大谷大学教育研究業績検索システム
| A 教育業績 | |||
|---|---|---|---|
| 教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | |
| 1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | |||
| 1 | フィールドワーク型の鑑賞授業 | 2010/03/31 | 美術大学日本画コースで実践。京都市内の寺社には、様々な美術作品(絵画、工芸、建築、庭園等)が存在する。実際に現地に訪れ、作品そのものを解説・鑑賞しつつ本来の信仰的な機能に考察が及ぶよう促しを行う。 |
| 2 | 高精細デジタル画像を用いたスライド教材の制作 | 2012/03/31 | 実際の作品から取得した高精細デジタルデータを用いてスライドを作成し、細部観察教材として提供している。 |
| 3 | 名所図屏風を活用した小学生のための地域学習授業開発 | 2015/02/28 ~ | 京都教育大学附属桃山小学校6年生、東山開晴小中学校4年生で実践。洛中洛外図屏風、参詣曼荼羅などを教材とし、描写理解、フィールドワークを経て、学習発表へつなげていく一連の授業カリキュラムを開発。 |
| 4 | より良い古典理解に向けた中学生のためのワークショップデザイン | 2017/11/30 | 向日市立勝山中学校3年生で実践。国語科古典単元にあわせ、料紙装飾がほどこされた懐紙を鑑賞した上で、教科書掲載の和歌作品を味わうワークショップ。文法と暗記に特化しない古典芸術の可能性について知ってもらえようデザインした。 |
| 5 | ワークショップを取り入れた授業の実践 | 2020/03/31 | 主に博物館資料論、メディア論で実践。単元の要所にグループまたは個人の作業の時間を作り、その結果を共有しながら参加型の授業を意識し実践している。 |
| 2 作成した教科書、教材、参考書 | |||
| 1 | TOPPAN ETOKIシステムの充実と活用のためのワークショップデザイン | -1/11/30 | TOPPAN株式会社が開発したETOKI(同時的高精細画像閲覧アプリケーション)を用いたワークショップを制作し動画を公開した。参加者がそれぞれの知見を入れ共有することで、専門家でなくとも作品への理解度が深まっていくことを示した。 |
| 2 | 『学習まんが NEW日本の歴史5 室町幕府と立ち上がる民衆』 | 2012/10/31 | 時代考証担当。服飾、建築、生活文化に関して文献と絵画資料を博捜しその成果を原画制作者に提供した。 |
| 3 | ボランティア用ガイドテキストの作成 | 2014/01/31 | 京都文化博物館の展示ガイドボランティアの活動のために制作したテキスト。展示のねらいや展示資料に関する専門的な解説を施している。年に3、4回実施しているボランティアガイド研修において活用している。 |
| 4 | 文化財修理に関するドキュメント映像の作成 | 2021/06/30 | 岩佐又兵衛『誓願寺門前図屏風』の解体修理の様子をドキュメント映像として記録・公開。作品を守り伝えていく上で、またあらたな学術情報を獲得するために修理が効果的な方法であることを示した。複数の大学での活用事例が寄せられている。 |
| 3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | |||
| 1 | 立命館学校教育研究会秋季大会学校と博物館をつなぐ | 2019/11/30 | 現役の小中高教員、および新任教員を対象とした研究集会において、博学連携の実践例を紹介。具体的な授業モデルと教材研究の方法を提示した。なかでもワークショップを取り上げ、展覧会に即してさまざまに実践してきたプログラムを紹介しつつ、魅力的なワークショッププログラムを構築するためには博学の共働が欠かせない点を強調した。 |
| 4 その他教育活動上特記すべき事項 | |||
| 1 | 研修会講師鳥獣類を扱う人々と差別 | -1/11/30 | 浄土宗中央三派主催人権研修会において講演。中世に多様に展開する職能民のうち、いずれの職人が鳥獣と関わり、いかなるかたちで生産手段とするのかを講演した。対象は浄土宗僧侶。 |
| 2 | 京都文化博物館における学芸員実習 | 2010/04/01 ~ | とくに2020年は実習事業の統括担当。絵画、工芸、歴史、民俗、考古、映像の各分野の講座を設定し、カリキュラムを作成。学習普及連携、ボランティア事業などに関する新たな講座もこれに加えた。また資料の取り扱いなどの技術的な部分だけでなく、積極的に実習生が学芸員とディスカッションができる時間を設け、多面的に博物館の活動を伝えるよう工夫した。 |
| 3 | 鳥羽高校スーパーグローバルハイスクール(SGH)イノベーション探求 地域論・資料論 | 2012/04/01 ~ | 文部科学省SGH指定校・京都府立鳥羽高等学校での授業実践。年間を通じて独自の研究テーマのもとフィールドワークを行う生徒に対し、調書を用いたワークショップを実施し、調査の方法およびそのデータの活用方法をレクチャーする。 |
| 4 | 研修会講師輿を担ぐ人々 ―力者・駕輿丁・八瀬童子― | 2013/10/31 | 公益財団法人 世界人権問題研究センター主催・講座人権ゆかりの地をたずねてでの講演。職能民としての輿舁、力者の実態を身分制の議論とあわせて講演した。対象は京都府および京都市職員。および一般希望者。 |
| 5 | 京都府総合教育センター基本研修博物館講座 | 2014/04/01 ~ | 京都府教育委員会の小中高教職員向け博物館講座。講義博物館の機能と活用ほかワークショップ研修の講師等を担当している。学校と博物館がいかなる形で連携し、いかなる連携授業を行えば効果的なのか、館内の独自の調査データを用いて明示し、具体的・建設的な議論を行っている。 |
| 6 | 研修会講師権力者の葬送儀礼に見る職能と差別 | 2016/07/31 | 公益財団法人 世界人権問題研究センター主催人権大学講座での講演。天皇葬送に関わる力者や輿舁の動きと活動実態を講演した。対象は京都府および京都市職員。および一般希望者。 |
| 7 | 研修会講師中世の鳥獣をめぐる職能・身分 | 2022/10/31 | 公益財団法人 世界人権問題研究センター主催人権大学講座での講演。中世における鳥獣類の利用実態とそこから生じる差別の問題について講演。対象は京都府および京都市職員。および一般希望者 |
| B 職務実績 | |||
|---|---|---|---|
| 1 | 企画展戦後65年 目黒の空襲と銃後生活 | 2010/04/13
~ 2010/06/20 |
戦後65年を契機とし、目黒区内の戦争関係資料の調査を行い実施した。中でも空襲警報の発令と解除を詳細に記録した史料を解読し、戦争被害の実態について明示した。 |
| 2 | 常設展示リニューアル京の歴史ゾーン | 2011/07/09 ~ | 常設展示のリニューアル作業に従事。実物資料展示と絵画資料を用いた映像展示を企画・制作した(絵巻回廊)。 |
