教育研究業績の一覧

冨岡 量秀
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 専門の技法4:「BSの活用」 2007-10-04 1年生対象の授業であり、真宗学の基本的学習方法を学ぶことをテーマとしているため、様々な試みを展開している。その一つが、導入としてのブレインストーミングの実施である。本BSの目的は、真宗を考えてゆくキーワードを広げることと、教員と学生、そして学生同士の理解を深める機会としている。そのBSを踏まえて、「私の考える真宗」という小レポートを書かせる。そのレポートを学生自身が他の学生のレポートを読み、評価をし、一番印象に残ったレポートについて、何が良かったのかを具体的に挙げ、感想を書かせた。そのことによって、学生各自が自身を振り返る機会とした。
2 専門の技法4:「プレゼンテーション・スキルの向上」 2007-10-11 専門の技法の大きな柱の一つである、フィールドワークの内容を展開する。まず実際にフィールドワーク(東本願寺)を行う前に、4週に渡って、東本願寺の歴史をグループに分け、各グループのテーマを設定し、調べ、プレゼンテーションを展開する。この目的は、学生自身が資料の収集を実際に行い、内容をまとめ、人にプレゼンテーションするという基本的スキルを習得するために行うものである。そのために本学の総合研究室を有効に活用し、将来の研究展開の場として、各自が研究スキルを習得することのできる場であるという認識を高めることを視野に入れている。
3 専門の技法4:「フィールドワークの実践」 2007-11-08 4週に渡る、事前学習およびプレゼンテーションによって、東本願寺に対する認識を深めた上で、実際に東本願寺にフィールドワークに行く。そのフィールドワークでは、通常では、立ち入れない場所にも入れていただき、学生が東本願寺自身への理解を深めるとともに、歴史の重みを実感することを目的としている。また終了後に、各自が調べてことを踏まえながらレポートを書かせ、本願寺の歴史を実感してもらった。
4 専門の技法4:「習熟度の自己確認」 2007-11-29 漢文を学ぶ授業を展開するにあたり、毎回の習熟度を確認するために、小テストを行っている。その採点にあたっては、学生同士が解答用紙を交換し合い、自己採点する。そのことによって、自身の習熟度に対する認識を高めることを目的としている。
5 専門の技法4:「グループ作業を通しての学習スキルの向上」 2008-01-10 真宗聖教全書所収の『仏説観無量寿経』をテキストとして学んだ箇所を読み、理解し、その内容をグループでまとめプレゼンテーションさせる。そのことによって学生の自主的な学習への参加意欲を高めることと、真宗学の基本的学習スキルを高めることを目的とする。
6 専門の技法4:「自己採点を通してのレポート作成スキルの向上」 2008-01-17 課題としていたレポートを提出させ、その内容について授業内で検討する。具体的には、学生に2種類(基本的内容と応用的内容)のレポートを模範例として示し、自分の提出したレポートと比較検討させる。そして自分のレポートに対する良い点・悪い点を具体的に挙げさせ、自己採点させる。そのことによって、レポートを書くスキルを習得する一助となることを目的とする。
7 専門の技法4:「独自の授業アンケートの実施」 2008-01-17 授業の最後に、専門の技法に対するアンケートを学生に独自に実施する。そのアンケートから、教員が本年度の課題を把握するとともに、来年度への展開を具体的考えてゆく。
8 人間学Ⅰ-22a 2009-04-00
~2010-09-00
本学指定の出席カードの活用。各自の出席カードを作成し、毎時、出欠の別のスタンプを押し、授業の最初に返却し、授業の終わりに提出させている。提出にあたっては、感想を書く欄に、今回の授業で学んだこと、感じたこと、疑問点、聞きたかったことなどを書くように指導している。このカードを各自作成することにより、学生自身の出席状況の把握と自分の学びの振り返りとして活用している。また次回授業時に、質問等に答えるなどフィードバックをしている。
9 仏教と人間Ⅱ 2009-04-00 ~ 本学指定の出席カードの活用。各自の出席カードを作成し、毎時、出欠の別のスタンプを押し、授業の最初に返却し、授業の終わりに提出させている。提出にあたっては、感想を書く欄に、今回の授業で学んだこと、感じたこと、疑問点、聞きたかったことなどを書くように指導している。このカードを各自作成することにより、学生自身の出席状況の把握と自分の学びの振り返りとして活用している。そして次回授業時に、質問等に答えるなどフィードバックをしている。また「実践」を意識した授業内容と構成とすることで、社会・生活と真宗との具体的な結びつきを提示している。
10 人間学Ⅰ-22b 2009-09-00
~2010-03-00
本学指定の出席カードの活用。各自の出席カードを作成し、毎時、出欠の別のスタンプを押し、授業の最初に返却し、授業の終わりに提出させている。提出にあたっては、感想を書く欄に、今回の授業で学んだこと、感じたこと、疑問点、聞きたかったことなどを書くように指導している。このカードを各自作成することにより、学生自身の出席状況の把握と自分の学びの振り返りとして活用している。また次回授業時に、質問等に答えるなどフィードバックをしている。
11 保育内容・環境1-A、1-B 2011-04-00 ~ 本学指定の出席カードの活用。各自の出席カードを作成し、毎時、出欠の別のスタンプを押し、授業の最初に返却し、授業の終わりに提出させている。提出にあたっては、感想を書く欄に、今回の授業で学んだこと、感じたこと、疑問点、聞きたかったことなどを書くように指導している。このカードを各自作成することにより、学生自身の出席状況の把握と自分の学びの振り返りとして活用している。そして次回授業時に、質問等に答えるなどフィードバックをしている。また本科目では、保育者は環境をコーディネートするという視点から、授業を組み立てている。保育実践で実際に関わるであろう、身近な自然環境について、鴨川沿いで実践的授業を展開している。また引率などを想定し、身近な環境への安全配慮なども講義形式ではなく、教室外での授業を多用している。また授業をとおして「アオムシ」、「カブトムシ」の飼育、「トマト」など栽培・収穫などを実際に行い、「生き物・いのち」との触れ合いを具体的に知り、感じ取っていく「力」を机上ではなく、具体的な「学び」となることを意図して、各年度毎に工夫している。
12 仏教と教育(中・高) 2011-09-00 ~ 本授業では、毎年度、実際に教育の現場(中学・高校)に携わっておられる先生をゲストスピーカーとして招聘し、学生自身が具体的な「教師像」をイメージできるようにしている。
13 保育・教職実践演習 2011-09-00 ~ 本授業では、授業の5つの柱に沿った展開をし、それぞれに適した学外の専門家や卒業生(就職して3年目)をゲストスピーカーとして招聘し、学生自身に具体的な学びとなるよう組み立てている。
14 野外活動(集中) 2012-04-00
~2012-09-00
2012年度の野外活動の授業では、学内で基本的な野外活動の学びをするだけではなく、具体的な活動を行った。その活動の内容は、単なる野外活動ではなく、将来の保育実践へと繋がる内容とした。具体的は園児が身近な園外活動の場となっている左大文字でのフィールドワーク。また実際に園(たかつかさ保育園等複数園)の夏合宿(京都・美山や八瀬保育センター等)に参加することで、子ども達の活動、保育者の動き、実践内容、振り返りの仕方を具体的に体験する授業内容としている。
2 作成した教科書、教材、参考書
1 専門の技法4:「漢文文献読解のための独自の学習テキストの作成」 2007-11-22 専門の技法における、もう一つの大きな柱である、漢文文献を読む授業を、以降に展開してゆく。その展開にあたり、漢文を学ぶテキストを本授業の目的に合わせて、独自に作成している。
2 専門の技法4:「『真宗聖教全書』読解のための独自の学習テキストの作成」 2008-04-00
~2009-03-00
真宗学の基本的テキストの一つである真宗聖教全書に慣れるために、独自の学習テキストを作成している。具体的には、読む上での注意事項(例えば旧字体、独特の読み方等)を盛り込んだ内容としている。
3 保育内容・環境および保育・教職実践演習
教材名:保育者は環境コーディネーターだ!
2011-04-00 ~ 保育内容・環境および保育・教職実践演習で活用しているパワーポイント教材である。具体的な環境との関わりと子どもの「学び・そだち」姿を示し、環境コーディネートの重要性を学ぶことを「ねらい」とした教材である。また保育内容・環境(1年次)と保育・教職実践演習(2年次)では、対象となる学生が異なるため、内容をそれぞれに合わせて作成している。また内容は毎年度毎に見直し、リニューアルしている。
4 テキスト「大谷大学で学ぶ―建学の精神―」の作成 2011-04-01
~2014-03-31
大谷大学の建学の精神を学習するテキスト。大谷大学の「建学の精神」をもっとも具体的に表現したのが、初代学長清沢満之の「真宗大学開校の辞」と第三第学長佐々木月樵の「大谷大学樹立の精神」である。前者は真宗大谷派が東京に「大学」を開校した際に語られた言葉であり、後者は1918年に発令された「大学令」に基づく大学として京都への移転を遂げた大谷大学が新しい学制のもとでいかに存立するのかを確認したものである。テキストは学生・教職員全体に対する自校教育資料として新たに開発したものである。全体の編集および14-15頁の「大谷大学樹立の精神(抜粋版)」の注記を担当した。(総頁31)
5 教育実習
教材名:真宗保育ってなあに?
