大谷大学教育研究業績検索システム
| A 教育業績 | |||
|---|---|---|---|
| 教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | |
| 1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | |||
| 1 | ICTツールの活用 | 2020/04/01 ~ | 各回の授業中にGoogleフォームを利用したリアルタイムアンケートや問いかけを行い、学生の反応を即座に授業内容に反映することで、双方向的な学習環境を構築した。また、少人数のブレイクアウトグループでの意見共有を導入し、教員と学生、学生同士の対話を活性化させた。 |
| 2 | ディベート・グループディスカッションの実践 | 2021/04/01 ~ | 特定テーマに基づくディスカッションや簡易なディベート形式を導入した。テーマは学生の関心に沿った時事的な問題を取り上げ、少人数グループでの事前準備と教室内での発表・討論を行った。これにより、学生は情報収集力や論理的思考力を養うとともに、相手の意見を尊重しつつ自己の意見を展開する姿勢を学ぶことができた。 |
| 3 | プレゼンテーションの指導 | 2021/04/01 ~ | 学期内で取り扱ったトピックのうち一つを選び、簡潔なプレゼンテーション(10分程度)を行う課題を設定した。プレゼンは個人またはペアで行い、資料作成(スライド使用)も必須とした。評価は内容の的確さ、構成の明瞭さ、聴衆への伝達力など複数の観点から行い、講義内での相互講評も取り入れた。 |
| 2 作成した教科書、教材、参考書 | |||
| 1 | 動画教材の作成 | 2021/04/01 | 大学での学びに必要な基礎的スキルを身につけることを目的とした動画教材を作成した。ノートの取り方、プレゼンテーションの構成と話し方、レポートの書き方などについて、各回30〜50分前後の内容で構成している。オンデマンド形式で配信し、各動画にGoogleフォームによる理解度チェックを付属させた。 |
| 3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | |||
| 4 その他教育活動上特記すべき事項 | |||
| 1 | 高校での出張講義 | 2022/04/01 ~ | 高校の進路探究講座で出張講義を行い、高大連携の一環として大学の学問に触れる導入授業を担当した。高校生に対して、大学での学問をわかりやすく伝えることで、進路選択の一助となるよう努めた。 |
| B 職務実績 | |||
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| 1 | 外部資金の獲得(科学研究費助成事業:研究代表者) | 2010/04/01 | 科学研究費助成事業(特別研究員奨励費)「主体とコミュニケーションをめぐる社会理論の再構成―精神分析の視点から」(研究課題番号:10J05964 2010.4.1~2012.3.31)の研究代表者として、研究を遂行した。 |
| 2 | 外部資金の獲得(科学研究費助成事業:研究代表者) | 2013/04/01 | 科学研究費助成事業(特別研究員奨励費)「主体とコミュニケーションをめぐる社会理論の刷新に向けて─精神分析の視点から」(研究課題番号:13J00436 2013.4.1~2016.3.31)の研究代表者として、研究を遂行した。 |
| 3 | 外部資金の獲得(科学研究費助成事業:研究代表者) | 2021/04/01 | 科学研究費助成事業(若手研究)「ジェンダー/セクシュアリティ研究における分析枠組みの再構築─精神分析の視点から」(研究課題番号:21K13456 2021.4.1~2024.3.31)の研究代表者として、研究を遂行した。 |
| 4 | 外部資金の獲得(科学研究費助成事業:研究代表者) | 2025/04/01 | 科学研究費助成事業(基盤研究C)「ポスト構造主義フェミニズムの批判的再検討─ジェンダー研究の理論的枠組を再構築する」(研究課題番号:25K05532 2025.4.1~2028.3.31)の研究代表者として、研究を遂行した。 |
| C 学会等及び社会における主な活動 | |||||
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| 所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | ||||
| D 研究活動 | |||||
