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教育研究業績の一覧

門松 愛
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 ワークシートへの評価の明記およびコメント 2017/03/31 ~ 保育原理の授業では、受講者40~120名に対して毎回A4のワークシートを課し、記述内容に応じて4段階の評価をワークシートに明記するとともに、記述内容へのコメントを1枚ごとにおこなった。また、4段階の評価は、Good!、Good!!、Very Good!、Very Good!!のように肯定的につけることで学生の意欲向上に資するようにした。その結果、学生からは「毎回のワークシートのコメントが励みになる」「一番好きな授業」といった評価を得ている。
2 現地調査の写真や動画の活用 2017/03/31 ~ 保育原理や保育内容総論Ⅰの授業では、申請者がこれまで現地調査をおこなったことがあるバングラデシュ、ベトナム、シンガポール、台湾の幼児教育や保育の写真および動画を活用している。これらの国では、保育方法の違いはもちろんのこと、例えば、保育室から保育室への移動の仕方や保育室での座り方(あぐらで座るなど)も日本とは異なる。このような資料を活用しながら、多文化共生を考えていくうえで必要な日本での当たり前に気づき、相手を尊重する視点を育成した。
3 事例をもとにした双方型授業および学生同士の交流の促進 2017/03/31 ~ 保育原理の授業では、子どもの姿に関する事例や保育者の援助に関する事例を頻繁に用いるようにし、学生が「なぜ」と考えながら授業に参加できるようにした。事例への回答は、ワークシートに一度書き学生同士で共有したうえで、教員が机間巡視により、鋭い回答やよい回答を全体に共有したりすることにより学生の考えの幅が広がるように工夫した。学生からも「自分で考えることができて楽しかった」という評価を得ている。
4 模擬保育による実体験の活用とジグソー法の援用 2020/09/30 ~ 保育内容総論の授業では、「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」を学ぶ際に、事前に模擬保育で学生自身が体験したことから10の姿を見いだせるようにすることで、子どもの学びを実感しながら10の姿を考えることができるようにした。さらに、10の姿に楽しく触れることができるように、各自に10の姿から1つの項目の専門家になってもらい、教室内を動き回りながら10の姿の全てのカードを集めるという実践をおこなった。その結果、学生はまだ集まっていないカードを見つけるために何度も10の姿の項目に触れることとなり、「この授業のおかげで10の姿を覚えられた」という学生からの振り返りを得た。
5 LMSを用いた方法 2021/03/31 ~ 保育の計画と評価や教育課程論の授業では、学生が多様な「ねらい」などの指導案の表現方法に親しむことができるように、LMSを活用して他の学生のねらいの表現が見られるようにしたり、過去の先輩の例を見られるようにして、指導案の表現方法の多様化を図った。その結果、学生からは「指導案が書きやすくなった」「実習に生かせてありがたい」という肯定的な評価を得た。
6 成績評価過程の可視化
(初年次セミナー:ルーブリック含む)
2024/03/31 ~ 初年次セミナーの授業においては、毎回の課題がどのように成績に反映されるかについて授業の初回に一覧にして配布し、学生が毎回の課題の点数を記入できるようにすることで、よりよい成績を取ろうとするモチベーションにつながるようにした。また、レポートやパワーポイントの発表についてもルーブリック(5段階評価)を作成することで評価基準が明確に分かりやすくなるようにした。その結果、一番上の5点満点を目指して改善しようとする学生の姿が見られ、学生からは「点数がはっきりしているのが良いと思う」という肯定的な授業評価を得た。
7 課題探究型演習(初年次セミナー) 2024/03/31 ~ 初年次セミナーの授業では、マインドマップを用いて自身の興味関心のあることを掘り下げ、それをグループで共有し、探究テーマを決定し、資料収集と発表、レポート作成をおこなうという課題探究型学習を実施した。マインドマップを用いることで幼児教育・保育の項目に限定せず、日々の自分の生活に関連があることを探究できるようにした。
8 教育課程論(講義) 授業評価3.83 2024/07/31 学生による授業評価アンケートとして、2024年に総合的な満足度として3.83(回答者29名)の評価を得た。「重要なところは繰り返してくださり、毎回丁寧に授業プリントにコメントを書いてくださったりするので嬉しいです」という学生からのコメントがあった。

(授業評価アンケート)
※参考値として、学生による授業評価アンケートについて、所属する児童教育学部の2024年前期の総合的満足度の平均値は3.67である。
9 保育原理Ⅰ(講義) 授業評価3.83(2024)3.87 (2025) 2024/07/31 ~
2025/07/31
総合的な満足度として2024年に3.83(4点満点中;以下同じ:回答者40名)、2025年に3.87(回答者48名)の評価を得た。「実践してやってみたり事例から考えたりするので記憶に残りやすかった」などのコメントを得た。
10 初年次セミナー(講義) 授業評価3.77(2024)、3.76(2025) 2024/07/31 ~
2025/07/31
学生による授業評価アンケートとして、2024年に総合的な満足度として2024年に3.77(回答者53名)、2025年に3.76(回答者62名)の評価を得た。「プリントが点数式で加算されていくので、満点取れるように頑張ろうと毎回頑張ることが出来た。だからこそより一層授業をちゃんと聞くという意識を持つことができた。」「毎回の授業がとてもわかりやすくて、自分の考えが深まるから楽しいです」というコメントがあった。
11 保育の計画と評価(講義) 授業評価3.87(2024)、3.8(2025) 2025/07/31 総合的な満足度として2024年に3.87(回答者39名)、2025年に3.8(回答者35名)の評価を得た。「授業の進むスピードや先生のお子さんの話を聞けたところが良かった」とコメントを得た。
12 保育内容総論Ⅰ(演習) 授業評価3.82 2025/07/31 総合的な満足度として3.82(回答者23名)の評価を得た。「模擬保育があってよかった」「教え方がわかりやすく、理解しやすかった。」とのコメントがあった。
2 作成した教科書、教材、参考書
1 パワーポイントの授業教材 2017/03/31 ~ これまで担当した教育課程論、保育の計画と評価、保育原理Ⅰ、Ⅱ、保育内容総論Ⅰ、保育原理Ⅱ、幼児教育学原理、初年次セミナー、保育・教職実践演習の授業ではすべてパワーポイントの資料を授業教材として作成した。
2 手袋シアター、スケッチブックシアターの作成 2025/05/31 ~
2025/06/30
保育実習指導の授業および保育内容演習(遊びと文化)の授業では教員自身が見本となる手袋シアターやスケッチブックシアターを作成し、しくみのつけかたや保育のなかでの使用方法が具体的にわかるように授業をおこなった。
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
1 (大学導入科目での模擬授業)
愛知県立 天白高等学校 模擬授業(幼児教育・保育)講師/愛知県立 日進西高等学校 模擬授業(幼児教育・保育)講師
2017/11/02 ~
2017/12/05
