教育研究業績の一覧

宮崎 健司
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 古代人の生活と信仰 1999-08-03 1999年8月3日に開催された大谷大学・大谷大学短期大学部オープンキャンパスで、歴史学のおもしろさを伝える模擬授業を行った。
(授業時間:30分)
2 奈良時代の国際交流 2000-09-24 2000年9月24日に開催された大谷大学・大谷大学短期大学部オープンキャンパスで、歴史学のおもしろさを伝える模擬授業を行った。
(授業時間:30分)
3 宮﨑ゼミ博物館見学会 2000-11-10 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第52回正倉院展」を見学した。
4 宮﨑ゼミ史跡踏査 2001-05-13 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「平城宮跡史跡踏査」と題して、平城宮跡周辺で実施した。
5 模擬授業「国文学・歴史学を学ぼうとする人へ」 2001-06-14 2001年6月14日に開催された滋賀県立玉川高等学校2、3年生学問分野別進路ガイダンスで、国文学・歴史学を希望する生徒に、大学の学科ガイダンスをふまえた模擬授業を行った。
(授業時間:50分)
6 宮﨑ゼミ研究旅行 2001-09-04
~2001-09-06
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「松江・出雲周辺の古墳・史跡・寺社」と題して、島根県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2001年9月4日~6日)
7 大仏開眼会と正倉院 2001-09-30 2001年9月30日に開催された大谷大学・大谷大学短期大学部オープンキャンパスで、歴史学のおもしろさを伝える模擬授業を行った。
(授業時間:30分)
8 宮﨑ゼミ博物館見学会 2001-11-02 ~ ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第53回正倉院展」を見学した。
9 研究室ホームページの開設 2002-04-00 ~ 2002年4月より研究室のホームページを開設し、ゼミおよび博物館学課程の受講生への指示などを告知に利用している。また随時電子メールによる相談に応じている。
10 宮﨑ゼミ史跡踏査 2002-05-12 ~ ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「『東大寺山界四至図』を歩く」と題して、東大寺周辺で実施した。
11 宮﨑ゼミ研究旅行 2002-09-04
~2002-09-06
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「多賀城跡と平泉」と題して、宮城県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2002年9月4日~6日)
12 ”文化”を学ぶということ 2002-09-22 2002年9月22日に開催された大谷大学・大谷大学短期大学部オープンキャンパスで、文化を学ぶおもしろさを伝える模擬授業を行った。
(授業時間:30分)
13 宮﨑ゼミ博物館見学会 2002-11-08 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第54回正倉院展」を見学した。
14 何が本当で、何が虚構か-ものの見方 2003-06-22 2003年6月22日に開催された大谷大学・大谷大学短期大学部オープンキャンパスで、歴史学のおもしろさを伝える模擬授業を行った。
(授業時間:30分)
15 宮﨑ゼミ研究旅行 2003-09-03
~2003-09-05
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「古代の南海道」と題して、兵庫県・徳島県・香川県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2003年9月3日~5日)
16 宮﨑ゼミ博物館見学会 2003-11-07 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第55回正倉院展」を見学した。
17 歴史学を学ぼうとする人へ 2004-05-21 2004年5月21日に開催された東海大学附属仰星高等学校学部・学科・分野別説明会で、歴史学を希望する生徒に、大学の学科ガイダンスをふまえた模擬授業を行った。
(授業時間:50分)
18 歴史学を学ぼうとする人へ 2004-11-12 2004年11月12日に東山高等学校で、歴史学を希望する生徒に、大学の学科ガイダンスをふまえた模擬授業を行った。
(授業時間:50分)
19 宮﨑ゼミ博物館見学会 2004-11-12 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第56回正倉院展」を見学した。
20 宮﨑ゼミ史跡踏査 2004-11-27 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「井手寺跡発掘見学」と題して、発掘中の井手寺跡(京都府井手町)を見学した。
21 宮﨑ゼミ博物館見学会 2005-04-17 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は大津市歴史博物館の特別展「近江の国府と郡衙展」を見学した。
22 宮﨑ゼミ博物館見学会 2005-05-11 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「女性と仏教 いのりとほほえみ展」を見学した。
23 史学科を志望する人へ 2005-05-27 2005年5月27日に開催された福知山成美高等学校進学相談会で、歴史学を希望する生徒に、大学の学科ガイダンスをふまえた模擬授業を行った。
(授業時間:50分)
24 宮﨑ゼミ研究旅行 2005-08-30
~2005-09-01
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「北陸道を行く」と題して、福井県・石川県・富山県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2005年8月30日~9月1日)
25 宮﨑ゼミ博物館見学会 2005-11-11 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第57回正倉院展」を見学した。
26 宮﨑ゼミ史跡踏査 2006-05-14 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「飛鳥史跡踏査」と題して、飛鳥周辺で実施した。
27 何がホントで、何がウソか-ものの見方 2006-07-09 2006年7月9日に開催された京都の大学「学び」フォーラム2006(東京)で、歴史学を希望する生徒に、大学の学科ガイダンスをふまえた模擬授業を行った。
