大谷大学教育研究業績検索システム
| A 教育業績 | |||
|---|---|---|---|
| 教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | |
| 1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | |||
| 1 | イギリスなどの史料調査先で撮影した動画・画像の活用 | 2016/05/31 ~ | 授業では、史料調査時に撮影した動画・画像を活用し、受講者が歴史研究を身近に感じられるよう試みている。 |
| 2 | コメントペーパーの活用 | 2016/05/31 ~ | 直接講師への質問などはしづらいと感じる学生も多いので、コメントペーパーを書いてもらい、それに応答する形式を取っている。これにより教える側から学生への一方的な講義にならないように意図している。 |
| 3 | 参考文献・資料の充実 | 2016/05/31 ~ | 講義のみで学生に提供できることは限られるため、各自が自己の関心を独力で深めていけるよう、参考図書や関連する映画などの案内を充実させている。 |
| 4 | 博物館利用の促進 | 2016/05/31 ~ | 各自で関心のある展覧会に赴く機会を設けてもらい、それについてのレポートを提出してもらった。 |
| 5 | ゲスト講師の招聘 | 2016/06/30 | 「デザイン」をテーマにした近現代西洋史の講義に、日本郵便の切手デザイナーを招聘し、国内外の切手のデザインの歴史について講義してもらった。 |
| 6 | グループワークの導入 | 2018/07/31 ~ | やや難解な課題でも、複数人で取り組むことで取り組みやすくなるため、4~5人ずつのグループワークを取り入れることがある。グループワークにより、受講者間のコミュニケーションも活発化する。 |
| 7 | 博物館・美術館施設への引率 | 2023/06/30 | 一年生用の演習において、希望する受講者が多かったため美術館に引率し、美術館の学芸員や館長に案内してもらう機会を設けた。 |
| 8 | 定期的な理解度の確認 | 2024/03/31
~ 2024/06/30 |
授業の理解度を確認し、かつ、論述の力を育てるために、何度か授業時間内の論述と次週のフィードバックを行った。 |
| 2 作成した教科書、教材、参考書 | |||
| 1 | パワーポイント作成、授業用資料の配付 | 2018/03/31 ~ | 作成した授業資料を授業に持参してもらっている。資料内には穴埋め部分を作っており、授業中に各自で穴埋めしながらの聴講を促している。 |
| 3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | |||
| 1 | 所属学部でのFD学習会における発表 | 2024/02/13 | 担当授業の一つ「外国書講読」に関する発表を行った。採用したテキスト、授業の形態、学生の様子について報告し、AI利用が高まる昨今における外国書講読の課題について意見を述べた。 |
| 4 その他教育活動上特記すべき事項 | |||
| B 職務実績 | |||
|---|---|---|---|
| 1 | 科学研究費助成事業による研究活動(研究代表者) | 2012/04/01
~ 2014/03/31 |
科学研究費助成事業 特別研究員奨励費「19世紀前半イギリスにおける技術教育政策と産業問題」(研究課題番号:12J10318 2012.4.1〜2014.3.31)の研究代表者として研究を行った。 |
| 2 | 附属研究所等における研究活動(研究分担者) | 2014/04/01
~ 2015/03/31 |
「産業革命期イギリスにおける織物業の再定義」(和光大学総合文化研究所2014年度研究プロジェクト、研究代表者:竹田泉)の研究分担者として研究を遂行した。応募者は、1851年万博カタログの絹織物部門を中心に分析した。 |
| 3 | 研究誌の編集・出版 | 2017/03/31
~ 2021/02/28 |
公営財団法人京都服飾文化研究財団発行の研究誌『Fashion Talks…』(年2回発行)の編集・出版を行った。 |
| 4 | 広報誌の編集・出版 | 2017/03/31
~ 2021/02/28 |
公営財団法人京都服飾文化研究財団発行の広報誌『服をめぐる』(年3回発行)の編集・出版を行った。 |
| 5 | 外部資金による研究活動(研究代表者) | 2018/10/01
~ 2019/09/30 |
松下幸之助記念財団 研究助成「近代イギリスにおける技芸(art)と奢侈――織物に表れる植物文様を手がかりに」の研究代表者として研究を遂行した。 |
| 6 | 博物館の展示企画・研究活動 | 2019/01/28
~ 2019/07/12 |
「服の向こうに見える世界――〈アート〉の軌跡」展(於KCIギャラリー(京都市、公益財団法人京都服飾文化研究財団))を企画し、開催した。18世紀イギリスの絹織物を主な研究対象とし、イギリスやスイス、アメリカの博物館での収蔵品調査や研究会参加、他館キュレーターとの意見交換を行い、京都服飾文化研究財団所蔵の絹織物との比較研究を進めた成果の一部である。 |