| 3 | 企画展祇園祭 山鉾の名宝 | 2011/07/09
~ 2011/10/02 |
2011年にリニューアルした京都文化博物館企画展示室の第1回展覧会として企画したもの。山鉾町が所蔵する15世紀から19世紀にいたる懸装品、餝金具などを展示し、祇園祭山鉾の美意識のあり方を総合的に探ったもの。 |
| 4 | 企画展御服からみる戦国の京 お江の時代 | 2011/11/17
~ 2011/12/18 |
戦国時代における京都の経済・文化を、御服(呉服)を切り口に展観した。小袖裂を展示しつつ展示しつつ、戦国時代の京都においては工芸技術の盛り上がりがあることを明示した。 |
| 5 | 企画展北野天神縁起絵巻 平成記録本 | 2012/06/07
~ 2012/08/12 |
国宝・北野天神縁起絵巻(承久本)の高精細複製本である平成記録本を用いた展覧会。実物資料では不可能な大規模展観を行い、豊かな物語世界の読み解きを行なった。 |
| 6 | 特別展NHK大河ドラマ特別展 平清盛 | 2012/06/16
~ 2012/07/17 |
NHK大河ドラマ『平清盛』と連動した特別展。厳島神社が所蔵する国宝・平家納経など当該期の社会のあり方と多様な文化の特徴を紹介した。 |
| 7 | 企画展八瀬童子 天皇と里人 | 2012/12/15
~ 2013/01/14 |
京都洛北八瀬の地に伝わる八瀬童子会文書が重要文化財に指定されたことを記念し京都市歴史資料館と企画・共催した展覧会。 |
| 8 | 特別展NHK大河ドラマ特別展 八重の桜 | 2013/07/13
~ 2013/09/01 |
NHK大河ドラマ『八重の桜』と連動した特別展。幕末維新期の京都政局、戊辰戦争、会津戦争、京都の近代化を中心的なテーマとし、新島襄と八重夫婦を軸に資料を選定し、展示を行った |
| 9 | 企画展近世公家の家職と衣装 | 2014/06/27
~ 2014/08/31 |
京都文化博物館が所蔵する今出川家、持明院家、日野西家の旧蔵史料を用いて、近世における公家家職を紹介したもの。 |
| 10 | 特別展京を描く 洛中洛外図の時代 | 2015/03/01
~ 2015/04/12 |
国立歴史民俗博物館所蔵の洛中洛外図屏風コレクションを展示の柱としつつ、岩佐又兵衛筆洛中洛外図屏風 舟木本など国内優品、新出作品などを入れ込み京都の都市の展開に関して展示を構成した。 |
| 11 | 企画展近代京都の表象 | 2016/04/09
~ 2016/06/05 |
幕末から明治期における京都の激変期が、いかに絵画、写真で表象されてきたかを辿った展示。 |
| 12 | 特別展戦国時代展 A CENTURY OF DREAMES | 2017/02/25
~ 2017/04/16 |
戦国時代に列島各地でおこった新興大名勢力の代表的な資料を展示しながら、その個性的な文化史を紹介した。 |
| 13 | 企画展京・後藤家の軌跡 | 2018/07/07
~ 2018/09/09 |
彫物師・後藤勘兵衛家の旧蔵資料を中心に展示を構成した。後藤家勘兵衛家所蔵の加藤清正文書、小堀遠州文書の初公開を行った。 |
| 14 | 特別展北野天満宮 信仰と名宝 天神さんの源流 | 2019/02/23
~ 2019/04/14 |
北野天満宮が所蔵する国宝・北野天神縁起絵巻承久本をはじめとする各種の縁起絵巻やその他神宝を歴史史料として捉え天満宮1100年の歴史を叙述した。 |
| 15 | 企画展三条御倉町・大橋家の歴史と美術 | 2020/03/14
~ 2020/04/19 |
2016年にはじまった地域名望家・大橋家(三条御倉町所在)の総合調査の成果報告展示。 |
| 16 | 特別展花ひらく町衆文化 近世京都のすがた | 2021/06/05
~ 2021/07/25 |
岩佐又兵衛筆誓願寺門前図屏風の修理完了展覧会。近世初頭の都市・京都を表象する絵画資料、文献資料、考古資料も多数展示した。 |
| 17 | 科学研究費助成事業 研究代表
(奨励研究) |
2022/03/31
~ 2023/02/28 |
近世に成立した天神信仰に関する百科事典『北野文叢』(北野天満宮蔵)のデジタルアーカイブと資料化に関する総合的研究として4,800カット程度の画像を取得し北野天満宮と共有。現在公開準備中。 |
| 18 | 特別展新選組展2022 | 2022/10/01
~ 2022/11/27 |
2004年の巡回展以後、幕末維新期および新選組に関する研究は大きく進展した。近藤勇は攘夷を目的とした活発に周旋行為を行う政治的活動家であった点、幕府へ盲目的に恭順するのではなく、時に厳しい批判も加えながら、攘夷実行を要求していた点、この目的から将軍よりも中川宮への親和性が高かったことなどを強調した。本展は新選組の最新の学説を積極的に採用し、2022年段階の新選組像の提示を行った。 |
| 19 | 特別展大名茶人 織田有楽斎 | 2023/04/22
~ 2023/06/25 |
織田長益(後の有楽斎)は、織田家の十一男として生まれ、武将として活躍した後、晩年は茶人として生涯を過ごした。武将から茶人へと至る彼の人生を、出生・本能寺の変・大坂の陣・正伝院隠棲などトピックをとらえて展示した。刀剣、鎧、古文書、絵画、茶道具などさまざまな展示資料を配置し、また茶室・如庵に対して3D測量を行い、映像コンテンツも充実させた。 |
| 20 | 科学研究費事業 研究代表
(研究成果公開促進費・学術図書) |
2024/03/31
~ 2025/02/28 |
博士論文『中近世における職能集団と権威 ―駕輿丁・力者・輿舁の存在形態を通して―』を再構成し、『輿をかつぐ人びと -駕輿丁・力者・輿舁の社会史-』として思文閣出版より2024年12月に刊行 |
| 21 | 特別展松尾大社展 みやこの西の守護神 | 2024/04/27
~ 2024/06/23 |
洛西・松尾山麓に鎮座する松尾大社は、酒の神として知られるが、平安時代にまで遡る一群の古文書や日本最古級の神像群を所蔵する。本展はこれら神宝を展示し、また3D点群データを用いた映像を制作し、松尾大社の歴史とその文化的特質を展示した。 |
| C 学会等及び社会における主な活動 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | ||||
| 1 | 2011/03/31~ | 公益財団法人 世界人権問題研究センター 登録研究員 | |||
| 2 | 2014/03/31~ | 東京大学史料編纂所 共同研究員〈都市図解析プロジェクト〉 | |||
| 3 | 2015/03/31~ 2017/02/28 | 科研費 研究協力者月次祭礼図模本の総合的研究(研究代表・岩永てるみ)復元PJ | |||
| 4 | 2016/03/31~ 2017/02/28 | 立命館大学アートリサーチセンター日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点研究分担者 〈洛中洛外図屏風WEBプラットフォームの構築〉 | |||