2011-09-00 ~ 教育実習の事前事後指導用のパワーポイント教材である。本学の大切にしている「真宗保育」の基本をわかりやすく、整理した教材である。真宗そして仏教への基本的な整理をとおして、仏教系幼稚園、キリスト教系幼稚園などへの理解を深めていくこと、そして実際の実習時に「大谷大学らしい」実習生として、実習に臨めることを「ねらい」として作成し、毎年度リニューアルさせている。
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
1 社団法人大谷保育協会福井支部研修会講師 2007-05-19 社団法人大谷保育協会福井支部の出講依頼により、真宗保育に関する講義(13:00~14:30の1時間30分)を行った。参加者は、福井支部に所属する園の保育者30名と保護者3名であった。真宗保育に関して、絵本の読み聞かせなどを実際に行いながら、講義した。
2 第51回仏教保育大学講座 2007-08-01 大谷派、本願寺派、興正寺派、仏光寺派の浄土真宗4派合同で行われる仏教保育大学講座へ、真宗大谷派からの出講依頼により指導員として、受講生への指導(4日間で計14時間)に関わる。参加者141名の規模で行われた。大学講座は3泊4日の日程で行われ、真宗保育とは何かを学ぶ講座である。その中で、各指導員が10名程度を担当し、クラス運営と講義および討議を展開した。
3 第5回新任保育者研修会指導員 2007-10-26 社団法人大谷保育協会が主催する第5回新任保育者研修会へ、協会の出講依頼により指導員として、本研修の企画から運営、指導(3日間で9時間30分)に関わる。本研修は、2泊3日の日程で行われた。その中で、テーマを「誕生」と設定し、新任保育者への真宗そのものへの理解と、子ども観や保育観への指導を展開した。
4 社団法人大谷保育協会久留米支部園長・設置者研修会 講師 2008-02-01 社団法人大谷保育協会久留米支部の出講依頼により、「真宗保育について―人間関係という視点から―」と題して、講演(14:30~16:00の1時間30分)した。諸外国の宗教教育の現状から、教育における宗教の必然性を述べた。その上で、真宗保育を展開する上での一つ視点を提示し、具体的な保育者と子どもの関係を整理し提示した。また、2008年度から改訂される幼稚園教育要領と保育所保育指針の読み方についても、一つの視点を提示した。
5 第52回仏教保育大学講座 2008-08-01 大谷派、本願寺派、興正寺派、仏光寺派の浄土真宗4派合同で行われる仏教保育大学講座へ、真宗大谷派からの出講依頼により指導員として、受講生への指導(4日間)に関わる。本年は8月1~4日までの3泊4日の日程で行われた。この講座は、真宗保育とは何かを学ぶ講座である。その中で、保育者が自分自身に目を向け、課題を見つけるように、各指導員が各クラス運営と講義および討議を展開した。
6 第6回新任保育者研修会指導員 2008-10-24
~2008-10-26
社団法人大谷保育協会が主催する第6回新任保育者研修会へ、協会の出講依頼により指導員として、本研修の企画から運営、指導に関わる。本年は、10月24日から26日の、2泊3日の日程で行われた。その中で、テーマを「誕生」と設定し、新任保育者への真宗そのものへの理解と、子ども観や保育観への指導を展開した。
7 (社)大谷保育協会東北連区保育研修会講師 2009-01-07
~2009-01-08
(社)大谷保育協会東北連区の出講依頼により、2009年1月7日~8日にかけて講師として出講した。講義は7日と8日の両日行った。講題は「ともに生きともに育ちあう保育を実践しよう」とした。講義では、絵本を用いて、研修参加者である保育者と課題を共有するよう努めた。またそこからの展開として、真宗保育の基本的な捉え方を、保育実践を通して講義した。そして新『幼稚園教育要領』と新『保育所保育指針』に対する、真宗保育としてのアプローチをいくつか提示することを試みた。
8 (社)大谷保育協会岡崎支部保育従事者研修会講師 2009-01-17 (社)大谷保育協会岡崎支部の出講依頼により、2009年1月17日に講師として出講した。講題は「うやまうってなに?」と題して行った。参加者は129名の保育者であった。講義はパワーポイントを活用し、「うやまう」という難しいテーマをできるだけ身近な問題提起を通して進めた。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
9 社)大谷保育協会岐阜支部保育者研修会講師 2009-05-23 (社)大谷保育協会岐阜支部の出講依頼により、2009年5月23日に講師として出講した。講題は「うやまうってなに?」と題して行った。参加者は100名の保育者であった。講義はパワーポイントを活用し、「真宗保育理念」について、真宗保育の基本的な視点と、「ねらい」をできるだけ身近な問題提起を通して進めた。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
10 真宗大谷派富山教区保育従事者研修会講師 2009-05-30 真宗大谷派の富山教区の出講依頼により、2009年5月30日に講師として出講した。講題は「うやまうってなに?」と題して行った。参加者は50名の保育者であった。講義はパワーポイントを活用し、「うやまう」という難しいテーマをできるだけ身近な問題提起を通して進めた。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
11 (社)大谷保育協会東京支部保育研修会講師 2009-06-06
~2009-06-07
(社)大谷保育協会東京支部の出講依頼により、2009年6月6、7日に講師として出講した。講題は「真宗保育理念―うやまうってなに?」と題して行った。参加者は80名の保育者であった。講義はパワーポイントを活用し、「うやまう」という語源から、生活の中での「うやまう」という問題を取り上げて進めた。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
12 第53回仏教保育大学講座 2009-08-01
~2009-08-04
大谷派、本願寺派、興正寺派、仏光寺派の浄土真宗4派合同で行われる仏教保育大学講座へ、真宗大谷派からの出講依頼により指導員として、受講生への指導(4日間)に関わる。本年は8月1~4日までの3泊4日の日程で行われた。この講座は、真宗保育とは何かを学ぶ講座である。その中で、保育者が自分自身に目を向け、課題を見つけるように、各指導員が各クラス運営と講義および討議を展開した。
13 第7回新任保育者研修会 2009-10-23
~2009-10-25
社団法人大谷保育協会が主催する第7回新任保育者研修会へ、協会の出講依頼により指導員として、本研修の企画から運営、指導に関わる。本年は、10月23日から25日の、2泊3日の日程で行われた。その中で、テーマを「誕生」と設定し、新任保育者への真宗そのものへの理解と、子ども観や保育観への指導を展開した。
14 真宗保育研究会講師 2010-01-23 真宗大谷派の設置する学校連合会が主催する真宗保育研究会(2010.1.22,23)に講師として出講した。出席者は、保育者養成に関わる大学教員25名であり、各宗門の養成機関で共有しておかなければならない真宗保育の理念について、パワーポイントを用いて講演した。対象が大学教員であるために、具体的な養成場面を取り上げながら、理念との関係づけを行った。また今後の学校連合の組織体制と養成に対する取り組みについての提案も行っている。
15 (社)大谷保育協会名古屋支部保育者研修会講師 2010-01-30 (社)大谷保育協会名古屋支部の出講依頼により、2010年1月30日に講師として出講した。講題は「うやまうってなに?」と題して行った。参加者は100名の保育者であった。講義はパワーポイントを活用し、「うやまう」という難しいテーマをできるだけ身近な問題提起を通して進めた。ここでは、諸外国の宗教教育の現状なども具体的に取り上げて、保育実践における宗教性の意義について述べた。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
16 保育心理研究会コーディネーター 2010-01-31 (社)大谷保育協会が認定している保育心理士の学術研究大会においてパネルディスカッションが行われ、コーディネーターとして出講した。パネラーは保育の実践現場で活躍されている4名の先生方に、各現場での事例を話題提供していただき、それらを通してディスカッションを展開した。その実践において、真宗保育の視点が重要であることを、会場の参加者と確認をした。
17 (社)大谷保育協会三条支部保育研修会講師 2010-02-26
~2010-02-27
(社)大谷保育協会三条支部の出講依頼により、2010年2月26日27日に講師として出講した。講題は「うやまうってなに?」と題して行った。参加者は80名の保育者であった。講義はパワーポイントを活用し、「うやまう」という難しいテーマをできるだけ身近な問題提起を通して進めた。ここでは、諸外国の宗教教育の現状なども具体的に取り上げて、保育実践における宗教性の意義について述べた。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
18 (社)大谷保育協会北海道支部保育者研修会講師 2010-03-24
~2010-03-25
(社)大谷保育協会北海道支部の出講依頼により、2010年3月24日25日に講師として出講した。講題は「真宗保育ってなに?」と題して行った。参加者は120名の保育者であった。講義はパワーポイントを活用し、諸外国の宗教教育の現状なども具体的に取り上げて、保育実践における宗教性の意義について述べた。その中でも、「アンチバイアス」というキーワードを用いて、真宗保育にこそ、その視点のあることを講演した。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
19 (社)大谷保育協会鹿児島支部保育研修会講師 2010-05-29
~2010-05-30
(社)大谷保育協会鹿児島支部の出講依頼により、2010年5月29日30日に講師として出講した。講題は「うやまうってなに?」と題して行った。参加者は129名の保育者であった。講義はパワーポイントを活用し、「うやまう」という難しいテーマをできるだけ身近な問題提起を通して進めた。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
20 (社)大谷保育協会東京支部保育者研修大会講師 2010-06-12
~2010-06-13
(社)大谷保育協会東京支部の出講依頼により、2010年6月12日13日に講師として出講した。講題は「うやまうってなに?」と題して行った。参加者は85名の保育者であった。講義はパワーポイントを活用し、幼児教育における宗教性の意義を諸外国の取り組みなどを事例として挙げ、講演した。また「うやまう」というテーマを保育者自身が自分の課題と関係づけるためのワークショップを班別に分かれ、行った。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
21 第54回仏教保育大学講座指導員 2010-08-01
~2010-08-04
大谷派、本願寺派、興正寺派、仏光寺派の浄土真宗4派合同で行われる仏教保育大学講座へ、真宗大谷派からの出講依頼により指導員として、受講生への指導(4日間)に関わる。本年は8月1~4日までの3泊4日の日程で行われた。この講座は、真宗保育とは何かを学ぶ講座である。その中で、保育者が自分自身に目を向け、課題を見つけるように、各指導員が各クラス運営と講義および討議を展開した。
22 真宗保育全国研修大会コーディネーター 2010-08-21
~2010-08-22