(授業時間:50分)
28 何がホントで、何がウソか-ものの見方 2006-08-05 2006年8月5日に開催された大谷大学・大谷大学短期大学部オープンキャンパスで、歴史学をおもしろさを伝える模擬授業を行った。
(授業時間:30分)
29 宮﨑ゼミ研究旅行 2006-09-05
~2006-09-07
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「出雲の世界」と題して、島根県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2006年9月5日~7日)
30 宮﨑ゼミ博物館見学会 2006-11-08 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第58回正倉院展」を見学した。
31 何がホントで、何がウソか-ものの見方 2006-11-24 2006年11月24日に東山高等学校で、歴史学を希望する生徒に、大学の学科ガイダンスをふまえた模擬授業を行った。
(授業時間:50分)
32 宮﨑ゼミ史跡踏査 2007-05-27 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「平城宮跡史跡踏査」と題して、平城宮跡周辺の史跡踏査を実施した。
33 古典籍の"すがた"を読み解く 2007-06-23 2007年6月23日に開催された大谷大学・大谷大学短期大学部オープンキャンパスの「歴史学科フォーラム」で、文化財を読み解くおもしろさを伝えた特別講演をおこなった。
(講演時間:40分)
34 古典籍の"すがた"を読み解く 2007-07-21 2007年7月21日に開催された京都の大学「学び」フォーラム2007(大阪)で、歴史学を希望する生徒に、大学の学科ガイダンスをふまえた、文化財を読み解くおもしろさを伝える模擬授業を行った。
(授業時間:50分)
35 古典籍の"すがた"を読み解く 2007-08-05 2007年8月5日に開催された大谷大学・大谷大学短期大学部オープンキャンパスで、歴史学を希望する生徒に、学科のガイダンスをふまえて、文化財を読み解くおもしろさを伝える模擬授業をおこなった。
(授業時間:40分)
36 宮﨑ゼミ研究旅行 2007-09-04
~2007-09-06
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「伊勢斎宮の群行を行く」と題して、三重県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2007年9月4日~6日)
37 宮﨑ゼミ博物館見学会 2007-11-02 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第59回正倉院展」を見学した。
38 何がホントで、何がウソか-ものの見方 2007-11-13 2007年11月13日に開催された聖母学院高等学校進学相談会で、歴史学を希望する生徒に、大学での学科ガイダンスをふまえた模擬授業を行った。
(授業時間:50分)
39 宮﨑ゼミ博物館見学会 2007-11-23 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は大谷大学博物館2007年度特別展「法隆寺一切経と聖徳太子信仰展」を見学した。
40 宮﨑ゼミ博物館見学会 2008-11-08 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第60回正倉院展」を見学した。
41 宮﨑ゼミ史跡踏査 2009-04-26 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は史跡踏査として唐招提寺を訪れ、のち奈良国立博物館の特別展「国宝 鑑真和上展」を見学した。
42 歴史ミュージアムゼミ合同見学会 2009-06-21 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・齋藤ゼミ)で、清涼寺をテーマとして、テーマに即したそれぞれの個別テーマ報告を受講生に求める授業を実施し、そのより深い理解を促進するために清涼寺での現地研修授業をおこなった。
43 宮﨑ゼミ研究旅行 2009-09-16
~2009-09-17
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「播磨の名刹と史跡-歴史的景観をさぐる-」と題して、兵庫県の播磨方面への1泊2日の研究旅行を実施した。
(期間:2009年9月16日~17日)
44 宮﨑ゼミ博物館見学会 2009-10-30 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第61回正倉院展」を見学した。
45 歴史ミュージアムコース第2学年合同ゼミ見学会 2010-06-20 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・齋藤ゼミ)で、東寺をテーマとして、テーマに即したそれぞれの個別テーマ報告を受講生に求める授業を実施し、そのより深い理解を促進するために東寺での現地研修授業をおこなった。
46 宮﨑ゼミ史跡踏査 2010-07-18 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は平城宮跡および法華寺を訪れた。
47 宮﨑ゼミ研究旅行 2010-09-17
~2010-09-19
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「土佐と伊予-卒業生勤務博物館をたずねる-」と題して、四国の高知県・愛媛県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2010年9月17日~19日)
48 宮﨑ゼミ博物館見学会 2010-11-05 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第62回正倉院展」を見学した。
49 歴史ミュージアムコース第2学年合同ゼミ見学会 2011-07-03 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・齋藤ゼミ)で、唐招提寺をテーマとして、テーマに即したそれぞれの個別テーマ報告を受講生に求める授業を実施し、そのより深い理解を促進するために唐招提寺での現地研修授業をおこなった。
50 宮﨑ゼミ史跡踏査 2011-07-23 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は東大寺と奈良国立博物館の特別展「天竺へ」を見学した。
51 宮﨑ゼミ研究旅行 2011-09-09
~2011-09-11
