大谷大学教育研究業績検索システム
| A 教育業績 | |||
|---|---|---|---|
| 教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | |
| 1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | |||
| 1 | 現代社会とメディア(龍谷大学) | 2016/03/31 ~ | アニメや短編映画製作の実務経験を活かせて、龍谷大学の「現代社会とメディア」で動画の制作実習を取り入れ、動画を制作しSNSにアップする一連の過程を教えている。 |
| 2 | 歴史遺産と観光資源(平安女学院大学) | 2021/03/31 ~ | コンテンツとして観光アプリを制作しており、この取り組みは、最近の京都新聞でも紹介されている(京都新聞2023.9.11、
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/amp/1103334)。 |
| 2 作成した教科書、教材、参考書 | |||
| 3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | |||
| 4 その他教育活動上特記すべき事項 | |||
| 1 | 日韓言語交流(フリー・トーキング会) | 2022/09/30 ~ | 韓国釜山外国語大学の日本語融合学部の学生と平安女学院大学韓国語履修者の中、希望者を集めてフリートーキング会を実施。 |
| 2 | 京都の伝統文化を学ぶための夏期研修 | 2023/06/30 | 韓国釜山外国語大学の日本語融合学部の学生を対象に日本の伝統文化(華道、茶道、和菓子、精進料理、着付け、祇園祭・寺院見学など)を体験する研修プログラムを企画・実施。 |
| B 職務実績 | |||
|---|---|---|---|
| 1 | (公)京都オムロン地域協力基金の助成金 | 2015/12/31 | 「子供のオニの絵」展示会主催、京都市国際文化交流会館 |
| 2 | 京都府の「大学・学生とともにのばす京都プロジェクト共同事業費補助金」 | 2024/06/30 | 「歴史遺産と文化資源」の授業で、京都の怪談を活用した観光アプリを学生と共に制作する活動について補助金を獲得 |
| C 学会等及び社会における主な活動 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | ||||
| 1 | 2011/11/30~ | 説話伝承学会会員 | |||
| 2 | 2012/11/30~ | カルチュラルスタディーズ学会会員 | |||
| 3 | 2015/11/30~ | アジア民間説話学会会員 | |||
| 4 | 2016/11/30~ | 日本児童文学学会会員 | |||
| 5 | 2018/11/30~ | 韓国日語日文学会会員 | |||
| 6 | 2021/11/30~ | 韓国ドッケビ学会日本支部長 | |||
| D 研究活動 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | |
| Ⅰ著書 | |||||
| 1 | 韓国の「鬼」-ドッケビの視覚表象 | 単著 | 2015/08/31 | 京都大学学術出版会 | 本書は、韓国の妖怪「ドッケビ」の視覚イメージの歴史(その形成過程、定着過程、そしてその視覚イメージをめぐって提起された論争など)を辿ることで、20世紀初頭から現代までの韓国視覚文化史の一端を明らかにするものである。また、「ドッケビ」の視覚イメージは日本の「オニ」の視覚イメージから大きな影響を受けていることから、本書は日韓文化交流史としての側面も有している。
(全288頁) |
| 2 | 進化する妖怪文化研究 | 共著 | 2018/10/31 | せりか書房 | 本書で本人が担当した部分は「韓国の地域振興におけるドッケビの利用〜谷城地方の事例を中心に〜」で、3回にわたる韓国の南西部にある谷城の現地調査を通して、谷城ドッケビランドの企画から建設、現在の開館までの過程を検討した。