| 5 | 2017/06/30~ | 藝能史研究会 運営委員 | |||
| 6 | 2018/03/31~ 2020/02/29 | 地方史研究協議会 京都大会実行委員(議長) | |||
| 7 | 2019/08/31~ | 北野天満宮 北野文化研究所 特別研究員 | |||
| 8 | 2022/03/31~ 2023/02/28 | 科研費 研究代表(奨励研究)『北野文叢』(北野天満宮蔵)のデジタルアーカイブと資料化に関する総合的研究 (2023年3月まで) | |||
| 9 | 2023/03/31~ 2024/02/29 | 世界人権問題研究センター個別研究費 研究代表博物館展示を活用した人権意識向上のためのワークシート作成 | |||
| D 研究活動 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | |
| Ⅰ著書 | |||||
| 1 | 誓願寺門前図屏風に描かれたこと | 共著 | 2015/01/31 | 『京を描く』京都文化博物館 | 誓願寺門前図屏風(京都文化博物館蔵)に対するはじめての作品論。蛍光X線 分析などの表面調査の成果を踏まえ、失われた描写の復元を試みた。誓願寺 が豊臣秀吉によって強制的に移転された後も中世以来の伝承を継続して保持 していたこと、また画面中、誓願寺の門前に、母と子の密接な交わりが表象 されていることに着眼し、縁起や記録など同時代の文献史料にあたりつつ、 誓願寺が失われた縁を再接続する場であった可能性を指摘した。総頁255頁、担当8頁(pp200-pp207)
編者:西山剛、共著者:小島道裕、大塚活美、森道彦 |
| 2 | 室町期における北野祭礼の実態と意義 | 共著 | 2015/03/31 | 瀬田勝哉編『変貌する北野天満宮』平凡社 | 本稿では主に南北朝〜室町時代において、政治的・文化史的に北野祭礼がいかなる意味をもったのかを復元的に考察し、その意義を解明した。具体的には、祭礼の中核には北野社の神輿が位置し、その神輿は染織工芸で荘厳されるものであったことを指摘した。また北野社には三年に一度、神輿を点検・修復する儀式(三年一請会)が存在し、それは織物を職能とする大宿禰神人が重要な役割を果たすこと指摘した。すなわち西陣機業の源流に北野神輿が位置づくことを解明した。総頁383頁、担当40頁(pp277〜pp316)
編者:瀬田勝哉、共著者:野地秀俊、菅野扶美、鍋田英水子、佐々木創、石井裕一朗、西山剛、飯田紀久子 |
| 3 | 大雲寺力者と天皇葬送 | 共著 | 2015/11/30 | 宇野日出生編『京都 実相院門跡』思文閣出版 | 近世社会では天皇・皇族・女院の宝龕(棺)を担ぐのは洛北岩倉にあった大雲寺に所属する力者であった。本研究は、この大雲寺力者の存在形態について考察したもの。本論では、後光明天皇葬送が幕府から高額な葬礼費用の拠出を受け大規模化し、埋葬儀礼が追加されたこと。この天皇葬送儀礼刷新の中で新たに儀式に取り込まれ、勤仕したのが大雲寺力者であると推察した。一方で、彼らへの反対給付は僅かな下行の他は見られず、勤仕自体が力者共同体に名誉と矜持をもたらすものと通念されていた可能性が高いことを指摘した。総頁143頁、担当15頁(pp110〜pp124)
編集:宇野日出生、共著者・日向進、今江秀史、奥平俊六、井上一稔、廣田収、長村祥知、西山剛、佐竹朋子 |
| 4 | 歴史史料としての北野社頭図屏風 | 共著 | 2019/01/31 | 京都文化博物館企画・編集『北野天満宮 信仰と名宝』、思文閣出版 | 近世初頭から風俗画の一類型として登場する北野社頭図に関して分析を加えた論考。いくつかの新出史料も対象とし、新たな作品画像を提供することも目的のひとつとした。本稿では画面構成に共通のパターン存在することを明らかにし、神仏習合した社内の様子、そこに象徴的に描かれる焼餅屋の描写を重視し、同時代の文献資料も参照しながら、当該テーマでは、北野社が聖地のみではなく遊興の場として人々に受容される存在が強調して描かれていることを指摘した。総頁231頁、担当6頁(pp185-pp190)
編集:西山剛、共著者:竹居明男、菅野扶美、佐々木創、森道彦 |
| 5 | 近世における洛中洛外図屏風の受容 | 共著 | 2019/06/30 | 杉森哲也編『シリーズ三都 京都巻』東京大学出版会 | 近世洛中洛外図のメディア分析。江戸時代の洛中洛外図においても新規性に富んだ作例が生まれてきたことを明らかにした。20頁(pp231〜pp250)
編集:杉森哲也、共著者:三枝暁子、三宅正浩、小倉宗、村和明、岸泰子、牧知宏、西坂靖、渡辺祥子、岩本葉子、吉田ゆり子、西山剛、杉森哲也、芹口真結子、高木博志、海原亮、杉森哲也 |
| 6 | 中近世における職能集団と権威 -駕輿丁・力者・輿舁の存在形態を通して-(博士論文) | 単著 | 2021/02/28 | 総合研究大学院大学 | 中世・近世を通して天皇、神、貴人を乗せた輿を舁く人々の存在形態を検証し、その社会的位相を考察した研究。先行研究は主に身分制研究が挙げられるが、これまでその分析対象は被差別民に偏っていた。社会全体を構成する多様な職能⺠に光をあて、中⻑期的に実態解明を行うことは、現在とくに求められている。本論集は、駕輿丁・力者・輿舁といった人々を対象にその特質および輿を舁くという職能の社会的な意義を探ろうとしたもの。総頁320頁 |
| 7 | 特別展戦国時代展の思考 | 共著 | 2021/09/30 | 大石学・時代考証学会編『戦国時代劇メディアの見方・つくり方』勉誠出版 | 2016年から2017年かけて東京・京都・山形を巡回した特別展『戦国時代展』がいかなる思考のもとに構築されたかを述べたもの。東京都江戸東京博物館、米沢市上杉博物館、京都文化博物館の担当学芸員を代表する形で、執筆した。内容は、展覧会を構築するための議論が巡回各館の学芸員による共同研究であること、地域における不断の調査活動が最終的には展覧会の質をあげていくことであり、疫禍の最中こそ、地域に向き合い文化資源の発見と維持につとめることが肝要であることを主張した。総頁393頁、担当17頁(pp330〜pp346)
編集:大石学、共著者:野本禎司、尼子騒兵衛、花岡敬太郎、玉井建也、大橋崇行、茂木謙之介、山野井健五、佐藤峰世、森田順平、金井貴司、佐々木倫朗、神谷大介、橋本章、井上泰至、原史彦、川戸貴史、及川祥平、西山剛、鈴木一史、工藤航平 |
| 8 | 『輿をかつぐ人びと -駕輿丁・力者・輿舁の社会史-』 | 単著 | 2024/11/30 | 思文閣出版 | 総合研究大学院大学に提出した博士論文を基礎に、複数の論文を追加して一書としたもの。 |
| 以上8点 | |||||
| Ⅱ学術論文 | |||||
| 1 | 中世後期における四府駕輿丁の展開 査読済 | 単著 | 2006/02/28 | 『総研大 文化科学研究』第3号
(総合研究大学院大学) |
