教育研究業績の一覧

光川 眞翔
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 学生の理解度に配慮した教育 2018-04-00 ~ 学生の理解度を授業のなかで確かめ、正しく授業を理解できているかを把握したうえで、授業をすすめた。その際に、小レポートなどを実施した。
2 作成した教科書、教材、参考書
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
B 職務実績
1 大谷大学貫練学寮寮監 2010-04-00
~2012-03-00
大谷大学貫練学寮の運営や運営に関する事務。並びに寮生への指導等。
2 大谷大学真宗総合研究所研究補助員(RA) 2013-04-00
~2014-03-00
指定研究「国際仏教研究」英米班での研究補助並びに事務の補佐。
3 真宗大谷派教学研究所(助手) 2014-04-00
~2018-03-00
全体研究「同朋会運動」研究班における研究業務並びに研修業務、編集作業等。
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2010-06-00~0000-00-00 真宗連合学会
2 2010-12-00~0000-00-00 真宗教学学会
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
以上0点
Ⅱ学術論文
1 「選択本願」開示の意義単著 2012-12-00大谷大学大学院『大谷大学大学院研究紀要』第29号 法然が『選択集』で開示した「選択本願」の意義を考察した。法然は「教相章」で衆生が修する「行」そのものに対する問題性を示唆し、「二行章」でその問題に対し「本願の行」という行の質の転換において浄土往生の正行を確かめ、次ぐ「本願章」で本願の行の具体性を法蔵菩薩による名号の選択に見出す。この「選択」によって衆生の仏道が成立する。よって「選択本願」は一切衆生に開かれた仏道を開示することを確かめた。
掲載頁数30頁(59頁~88頁)
2 浄土宗独立における師資相承の考察―浄土五祖を通して―単著 2013-06-00真宗教学学会『真宗教学研究』第34号 『選択集』「教相章」で明らかにされている浄土宗の師資相承を、八宗の理解や浄土五祖を通して考察した。法然は、批判を通しながら浄土宗における師資相承を「捨聖帰浄」の一向専念無量寿仏の系譜、すなわち選択本願念仏の系譜に確かめて統一する。しかもそれは、浄土往生の先達として「行証の人」に確かめられている。このことから、立宗における相承は教法の伝授のみに留まらず、具体的に「人」にあることを論述した。
掲載頁数17頁(37頁~53頁)
3 弥陀の別願―法然の視座を通して―単著 2013-12-00日本印度学仏教学会『印度学仏教学研究』第62巻第1号 『選択集』「本願章」における法然の「弥陀の別願」理解を考察した。その際に、釈迦の願と薬師の願を考慮しながら弥陀別願の意義を検討した。法然は弥陀の別願に具体的な救済の道理を見出し、それを中心にして釈迦・薬師の願と諸仏の位置づけを明らかにした。
掲載頁数4頁(129頁~132頁)
4 浄土宗独立における釈尊観単著 2014-03-00大谷大学真宗学会『親鸞教学』102号 浄土宗独立において法然はいかに教主釈尊を捉えたのかを、貞慶の釈尊観との比較を通じながら考察をしていった。その際、重要になるのが両者の『悲華経』受容の展開である。この両者の違いを見ながら、特に法然の釈尊観の特徴を『選
択集』「念仏付属章」や「八選択」に注目しながら確認した。そこでは、法然が浄土祖師や自己の罪悪と善導の『観経』付属の釈文に依りつつ釈尊の位置づけを確かめていったことを明らかにした。
掲載頁数18頁(27頁~44頁)
5 法然における立教開宗(博士論文)単著 2014-03-00大谷大学 法然における立教開宗の内容を、教判論、本願論、信心論の三つの視点を通して考察したものである。法然は、浄土宗の名のりを、捨聖帰浄の回心を中心にして、各人の上に明らかにし、またそこに伝統を見出す。そして、その名のりは念仏一行の選びの根底にあるもの、すなわち二種深信を根底にして、自身の罪悪への信知と本願乗托の信において具現化するものである。このように、浄土宗はどこまでも一人の上に明らかにされる名のりであることを確認した。