(全499頁) 編者小松和彦、共著者常光徹、佐々木高弘、堤邦彦、常光徹、木場貴俊、香川雅信、大塚英志、志村三代子、朴美暻、飯倉義之等 386-409頁 |
| 3 | 俗化する宗教表象と明治時代―縁起、絵伝、怪異 | 共著 | 2019/01/31 | 三弥井書店 | 本書で本人が担当した部分は「韓国清平寺の説話研究:言説分析を通した時代性と地域性の考察」で、春川地方で「清平寺を日本人(日本軍)が燃やした」という事実とは反する言説が流通していたことに関して考察した。
(全316頁) 編者堤邦彦・鈴木堅弘、共著者菊池政和、塩谷菊美、橋本章彦、朴美暻、藤巻和宏等 185-213頁 |
| 4 | 한국의 도깨비−도깨비를
통해 본 한국의 시각문화 | 単著 | 2019/12/31 | 高麗大学出版文化院(ソウル、韓国) | 『韓国の「鬼」-ドッケビの視覚表象』の韓国語版。 |
| 5 | 怪異・妖怪とは何か
怪異・妖怪学コレクション1【全6巻】 | 共著 | 2025/03/31 | 河出出版社 | 2012年『説話伝承学』21号(167〜190頁)に投稿した論文「ドッケビ」の視覚イメージの形成過程 ―植民地時代を中心に、日本の「オニ」との比較を手がかりとして―」
(全344頁) 編者小松和彦、共著者横田龍平、安井真奈美、京極夏彦、常光徹、朴美暻、山中由里子等 253−290頁 |
| 以上5点 | |||||
| Ⅱ学術論文 | |||||
| 1 | 韓国の「ドッケビ」の視覚イメージの定着過程―1960~80年代、日本のオニとの比較を手がかりに― | 単著 | 2012/03/31 | 『20世紀研究』第13号
(145〜170頁) |
本稿は、60年代から80年代の韓国大衆文化に見られる韓国の妖怪「ドッケビ」の視覚イメージの変遷を検討したものである。
当時の韓国政府は日本の技術は積極的に取り入れつつも、植民地時代の清算という観点から日本文化は禁止するという二重政策を採っていた。にもかかわらず日本文化は海賊版などの形で流入し、日本のものとは分からないまま大衆文化として消費され、ドッケビの視覚イメージに影響を与えていったことを明らかにしている。 |
| 2 | 韓国の「ドッケビ」の視覚イメージの形成過程 ―植民地時代を中心に、日本の「オニ」との比較を手がかりとして― | 単著 | 2013/03/31 | 『説話伝承学』第21号
(167〜190頁) |
本稿では、韓国の妖怪「ドッケビ」の視覚イメージの起源が植民地期における日本の同化イデオロギーによって形成されたとする説、および、『朝鮮語読本』に収録された「瘤のある翁」の話が韓国由来ではなく、日本によって意図的に挿入されたという説の、2つの通説に対して批判的検討を行った。
当時の日本語・韓国語・英語による複数の文献資料を分析し、「瘤のある翁」が韓国の説話である可能性を提示するとともに、ドッケビの視覚イメージが外来イメージの受動的受容ではなく、能動的に形成・再解釈されたものであることを主張した。 |
| 3 | ドッケビと韓国の視覚文化-20世紀、韓国の大衆文化におけるドッケビの視覚イメージの形成と定着過程
博士論文 | 単著 | 2015/08/31 | 京都大学大学院 | 本稿は、ドッケビの視覚イメージが形成され定着していく過程を考察したものである。序章でドッケビ概念を説明・整理し、第1章で近代化以前の視覚化されていないドッケビについて検討したうえで、第2章~第5章において、日韓併合(1910年)から現在までの多様な資料・文献をもとにドッケビの視覚イメージの歴史――その形成過程、定着過程、そして1990年代に提起され社会問題化したいわゆる「ドッケビ論争」など――を時系列順に検討している。 |
| 4 | 韓国の妖怪「ドッケビ」の視覚イメージから見る日韓文化交流史 | 単著 | 2016/08/31 | 『世界鬼学会会報』第20号(19~23頁) | 本稿では、現代の韓国大衆文化に見られる韓国の妖怪「ドッケビ」の視覚イメージの変遷を紹介すると共に近年地域振興に用いられるドッケビ表象を、韓国各地の現地調査をもとに検討している。 |