(社)大谷保育協会の全国大会が2010年8月21日、22日に東京で行われ、そのパネルディスカッションのコーディネーターとして出講した。パネルディスカッションのメインテーマは「うやまう」であった。パネラーは保育実践の現場に立つ幼稚園・保育園の先生方と真宗学を専門とする大谷大学の教授になっていただき、それぞれの視点で語っていただいた。その中で、真宗保育として大切にすべきことを会場の参加者とともに確認した。
23 第54回仏教保育大学講座 2010-08-21
~2010-08-22
大谷派、本願寺派、興正寺派、仏光寺派の浄土真宗4派合同で行われる仏教保育大学講座へ、真宗大谷派からの出講依頼により指導員として、受講生への指導(4日間)に関わる。本年は8月1~4日までの3泊4日の日程で行われた。この講座は、真宗保育とは何かを学ぶ講座である。その中で、保育者が自分自身に目を向け、課題を見つけるように、各指導員が各クラス運営と講義および討議を展開した。
24 「日曜学校」研修会講師 2010-09-06 真宗大谷派の東京教区で、日曜学校を運営している寺院を対象に研修会が2010年9月6日に行われ、講師として出講した。そこでは、「こども」に対する基本的な眼と姿勢を中心に講演した。また子どもの育ちの過程において、寺院という環境が身近にあることの空間的意義、また社会性の育ちについて講義した。
25 第8回新任保育者研修会 2010-10-22
~2010-10-24
社団法人大谷保育協会が主催する第8回新任保育者研修会へ、協会の出講依頼により指導員として、本研修の企画から運営、指導に関わる。本年は、10月22日から24日の、2泊3日の日程で行われた。その中で、テーマを「誕生」と設定し、新任保育者への真宗そのものへの理解と、子ども観や保育観への指導を展開した。
26 真宗保育研究会 2010-12-10 真宗大谷派学校連会が主催する「真宗保育研究会」において、社団法人大谷保育協会の研修テーマである「うやまうってなあに」について、基本的なテーマ理解と、具体的な研修方法について、パワーポイント教材を使いながら講演した。出席者は、保育者養成に関わる大学教員25名他、宗門関係者であった。
27 (社)大谷保育協会三条支部保育者講習会 2011-02-25 (社)大谷保育協会三条支部の保育者研修会講師として、2/25、/26に出講した。テーマは「うやまうってなに?―保育の中で気がついたこと-」である。パワーポイント教材を使用し、日常的な保育実践の中にある「うやまう」というキーワードを、現場の保育者と共有していく講義とした。出席者は80名であった。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
28 香川県日本仏教保育協会仏教保育講座 2011-05-07 (社)日本仏教保育協会香川支部の仏教保育講座講師として出講した。テーマは「仏教保育の現代的意義」と題して、パワーポイント教材を使って行った。内容は各宗派の仏教保育に通じる視点を重視し、現代的意義を保育実践の事例などを挙げながら、行った。出席者は86名であった。
29 (社)大谷保育協会第24回鹿児島支部保育研修会 2011-06-04
~2011-06-05
(社)大谷保育協会鹿児島支部保育者研修会に6/4、/5の両日出講した。テーマは「真宗保育を考える 伝統の上に現代感覚が息づく保育実践」とし、パワーポイント教材を活用し行った。ここでは真宗保育の現代的意義と実践の方向性について、事例等を挙げながら展開した。出席者は110名であった。またパネルディスカッションを行い、実際の保育者と実践事例をとおして行った。
30 (社)大谷保育協会京都支部新任職員研修会 2011-06-11 (社)大谷保育協会京都支部の新任職員研修会に出講した。講義テーマは「真宗保育を考える 伝統の上に現代感覚が息づく保育実践」とし、パワーポイント教材を活用した。この講義は新任研修ということから、初めて「大谷」そして「真宗保育」にふれる保育者である。できるだけ分かり易く、そして日常的な言葉で、真宗保育の特性について講義した。出席者は55名であった。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。
31 社会福祉法人善照学園職員研修会 2011-06-18 本学の施設実習園でもある社会福祉法人善照学園の職員研修会に出講した。テーマは「真宗保育ってなあに ―伝統の上に現代感覚が息づく保育実践―」として行った。当日は、善照学園と同法人の船坂保育園、新設園であるマイトレーヤ保育園の職員も合同で行った。出席者は30名であった。講義は真宗保育の基本的な視点とその実践的視点を中心に行った。
32 真宗大谷派富山教区第9回真宗保育研修会 2011-06-25 真宗大谷派富山教区で行われる真宗保育研修会に出講した。テーマは「真宗保育ってなに 伝統の上に現代感覚が息づく保育実践」である。ここでは真宗保育の基本理念への視点、そしてなぜ現代の保育実践に必要なのかについて講義した。出席者は35名程度であった。
33 近畿ブロック保育研究集会第3分科会 2011-07-21 滋賀県で行われた近畿ブロック保育研究集会第3分科会に出講した。講義テーマは「子どもの育ちを保障する 保育者の資質向上を図る」というもので、パワーポイントを活用し講義した。これは一般の保育研究会であり、現代の保育者の資質向上の意義、そして向上すべき内容について講義した。出席者は約150名程度であった。
34 (社)日本仏教保育協会第79回夏期保育講習会 2011-07-23 (社)日本仏教保育協会が主催する全国大会・夏期保育講習会に出講した。テーマは「仏教保育をデザインする」と題し、パワーポイント教材を使って行った。本講義は「デザインする」という方法論と仏教園ならではの「環境づくり」という視点で行った。出席者は250名であった。
35 第55回仏教保育大学講座 2011-08-01
~2011-08-04
大谷派、本願寺派、興正寺派、仏光寺派の浄土真宗4派合同で行われる仏教保育大学講座へ、真宗大谷派からの出講依頼により指導員として、受講生への指導(4日間)に関わる。本年は8月1~4日までの3泊4日の日程で行われた。この講座は、真宗保育とは何かを学ぶ講座である。その中で、保育者が自分自身に目を向け、課題を見つけるように、各指導員が各クラス運営と講義および討議を展開した。
36 第9回新任保育者研修会 2011-10-21
~2011-10-23
公益社団大谷保育協会が主催する第9回新任保育者研修会へ、協会の出講依頼により指導員として、本研修の企画から運営、指導に関わる。本年は、10月21日から23日の、2泊3日の日程で行われた。その中で、テーマを「誕生」と設定し、新任保育者への真宗そのものへの理解と、子ども観や保育観への指導を展開した。
37 学校法人高松学園伊那西高等学校、飯田女子短期大学、飯田女子高等学校 報恩講 2011-11-08
~2011-11-09
学校法人高松学園の報恩講、11/8は伊那西高等学校、11/9は飯田女子短期大学、飯田女子高等学校の3校で行った。報恩講は全校生徒・学生が出席する行事ある。その行事の講演として「真宗 一人ひとりを豊かに育む学び」と題して、パワーポイント教材を使って行った。高校生や大学生への講義であることから、日頃の仏教の学びが、どのように具体的に社会、そして自分自身と関係づけられるのかを、一般的な言葉を使いながら講義した。
38 (社)大谷保育協会京都支部職員研修会 2012-01-21 (社)大谷保育協会京都支部職員研修会に出講した。講義のテーマは「真宗保育が育むもの」と題し、パワーポイント教材を用いて講義した。この研修会はすでに基礎的な「真宗保育」を学んだ保育者が多数であることから、応用編として、保育実践例を取り上げながら講義した。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。出席者は75名であった。
39 (社)大谷保育協会熊本支部 園長・主任者研修会 2012-03-09 (社)大谷保育協会熊本支部の園長・主任者研修会講師として出講した。テーマは「真宗保育カリキュラムの考え方」として、パワーポイント教材を使って講義した。ここでは、真宗保育カリキュラムの特性、そして組み立ての基本的な視点について講義した。講義後、質疑応答などの時間を設け、具体的な議論また応答を行った。出席者は、約30名程度であった。
40 (社)大谷保育協会熊本支部 保育士研修会 2012-03-10 (社)大谷保育協会熊本支部保育士研修会に出講した。テーマは「真宗保育がはぐくむもの」であり、パワーポイントを使って講義した。講義は真宗保育の基本的な視点の確かめと、その具体的な実践の方向性について示した。出席者は約100名程度であった。
41 (社)大谷保育協会熊本支部 保育心理士フォローアップ講座 2012-03-10 (社)大谷保育協会熊本支部保育心理士フォローアップ講座に出講した。テーマは「真宗保育からの環境デザイン―自由なデザイン展開のプロセス―」と題し、パワーポイントを使って講義した。ここでは具体的な園環境のデザインについて講義し、真宗保育はデザインを縛る実践ではなく、自由な発想を支える実践であること。そして自由な発想としての園庭デザインの方向性について講義した。出席者は約100名程度であった。
42 (社)大谷保育協会北海道支部「春の研修大会」 2012-03-26
~2012-03-27
(社)大谷保育協会北海道支部の春の研修大会に3/26、/27の両日出講した。3/26は「真宗保育:本願に生き ともに育ちあう保育実践」というテーマで。そして3/27は「真宗保育カリキュラムの考え方」というテーマで講義した。3/26は真宗保育の理念について、分かり易く、また実践的な内容として抗議した。3/27はその具体的な展開として「カリキュラム作成」の基本的な視点を、それぞれパワーポイント教材を使って講義した。出席者は約110名程度であった。
43 九州連区(公社)大谷保育協会日豊大会 2012-05-19 (公社)大谷保育協会の九州をまとめた連区大会に出講した。出講内容は基調講義とそしてパネルディスカッションのパネラーであった。基調講義は真宗保育理念である「本願に生き ともに育ちあう保育実践」であり、パワーポイントを使って行った。基本的な視点の確認と方向性を中心に講義した。またパネルディスカッションでは、真宗保育の具体的な現代的意義についてコメントした。出席者は約250名程度であった。
44 (社)大谷保育協会京都支部新任職員研修会 2012-05-26 (社)大谷保育協会京都支部の新任職員研修会に出講した。テーマは真宗保育の理念である「本願に生き ともに育ちあう保育」と題し、パワーポイント教材を活用し講義した。ここでは、なぜ真宗保育の理念は「本願に生き ともに育ちあう保育」なのかを、真宗の難解な概念である「本願に生き」ということを一般の保育者・社会人が考えていく視点を提示し、保育実践者としての今後の学びの方向性を示した。また講義終了後、参加者は班別に分かれ、講義内容についてのディスカッションがなされた。その内容を各班は全体会で発表し、その発表に対して、コメントを行った。出席者は50名であった。
45 「真宗本廟子ども奉仕団」スタッフ事前研修会 2012-06-19 毎年行われる真宗本廟(東本願寺)での「子ども奉仕団」のスタッフ研修会に出講した。テーマは「子どもとむきあうこと・・・真宗保育の視点から」と題して、パワーポイントを使って行った。出席者は約40名程度であった。スタッフの子どもと向き合う基本的な姿勢を、中心に、「大人」つまり「あなた」自身の向き合い方が、どれほど影響するのかを、できるだけ細やかに講義した。講義終了後は質疑応答の時間を設け、具体的に応答した。
46 (公益社団法人)大谷保育協会久留米支部保育研修会 2012-06-23 (公社)大谷保育協会久留米支部保育研修会に出講した。講義テーマは「真宗保育の現状と課題」について、パワーポイントを使って行った。講義は、保育を取り巻く現状と真宗保育に対する、従事者とそうでない者との両方の視点を具体的に挙げて、如何に切り結んでいくかを講義した。またその時の課題について具体的に事例を挙げて、示した。出席者は約50名程度であった。
