大谷大学教育研究業績管理システム

業績管理システム webマニュアル

概要

業績管理システムとは

  • 研究者の研究業績や教育上の業績を管理/出力しやすいようにオンラインデータベース化したものです。
  • 研究者が更新した業績はオンライン上の検索システム「大谷大学教育研究業績検索システム」によって外部公開されています。
  • 本システムの利用には利用可能なOUNETアカウントが必要となります。

ログイン

  • ログインにはOUNETアカウントをご利用ください。UNIVERSAL PASSPORでご利用されているものと同じものです。
  • 従来の専用IDとパスワードによるログイン方式は利用できなくなっております。

マニュアルについて

  • このマニュアルは研究者自身が自身の業績データを本システム上で管理するための手引きとなるものです。
  • ページ上部にあるカテゴリタブをクリックすると該当するマニュアルが表示されます。
  • 他のマニュアルはログイン後にトップページより確認することができます

動作環境

  • 当システムはサーバー上で動作し、利用はWebブラウザで行います。
  • 一般的なブラウザで問題なく動作しますが、異字体や特殊な漢字などを表示するためにブラウザでの表示に 原ノ味明朝Noto Serif Japaneseを指定しています。
  • 該当フォントがお使いのシステムにインストールされていない場合は異字体や特殊な漢字などが別の漢字として表示されたり、全く表示されなかったりする場合がありますが、これらの文字をご利用にならない場合は特に問題はありません。詳細につきましては 書体についての「異字体」の項をご覧ください。
個人情報の取り扱い
当システムのサーバー上に保存されている個人情報は、「氏名」「かな」「科学研究費助成事業研究者番号」「OUNETアカウント」のみとなっており、パスワード等の認証情報は保存されておりません。
ユーザー個人と関連付けた情報として「業績データ」「エラーログ」「クエリログ」「ログイン履歴」を保存しています。
研究者が保存した個人情報、業績データはWEBサイト「大谷大学教育研究業績検索システム」を通じて、個人情報は「氏名」「かな」のみ、業績データはその研究者の関連情報として一般公開されています。
これら「氏名」「かな」の個人情報、研究者関連情報の業績データのWEBサイトでの提供にご承諾いただけない場合は「大谷大学教育研究業績検索システム」での検索対象から除外し非掲載とすることも可能ですのでご相談ください。
Cookieについて
当システムではユーザーのログイン状態を保存し、セッションを維持する目的でのみCookieを利用しています。
セッションCookieはブラウザが終了するまでの期間保存され、第三者への提供などはありません。
Cookie利用に承諾いただけない場合はログイン状態を維持するのが困難なためご利用いただけません。

その他

システムエラーなど
利用時に業績データや研究者情報の更新時、PDF出力時にエラーが発生する場合があります。
多くの場合はエラーコードやエラーIDが表示されていますのでお問い合わせの際に合わせてご連頂けますとスムーズに対応できます。
以下はPDF出力時にエラーが発生し、エラーIDが表示された例です。
お問い合わせ、ご要望、改善案など
システムやご利用方法に関するお問い合わせは情教育支援部、情報教育支援課、情報チームでお受けしております。
また、システムや利用に関するご意見、ご要望、改善案等もございましたらご連絡いただけますと幸いです。






ログイン

ログイン方法

  • トップページを開くと以下のようなページが表示されます。

    ご利用のOUNETアカウントをを利用してログインしてください。
    従来のIDとパスワードはご利用いただけません。
  • ログインすると以下のようなページが表示されます。

    上部に 業績の出力リンク、各種マニュアルへのリンク、前回のログイン日時などが表示されています。
    右下の「top A B C D」とあるホバーメニューは各業績にジャンプするためのものです。

研究者情報の更新

研究者情報の更新

  • トップページの以下のボタンをクリックすると「研究者情報の編集」画面にジャンプします。

研究者情報の編集

  • 研究者情報の編集画面は以下のようになっています。
  • 編集可能な項目は入力フォームになっていますが、編集できない項目はテキストとして表示されています。
    例えば、「氏名」、「氏名フリガナ」、「科学研究費補助金研究者番号」などはユーザーご自身で変更できますが、OUNETアカウントの項目は変更できません。

編集後の更新

  • 編集後は「更新」ボタンを押すことで情報が更新されます。



業績データの更新

業績データの更新

  • 既存の業績データーに変更があったり、表記の変更をする場合、業績データの変更が可能です。
  • トップページの該当業績の以下のボタンをクリックすると「研究業績の編集」画面に遷移します。

業績データの編集

  • 以下に業績名「サンプル業績」を編集する場合の例を示します。

各項目の詳細

年月日の入力

  • 年月日の入力
    「D 研究活動」などは「開始日時」のみですが、そのほかのカテゴリには年月日の入力項目が複数あります。
    最初の項目はその業績が開始された日時、後の項目は終了した日時を入力します。
    終了日時の右側の というラジオボックスはその業績が継続中である場合にチェックしてください。
    以下のように自動的に 0000-00-00 が入力され、システム内で継続中の業績として処理されます。