2017年11月2日/2017年12月5日
高大連携事業の一環として、入試広報課からの依頼のもと、模擬授業を実施した。幼児教育・保育の分野を担当し、保育における環境の重要性をアフォーダンスから説明したうえで、保育における良い環境とは何かについてグループワークをおこなった。
2 岐阜県立 加茂高等学校 模擬授業(幼児教育・保育)講師/愛知県立 吉良高等学校 大学見学会模擬授業 2021/11/18 ~
2024/10/15
2021年11月18日/2024年10月15日
上記と同様の実施であるが、「子ども理解から始まる保育」をテーマとし、子どもの思いを考える事例を示したうえで、保育者の援助によって子どもの育ちがどう変化するのかを講義した。
4 その他教育活動上特記すべき事項
B 職務実績
1 外部資金の獲得(科学研究費助成事業;研究代表者) 2019/04/01 ~
2024/03/31
科学研究費助成事業(若手研究)「子どもと関わる技術の教授法に関する比較研究:アジア途上国に注目して」(研究課題番号:19K14161 2019年4月1日~ 2024年3月31日)の研究代表者として研究した。
2 ハノイ師範大学(学部生向け講演)Interaction with Children in Japan-What is important? 2024/09/10 ベトナムのハノイ師範大学の研究協力者からの依頼に基づき、学部生向けに日本の保育における「共感」に関する講義をおこなった。日本の保育においては、倉橋惣三の時代から共感が重視されており、子どもとともにあること、同じ目線で見ること等が実践されていることについて、動画や事例をもとに講義をおこなった。
3 外部資金の獲得(科学研究費助成事業;研究代表者) 2025/04/01 ~
2029/03/31
科学研究費助成事業(若手研究)「保育現場で深められる専門知としてのケアの文化的相違-アジア途上国を対象として-」(研究課題番号:25K16975 2025年4月1日~2029年3月31日)の研究代表者として研究を継続している。
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2013/12/31~ 日本比較教育学会
2 2014/04/30~ 日本乳幼児教育学会
3 2015/12/31~ 国際幼児教育学会
4 2019/07/31~ 2023/06/30 国際幼児教育学会において役員理事改選の結果、評議員を担当した。
5 2021/02/28~ 日本子ども社会学会
6 2022/09/30~ 日本保育学会
7 2023/01/31~ 国際幼児教育学会にて紀要編集委員会の委員をおこなっている。
8 2023/09/28~ 2025/03/19 (社会的活動:子育て支援講座)
2023年9月28日/2023年10月12日/2025年3月19日
東区子育て応援拠点きらきら「赤ちゃんとの生活」「赤ちゃんの心の発達と遊び」講師として、名古屋市東区の子育て支援施設にて、親子向けの子育て支援講座をおこなった。親子10組程度を対象として子育て支援センターにおける親子向け講座を担当した。「赤ちゃんとの生活」では、赤ちゃんとの生活のリズムの確保やふれあい遊び、ストレスとの向き合い方について講義した。「赤ちゃんの心の発達と遊び」では、赤ちゃんの非認知能力の発達について講義し、親子向けに家庭でできる親子遊びを実践した。
9 2025/01/31~ アジア・アフリカの幼児教育・保育研究会主催(広島大学・谷口京子先生との共催)
10 2025/03/31~ 日本保育学会にて、学会誌の査読を担当する専門委員をおこなっている。
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 教員免許講習の理解を深めるための教育・保育の論点ガイド(2)共著 2017/06/30三恵社 教員免許状更新講習のテキストを兼ねる書籍である。幼小の接続を見通した教育課程を考える視点として、まず、幼稚園教育要領等における「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」から、幼小接続における子ども像を確認した。その後、幼小の文化差を整理し、幼小接続の観点として体感的な学びを通した力の育成、小学校の作法や様子を知ることを記した。
総頁数:164頁
本人担当 第1章第3節幼小連携・接続を見通した教育課程を考える視点、6頁(13-18頁)
編者:名古屋女子大学文学部児童教育学科、共著者:荒川志津代、市村由貴、大森雅代、小椋郁夫、門松愛、小泉敦子、榊原剛、佐々木基裕、渋谷寿、Douglas Jarrell、杉原央樹、髙橋哲也、竹内正裕、辻和良、坪井眞里子、豊永洵子、長屋佐和子、羽澄直子、服部幹雄、堀由里、桝川知、宮原悟、宮本桃英、村田あゆみ、野内友規、山本忠、吉川直志、吉田文
2 バングラデシュを知るための66章共著 2017/09/30明石書店 エリアスタディーズのバングラデシュ版である。担当として、バングラデシュで就学前教育が急速に広がりつつある様子を記述し、特に私立機関の就学前教育では早期教育とも言える知識詰め込み型の実践方法が採られていることについて現状を報告した。その背景には、同国で急速に高まっている教育熱があり、より幼い頃からよりよい教育を受けさせたいという保護者の思いが就学前教育の実践にも影響していることに言及した。
総頁数:434頁
本人担当 第35章初等教育普及と就学前教育の導入―幼少期からの教育熱の高まり、6頁(224-229頁)
編者:大橋正明、村山真弓、日下部尚徳、安達淳哉、共著者:安藤和雄、安藤祐二、五十嵐里奈、池田恵子、池田洋一郎、石坂貴美、石山民子、伊東早苗、鵜澤威夫、臼田雅之、内田晴夫、海津正倫、大橋正明、奥田由香、オルップ・ラヒー、門松愛、金澤真実、他45名
3 教育保育職シリーズ4 教育保育の学びプラス・ワン共著 2017/11/30三恵社 教育課程に基づいて指導計画を作成する際のねらいと内容の考え方について論じた。まず、幼稚園教育要領等の記載に基づいて長期と短期の計画の関係を確認したうえで、長期の計画から短期の計画を作成する流れを概説した。その後、教育課程に記された発達の見通しを参考にしながら、心情・意欲・態度から子どもを理解し短期の計画を作成する重要性を論じた。
総頁数:160頁
本人担当 第1部第2章教育課程に基づく指導計画作成の理論と実際-「ねらい」と「内容」の関係に注目して-、6頁(7-12頁)
編者:名古屋女子大学文学部児童教育学科、共著者:荒川志津代、市村由貴、伊藤充子、稲木真司、大鐘啓伸、門松愛、雲英亮子、國京惠子、小泉敦子、榊原剛、渋谷寿、杉原央樹、瀬川高代、髙橋哲也、竹内正裕、坪井眞里子、手嶋麻利、豊永洵子、羽澄直子、服部幹雄、吉田直子、堀祥子、堀由里、宮本桃英、村田あゆみ、山本忠、吉田文
4 グローバル人材育成と国際バカロレア:アジア諸国のIB導入実態共著 2018/01/31東信堂 近年、国際的な展開が目覚ましい国際バカロレア(IB)について、日中韓、ベトナム、インド、カタールの導入実態を検討した書籍である。日本の現状を担当し、IB導入校数の変遷や日本語DPの導入、IB認定校の事例検討をおこなった。そして、IB校であっても日本人アイデンティティの育成を掲げるかどうかなど育成方針には各校で違いがあることを明らかにした。
総頁数:198頁
本人担当 第1章日本における国際バカロレアの展開、22頁(21-42頁)
編者:李霞 共著者:杉本均、李霞、関口洋平、渡辺雅幸、中島悠介、門松愛、全京和