47 学校法人 住道幼稚園 母親講座 2012-07-03 大阪にある学校法人住道幼稚園の母親講座に出講した。テーマは「豊かな育ちを考える」であり、パワーポイントを使って行った。対象が母親であることから、絵本をとりあげて、そこにある豊かな「育ち」について講義した。
出席者は約60名程度であった。
48 (社)滋賀県保育協議会 保育士研修会 2012-07-05 (社)滋賀県保育協議会の保育士研修会に出講した。テーマは「保育指針 保育内容と物的環境―園庭の環境デザインの考え方―」と題して講義した。ここでは「保育指針」の保育内容・環境への視点、そして具体的な園庭デザインの方向性について、具体的にデザインしたものを提示ながら講義した。出席者は約300名程度であった。
49 第56回仏教保育大学講座 2012-08-01
~2012-08-04
大谷派、本願寺派、興正寺派、仏光寺派の浄土真宗4派合同で行われる仏教保育大学講座へ、真宗大谷派からの出講依頼により指導員として、受講生への指導(4日間)に関わる。本年は8月1~4日までの3泊4日の日程で行われた。この講座は、真宗保育とは何かを学ぶ講座である。その中で、保育者が自分自身に目を向け、課題を見つけるように、各指導員が各クラス運営と講義および討議を展開した。
50 (公益社団法人)日本仏教保育協会第32回全国仏教保育栃木大会第一分科会 2012-08-03 (公益社団法人)日本仏教保育協会の栃木で行われた全国大会に出講した。担当は第一分科会でのパネルディスカッションでの講義と話題提供である。講義は「未来はこども いま問い直される幸せとは ―仏教保育の目指すもの―」と題し、パワーポイントを活用して行った。ここでは仏教保育の基本的な視点とその方向性、そして目指す「幸せ」について、現代的「幸せ感」との異なりとその意義について講義した。出席者は約250名程度であった。
51 (公社)大谷保育協会保育心理士養成講座(京都会場) 2012-08-24 (公社)大谷保育協会認定資格の保育心理士養成講座の講師として出講した。担当科目は「保育人間学」である。講義内容は「保育実践の基盤としての宗教性」とし、パワーポイントを使って行った。ここでは宗教性に対する認識を改めること、そしてそれは誰もが持っていること、保育実践でどのように表出するのかを、具体的に講義した。受講者は約90名程度であった。
52 学校法人新潟大谷学園蒲原幼稚園園内研修会 2012-08-25 新潟県にある学校法人蒲原幼稚園の園内研修会講師として出講した。テーマは真宗保育の実践園であることから「ともに生き ともに育ちあう保育実践」と題し、パワーポイントを使って行った。ここでは現場の先生方の興味関心の高い真宗保育のカリキュラムの組み立てについて、その基本的な視点と展開を講義した。講義終了後、先生方とのディスカッション行い、具体的な事例へのアドバイスとコメントを行った。出席者は20名であった。
53 学校法人新潟大谷学園 蒲原幼稚園保護者講演会 2012-08-25 学校法人蒲原学園の保護者を対象とした講演会に出講した。テーマは「豊かな育ちを考える」で、パワーポイントを使って行った。講義の視点は、現代の子どもがおかれている状況、そしてその課題について講義した。出席者は保護者約20名程度であった。
54 第10回新任保育者研修会 2012-10-26
~2012-10-28
公益社団大谷保育協会が主催する第8回新任保育者研修会へ、協会の出講依頼により指導員として、本研修の企画から運営、指導に関わる。本年は、10月26日から28日の、2泊3日の日程で行われた。その中で、テーマを「誕生」と設定し、新任保育者への真宗そのものへの理解と、子ども観や保育観への指導を展開した。
55 (公社)大谷保育協会加盟園交流研修会 2013-02-25
~2013-02-26
(公社)大谷保育協会の園長・設置者の研修会である「加盟園交流研修会」に出講し、真宗保育の具体的な園内研修会の持ち方と研修内容に案を提示した。真宗大谷派横浜別院で行われ、参加者は40名程度であった。
56 2013年度「真宗保育」に関する研修会 2013-04-01
~2014-03-31
(公益社団)大谷保育協会及び各支部で開かれた真宗保育の研修会に出講し、真宗保育の理念、カリキュラム、具体的行事の組み立て方等について各研修会毎にパワーポイントの資料を作成し、講義した。2013年度の出講は次のとおりである。京都支部新任研修会(2013.5.25、2014.1.25)、保育心理士講座(2013.8.21)、名古屋支部保育者研修会(2013.9.14)、新潟保育者研修会(2013.12.8)、三条支部保育者研修会(2013.3.1)、北海道支部(2014.3.24-25)
57 大阪府大東市教育委員会幼稚園教諭研修会 2013-08-26 大阪・大東市の教育委員会の幼稚園教諭の研修会に出講し、「幼児教育のあり方と願い」という視点で講演した。出席者は80名程度であった。
58 (公益社団)日本仏教保育協会・東京仏教保育ゼミナール 2013-11-07 (公益社団)日本仏教保育協会の東京支部の東京仏教保育ゼミナールに出講し、「仏教保育からのデザインの視点」について、パワーポイントを使い園舎や園庭、そしてカリキュラムデザインについて講演した。
59 真宗保育研究会 2014-01-23
~2014-01-24
真宗大谷派学校連会が主催する「真宗保育研究会」において、助言指導を担当し、基本的なテーマ理解と、具体的な養成校としての取り組みについて講演した。出席者は、保育者養成に関わる大学教員25名他、宗門関係者であった。
60 2014年度「真宗保育」に関する研修会 2014-04-01
~2015-03-31
(公益社団)大谷保育協会及び各支部で開かれた真宗保育の研修会に出講し、真宗保育の理念、カリキュラム、具体的行事の組み立て方等について各研修会毎にパワーポイントの資料を作成し、講義した。2014年度の出講は次のとおりである。京都支部新任研修会(2014.5.31)、東北連区大会(2014.6.14-15)、長崎支部保育者研修会(2014.7.13)、保育心理士講座(2014.8.20)、名古屋支部保育者研修会(2014.9.6、2015.1.31)、(社福)善照学園職員研修会(2014.9.20)、奥羽教区真宗保育研修会(2014.12.20-21)、九州大谷短期大学真宗保育研修会(2015.1.15)、岐阜支部保育者研修会(2015.2.21)、北海道支部(2015.3.24)
61 真宗保育研究会 2015-01-29
~2015-01-30
真宗大谷派学校連会が主催する「真宗保育研究会」において、助言指導を担当し、各発表への視点の提示と真宗保育の基本的なテーマ理解と、具体的な養成校としての取り組みについて講演した。出席者は、保育者養成に関わる大学教員25名他、宗門関係者であった。
62 2015年度「真宗保育」に関する研修会 2015-04-01
~2016-03-31
(公益社団)大谷保育協会及び各支部で開かれた真宗保育の研修会に出講し、真宗保育の理念、カリキュラム、具体的行事の組み立て方等について各研修会毎にパワーポイントの資料を作成し、講義した。2015年度の出講は次のとおりである。大垣支部保育者研修会(2015.5.9)、高田教区保育者研修会(2015.5.23、2015.10.17)、岡崎支部保育者研修会(2015.5.30)、京都支部保育者研修会(2015.6.12)、保育心理士講座(2015.8.19)、名古屋支部保育者研修会(2015.9.12、2016.2.27)、北海道支部(2016.3.24)
63 公益社団法人京都市保育連盟 京都保育研究集会第一分科会 2015-06-02 (公社)京都市保育連盟の京都保育研究集会第1分科会「新たな時代の保育実践〜すべての子どもに向けて」の助言指導として出講した。「運動遊びを通して心と体を育てる」、「街中保育園での昆虫採集活動」という2題の研究発表に対し、今後の保育の方向性と特に保育内容5領域の組み立て・展開という視点から助言指導を行った。
64 真宗保育研究会 2016-02-01
~2016-02-02
真宗大谷派学校連会が主催する「真宗保育研究会」において、助言指導を担当し、各発表への視点の提示と真宗保育の基本的なテーマ理解と、具体的な養成校としての取り組みについて講演した。出席者は、保育者養成に関わる大学教員25名他、宗門関係者であった。
65 2016年度「真宗保育」に関する研修会 2016-04-01 ~ (公益社団)大谷保育協会及び各支部で開かれた真宗保育の研修会に出講し、真宗保育の理念、カリキュラム、具体的行事の組み立て方等について各研修会毎にパワーポイントの資料を作成し、講義した。2016年度の出講は次のとおりである。(社福)正休保育園職員研修会(2016.4.23、2016.9.9、2016.11.25)京都支部保育者研修会(2016.5.7)、山陽支部保育者真宗保育研修会(2016.5.14)、東海連区保育者研修会(2016.6.18)、保育心理士講座(2016.8.17)、(社福)善照学園職員研修会(2016.9.10)、名古屋支部保育者研修会(2016.10.15、2017.2.25出講予定)、幼保連携型認定こども園弘前大谷幼稚園園内研修会(2016.10.20)、仙台支部保育者研修会(2017.1.28出講予定)、北海道支部(2017.3.24出講予定)
66 (公益社団法人)日本仏教保育協会東京支部研修会 2016-07-22 (公益社団法人)日本仏教保育協会東京支部の研修会に出講し、「園環境のデザイン」として、園環境をデザインする上での留意点とポイントを具体的な事例(施工事例等)を示しながら講義した。参加者は200名程度であった。
67 (公益社団法人)日本仏教保育協会全国大会 2016-07-31 福島で行われた(公益社団法人)日本仏教保育協会全国大会において第2分科会に出講し、仏教保育のカリキュラムデザインとして行事の組み立てのその課題について話題提供した。分科会参加者は150名程度であった。
68 京都仏教保育協会第2回研修会 2016-11-12 京都の各宗派の仏教園で構成される協会の第2回研修会に出講し、仏教保育の基本と組み立ての視点について講義した。参加者は40名程度であった。
4 その他教育活動上特記すべき事項
1 「真宗保育カリキュラム」の作成 2007-04-00 ~ 社団法人大谷保育協会に設置されている、研究機関真宗保育研究所へ協会の出講依頼により関わり、具体的な「真宗保育カリキュラム」の作成にむけて研究を展開している。それは真宗保育の理念構築と連動し、真宗保育の独自性と普遍性を提言してゆくものである。また具体的な保育活動への展開を見据え、園の行事への提言や、具体的な子どもへの関与へも提言を展開してゆく。
2 社団法人大谷保育協会の保育者研修の企画立案への参画 2007-04-00 ~ 社団法人大谷保育協会研修部からの出講依頼により、保育者への様々な研修、例えば真宗保育同朋会議、新任研修会、加盟園交流会、表現研修会、主任保育者研修会、全国真宗保育研修大会等の様々な研修会の企画案への提言を行っている。
3 「真宗保育理念」の構築 2007-04-00 ~ 本真宗保育理念会議は、社団法人大谷保育協会、真宗大谷派教育部、大谷大学の三者で構成される会議である。大谷大学からは佐賀枝夏文教授と冨岡量秀(本人)が大谷保育協会からの出講依頼を受け参画している。今までの真宗保育実践を点検し、新たな「真宗保育理念」の構築を明文化してゆく。そのことを通して、加盟園(約550園)との連携を深めると共に、今後の保育者養成の基盤づくりを行う。また、社会に対して真宗保育の意義を明らかにしてゆく。
4 (公社)大谷保育協会京都支部研究委員会 2011-04-00 ~ (公社)大谷保育協会京都支部からの出講依頼により、支部加盟園(幼稚園・保育園)の先生方で構成する毎月1回の研究委員会に真宗保育アドバイザーとして2011年度から出講している。ここでは京都支部の研究活動へのアドバイス、日頃の保育実践に対する真宗保育からのアドバイスを行っている。