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| 著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | |
| Ⅰ著書 | |||||
| 1 | ポスト構造主義フェミニズムとは何だったのか | 単著 | 2025/05/31 | 京都大学学術出版会 | 現在のジェンダー/セクシュアリティ研究における概念的混乱の起点は、90年代ポスト構造主義フェミニズムによる「セックスもまたジェンダーである」という主張にある。この主張が当該領域の理論的到達点と見なされることで、どのような知見が失われたのかという問いをもとに、ポスト構造主義フェミニズムの批判的再検討を行った。226p |
| 以上1点 | |||||
| Ⅱ学術論文 | |||||
| 1 | コミュニケーション・メディアの利用形態とジェンダー―JIS2004の分析から | 単著 | 2008/11/30 | 『京都社会学年報』16(京都大学文学部社会学教室) | ケータイでの通話、ケータイ・メール、PCメールといった新しいコミュニケーション・メディアの利用形態とジェンダーとの関わりをJIS2004のデータを用いて分析した。これらのメディアを職場での/家族とのコミュニケーションという使用目的において考察することで、公私領域の分離/浸透がジェンダーという差異によって異なる仕方で生じていることを明らかにした。20p(pp.55-74) |
| 2 | 「セクシュアリティ」概念再考―精神分析の導入に向けて 査読済 | 単著 | 2009/04/30 | 『ソシオロジ』54(1)(社会学研究会) | 現在の社会学におけるセックスとセクシュアリティという二つのタームの概念的癒着が、近年ジェンダーという概念の切り拓いた地平をも後退させる危険を招いていることを論じた。これに対して全く新たなセクシュアリティの定義を提示しうる思想として、フロイトの精神分析の意義を明らかにした(査読あり)。18p(pp.19-36) |
| 3 | 精神分析における情動論の基盤――S・フロイトの「現勢神経症」の構成と意義 | 単著 | 2010/11/30 | 『京都社会学年報』18(京都大学文学部社会学教室) | 心的機制をもたない神経症としての「現勢神経症」をめぐるS・フロイトの初期理論の検討をつうじて、これまで見落とされてきた精神分析独自の情動論の構成を明らかにした。さらに、それが社会化の契機としての良心の成立をめぐるフロイトの議論の基盤となっていることを論じた。23p(pp.17-39) |
| 4 | 精神分析における自己の物語論的構成――「翻訳の残余」としての無意識 査読済 | 単著 | 2013/04/30 | 『ソシオロジ』58(1)(社会学研究会) | S・フロイトが「翻訳」という語で論じた記憶の処理という作業が、社会学の自己物語論との類似において把握されうることを指摘し、その比較をつうじて主体の構成をめぐる精神分析的視点の独自性を明らかにした。精神分析における自己物語論の独自性は、自己物語化の作業としての「翻訳」が、必然的に物語化されざる残余を生み出すという視点に示されている(査読あり)。17p(pp.53-69) |
| 5 | S・フロイトによる「性本能」概念の解体――精神分析におけるセクシュアリティ | 単著 | 2013/11/30 | 『京都社会学年報』21(京都大学文学部社会学教室) | 19世紀ヨーロッパにおける性科学的言説を分析し、フロイトのセクシュアリティ論との比較を試みた。通説によれば、「生殖に結びつかない性」という観点を提起したことがフロイトの独自性であるとされてきたが、これはむしろ19世紀性科学において一般的な発想であった。この点を踏まえ、精神分析のセクシュアリティ論の真の独自性を検討した。17p(pp.23-39) |
| 6 | Sexuation and Sexuality in Psychoanalysis: Rereading Freud against Lacanians | 単著 | 2015/11/30 | 『京都社会学年報』23(京都大学文学部社会学教室) | 英語のsexualityに対応する二つのドイツ語のターム(SexualitätとGeschlechtlichkeit)が、フロイトのテクストにおいて明確に使い分けられているという事実を示すことで、セクシュアリティを性別化された主体間の関係として捉えないという、非—ジェンダー化されたセクシュアリティの理解が、精神分析のもっとも独創的な着眼であることを論じた。16p(pp.19-34) |
