教育研究業績の一覧

阿部 友香
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 コメントカードの活用 2013-04-00 ~ 各講義、毎回コメントカードを回収し、次回講義で追加の解説の他、学生からの様々な意見を共有した。また、テーマに応じて学生コメントをword化して配布し、討議の代わりとして意見を提出させた。
2 新聞記事・Web記事の活用
2016-04-00 ~ 社会調査の講義では、社会調査に基づくニュース記事を用いた課題を作成し、身近な事象から分析できるように指導した。
(非常勤講師:京都文教大学「社会調査入門(社会調査士A科目)」、「社会調査方法論(社会調査士B科目)」、仁愛大学「社会学入門(社会調査士A科目)」)
3 レポート出題の工夫 2016-04-00 ~ 家族をテーマとする講義では、介護のシミュレーションをレポート課題とし、高齢化を自身の問題として考察できるよう指導した。また、中間添削・返却を実施し、レポートの構成・記述の仕方も指導した。
(非常勤講師:びわこ成蹊スポーツ大学「高齢化と家族」、京都府立大学「家族社会学」、大谷大学「人と社会」)
4 社会調査の総合的学習指導 2018-09-00 ~ 学生による調査企画から実査、データ処理、成果報告書の作成までの各プロセスにおいて、授業時間外を含めた手厚い指導をおこなった。特にメールやweb学習支援システムを活用し、レジュメや報告書原稿の細かな添削を実施した。
(大谷大学「フィールドワーク1・2」、「社会調査実習」、非常勤講師・仁愛大学「社会調査演習b(社会調査士G科目)」)
2 作成した教科書、教材、参考書
1 講義レジュメの作成 2013-04-00 ~ 各講義とも教科書を使用せず、自作のパワーポイントを用い、これに基づく講義レジュメを作成した。統計資料を紹介する際は別刷りし、学生がグラフを読み解けるように工夫した。レジュメや各種資料は受講生用のwebページで共有し、学生が自主学習に取り組みやすいようにした。
2 映像資料の活用
2016-04-00 ~ ドキュメンタリーなどの映像資料を用いた際は、能動的な視聴を促すために穴埋め形式のプリントを配布したほか、学生の活発な意見を引き出すための問いを提示し、ディスカッションに繋げるようにした。
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
1 国際交流基金の留学生TA 2016-04-00
~2016-07-00
研究テーマの設定や調査のアポイントメントの取り方の他、進学や日常生活上の相談ごとに対して、こまめにメールや面談で指導を行った。
B 職務実績
1 ティーチングアシスタント 2011-04-00
~2011-07-00
京都大学全学共通科目、伊藤公雄教授「性差を科学する」において、通常の講義資料・機材準備、出欠入力の他、試験監督、ゲストスピーカー対応などを行った。
2 ティーチングアシスタント 2012-04-00
~2012-07-00
京都大学全学共通科目、伊藤公雄教授「性差を科学する」において、通常の講義資料・機材準備、出欠入力の他、試験監督、ゲストスピーカー対応などを行った。
3 ティーチングアシスタント 2013-04-00
~2013-07-00
京都大学全学共通科目、伊藤公雄教授「性差を科学する」において、通常の講義資料・機材準備、出欠入力の他、試験監督、ゲストスピーカー対応などを行った。
4 リーディングス出版プロジェクト 2014-04-00 ~ アジア各国の家族研究論文を日本語および英語に翻訳・出版するために、2009年より、収録する日本の文献を選定する会議に参加した。2014年からは日本語版出版の編集補佐として、翻訳原稿の校閲、出版社や海外の原著者への許諾申請等の折衝を担当している。
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2011-03-00~0000-00-00 関西社会学会
2 2011-07-00~0000-00-00 日本村落研究学会
3 2011-09-00~0000-00-00 International Sociological Association RC06
4 2012-06-00~0000-00-00 日本社会学会