5 保育心理士講師 2012-08-00 ~ (公益社団法人)大谷保育協会認定資格「保育心理士」の講師として出講している。担当科目は、「保育人間学」である。ここでは保育心理士の基盤となる「真宗保育」の理念と子どもの学びと育ちに対する視点を、一般の保育者と共有できるような内容としている。



B 職務実績
1 アクティブ&シニアエグゼクティブ都心高層居住研究会報告書 ワーキングスタッフ 1998-04-01
~2000-06-30
株式会社フジタ在職中、一例として石井威望東京大学名誉教授を座長として、東京大学、建設省(現国土交通省)、株式会社フジタ、森ビル株式会社、東京ガス株式会社等を中心した研究会が1999年より発足。その研究会においてワーキング・スタッフとして従事し、報告書の作成・提言を行った。
2 『清沢満之全集』刊行(岩波書店) 真宗総合研究所研究補助員 2002-04-01
~2004-03-31
真宗総合研究所研究補助員として、『清沢満之全集』刊行に関った。
3 聖和大学大学院嘱託助手 2005-04-01
~2006-03-31
聖和大学大学院の嘱託助手として、大学院での授業のサポートおよび大学院運営・事務の補助に関わった。
4 真宗保育研究所 2007-04-00 ~ 社団法人大谷保育協会にある、真宗保育研究所に関わり、具体的な真宗保育カリキュラム作成を2007年4月から現在に至るまで推進している。
5 真宗保育理念構築会議 2007-04-00 ~ 社団法人大谷保育協会の理事、真宗大谷派教育部、大谷大学の三者で構成される会議である。その会議には大谷大学から佐賀枝夏文教授と冨岡量秀(本人)が、大谷保育協会からの出講依頼により参画している。本会議は定期的に開催され、真宗保育理念の構築を2007年4月から現在に至るまで具体的に進めている。
6 保育心理士エリアマネージャー 2007-04-01
~2012-03-31
社団法人大谷保育協会認定の保育心理士('08現在約600名)のエリアマネージャーとして、2007年4月から2012年度末まで、保育心理士の普及と講座に関わっている。
7 真宗総合研究所一般研究「浄土真宗における社会実践展開の再構築―保育・教育・福祉への視座―」研究班研究員(庶務) 2008-04-01
~2010-03-31
2008年度~2010年度まで研究員(庶務)として研究を展開した。
8 真宗総合研究所特別指定研究「真宗同朋会運動研究班」研究員(庶務) 2009-04-01
~2011-03-31
2009年度~2011年度まで研究員(庶務)として研究を展開した。
9 日本乳幼児教育学会編集協力委員委嘱 2010-04-01
~2013-03-31
『乳幼児教育学研究』の編集協力委員
委嘱期間2010年4月1日より3年間
10 大谷中・高等学校特別非常勤講師 2010-04-01
~2012-03-31
2010年度、2011年度と大谷中・高等学校の特別非常勤講師として、宗教科を受け持った。両年度とも、高校3年生の2クラスを担当した。高校生が興味を持ちやすいように、また宗教が人生において重要であることを生徒と一緒に考えることを大切にして授業運営を行った。また宗教に関する書籍だけではなく、さまざまな社会現象や、さまざまな分野の書籍を取り上げて、宗教との関係づけをおこない、幅広い視野を身につけてもらうことに配慮した。
大学からの出講、そして高校3年生ということから、大学への学びの接続を意識して授業を展開した。
11 真宗総合研究所特定研究「建学の精神」教育推進研究班研究員 2011-04-01
~2014-03-31
2011年度~2013年度まで研究員として研究を展開した。
12 枚方市立保育所(宮坂保育所)民営化に係る運営法人選定審査会 2012-09-01
~2013-01-31
副会長。
枚方市立保育所の移管により保育所を設置、運営する社会福祉法人の選定にかかる審査
13 枚方市地域子育て支援拠点等運営法人選定審査会 2012-12-01
~2013-03-31
副会長。
枚方市の運営する子育て支援拠点等の移管により、運営する法人の選定にかかる審査
14 龍谷大学短期大学部非常勤講師「宗教教育」担当 2013-04-01 ~ 龍谷大学短期大学部非常勤講師。担当科目は「宗教教育」であり、真宗保育についての講義を行っている。
15 公益社団法人大谷保育協会参事 2013-06-00 ~ 公益社団法人大谷保育協会の参事として、協会の事業立案・推進に関わっている。
16 枚方市立保育所(北牧野保育所)民営化に係る運営法人選定審査会 2013-09-01
~2014-01-31
副会長。
枚方市立保育所の移管により保育所を設置、運営する社会福祉法人の選定にかかる審査
17 枚方市立保育所(中宮保育所)民営化に係る運営法人選定審査会 2013-09-01
~2014-01-31
副会長。
枚方市立保育所の移管により保育所を設置、運営する社会福祉法人の選定にかかる審査
18 教員免許更新講習講師 2013-10-00 ~ 教員免許更新講習の講師
19 枚方市総合計画審議会委員 2014-04-01
~2016-03-31
枚方市総合計画審議会委員として、第5次枚方市総合計画の策定に関わる。本総合計画は市議会での議決案件であり、市議会議決は2015年12月。2016年度に総合計画に基づく取り組みの推進。
20 枚方市社会福祉審議会本審委員 2014-04-01 ~ 枚方市の社会福祉審議会の委員として、枚方市の社会福祉行政に関わる。
21 枚方市社会福祉審議会児童福祉専門分科会副会長 2014-04-01 ~ 枚方市の社会福祉審議会の中の、特に児童福祉専門分科会委員として、子ども・子育て新制度における枚方市の基準づくりに関わる。
22 枚方市社会福祉審議会子ども・子育て専門分科会委員 2015-10-01 ~ 枚方市の子ども・子育て新制度における枚方市の具体的な取り組みの審議に関わる。
23 枚方市地域子育て支援拠点等運営法人選定審査会副会長 2015-10-01
~2016-02-29
枚方市の子育て支援拠点の運営法人選定に関わる。
24 日本乳幼児教育学会『乳幼児教育学研究』編集協力委員 2016-04-01 ~ 日本乳幼児教育学会の研究紀要である『乳幼児教育学研究』の編集協力委員として、応募論文の査読を担当している。
25 枚方市生涯学習推進審議会委員 2016-10-01 ~ 枚方市の生涯学習推進計画の進捗管理と内容の審議に関わる。
26 枚方市立保育所民営化に係る運営法人選定審査会(走谷保育所)委員 2017-07-31 ~ 会長
枚方市立保育所の移管により保育所を設置、運営する社会福祉法人の選定にかかる審査
27 伊丹市幼児教育ビジョン策定委員会委員 2017-07-31 ~ 副会長
伊丹市の今後の幼児教育の構想・具体的な方策づくりに関わる。
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 2002-08-00~0000-00-00 日本宗教学会 会員
2 2002-08-00~0000-00-00 日本印度学仏教学会 会員
3 2003-04-00~0000-00-00 真宗連合学会 会員
4 2004-06-00~0000-00-00 日本乳幼児教育学会 会員
5 2005-08-00~0000-00-00 国際真宗学会 会員
6 2005-10-00~0000-00-00 教育哲学会 会員
7 2007-04-00~0000-00-00 保育心理士会 会員
8 2007-04-00~0000-00-00 真宗保育研究所
9 2007-04-00~0000-00-00 社団法人大谷保育協会研修部
10 2008-05-00~0000-00-00 日本仏教教育学会 会員
11 2009-07-00~0000-00-00 日本仏教社会福祉学会
12 2010-04-00~0000-00-00 日本保育学会
13 2013-08-00~0000-00-00 (公益社団法人)大谷保育協会 参事
14 2020-06-00~0000-00-00 保育心理士認定委員
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 『実例から学ぶ 子ども福祉学』 共著 2010-04-00保育出版社 『実例から学ぶ 子ども福祉学』の「5-1-3 カリキュラムの特徴」を担当執筆した。ここでは、保育所と幼稚園のカリキュラムの特徴と基本的な考え方について述べている。そして保育園・幼稚園のデイリープログラムを挙げ、具体的にそれぞれの特徴を述べている。
共著者:山根正夫、七木田敦、上村眞生、文屋典子、石坂公俊、久利要子、川上輝昭、山村靖彦、武田英樹、大久保淳子、浅野真己、直島正樹、辰己隆、虹釜和昭、小堀哲郎、白土隆司、吉田祐一郎、千葉喜久也、谷口卓、永野典詞、須永和宏、波田埜英治 栗田喜勝、井上和子、鷲岳覚、増田貴人、稲富眞彦、野井未加、大方美香、佐藤智恵、冨岡量秀、新川泰弘、水内豊和、谷川弘治、松原豊、古屋喜美代、福永博文、伊藤智、吉弘淳一、山川宏和、柴田智世、一ノ瀬有紗、杉谷修一、伊藤利恵、小久保裕美、中島健一朗、上村裕樹、開仁志
[総頁数201頁][本人担当頁111~113頁]
2 同朋会運動の原像 体験告白と解説共編 2014-03-30株式会社 法蔵館 本書は、2009年から2011年の三ヵ年にわたる大谷大学真宗総合研究所の指定研究・真宗同朋会運動研究班の「真宗同朋会運動の求道と獲信の研究」の研究成果をまとめたものである。本書の特徴は、有識者による真宗同朋会運動に対する様々な提言と、実際に信仰に生きた門徒の方々への「聞書」を収録していることである。具体的な信仰内容を鮮明にしていると同時に、客観的・学術的内容となっている。本書は、冨岡量秀を申請者として、2013年度の大谷大学学術刊行物出版助成を得て出版した。
共編者:大谷大学真宗総合研究所真宗同朋会運動研究班(編集担当:冨岡量秀、水島見一)
なお、本書の編集のほか、編者の一員として「あとがき」(総3頁[295頁~297頁])を執筆した。[総頁数297頁]
3 保育実践に生かす 保育内容「環境」共著 2014-03-31保育出版社 『保育実践に生かす保育内容「環境」』の12章「領域「環境」の実践力は、どうやって高めていけばいいの?」の1節「隠れたカリキュラム」を担当した。ここでは「1.隠れたカリキュラムとは」、「2.園の「風」となって漂う隠れたカリキュラム」、「3.保育の質を高める隠れたカリキュラムへの評価と省察の視点」について書いている。
監修:高内正子 編著:上中修 執筆者:中田範子、五十嵐淳子、須永進、高林穂津美、藤代民男、笹川康子、佐々木由美子、矢野正、清水陽子、船田鈴子、堀建治、諸冨眞知子、中野順子、福井広和、並木真理子、高内正子、清水京子、鈴木えり子、森山昌弘、神野茂美、黒澤寿美、岡澤陽子、永渕泰一郎、小倉定枝、菊池達夫、島川武治、田尻由美子、上中修、長谷秀揮、高橋泰道、小礒伸一、武田京子、斎藤健司、濱田彩希、桂木奈巳、向坂幸雄、森元眞紀子、冨岡量秀、森内智子(※目次順)
[総頁数181頁][本人担当頁152~155頁]
4 真宗保育ブックレットシリーズ13『真宗保育をデザインする』単著 2015-07-01公益社団法人大谷保育協会 本書では、幼児教育における育ちと学びの基礎を「不思議さ・関係づけ・敬虔感情」と捉え、子どもの「深い学び」として「科学的な知と宗教的な知」のバランスの重要性を述べている。その学びを育む「協同的な遊び・学び(対話的な学び)」を「ともに生き・ともに育ち合う」関係の構築という視点から幼児教育のカリキュラムデザインを提示している。そして「主体的な学び」の獲得について、親鸞聖人の「学び方」への考察から述べている。さらに領域「環境」の視点から、子どもの豊かな好奇心・探究心そして思考力を育むために、「宗教的情操の育ちと学びをデザインする」、「不思議さの発見・豊かな関係づけ・敬虔感情のデザイン」の指導法の視点について述べている。また文化・伝統行事と日々の教育実践とのつながりを実現する指導法を「仏教行事のデザインの課題」、「事前の取り組み→当日→事後の振り返りのつながり」、「点から線へ、そして面へと広がりと深まりをデザインする」、「「花まつり」を起点とする線的な行事デザイン展開例」でカリキュラムデザインを述べている。子どもの安全で、同時に挑戦的な園環境と環境構成を「アジール的機能」と「つつみ・つつまれるデザイン」として、その組み立て方法を述べている。[総頁数83頁]