5 保育原理共著 2018/02/28七猫社 保育原理の教科書として位置づく。世界の保育の現状と未来として、日本の保育の課題と世界の保育実践や保育制度の特徴を記した。日本の保育の課題として、少子化政策の展開を国際比較し、日本の特徴を述べ、子育て支援の重要性を整理した。また多様な保育として、多文化共生保育における外国籍の子どもへの対応方法、地域との協働や連携の必要性について述べた。
総頁数:159頁
本人担当 第8章世界の保育の現状と未来、16頁(117~132頁)
編者 山本一成
著者 中西さやか、佐々木基裕、上山瑠津子、藤井真樹、福若眞人、嵩蔵美帆、門松愛
6 教育保育モノグラフNo.2 学びの循環共著 2018/02/28三恵社 保育の評価と改善における記録の重要性とその類型について記した。保育日誌の記録とエピソード記録ついて記述し、子どもを捉える視点によって記録の内容が変化することを述べた。また、保育日誌では全体的な集団の様子が捉えやすく、エピソード記録では個々の子どもの様子が捉えやすいことを述べた。
本人担当 第1部保育・幼児教育における記録の類型と活用法-保育実践および教育課程の改善・評価の視点から-、10頁(21-30頁)
総頁数:261頁
編者:名古屋女子大学文学部児童教育学科、著者:佐々木基裕、竹内正裕、門松愛、眞﨑雅子、松村真由子、榊原剛、内藤千絵、野内友規、大鐘要、市村由貴、服部幹雄、山本忠、小椋郁夫、宮原悟、大森雅代、豊永洵子、渋谷寿、吉田文、坪井眞里子、伊藤充子、倉田梓、宮本桃英、入口愛、村田あゆみ、堀由里、大鐘啓伸、國京恵子、髙橋哲也
7 保育実習の手引き共著 2018/02/28名古屋女子大学文学部児童教育学科 名古屋女子大学児童教育学科が編集・作成した学内の保育実習指導に向けた指導教材である。保育の計画と記録と担当し、計画の書き方の流れ、幼児の指導案の例、未満児の指導案の例を作成した。
総頁数:113頁
本人担当 4.2保育実習の計画と記録、3頁(43-45頁)
編者:名古屋女子大学児童教育学科保育実習担当、共著者:大鐘啓伸、門松愛、倉田梓、榊原剛、坪井眞里子、豊永洵子、村田あゆみ、野内友規、吉川直志、吉田文
8 教育法規スタートアップ・ネクスト共著 2018/04/30昭和堂 TOPICSとして各項目の概要と、3~4頁のWeb資料を記述した。教育思想史では国民皆学思想と公教育制度の確立について、学校教育法改正では主な政策の流れについて、学校制度の国際比較では単線型、複線型、分岐型の3形態について、『学校』の歴史では西洋と日本の国家による学校の歴史について、幼児教育の歴史では、フレーベルや倉橋惣三など国内外の思想の歴史について、就学前教育の国際比較では幼保二元体制について説明した。
総頁数:319頁
本人担当 TOPICS「教育思想史」(p.45)、12「近年の主な学校教育法改正と関連政策」(p.49)、23「学校制度体系の国際比較」(p.71)、24「『学校』の歴史」(p.71)、30「幼児教育の歴史(西洋・日本)」(p.98)、31「就学前教育の国際比較」(p.98)計5頁
編者:高見茂、開沼太郎、宮村裕子、共著者:高見茂、開沼太郎、宮村裕子、柴恭史、西川潤、中島悠介、郭暁博、門松愛、平阪美穂、古田薫、全京和、白銀研五、渡辺雅幸
9 教員免許講習の理解を深めるための教育・保育の論点ガイドNo.3共著 2018/06/30三恵社 幼稚園教育要領、保育所保育指針の改訂の変遷について、特に、生活、遊び、環境、主体性という保育の理念がどう変化してきたかをまとめた。その結果から、理念の大きな変化は平成元年の改訂からであり、主体性への注目が高まっていることを示した。
総頁数:202頁
本人担当 第1章第6節幼稚園教育要領・保育所保育指針の改訂にみる保育の理念の変遷、10頁(41-50頁)
編者:名古屋女子大学文学部児童教育学科、共著者:荒川志津代、市村由貴、入口愛、大鐘啓伸、大曽基宣、小椋郁夫、門松愛、國京惠子、榊原剛、佐々木基裕、渋谷寿、杉原央樹、髙橋哲也、Douglas Jarrell、竹内正裕、豊永洵子、羽澄直子、服部幹雄、桝川知、村田あゆみ、山本忠、吉川直志、吉田文、吉村智恵子
10 教職・保育職シリーズ5 教育・保育の新視点共著 2018/11/30三恵社 保育所保育指針、幼稚園教育要領において示されている地域の様々な社会資源との連携や地域の実態に即応した適切な教育課程といった地域との連携について、具体的にどのような取り組みがあり、指導計画上でいかに反映されているかを検討した。地域との連携としての具体的な取り組みは子育て支援、地域教材の使用、人びととの交流、専門機関との連携の大きく4つがあり、指導計画では年齢に応じて多様な記載があることを示した。
総頁数:313頁
本人担当 第1部第5章地域との連携を視野に入れた教育・保育の計画の検討-年齢や発達段階別の工夫に焦点を当てて-、10頁(41-50頁)
編者:名古屋女子大学文学部児童教育学科、共著者:荒川志津代、市村由貴、伊藤充子、稲木真司、入口愛、大鐘要、大鐘啓伸、大曽基宣、小椋郁夫、加藤佳代子、門松愛、國京惠子、倉田梓、榊原剛、佐々木真吾、佐々木基裕、渋谷寿、杉原央樹、髙橋哲也、竹内正裕、坪井眞里子、豊永洵子、服部幹雄、早川由美、吉田直子、堀由里、眞﨑雅子、松下明生、谷田育代、山本忠、吉田文
11 比較教育学原論共著 2019/03/31協同出版 本書は比較教育学を学ぶための入門書として位置づく。バングラデシュの教育を担当し、まず、教育制度の概要として公立学校、私立学校、NGOを含む多様なアクターによる教育普及の様相と就学率の動向を記した。その後、教育政策の動向として規制強化の時代のなかで国の教育への介入が進んでいる現状について記述した。
総頁数:312頁
本人担当 第15章第5節バングラデシュの教育、6頁(263-268頁)
編者:杉本均、南部広孝、共著者:楠山研、ベー・シュウキー、宮崎元裕、鈴木敏之、隼瀬悠里、市川桂、森本陽介、服部憲児、山名淳、松浦真理、石川裕之、馬場智子、関口洋平、渡辺雅幸、門松愛、中島悠介、木村裕、工藤瞳、田村徳子
12 シリーズ教育・保育の論点 教授法と子ども理解共著 2019/06/30三恵社 多文化共生保育が求められる現代において、シンガポールにおける多文化共生保育の実践との比較から日本の多文化共生保育の特徴を検討した。結果として多文化状況を前提にしているシンガポールでは教室環境の多文化性が確保されており、保育内容のアプローチも多文化への理解が中心であるのに対して、日本の実践では多文化共生保育ではありながらも日本のやり方を理解してもらう方向に偏っていることを示唆した。
総頁数:142頁
本人担当 第1部第6章日本とシンガポールにおける多文化共生保育、8頁(41-48頁)
編者:名古屋女子大学文学部、共著者:荒川志津代、市村由貴、小椋郁夫、門松愛、國京惠子、榊原剛、佐々木真吾、佐々木基裕、渋谷寿、ジョセフ・ウッド、髙橋哲也、竹内正裕、坪井眞里子、豊永洵子、羽澄直子、服部幹雄、早川由美、堀祥子、山本忠
13 シリーズ教育・保育の論点 理論と実践共著 2020/07/31三恵社 保育者の専門性とは何かという点について、子どもとの関わりに関する理論に着目し、その変遷を教科書記述から検討した。その結果、倉橋惣三の頃から子ども理解が主軸に置かれ、現代にも続いている点が日本の保育の特徴であること、一方で個別事例的な検討が多く、保育者の指導法を体系的に記している教科書は少ないことを指摘した。
総頁数:122頁
本人担当 第1部第5章保育者に求められる専門性の変遷―子どもとの関わり方に関する理論に注目して―、8頁(32-39頁)
編者:名古屋女子大学文学部、共著者:荒川志津代、市村由貴、大曽基宣、門松愛、勘米良祐太、國京惠子、柴田悦子、渋谷寿、髙橋哲也、竹内正裕、坪井眞里子、服部幹雄、野内友規、山本忠、吉田文