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「備後・安芸-歴史的景観をさぐる-」と題して、広島県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2011年9月9日~11日)
52 宮﨑ゼミ博物館見学会 2011-11-11 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第63回正倉院展」を見学した。
53 歴史ミュージアムコース第2学年合同ゼミ見学会 2012-07-21 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・齋藤ゼミ)で、清涼寺をテーマとして、テーマに即したそれぞれの個別テーマ報告を受講生に求める授業を実施し、そのより深い理解を促進するために清涼寺での現地研修授業をおこなった。
54 宮﨑ゼミ博物館見学会 2012-08-01 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は京都国立博物館の特別展「大出雲展」を見学した。
55 宮﨑ゼミ研究旅行 2012-09-07
~2012-09-09
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「信濃-歴史的景観をさぐる-」と題して、長野県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2012年9月7日~9日)
56 宮﨑ゼミ博物館見学会 2012-11-09 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は京都国立博物館の特別展「宸翰天皇の書-御手が織りなす至高の美-展」を見学した。
57 宮﨑ゼミ博物館見学会 2013-04-20 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「當麻寺-極楽浄土へのあこがれ-展」を見学した。
58 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ見学会 2013-05-18 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・齋藤ゼミ)で、東寺をテーマとして、テーマに即したそれぞれの個別テーマ報告を受講生に求める授業を実施し、そのより深い理解を促進するために東寺での現地研修授業をおこなった。
59 宮﨑ゼミ研究旅行 2013-09-01
~2013-09-03
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「出雲-歴史的景観をさぐる-」と題して、島根県方面への2泊3日の研究旅行を実施した。
(期間:2013年9月1日~3日)
60 宮﨑ゼミ博物館見学会 2013-11-08 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第65回正倉院展」を見学した。
61 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ見学会 2014-06-09 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・齋藤ゼミ)で、唐招提寺・薬師寺をテーマとして、テーマに即したそれぞれの個別テーマ報告を受講生に求める授業を実施し、そのより深い理解を促進するために唐招提寺・薬師寺での現地研修授業をおこなった。
62 宮﨑ゼミ博物館見学会 2015-08-01 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は京都国立博物館の特別陳列・第100回大蔵会記念「仏法東漸―仏教の典籍と美術─」展を見学した。
63 宮﨑ゼミ博物館見学会 2015-11-07 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第66回正倉院展」を見学した。
64 宮﨑ゼミ史跡踏査 2016-05-07 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は平城宮跡・法華寺・海龍王寺を見学した。
65 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ見学会 2016-06-04 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・齋藤ゼミ)で、東寺をテーマとして、テーマに即したそれぞれの個別テーマ報告を受講生に求める授業を実施し、そのより深い理解を促進するために東寺での現地研修授業をおこなった。
66 東大寺の大仏は、なぜ造られたのか-史料を読み解く多様な見方- 2016-10-27 2016年10月27日に開催された枚方高等学校高校内分野別模擬授業「歴史学」で、歴史学を希望する生徒に、大学での学科ガイダンスをふまえた模擬授業を行った。
(授業時間:50分)
67 宮﨑ゼミ博物館見学会 2016-11-04 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第67回正倉院展」を見学した。
68 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ見学会 2016-12-10 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・齋藤ゼミ)で、宝菩提院と妙心寺を史跡踏査した。
69 『南丹市文化財調査報告書』第27集 2017-03-31  大谷大学と南丹市教育委員会が共同で実施した美山町佐々里区最勝寺の法宝物調査にともなう報告書のうち、仏像に関するもの。本調査は、大谷大学2016年度学長裁量経費による教育改革事業「真宗寺院調査をつうじた、地域の歴史と文化発見・体験プログラム」の一環として学生とともに実施したものである。
〔総頁10頁数 発行:丹南市教育委員会〕
〔編者:齋藤望・宮﨑健司・平野寿則・川端泰幸〕
70 宮﨑ゼミ史跡踏査 2017-05-20 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は東大寺大仏殿・法華堂・二月堂・丸山西遺跡を見学した。
71 宮﨑ゼミ博物館見学会 2017-11-03 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第69回正倉院展」を見学した。
72 歴史ミュージアム第2学年合同見学会 2017-12-09 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・齋藤ゼミ)で、智積院を史跡踏査した。
73 『南丹市文化財調査報告書』第31集 2018-03-31  大谷大学と南丹市教育委員会が共同で実施した美山町佐々里区最勝寺の法宝物調査にともなう報告書のうち、絵画・墨蹟・古文書に関するもの。本調査は、大谷大学2016年度学長裁量経費による教育改革事業「真宗寺院調査をつうじた、地域の歴史と文化発見・体験プログラム」の一環として学生とともに実施したものである。
