 |
基礎演習ティーチングアシスタントとして、学生の学習効果向上のため、研究課題の見つけ方やレポートの書き方等の指導を行った。 |
| 2 作成した教科書、教材、参考書 | |||
| 1 | 授業教材(レジュメ):「仏教学基礎演習」 | 2018/03/31
~ 2019/02/28 |
講義の時、学生の模範となるような模擬発表レジュメを作成し、研究発表の手法の教授の一助となった。 |
| 2 | 授業教材(PPT):「アジアの仏教と文化」(チェーンレクチャー。担当範囲:中国の仏教と文化) | 2023/10/31
~ 2024/12/31 |
文学部全学科の学生を対象とした教養科目として、中国の仏教と文化を理解するための講義を担当した。ビデオや写本、仏教図像のカラー写真などを活用し、参考となる講義レジュメも作成した。視聴覚教材を用い、「筆で伝える仏教―仏教の中国伝来」「目に見える仏教―仏教の中国的展開」「民衆の仏教―仏教儀礼と法会」といったテーマを学生に学んでもらった。
仏教の知識を持たない学生には、仏教文化への関心を引き出すことを重視した。また、仏教学を専攻する学生にとっては、自らの研究課題を見いだす手がかりとなるよう努めた。 |
| 3 | 授業教材(PPT):「日本の仏教と文化」(チェーンレクチャー。担当範囲:第2回~第7回) | 2024/03/31
~ 2024/06/30 |
本講義では、大陸との関係も視野に入れながら、日本仏教の展開と文化的側面を柔軟に解説した。さまざまな事例に触れることで、日本仏教を大きな枠組みの中で捉えることを目指した。そして、それを日本という国の理解へとつなげ、日本文化を学ぶ上で仏教を知ることの重要性について、学生たちに考えさせた。授業では、多様な写真やビデオを活用し、参考となる講義レジュメを配布した。具体的なテーマは「聖徳太子と日本の仏教伝来」「遣隋使・遣唐使と日本仏教」「玄奘と奈良の仏教」「鑑真と唐招提寺」「地獄思想と十王信仰」「神仏習合と民衆仏教」などである。
日本仏教の独自の展開は日本文化と密接に関わり、時代ごとに日本風にアレンジされてきた側面も示している。このように、多角的な視点から東アジアにおける日本仏教と文化を理解するための講義を行った。 |
| 3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | |||
| 4 その他教育活動上特記すべき事項 | |||
| B 職務実績 | |||
|---|---|---|---|
| 1 | 学術的通訳(日本語・中国語) | 2018/07/31 | 龍谷大学世界仏教文化研究センター 国際シンポジウム 「写本時代のシルクロード」 (於龍谷大学) |
| 2 | 学術的通訳(日本語・中国語) | 2022/07/31 | 日本・ドイツの二国間交流事業 セミナー「美術史学・考古学から見た伝統東アジアにおける「見えない」ものの変容」(於ヴュルツブルク大学) |
| 3 | 外部資金の獲得(科学研究費助成事業;研究代表者) | 2025/03/31
~ 2028/02/29 |
科学研究費助成事業(若手研究)「平安初期における三論宗教学の研究―安澄撰『中論疏記』を中心として―」(研究課題番号25K16081 2025.4.1~2028.3.30)の研究代表者として研究を率いている。 |
| C 学会等及び社会における主な活動 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | ||||
| 1 | 2013/09/04~ 2013/09/08 | 気仙沼市東大震災ボランティア活動 | |||
| 2 | 2018/03/31~ | 法明院聖教文献調査 | |||
| 3 | 2019/03/31~ | 東アジア仏教研究会会員 | |||
| 4 | 2020/03/31~ | 日本印度學佛教學會会員 | |||