| 7 | 科学研究費助成事業による研究活動(研究代表者) | 2020/04/01 ~ | 科学研究費助成事業 若手研究「前工業化時代のデザインの分析――18世紀自然主義様式のイギリス絹織物を中心に」(研究課題番号:20K12875 2020.4.1~2028.3.31予定 産休・育休による中断期間あり)の研究代表者として研究を遂行している。 |
| C 学会等及び社会における主な活動 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | ||||
| 1 | 2011/05/31~ | 政治経済学・経済史学会 | |||
| 2 | 2014/10/31~ | 日本西洋史学会 | |||
| 3 | 2016/11/30~ | 社会経済史学会 | |||
| 4 | 2020/10/31~ | 政治経済学・経済史学会 事務局委員 | |||
| 5 | 2023/10/31~ | 政治経済学・経済史学会 研究委員会委員 | |||
| D 研究活動 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | |
| Ⅰ著書 | |||||
| 以上0点 | |||||
| Ⅱ学術論文 | |||||
| 1 | 19世紀前半イギリスにおける技術教育政策――「デザインの技術」振興の発想をめぐって 査読済 | 単著 | 2014/09/30 | 『歴史と経済』第57巻第1号(政治経済学・経済史学会) | イギリス政府は1837年にデザイン学校(現在のロイヤル・カレッジ・オブ・アート)を設立し、これがイギリスにおける技術教育政策の出発点となった。本論文は、政府によるデザイン学校設立は自由化政策の一環として当時推進され、1820年代に絹製品の輸入禁止政策が撤廃されたことで、イギリスの絹業は壊滅的な影響を受けると考えられ、従来の保護政策に代わってイギリス絹業を育成する政策が必要と訴えられたことを明らかにした。
14頁(16~29頁) 査読あり。 |
| 2 | 近代イギリスにおける織物とデザイン――1851年ロンドン万国博覧会を通じた「趣味」の教育をめぐって (研究プロジェクト 産業革命期イギリスにおける織物業の再定義) 査読済 | 単著 | 2016/02/29 | 『東西南北 : 和光大学総合文化研究所年報 2016』(和光大学総合文化研究所) | まず1851年ロンドン万国博覧会の理念を考察するべく、18世紀から技芸振興や趣味に関する議論が行われていたことと、ロンドン万博がそれらを下地に開催されたことを論じた。次に、ロンドン万博において重要な意匠性の高い織物に関する部門について、万博時に作成された公式カタログをもとに分析した。この部門におけるデザイン学校からの出品物を中心に、技能の高さが表出するデザインが称揚されていたことを指摘した。
16頁(97~112頁) 査読あり。 |
| 3 | 近代イギリスにおける技芸(art)の振興――「デザインの技術」教育の展開過程(博士論文) | 単著 | 2018/02/28 | 東京大学 | イギリスで18世紀後半に技芸振興の基盤が成立した過程を論じ、現代までイギリスの教育制度の底流にあり続ける基本的な発想を捉えたうえで、この発想が19世紀前半にデザイン学校という形で具体化された過程を検討した。さらに、世界初の万国博覧会である1851年のロンドン万博以降、視覚的教育への取り組みにより、多様であった「デザイン」の意味合いの中でも意匠性の重要性が高まる今日の状況が作り出されていったことを指摘した。
総頁数125頁 |
| 4 | 18〜19世紀イギリスにおける“art”と絹織物――「奢侈」の検討を中心に 査読済 | 単著 | 2020/02/29 | 『化学史研究』第47巻第1号(化学史学会) | Maxine Berg著の Luxury & Pleasure in Eighteenth-Century Britain(Oxford University Press, 2007)で論じられている18世紀イギリスでの「新しい半奢侈品」と、いわゆる奢侈品である絹織物との関係を考察した。いずれも当時の“art”(技術・美術)を体現するものとして重要な位置を占めていたこと、18世紀後半の流行の変化に伴って絹織物の中でもリボンなどの小物類が多く生産されるようになり、これらの絹織物はバーグの論じる「新しい半奢侈品」の登場と重なる動きであることを論じた。
15頁(4~18頁) 査読あり。 |
| 以上4点 | |||||
| Ⅲ 口頭発表・その他 | |||||
| 1 | 19世紀前半イギリスにおける技術教育――製品の意匠性をめぐって | 口頭発表 (一般発表) | 2011/09/30 | 政治経済学・経済史学会 2011年度秋季学術大会(於立命館大学、滋賀県草津市) | 先行研究においてイギリスの技術教育については立ち遅れの面が強調されてきたが、実は産業革命期直後の1830年代にすでに技術教育政策が開始されていた。本報告は、いつどのようにして啓蒙・教育の必要性が訴えられるようになったか、その起源を遡究することを課題とした。そのためにイギリス初の政府立技術教育機関とも言われる「デザイン学校(School of Design)」が1837年に設立されたことに着目し、19世紀前半における技術教育の在り方を検討した。