四府駕輿丁(禁裏駕輿丁)とは、朝廷の左右近衛府・左右兵衛府に所属する下級官人で、行幸に際して天皇の鳳輦・葱花輦を舁くことを職務とした職能集団である。本稿では、中世前期において商人の性格を備えた禁裏駕輿丁が室町時代にいたっていかなる展開を遂げるのかについて考察した。為政者に行幸や祭礼の勤仕をストライキすると主張しながら特権の追認を果たしていく姿、またこれと同時並行的に内部分裂が生じていく状態を指摘した。【査読有】21頁(pp47〜pp67) |
| 2 | 輿を舁く八瀬童子 | 単著 | 2012/11/30 | 『八瀬童子 天皇と里人』(京都文化博物館) | 中世における八瀬童子の存在形態を生業面および輿舁としての職能の方面から追求した論考。八瀬童子会文書の原本調査を行いつつ検討を加えた。とくに歴代天皇から与えられた綸旨とそれを記録した村落記録とを比較し、一貫して天皇から綸旨を獲得してきたわけではなく、室町時代の15世紀段階から顕著になってきたことを指摘し、村落共同体としての八瀬童子の特権集団化をこの時期に求めた。6頁(pp12〜pp17) |
| 3 | 近世期における祇園会神輿駕輿丁の変化 | 単著 | 2013/02/28 | 『京都文化博物館研究紀要 朱雀』第25集 | 祇園会神輿駕輿丁は初期洛中洛外図では概ね浄衣で統一されるのに対し、近世以降のものになると、装束は様々な着物表現となり統一性が失われていく。本論では、この描写の相違について論述し、17世紀前半段階で既に町が傭人を雇って神輿に勤仕させるスタイルが散見されることを明らかにした。この雇傭輿舁の徴用と特定身分の勤仕形骸化が、神輿勤仕のあり方を一変させ、絵画表現にも影響を与えたと推定した。18頁(pp25〜pp42) |
| 4 | 京都府蔵『常永入道記 写本』の紹介と翻刻 | 単著 | 2014/02/28 | 『京都文化博物館研究紀要 朱雀』第26集 | 京都府が所蔵する高倉永行の著書『常永入道記』の写本を素材として全文翻刻を行い、その内容を紹介した。記録の中には、朝廷の供奉命令をうけ、実際に高倉永時が発した請取も引き写されており、引付的性格を有することも指摘でき、また記主・永行だけでなく、子息である永藤、永俊など一族が着した装束についても記載していることが確認できた。12頁(pp55〜pp66) |
| 5 | 千切屋をめぐる創業伝承と史実に関するノート | 単著 | 2014/12/31 | 『京都老舗の文化史千總四六〇年の歴史』(京都文化博物館) | 千總創業460年記念展に際して執筆した論考。千總は千切屋・西村惣左衛門が代々当主であり、屋号もこれにちなむが、一族は少なくとも17世紀前半には禁裏駕輿丁に補任される家柄であった。また棚そのものは室町時代にまで遡り、やはり禁裏駕輿丁として確認できる。ここを論点として立脚し、室町時代から江戸時代前半を射程とし、千切屋にとって駕輿丁はいかなる面で評価され、利益を獲得する上でどのように機能したか、という点を考察した。5頁(pp81〜pp85) |
| 6 | 近世における洛中洛外図制作の一様相 | 共著 | 2015/02/28 | 『京都文化博物館研究紀要 朱雀』第27集(京都文化博物館) | 洛中洛外屏風(松居本)の紹介と近世洛中洛外図研究の位置付けについて論述した論考。近世に至ると洛中洛外図は、東山・西山の名所を描くだけの仕込み絵となるとした通説に対し、松居本が、名所絵的要素の強い寂光院本に都市描写を加えて、洛中洛外図屏風として画面の再構成を図った作品であることを明らかにした。20頁(pp25〜pp44)共著者:西山剛,森道彦 |
| 7 | 中世後期における輿舁の存在形態と職能 査読済 | 単著 | 2015/02/28 | 『人権問題研究叢書12 職能民へのまなざし』(世界人権問題研究センター) | 中世後期においては、力者、輿舁、駕輿丁など異なる名称を持つ人々が輿をかつぐことを職能としていた。本稿は、寺院、公家などの権門に使役される輿舁・力者がいかなる把握をうけ活動を行ってきたを比較し検討した。具体的には、大和・興福寺の力者、西洞院家が使役する輿舁などを主な対象とした。これらはそれぞれ共通した特権獲得の論理を持ち、異なる身分ながら職能集団として極めて近似した集団である可能性を指摘した。【査読有】28頁(pp87〜pp114) |
| 8 | 中世前期における禁裏駕輿丁の存在形態 査読済 | 単著 | 2015/03/31 | 『藝能史研究』第209号(藝能史研究会) | 中世前期における禁裏駕輿丁の存在形態について考察したもの。朝廷に所属する禁裏駕輿丁は、13世紀から14世紀にかけて特権的な商業者集団として散見されるが、その理由として、古代における駕輿丁が洛中に居住するもの(在京駕輿丁)と畿内近郊に居住するもの(散在駕輿丁)に分化したこと、後者は前者に比べ行幸勤仕の実態が薄く特に商人の受け皿として機能したことを明らかにした。【査読有】23頁(pp1〜pp23) |
| 9 | 洛中洛外図屏風の WEB 閲覧システムの構築 査読済 | 共著 | 2015/07/31 | 『じんもんこん2015論文集』(情報処理学会[人文科学とコンピューター研究会]) | 中世史、社会史的関心で多様なテーマを深めていくにあたり、洛中洛外図屏風は欠かすことのできない絵画史料である。本稿では、この洛中洛外図のよりよい研究・鑑賞環境はいかなるものかについて論じた。本文では主にシームレス環境での拡大縮小画像や諸本比較ツールの実装など、デジタルデバイス上での資料提供を構想し、デジタルヒューマニティーズ実践の具体的な姿として主張した。(共著者:奥窪宏太 、山路正憲、今村 聡、矢野 桂司、川嶋 將生、西山)【査読有】6頁(pp37〜pp42) |
| 10 | 神を舁く人々―祇園会・北野祭礼を中心に | 単著 | 2016/01/31 | 『神輿文化を考える』國學院大學(國學院大學学術資料センター) | 祇園会と北野祭礼の間にある相違点について比較し分析を加えた論考。両者祭礼は、どちらも都市祭礼として御霊会の性格を帯び古代より一貫して開催されているが、主に次の点で大きく異なる。①祇園会が都市住民と社領住民に神輿勤仕をさせるのに対し、北野社は朝廷に所属する禁裏駕輿丁が舁くこと、②祇園会が山鉾という独自の風流により耳目を集めるのに対し、北野祭は神輿そのものが風流の様相を呈すること。ゆえに北野祭礼は祇園会に比して神輿が祭礼の中核と認識されていたと指摘した。19頁(pp33〜pp51) |
| 11 | 『禁中年中行事』の紹介と翻刻 | 単著 | 2016/02/29 | 『京都文化博物館研究紀要 朱雀』第28集(京都文化博物館) | 京都府所蔵『禁中年中行事』を翻刻し紹介した。本史料が作成された時代は、上皇–天皇-皇嗣の三御所が安定し、公武関係も比較的平和であった正徳・享保期である。この時代の朝廷では制度の見直しや定着、文書記録の整備が進み、後世にひとつの規範とされるような体制が構築された時代であった。本史料を解読することで近世朝廷においてどのような年中行事があり、どのような人々がこれを勤仕するのか。近世朝廷の実態の一面を明らかにしようとした。17頁(pp84〜pp100) |