5 曽我教学 法蔵菩薩と宿業共著 2016-03-11方丈堂出版 「第二章」に「暗黙知として獲得される「宗教的なもの」の教育的意義−曽我量深の「感応の道理」にみる教育の道理−」と題して執筆した。教育が抱えている課題への分析から、真に「生きる力」の獲得の課題と教師の資質の関係性について述べている。また教育の歴史的課題を清沢満之、沢柳政太郎、広小路亨等の仏教に立脚した教育実践への考察から「仏教における宗教教育」の意義について述べている。水島見一編 執筆者:長谷正當、延塚知道、村山保史、伊東恵深、亀崎真量、上島秀堂、鍵主良敬、冨岡量秀、藤原智、佐々木秀英、安西廉、橋本彰吾、村上良顕[総頁数564頁][本人担当328〜351頁]
6 『保育の理論と実践ーともに育ちあう保育者おめざして』共著 2017-03-31ミネルヴァ書房 本書は、10章立てで構成された保育者養成のテキストであり、現在校正中である。その中の「第1章 先達に学ぶ保育実践と保育のあゆみ」の「第3節 真の「保育」を模索した大正・昭和期」を執筆担当し、「(1)アメリカの新教育運動の影響」として、ジョン・デューイのアメリカにおけるフレーベル主義への批判とデューイの目指した「教育」について、そして日本の幼児教育への影響について述べている。また「(2)日本における「幼稚園」の改革と倉橋惣三」として、倉橋の教育思想と目指した幼児教育の内容について述べている。さらに「保育の歴史秘話」としてコラムを2編執筆している。「コラム1関信三の向き合った課題とフレーベル」では、日本初の幼稚園・東京女子師範学校附属幼稚園の初代園長の関信三を取り上げ、彼の向き合った宗教(真宗)の課題とフレーベル主義への傾倒の背景と意義について述べている。また「コラム3「保育」という言葉にかけた願い」として、「保育」という言葉が使われた歴史的背景の整理とその言葉にかけられた願いについて述べている。共著者:清水陽子、原陽一郎、今津尚子、末嵜雅美、松井尚子、森暢子、渡邊由恵、針間和枝、赤嶺優子、黒田秀樹、永渕美香子、川俣美砂子、重成久美、牧野桂一、井上佳奈、沖本悠生、門田理世(*目次順)
[総頁数202頁][本人担当頁10-13,20,22頁]
7 真宗保育をデザインするⅡーカリキュラム・マネジメントへの視座ー 単著 2018-09-01公益社団法人大谷保育協会 本書は『真宗保育をデザインする』に続くものとして、出版したものである。本書は2017年の「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育保育要領」の改訂(定)を受けて、新たな幼児教育の方向性と連携し、豊かな子どもの育ちと学びを実現するための保育実践のデザイン方法を「カリキュラム・マネジメント」を中心に述べている。[総頁数77頁]
以上7点
Ⅱ学術論文
1 浄土の救済原理に関する考察―場として荘厳される必然性―単著 2003-06-00真宗教学研究第24号 本論文では、浄土には人間の救済の道理として、そして「願生道」という大乗の仏道としての歴史的歩みがあると捉え、展開した。その歩みは、如来の本願に淵源する歩みであり、その本願に立脚した信心の発起において浄土という世界は広開されてきた。ではなぜ浄土なのか。またなぜ浄土は場として荘厳されなければならないのかという課題を通して、衆生の現実相から、衆生にかけられた如来の本願・願いについて推究した。
[総頁数13頁][掲載頁57頁~69頁]
2 『浄土論註』国土荘厳に関する一考察―他者との関係性をめぐって―単著 2004-01-00真宗研究第48輯 我々の救済の「場」として見出された浄土は、法蔵菩薩が我々の救済を願われ、その実現の「場」として「国土」として荘厳された。その浄土の荘厳には、人間存在の根源的な課題が見出されてくるのではないか。このことから本論文では、人間存在が抱える「共に」という課題を、現代社会における他者との関係性の喪失という視点から、浄土が「国土」として荘厳される必然性と救済の道理について推究した。 [総頁数15頁][掲載頁1頁~15頁]
3 観察事例からカリキュラム編成への試み共著 2004-03-00エデュケア第25号
(大阪教育大学大学院研究紀要)
本論文は、保育場面における幼児の「遊び」を関係活動モデルを用いて分析を行うことで、子どもの実際の姿から個々人の保育課題を見出し、遊びの分類リストの再検討を行うことを目的として展開した。具体的には、実際に子どもの姿の観察記録を収集し、共同研究者全員で評価を行い、分類・分析を展開し、このことから現場の保育実践におけるカリキュラム編成における過程の根拠、また今後のカリキュラムの課題を推究した。
[総頁数18頁][掲載頁47頁~64頁]
4 中世日本における「子ども」と「教育」に関する考察―親鸞によるエリート教育批判―単著 2005-12-00聖和大学論集第33号A(教育学系) 本論文では、中世日本に着目し、考察を展開した。なぜならば中世という時代は、現代が見失ってしまった、日本の思想や文化的価値観の諸原型が育まれた時代であり、中世を見直すことによって、我々の無意識のうちに潜在する文化的価値観などを解明する糸口が見出せると考えたからである。また当時の「教育」に対する課題を考察する視点として、親鸞の比叡山批判から、その批判の視点は何を課題として見出されたのかを推究した。
[総頁数9頁][掲載頁203頁~211頁]
5 本願の国土―生きる「場」を開く願生道―単著 2006-12-00大谷大学大学院研究紀要第23号 本論文では、親鸞の宗教的思索の営みを、人間存在の苦悩の因を、自身の「身」の内に徹底して究明する、と同時に「本願成就」の現在性への究明と捉え、「生きる時・末法」と「生きる場・穢土」という、決定的な宗教的自覚への推究から展開した。特に、「生きる場」という真の宗教的世界観の獲得の必然性を課題とし、親鸞が「樹心弘誓仏地」と語る、親鸞の立脚地、また親鸞の歩んだ「願生道」という、大乗の仏道の課題をたずねた。
[総頁数33頁][掲載頁169頁~201頁]
6 願生浄土―真に人間存在を養育する「場」の獲得―
(博士論文)
単著 2008-03-18大谷大学 甲第六十二号 本論文は、学位論文である。本論文では、親鸞の獲得した「顕浄土」の仏道、すなわち「願生浄土」の仏道の歩みは、人間存在を真の願いに目覚め立たせ、「本当に生まれて生きてゆく」意義を満たす歩みの獲得であったと捉え論述を展開する。それは、人間存在を最内奥において、「安養」すなわち「安」んじ、「養」い、「育」む歩みであることを確かめてゆく。この親鸞の獲得した「願生浄土」の仏道を明らかにすることは、現代の教育において課題とされている子ども達の「生きる力」の獲得と、生きてゆく「居場所」の獲得を、真に実現するとは如何なることなのかということを明らかにすることであると考える。なぜならば、子ども達が真に「生きる力」を獲得するとは、「イマ・ココ」に確かな存在としての立脚地の獲得が必須であり、そこに「安」んじ、「養」われ、「育」まれているという確かな実感を獲得することを、存在の最内奥において願っているからである。そのことを子ども達に、「信知」させる「学び」を実践することが、現代の教育における最重要課題であると考える。[総頁数136頁]
7 「願生浄土」の歩みに獲得される浄土の眷属 ―「共に生き、共に育つ」学びの獲得―単著 2008-07-00親鸞教学第92号 本論文では、幼児教育・保育の実践において「共に生き、共に育つ」学びということが、どこで、如何に成り立つのかという問題意識から、論述を展開している。この「共に生き、共に育つ」という言葉は、近年、多くの教育そして保育実践において使われれている言葉である。しかし、この言葉は、大谷保育協会が他に先駆けて、幼児教育・保育実践の願いとしてきたことである。そこで本論文では、真に人間存在が「共に生き、共に育つ」学びを獲得するとは、如何なることなのかということを、親鸞思想によって明らかにしてゆく。そのことを通して、現代の教育・保育の「共に生き、共に育つ」という課題への「求め方」を問い直してゆく。[親鸞教学第92号][総頁数21頁][掲載頁28~48頁]
8 仏教行事がつたえること―真宗保育における「花まつり」の「ねらい」―単著 2010-03-00大谷大学短期大学部 幼児教育保育科研究紀要第11号 本論文では、仏教保育におけるもっともポピュラーな行事である「花まつり」を取り上げ、その行事の大切な意味について論じている。具体的には「花まつり」の基本的な内容と行事例をいくつか取り上げて、その具体的な環境構成や展開について述べている。そのことを通して、保育者が視点としてもつべきことを論じている。
[総頁数7頁][掲載頁19~25頁]
9 真宗保育における「報恩講」の「願い」―宗祖親鸞聖人750回御遠忌にあたって―単著 2011-03-00大谷大学短期大学部 幼児教育保育科研究紀要第12号 本論文では、真宗に学ぶものにとって最も大切な行事である「報恩講」を取り上げ、その意義と行事に込められた「願い」について論じている。具体的な行事の環境面での「しつらえ」を事例を挙げて述べている。行事内容と環境構成は関係づけられてはじめて、意義を持ち、子ども達へも伝わっていくことを中心に論じている。また真宗保育という場の環境が、子どもの育ちにとって意義ある環境であることを提言している。
[総頁数9頁][掲載頁25~33頁]
10 真宗保育を考える
―真宗保育の理念について―
単著 2011-09-01真宗大谷派学校連合会『会報』 本論は真宗大谷派学校連合会主催「真宗保育研究会」での発表内容をもとにした論文である。本論では、真宗保育理念「本願に生き ともに育ちあう」保育実践の意味について。そして「保育」と真宗の切り結びから、子どもの「学びと育ち」への視点を論じている。
[総頁数25頁][掲載頁141頁~165頁]
11 園庭の環境デザインの考え方
―園からの環境ネットワーク・マスタープラン案―
単著 2012-03-15大谷大学短期大学部 幼児教育保育科研究紀要第13号 本論では、街の中の公共スペースとしての子どもの場のデザインという視点で論を展開した。その中で、園として環境が完結することも大事だが、子どものアクティビティ、そして現在大きな課題である地域の環境デザイン創造という視点で環境デザイン案と、環境ネットワーク案を具体的に提示している。
[総頁数9頁][掲載頁11頁~19頁]
12 浄土真宗における社会実践展開の再構築
―保育・教育・福祉への視座―
共著 2012-03-31大谷大学真宗総合研究所研究紀要 第29号 仏教を端緒とする社会実践は数多ある。その中でも浄土真宗系は規模・内容ともに最大である。本研究は、真宗大谷派に立脚した社会的実践、特に保育・教育・福祉の3つの領域における課題を抽出し、改めて仏教から広く社会へ提起することを目的として展開した。本紀要では、3領域の歴史的背景と現状、そして今後への示唆を論じている。
[総頁数22頁][掲載頁1頁~22頁][大谷大学真宗総合研究所研究紀要 第29号]
13 仏教保育の環境デザイン1―子どもの育ちを支えるデザイン・コンセプト展開への視座―単著 2013-03-15大谷大学短期大学部 幼児教育保育科研究紀要第14号 本論では、仏教保育の視点からの園の環境デザインについて論を展開した。その中で、仏教保育の環境デザイン上の子どもの学びと育ちのストーリーの視点から、今回は、園の敷地計画及び空間を「仕切る」という視点からのデザイン・コンセプトについて具体的に環境デザイン案を提示している。
[総頁数8頁][掲載頁41頁~48頁]