| 5 | 2021/06/30~ 2024/01/31 | 中国社会文化会会員 | |||
| 6 | 2024/10/31~ | 東方學會会員 | |||
| D 研究活動 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | |
| Ⅰ著書 | |||||
| 1 | 貞慶撰『唯識論尋思鈔』の研究―「別要」教理篇・上― | 共著 | 2022/01/31 | 法藏館出版 | 総頁数:1475頁
本人担当 第一部総論・第一章第一節 中国における唯識仏教の展開35頁(12~46頁),第二部『唯識論尋思鈔』の翻刻読解研究 第二章第十節「一意識計」19頁(1181~1199頁),第三章第四節「二向不定」7頁(1251~1257頁),第四章第四節「護法出世」、第五節「清弁有境無心」37頁(1439~1475頁) 編者:楠淳證、後藤康夫 共著者:楠淳證、魏藝、舩田淳一、髙次喜勝、蜷川祥美、後藤康夫、西山良慶、間中定潤、村上明也、小野嶋祥雄、吉田慈順 |
| 2 | 慶撰『唯識論尋思鈔』の研究「別要」教理篇・上 解説・索引 | 共著 | 2024/01/31 | 法藏館出版 | 総頁数:212頁
本人担当 第三章第四節「二向不定」解説2頁(62~64頁),第四章第四節「護法出世」第五節「清弁有境無心」解説5頁(76~80頁) 索引のデータ作成(5~72頁) 編者:楠淳證 共著者:楠淳證、蜷川祥美、西山良慶、後藤康夫、村上明也、舩田淳一、魏藝 |
| 以上2点 | |||||
| Ⅱ学術論文 | |||||
| 1 | 初期中国仏教における法身解釈―杏雨書屋蔵羽二七一『義記』を中心として― 査読済 | 単著 | 2019/02/28 | 『佛教學研究』第75号 | 東晋から南朝の斉梁時代にかけて、『大般涅槃経』の受容とともに、真実の仏陀を常住不変の真理として理解する思想が形成された。本研究では、その背景として本迹二種の法身説がいかに展開したのかを明らかにした。
29頁(1~29頁) 査読あり。 |
| 2 | 廬山慧遠の教学について―中国人仏教者としての自覚― 査読済 | 単著 | 2019/02/28 | 『岐阜聖徳学園大学仏教文化研究所紀要』第19号 | 本稿では、廬山慧遠が、中国仏教者として戒・定・慧の三学に基づく実践を重ね、自利と利他の仏道の完成を目指した理想的な僧の姿を示したことを明らかにした。また、慧遠の「有情・無情」の成仏論は、彼の「神不滅論」にまで遡ることが可能である点を示した。
20頁(15~34頁) 査読あり。 |
| 3 | 中国南朝仏教の行位解釈に関する一考察―成実涅槃師を中心に― 査読済 | 単著 | 2020/02/29 | 『龍谷大学佛教学研究室年報』第24号 | 本稿は、『成実論』と『大般涅槃経』を研鑽した中国僧たちにおける、智慧によって煩悩を抑止・除去する菩薩修行体系(行位説)の特徴と共通点を明らかにした。すなわち、行者は順次に見諦道と思惟道に関わる四住地煩悩、さらに無明住地の煩悩を断じることによって、仏と同じく悟りを開くと理解されていた。
34頁(41~74頁) 査読あり。 |
| 4 | 中国南北朝期における無生法忍説の受容について―行位説を手掛かりとして 査読済 | 単著 | 2020/11/30 | 『印度學佛教學研究』第69巻1号 | 本稿では、成実涅槃・地論・天台・三論の諸学派における、無生法忍を証得する行位の位置づけについて、その異同を比較検討した。すなわち、成実涅槃学の第七地、地論学の初地、天台学の初発心住、そして三論学における多説を是認する立場を明らかにした。
4頁(198~201頁) 査読あり。 |
| 5 | 成実涅槃学の断惑論―菩薩と二乗の行位の接点を中心として 査読済 | 単著 | 2021/02/28 | 『岐阜聖徳学園大学仏教文化研究所紀要』第21号 | 阿羅漢は二乗修行において、見諦道と思惟道に属する煩悩(いわゆる小乗の煩悩)を断じ、三界の輪廻を超脱する。一方、華厳十地における第六地の菩薩は、四住地の煩悩(大乗の煩悩)を断じ、同様に三界の輪廻を超脱する。したがって、二乗修行と菩薩の第六地までの修行とは、実際には同一の煩悩を除去する点で一致すると理解される。このことを、南北朝期成実涅槃学の行位論における特色として明らかにした。