14 バングラデシュの就学前教育 : 無償制度化の構造的特徴と人びとの教育選択単著 2020/12/31明石書店 博士論文に加筆修正し出版した。バングラデシュで2010年から新たに導入された就学前教育が人びとにどのように受容され、普及しているかについて検討した。前半は、政策的な観点から、就学前教育無償化の国際的動向を整理し、バングラデシュの就学前教育無償化政策の変遷を整理した。後半は、人びとの受容という観点から、人びとの教育観や子ども観、学校観と就学前教育との調整・衝突の様子を検討した。
総頁数:247頁
15 シリーズ教育・保育の論点 新時代の学び共著 2021/06/30三恵社 日本、アメリカ、シンガポール、ベトナムを対象に指導計画から見える保育観の相違を検討した。結果、保育の計画におけるねらいの記述が異なっており、この点は子どもの発達をどう捉えるかという相違とつながっていること、保育者の援助の意図性について、日本以外の国では子どもに何らかの能力を獲得させるための記述が主流であるのに対し、日本は子どもの経験を促す記述であることを示した。
総頁数:136頁
本人担当 第1部第7章諸外国における保育計画の相違に関する検討、8頁(49-56)
編者:名古屋女子大学文学部、共著者:市村由貴、小椋郁夫、勝田拓真、門松愛、國京惠子、榊原剛、佐々木真吾、佐々木基裕、柴田悦子、髙橋哲也、竹内正裕、坪井眞里子、羽澄直子、服部幹雄、堀部要子、宮原悟
16 教育からみる南アジア社会:交錯する機会と苦悩共著 2022/03/31玉川大学出版部 南アジアを対象に教育格差、市場化、学力問題などグローバルに共通する教育の変化と課題を検討した書籍である。バングラデシュにおいて過熱化する教育熱が私立の就学前教育への就学という形で表れていることをフィールドでのインタビュー調査などから明らかにした。保護者がより良い教育を求めて私立学校や公立学校を選択していく様子や、お金を払うことがよい教育につながると考えられている実態を示した。
総頁数:259頁
本人担当 第Ⅱ部第9章「教育熱」は幼児に何を与えるか―バングラデシュにおける過熱化する私立の就学前教育、7頁(64-70頁)
編者:押川文子、小原優貴、茶谷智之、安念真以子、野沢恵美子、共著者 牛尾直行、太田哲、小野道子、門松愛、日下部達哉、佐々木宏、澤田彰宏、須永恵美子、辻田祐子、中島悠介、針塚瑞樹、平山雄大、深町澄子、古田弘子、南出和余、渡辺雅幸
17 リーディングス 比較する比較教育学共著 2023/02/28東信堂 比較教育学のなかでも国と国を比較している論稿を中心に再掲・解題を記した書籍である。「南アジアにおける就学前の保育と教育(ECCE)プログラムの展開」の論文を掲載いただき、同論文の解題として、南アジアを含む途上国のECCEに関する今後の研究の方向性として、質や格差、教員養成といった観点を示した。
総頁数:342頁
本人担当 著者 小原優貴・門松愛
第2部第4章「南アジアにおける就学前の保育と教育(ECCE)プログラムの展開」解題、2頁(132-133頁)。2名で相談し執筆をしたため本人担当抽出不可能。
編者:杉本均、南部広孝、共著者:杉本均、南部広孝、関口洋平、白銀研五、小原優貴、門松愛、櫻井里穂、工藤瞳、石川裕之、厳賢娥、中島悠介、隼瀬悠里、鈴木敏之、宮崎元裕、楠山研
18 教育法規スタートアップ・ネクストVer.2共著 2023/09/30昭和堂 著書業績7に記載した書籍の改訂版であり、下記のTOPICのうち、27, 28, 33, 34について解説動画を新規に作成した。また、Web資料PDFの更新をおこなったが、記述したテーマは「就学前教育の国際比較」において新規に無償化と義務化について追記した以外は、業績7と同様である。(初版年月2018年5月)
総頁数:343頁
本人担当 TOPICS13「教育思想史」(p.49)、27「学校制度の国際比較」(p.81)、28「『学校』の歴史」(p.81)、33「幼児教育の歴史(西洋・日本)(p.108)、34「就学前教育の国際比較」」(p.108)計3頁
編者:高見茂、開沼太郎、宮村裕子、共著者:高見茂、開沼太郎、西川潤、江上直樹、宮村裕子、柴恭史、中島悠介、平阪美穂、郭暁博、全京和、関口洋平、鈴木麻里子、門松愛、古田薫、水森ゆりか、渡辺雅幸、張潔麗、白銀研五、松本圭将
19 哲学的な考えをいかす 新・保育原理共著 2024/01/31教育情報出版 保育原理の教科書として位置づく。諸外国の保育から考えるという節を担当し、各国の管轄省庁の違い、保育サービスの違い等から子育てしやすい国とは何かを考えることを目指した。また、日本の保育の事例を海外の保育指標に当てはめて検討することで、よりよい保育について日本の文脈で考える重要性に気付くことをうながした。
総頁数:173頁
本人担当 第17章3節諸外国の保育から考える、5頁(146-150頁)
編者:伊藤潔志、共著者:五十嵐裕子、岡崎善治、高橋晃三、山上裕子、原孝成、山本剛、小松佐穂子、春原淑雄、今津尚子、稲垣馨、河野清志、鈴木えり子、菊池大介、石田貴子、本岡美保子、岡部祐子、堀建治、奥泉敦司、長島万里子、門松愛、五十嵐沙織、河野辺貴則、永田恵実子
20 教育・保育の論点:学びのアンスタンス共著 2024/06/30三恵社 保育者に求められる専門性の文化的相違の検討として、ケアの観点から検討した。そのために、アメリカの発達に適した保育の教科書における情動的指導の項目に注目し、教科書においてケアに関する事項がどのように記述されているかを検討した。結果、ケアは子どもの能力向上を支える方法として記述されていることを示した。
総頁数:87頁
本人担当 第3部第1章「発達に適した保育」における情動的指導に関する検討、7頁(81-87頁)
編者:名古屋女子大学児童教育学部、共著者:小椋郁夫、勝田拓真、門松愛、佐々木基裕、高橋哲也、竹内正裕、坪井眞里子、羽澄直子、服部幹雄、エルミタヘルホーサム、堀部要子、山本忠
21 教育・保育の論点:学びのエピステーメー共著 2025/07/31三恵社 保育における指導案として実習で使用されることが多い主活動提案型の指導案ではなく、子ども主体の遊び発展型の指導案や保育マップ型記録の特徴について記述した。環境図に書き込んでいくことによる保育の振り返りの視点や多方面への気づきがある一方で、子どもとの関わりの時間が限られている実習期間では学生が子どもの遊びの内実に気付くことができないなどの課題があることについて整理した。
総頁数:67頁
本人担当 第3部第2章子ども主体の指導計画に関する教科書記述の分析―環境構成を主とする指導案に注目して―、8頁(55-62頁)
編者:名古屋葵大学児童教育学部、共著者:稲木真司、小椋郁夫、門松愛、佐々木基裕、竹内正裕、髙橋哲也、服部幹雄、堀祥子、堀部要子
22 子どもと創造するインクルーシブな保育:ひらかれる多文化共生社会共著 2026/03/31ミネルヴァ書房 インクルーシブな保育について多文化共生も視野に入れて具体的な実践や例を示した書籍である。諸外国の保育状況を担当し、インクルーシブな保育の定義の違いや多文化共生、障害児保育に関する具体的な実践例を記した。
総頁数:206頁
本人担当:第14章 諸外国の保育・教育におけるインクルーシブな取組み(176-190頁)
編者:鬼頭弥生、共著者:寺谷直輝、金仙玉、上島遥、中原竜治、藤井七瀬、松山寛、加藤弘美、木村拓磨、平岩ふみよ、門松愛
以上22点
Ⅱ学術論文