| 5 | 韓国の「鬼神」イメージ研究―日本の歌舞伎における幽霊表現の影響を中心に― | 単著 | 2019/10/31 | 『DNP文化振興財団 学術研究助成紀要』第2号(128-139頁)
DNPグラフィック文化振興財団 |
本論文では、日本の歌舞伎に登場する幽霊の姿形やしぐさなどが、植民地時代(1910~1945年)の朝鮮にも影響を与えたという仮説を裏付けるために、当時の新聞である『京城日報』と『釜山日報』の広告欄を調査した。その結果、京城と釜山で日本のホラー映画(特に女性の幽霊が登場する『四谷怪談』、『番町皿屋敷』、『累ヶ淵』などが多数上映されていたことを確認し、また、その名場面が60年代の韓国映画『月下の共同墓地』にも見られることを明らかにした。 |
| 6 | 韓国の妖怪「ドッケビ」の世代別認識調査 | 単著 | 2023/02/28 | 『平安女学院大学年報』第23号(54−63頁) | 本調査で韓国の人々に提示した質問は、①「ドッケビを描いてください」、②「ドッケビの性格を教えてください」、③「ドッケビをどこで見たか教えてください」の3点、つまり、最初の2つの質問でドッケビの視覚イメージおよび性格についての認識を問い、最後の質問でそうした認識を得た経緯を問うた。各世代間のドッケビ認識には差異が認められることが確認されており、また、各世代が幼少期に触れた出版物や映像作品の差異との間には対応関係が示唆された。 |
| 7 | 1990년대 이후 한국 아동 출판에 나타난 도깨비 시각 표상의 변화-일본 오니의 유사성 극복과 다양화 과정 분석(1990年代以降の児童出版におけるトッケビの視覚表現の変化:日本の鬼の類似性とその克服・多様化の過程に焦点を当てて) | 単著 | 2023/09/30 | 『방정환연구(方定煥研究)』第9巻(271−293頁) | 1990年代末までの児童書におけるトッケビは、日本統治時代に参照された日本のオニの影響が多く残っていた。しかし2000年前後鬼のイメージを乗り越えて多様化されていくなど出版状況の変化が見られる。本研究は1960年代から2020年代までのソウルの国立児童青少年図書館に所蔵されているトッケビ絵本854点を分析し、その変遷を調査したものである。その結果、2000年以降、オニの影響は亡くなったことではないが、だんだん薄くなっていることを確認した。 |
| 8 | 韓国の妖怪ドッケビの視覚イメージとその観光利用-植民地時代の挿絵からご当地キャラクターまで- | 単著 | 2024/02/29 | 『国際観光学研究』第4号、9~18頁。 | 韓国におけるドッケビの視覚イメージが観光に使われる際に形のないものを可視化していくことになった。その可視化・造形化がどのように行われて来たのか谷城、長水、済州島、珍島などの事例を通して検討する。 |
| 9 | 韓国の軍事政権期における女性表象-1980 年代テレビドラマ『伝説の故郷』に描かれた女性鬼神を手がかりに | 単著 | 2025/02/28 | 『平安女学院大学年報』第 25 号 37−47 頁。 | 韓国の軍事政権期に作られた民族情緒「恨」概念の影響が、国民の娯楽であり大きな影響力を持っている大衆文化にまで及んでいたこと、そして、そのなかでは儒教的家父長制の価値観を強力に内面化した女性が描かれ、それを視聴し共感した人々(とりわけ女性)のなかでもその価値観がさらに強化される構造が存在していたことを示した。 |
| 以上9点 | |||||
| Ⅲ 口頭発表・その他 | |||||
| 1 | 韓国の「トッケビ」の視覚イメージの形成過程―植民地時代を中心に、日本の「オニ」との比較を手がかりに― | 口頭発表 | 2012/06/09 | 第22回日本宗教民俗学大会(大谷大学、京都) | 本発表は、韓国の妖怪「ドッケビ」の視覚イメージの起源が植民地時代に日本から押し付けられた「オニ」の視覚イメージであるという主張を批判的に検討したものである。
論点になっている韓国初のドッケビの絵である『朝鮮語読本』の「瘤のある翁」の挿絵は日本の植民地同化イデオロギーの産物ではなく、韓国人が自らの手で初めてドッケビを描くなかで手近な既存のイメージを参照したものであって、韓国人の主体的な契機が強調されるべきであることを資料に基づいて主張している。 |
