教育研究業績の一覧

梶 哲也
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 サンスクリット初級文法勉強会 2015-02-00 ~ 大谷大学博士課程在籍時より継続して、他の先生方、院生とともに春季休みに学部生、院生のサンスクリット初学者を対象に文法の集中勉強会を開催している。
2 「初期仏典を読む」 2018-04-00
~2018-09-00
『遊行経』を講読するにあたって、各エピソードが説かれた場所を地図上に示し、写真で現在の様子などを紹介した。
また漢訳仏典初学者が訓読技術を身につけられるよう、大正大蔵経をもとに訓点付きの資料を作成した。
3 「維摩経を読む」 2018-10-00 ~ 『維摩詰所説経』「弟子品」を読むにあたり、十大弟子それぞれの代表的なエピソードを紹介し、経典の場面や文脈を想定できるようにした。また、授業の際はレスポンスシートを用い、前回の質問事項、不明点などを次の講義で追加説明するなど、学生の理解度に配慮した。
4 「人間学I」 2019-04-00 ~ 釈尊の生涯がどのようなものであったのかを通して仏教の課題とすることを確かめると同時に、現代における様々な事象(トリアージ、脳死臓器移植、出生前診断など)について学生と対話形式の講義を行い、浮かび上がる課題に対して仏教から何を学ぶことができるのかを検討した。
2 作成した教科書、教材、参考書
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
B 職務実績
1 本田技研工業株式会社鈴鹿製作所溶接3モジュール企画室 2006-04-00
~2010-03-00
溶接部門のボディアッセンブリ工程における新機種工程設計を担当(担当機種:インサイト, Fit, CR–Z)
2 大谷大学真宗総合研究所国際仏教研究英米班リサーチアシスタント 2014-04-00
~2018-03-00
真宗総合研究所国際仏教研究英米班の研究補助業務、公開講演会、各種シンポジウムの企画補助および運営
3 光華女子大学短期大学部 非常勤講師 2018-04-01 ~ 必修科目「仏教の人間観」を担当
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2012-04-00~0000-00-00 大谷大学仏教学会
2 2014-04-00~0000-00-00 日本印度学仏教学会
3 2017-07-00~0000-00-00 International Association of Buddhist Studies
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
以上0点
Ⅱ学術論文
1 説一切有部における有漏縁・無漏縁について単著 2015-06-00『佛教学セミナー』第101号
(大谷大学仏教学会)

説一切有部の煩悩論における諸門分別の1つである有漏縁・無漏縁を対象とし、この諸門分別の意図、成立過程、他の諸門分別との関連について研究、考察したものである。結果、この諸門分別は随眠の所縁を決定することを意図し、『品類足論』において成立したものであり、有漏・無漏の定義と関連しつつその分析が深められていったことが明らかになった。
24頁(42頁〜65頁)
2 説一切有部における二種随増について単著 2016-03-00『印度學佛教學研究』第64号第2号
(日本印度学仏教学会)
説一切有部の煩悩論における諸門分別の1つである二種随増を対象とし、その肯定表現は「所縁とするという点で随増する」「相応するという点で随増する」という解釈のみが成立する。また、否定表現に は「所縁としないという点から随増しない」「所縁とするものの随増はしない」と 「相応しないという点から随増しない」「相応するものの随増しない」という全否定と部分否定の各 2 種の解釈があることを明らかにした。
4頁(870頁〜873頁)
3 大マールンキヤ経にみる「随眠」単著 2016-12-00『大谷大学大学院研究紀要』第33号
(大谷大学大学院)
説一切有部の煩悩論においてその体系の基礎をなす「随眠」に関して、その語義解釈は未だ学説が定まっておらず、解釈に様々な課題が残っている。今回とりあげた大マールンキヤ経は、阿含経中でも特に注目すべき「随眠」に関する記述があり、上座部と有部のどちらもがこれに対して註釈をしている。これらについて考察をし、「随眠」の語義解釈に新たな視点を加えた。
21頁(1頁〜21頁)
4 説一切有部における煩悩群について –結・縛・随眠・随煩悩・纒 –単著 2017-12-00『印度學佛教學研究』第66巻第2号
(日本印度学仏教学会)
説一切有部の煩悩論における「結縛随眠随煩悩纒」という定型句を研究対象とし、このフレーズ全体をもって全ての煩悩を対象範囲とすることを『阿毘達磨集異門足論』の記述から論証した。また、フレーズ中の「結」「縛」「随眠」「随煩悩」「纒」という「煩悩」の異名が、それぞれ異なる煩悩を対象範囲とし、その範囲が単に各煩悩群に含まれるか否かによって決定されるのではなく、各異名の意義によっても決まることを明らかにした。
4頁(868頁〜871頁)

5 説一切有部における煩悩論の構造と起点
(学位請求論文)
単著 2018-03-00大谷大学 説一切有部の煩悩論を研究対象とし、その体系の構造と体系化の起点を解明することを試みた。結果、その煩悩論は阿含経典に説かれる様々な煩悩群の包摂関係と、各種の煩悩の異名がもつ固有の意義による煩悩法の分析からなる、重層的な構造を採ることを明らかにした。また、その体系化の起点は、体系の軸である「随眠」の「働いてはいないが未断である」という固有の意義が有部に重視されたことによることを示した。
123頁
以上5点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 On the Groupings of Kleśa in the Sarvāstivāda School口頭発表(一般発表) 0000-00-00XVIIIth Congress of the International Association of Buddhist Studies 説一切有部の煩悩論において「漏」「瀑流」「軛」「取」という4つの煩悩の異名によって括られる煩悩群が「全ての煩悩を包摂する」群としての役割を担うことを明らかにし、その特徴が『阿毘曇心論』以降の有部論書の構成に反映されることを示した。
発表時間=30分
2 説一切有部における有漏縁・無漏縁について口頭発表(一般発表) 2014-07-002014年度第5回
院生発表会
(京都・宗教系大学院連合)
上記Ⅱ. 学術論文1の内容についての発表。
発表時間=20分
発表要旨=『京都・宗教論叢』(京都・宗教系大学院連合)第9号
58頁〜60頁
3 説一切有部における二種随増について口頭発表(一般発表) 2015-09-00日本印度学仏教学会第66回学術大会 上記Ⅱ. 学術論文2の内容についての発表。
発表時間=20分
4 説一切有部における煩悩群について –結・縛・随眠・随煩悩・纒 –口頭発表(一般発表) 2017-09-00日本印度学仏教学会第68回学術大会 上記Ⅱ. 学術論文4の内容についての発表。
発表時間=20分
以上4点

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