18頁(37~54頁) 査読あり。 |
| 6 | 中国南北朝期における金剛心義の展開―成実涅槃学の研鑽から地論へ― 査読済 | 単著 | 2021/11/30 | 『龍谷大学大学院文学研究科紀要』第43集 | 本稿では、金剛心位の形成と展開について、インド仏教とは異なる中国仏教独自の解釈を明らかにし、あわせて金剛心をめぐる行位解釈の変遷を検討した。とりわけ南北朝仏教においては、大乗菩薩修行における金剛心位が、十信位・初地・第十地などに位置づけられる複数の説が立てられていることを示した。
22頁(1~22頁) 査読あり。 |
| 7 | 智蔵と僧旻の二乗有無について 査読済 | 単著 | 2022/02/28 | 『印度學佛教學研究』第70巻2号 | 本稿では、三論文献に引用される智蔵および僧旻の佚文を検討し、二乗機根の有無と「一切皆成仏」の解釈をめぐる問題を明らかにした。すなわち、阿羅漢に到達した二乗機根の行者は、次なる段階として菩薩修行の第七地へと転入すると理解されることを示した。
4頁(739~742頁) 査読あり。 |
| 8 | 中国南北朝における十地の諸系統について 査読済 | 単著 | 2022/11/30 | 『印度學佛教學研究』第71巻1号 | 本稿では、5~6世紀の中国仏教者たちが、鳩摩羅什訳『十住経』および菩提流支・勒那摩提共訳『十地経論』に基づいて十地思想を研鑽した事実を明らかにした。さらに、『十地経論』の訳出前後において、三界外の浄土に往生可能とされる行位をめぐり、華厳十地の第七地説と初地説といった相違が存在することを指摘した。
4頁(12~15頁) 査読あり。 |
| 9 | 敦煌本『無量寿経義記』の思想及び成立期再考 査読済 | 単著 | 2023/02/28 | 『佛教學研究』第79号 | 本稿は、断惑説に着目し、敦煌写本『無量寿経義記』(種本)の成立期を南朝斉・梁時代に比定し得ることを提示した。また、後世浄土教における難・易二行が、煩悩を断滅する十段階の波羅蜜行(難行)と、一般民衆にも実践可能な称名念仏(易行)とを指すことを明らかにした。24頁(27~50頁)
査読あり。 |
| 10 | 中国南北朝期における意生身問題の一考察 査読済 | 単著 | 2023/11/30 | 『印度學佛教學研究』第72巻1号 | 本稿は、『楞伽経』の注疏に注目し、声聞・縁覚の二乗が煩悩を断じて大乗菩薩修行体系に入る行位をめぐる、第七地(あるいは第八地)説と初地説などの異説を検証した。さらに、中国南北朝期仏教における阿羅漢・辟支仏・大力菩薩の三種の意生身説と、菩薩十地との対応関係に関する理論的展開を明らかにした。6頁(26~31頁)
査読あり。 |
| 11 | 南北朝期中国仏教における十地思想の再検討―四果と十地の関係を手掛かりに― 査読済 | 単著 | 2024/02/29 | 『「見える」ものや「見えない」ものをあらわす東アジアの思想・文物・藝術』(編者外村中・稲本泰生 勉誠社) | 本稿では、未詳撰者『法華経文外義』をはじめとする敦煌文献を検討し、中国南北朝期仏教において、仏教徒が『十住経』『大般涅槃経』『菩薩地持経』『華厳経』『成実論』などに基づき十地思想を展開していたことを明らかにした。あわせて、本質としての二乗(小乗の機根)と名称としての二乗(菩薩が声聞・縁覚の姿に変化すること)という思想的特色が見られる点を指摘した。
18頁(85~102頁) 査読あり。 |