| 2 | The Originality of the Visualization of the Korean Dokkaebi −Through Comparison with the Japanese Oni in the 1990s− | 口頭発表 | 2013/08/28 | IASDR国際学会(芝浦工科大学、東京) | 本発表は、1990年代の韓国で発生したドッケビの視覚イメージに関する論争を分析し、様々な学問分野で主張されたドッケビ像を比較したものである。検討に際しては、植民地時代と解放後の日本文化からの影響に焦点を当てている。 |
| 3 | The Visual Origins and Global Spread of the Korean Dokkaebi | 口頭発表 | 2013/11/07 | ISCAL 国際学会(バンコク、タイ) | 本発表は、大きな社会変化の中でナショナリズムが高揚した1990年代の韓国におけるドッケビの視覚イメージとそれをめぐる論争について検討するものである。90年代の韓国は冷戦終結や金融危機などの大きな社会的変化に直面し、そうした不安定感のなかでナショナリズムが高まり国家のアイデンティティーが強く意識され、日本のオニに似ているドッケビを見直すべきであるという主張が学会のみならず一般にもメディアを中心に広がることになった。 |
| 4 | The Folktale “Hokpuri Yongkam” and the Origin of the Visual Representation of the Korean Dokkaebi | 口頭発表 | 2014/08/10 | ICDHS 国際デザイン史学会(アヴェイロ大学、ポルトガル)
“Tradition, Transition, Trajectories: major or minor influences? (ICDHS Vol 9.) pp. 231-236に掲載。 |
韓国における「コブトリ」噺が植民地時代に日本から輸入されたという説を批判的に検討した。その例となるのがイギリスのラング童話集のなかの「Hok lee and dwarfts」という例を挙げる。この説話の内容も概ね日本の「コブトリ」や韓国の「瘤のある翁」と似ており主人公の名前が「Hok lee」である。韓国語で瘤のある人を「ホップリ」と呼ぶことから韓国から伝わった可能性が高いと考えられる。この本は1882年出版されたので瘤取り話が日本植民地以前に韓国にもあった根拠と考えられる。 |
| 5 | Manufacturing the Authenticity of the Visual Representation of Dokkaebi in a Tourist Marketing | 口頭発表 | 2015/11/13 | ICSTM国際観光学会(京都) | 本発表は、現代の日本と韓国それぞれにおいて観光や地域振興の素材として利用されている鬼表象について収集・分析し、両国の文化的特徴や差異を明らかにすることを目的としたものである。具体的には、地域の祭りや土産物、博物館の展示などに見られる鬼表象について収拾・分析した。 |
| 6 | 蛇説話の日韓比較―相思蛇説話を素材として | 口頭発表 | 2017/12/10 | 説話伝承学会(中京大学、名古屋) | 本発表では、日韓両国の説話に登場する「蛇」の妖怪に注目し、その性格や身体の描かれ方に焦点を当てる。具体的には、蛇の登場する代表的な説話相思蛇説話に関して、男女別に蛇になる理由と退治法に関して検討する。 |
| 7 | 相思蛇説話から見る韓国社会と女性―『韓国口碑文学大系』を中心に | 口頭発表 | 2018/02/18 | アジア民間説話学会(立命館大学、京都) | 本発表は、韓国の相思蛇説話が相思岩のある地域に伝説として残っている理由に関して『韓国口碑文学大系』に載せられた説話を中心に時代性・地域性を含めて考察する。 |