編集後の更新

  • 編集後は「更新」ボタンを押すことで情報が更新されます。





業績種別の変更(移動)

業績種別の変更(移動)とは

  • 業績データーの更新や区分の変更などの理由で既存の業績データの種別やカテゴリを変更する必要が生じた場合に、業績データーの種別を変更(移動)することが可能です。
  • 例えば、「職務上の実績」を「教育実践上の主な業績」に変更(移動)したり、「研究活動」の「著書」を「学術論文」に変更(移動)する場合などに使用します。
  • 移動したい業績の「業績種別の変更」ボタンを押します。

業績種別を変更(移動)する

  • 「業績種別の変更」画面に遷移します。
  • 以下で「サンプル業績」を職務実績に変更する場合の例を示します。
  • 変更(移動)先の項目のチェックボックスを選択し、「移動する」ボタンを押します。
  • 業績が更新されトップページに戻ります。以下のように業績種別が変更されているのが確認できます。

業績種別の自由記入項目について

  • 変更(移動)先に「研究活動」を選択する場合、副項目を自由入力することが可能です。
  • 例えば、「学術論文」の副項目には「単著」と「共著」があらかじめ選択できるようになっていますが、「修士論文」や「分担執筆」などを副項目としたい場合は「学術論文 その他」の項目に入力することができます。



業績データの並び替え

「口頭発表・その他」項目の並べ替えについて

  • 入力された個別の業績データーは、それぞれの区分内で日時の順に並び替えられて表示されますが、
    「D 研究活動」の「Ⅲ 口頭発表・その他」については、指定した順序で並び替えることができます。
  • 通常、特にこれらの項目を並び替える必要はありませんが、
    「単著・共著・口頭発表の別」に表示される区分やカテゴリ順に並べ替えた状態でPDFに出力したい場合などに変更することができます。

「口頭発表・その他」項目の並び順を変更する

  • 並び順は項目をドラッグアンドドロップで入れ替えることが可能です。
  • 以下の例は二番目の業績「クメール」を一番前に持ってくる場合の例を示したものです。
  • 項目にマウスカーソル合わせるとマウスカーソルが通常のものとは違う十字型のものに変わり、ドラッグできる状態になります。
  • その状態でマウスをクリックするとカーソルのある項目がホールドされた状態になり、移動できる状態になります。
  • 並べ替えたい方向にドラッグします
  • 並べ替えたい位置でドロップします
  • 並べ替えられた状態になりますので、「並び順の保存」ボタンをクリックすると状態が保存されます。

「口頭発表・その他」項目の並び順をリセットする

  • 並び替えた各項目を標準の日時順に並べ替えます。
  • 以下の「並び順のリセット」ボタンをクリックします
  • 確認ダイアログが出現しますので「OK」をクリックすると初期状態に並び替えられます。



業績データの追加

新規業績データの追加

  • 新しい業績データをデータベースに追加します。
  • 以下では「D 研究活動 のⅡ学術論文」に新規項目を追加する場合の例を示します。
  • 追加したい業績の項目の下にある「新規追加」ボタンをクリックします。
  • 以下のような新規追加画面に遷移します。
  • 各項目を入力後「追加」ボタンを押すと項目が追加されます。

各項目の詳細

  • 業績の種別によって表示される項目に違いがあります。
  • 各項目の詳細については 教育研究業績書作成の手引をご覧ください。
  • 編集画面上の各「書体ボタン」については 書体についてをご覧ください。

年月日の入力

  • 年月日の入力
    「D 研究活動」などは「開始日時」のみですが、そのほかのカテゴリには年月日の入力項目が複数あります。
    最初の項目はその業績が開始された日時、後の項目は終了した日時を入力します。
    終了日時の右側の というラジオボックスはその業績が継続中である場合にチェックしてください。
    以下のように自動的に 0000-00-00 が入力され、システム内で継続中の業績として処理されます。



業績の出力

業績データーの出力と印刷画面の表示

  • ユーザーの全業績データのリストを印刷に適した表示と三種類のフォーマットで出力することができます。
  • トップページ画面上部の左側にある四つのボタンがそれぞれぞれの出力に対応しています。

印刷画面の表示

  • 「印刷画面の表示」ボタンを押すと新規ウィンドウで「印刷画面」が表示されます。
  • 簡易的な印刷に適したボタンやメニューのない研究業績書に近いフォーマットで表示できます。
  • 印刷時にはweb表示に適した背景が消え、印刷物に適したフォーマットになるように調整しています。