| 7 | セクシュアリティ概念の刷新に向けて――S・フロイトの精神分析の視点から(博士論文) | 単著 | 2015/12/31 | 京都大学 | 近年のジェンダー/セクシュアリティ論は、社会構築主義に依拠しながらも、セクシュアリティが「身体の生殖性」にもとづく欲望であるという前提を温存してきた。フロイトの精神分析はこの見方を根本から覆すような、独自のセクシュアリティ概念を中心軸として構成された思想であり、このような現状に対して新たな展開を導入しうるものであることを論じた。 |
| 8 | 「セックス」はフィクションか?―J・バトラーとフランス唯物論フェミニズム 査読済 | 単著 | 2023/10/31 | 『日仏社会学会年報』34(日仏社会学会) | J・バトラーはM・ウィティッグの思想をフランス唯物論フェミニズムという本来の文脈から切り離し、これを「セックスはフィクションである」という自身の主張に回収することで、性別という集団が社会関係の所産であるというフランス唯物論フェミニズムの洞察を無効化してしまったことを明らかにした(査読あり)。19p(pp.117-135) |
| 9 | S・フロイトの精神分析における外傷理論の再検討―初期誘惑理論から後期欲動論へと引き継がれたもの 査読済 | 単著 | 2024/01/31 | 『ソシオロジ』68(3)
(社会学研究会) |
フロイトの初期の性的外傷論と後期の欲動論の関係を再検討し、両者が「反復強迫」というモチーフによって架橋されていることを明らかにした。フロイトは最晩年に至るまでこのテーマにこだわり続けたという連続性への着目から、フロイトの心的外傷論に関する従来の理解は根本から見直される必要があることを論じた(査読あり)。17p(pp.41-57) |
| 10 | バトラーはボーヴォワールをいかに誤読したか―「規範としてのジェンダー」と「自由としてのジェンダー」 査読済 | 単著 | 2024/02/29 | 『社会文化研究』26
(社会文化学会) |
J・バトラーはボーヴォワールの「ひとは女に生まれるのではない」という一節を議論の出発点とするが、バトラーはその読解において、「女になる」ことについてのボーヴォワールの分析をまったく逆の意図で読みとってしまう。これは結果的に、セックス/ジェンダーの区分に賭けられていた従来の洞察を無効にしてしまったことを明らかにした(査読あり)。20p(pp.139-158) |
| 11 | 「セックスもまたジェンダーである」のか――ポスト構造主義フェミニズムにおけるジェンダー概念再考に向けて 査読済 | 単著 | 2024/02/29 | 『ジェンダー研究』26(東海ジェンダー研究所) | ポスト構造主義フェミニズムの問題を、J・スコットとL・ニコルソンに焦点を当てて検討した。スコットは「性的差異」というタームを多義的に使用し、ニコルソンは生物学的基礎づけ主義批判において、文化間比較の基盤と文化固有の意味を区別していない。これらの難点を踏まえ、ポスト構造主義フェミニズムの可能性をより生産的に継承するための方策を提案した(査読あり)。25p(pp.27-51) |
| 12 | 性別二元論批判を問いなおす――性別二元論批判は何を見落としてきたのか 査読済 | 単著 | 2024/06/30 | 『社会学史研究』46
(日本社会学史学会) |
性別二元論批判がジェンダー/セクシュアリティ研究においてどのように展開されてきたかを整理し、その限界を指摘した。Kessler & McKennaを起点とする性別二元論批判では、生殖機能を参照する必然性のない場面で男女を分けることと、生物学的に二つに分けられないはずの性別が二分されていることの恣意性という二つの論点が混同されてきたことを論じた(査読あり)。19p(pp.77-95) |
| 13 | 「ジェンダーの複数化」か、「ジェンダーのない社会」か――J・バトラーとフランス唯物論フェミニズム 査読済 | 単著 | 2024/10/31 | 『日仏社会学会年報』35(日仏社会学会) | J・バトラーによる「ジェンダーの複数化」という提起とは対照的に、S・ボーヴォワールやフランス唯物論フェミニズムの論者(M・ウィティッグ、C・デルフィ)は、ジェンダーを階級のような身分制度と捉え、「ジェンダーのない社会」という視点から支配構造の解体を目指した。本論文ではバトラーの限界を明らかにしつつ、フランス唯物論フェミニズムの再評価の必要性を論じた(査読あり)。19p(pp.37-55) |