| 8 | Intergenerational Variation in the Perceptions of Korean Monster Dokkaebi | 口頭発表 | 2018/04/28 | 10th International Conference on Languages, Humanities, Education and Social Sciences | 本発表は、韓国の世代別によるドッケビの認識を比較するためにリサーチを行いその結果をまとめたもので、世代ことドッケビの認識は全く異なる特徴を持ち、その影響は子供時代に主に接していたメディアと大きくかかわっていることが分かった。特に日本の海賊版の影響を多く受けている現在の30代から40代の大人にドッケビは日本の鬼と同じ視覚イメージを持っていることを明らかにした。 |
| 9 | 현대 일본의 유령 이미지 형성에 있어서 가부키의 영향(現代日本の幽霊イメージ形成における歌舞伎の影響) | 口頭発表 | 2019/12/21 | 韓国日語日文学会(ソウル、韓国外国語大学)
※発表論文集 pp.381−386 |
本発表では、日本の幽霊の視覚イメージ(表象)の変遷、特に、日本の舞台芸術や映画における幽霊表現の変遷を検討した。歌舞伎の名場面がどのように受け継がれているのかを『東海道四谷怪談』の浮世絵、映画資料、舞台写真などを通して具体的に検討した。従来の研究が幽霊画などの芸術作品に注目していることに比べ、本研究は大衆向けのパフォーマンスに焦点を当てていることに特徴がある。 |
| 10 | 韓国の大衆文化から見る九尾狐の表象の変遷 | 口頭発表 | 2020/02/16 | アジア民間説話学会(立命館大学、京都) | 本発表では、韓国のドラマから見られる九尾狐の変化を紹介した。姿は怪物から美女として描かれようになり、性格においては、2000年代からは抑圧される女性を象徴する存在として描かれ、2000年代以後はマイノリティーを代弁する存在として描かれるようになった。 |
| 11 | 軍事政権下の韓国社会と女性表象―ドラマから見る女性鬼神表象を中心に | 口頭発表 | 2020/11/28 | カルチュラルスターディズ学会2022Cultural Typhoon(オンライン) | 本発表では、軍事政権下の韓国では儒教的価値観が強調され、女性たちには「良妻賢母、烈女」といった社会的規範が要求されたことをテレビ・ドラマ・シリーズ『伝説の故郷』に登場する鬼神/幽霊の表象の分析を通して明らかにした。 |
| 12 | 日本の幽霊表象における歌舞伎の影響 | 口頭発表 | 2020/12/16 | 立命館大学アート・リサーチ・センター(オンライン) | 本発表では、日本の幽霊の視覚イメージ(表象)の変遷、特に、日本の舞台芸術や映画における幽霊表現の変遷を検討した。歌舞伎の名場面がどのように受け継がれているのかを『東海道四谷怪談』の浮世絵、映画資料、舞台写真などを通して具体的に検討した。さらに映画で表れている『東海道四谷怪談』の名場面が韓国の映画やドラマにどのように使われているのかを検討した。 |
| 13 | 교토의 요괴담과 관광-이치죠 요괴거리의 사례를 중심으로 (京都の妖怪談と観光−一条妖怪ストリートの事例を中心に) | 口頭発表 | 2022/06/04 | 韓国ドッケビ学会第1回(オンライン)
発表論文集 173−180頁 |
本発表では、京都一条妖怪ストリートが作られた過程と現在の地域活性化においての貢献について紹介した。京都一条妖怪ストリートの現地調査を行い、主要イベントであるもののけ市(フリーマーケット)と百鬼夜行(仮装行列)についてプロドュサーである河野純也にインタビューをしており、地域住民と自治体、そして地域の芸術大学の積極的な参加で行われていることを具体的に紹介している。 |
| 14 | 1960年代の韓国映画における鬼神イメージ―日本の幽霊の影響を中心に― | 口頭発表 | 2022/09/18 | カルチュラルスターディズ学会2022Cultural Typhoon(オンライン) | 本発表は、1960年代の韓国映画に登場する鬼神イメージに注目し、それが『東海道四谷怪談』など当時の日本映画に登場する幽霊イメージから大きな影響を受けていることを、当時の映像資料、映画制作者の留学記録などから明らかにすることを目的としている。 |