5 2013-03-00~0000-00-00 遊佐町史編集委員会
6 2019-01-00~0000-00-00 日本農業史学会
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
以上0点
Ⅱ学術論文
1 地域に送られる単著 2008-03-00『地域にまなぶ 三重県熊野地域から』,関西学院大学社会学部古川研究室・京都大学文学部社会学研究室,第12集 三重県御浜町神木地区調査の報告書。葬送文化の継承と変容について、高齢者、宗教関係者、葬儀業者のそれぞれに対して聞き取り調査を行い、考察した。(総6頁pp.125-130)
2 神木の宮たち共著 2009-03-00『地域にまなぶ 三重県熊野地域から』,関西学院大学社会学部古川研究室・京都大学文学部社会学研究室,第13集 三重県御浜町神木地区における複数の同族への聞き取り調査を行った。①ムラの「最初の7家」とされるイエ、②①とは異なる氏神を祀るイエ、③氏神を持たないイエのそれぞれについて、本分家関係やイエの継承について考察した。(著者)阿部友香、大東勇輝(総6頁pp.132-137)
3 Rethinking agricultural servants: A Case Study of “ie” in Shonai region, Yamagata, Northeastern Japan単著 2012-03-00ASATO Wako ed., Proceedings of the 4th Next Generation Global Workshop, Kyoto University GCOE Program
ASATO Wako ed., Proceedings of the 4th Next Generation Global Workshop, Kyoto University GCOE Program
ASATO Wako ed., Proceedings of the 4th Next Generation Global Workshop, Kyoto University GCOE Program

第2次大戦期~高度経済成長期初期における山形県庄内地方の住み込み農業奉公人を対象に、彼らのイエ・ムラ内の位置づけと、ネットワークについて、奉公経験者と雇い主農家へのインタビューに基づき考察した。奉公人は生家・奉公先のイエ・奉公先のムラという重層的なメンバーシップを持つ存在であった。(総11頁pp.556-566)
4 東北農村における奉公移動の考察―1920~60年代の山形県庄内地方を中心に単著 2012-05-00福谷彬・中山大将・巫靚編『2014年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ報告論文集』 東北農村の人口移動に関する歴史人口学の知見と対比しつつ、奉公人の労働移動をあるイエへの出入りととらえ、年季奉公における移動のプロセスをインタビューから検討した。(総5頁pp.20-24)
5 住み込み労働と地域社会―山形県庄内地方の若勢・めらしを事例に単著 2012-09-00森田次郎編『京都大学グローバルCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成を目指すアジア拠点」 (次世代研究78)』 住込み農業奉公人である若勢・めらしを事例に、生家・奉公先・奉公先のムラと奉公人との関係性、雇い主農家の奉公人獲得ネットワークを「地域」をこえて広がる・取り結ばれる関係ととらえ、考察した。(総11頁pp.4-14)
6 年季農業奉公における出替り交渉―戦中・戦後の山形県庄内地方を事例に―単著 2016-10-00『村落社会研究ジャーナル』第23巻第1号 近世以降最もポピュラーな奉公形態である年季奉公(人)を対象とし、奉公に伴うミクロな交渉過程から、住み込み奉公における移動のメカニズムを明らかにすることを目的とする。奉公先の変更は頻繁に起こり、しばしば引き抜きが伴っていた。これらは奉公人にとっては待遇改善のチャンスであった。また、農家同士も互いに配慮しながら引き抜きをしており、結果として、地域の若い労働力の再分配がなされていた。(総12頁pp.13-24)