| 14 | 「『社会的につくられた性差』とは何の謂いか――セックス/ジェンダーの区分を擁護する」 査読済 | 単著 | 2024/11/30 | 『日本ジェンダー研究』27(日本ジェンダー学会) | ポスト構造主義フェミニズムによる「知としてのジェンダー」概念は、これまで「性差は社会的につくられる」という従来の社会構築的ジェンダー論を発展的に解消するものと見なされてきた。しかし、セックスの不変性を認めない限り、「社会的につくられた性差」について有意味に語ることは不可能である。本論文では性差の社会的構築をめぐる誤解を整理しつつ、この点を明らかにした(査読あり)。15p(pp.97-111) |
| 15 | 「精神分析における抑圧概念の再検討――
Nichtwollenと Nichtkönnenの問題系」 査読済 | 単著 | 2025/02/28 | 『ドイツ研究』59
(日本ドイツ学会) |
従来、抑圧は道徳や社会規範にもとづくと理解されてきたが、フロイト自身はこの見解に満足せず、道徳とは無関係な抑圧の可能性を探求していた。フロイトが最終的に導入した「原抑圧」とは、社会規範との相容れなさを動因とする通常の抑圧(「踏襲性抑圧」)とは異なるメカニズムをもつ抑圧である。本論文ではこの概念を再検討し、精神分析理解の刷新を試みた(査読あり)。9p(pp.59-67) |
| 以上15点 | |||||
| Ⅲ 口頭発表・その他 | |||||
| 1 | [書評]「フロイトのセクシュアリティ論の射程: Phillippe Van Haute & Thomas Geyskens, Confusion of Tongues (Other Press LLC, 2004)」 | 単著 | 2006/11/30 | 『京都社会学年報』 14(京都大学文学部社会学教室) | オランダで教鞭をとる二人の研究者によるフロイトのセクシュアリティ論をめぐる共著を紹介し、精神分析のセクシュアリティ論が英語圏のフロイト研究においていかに展開されてきたかを論じた。さらに、近年の研究においても、精神分析のセクシュアリティ概念の特異性が十分に把握されていないという問題が残されていることを指摘した。10p(pp.99-108) |
| 2 | [一般発表]「セクシュアリティ」概念再考 | 単独発表 | 2008/04/30 | 第59回関西社会学会(於:松山大学、松山市) | 現在の社会学において「無定義概念」として、明確な定義を与えられることなく流通してきたセクシュアリティというタームが、実質的にはセックスを不可欠な参照項として含み込んでいるという問題を指摘した。これを踏まえ、セックスとセクシュアリティの関係をめぐる新たな分節化の可能性をフロイトの精神分析に見いだした(発表時間 25分)。 |
| 3 | [翻訳]「第12回京都大学国際シンポジウム(KUIS-12)『変化する人種イメージ―表象から考える』アブストラクト集」 | 単訳 | 2009/02/28 | 京都人文科学研究所 | 人種の表象・イメージの変容をテーマとする国際シンポジウムにおいて、海外から招聘されたパネリスト(エラ・ショハット氏、キャロライン・ハウ氏、トロイ・ダスター氏、マーガレット・スリーブーム・フォークナー氏)の報告概要の翻訳を担当した。 |
| 4 | [一般発表]精神分析におけるセクシュアリティ概念の「拡大」―その特異性の解明をめぐって | 単独発表 | 2009/04/30 | 第60回関西社会学会 (於:京都大学、京都市) | S・フロイトにおけるセクシュアリティ論が「生殖に結びつかない性」を主張するものと解釈されてきたことを批判し、精神分析におけるセクシュアリティ概念がセックスとセクシュアリティという二つのタームの癒着を解き、この概念を規定する基準自体を根本から変更しうるものであることを論じた(発表時間 25分)。 |
| 5 | [一般発表]精神分析の情動論の基盤―S・フロイトの「現勢神経症」をめぐる考察 | 単独発表 | 2010/10/31 | 第83回日本社会学会 (於:名古屋市立大学、名古屋市) | 心的機制をもたない神経症としての「現勢神経症」をめぐるS・フロイトの初期理論の検討をつうじて、これまで見落とされてきた精神分析独自の情動論の構成を明らかにした。さらにこの議論が、社会化の契機としての良心の成立をめぐるフロイトの議論の基盤となっていることを論じた(発表時間 15分)。 |