| 12 | 中近世における祇園会神輿をめぐる人々 査読済 | 単著 | 2017/01/31 | 『藝能史研究』第218号(藝能史研究会) | 祇園会の神輿は全部で三基あり、現代と共通する。この神輿をかつぐ駕輿丁も三種あり、それぞれ大政所、八王子、少将井と神輿と同じ名称を持つ。このうち先行研究では、大政所駕輿丁が摂津国今宮の住人であることが明らかにされたが他の二種は不明であった。本論では、実態が明らかでなかった少将井駕輿丁と八王子駕輿丁の実態解明に取り組み、彼らが京都の町の住人であったこと、御旅所を取り囲むように設定された町を根拠とし御旅所の地縁的要素で差定されることを明らかにした。【査読有】19頁(pp23〜pp41) |
| 13 | 京都府蔵『当時勤仕諸役人職掌』の翻刻と紹介 (1) | 単著 | 2017/02/28 | 『京都文化博物館研究紀要 朱雀』第29集(京都文化博物館) | 京都府が所蔵する吉川観方蒐集文書のうち、朝廷の地下官人に関し全貌を書き記した本史料の全文翻刻に取り組んだもの。近世における朝廷下級官人は、三催(外記方〈局務 押小路家〉、官方〈官務 壬生家〉、蔵人方〈出納 平田家〉)を統括として編成を受けるが、本書はこの蔵人方の統率者たる平田職忠の手によるものである。本書の記述は、当時の地下官人をめぐる環境に肉薄するテキストであると見なすことができ、一級の歴史史料として評価することができる。12頁(pp75〜pp86) |
| 14 | 京都府蔵『当時勤仕諸役人職掌』の翻刻と紹介 (2) | 単著 | 2018/02/28 | 『京都文化博物館研究紀要 朱雀』第30集(京都文化博物館) | 上記資料の後半部の翻刻・紹介。10頁(pp115〜pp124) |
| 15 | 中世後期における鳥獣類めぐる人々 査読済 | 単著 | 2018/02/28 | 『人権問題研究叢書17 中近世の被差別民像』(世界人権問題研究センター) | 前代に引き続き、中世でも食肉慣習は存在し、獣皮を用いた道具が多様に生み出されていた。本稿は鳥商人、猪皮商人などといった動物の殺生に関わる職能民を取り上げ、特権と被賤観との関係を念頭におきつつ、その実態を探ったもの。行論ではとくに戦国時代における野口河原者と猪皮供御人との相論を重視し、河原者が近衞家家礼と関係を築きつつ訴訟を展開したことに着眼し、彼らが一方的に搾取・差別された社会集団ではなく、十分に社会参加が認められた特権的職能集団であったことを指摘した。【査読有】19頁(pp31〜pp49) |
| 16 | 中世における八瀬童子の職能と存在形態 | 単著 | 2019/06/30 | 『世界人権問題研究センター 研究紀要』第24号(世界人権問題研究センター) | 近世洛中洛外図のメディア分析。洛中洛外図屏風は、中近世を一貫して描かれ続けたメディアであるが、研究上の認識は、政治的・文化史的な面で緊張感に満ちた作品は室町時代に制作された4本のみであり、江戸時代における作例は名所絵として一般化されてしまうと考えられてきた。しかし寂光院本とそれを下敷きとして新たな都市の要素を付加し制作された松居本の存在を指摘し、江戸時代の洛中洛外図においても新規性に富んだ作例が生まれてきたことを明らかにした。20頁(pp231〜pp250) |
| 17 | 近世北野社の一視角 洛外名所図屏風 北川家本の紹介 査読済 | 単著 | 2019/12/31 | 『東京大学史料編纂所附属 画像史料解析センター通信』第88号(東京大学史料編纂所) | 洛外名所図屏風 北川家本(六曲一隻)は17世紀初頭に成立した作品である。本作は中央に大きく北野社の景観を捉え、あたかも北野社頭図のような印象を受ける。本稿は、当該作品の絵画史料としての特質を追求したもの。行論では本作が天神信仰に欠かすことのできない諸要素(御供所、門前相撲、一夜松社)が詳細に描きこまれていることを指摘し、当該期においては北野社イメージ(表象)と共に天神縁起説話そのものが市井に流布していることを指摘した。【査読有】9頁(pp8〜pp16) |
| 18 | 『四条真町文書』(京都文化博物館蔵)の特色 | 共著 | 2020/02/29 | 『京都文化博物館研究紀要 朱雀』第31集(京都文化博物館) | 京都最大の繁華街ともいえる四条河原町下ルに所在する四条真町の町有文書に関する論考。当該地域の歴史的特徴や、文書群の特筆すべき諸点を述べたもの。当該町が、中世以来の繁華街であったこと、またそのために生まれた特異な町定(料理屋における楽器利用制限や髪結渡世の規約)が存在したことなどを明らかした。また本町は、池田屋事件のきっかけともなった古高俊太郎が身を寄せた枡屋が所在する地域であり、その最盛期の史料が含まれていることも明らかにした。(共著者:西山剛,小出祐子)24頁(pp1-pp24) |
| 19 | 中世の駕輿丁と行幸 査読済 | 単著 | 2020/04/30 | 『民衆史研究』第99号
(早稲田大学、民衆史研究会) |
2019年12月の民衆史研究会シンポジウムにおける報告内容の論文化。禁裏駕輿丁の古代中世における存在形態を総括的に論じたもの。在京と散在地域にわかれ活動する平安末段階、散在の駕輿丁側に商人が参入し、商業者集団としての側面を獲得する鎌倉時代段階、神輿抑留などのストライキを行い、特権拡大を行う室町段階の3段階に分類した。また絵画資料および文学資料をもとに行幸における権威表象は駕輿丁によってこそ果たされることを指摘した。【査読有】18頁(pp1〜pp18) |
| 20 | 北野祭礼神輿と禁裏駕輿丁 査読済 | 単著 | 2021/04/30 | 『世界人権問題研究センター研究紀要』第26号(世界人権問題研究センター) | 北野社祭礼の神輿は朝廷所属の禁裏駕輿丁によって舁かれていたが、本論はその理由について考察したもの。先行研究では、その理由を駕輿丁の官司厨町が北野社膝下に配置されたため氏子として駕輿丁が祭礼に動員されたと説明してきたが、本論ではそれを否定した。すなわち北野祭礼は、10世紀には既に朝廷の国家的祭礼となっており、北野神輿は天皇と並びうる権威を備えたものであった。そのため、この神輿を統御する上では鳳輦の専門職能集団であった禁裏駕輿丁が必要であったものと結論した。【査読有】13頁(pp35〜pp47) |
| 21 | 博物館と学校の連携による探究学習のカリキュラムの創造-「清水寺参詣曼荼羅」を活用した地域学習の実践- | 共著 | 2026/02/28 | 京都教育大学 | 本研究では、博物館と学校が連携し、地域の文化財「清水寺参詣曼荼羅」を生かした授業実践に取り組みました。具体的には、曼荼羅を読み解くことを通して子どもたちが住んでいる地域の過去に思いを馳せるとともに、あらためて現在を見つめながら、まちの未来を創造していこうとする探究学習を行いました。これにより、子どもたちの探究学習にどのような広がりや深まりが生まれるのかを検討するとともに、まちの過去・現在・未来をつなぐプランをつくりだすという地域学習のカリキュラムモデルを提示し、他学年や他地域への応用可能性を提案することをめざしています。[総頁数11頁]