本文字数:約110,000字(165頁)
6 浄土宗独立における信心の位置―法然の三心観をとおして―単著 2015-06-00真宗大谷派教学研究所『教化研究』第 157号 法然の三心観をとおして浄土宗独立における信心の位置を考察したものである。三心「具足」の問題と三心の総体から、法然の三心観を概観した。さらに深心釈と正行の関係に注目して、行信不離であることを論じ、浄土宗という名のりの上において信が重要な位置にあることを確かめた。

本文掲載頁数17頁(197頁~213頁)
7 研究ノート「教区教学研究機関の発足と背景」単著 2017-12-00真宗大谷派教学研究所『教化研究』第161号 真宗大谷派の教区で設立された教学研究機関の発足と背景を考察した。特に北海道教区と東京教区と九州連区の教学研究機関の設立を大谷派で行われた伝道研修会や伝道講究所からの波及をとおして考察した。「掲載頁158頁~171頁」
8 研究ノート「真宗における「帰命」について」単著 2018-06-00真宗大谷派教学研究所『教化研究』第162号 さまざまな「帰命」の解釈を整理し、真宗における「帰命」の了解を確かめた。
〔掲載頁174頁~183頁〕
9 「真宗と認知症」試論単著 2018-06-00真宗大谷派教学研究所『教化研究』第162号 認知症による周辺症状の徘徊と認知症の名称変遷を通して、真宗における「浄土」の教説を尋ねることで、現代の問題を考察した。〔掲載頁122頁~134頁〕
※下記、「Ⅲ 口頭発表」の5の発表内容に加筆訂正をおこない論文化した。
以上9点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 『選択本願念仏集』の意義―「行巻」所引『選択集』の題号並びに選号を通して―口頭発表(一般発表) 2010-12-00大谷大学真宗学会2010年度第7回例会
(大谷大学真宗学会)
『教行信証』「行巻」所引の『選択集』の文について、題号と選号を通して、そのように親鸞がおさえているかを考察した。そこでは特に、「行巻」標挙の文と大行という観点から、浄土宗興行の意味を確かめていった。その結果、凡夫救済の唯一の仏道としての浄土宗興行を大行の歴史上におさえていったのではないかという結論に至った。
発表時間30分
2 浄土の血脈―浄土宗独立における師資相承の考察―口頭発表(一般発表) 2011-06-00大谷大学真宗学会2011年度第1回例会
(大谷大学真宗学会)
浄土宗独立における師資相承の課題を考察した。その中で、注目したのが「教相章」の表章の文に掲げられている「捨聖道門」と「帰浄土門」の法然の選びである。また、その「帰浄土門」の選びにおいて徹底化される「一向專修」の在り方が、善導を中心にして見出される。そこに法然の浄土宗における師資相承を統一していく視点がある。結論は、浄土宗の師資相承は限定的ではなく、広く「浄土の血脈」として見出されるものであることを確かめた。
発表時間30分
3 浄土宗独立における師資相承の考察―浄土五祖を通して―口頭発表(一般発表) 2012-07-00第19回「真宗大谷派真宗教学大会(真宗教学学会) 上記Ⅱの2の学術論文「浄土宗独立における師資相承の考察―浄土五祖を通して―」の口頭発表。
発表時間20分
4 弥陀の別願―法然の視座を通して―口頭発表(一般発表) 2013-08-00日本印度学仏教学会第64回学術大会(日本印度学仏教学会) 上記Ⅱの3の学術論文「弥陀の別願―法然の視座を通して―」の口頭発表
発表時間20分
5 「真宗と認知症」試論口頭発表(一般発表) 2017-09-00第24回「真宗大谷派真宗教学大会」(真宗教学学会) 現代における認知症の問題を真宗の教説、特に浄土観をたずねていくことを通して考察した。認知症による周辺症状の徘徊の症例(夕暮れ時に多いこと、また帰郷欲求が強くなること)を踏まえ、〈西方〉浄土の教説を通して、現代人の帰すべき場の喪失という問題点を論じた。また、痴呆症から認知症へという名称の変遷と諸智土と言われる浄土の智を通して、現代社会における知性の危うさについて考察した。
発表時間20分
以上5点

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