| 15 | The Representation of Women During the Korean Military Regime Era: Focusing on Female Ghosts (Guisin) in TV Series | 口頭発表 | 2023/05/27 | The International Academic Forum (IAFOR)
ACAH2023, Tokyo (Virtual Presentation) |
韓国の70〜90年代の人気ドラマシリーズ『伝説の故郷』の中で女性幽霊が登場するものを分析して3つに分ける。それぞれの立場の女性が鬼神になった場合を具体的なエピソードから分析。①未婚女性は「緑灰赤灰」、②擬婚女性は「墓の中の赤ん坊」、③未亡人は「烈女門」から分析。このようなドラマシリーズは儒教的美徳を身につけた女性が登場し、不合理な抑圧を受けた人が不合理な現状の変革を要求することなく自らの境遇を受け入れている。 |
| 16 | 아동번역서 속의 도깨비 표상에 관한 고찰
(児童翻訳書のドッケビ表象に関する考察) | 口頭発表 | 2023/06/16 | 韓国ドッケビ学会第2回(谷城、韓国)発表論文集131−137頁 | 本発表では、2000年以降の児童翻訳書にドッケビが増えている点に注目し、翻訳されたドッケビのイメージがドッケビに対する認識変化に影響を及ぼした可能性について検討した。日本語訳では鬼、雷様、オバケなどが、英語圏の翻訳ではゴブリン、ホブゴブリン、エルフ、ドワーフ、ゴーストなどが鬼に翻訳された。また、2000年以降多様な交流が行われており、この交流はドッケビの視覚イメージにも影響していることを明らかにした。 |
| 17 | 翻訳するドッケビ、翻訳されるドッケビ | 口頭発表 | 2024/02/18 | アジア民間説話学会(立命館大学茨城キャンパス) | 本発表では、韓国の植民地解放後から現代に至るまでの翻訳出版の動向を踏まえ、韓国の「ドッケビ」が外国語に翻訳された事例、および逆に「ドッケビ」として翻訳・紹介された外国書籍の実態を調査し、その結果を紹介した。民俗学関連書も一部見られるが、特に児童向け翻訳書においてドッケビが頻繁に登場している点が顕著である。かつては登場機会の限られていたドッケビの表象が、2000年代以降、各国との国際交流や出版文化を通して多様化・豊潤化してきたことを明らかにしている。 |
| 18 | 韓国における幽霊/鬼神表象の変遷と社会的背景――1990年代末の女性幽霊像を中心に | 口頭発表 | 2024/10/18 | 日文研共同研究会 | 本発表では、1990年代末の韓国ホラー映画では、従来の従順な成人女性幽霊に代わり、子供や青少年の幽霊が登場し、学校怪談やスリラー形式が主流となる。『リング』『女子高校怪談』を分析し、彼女たちが抱く恨みや復讐の方法を通じて、性役割の変化や格差社会、性差別など90年代韓国社会の不安や葛藤が幽霊表象に反映されていることを明らかにする。 |
| 19 | 대중문화 속 괴이 표현의 한일비교―한국 드라마 속에 나타난 도깨비 표현을 중심으로―
(大衆文化における怪異表現の日韓比較―ドラマの中のドッケビ表現を中心に) | 口頭発表 | 2025/05/16 | 韓国ドッケビ学会第4回(谷城、韓国)発表論文集131−137頁 | 本発表では、レジス・ドブレの視覚文化理論に基づき、韓国日韓の妖怪表現を分析する。韓国ではビデオスフェール時代に入り、トッケビは実写で人間の姿として描かれ、人格神的存在へと変化した。これは絵画中心の日本の妖怪表現と対照的であり、両国の文化的背景とメディア発展の違いを示している。 |
| 20 | 에도괴담걸작선
(江戸怪談傑作選) | 翻訳 韓国語 | 2025/06/30 | 소명(ソミョン)出版 | 本書は、堤邦彦の『現代語で読む江戸怪談傑作選』(祥伝社新書、2008)を翻訳したものである。本書には、「番町皿屋敷」、「耳なし芳一」、「牡丹灯籠」、「墓の中の子」など有名な話も含め30以上の江戸怪談が収録されている韓国では初めての江戸怪談を集めた書籍である。 |
| 以上20点 | |||||