[本人担当188頁〜191頁] |
| 以上21点 | |||||
| Ⅲ 口頭発表・その他 | |||||
| 1 | 中世後期における四府駕輿丁の展開 左近府駕輿丁猪熊座の出現をめぐって | 一般発表(口頭発表) | 2005/04/30 | 史学会 第103回大会(於:東京大学、文京区) | 室町時代における禁裏駕輿丁の存在形態について内部の相論史料を素材にその詳細を報告。とくに中世前期において商人の性格を備えた禁裏駕輿丁が室町時代にいたっていかなる展開を遂げるのかについてくわしく報告した。為政者に行幸や祭礼の勤仕をストライキすると主張しながら特権の追認を果たしていく姿、またこれと同時並行的に内部分裂が生じていく状態を指摘することで、組織内部の要請により集団の姿が変化していく様子に関心をよせて報告した。発表時間20分、発表要旨 『史学雑誌』 114 巻 12 号 (2005 年1月 1頁(100頁)) |
| 2 | 地下官人論、中近世の間に | 一般発表(口頭発表) | 2008/06/30 | 第47回近世史サマーセミナー(於:扇屋旅館、千葉県佐原市) | 中世における下級官人論、近世における地下官人論(身分的周縁論として)の間にある、分析方法、対象の策定などに関する差異を析出した上で、方法論として、いかにこれらが埋められるかに関心を向けて報告した。とくに禁裏駕輿丁に着目して、中近世移行期における存在形態を集中的に分析し、和子入内御幸、寛永3年二条城行幸が駕輿丁の組織変容に大きな影響を与えたこと。この動きが、実は近世地下官人の三催による分掌支配体制の成立に密接に関わっていることを主張した。発表時間20分 |
| 3 | 中世前期における禁裏駕輿丁の存在形態 | 一般発表(口頭発表) | 2008/11/30 | 日本史研究会 中世史部会例会(於:機関紙会館、京都市) | 中世前期における禁裏駕輿丁の存在形態について、新出史料である広橋家旧蔵『改元定記』紙背文書(国立歴史民俗博物館蔵)の記述を元に分析し報告した。この報告の中で、古代における駕輿丁が洛中に居住するもの(在京駕輿丁)と近江、摂津など畿内近郊に居住するもの(散在駕輿丁)に分化したこと、後者は前者に比べ行幸勤仕の実態が薄く特に商人の受け皿として機能したことを初めて析出し、中世前期こそが駕輿丁の商業者化の大きな画期であったことを報告した。発表時間60分、発表要旨 『日本史研究』 561号(2009年5月 3頁(60-62頁)) |
| 4 | 神輿を舁くひとびと-洛中洛外図屏風諸本から- | 単著 | 2012/09/30 | 『GLOBE』No.71、世界人権問題研究センター | 絵画資料から祇園会神輿駕輿丁の問題をはじめて取り扱った試作的文章。具体的には、洛中洛外図屏風諸本を分析資料とし、初期洛中洛外図(室町時代後半に成立した作品群)では統一的装束で描かれる駕輿丁が、江戸時代(第2定型)作例になると、不統一な装束表現として描かれるようになる。これは、18世紀にみられるようになる願舁(正規の駕輿丁でないものが、結縁をもとめて輿舁として参加するもの)の存在と深く関わる現象であることを述べた。2頁(pp12〜pp13) |
| 5 | 博物館展示としての洛中洛外図屏風 デジタルデータと実物資料 | 一般発表(口頭発表) | 2013/04/30 | 立命館大学日本文化デジタルヒューマニティーズ拠点中世近世における風俗画研究ワークショップデジタル風俗画研究の可能性(於:京都文化博物館、京都市) | 実物資料を展示する博物館においてデジタルデータはどのように活用されるのか。京都文化博物館所蔵の誓願寺門前図屏風を例に実践例を報告した。高精細データは、作品の描写世界を明示する上で極めて有効なツールとなり得るものであり、歴史展示のように、論理的な展示叙述を行う際に極めて親和的であること。また効果的なデジタル展示を駆使することで、優品主義的な文化財体系から自由になり、立体的な展示叙述が可能となることなどを報告した。発表時間20分 |
| 6 | 中世輿舁職能論 | 一般発表(口頭発表) | 2014/04/30 | 藝能史研究會 5月例会(於:同志社大学、京都市) | 行幸、祭礼、日常の移動など様々なレベルで中世社会には輿舁が存在した。輿舁はいかなる職能を持ち、またどのような社会的位相に存在するのかを相互比較しながら抽出した報告。主な対象としたのは、禁裏駕輿丁、八瀬童子、大和・大乗院所属力者、西洞院家に使役される紫竹の輿舁である。さまざまな身分でありながら、輿舁という職能が共通する彼らは、等しく行程の把握や地形・環境への習熟が必要であり、職能の根幹的な存在として一連の生業知が必要であったことなどを報告した。発表時間60分、発表要旨 『藝能史研究』208号(2014年) |
| 7 | 時代劇アニメの中世史表象 身分・職能・聖性 | 一般発表(口頭発表) | 2015/06/30 | 時代考証学会 第6回サロン時代考証学のあらたなひろがり アニメ・海外の時代劇を素材に(於:帝京大学、時代考証学会、板橋区) | 時代劇の表象分析、また実際に映像制作の際に時代考証の実施する学会・時代考証学会での報告。時代劇をテーマにしたアニメ・漫画作品を対象として考察した。時代劇アニメは、圧倒的に近世、とくに幕末史のものが多いこと。時代が遡れば遡るほど時代劇アニメには多分にファンタジー性が増してくることを析出した。また、よりよい時代劇アニメを制作していくためには、研究側と制作側の共犯関係にも似た協働作業が必要であることを主張した。発表時間60分 |
| 8 | 洛中洛外図にみる職能民の躍動―笊と籠をめぐって― | 単著 | 2016/02/29 | 『2015年度部落史連続講座 講演録』京都部落問題研究資料センター | 京都部落問題研究所で行なった講演会の成文化したもの。本稿では、初期洛中洛外図(室町時代に制作された作品群、歴博甲本、上杉本、東博模本、歴博乙本)に描かれた職能民、とくに魚介を販売する商人に着目し、笊や籠といった商売道具を全面におしたてて自らの権益を主張し、上位権力に追認させ成長していく姿を分析した。また文字と絵画史料の連動的な理解を重ねることで、皮膚感覚のある歴史像の構築につながることを主張した。23頁(pp3-pp25) |
| 9 | 中近世における祇園会神輿をめぐる人々 | 一般発表(口頭発表) | 2016/05/31 | 第53回藝能史研究會大会いま、祇園祭を見直し、読み直す(於:同志社大学、藝能史研究会、京都市) | 祇園会研究をテーマとする藝能史研究会大会における報告。中近世おける三基の祇園会神輿(大政所神輿・少将井神輿・八王子神輿)のうち少将井と八王子の神輿駕輿丁が、町の住民によって担われていることを初めて実証的に明らかにした。また、八王子駕輿丁の轅町が、中世段階の御旅所を取り囲むように設定された町を根拠とし地縁的要素で差定されることを明らかにした上で、神輿においても京都都市民との密接なつながりがあることを報告した。発表時間20分 |