1 南アジアにおける就学前の保育と教育(ECCE)プログラムの展開 査読済 共著 2013/02/28『京都大学大学院教育学研究科紀要』(京都大学大学院教育学研究科)第59号、pp.73-97 南アジアにおける乳幼児のケアと教育として、インドとバングラデシュの比較をおこなった論文である。担当として、バングラデシュの政策の変遷、提供機関の類型、NGO活動の概要を検討した。特に、同国では就学前教育の提供主体が5つあり、それぞれが協働しながら普及が目指されていることを示した。
分担部分 第2章バングラデシュにおける就学前の保育と教育、8頁(81-88頁)
著者 杉本均、小原優貴、門松愛
査読あり。
2 バングラデシュの就学前教育における政府-NGO の協働構想-実践計画と国家基準に着目して- 査読済 単著 2015/02/28『京都大学大学院教育学研究科紀要』(京都大学大学院教育学研究科)第61号 バングラデシュ政府の就学前教育普及の構想について、政策文書を分析し、予算配分とカリキュラム内容から、NGOとの協働の課題を明らかにした。国家の教育への介入としてはナショナルカリキュラムの制定と教材提供にとどまり、直接的に介入しないという状況から、NGOにとっては一定程度自由な就学前教育を実施できる環境にあり、それは一方で質の懸念にもつながることを示した。
13頁(355-367頁)
査読あり。
3 アジアの「体制移行国」における高等教育制度の変容に関する比較研究(中間報告書) 共著 2015/02/28科研費報告書(発行所記載なし)発行者:南部広考(京都大学大学院教育学研究科准教授※当時) 総論では、バングラデシュの政治体制の変遷と高等教育制度の変遷について文献資料とインタビュー結果をもとに検討した。同国の高等教育では、大学、カレッジともに増加傾向にあり、特にカレッジにおいてより高い学位の提供が目指されていることを示した。各論では、私立大学への規制強化にともない、私立大学の位置づけが変化していることを示した。資料では、同国の大学関連法を翻訳した。
本人担当 Ⅸ.[総論]バングラデシュの国家体制と高等教育の変遷、14頁(213-226頁)、[各論]バングラデシュの高等教育における私立大学の位置づけ、14頁(227-240頁)、[資料1]バングラデシュ人民共和国UGC法1973(解題・訳)、5頁(241-245頁)、[資料2]バングラデシュ人民共和国1992年私立大学法(解題・訳)、7頁(246-252頁)、[資料3]バングラデシュ人民共和国2010年私立大学法(解題・訳)、19頁(252-270頁)
編者:南部広孝、共著者:大塚豊、杉本均、楠山研、石川裕之、乾美紀、関口洋平、渡辺雅幸、門松愛
4 バングラデシュの就学前教育における私立機関の展開 -KG スクールの多様性に着目して- 査読済 単著 2016/02/29『京都大学大学院教育学研究科紀要』(京都大学大学院教育学研究科)第62号 バングラデシュの私立機関が提供する就学前教育の正規性と独自性について、学校制度上の位置づけとカリキュラム内容をもとに検討した。結果、メインストリームに属する私立機関と政府に非登録の私立機関とがあり、就学前教育の普及拡大において、私立機関が貧困層から富裕層までの多層的な拡大に貢献していることを明らかにした。
13頁(211-223頁)
査読あり。
5 アジアの「体制移行国」における高等教育制度の変容に関する比較研究(中間報告書第2冊) 共著 2016/02/29科研費報告書(発行所記載なし)発行者:南部広考(京都大学大学院教育学研究科准教授※当時) バングラデシュの高等教育における私立大学の法的位置づけについて国家との関係を中心に明らかにした。軍政期から民政期への移行のなかで、私立大学の拡大や国際大学の位置づけなどが国家体制と高等教育の関係を考える際の1つの論点となることを示した。
本人担当 Ⅸ.[各論]バングラデシュにおける高等教育構造の変化―1971年独立時からの量的変遷に着目して―、17頁(153-169頁)
編者:南部広孝、共著者:大塚豊、杉本均、楠山研、石川裕之、乾美紀、関口洋平、渡辺雅幸、門松愛
6 バングラデシュの公立小学校における就学前教育の専門性―教員の実践と認識に着目して― 査読済 単著 2016/03/31『アジア教育研究報告』(京都大学大学院教育学研究科比較教育学研究室)第14号 バングラデシュの公立学校における就学前教育の実践について、政府カリキュラムの内容と教員の実践との相違を分析し、相違の背景にある教員の認識を検討した。4校での実践分析と教員インタビューに基づき、就学前教育の専門性として学校文化の指導観が同国では強い一方で、教員は「遊び」による指導に就学前教育の独自性を見出していることを明らかにした。
13頁(27-39頁)
査読あり。
7 バングラデシュにおける保護者の就学前教育選択の論理―学校教育への期待と育児観の影響に着目して― 査読済 単著 2016/06/30『比較教育学研究』(東信堂)第53号 バングラデシュの保護者が急速に普及し始めた就学前教育をどう認識し、子どもを就学前教育に通わせるか・通わせないかの意思決定をいかにしているかを明らかにすることを目的とした。そのために、アロマザリングの考えを援用し、分析枠組みを設定した。結果、保護者の選択には学校観や子ども観が関わっており、就学を阻害する要因がこの点にあることを明らかにした。
22頁(116-137頁)
査読あり。
8 バングラデシュにおける教師主導・知識獲得志向の就学前教育の支持理由—教師と母親の価値観に着目して 査読済 単著 2017/02/28『国際幼児教育研究 』(国際幼児教育学会会長)第24号 バングラデシュにおいて、就学前教育の実践が教師主導で知識獲得志向となる要因を、教員へのインタビュー調査および保護者へのフォーカスグループディスカッションの結果から明らかにした。同国での学校観から、子どもの自由な遊びやグループでの活動などは規律のないものとして否定的に捉えられる一方で、幼い子どもには愛情深い教員が必要であるという考えがあることが明らかとなった。
16頁(1-16頁)
査読あり。
9 バングラデシュにおける就学前教育カリキュラムの比較分析-乳幼児のための学習発達基準の妥当性に着目して- 査読済 単著 2017/02/28『京都大学大学院教育学研究科紀要 』(京都大学大学院教育学研究科)第63号 バングラデシュの就学前教育におけるナショナルカリキュラムの基準内容について、グローバルとローカルのレベルで比較し、乳幼児の学習発達に関する基準を制定する意義とリスクを検討した。結果、ローカルな現状が共通基準には反映されていない一方で、ローカルなカリキュラムに不足する点も明らかとなり、共通基準の意義として、包括的な視点を得られる一方で、取りこぼされた内容への気づきが得られづらいことを示した。
13頁(515-527頁)
査読あり。
10 幼児教育・保育におけるカリキュラム・マネジメントの源流と現状 単著 2017/09/30『児童教育論集』(名古屋女子大学文学部児童教育学科)第1号 幼児教育・保育におけるカリキュラム・マネジメントについて、幼稚園教育要領の変遷を検討した。そのなかで、個々の計画の改善の視点だけではなく、教育課程の全体像を考慮しながら、園の運営の整備も考慮に入れてPDCAサイクルを確立させていく必要があることを述べた。
10頁(181-190頁)
11 幼児教育・保育課程の歴史的変遷:子どもの育ちの捉え方としつけに着目して 査読済 単著 2018/02/28『名古屋女子大学紀要 家政・自然編/人文・社会編』(名古屋女子大学)第64号 幼児教育・保育課程上でのしつけの位置づけがどのように変遷してきたのかを明治から平成までの幼児教育・保育課程が記載された文献や教科書等を分析することによって明らかにした。その結果、歴史的な変遷のなかでしつけの位置づけが、独立した位置づけから次第に生活の一部へと変化していき、近年では子ども自ら考え身につけるものとして位置づけられてきたことを明らかにした。