PDFで出力する

  • 「PDFで出力する」ボタンを押すと全業績をPDFとして出力することができます。
  • ボタンを押すと新規ウィンドウが開きPDF出力までのおおよその時間が表示されます
  • 処理時間は業績の件数に応じて自動的に計算していますが、多言語利用の場合は読み込むフォントや処理が多くなるために多少前後します。
  • 出力処理が終了すると以下のような画面に遷移します。
    以下の部分が出力されたPDFへのリンクになっています。
文書の日付、出力範囲の設定
PDF出力後、文書に作成日として記載される日付と出力される業績の日付の範囲を指定して再出力できます。
以下の箇所に該当日時を入力し、「再出力」ボタンを押すとPDFが再作成されます。
文書の日付の変更
以下のように文書の日付を変更して出力するとPDF内の文書作成日時は指定されたものになります。

CSVファイルで出力する

CSVファイルの出力
表計算やデータベースソフトで使用される、汎用性の高い「CSVファイル」形式で出力します。
「CSVで出力する」ボタンを押すと全業績をCSVとして出力することができます
CSVファイルはブラウザの設定によって自動的に開くかダウンロードされます。
以下はMicrosoft Edgeで自動的にダウンロードされた例です。

xmlファイルで出力する

xmlファイルの出力
researchmapや各種webAPIで利用されることの多いxml形式で出力します。
以下の「XMLで出力」ボタンを押すとブラウザの新規ウィンドウが開きます。
以下のようにXMLデータがブラウザに直接出力されます。
xmlファイルの保存
XMLデータを保存する場合はブラウザのメニューから保存してください。
以下はMicrosoft Edgeで右クリックメニューから保存する例です




書体/文字

業績管理システムで利用できる文字と書体について

業績管理システムで利用できる文字
業績管理システムは文字データを「unicode」で保存しています。
基本的にブラウザで表示される文字列はすべてPDF出力においても使用可能です。
複数書字方向対応
左から右に書く日本語、英語、韓国語などのLTRだけでなく、右から左へと書くアラビア語やヘブライ語などのRTLにも対応しており、両者を混在させて利用することができます。
以下はヘブライ文字の詩句とその日本語訳を併記した例です。
複数言語対応
本システムではPDF出力に際して以下の言語/文字に対応しています。
日本語
韓国語(ハングル、ハンジャ)
中国語簡体字
中国語繁体字
キリル文字
デーヴァナーガリー文字
ギリシャ文字
タイ文字
チベット文字
グルムキー文字
ジャワ文字
絵文字
シンハラ文字
クメール文字
ヘブライ文字
ベンガル文字
アラビア文字
CJK文字対応
unicodeで表記される中国語、日本語、韓国語(Hanja)の漢字、いわゆるCJK文字には同じ漢字でも文字コードが異なっていたり、同じ文字コードでも言語によって字形が違う文字が存在します。
本システムは基本的にCJK文字のすべてに対応していますが、「日本語」を優先言語として利用しているため、ブラウザ上で中国語の繁体字や簡体字が表示されていてもPDF変換の際にすべて日本語の漢字の書体として処理されてしまう場合があります。
以下はブラウザでは表示されるものの、PDFでは日本語として扱われて簡体字の一部が出力されない例、
日本語、繁体字、簡体字で同じコードを使う文字がブラウザ上でもPDF上でもすべて日本語として同じ文字で扱われている例です。
簡体字形、繁体字形の指定
PDF出力時に日本語と扱われないようにするために、業績データの「名称」と「概要」の項目では任意の文字列を繁体字や簡体字として指定することができます。
業績データーの編集や追加画面に以下のような「繁体字」「簡体字」のボタンがあり、PDF変換時にシステムが両字体の区別に使うためのタグを挿入することができます。
以下はPDFで出力されなかった「簡体字 大展宏图,财源广进!」と「图 」「义 」を簡体字として指定し、すべて日本語の漢字として扱われていた「今 」の二番目を繁体字に、三番目を繁体字として指定した例です。
このように簡体字、繁体字を指定した状態でPDF出力すると、指定した箇所にそれぞれの文字のフォントが適用されて出力されます。
フォントスタイルや装飾の指定
業績データの概要項目では、BoldやItaricのフォントスタイルと、Underlineの文字装飾がお使いいただけます。
以下の例は「Bold」ボタンで「tot」にBold書体、「Itaric」ボタンで「revoyais」にItaric書体、「Underline」ボタンで「gyre」にunderlineの文字装飾を行う例です。
以下のように出力されたpdfでは各書体と文字装飾が反映されています。

異字体
本システムでは基礎文字と異字体セレクタで構成されたいわゆる「異字体シーケンス」による異字体を表示するためにブラウザでの表示に原ノ味明朝Noto Serif Japaneseをhtml内のスタイルシートでfont-familyとして指定しています。
原ノ味明朝とNoto Serif CJKがインストールされた環境では多くの異字体を扱うことができます。
システム内のデータベースもこの異字体を含む文字コード体系に対応しており、異字体を基礎文字に変換されることなく扱うことができるようになっています。
PDFでの出力にも同様に原ノ味明朝を利用しており、システムで扱われる異字体を問題なく出力することが可能です。
以下の例はブラウザ、PDF出力共に多くの環境では同じ文字として表示される「葛」と「葛󠄀」や「禰󠄀」と「禰」を別の漢字として表示/出力した例です。