| 10 | 誓願寺門前図屏風を歩いてみると | 単著 | 2016/08/31 | 『鴨東通信』No.103思文閣出版 | 岩佐又兵衛筆誓願寺門前図屏風の読解を踏まえ、具体的なフィールドワークを行なった経験をもとに執筆した小文。門前に建つ迷子みちしるべ碑が誓願寺本尊の成立縁起と深い関わりがあり、地域の歴史的系譜に基づきつつも現在も生きた信仰として持続することを指摘。豊臣秀吉による寺地移転、明治初頭の境内の削減など、順風満帆な歴史を歩んでいるとは言い難い誓願寺であるが、都市民と結び合うささやかな信仰の中には、何百年にも渡る大いなる歴史が生きていることを主張した。2頁(pp12〜pp13) |
| 11 | 神をかつぐ人々―祭礼行列の中核としての神輿と京都都市民 | 一般発表(口頭発表) | 2016/10/31 | ミニシンポジウム神輿文化を考える國學院大学研究開発推進機構学術資料センター(於:國學院大学、渋谷区) | 祇園会と北野祭礼の比較文化論を目指した。両者祭礼は、どちらも都市祭礼として御霊会の性格を帯びるが、主に次の点で大きく異なる。①祇園会が都市住民と社領住民に神輿勤仕をさせるのに対し、北野社は朝廷に所属する禁裏駕輿丁が舁くこと、②祇園会が山鉾という独自の風流により耳目を集めるのに対し、北野祭は神輿そのものが風流の様相を呈すること。これらを勘案し、北野祭礼は祇園会に比して神輿が祭礼の中核として強く認識されていたと指摘した。発表時間40分 |
| 12 | 祭礼空間としての都市―中近世における祇園会・北野祭礼を素材に― | 一般発表(口頭発表) | 2017/04/30 | 人文地理学会 第148回歴史地理研究部会(於:京都アスニー京都市生涯学習総合センター、人文地理学会、京都市) | 都市祭礼の代表格であった祇園会と北野祭礼を、祭礼空間という概念のもと比較し報告した。祇園会、北野祭礼は祭神や成立の契機、幕府や朝廷など為政者との関わりなど、多くの相違点が見受けられるが、御旅所を中核とした都市民との関わりに着目すると、都市民が自律的に御旅所と結節し、祭礼と関わり続ける姿を共通している。御旅所を在地的な信仰のセンターとする研究は以前から存在するが、このことを今まさに捉え直し、中近世を通して御旅所の独自の位置付けを模索しながら祭礼史全体を捉えていく必要があると主張した。発表時間30分 |
| 13 | 歴史展示における古地図利用Old maps and Historical Displays | 一般発表(口頭発表) | 2018/02/28 | 国際ワークショップ 日本の古地図ポータルサイト(於:立命館大学、京都市) | 立命館大学で開催された古地図とそのデジタル化に関する国際会議での報告。京都文化博物館の常設展示ゾーン京の歴史を素材に歴史展示おいて古地図展示の特徴について報告した。報告に際しては、とくに地図における被差別標記の問題を注視し、京都の場合、いかに地図を展示することに繊細にならねばならないかを強調した。またデジタル化にのぞむにあたり良好なデータは、良好な実物資料から得られることを重視し、デジタル化の議論と平行し、実物資料にいかに修理を加えていくかを議論していく必要性を報告した。発表時間20分 |
| 14 | 北野社頭図屏風の史料性-遊興と芸能の表象と史実- | 一般発表(口頭発表) | 2018/09/30 | 藝能史研究会10月例会(於:京都府立総合社会福祉会館、藝能史研究会、京都市) | 本報告は、現存する北野社頭図屏風を対象として、その描かれた内容がいかなる性格を持ち、当時の北野天満宮のどのような側面を表象しているのかを考察したもの。検討の結果、社頭図の特性は、天満宮社頭にそなわる遊興的な側面を強調するところにあったと考えられ、この点で、当該作品群は、文献史料では特に残りにくい人々の遊興の有様を如実に伝えるものであり、屈指の歴史史料として価値を見出すことができると結論した。発表時間60分、発表要旨 『藝能史研究』224号(2019年) |
| 15 | 近世洛中洛外図屏風の展示活用 | 一般発表(口頭発表) | 2018/11/30 | 第153回 歴史地理研究部会・第131回 地理思想研究部会(合同)共催:佛教大学宗教文化ミュージアム(於:佛教大学、京都市) | 洛中洛外図屏風(佛教大学所蔵本)に関するシンポジウムにおける報告。近世において成立した洛中洛外図屏風を展示活用する上で、どのような利点があるかを報告したもの。具体的には、タッチパネル等、高精細デジタル画像を活用していく展示方法を評価したが、高精細デジタルデータを取得し、公開・提供をしていくことこそ実は室町時代における作品群に偏って研究蓄積がなされる現状を打破するために必要なことであることを述べた。発表時間30分 |
| 16 | コラム 室町時代の革堂 | 単著 | 2019/05/31 | 平成洛陽三十三所観音霊場会・京都文化博物館監修『京都観音めぐり 洛陽三十三所の寺宝』勉誠出版 | 11世紀の成立である行願寺(革堂)の概略を述べつつ、現在も寺宝として保存される鹿皮衣について特筆した。鹿皮が行者修行の信仰具として必須のものであると同時に、同じものを被差別民が利用していたことに触れ、行円の思想的背景について類推しつつ、信仰の霊場として、共同体の拠点として、娯楽の場として、多面的に広がりを見せた古代・中世の革堂が、その背景となる思想には開基・行円の持った広く多様な思想と実践があったことを主張した。2頁(pp26-pp27) |
| 17 | 問題提起 中世京都における職能民 | 単著 | 2019/09/30 | 『地方史研究69(5) 大会特集(2)京都という地域文化』 | 地方史研究協議会京都大会に際して執筆した問題提起文。中世社会の諸身分に対し、個別にその実態を実証的におさえ問うていくことの必要性を提示した。方法論として中長期的なスパンで対象を捉え、動態的に個別の職能民の実態とその変容過程を追うことが必要であり、社会環境の変化によって集団の性質が変質し、その結果、社会と呼応するように自発的に組織なり集団なりが変化していく姿を追求することは、変容の契機が上位権力による編成のみで語られがちであったことに対して有効なアンチテーゼとなることを主張した。4頁(pp12〜pp15) |
| 18 | 書評 辻浩和『中世の〈遊女〉 生業と身分』 | 単著 | 2019/11/30 | 『古代文化』第618号、古代学協会 | 同書の書評。本書は、高度に実証的な各論と、その中にある行き届いた注釈、そしてそれを編み上げる構成力が光り、極めて良質な社会論として成功していること。また後藤紀彦・網野善彦らが展開したような、朝廷に所属し、天皇権威の衰微に伴い被賎視を被るようになる〈遊女〉像を明快に否定したことは、中世職能民論の多様性を考える上で重要な指摘であったこと。〈遊女〉の集団性(組織性)を明らかにしつつ、中長期的なスパンでその変容過程を明らかにしたことが最大の成果であると結論した。2頁(pp125〜pp126) |