〔総頁35頁数 発行:丹南市教育委員会〕
〔編者:齋藤望・宮﨑健司・平野寿則・川端泰幸〕
74 宮﨑ゼミ史跡踏査 2018-05-20 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「春日大社のすべて」を見学したあと、春日大社を史跡踏査した。
75 宮﨑ゼミ研究旅行 2018-09-13
~2018-09-15
ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は「出雲国の世界-古代歴史的景観-」と題して、出雲市・松江市方面への2泊3日の研究旅行を実施した。主な見学地は、加茂岩倉遺跡・荒神谷遺跡・杵築大社(出雲大社)・熊野大社・佐太神社・出雲国府跡・出雲国分寺跡など。
(期間:2018年9月13日~15日)
76 宮﨑ゼミ博物館見学会 2018-11-10 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第70回正倉院展」を見学した。
77 歴史ミュージアムコース合同ゼミ見学会 2019-05-18 歴史ミュージアム第2学年合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・國賀ゼミ)で、東寺をテーマとして、テーマに即したそれぞれの個別テーマ報告を受講生に求める授業を実施し、そのより深い理解を促進するために東寺での現地研修授業をおこなった。
78 宮﨑ゼミ博物館見学会 2019-07-20 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は文化博物館の特別展「横山崋山展」を見学した。
79 宮﨑ゼミ博物館見学会 2019-10-05 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は泉屋博古館を見学した。
80 宮﨑ゼミ博物館見学会 2019-11-01 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第71回正倉院展」を見学した。
81 歴史ミュージアム合同ゼミ見学会 2020-10-31 歴史ミュージアム合同ゼミ(宮﨑ゼミ・浅見ゼミ・國賀ゼミ)で、唐招提寺・薬師寺をテーマとして、テーマに即したそれぞれの個別テーマ報告を受講生に求める授業を実施し、そのより深い理解を促進するために唐招提寺・薬師寺での現地研修授業をおこなった。
82 宮﨑ゼミ博物館見学会 2020-10-31 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第72回正倉院展」を見学した。
83 宮﨑ゼミ博物館見学会 2020-12-19 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は京都国立博物館の特別企画「文化財修理の最先端」を見学した。
84 宮﨑ゼミ博物館見学会 2021-02-09 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別陳列「お水取り」、東大寺ミュージアムを見学し、東大寺大仏殿を拝観した。
85 宮﨑ゼミ史跡踏査 2021-06-05 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「聖徳太子と法隆寺」を見学した。
86 宮﨑ゼミ史跡踏査 2021-11-05 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第73回正倉院展」を見学した。
87 宮﨑ゼミ史跡踏査 2022-01-31 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の仏像館および東大寺ミュージアムを見学し、あわせて東大寺大仏殿を拝観した。
88 宮﨑ゼミ博物館見学会 2022-05-21 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「大安寺のすべて」展を見学した。
89 宮﨑ゼミ博物館見学会 2022-11-11 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第74回正倉院展」を見学した。
90 宮﨑ゼミ博物館見学会 2023-10-27 ゼミにおける学習効果を促進するために、史跡踏査・研究旅行・博物館等見学会を実施している。今回は奈良国立博物館の特別展「第75回正倉院展」を見学した。
2 作成した教科書、教材、参考書
1 『続日本紀の世界-奈良時代への招待-』 (思文閣出版) 1999-06-01
~1999-06-00
本書は大学の日本古代史のテキストとして使用されることを念頭においた、奈良時代史研究の入門書である。
本人担当分:「国家仏教と東大寺」
律令国家と仏教について論じたもの。行基を事例と法令との関わりを通して、国家が標榜した唐の仏教のあり方と現状について言及した。また国分二寺建立構想を契機として、聖武朝以後、本来統制されるべき仏教が国家を包摂する状況が進行したことや、それが光仁朝より当初の「国家仏教」への修正されていくことなどを述べた。
[掲載頁33頁][本人担当45頁~78頁]
(編著:中村修也)

2 正倉院文書と奈良仏教 2017-02-15
~2017-02-00
仏教史学会編集の大学生向けの仏教史に関する研究ハンドブック。インド、中国、朝鮮、日本の各地域にける仏教史に関する事項を解説するとともに、最新の研究成果を提供するもの。
第3部「日本(古代・中世・近世・近代)」第1章「日本古代」第4節「日本古代史と仏教史料」の1「正倉院文書と奈良仏教」を担当執筆した。日本古代仏教史のうち、奈良時代の文書である正倉院文書を素材とした奈良仏教についての概説した。
[総頁数414頁]
[本人担当180頁~181頁]
3 新編 大蔵経-成立と変遷- 2020-12-10 京都大蔵会第一〇〇回記念出版事業として刊行された『新編 大蔵会-成立と展開-』の編集で日本の古代~中世にかけての箇所を担当し、自らの日本古代について執筆した。[法藏館 総頁数295頁][本人担当分169頁~203頁]
4 仏教事典 2021-01-28 本書は日本佛教学会編集による「読む」中項目事典。仏教の基本的な定義から現代社会における仏教の社会的実践までが幅広く見渡せる内容となっている。また、仏教のこれまでの歩み(歴史)やその思想内容や文化における役割にも各章を割いて解説する。その中で「日本への伝来」「聖徳太子」の2項目を分担執筆したもの。[丸善出版株式会社、総頁数698頁][本人担当分126頁~131頁]
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
B 職務実績
1 『古典籍の魅力-大谷大学の名品-』 2003-10-10 本人担当:コーナー解説の「大陸の文物と碑文」「天平文化の息吹」「平安貴族と仏教」「浄土教の展開」、および「『判比量論』断簡」「『瑜伽師地論』巻37」ほか13項目を解説した。