| 6 | [一般発表]セクシュアリティ概念の刷新に向けて―S・フロイトの精神分析の視点から | 単独発表 | 2016/08/31 | シュッツ・生活史研究会(京都造形大学、京都市) | 近年のジェンダー/セクシュアリティ論は、社会構築主義に依拠しながらも、セクシュアリティが「身体の生殖性」にもとづく欲望であるという前提を温存してきた。フロイトの精神分析はこの見方を根本から覆すような、独自のセクシュアリティ概念を中心軸として構成された思想であり、このような現状に対して新たな展開を導入しうるものであることを論じた(発表時間 40分)。 |
| 7 | [一般発表]セクシュアリティ概念の刷新に向けて―S・フロイトの精神分析の視点から | 単独発表 | 2016/09/30 | 現代社会学研究会(京都大学、京都市) | 近年のジェンダー/セクシュアリティ論は、社会構築主義に依拠しながらも、セクシュアリティが「身体の生殖性」にもとづく欲望であるという前提を温存してきた。フロイトの精神分析はこの見方を根本から覆すような、独自のセクシュアリティ概念を中心軸として構成された思想であり、このような現状に対して新たな展開を導入しうるものであることを論じた(発表時間 40分)。 |
| 8 | [一般発表]セックス/ジェンダー/セクシュアリティの相互関係の再定式化――J・ラプランシュによるフェミニズムの理論的再検討 | 単独発表 | 2016/09/30 | 第89回日本社会学会(於:九州大学、福岡市) | 近年のフェミニズム理論におけるセックス/ジェンダー/セクシュアリティの再検討に対し、J・ラプランシュの精神分析理論がどのような新たな視座を提供しうるかを論じた。とりわけ彼の「誘惑の一般理論」に基づき、ジェンダーが他者からの「割り当て」として到来する過程を検討し、セックスをそのコードと捉える視点の意義を明らかにした(発表時間 15分)。 |
| 9 | [一般発表] Sexuation and Sexuality in Psychoanalysis | 単独発表 | 2017/10/31 | 第90回日本社会学会(於:東京大学、文京区) | 英語のsexualityに対応する二つのドイツ語のターム(SexualitätとGeschlechtlichkeit)が、フロイトのテクストにおいて明確に使い分けられているという事実を示すことで、セクシュアリティを性別化された主体間の関係として捉えないという、非—ジェンダー化されたセクシュアリティの理解が、精神分析のもっとも独創的な着眼であることを論じた(発表時間 15分)。 |
| 10 | [コメンテーター]日本女性学会2024大会シンポジウム「女性学を継承する」ディスカッサント | 単独発表 | 2024/05/31 | 2024年度日本女性学会(於:武蔵大学、練馬区) | 大会メインシンポジウムにて、上野千鶴子氏・佐藤文香氏の講演に対して討論者としてコメントした。両者の講演を踏まえ、第二波フェミニズムと第三波フェミニズムの理論的対立が十分に理解されてこなかったことが、現在のフェミニズムにおける概念的混乱を招いていることを指摘した(発表時間 15分)。 |
| 11 | [招待講演]ジェンダー概念をめぐる混乱を解きほぐす | 単独発表 | 2024/11/30 | 第6回ジェンダー学会議(主催:「学術変革領域(A) 尊厳学の確立」、オンライン開催) | 近年のジェンダー/セクシュアリティ研究は、分析の基本となる用語のレベルで混乱を抱えてきた。本講演ではその理論的問題を整理し、ポスト構造主義フェミニズムが当該領域の理論的到達点と見なされることで、第二波フェミニズムのどのような知見が失われたのかを講演した(発表時間 120分)。 |
| 12 | [一般発表]ジェンダー概念の混乱と『ジェンダーアイデンティティ』 | 単著 | 2025/01/31 | 『マテリアル・ガールズ』合評会(於:武蔵大学、練馬区) | K・ストック『マテリアル・ガールズ フェミニズムにとって現実はなぜ重要か』(慶應義塾大学出版会、2024年)の合評会において、評者としてコメントを行った。本書は「性別」という概念をめぐる社会的混乱を整理する仕事として大きな意義をもつ一方で、第二波フェミニズムの洞察への誤解を含んでもいることを理論的観点から検討した(発表時間 40分)。 |
| 13 | 大会シンポジウム「女性学を継承する」ディスカッサント・コメント | 単著 | 2025/03/31 | 『女性学』vol.32、日本女性学会 | 大会メインシンポジウムにて、上野千鶴子氏・佐藤文香氏の講演に対して討論者としてコメントした内容を報告としてまとめた。講演を踏まえ、第二波フェミニズムと第三波フェミニズムの理論的対立が十分に理解されてこなかったことが、現在のフェミニズムにおける概念的混乱を招いていることを指摘した。5p(pp.47-51) |
| 以上13点 | |||||