以上6点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 はじめに共著 2009-03-00『地域にまなぶ 三重県熊野地域から』,関西学院大学社会学部古川研究室・京都大学文学部社会学研究室,第13集 三重県御浜町神木地区の調査報告書序文。(著者)中森弘樹、阿部友香(総2頁pp.131-132)
2 住み込み農業奉公人を再評価する―山形県庄内地方を事例として―口頭発表 2011-05-00第62回関西社会学会大会(於甲南女子大学) 若勢・めらしのイエ・ムラ内の位置づけと、移動のメカニズムについて、奉公経験者と雇い主農家へのインタビューに基づき考察した。奉公人の報酬は親が受け取り、イエの制約下での労働ではあった一方、引き抜きが頻繁にあり余剰労働力の単なる放出とは言えない側面があった。また、奉公先のムラにおいては同年代の若者の一員として認識されており、奉公先のイエ内の序列とは異なるメンバーシップを有していた。(25分)
3 非混住化地域における部落会の変容―山形県庄内地方S部落の会計記録・議事録より―口頭発表 2011-10-00第59回日本村落研究学会大会(於熊本県小国町木魂館) 混住化や就業構造の変化といった外的要因の他、村落社会の均衡に変化を促す内的要因、すなわち旧来の部落の自治、共同性のあり方に変更を迫る内的契機を把握するために非混住化地域の事例を分析した。山形県庄内地方S部落部落会の会計記録と議事録から1970年代から現在に至るイエの見立ての変化について考察した。(25分)
4 Rethinking agricultural servants: A Case Study of “ie” in Shonai region, Yamagata, Northeastern Japan口頭発表 2011-11-00the 4th Next Generation Global Workshop, Seoul, Korea 山形県庄内地方における住込み農業奉公人は、生家・奉公先のイエ・奉公先のムラという重層的なメンバーシップを持つ存在であった。また、雇い主農家に着目すると、農家男性は跡継ぎ・婿共に自身のイエの農業経営・労働に専念するのに対し、女性は生家・嫁ぎ先両方との緊密な関係を維持する傾向があり、奉公人獲得の際のネットワーク拡大に寄与していた。

5 地域社会を媒介とする親密圏および公共圏の再編成に関する社会学的研究口頭発表(共同報告) 2012-02-00京都大学グローバルCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成を目指すアジア拠点」2011年度成果報告会(於京都大学) 地域社会の変容を親密圏および公共圏の再編過程ととらえ、現代日本の地域社会を生きる諸個人と、それを取り巻く慣習や社会制度との関係がどのように転換するかを、各メンバーのフィールド調査に基づき考察した。(報告者)北島義和、江南健志、森田次郎、有本尚央、阿部友香(20分)
6 若者としての奉公人と地域教育―山形県庄内地方の若勢・めらしと夜学を事例としてポスター発表 2012-11-00第85回日本社会学会大会(於札幌学院大学) 農村における教育機会の受容のされ方、そしてその実態を住み込み農業奉公人との関係から考察した。聞き取りと小学校の資料の分析から、山形県庄内地方における奉公人は労働契約上はイエの制約下にあるが、一定の権利を尊重される個人としての面もあった。また、こうした環境・意識は地域で広く共有されており、既存の教育システムを柔軟に利用していたことが明らかになった。(120分)
7 若勢と夜間教育講演 2013-04-00遊佐古文書会定期例会(於遊佐町生涯学習センター) 調査地である山形県庄内地方遊佐町の歴史研究会での講演。大正~昭和期の奉公人(若勢)の動向と奉公前、奉公中の教育機会について報告。(60分)
8 若年奉公人の教育機会―山形県庄内地方の夜学を事例に―口頭発表 2013-05-00第64回関西社会学会大会(於大谷大学) 山形県庄内地方における年季住込み奉公人の若勢・めらしを取り上げ、大正~昭和初期の夜間教育と、奉公人たちの労働や生活との関連について考察する。農家への奉公は、いったん低学歴で教育機会から離れ、奉公人本人にとっては口減らし的な無給労働の始まりという側面をもつ。しかし奉公を始めることで再び教育機会を得ていたこと、農家の側もそれをサポートしていたことが明らかになった。(25分)