大谷大学博物館の開館記念特別展「古典籍の魅力-大谷大学の名品-」の展観図録。
総頁数72頁。
(編集:平野寿則、分担執筆:小川一乗・木場明志・平野寿則・宮﨑健司・賴あき・上林直子・草野顕之、訳者:ロバート.F.ローズ)
2 『京の文化人とその遺産-神田家の系譜と蔵書』 2004-10-10 本人担当:『尚書』巻6・9」「『賢聖義略問答』巻1」ほか27項目を解説した。
大谷大学博物館の2004年度特別展「京の文化人とその遺産-神田家の系譜と蔵書-」の展観図録。
総頁数72頁。
(編者:平野寿則、分担執筆:木場明志・平野寿則・上林直子・草野顕之・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
3 『ファウスト 伝説と作品』 2005-09-30 本人担当:大谷大学博物館の2005年度特別展「ファウスト 伝説と作品」の展観図録の編集。
総頁数148頁。
(編者:平野寿則・宮﨑健司、ウド.コルツ・アンネ・ボーネンカンプ・保坂一夫・礪波護・友田孝興・ペトラ.マイサク、訳者:吉田孝夫)
4 『鈴木大拙没後四十年記念展』 2006-06-06 本人担当:「鈴木大拙日記」ほか21作品の解説および編集
鈴木大拙没後四十年記念展実行委員会(松ヶ岡文庫・鎌倉国宝館・金沢市立ふるさと偉人館・大谷大学博物館・真宗大谷派)および各開催館が主催で、鎌倉国宝館・金沢市立ふるさと偉人館・大谷大学博物館で開催された「鈴木大拙没後四十年記念展」の展観図録。
総頁数104頁
(編者:平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:井上正道・熊谷宗恵・村野真作・内田浩史・増山仁・永井正憲・平野寿則・上林直子・宮﨑健司、訳者:モニカ.A.ベーテ)
5 『法隆寺一切経と聖徳太子信仰』 2007-10-09 大谷大学博物館の特別展「法隆寺一切経と聖徳太子信仰」の展観図録。展観作品41点の全作品解説および「総説 法隆寺一切経について」の執筆と編集を担当した。
総頁数76頁][本人分担]
(編者:上林直子・平野寿則・宮﨑健司、執筆分担:礪波護・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
6 『聖徳太子伝の世界-えがかれた和国の教主-』 2008-10-10 大谷大学博物館の特別展「聖徳太子伝の世界-えがかれた和国の教主-」の展観図録。展観作品46点の全作品の解説および総説「聖徳太子伝の世界」の執筆と編集を担当した。
[総頁数80頁](編者:上林直子・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:宮﨑健司、訳者:ロバート・F・ローズ)
7 大谷大学教員免許状更新講習 2009-08-08 2009年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「歴史教育の可能性-見る・触る・感じる歴史-」という講座の講師として出講した。「古典籍の〈すがた〉を読み解く」と題して古典籍の史料として分析方法と教材としての活用例について講演した。
(会場:大谷大学)
8 『祈りと造形-韓国仏教美術の名品-』 2009-10-13 大谷大学博物館の特別展「祈りと造詣-韓国仏教美術の名品-」の展観図録。大谷大学博物館が交流協定を結ぶ大韓民国・東国大学校博物館の所蔵作品を中心に日本国内の韓国仏教美術を加えた展覧会。展観作品60点のうち「雲文軒平瓦片」ほか12作品の解説の執筆と編集を担当した。
[総頁数88頁](編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:鄭于澤・辛廣姫・李容振・金順娥・張喜貞・平野寿則・宮﨑健司、訳者:金順娥・喜田恵美子)
9 『親鸞-その人と生涯-』 2010-10-12 大谷大学博物館の特別展「親鸞-その人と生涯-」の展観図録。展観作品33点のうち「本願寺聖人伝絵(康永本)」ほか16作品の解説の執筆と編集を担当した。
[総頁数72頁](編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート・F・ローズ)
10 平成23年度中学校・高等学校社会科教育講座(大学連携) 2011-08-08 京都府総合教育センター主催の当該講座で講師として出講した。「博物館を体感し、その機能を考える。」「古典籍・古文書から歴史を考える。」と題して、学校教育における博物館の利用方法や実例を紹介し、古典籍・古文書の教材としての利用方法や実例を講演し、古典籍の取り扱い研修もおこなった。
(会場:大谷大学)
11 真宗大谷派学校連合会・宗祖親鸞聖人750回御遠忌「大学研修」「学長協議会」「校長協議会」 2011-08-19 当該研修会に大谷大学入学センター長として講師として出講した。「大谷大学における高大連携の取り組み」と題して、大谷大学における高大連携の取り組みの経緯と実例について講演した。
(会場:真宗大谷派宗務所)
12 『親鸞-真宗本廟の歴史-』 2011-11-12 大谷大学博物館の特別展「親鸞-真宗本廟の歴史-」の展観図録。展観作品35点のうち「方便法身尊像」ほか18作品の解説の執筆と編集を担当した。
[総頁数72頁](編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート・F・ローズ)
13 『親鸞-真宗開顕-』 2012-10-10 大谷大学博物館の特別展「親鸞-真宗開顕-」の展観図録。展観作品24点のうち「皇太子聖徳奉讃 断簡」ほか15作品の解説の執筆と編集を担当した。
[総頁数112頁](編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート・F・ローズ)
14 大谷大学教員免許状更新講習 2012-12-06 2012年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「歴史教育の可能性-地域の文化遺産を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の犬上郡」と題して、会場となった彦根市を中心に、古代の犬上郡について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。
(会場:彦根城博物館)

15 『伊能忠敬の日本図』 2013-06-11 大谷大学博物館の特別展「伊能忠敬の日本図」の展観図録。大谷大学博物館開館十周年記念の展覧会。展観作品28点のうち「伊能忠敬像」ほか15作品の解説の執筆と編集を担当した。
[総頁数48頁](編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:草野顕之・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート・F・ローズ)