14頁(333-346頁)
学内査読あり。
12 社会全体で子どもを育てる制度作りに関する考察:愛知県の地域子育て支援事業の事例を中心に 単著 2018/11/30『児童教育論集』 (名古屋女子大学文学部児童教育学科)第2号 社会全体で子育てを支える制度作りの政策状況について、内閣府の施策を整理したのち、愛知県4市での実施状況を検討した。結果、地域子育て拠点事業では施設数などの利用のしやすさ、身近さに違いがあり、ファミリーサポートセンター事業では講習会の受講回数や受講内容にも相違がみられるなど各自治体での実施状況の相違を明らかにした。
10頁(118-127頁)
13 保育内容と指導法に関する日米比較:教科書分析を通して 査読済 単著 2019/02/28『名古屋女子大学紀要 人文・社会編』(名古屋女子大学)第65号 アメリカの発達に適した保育に着目し、同方針に基づくアメリカの保育者養成課程の教科書を、日本の教科書と比較し、保育内容と指導法の記述方法の相違を検討した。結果、日本では事例をもとに経験を理解していく記述であり、体系的な指導法の記載がないのに対して、アメリカでは16個の指導方法が羅列され、どのような目的でどの方法を採るべきかが記述されているという違いがあることを明らかにした。13頁(229-241頁)
学内査読あり。
14 保育におけるICT活用の可能性:諸外国との比較から 単著 2019/11/30『児童教育論集』(名古屋女子大学文学部児童教育学科)第3号 保育におけるICT活用の状況について日本、ベトナム、シンガポールの事例を比較した。結果、日本以外の2国では各教室に1台のパソコンやプロジェクターがあり、日々の実践のなかでICTが取り入れられているのに対して、日本ではタブレットなど一部での限定的な取り入れ状況であることを示した。また、日本以外の2国では音楽を流すことやゲームなど多様な実践がなされていることを明らかにした。
10頁(56-65頁)
15 モンテッソーリ教育の伝播における文化的相違に関する一考察 : 欧米、日本、ベトナムの比較から 査読済 単著 2020/02/29『名古屋女子大学紀要 家政・自然編/人文・社会編』(名古屋女子大学)第66号 欧米諸国、日本、ベトナムでのモンテッソーリ教育の伝播の様相の相違を見出すことを目指した。結果、欧米諸国や日本では、当該社会で主流の保育・教育思想に対する抵抗感や適合といった点から、批判や評価がおこなわれ、特に自由さや読み書き算への評価が異なっていたのに対し、ベトナムでは、しつけ、個性、独立心が注目され、現代の教育問題に対応した海外の新しい手段として広がっていく様子が確認できた。
14頁(251-264頁)
学内査読あり。
16 度から見た「幼保一元化」政策の比較研究-台湾の幼児園と日本の認定こども園の位置付けと役割に焦点をあてて- 査読済 共著 2020/02/29『地域連携教育研究』(京都大学学際融合教育研究推進センター地域連携教育研究推進ユニット)第5号 日本と台湾の幼保一元化政策を比較し、その相違と共通点を検討した。日本の幼保一元化政策の流れを整理するとともに、認可基準の相違や量的転回を検討し、認定こども園の導入後に幼稚園が減少し、幼児教育・保育施設の総利用時数は増加するという現象が起こったこと、地域の実態やニーズに合わせた幼児教育・保育の展開がおこなわれてきていることをまとめた。
18頁(66-83頁)
本人担当 2. 日本における認定こども園の導入と展開、5頁(68-72頁)
共著者:廖于晴、門松愛
査読あり。
17 バングラデシュにおける無償の就学前教育政策の構造的特徴と課題(博士論文) 単著 2020/02/29京都大学 バングラデシュにおける無償の就学前教育政策について、同国で無償化が可能であった社会的状況と政策内容、無償の就学前教育の実態からみた質的課題、無償の就学前教育が就学前教育の普及に及ぼす影響、人びとの教育選択に無償であることが与える影響を検討した。特に人びとの教育選択については無償であれば質が悪いというスティグマが発生していることを指摘するなど、就学前教育無償化政策の課題と限界を明らかにした。
216頁
18 保育における長期の計画の共通性:3歳児の年間指導計画に着目して 単著 2021/11/30『児童教育論集』(名古屋女子大学文学部児童教育学科)第5号 年間計画の作成に関する資料として、教科書や雑誌等に記載されている3歳児の年間計画を分析し、年間目標、ねらい、保育者の援助と環境構成の各項目において、ある程度共通する事項がみられることを示した。これは、3歳児の発達の重点が共有されていることを示すものであり、3歳児の1年間の流れとしてある程度共通した発達傾向が想定されていることを示唆した。
10頁(110-119頁)
19 ベトナムの保育者養成課程における保育技術の教授―教科書分析から― 査読済 単著 2022/02/28『名古屋女子大学紀要 』(名古屋女子大学、第68号 保育者の専門性の文化的相違に関する研究として、ベトナムの保育者養成課程における教科書を分析対象とし、保育者の指導法の「技術」に関する記述の特徴を明らかにすることを目的とした。結果として、子どもが自ら考え、行動し、テーマを深めていくための関わり、教師の意図性も重視し、望ましい方向や知識、技術獲得の方向を定めた関わり、ヴィゴツキーの発達の最近接領域の理論に即した関わりが特徴であることを明らかにした。
14頁(151-164頁)
学内査読あり。
20 バングラデシュの就学前教育教員に求められる専門性と養成内容 査読済 単著 2023/11/30『保育学研究』(一般社団法人日本保育学会会長)第61(2)号 バングラデシュの就学前教育教員に求められる専門性と養成内容を明らかにした。結果、求められる専門性として、授業を進める力、子どもとの関わり方、遊びをおこなう技術の3点が指摘できた。一方で、子どもとの関わり方と遊びに関する専門性の養成は限定的であることが明らかとなった。しかし、特に子どもとの関わりに関しては、もともと教育学の専門性をもたない教員にとっては有益な養成内容であることがうかがえた。
11頁(187-197頁)
招待あり、査読あり。
21 乳児の個別的な計画における個を捉えた記述に関する検討―「現在の子どもの姿」に 注目して― 単著 2023/11/30『児童教育学科論集』(名古屋女子大学文学部児童教育学科)第7号 乳児の計画において個別的な計画にどのような記述がみられるのかについて、実際の計画を記載している教科書を対象に分析した。結果、表情、手先の動き、足の動きなどを細かく捉え、情景描写から個を見出す記述が多いこと、子どもの意欲と感情への注目が発達の見極めにもつながっていることを明らかにした。
10頁(78-87頁)
22 保育者の専門性研究の国際比較-日本および諸外国での専門性の捉えの相違に着目して- 査読済 単著 2024/02/29『名古屋女子大学紀要 』(名古屋女子大学)第70号 日本と諸外国での保育者の専門性研究を整理し、保育者の専門性の捉えに対する相違点と共通点を見出すことを目的とした。結果として、日本と諸外国での専門性の捉えの相違として、「教育者」としての観点、トップダウンの枠組みの有無、「ケアの倫理」という視点を見出し、共通点として、個人的資質への注目、反省的実践家や感情労働という保育現場からの専門性を見出した。
13頁(129-141頁)
学内査読あり。