| 12 | 中国南北朝仏教における行位説の形成と展開(博士論文) | 単著 | 2024/08/31 | 龍谷大学 | 本稿では、5~6世紀中国仏教における『華厳経』受容の文脈に注目し、地論学・天台学などが提唱した五十二位説以前の段階において、修行者がいかなる煩悩を除去し、いかなる大乗菩薩修行体系を構築していたのかを再検討した。その結果、従来の研究で十分に指摘されてこなかった『菩薩地持経』系統の十二地位説(性地・解行地+十地)や、『十地経論』訳出以前に成立していた四十位説(十住・十行・十回向・十地)の理論的展開を明らかにした。
415頁。 |
| 13 | スタイン二五一二未詳撰者『薬師経疏』(擬題)の再検討 査読済 | 単著 | 2025/02/28 | 『佛教學研究』第81号 | 本稿では、7世紀の写本とされる『薬師経疏』の抄写年代が実際には8世紀であることを明らかにした。さらに、『大智度論』の援用状況から、『薬師経疏』の種本(原初状態)は、6~7世紀に活動した浄影寺慧遠、あるいはその門下の地論師や智度論師の講録に関わるものであった可能性を提示した。
41頁(115~155頁) 査読あり。 |
| 以上13点 | |||||
| Ⅲ 口頭発表・その他 | |||||
| 1 | 初期中国佛教中的法身觀(初期中国仏教の法身観について) | 口頭発表 (一般発表) | 2019/10/31 | 第二届中国佛教史論壇(於南京大学、南京市) | 本稿では、杏雨書屋蔵羽271『不知題仏経義記』(擬題)に説かれる「法身義」を再検討した。鳩摩羅什訳経以降、『大智度論』の二諦義に基づき、『維摩経』や『大般涅槃経』の受容を通じて、仏陀の本跡(二身説:真法身と応化法身)が成立した背景を明らかにした。
発表時間 20分 |
| 2 | 南朝講經注疏對『華嚴經』的接受(南朝の経典講義と注釈における『華厳経』の受容について) | 口頭発表 (一般発表) | 2019/11/30 | 2019國際青年華嚴學者論壇(於華嚴蓮社、台北市) | 本発表では、羽271『不知題仏経義記』(擬題)の「十地義」に着目し、南朝斉・梁期仏教における『華厳経』受容の一様相を検証した。その結果、当時は『華厳経』に説かれる仏身説や法界円融説の受容の痕跡は見られないものの、十住・十行・十回向・十地といった菩薩修行階位説が受容されていたことが明らかとなった。
発表時間 30分 発表要旨 『2019國際青年華嚴學者論壇論文集』(2020年2月 16頁(F1~F16頁)) |
| 3 | シルクロード 写本の路 | 共訳 | 2020/02/29 | 『世界仏教文化研究論叢』第58集 | 国際シンポジウム 「写本時代のシルクロード」研究論文集の作成
共同作業につき本人担当部分抽出不可能 16頁(1~16頁) 著者榮新江、編集者李曼寧、翻訳魏藝 |
| 4 | 中国南北朝期における無生法忍説の受容について―行位説を手掛かりとして | 口頭発表 (一般発表) | 2020/06/30 | 日本印度学仏教学会第71回学術
大会(於創価大学、八王子市、オンライン開催) |
本発表では、成実涅槃・地論・天台・三論の諸学派における、無生法忍を証得する行位の異同を比較した。その結果、成実涅槃学では第七地、地論学では初地、天台学では初発心住、さらに三論学においては多様な説が是認される立場であることが明らかとなった。
発表時間 15分 発表要旨 『印度學佛教學研究』第69巻1号(2020年12月 4頁(198~201頁)) |
| 5 | 智蔵と僧旻の二乗有無について | 口頭発表 (一般発表) | 2021/08/31 | 日本印度学仏教学会第72回学術大会(於大谷大学、京都市、オンライン開催) | 本発表では、三論文献に引用される智蔵および僧旻の佚文を回収・検討し、二乗機根の有無と、二乗がいかに成仏できると解釈されたかを明らかにした。
発表時間 15分 発表要旨 『印度學佛教學研究』第70巻2号(2022年3月 4頁(739~742頁) |