16 平成25年度中学校・高等学校社会科教育講座(大学連携) 2013-08-05 京都府総合教育センター主催の当該講座で講師として出講した。「博物館と文化財」と題して、学校教育における博物館の利用方法や実例を紹介し、古典籍の教材としての利用方法や実例を講演し、古典籍の取り扱い研修もおこなった。
(会場:大谷大学)
17 大谷大学教員免許状更新講習 2013-08-18 2013年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「地域の歴史と文化-長浜市を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の湖北」と題して、会場となった長浜市を中心に、古代の湖北について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。
(会場:長浜市ふれあいホール)
18 大谷大学教員免許状更新講習 2013-08-25 2013年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「歴史教育の可能性-地域の文化遺産を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の犬上郡」と題して、会場となった彦根市を中心に、古代の犬上郡について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。また彦根城を史跡踏査して案内した。
(会場:彦根城博物館)
19 大谷大学教員免許状更新講習 2014-06-08 2014年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「歴史教育の可能性-地域の文化遺産を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の犬上郡」と題して、会場となった彦根市を中心に、古代の犬上郡について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。また彦根城を史跡踏査して案内した。
(会場:彦根城博物館)
20 大谷大学教員免許更新講習 2014-08-17 2014年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「地域の歴史と文化-長浜市を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の湖北」と題して、会場となった長浜市を中心に、古代の湖北について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。
(会場:長浜市ふれあいホール)
21 『戦国武将と神仏』 2014-10-11 大谷大学博物館の特別展「戦国武将と神仏」の展観図録。編集を担当した。
[総頁数66頁](編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:平野寿則・山本春奈、訳者:ロバート・F・ローズ)
22 大谷大学教員免許状更新講習 2015-08-22 2015年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「地域の歴史と文化-長浜市を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の湖北」と題して、会場となった長浜市を中心に、古代の湖北について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。
(会場:長浜市ふれあいホール)
23 『生誕六〇〇年 蓮如』 2015-10-10 大谷大学博物館の特別展「生誕六〇〇年 蓮如」の展観図録。展観作品42点のうち「聖徳太子像」ほか6作品の解説の執筆と編集を担当した。
[総頁数63頁](編者:川端泰幸・齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:川端泰幸・齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート・F・ローズ)
24 大谷大学教員免許状更新講習 2016-08-19 2016年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「地域の歴史と文化-長浜市を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の湖北」と題して、会場となった長浜市を中心に、古代の湖北について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。
(会場:長浜市ふれあいホール)
25 大谷大学教員免許状更新講習 2016-09-11 2016年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「歴史教育の可能性-地域の文化遺産を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の犬上郡」と題して、会場となった彦根市を中心に、古代の犬上郡について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。また彦根城を史跡踏査して案内した。
(会場:彦根城博物館)
26 大谷大学教員免許状更新講習 2017-08-26 2017年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「地域の歴史と文化-長浜市を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の湖北」と題して、会場となった長浜市を中心に、古代の湖北について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。
(会場:長浜市ふれあいホール)
27 大谷大学教員免許状更新講習 2017-09-09 2017年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「歴史教育の可能性-地域の文化遺産を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の犬上郡」と題して、会場となった彦根市を中心に、古代の犬上郡について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。また彦根城を史跡踏査して案内した。
(会場:彦根城博物館)
28 大谷大学教員免許状更新講習 2019-06-30 ~ 2019年度大谷大学教員免許状更新講習のうち「地域の歴史と文化-長浜市を素材として-」という講座の講師として出講した。「古代の湖北」と題して、会場となった長浜市を中心に、古代の湖北について概説し、その中で教材としての使用方法や事例について講演した。
(会場:長浜市民交流センター)