発表時間 50分 |
| 2 | 近代イギリス技術教育政策の思想的根拠の探求――デザイン学校設立をめぐって | 口頭発表 (一般発表) | 2014/09/30 | 政治経済学・経済史学会2014年度秋季学術大会(於青山学院大学、東京都) | イギリス政府をデザイン学校設立(1837年)に導いた思想的背景を明らかにするために、エドマンド・バークの職人観・教育観や、デヴィッド・ヒュームらの「趣味」や「技芸(arts)」に関する18世紀の著作を通して、デザイン学校の教育内容を当時の思想史の文脈から読み解いた。これにより、デザイン学校において描画を中心とする教育内容が重視されたのが、いかなる技術教育観によるものかを考察した。
発表時間 50分 |
| 3 | 近代イギリスにおける人間の技(arts)の捉え方の変容――絹業を中心に | 口頭発表 (一般発表) | 2017/04/30 | 第86回社会経済史学会全国大会(於慶應義塾大学、東京都) | 18世紀から19世紀にかけてのイギリスで、「技術教育」が同質のものとして論じられ展開してきたわけではなく、技術教育に関する言説の変化と共に、人間の技についての捉え方に変遷があったのではないかという仮説を立て、検証した。常に技術教育を進める大きな要因として作用してきた絹業に着目しつつ、人間の技(art)にまつわる言説を通時的に分析していくことで、技術観・技術教育観の変容の様相を明らかにした。
発表時間 45分 |
| 4 | 織りの伝承 | 展覧会評 | 2018/09/30 | 『Fashion Talks...』第8号(京都服飾文化研究財団) | 姫路市立美術館(兵庫県姫路市)において2018年2月10日から3月25日まで開かれた、タピスリー(綴織壁掛)に焦点を当てた企画展示『イメージを織る』展のレビューを寄稿した。
1頁(37頁) |
| 5 | 18~19世紀イギリスにおけるartsと絹織物 | 口頭発表 (シンポジウム) | 2019/05/31 | 2019年度化学史研究発表会(年会)(化学史学会、於立正大学、東京都) | 18~19世紀イギリスの“art”に関連した研究に取り組むイギリス史研究者と共に“art”に関する議論を行い、その成果発表としてシンポジウム「イギリス産業革命とArts:「新奢侈品テーゼ」の検討」(座長:立正大学大野誠)を行った。応募者は、絹織物のデザインと技芸(art)との関連について、当時の絹織物の奢侈品・半奢侈品としての多様性に着目して報告した。
発表時間 30分 発表要旨『化学史研究』第46巻第2号 (2019年6月 2頁(40~41頁)) |
| 6 | 作品解説 | 展覧会図録の作品解説 | 2019/07/31 | 『ドレス・コード?――着る人たちのゲーム』京都服飾文化研究財団 | 『ドレス・コード?――着る人たちのゲーム』展展覧会図録の作品解説を分担執筆した。
26頁(147~156、160、192~198、211~212、215~216、219~222頁) |
| 7 | 小野二郎展によせて | 展覧会評 | 2019/09/30 | 『Fashion Talks...』第10号(京都服飾文化研究財団) | 世田谷美術館(東京都)において2019年4月27日から6月23日まで開かれた、「ある編集者のユートピア 小野二郎:ウィリアム・モリス、晶文社、高山建築学校」展のレビューを寄稿した。
1頁(13頁) |
| 8 | 「服の向こうに見える世界――〈アート〉の軌跡」展 | 展覧会評 | 2019/09/30 | 『Fashion Talks...』
第10号(京都服飾文化研究財団) |
18世紀イギリスの絹織物を主な研究対象とし、イギリスやスイス、アメリカの博物館での収蔵品調査や研究会参加、他館キュレーターとの意見交換を行いつつ、京都服飾文化研究財団所蔵の絹織物との比較研究を進めた成果の一部を発表した展覧会の閉幕後、その成果と課題について執筆した。
2頁(40~41頁) |
| 9 | アリソン・マシューズ・デーヴィッド『死を招くファッション』化学同人、2019年 | 書評 | 2020/08/31 | 『化学史研究』第47巻第3号(化学史学会) | 服飾史家アリソン・マシューズ・デーヴィッドの著書『死を招くファッション』の書評を執筆した。ファッションと持続可能性の問題を考えるうえで重要な書物であり、また、人文社会科学に留まらず化学、保存科学などの研究者と共に専門の垣根を超えて史料を分析し新たな歴史像を提示している点を指摘した。
3頁(144-146頁) |
| 10 | 織機 | 分担執筆 | 2022/12/31 | 日本18世紀学会 啓蒙思想の百科事典編集委員会 編 『啓蒙思想の百科事典』丸善出版 | 「第3章 科学と技術」内、「織機」の項目を執筆した。ヨーロッパ史で「啓蒙の時代」と言われる18世紀において織機は大きく注目された。本項目では、18世紀ヨーロッパにおける織機について論じたのち、当時の上流階級の衣装となる織物製作に欠かせなかった「空引機」、技術史上大きな役割を果たした「ジャカード機構」、イギリス産業革命を牽引した「飛び杼」について記述した。
2頁(314-315頁) |
| 以上10点 | |||||