14 仏教保育からの環境デザイン試論 ―襖・障子が織り成す「間」からの視座―単著 2013-10-30大谷学報 第93巻第1号(大谷学会) 本論では、仏教保育の視点からの園の環境デザインについて論を展開した。その中で、仏教保育の環境デザイン上の子どもの学びと育ちのストーリーの視点から、また自然環境と生活環境との豊かな連続性とそれを可能にしている日本の伝統的な空間構成要素(襖・障子)の特質に着目している。そして「間」という思想と融合した具体的な空間構造環境デザインの有効性を提示している。[総頁数19頁][掲載頁19頁~37頁]
15 保育環境への飼育・栽培導入の意義を考える ―仏教保育からのセンス・オブ・ワンダーへの視点―単著 2014-03-15大谷大学短期大学部 幼児教育保育科研究紀要第15号 教育基本法第2条には教育の目標として「生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと」と環境教育の重要性が明記された。また学校教育法の第21条には環境教育の重要性から「学校内外における自然体験活動を促進し、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと」という教育目標が付加されたように、子ども達の豊かな育ちと学びにおける、豊かな「環境」創造は必須となっている。その中で仏教保育が育む「センス・オブ・ワンダー」について論述している。[総頁数7頁][掲載頁35頁~41頁]
16 保育内容・環境の指導法に関する研究ー「保育者養成」という共通の基盤に立った協同的取り組みー単著 2015-03-15大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要第16号 本論では、保育内容・環境の指導法について、仏教思想を基盤とした指導法の視点を述べている。具体的には仏教思想からの人間と環境との相互作用の関係性について述べ、現代における幼児教育の「環境を通して行う保育」への課題とその意義について考察を展開している。またその視点からの保育内容・環境の指導内容と、養成校教員相互の協同的アプローチの意義と有効性について論じている。[総頁数7頁][掲載頁19〜25頁]
17 保育内容・環境における「数・量」指導法への視点ー幼児の「数の保存課題」からのアプローチー単著 2017-01-31大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要第18号 本論は、幼稚園教育要領の保育内容・環境における「内容の取り扱い」として挙げられている、「(4)数量や文字などに関しては、日常生活の中で幼児自身の必要性に基づく体験を大切にし、数量や文字などに関する興味や関心、感覚が養われるようにすること。」の指導法について述べている。その中で、領域の保育内容・環境において「数・量」の位置づけの変遷を整理し、現代の幼児教育における子どもの「数・量」概念獲得の意義について述べている。そして具体的な指導法の展開に対して、子どもの論理・数学的知識の発達を把握する、ピアジェの構成論に基づく「数の保存課題」に着目し、その有効性と指導法としての導入について述べている。[総頁数7頁][掲載頁39〜45頁]
18 プロジェクト保育の環境デザイン手法ー子どもの主体的な遊び・活動を保存・展開させて場の創出ー単著 2018-03-10大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要第19号 2013年3月に就学前の子どもたちの育ちと学びの骨格を示す、幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領が改訂(改定)された。この改訂(改定)は我が国の教育改革の起点であり基本となっている。そこで重点をおかれている「主体的・対話的で深い学び」を生み出すうえで「プロジェクト保育」が注目されている。本研究では、子どもたちが「プロジェクト」を展開可能な場をいかに創出するかについて、建築的アプローチからの環境デザインを提案している。その中で子どもの「遊び」を保存し、次へ展開させる上で「中間領域」としての「廊下」の意義とデザイン方法について述べている。
19 大谷大学幼児教育保育科での地域連携型子育て支援における子育て支援と学生の学び共著 2018-03-10大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要第19号 本研究は、大谷大学短期大学部幼児教育保育科がグランドデザインとして位置づけ、京都市と北区といった地域行政の子育て支援事業と連携した子育て支援事業とそこでの学生の実践的な学びについて述べている。本学の子育て支援事業は他の保育者養成校とは異なり、地域と連携した事業となっていることが特徴としてあげられる。その意味で本学の子育て新事業は極めて公共性の高い事業となっている。その事業において、学生の2015〜2017年度の活動内容と学生の意識調査を分析した。その分析から学生自身の学びの具体的な深化が明らかになった。そのことを踏まえ保育者養成校としての子育て支援のあり方について視点を述べている。
20 保育従事者の学びの連続性と資質向上につながる保育者養成課程での学び〜子育て支援事業への関わりと学びの効果〜 共著 2020-03-10大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要第21号 本研究は、大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要第19号に寄稿した論文に続き研究をさらに展開させたものである。大谷大学短期大学部幼児教育保育科は京都市と北区などと地域の子育て支援事業を学生の実践的な学びの場としている。本研究では学生自身の「学びの連続性」の実感に着目し、調査を行った。本調査では本学幼児教育保育科を卒業後3年目の保育者として在職している中から、保育現場かの信頼と評価が高い8名を抽出し、グループインタビューを行った。分析方法は回答を構成に基づいて項目を抽出し、カテゴリー化を行った。その結果、本学での学びを連続させ得る素養を持ち卒業し、現場において保育者として従事する中でさらに研鑽し資質を高めている姿が把握された。そこには学ぶ主体の転換があり、その基軸として在学中の「子育て支援事業」への具体的な関わりが確かにあることが明らかとなったことを述べている。[総頁数7頁][本人担当6頁〜7頁]
21 保育内容・環境におけるICT導入への視座ー子どもの主体的・対話的で深い学びの獲得に向けてー単著 2020-03-10大谷大学短期大学部幼児教育保育科研究紀要第21号 本論では教育現場におけるICT導入の意義と乳幼児期の子どもの育ちと学びの課題について「主体的で対話的で深い学び」の視点から考察した。そして乳幼児期の好奇心から探究心そして思考力の芽生えのプロセスとICTの効果的な導入方法と指導の視点と学びのドキュメンテーションの活用法について述べている。[総頁数7頁]
22 保育心理士の専門性への視座〜「保育人間学」の学び〜単著 2021-03-18大谷大学教育学部教育学科大谷大学乳幼児教育学会研究紀要創刊号 本論では、本学の高度保育者養成の一つの取り組みとして、組み込んだ「保育心理士」の専門性について、特に資格取得の独自科目として(公益社団法人)大谷保育協会が設定している「保育人間学」の学びの視点について述べている。この保育心理士資格の特徴の一つとなっている必修科目「保育人間学Ⅰ・Ⅱ」に対して、本学では開講科目「人間学Ⅰ」と教育学部教育学科必修科目「仏教と教育(初等)」を充当させている。このことは、保育心理士の専門性の根幹には仏教、特に真宗の教え、精神を基盤とする資格であることを意味している。そしてそれは「ほんとう(真)に 大切なこと(宗)は何か?」ということを問い続け、実践し続けるという意味であり、本学らしい専門性を持った資格であることを述べている。
以上22点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 浄土の救済原理に関する考察―場として荘厳される必然性―口頭発表 2002-07-00第9回真宗大谷派教学大会 本発表は、前掲の学術論文(2002年6月発行 真宗教学研究第24号掲載)を左記の真宗大谷派教学大会にて、口頭発表したものである。概要については、前述したものを参照のこと。[発表時間:20分]
2 浄土の救済論理に関する考察―荘厳三種(水・地・虚空)功徳成就の必然性―口頭発表 2003-07-00第10回真宗大谷派教学大会 本発表では、浄土が「なぜ国土として荘厳され、世界観として荘厳されなければならなかったのか」という問題意識から展開した。なぜならば浄土を課題としてゆく場合、「国土」として荘厳されたことが、「浄土の実体化」という課題と深い関りがあると考えたからである。このことから、浄土の十七種国土荘厳功徳成就における、「荘厳三種功徳成就」に着目し、人間存在が「浄土を実体化」してしまう課題について推究を展開した。
[発表時間:20分][真宗教学研究第25号に要旨掲載]
[総頁数3頁][掲載頁170頁~172頁]
3 子どもを育む“場”の論理に関する考察~自己形成(一人とわれらの自覚)を育む“場”とは~口頭発表 2004-12-00第14回日本乳幼児教育学会大会 本発表では、現代社会における“場”の喪失を、人間存在の根源的な意味の喪失と捉え、その“場”の喪失が子どもの自己形成の課題と深い関係性をもつものであるという視点から展開した。このことから、現代社会を“場”の喪失という側面から、人間存在にとって“場”の意味への考察を展開し、“場”獲得によって実現する真の自己形成とは如何なるものなのかについて推究を展開した。
[発表時間:20分]
[日本乳幼児教育学会大会研究発表論文集に掲載]
[総頁数2頁][掲載頁72頁~73頁]

4 子どもと“場”(浄土)の論理に関する研究~乳幼児期にみる大義門功徳成就という課題~口頭発表 2005-07-00第12回真宗大谷派教学大会 本発表では、浄土の十七種国土荘厳功徳成就における「大義門功徳成就」があらゆる全ての人々という課題に対し、「離体譏嫌・離名譏嫌」をもって応えることについて、子ども(乳幼児期)」の遊びという活動の中で展開される他者との関係性と、その保育実践の場における保育者の関りに表出する課題に着目し、展開した。このことから、如何に保育者が子どもと関るか、言葉かけを行うかという課題について推究を展開した。
[発表時間:20分][真宗教学研究第27号に要旨掲載]
[総頁数3頁][掲載頁145頁~147頁]
5 子どもと“場”の論理に関する考察~自己形成(一人とわれらの自覚)を育む“場”とは~口頭発表 2005-09-00第12回国際真宗学会大会 本発表では、現代社会における“場”の喪失を、人間存在の根源的な意味の喪失と捉え、その“場”の喪失が子どもの自己形成の課題と深い関係性をもつものであるという視点から展開した。このことから、子どもの自己形成に対して、親鸞の獲得された「一人(いちにん)とわれら」の自覚という視点から、真の自己形成とは如何なるものか、またそのことを育む“場”の獲得とは如何なる“場”であるのかについて推究を展開した。  
[発表時間:20分][国際真宗学会論文集に要旨掲載]
[総頁数6頁][掲載頁58頁~63頁]
6 真宗の子ども観に関する一考察~願(ねがい)の存在としての乳幼児期の子ども~口頭発表 2006-07-00第13回真宗大谷派教学大会 本発表では、現代社会を人間喪失へと繋がるような意味をもつ、「子ども観」の喪失という課題を抱える社会と捉え、この現代社会において、「真宗の子ども(人間)観」として如何なる視点が見出せるかということから展開した。このことから、「乳幼児期」のもつ、純粋な「生きる」ことへの「願い」と、能動的な「力」への考察、と同時に、「真宗」に立脚した、人間存在の課題への眼差しから、「真宗の子ども観」の推究を展開した。
[発表時間:20分][真宗教学研究第28号に要旨掲載]
[総頁数5頁][掲載頁175頁~179頁]