23 諸外国における保育のケア研究の諸相比較 ―「共感」と「ケアの倫理」に着目して- 査読済 単著 2025/02/28『名古屋女子大学紀要』(名古屋女子大学)第71号 保育者に専門性として求められるケアの文化的相違に着目し、その相違を具体的に描き出すことを目指した。その端緒として、日本と欧米諸国とのケア研究の相違を整理・分析した。結果、「ケアの倫理」がケア研究の起源にあるか否かの違い、「共感」「子ども理解」をケアとするか「愛情」「思いやり」に留めるかという違い、保育現場でのケアの深まりを目指すかケアの価値を高めることを目指すかという違いがあることを明らかにした。
13頁(113-125頁)
学内査読あり。
以上23点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 バングラデシュにおける就学前教育への不通学理由分析―育児観、子ども観、学校教育観に基づく保護者の主体的な選択に着目して―口頭発表(一般発表) -1/11/30日本比較教育学会第52回大会
(大阪大学、吹田市)
バングラデシュにおいて保護者が子どもを就学前教育に通わせない理由を、保護者の育児観、学校教育観、子ども観をもとに分析し、発表した。結果、子どもが認知的に未発達であると考えるなど子ども観と学校観の不一致や、近くの学校は質が低いため遠くの学校に通えるようになるまで待つという教育的戦略のもと通わせない理由が語られることを示した。
発表時間20分
2 バングラデシュの幼児教育における統一性と独自性―国家基準と2つのNGOの実践比較―口頭発表(一般発表) 2014/06/30日本比較教育学会第50回大会
(於名古屋大学、名古屋市)
バングラデシュの就学前教育ナショナルカリキュラムで記された内容と、NGOの実践内容を比較し、国内で共通して目指されている点と、独自性がみられる点を発表した。結果、公立学校やNGOの学校による子どもの評価や教授方法、遊びへの認識は異なっており、国家基準があるにもかかわらず統一の方向には向かっていないことを示した。
発表時間20分
3 バングラデシュの幼児教育における「遊び」と「学び」―デイケアセンターと就学前教育施設の実践分析―口頭発表(一般発表) 2014/10/31日本乳幼児教育学会第24回大会
(於広島大学、東広島市)
バングラデシュの就学前教育において実施される遊びと学習目標について、福祉系施設と教育系施設で比較分析し、発表した。結果、バングラデシュでは、「遊び」を手法とすることで就学前教育らしさが意識された教授方法がとられているが、「遊び」は認知的な「学び」の手段として捉えられており、幼小接続においても認知的側面での連続性が重視される傾向があることを示した。
発表時間15分
4 バングラデシュにおける就学前教育文化と保護者の認識―政府立初等学校、KGスクール、NGO施設の相違に着目して―口頭発表(一般発表) 2015/05/31日本比較教育学会第51回大会
(於宇都宮大学、宇都宮市)
バングラデシュの就学前教育に関して保護者が抱く認識を、教育的側面と、子育て支援的側面に分けて検討し、就学前教育選択の要素となる就学前教育の「質」への示唆を得ることを目的とした。結果として、保護者は「楽しい学習」や知識獲得の場であることを重視しており、子育てとの兼ね合いとしても授業が終わるまで待つ、授業を見る、全面的に預けるというパターンがあることを示した。
発表時間20分
5 バングラデシュの就学前教育における私立機関の展開―早期教育の観点から―口頭発表(一般発表) 2015/10/31日本乳幼児教育学会第25回大会
(於昭和女子大学、世田谷区)
バングラデシュの就学前教育における早期教育の実態と早期教育を促す要因について、私立機関を事例として検証し、発表した。結果、就学前教育が小学校でおこなわれていることから、就学前教育とは学校の一部であるという認識が教員にはあり、それが早期教育を促進していることを示した。
発表時間15分
6 The Gap between Pre-primary Curriculum and Practice in Bangladesh: Focusing on Learning through Play口頭発表(一般発表) 2015/12/31Comparative Education Society of Asia, Biennial Conference on Comparative Education
(於De La Salle University、マニラ)
バングラデシュの就学前教育においてナショナルカリキュラムで掲げられる「遊びを通した学び」が、現場でいかに実践され、何が課題となっているかを調査分析し、発表した。結果、教員は遊びを通した学びを手段として認識しており、遊び的であればよいという認識の結果、子ども主体とした自由遊び等の遊びは取り入れられることが少ないことを示した。
発表時間15分
7 バングラデシュの就学前教育における知識獲得活動への偏重要因―教員、保護者の子ども観と教育観に着目して―口頭発表(一般発表) 2016/08/31国際幼児教育学会 第37回大会
(於宇都宮大学、宇都宮市)
バングラデシュの就学前教育が知識獲得志向の教員主導型となる要因として、教員と保護者の認識を分析し、学校への準備として就学前教育が認識されていること、遊び観が限定的であること、教員は指導する立場として考えられていること、学校と家庭との環境の違いがその背景にあることを示した。
発表時間15分
8 バングラデシュの就学前教育における「質」の検討:途上国の実態に即した「質」を考える手がかりとして口頭発表(一般発表) 2016/10/31日本乳幼児教育学会第26回大会
(於神戸女子大学、神戸市)
バングラデシュの文脈で就学前教育の「質」がどう捉えられているかを政府、教師、保護者の三段階で分析し、発表した。結果として、教室環境としては床に座ることと制服、母親の関与において三者の見解が異なること、教授方法については、教員と保護者で認知面が重視されていることを示した。
発表時間15分
9 バングラデシュにおける就学前教育無償化と教育の質口頭発表(一般発表) 2017/05/31日本比較教育学会第53回大会
(於東京大学、文京区)
バングラデシュの就学前教育において迅速な無償化が可能であった要因について政策的背景と教員養成から明らかにした。結果、プロジェクトベースの財源確保がなされていること、短い養成機関であることと既存の初等教育教員の活用により迅速な無償化に踏み切ることができたことを示した。
発表時間20分
10 諸外国の乳幼児の学習発達基準にみえる文化的相違に関する考察口頭発表(一般発表) 2017/10/31日本乳幼児教育学会第27回大会
(西南学院大学、福岡市)
諸外国の乳幼児発達基準の相違について検討した。結果、各国の乳幼児の学習発達基準における相違は、領域区分の段階からみられることを指摘した。ただし、基準をより詳細にみていくと、類似の基準が他の領域に存在している場合もあり、各国における子どもの発達の総合的な捉え方の相違が示された。同時に、就学レディネスとして身につけることが望まれる能力には文化的相違があることが改めて確認されることを示した。
発表時間15分
11 バングラデシュにおける無償の就学前教育の展開(学術賞受賞記念講演)特別講演 2018/08/31国際幼児教育学会第39回大会
(於福山市立大学、福山市)
学術賞受賞記念講演として、バングラデシュの就学前教育に着目する理由、バングラデシュの就学前教育の実態、同国での「良い」就学前教育の認識の構造等を示し、同国での無償の就学前教育の展開を論じた。
講演時間60分
12 バングラデシュにおける無償の就学前教育の構造口頭発表(一般発表) 2018/11/30日本乳幼児教育学会第28回大会
(於岡山コンベンションセンター、岡山市)