| 19 | 民衆史からみる中世の駕輿丁と行幸 | 一般発表(口頭発表) | 2019/11/30 | 民衆史研究会シンポジウム民衆の視点から天皇を考える(於:早稲田大学、新宿区) | 禁裏駕輿丁の古代から近世における存在形態の変容を、民衆史的視点に立ち報告を行ったもの。当初、行幸の供奉官人として機能していた集団が、とくに京外に居住する一群に商業者が加わることで商業者的側面が強化されていくこと、行幸という朝廷の厳儀を成立させる上で必須の存在であったため代替が効かず、ストライキの発動が組織の権益を維持・拡大する上で効果的であったことを述べた。また近世に至って名誉職身分になると、地域共同体において向上を図ろうとする富裕商人がこぞってその身分を欲したことを報告した。発表時間60分 |
| 20 | 講演録 江戸時代の千切屋と地域文化 | 単著 | 2019/12/31 | 『千總文化研究所 年報』創刊号、千總文化研究所 | 株式会社千總の内部にたちあがった千總文化研究所で実施した講演会の報告内容の文章化。千總に残された系図史料や古文書(家政文書、町有文書)、中近世の絵画資料などを駆使し、千切屋一門が中近世においていかなる形で地域に根ざし、商業活動を展開したのかを考察した。とくに千切屋や室町時代には禁裏駕輿丁として姿をあらわし、17世紀前半においても持続していることが確認される。朝廷との関わりが千總の存続にどのような影響を与えたのかも推察した。12頁(pp62〜pp73) |
| 21 | 歴史展示における差別表象 | 単著 | 2020/03/31 | 『GLOBE』No.101、世界人権問題研究センター | 歴史展示において被差別に関する資料はいかに展示されるべきかに関する考察。今日からすれば不適切な記述・表現がなされている資料であっても、これら不適切な表現を、修正・削除してしまえば、その時代に差別を受けた人々がいた事実そのものを隠すことにつながり、かえって差別の解消を困難にしてしまうことを重視し、反差別や差別解消を求める上で、展示側の判断のみで当該資料を隠さず、あえて展示し利用者をまきこみながら大きな議論に展開していく必要性を主張した。 2頁(pp100〜pp101) |
| 22 | 鴨川納涼図屏風(京都府所蔵本)に見る河原と遊興 | 一般発表(口頭発表) | 2021/06/30 | 藝能史研究会 7月例会(於:オンライン開催、藝能史研究会、京都市) | 新出の絵画史料鴨川納涼図屏風(京都府蔵本)について絵画資料論の視点で考察した報告。納涼図は、17世紀―18世紀頃の景観年代を持ち、あたかも絵巻のような画面構成をもった作例であること、また一双にわたり数々の芸能を見せる小屋や茶屋・料理屋・川床といった各種の施設が配置され、献史料と合わせて考察すると、遊客として描かれる社会層に偏りがあるものの、各種の芸能は時宜性に見合った特徴を備えており、本作の作者が実際の鴨川納涼に親近性を持った人物であったと想定できることを述べた。発表時間60分,発表要旨 『藝能史研究』235号(2021年) |
| 23 | 町共同体と祇園会 三条御倉町を中心に | 一般発表(口頭発表) | 2022/02/28 | 科研・基盤研究(A)近世巨大都市・三都の複合的社会構造とその世界史的位置〈史料と社会〉の視点から小円座研究報告(於:オンライン開催、大阪市) | 三条烏丸に所在する御倉町に伝来した町有文書(御倉町文書)を用いて、近世における当該町の共同体について復元的に考察したもの。とくに伝来した三好政生書状が、町の安全保障を担保する禁制の内容をもち、これが祇園会に際して同町の会所飾にとして用いられていたことを明らかにし、轅町にあたる御倉町内部の自治意識がいかに町の矜持に直結していたかを類推した上で、威信財として機能する古文書の存在を指摘した。発表時間40分 |
| 24 | 中世被差別民史研究の概括とこれからの視角 | 一般発表(口頭発表) | 2022/12/31 | 世界人権問題研究センター研究会
(於:世界人権問題研究センター、京都市) |
中世身分制研究は、被差別民研究を大きな柱として展開したが、その研究史をまとめつつ、今後の研究状況への展望も考察した。林屋辰三郎、黒田俊夫、大山喬平、脇田晴子、髙橋昌明らによって高度な議論が展開した当該分野だが、三枝暁子が述べるように中世諸身分の全体像についても尚一層解明すべき点が多いこと。また国家編成論への組み込みだけでなく、個別身分として非人がどのような生業をもち、それらはどのように連関しつつ固有の職能になっていったのか、職能集団としての非人論の必要性を述べた。発表時間60分 |
| 25 | 織田有楽斎の歴史像について | 一般発表(口頭発表) | 2023/03/31 | 藝能史研究会4月例会(於:オンライン開催、藝能史研究会、京都市) | 織田長益(有楽斎)の歴史像について、復元的に考察したもの。有楽斎は、本能寺の変の折、主君・織田信忠を自刃させて自らは逃亡したとする悪評が後年にたつ。しかしながらそれは織田一族への批判的な言説に溢れた『義残後覚』という書物が初出であり、史実とは看做し難い点を抑え、茶掛の状態で伝来した書状を読み解きながら彼の実像に迫ろうとした。複数の書状を検討の結果、極めてさまざまな社会層の人物と茶を介して関係を結ぶこと、またネットワークの中では指導的立場に位置する可能性があることなどを指摘した。発表時間60分、発表要旨 『藝能史研究』242号(2023年) |
| 26 | 中世京都の魚商人に関する新しい歴史像 | 単著 | 2023/12/31 | 『GLOBE』No.116、世界人権問題研究センター | 鎌倉時代に成立した特権的な生魚商人である六角町生魚供御人に関する報告。鎌倉時代とはいえ市内で大量の海産物が扱われていたことを重視した。2頁(pp12〜pp13) |
| 27 | 織田有楽斎について 文献史学的アプローチ | 一般発表(口頭発表) | 2024/01/31 | 茶の湯文化学会 2月東京例会
(於:オンライン開催、茶の湯文化学会、渋谷区) |
織田長益(有楽斎)の歴史像について、主に文献史学の方法論にのっとり復元的に考察したもの。有楽斎は茶葉流通に関し強い権限を有していた可能性を指摘した。発表時間60分。 |
| 28 | 博物館における3Dデータ活用の工夫とその効果 京都文化博物館の事例 | 一般発表(口頭発表) | 2024/06/30 | 公立小松大学 次世代考古学研究センター・セミナーシリーズ第3回「3D考古学の最前線」(於:公立小松大学、小松市) | 京都文化博物館で行なった3Dデジタルデータ取得とその活用の実践についての報告。このうち採用希望者は、松尾大社境内および松尾山のデジタルデータ取得とそれを用いた映像制作について報告した。40分 |
| 29 | 書評 下坂守『祇園祭千百五十年記念 中近世祇園社の研究』 | 単著 | 2024/06/30 | 『日本史研究』743号、日本史研究会 | 下坂氏表題著作の書評。著作全体の論旨を概略し、また「須佐之男命と牛頭天王をめぐる理解」、「祇園会をめぐる諸権力の関係」の2点について疑義を呈した。9頁(pp77〜p86) |
| 以上29点 | |||||