29 『仏教公伝1470年・聖徳太子没後1400年・大仏開眼1270年記念 仏法東帰‐大仏開眼へのみち‐』 2022-10-11 大谷大学博物館の特別展「仏教公伝1470年・聖徳太子没後1400年・大仏開眼1270年記念 仏法東帰‐大仏開眼へのみち‐」の展観図録。編集を担当した。
[総頁数88頁](編者:川端泰幸・國賀由美子・宮﨑健司、分担執筆:川端泰幸・國賀由美子・宮﨑健司、英訳者:ロバート・F・ローズ)
30 『開館20周年記念 宗祖親鸞聖人誕生850年・立教改宗800年記念 古典籍の魅力2023』 2023-10-10 大谷大学博物館の特別展「開館20周年帰 宗祖親鸞聖人誕生850年・立教改宗800年記念 古典籍の魅力2023」の展観図録。編集を担当した。[総頁数88頁](編者:川端泰幸・國賀由美子・宮﨑健司、分担執筆:川端泰幸・國賀由美子・宮﨑健司、英訳者:ロバート・F・ローズ)
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 0000-00-00~0000-00-00 日本史研究会
2 0000-00-00~0000-00-00 日本書紀研究会
3 0000-00-00~2023-03-31 日本宗教学会
4 0000-00-00~2023-03-31 日本印度学仏教学会
5 0000-00-00~0000-00-00 考古学研究会
6 0000-00-00~0000-00-00 大阪歴史学会
7 1983-10-00~0000-00-00 続日本紀研究会
8 1987-10-00~0000-00-00 佛教史学会委員(1990-10~2004-10) 委員長(1999-10~2003-10) 評議員(2008-10~)
9 1989-07-00~0000-00-00 延喜式研究会
10 1991-10-00~0000-00-00 寺院史研究会
11 1992-06-00~0000-00-00 出雲古代史研究会
12 1993-05-00~0000-00-00 南都仏教研究会
13 1994-10-00~0000-00-00 正倉院文書研究会委員(1994-10~)
14 1997-05-00~0000-00-00 日本宗教文化史研究会
15 2005-00-00~0000-00-00 日本ミュージアム・マネージメント学会
16 2005-04-00~0000-00-00 日本展示学会
17 2008-04-01~0000-00-00 文化財保存修復学会
18 2010-03-25~0000-00-00 みやこ文化財愛護委員育成研修会京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課主催で京都市左京区久多地区で開催された当該研修会の講師として出講した。「京都市久多の『大般若波羅蜜多経』」と題して、久多地区に伝来した鎌倉時代初期の『大般若経』について、概要を紹介すると共に、その史料的価値や重要性について講演した。
(会場:京都市久多いきいきセンター)
19 2010-07-00~0000-00-00 真宗連合学会(理事:2010-07~)
20 2017-06-10~0000-00-00 仏教芸術学会
21 2018-12-03~2018-12-03 平成30年度奈良国立博物館買取協議会(委員)
22 2022-09-16~2022-09-16 令和4年度奈良国立博物館買取協議会(委員)
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 『近江町史』共編 1989-11-03滋賀県近江町役場 本書は滋賀県坂田郡に所在する近江町について、原始・古代から近・現代に至るまでの歴史を叙述した自治体史。
本人担当分:第1編「古代」の編集。
総頁数1335頁。
(監修者:柏原祐泉・堅田修、編者:柏原祐泉・堅田修・菊池武・木場明志・宮﨑健司)

2 『中国・日本経典章疏目録』(「七寺古逸経典研究叢書」第6巻)共著 1998-02-20大東出版社 本書は愛知県七寺に所蔵される重要文化財「七寺一切経」を中心として研究報告書である。
本人担当分:「一切経論律章疏集(伝録)并私記巻上」影印・翻刻および解題
七寺に所蔵される当該仏典の翻刻をするとともに、解題を付して、その資料的価値を述べた。
総頁数560頁中88頁(P239~P327)
(監修者:牧田諦亮、編者:落合俊典、分担執筆:牧田諦亮・落合俊典・A.フォルテ・宮林昭彦・齋藤隆信・宮﨑健司・梶浦晋・大内文雄・G.ポール)
3 『法隆寺一切経の基礎的研究-大谷大学所蔵本を中心として-』(平成8~平成10年度科学研究費補助金基盤研究(B)(2)研究成果報告書)共著 1999-03-18竺沙雅章 本書は竺沙雅章氏を研究代表とする平成8~平成10年度科学研究費補助金基盤研究(B)(2)「法隆寺一切経の基礎的研究-大谷大学所蔵本を中心として-」の成果報告書である。
本人分担分:「『法隆寺一切経』現存目録(稿)」
全頁数84頁中31頁(P15~P45)
(編著:竺沙雅章、分担執筆:竺沙雅章・宮﨑健司)
4 『続日本紀の世界-奈良時代への招待-』
共著 1999-06-01思文閣出版
本人担当分:第2章「国家仏教と東大寺」
奈良時代史研究の入門書のうち律令国家と仏教について論じたもの。行基を事例と法令との関わりを通して、国家が標榜した唐の仏教のあり方と現状について言及した。また国分二寺建立構想を契機として、聖武朝以後、本来統制されるべき仏教が国家を包摂する状況が進行したことや、それが光仁朝より当初の「国家仏教」への修正されていくことなどを述べた。
総頁数443頁中33頁(P45~P78)
(編著:中村修也、分担執筆:中村修也・北村優季・齋藤融・中村光一・野口剛・瀧音能之・荊木美行・黒須利夫)

5 『正倉院に伝来した写経所文書の復原的研究』(平成10年~平成12年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(1)研究成果報告書)共著 2001-03-00山本幸男 本人担当:「開元入蔵録対照表(稿)」
平成10~12年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(1)研究「正倉院に伝来した写経所文書の復原的研究」の分担研究者としての研究成果報告。奈良時代の一切経の基準とされた『開元釈教録』入蔵録所載仏典の写経所文書(正倉院文書)にみえる初見を対照したものを掲載した。
総頁数305頁中頁74頁(P3~P76)
(編著:山本幸男、分担執筆:宮﨑健司・山本幸男・森明彦・栄原永遠男)
6 『國書・逸文の研究』共著 2001-12-12所功還暦記念会 本人担当:「奈良時代の一切経目録について」
大谷大学博物館蔵の法隆寺一切経のうちの大治2年(1127)書写『開元釈教録』巻19の史料的価値について論じたもの。当該作品には高麗版大蔵経を底本とする現行本にない序文をもつとともに、本文中および巻末に13部201巻の仏典の追加がみられ、宝亀11年(780)12月29日付『西大寺資財流記帳』所載の弥勒堂安置一切経の構成と類似するなどから、奈良時代の一切経目録の転写本である可能性を指摘した。
総頁数270頁中9頁(P68~P76)