| 6 | 凡夫から仏へ―5~6世紀の中国仏教における行位論の展開― | 口頭発表 (一般発表) | 2021/09/30 | 龍谷大学世界仏教文化研究センター・若手研究者研究発表会(於龍谷大学、京都市、ハイブリッド形式開催) | 本発表では、中国仏教における登地以前の十住・十行・十回向および十地を含む独自の行位論の展開が、5世紀成立の偽経から顕著な影響を受けていたことを論じた。また、阿羅漢は部派仏教において悟りを開いた者として最高位に位置したが、5世紀中国仏教においても、阿羅漢の修行到達点は菩薩修行の第十地や如来に匹敵するとされる一方、阿羅漢が仏となるにはさらに菩薩修行を経る必要があるという見方も存在していたことを指摘した。
発表時間 30分 発表要旨 『龍谷大学世界仏教文化研究センター 2021年度研究活動報告書』 (2022年3月 2頁(76~77頁)) |
| 7 | 中国南北朝における十地の諸系統について | 口頭発表 (一般発表) | 2022/08/31 | 日本印度学仏教学会第73回学術大会(於東京外国語大学、府中市、オンライン開催) | 本発表では、中国仏教における十地思想の研鑽が『十地経論』訳出以前に行われていたことを再検討した。その結果、当時の仏教徒たちは、鳩摩羅什訳『十住経』、仏陀跋陀羅訳『華厳経』、曇無讖訳『菩薩地持経』を積極的に援用していたことが明らかとなった。
発表時間 15分 発表要旨 『印度學佛教學研究』第71巻1号(2022年12月 4頁(12~15頁)) |
| 8 | 中国南北朝期における意生身問題の一考察 | 口頭発表 | 2023/08/31 | 日本印度学仏教学会第74回学術大会(於龍谷大学、京都市、オンライン開催) | 本発表では、四巻『楞伽経』の研鑽に基づき、S.6388『勝鬘経疏』の作者が登地以前の修行段階を「分段死」、十地の段階を「変易死」と位置づけたことを指摘した。さらに、十地は初地から第五地までを声聞地、第六地を縁覚地、第七地以上を大力菩薩地の三段階に分けるとともに、初地から第三地までを三昧意生身、第四地から第七地までを覚法自在意生身、第八地以上を種類無行作俱生意生身に相当すると理解されていたことを明らかにした。
発表時間 15分 発表要旨 『印度學佛教學研究』第72巻1号(2023年12月 6頁(26~31頁)) |
| 9 | 梁武帝「斷酒肉文」譯注 | 共訳 | 2023/11/30 | 『東方學報』第98冊 | 「中國在家の佛敎觀: 唐道宣撰『廣弘明集』を讀む」共同硏究班 譯注研究資料作成
共同研究につき、本人担当部分抽出不可能 132頁(181~313頁) 研究代表者船山徹 共著者 古勝隆一、魏藝、趙ウニエル、中西俊英、船山徹、久永昂央、倉本尚徳、ウィッテルン・クリスティアン、河上麻由子、中西竜也、稲本泰生、中村慎之介 |
| 10 | 荘厳寺僧旻的佛教思想再考(荘厳寺僧旻の仏教思想についての再検討) | 口頭発表 (一般発表) | 2025/07/31 | 2025會稽山青年學者研討會(於稽山書院、中国浙江省紹興市) | 本発表では、三論文献『大乗四論玄義記』などに引用された荘厳寺僧旻説の佚文を回収・検討し、僧旻が二乗と十地菩薩の断惑修行に関して示した見解を解明した。その結果、吉蔵以前の南朝斉・梁仏教においては、『大般涅槃経』『勝鬘経』『成実論』『十住経』に基づき、三界の輪廻から脱出する行位が華厳十地の第七地と見なされ、第七地の菩薩は浄土と穢土の二国の中間に属すると理解されていたことが明らかとなった。
発表時間 20分 |
| 11 | 真福寺藏傳大乘基師撰《大乘義林賢聖義》初探 | 口頭発表 | 2025/12/13 | 第二屆東亞佛學論壇:『成唯識論』與東亜佛教 | 本発表は、真福寺大須文庫蔵伝大乗基撰『大乗義林賢聖義巻』(首題『賢聖義略以十門分別』)を取り上げ、当該文献と日本法相学僧仲算撰『賢聖義略問答』(または『賢聖義私記』)との関係性について検討を行った。その結果、本文献は基の撰述ではなく、仲算撰『賢聖義略問答』の散佚部分、もしくは第三巻からの抜粋によって成立した可能性を指摘した。さらに、東アジア仏教において「賢聖義」が議論される必要性を提示した。
発表時間20分 |
| 以上11点 | |||||