就学前教育を無償としている国があまり多くないなかでなぜバングラデシュでは就学前教育を無償にすることが可能だったのかを明らかにすることを目的とした。結果として、草の根的な幼児クラスの存在が制度化以前からあったこと、小学校の既存教室を利用するという普及形態でのコスト削減、NGOとの協働という3点が有益に働いたことを明らかにした。
発表時間15分
13 日米の教科書における子どもと関わる技術の教授法比較口頭発表(一般発表) 2019/11/30日本乳幼児教育学会第29回大会
(於東北文教大学、山形市)
日米の保育者養成に関する教科書比較から、子どもと関わる技術に関する記述の相違を検討した。結果として、日本では保育内容が子どもの生活そのものとして考えられているのに対して、アメリカでは子どもの発達が詳述されていること、また、指導方法としてアメリカでは指導法が羅列されているのに対して、日本は個別的事例が多いことを示した。
発表時間15分
14 ベトナムにおける保育者養成カリキュラムの分析資料掲載による発表 2020/08/31国際幼児教育学会第41回大会
(於広島大学、オンライン開催)
ベトナムにおける保育者養成カリキュラムを検討し、同国の特徴として、社会主義的思想の教授が目指されること、算数科などの指導内容に対して指導法の伝授が目指されること、子どもとの関わりとしては動機づけの方法などが科目としてみられ、子どもの能力育成に資する技術の教授が目指されることを示した。
発表時間なし(オンラインの資料掲載)
15 南アジアにおける保育の質向上の動向-インドとバングラデシュの事例から資料掲載による発表 2021/05/31日本子ども社会学会第27回大会
(オンライン開催)
南アジアにおける保育の質向上施策について、インドとバングラデシュを比較し発表した。バングラデシュの就学前教育政策を担当し、質向上に向けて、提供基準の制定、ナショナルカリキュラムの制定、教員養成プログラムの開発があるが、特に教員養成では短期間であることによる課題が大きいことを示した。
発表者 小原優貴、門松愛
発表時間なし(オンラインの資料掲載)
16 課題研究Ⅰ:幼保小接続の国際比較(担当:バングラデシュにおける就学前教育の無償制度化と幼小接続)シンポジウム 2021/05/31日本比較教育学会第57回大会
(於筑波大学、オンライン開催)
世界での幼保小接続の国際比較としてバングラデシュの事例を報告した。バングラデシュでは、小学校の一教室として就学前教育が提供されていることから、学校環境の大きな変化がなく、幼小の接続については現場で大きな問題意識はないこと、一方で、このことが知識獲得に就学前教育の内容が偏重してしまう要因にもなっていることを指摘した。
発表者 坂本真由美、一見真理子、赤星まゆみ、中田麗子、門松愛
発表時間20分
17 ベトナム幼・小教育課程における教員養成の特質-保育・教育原理の転換という視点から口頭発表(一般発表) 2021/05/31日本比較教育学会第57回大会
(於筑波大学、オンライン開催)
ベトナムにおける教員養成の特質について、小学校教育課程と幼稚園教育課程を比較し検討した。幼稚園教育課程についての発表と考察を担当した。結果、子ども中心の統合的な学びが目指されるなかで、教員像として「品性」と「能力」があり、特に幼児教育においては教育的コミュニケーションという言葉によって子どもとの関わり方が教授されていることを示した。
発表者 門松愛、関口洋平
発表時間20分
18 ベトナムの保育者養成課程における保育者の役割と「技術」の教授―教科書分析から―資料掲載による発表 2021/08/31国際幼児教育学会第42回大会
(オンライン開催)
ベトナムの保育者養成課程で使用される教科書の分析から、子どもとの関わりで重視されている方法を検討した。結果、同国では社会主義の背景からヴィゴツキーの理論が多用されていること、また、能力の獲得を意図した関わりが技術として保育者には求められていることを指摘した。
発表時間なし(オンラインの資料掲載)
19 世界の幼児教育のニューノーマル:韓国、中国、タイ(シンポジウム総括)シンポジウム 2021/08/31国際幼児教育学会第42回大会
(オンライン開催)
シンポジウムの総括を担当した。世界の幼児教育のニューノーマルというテーマでの韓国、中国、タイでの実践報告を受けて、世界の幼児教育のニューノーマルの論点として、ニューノーマルな時代のなかで園は何を変える必要があるのか、より長期的な視点でニューノーマルな時代を生き抜くために幼児に何を育てるのかという点があることを示し、各国の状況から例を論じた。
発表時間15分
20 バングラデシュの就学前教育における 「子どもと関わる技術」の教授-教員ガイドと15日間の教員養成プログラムに着目して-口頭発表(一般発表) 2023/05/31日本比較教育学会 第59回大会
(於上智大学、千代田区)
保育者の専門性という観点からみた途上国での保育者養成について、バングラデシュを対象とし、15日間という非常に短い養成機関において子どもと関わる技術として何が教授されているのかを明らかにした。結果、教員の資質としての明るく接するなどの方法など子どもとの友好的な関係を築くことに終始されており、その習得のための具体的訓練がロールプレイとして実践されていることを示した。
発表時間20分
21 Comparative Study of Japan, the United States, and Asian Countries on the Training for Skills of Interaction with Children in Early Childhood Care and Education口頭発表(一般発表) 2023/10/31Comparative Education Society of Asia, Biennial Conference on Comparative Education
(於広島国際会議場、広島市)
日本、アメリカ、ベトナム、バングラデシュの教科書等の分析から、これらの国で保育者に求められる専門性として子どもと関わる技術の相違をまとめた。日本以外の国では子どもが何らかの能力獲得をするための支援が重視されているのに対して、日本では共感などのケア的関わりが重視されていること、また日本以外の国においても、友好的関係、指導技術の羅列など国により求められる内容が異なることを示した。
発表時間15分
22 ケアに見る保育者の専門性研究の国際比較 ―アメリカにおける情動の発達への関わりに注目して―口頭発表(一般発表) 2024/08/31国際幼児教育学会第44回大会
(於千葉明徳短期大学、千葉市)
保育者の専門性の文化的相違という観点から各国でケアがどのように位置づくのかを日本とアメリカの比較から検討した。結果、アメリカの教科書では教育的な関わりとしての戦略的なケアが記されており、日本のように共感や子どもの感情の受容といった点に関する記述がないことを示した。
23 ベトナムの保育者に求められる「ケア」の専門性に関する考察口頭発表(一般発表) 2025/05/31日本比較教育学会第61回大会
(於帝京大学、板橋区)
ベトナムにおいて保育者の専門性としてケアはどう位置づくのかを、ケアに関連して議論される内容、養成の在り方から明らかにした。結果、子どもを愛することなどのケアの基盤的な要素がみられる一方で、育成可能な技術として観察や聞くことなどが教育的コミュニケーションとして重視され、専門性として位置付けられていることを示した。
発表時間20分
以上23点

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