9 住み込み農業奉公人の主家決定プロセス―山形県庄内地方を事例に―口頭発表 2013-11-00第61回日本村落研究学会大会(於越前市生涯学習センター) 大正期後半から昭和初期の山形県庄内地方における住み込み農業奉公人を対象とし、彼らの奉公先の決定・変更について構造的な要因と奉公先決定時の交渉のプロセスを明らかにするものである。(25分)
10 東北農村における奉公移動の考察―1920~60年代の山形県庄内地方を中心に口頭発表 2014-08-002014年度京都大学南京大学社会学人類学若手ワークショップ(於京都大学) 東北農村の人口移動に関する歴史人口学の知見と対比しつつ、奉公人の労働移動をあるイエへの出入りととらえ、年季奉公における移動のプロセスをインタビューから検討する。調査対象は山形県庄内地方北部の稲作農家における奉公人である。調査より、奉公人の移動には、引き抜きという形での昇給の機会があり、馬耕技術の有無などにより評価されていた。(20分)
11 研究動向 生業・生活空間としての農山漁村地域の課題学術雑誌等又は商業誌における解説、総説 2015-03-00『農業と経済』2015年3月号(第81巻第3号) 2014年1月から12月までに刊行された単行本、学会誌掲載論文を対象に、農村社会問題を「農村をはじめとする地域社会の人とくらしに関する問題」として研究動向を紹介。「地域社会の「再編」」、「ムラの秩序と地域資源」、「農業生産と担い手」、「再生産労働・ケア・医療」のテーマでレビューした。(総4頁pp.108-111)
12 昭和期前半の農業奉公と障害者―山形県庄内地方を事例に―口頭発表 2016-11-002016年比較家族史学会秋季研究大会(於筑波大学東京キャンパス文京校舎) 公的福祉の未熟な時代、農村において障害者は農業労働に吸収されていた。昭和期前半の山形県庄内地方では、奉公の慣習の中で障害者はいかに位置付けられていたのかを事例から検討し、流動性の高い奉公慣習と個別的な人間関係の中で障害者の雇用・労働が維持されていたことを示した。(30分)
13 農業奉公人としての障害者―昭和期前半の山形県庄内地方を事例に口頭発表 2017-06-00第7回島嶼コミュニティ学会年会 昭和期前半の山形県庄内地方では、奉公の慣習の中で障害者はいかに位置付けられていたのか。知的・発達障害を抱える農業奉公人の事例を検討し、庄内における農業や奉公の一般的な慣習がいかに適用されていたかを明らかにした。(25分)
14 第六十四回村研大会記事学術雑誌等又は商業誌における解説、総説 2017-11-00日本村落研究学会企画・小内純子編『年報村落社会研究53』農山漁村文化協会 2016年に開催された日本村落社会研究学会大会の記録記事。(総5頁pp.287-291)
15 農業奉公における労働を通じた「障害者」の包摂―山形県庄内地方の若勢に着目して口頭発表 2019-03-00日本農業史学会研究報告会  報告者は、2010年から山形県川北地域の高齢者へ聞き取り調査を実施し、奉公経験者や雇い主農家などから昭和期前半の年雇についての語りを収集した。これらの語りには周辺的な・補助的な労働を提供する年雇たちも時折登場する。彼らは現代であれば軽度の知的障害あるいは知的ボーダーと診断される可能性のある人々である。こうした「障害者」年雇の生業はいかに支えられていたのかを、農業労働場面や他の年雇との関係性から考察する。[35分]
16 アクティブ・ラーニング授業報告第7回 2018年度学科科目実践研究「フィールドワーク」成果集共著 2019-03-00大谷大学文学部社会学科 社会学科の「フィールドワークI・II」の授業でおこなわれたフィールド調査の成果報告集。2018年度は13の班がそれぞれのテーマにそって、アンケート調査、聞き取り調査などの手法を用いながら、調査計画立案、実調査、報告書作成などをおこなった。総頁数126頁、担当分:1頁(まえがき)。
17 2018年度社会調査実習報告書ー盆踊りと人のつながり共著 2019-03-00大谷大学文学部社会学科 現代社会学科科目「社会調査実習I・II」の成果報告書。京都市左京区にて聞き取り調査を行い、そのデータをまとめ分析した。総頁数32頁、担当分1頁(p.27, 講評2)および校正。
以上17点

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