7 子どもの「自己」という課題と“場”の論理に関する研究~日本思想の基層と空間構造との関係性を視座として~口頭発表 2006-10-00第49回教育哲学会大会 本発表では、日本の生活の“場”の空間構造と日本思想との密接な関係性に着目し、その視点から日本の生活の“場”が如何なる「自己」観を育んだのかについて展開した。このことから、日本の空間構造は、西欧の「我思う、故に我在り」という近代的「自己」観とは全く異質の「自己」観を育み、その根底に、大乗仏教に由る、「間=分けない・分かち難い」という思想があり、この「間」による都市構造の形成について推究した。
[発表時間:20分][教育哲学会大会発表要旨集に掲載]
[総頁数2頁][掲載頁80頁~81頁]
8 遊び単著 2007-05-00真宗 5月号 雑誌『真宗』の「幼児教化のページ 296」に「遊び」というテーマで掲載された。子どもの現代の遊びの状況を概説し、「伝承遊び」の重要性を「かくれんぼう」を取り上げ、述べている。「伝承遊び」には、子どもたち自身が自分たちの文化を築き上げる世界があり、その衰退は自ずと子どもたちの世界の弱体化を意味することを指摘している。
[総頁数1頁][掲載頁50頁]
9 人と自然に深くかかわる園環境づくり ―いなかの事例から“かかわること”を再考する―ラウンドテーブル話題提供者 2007-08-19日本乳幼児教育学会第17回大会 幼稚園教育においては「環境を通して行う教育」を基本とし、計画的な園環境の構成、保育における多様で細やかな指導と援助、そして確かな評価を継続してゆくことの必要性から、本ラウンドテーブルが企画され、話題提供者として参画した。その中で、「園環境」そのものを、施設として「つくる」という、「つくり手」側からの視点から、「アクセス環境」に着目し、子どもと自然とのかかわりについて話題提供した。
[ラウンドテーブル時間60分]
[日本乳幼児教育学会第17回大会大会プログラムに要旨掲載][総頁数2頁][掲載頁30頁~31頁]
10 現代における仏教教育学の意義―金子大栄の仏教教育学からの視座―口頭発表 2008-11-15日本仏教教育学会第17回学術大会 本発表では、現代の教育の課題、特に「教師論」の課題に対する視点を金子大栄の仏教教育学への考察を通して、推究した。現代の「教師論」は、その立脚地を問われている。すなわち教師が教師たるとは、如何なることなのかを問われているのである。それが現代の教員免許更新制を推進する上で、深刻な問題であることは多く指摘されている。そこに仏教教育学のもつ現代的意義と普遍的意義があることを指摘した。その中で、金子の仏教教育への視座として「三転法輪」に着目し、具体的な教師の課題への考察を展開している。その考察を通して、「教育学=仏教」であるという視点を提示した。
[発表時間:20分][日本仏教教育学研究第17号]
[総頁数6頁][掲載頁50頁~55頁]
11 保育の環境デザインを考える ―ビオトープから里山デザインへの展開―ラウンドテーブル話題提供者 2008-11-28日本乳幼児教育学会第18回大会 第17回大会のラウンドテーブルでは、園環境における、人と自然とのかかわりについて討議した。そこで今回は、ビオトープについて話題提供と意見交換を試みる。環境デザインとは、街・地域の文脈(アーバン・コンテクスト)の中で論議されるべきものである。では園内に設置されるビオトープには、どのような問題点があるのか。その問題点への話題提供と、園の環境デザインを「ビオトープから里山デザインへの展開」として提示した。
[ラウンドテーブル時間15:10~17:00]
[日本乳幼児教育学会第18回大会大会論文集に要旨掲載][総頁数2頁][掲載頁:16頁~17頁]
12 真宗保育理念について単著 2009-10-00『真宗』2009年10月号より2011年12月号まで連載 真宗大谷派宗務所出版部 真宗大谷派の機関紙である、『真宗』の「幼児教化のページ」を2009年10月号から担当執筆し、現在に至るまで連載中である。本ページでは、「真宗保育理念」を中心に、具体的な日々の保育実践から、子育て支援にわたるテーマを毎月取り上げて、真宗保育という視点から論じている。
本ページの読者は、保育実践に取り組んでいる保育者であり、保護者であることから、出来る限り、真宗の思想をかみ砕き、論じることを心がけている。
[各号総頁数約160頁][本人担当頁96頁]
13 『新 保育の考え方と実践』共著 2009-10-00久美 株式会社 『新 保育の考え方と実践』の第2章コラム「仏教保育」を担当執筆した。現在、仏教を基盤とする保育園・幼稚園は数多く存在する。それらの園就職する機会も多いことから、仏教の保育の基本的な事項を分かりやすくまとめ、仏教系の園に関わる保育者あるいは実習に行く学生向けの内容とした。
[総頁数237頁][本人担当頁48~49頁]
14 「特集 涅槃会 人間として生きていくこと」単著 2010-02-00『ほとけの子』2月号 (株)宣協社 『ほとけの子』の2月号の特集に「涅槃会 人間として生きていくこと」と題し、執筆した。まず仏教園に関わる保護者といった一般の方にも分かりやすいようにと意図して執筆した。仏教が大切にしてきた「涅槃」という思想の説明と、行事との具体的な関わりについて述べている。その行事を通して、一人ひとりの子どもが「自分」と出会う機会となる行事展開について述べている。
[総頁数32頁][本人担当頁3~9頁]
15 『キリスト教教育事典』共著 2010-03-00日本キリスト教団出版局 『キリスト教教育事典』の「仏教における宗教教育」を担当執筆した。構成は、「仏教の起源」、「仏教の教育的課題」、「仏教の近代教育機関への展開」としている。このことから、わが国の教育の根本と仏教思想がいかに深いかかわりをもって展開されてきたかを整理している。
[総頁数431頁][本人担当頁354~357頁]
16 「仏教保育の現代的意義を確かめる」単著 2010-04-00『月刊仏教保育カリキュラム』2010年4月号~2011年3月号まで連載 (社)日本仏教保育協会 『月刊仏教保育カリキュラム』に2010年4月~2011年3月まで1年間、「仏教保育の現代的意義を確かめる」と題して連載した。年間を通して、仏教保育の大切にしてきたこと、そして具体的な行事、そして現代の保育に必須の視点を述べている。そのことを通して、子どもの育ちに本当に必要なことを仏教保育が支えてきたことを確かめている。
[各号の総頁数32頁][本人担当頁4~7頁]
17 学びの芽を育てる―知的好奇心をはぐくみ探究や思考の意欲に繋ぐ―自主シンポジウム 2010-05-00第63回日本保育学会 第63回日本保育学会において、保育における「環境」において、現代に必要な視点についてのシンポジウムを行った。そこでは、具体的な園の環境デザインの提案を、街あるいは地域といったマスタープランからの視点に立って、行った。また現在学校等で取り組んでいる「ビオトープ」のあり方についての言及とデザインの方向性について、「環境デザイン」という視点から提案している。
[シンポジウム時間13:30~15:30]
[日本保育学会第63回大会大会論文集に要旨掲載]
18 「仏教保育をデザインする」単著 2011-04-00『月刊仏教保育カリキュラム』2011年4月号~2012年3月号まで連載 (社)日本仏教保育協会 『月刊仏教保育カリキュラム』に2010年度に引き続き、2011年度末(2012年3月号)まで「仏教保育をデザインする」と題して連載した。内容は、仏教の思想を基盤とする保育の「ねらい」を中心に述べている。そして具体的な保育の環境としていかに組み立て、デザインしていくかを述べている。
[各号の総頁数32頁][本人担当頁4~5頁]
19 実習における学生の「そだち」
~実習アンケートの集計結果から~
共著 2011-09-09全国保育士養成協議会 第50回研究大会 本学幼児教育保育科の学びの主軸である全5回の「実習は、学生一人ひとりの連続的な「そだち」のプロセスとして指導・援助を行っている。本研究は、学生のこの連続的な「そだち」のプロセスに着目し、今後の実習指導の質の向上を目的として展開し、「ポスター」での発表とした。具体的には学生に対して行ったアンケート調査をもとに分析を行った。本発表では、全5回の実習の内2回分の実習アンケート結果から、「そだち」の向上の実態を把握した。
[総頁数477頁][担当頁320頁~321頁][全国保育士養成協議会第50回研究大会 研究発表論文集]
20 『改編 保育の考え方と実践』共著 2012-05-22久美 株式会社 『新 保育の考え方と実践』をもとに、新たに加筆・修正し「改編」したテキストを作成した。本書内において、専門である「仏教保育」と「里山デザイン」について執筆した。
[総頁数253頁][本人担当40頁~41頁、142頁~143頁]
21 実習における学生の「そだち」2
~実習アンケートにみる自己評価の変化~
共著 2012-09-07全国保育士養成協議会 第51回研究大会 本学幼児教育保育科の学びの主軸である全5回の「実習は、学生一人ひとりの連続的な「そだち」のプロセスとして指導・援助を行っている。本研究は昨年に続き、学生のこの連続的な「そだち」のプロセスに着目し、今後の実習指導の質の向上を目的として展開し、「ポスター」での発表とた。具体的には学生に対して行ったアンケート調査をもとに分析を行った。本発表では、実習全5回分の実習アンケート結果から、「そだち」の向上の実態・傾向、実習後の授業の意義等を把握し、現在の本学の実習形態の有効性を捉えた。
[総頁数556頁][担当頁418頁~419頁][全国保育士養成協議会第51回研究大会 研究発表論文集]
22 特集子どもたちへ 「伝える」そして「伝わる」ということ単著 2013-05-01『ほとけの子』(公社)日本仏教保育協会編集部 『ほとけの子』の5月号の特集「子どもたちへ」に「「伝える」そして「伝わる」ということ」と題し、執筆した。「伝える」そして「伝わる」ということは保育・教育の営みの基本である。しかし現代は、このことが有効に展開されていない。その現代における「おとな」という存在を見直す視点と、仏教保育が「伝える」べきことが「伝わる」ということの内容を、一般の保護者にも理解しやすいように述べている。
[総頁数32頁][本人担当頁3~9頁]
23 特集花祭り お釈迦様の誕生のお祝い 「誕生を祝うということ」単著 2014-04-01『ほとけの子』4月号 (公社)日本仏教保育協会編集 『ほとけの子』の4月号の特集「花祭り」に、「誕生を祝うということ」と題し、執筆した。最もポピュラーは仏教行事である「花祭り」の基本的な内容と意義を整理し述べている。そして「花祭り」に込められた「願い」について、一般の保護者にも理解しやすいように述べている。
[総頁数32頁][本人担当頁3~9頁]
24 「これからの子どもの育ちと学びを考える」単著 2017-04-00新聞「南御堂」第5面コラム 真宗大谷派難波別院 真宗大谷派難波別院の発行している新聞「南御堂」に2017.4-2018.3まで第5面コラムで「これらかの子どもの育ちと学びを考える」と題して、連載している。毎回、現在の教育問題、新しい学習指導要領などを取り上げ、真宗に立脚した教育という視点から、大切な育ちと学びについて述べている。
[総頁数12頁][本人担当頁5頁]
25 特集:心の華 お盆 いのちのつながりを知る単著 2017-07-01『ほとけの子』7月号 (公社)日本仏教保育協会編集 『ほとけの子』の7月号の特集「心の華」に、「お盆 いのちのつながりを知る」と題し、執筆した。日本の文化に根付いた仏教行事である「お盆」の基本的な内容と意義を整理し述べている。そして「お盆」に込められた「願い」について、一般の保護者にも理解しやすいように述べている。
[総頁数32頁][本人担当頁3~9頁]
26 地域連携型子育て支援における学生の学び(2)共著 2018-05-12一般社団法人 日本保育学会第71回大会 大谷大学短期大学部幼児教育保育科がグランドデザインの一環として事業展開している「子育て支援事業」における学生の学びの具体的な深化について学生へのアンケート調査をもとに分析し発表した。
以上26点

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