(編集:所功先生還暦記念会、分担執筆:所功・加茂正典・上野利三・奥山芳広・宮﨑健司・古藤真平・清水潔・栗木睦・竹居明男・関口力・木本好信・堀越光信・三橋正・大島幸雄・井後政晏・松本公一・細谷勘資・五島邦治・岡田芳幸・篠田孝一・川田敬一・山本昌治・釼持悦夫・野木邦夫)
7 『佛教の歴史的・地域的展開』共著 2003-03-31法蔵館
本人担当:「本古代の写経―奈良時代を中心として―

1999年10月日に大谷大学で開催された佛教史学会50周年記念学術大会における「造形と信仰」と題するシンポジウムでの基調報告と討論を基に成稿したもの。日本古代の写経のうち、奈良時代を中心に一切経と個別写経に分け、それぞれの書写状況と特質を概説した。
総頁数283頁中26頁(P90~P115)
(編者:仏教史学会、分担執筆:大桑斉・薗田香融・竺沙雅章・伊藤唯真・定金計次・大内文雄・宮﨑健司・西山厚・佐々木閑・直海玄哲・大石雅章・細川涼一)
8 『古代の人物』3〈平城京の落日〉
共著 2005-12-20清文堂出版 本人担当:「鑑真-江淮の化主と戒師招請―」
鑑真の日本渡航の様子とその背景にある日本側の戒師招請問題を概説するとともに、戒師である鑑真来日によって引き起こされた日本仏教界の混乱の状況と、鑑真の将来した文物が与えた影響について指摘した。
総頁数460頁中20頁(P.327~p.346)
(編著:栄原永遠男、分担執筆:栄原永遠男・土橋誠・鷺森浩幸・櫛木謙周・大日方克己・渡部育子・舘野和己・黒田洋子・中西康裕・酒寄雅志・俣野好治・山本幸男・下鶴隆・古市晃・宮﨑健司・鶴見泰寿・山下有美・北村優季・福原栄太郎・中林隆之)
9 『日本古代の写経と社会』単著 2006-05-25塙書房 本書は著者の正倉院文書および古写経に関する研究をまとめたもので、既発表論文に一部加筆・訂正を加えるとともに、新稿論文と日本古代写経関係資料を付した。構成は「序 日本古代の写経」「第Ⅰ部 奈良時代の写経と政治」「第Ⅱ部 奈良時代の写経と教学」「第Ⅲ 部日本古代の一切経」「付編 日本古代写経関係資料」からなる。なお本書は2005年度独立行政法人日本学術振興会科学研究費補助金(研究成果公開促進費)の交付を受けた刊行である。総頁数643頁
博士(文学)学位論文(大谷大学)
10 『写経のすすめ』共著 2010-04-10大法輪閣 写経の歴史や写経作法を示した入門・解説書。そのうち「第一章 写経の歴史」 を担当し、写経の功徳の論拠となる仏典の紹介や中国・朝鮮・日本での写経の歴史を概説した。特に日本については、仏典の伝来からはじめ、古代から近世までの記録や遺品としてのこる写経について紹介した。
[総頁数62頁][本人担当18頁~24頁]
(編著:一色白泉、分担執筆:一色白泉・安田暎胤・宮﨑健司・吉津宜英)
11 『日本宗教史研究の軌跡と展望』共編著 2014-08-20岩田書院 日本の宗教史研究で役割をはたしている日本宗教史懇話会サマーセミナーが主体となり、日本宗教史研究にかかわる研究会の系譜をまとめようとした書籍で、記録編集委員会編集委員として編集を担当するとともに、執筆にもあたった。
[総頁数196頁][本人担当127頁~129頁]
(編著:原田正俊・宮﨑健司・岡野浩二・佐藤文子)
12 「二〇一四年の歴史学界-回顧と展望-」(『史学雑誌』第124編第5号)共著 2015-05-20公益財団法人史学会 本書は公益財団法人史学会(東京大学)が毎年前年の歴史研究状況を総括し、各専門分野の研究者が分担し、機関誌『史學雑誌』第5号として刊行するもので、そのうち「日本(古代 八〈仏教史〉)」を担当し、日本古代史のうち仏教史分野の成果について概観した。
[総頁数424頁][本人担当60頁~63頁]
13 『仏法東漸-仏教の典籍と美術-』共編著 2015-07-29京都国立博物館・京都仏教各宗学校連合会 京都国立博物館・京都仏教各宗学校連合会の共催で京都国立博物館で開催された特別陳列 第一〇〇回大蔵会記念「仏法東漸-仏教の典籍と美術-」の展観図録で、その編集と重要文化財「梵本大般涅槃経断簡」、国宝『大楼炭経』巻第三、重要文化財『雙観無量寿経』巻上ほか45作品(全95作品中)を紹介した。
[総頁数130頁]
14 五十年のあゆみ 続共編 2016-03-31京都仏教各宗学校連合会 大正4年(1915)にはじまった京都大蔵会は2015年に記念すべき第100回の大蔵会が京都国立博物館で開催された。これ以前、京都大蔵会の50周年事業として、その歴史を記録した『五十年のあゆみ』が刊行されたが、本書はその後の50年の記録をまとめたものとして、第100回記念出版として刊行されたものである。第100回記念事業実行委員会委員として編集にかかわった。
15 『南丹市文化財調査報告書』第27集共編 2017-03-31南丹市教育委員会 大谷大学と南丹市教育委員会が共同で実施した美山町佐々里区最勝寺の法宝物調査にともなう報告書のうち、仏像に関するもの。本尊の阿弥陀如来立像(鎌倉時代)および薬師如来立像(江戸時代)の調査報告。
〔総頁10頁数〕
〔共編者:齋藤望・宮﨑健司・平野寿則・川端泰幸〕
16 『南丹市文化財調査報告書』第31集共編 2018-03-31南丹市教育委員会  大谷大学と南丹市教育委員会が共同で実施した美山町佐々里区最勝寺の法宝物調査にともなう報告書のうち、絵画・墨蹟・古文書に関するもの。親鸞聖人御影ほか絵画6点、蓮如上人筆六字名号ほか墨蹟3点、下間頼廉書状ほか119点の調査報告。
〔総頁35頁数 発行:丹南市教育委員会〕
〔編者:齋藤望・宮﨑健司・平野寿則・川端泰幸〕
17 『新編 大蔵経-成立と変遷- 』共編著 2020-12-10法藏館 京都大蔵会第一〇〇回記念出版事業として刊行された『新編 大蔵会-成立と展開-』の編集で日本の古代~中世にかけての箇所を担当し、自らの日本古代について執筆した。[総頁数295頁][本人担当分169頁~203頁]
18 『仏教事典』 共著 2021-01-28丸善出版株式会社 本書は日本佛教学会編集による「読む」中項目事典。仏教の基本的な定義から現代社会における仏教の社会的実践までが幅広く見渡せる内容となっている。また、仏教のこれまでの歩み(歴史)やその思想内容や文化における役割にも各章を割いて解説する。その中で「日本への伝来」「聖徳太子」の2項目を分担執筆したもの。[総頁数698頁][本人担当分126頁~131頁]
以上18点
Ⅱ学術論文
1 八世紀の村について 単著 1986-01-20『尋源』36号 儀制令春時祭田条に見るような農耕に関わる村落祭祀によって結ばれていた古代村落社会は、自然条件や社会情勢により八世紀中頃を画期として共同体的関係が解体し、それに代わって、次第に成長しつつあった有力農民の個別経営を中心とした新たな結合関係が形成された。しかも、それは、神仏習合などの宗教状況によって村落へ仏教が浸透し、その結果生まれた「村堂」をめぐる仏教信仰という新しい精神的紐帯を以て維持、補強された。
総頁数52頁中9頁(P29~P37)
2 「氏神」の形成とその背景 単著 1987-12-01『大谷大学大学院研究紀要』4号 奈良末に現れた「氏神」は、公的な氏族集団による在地神の祭祀機能とは異なり、純粋な人間集団となったウヂの紐帯としての私的な祭祀であった。律令国家は「氏神」が表面化する社会構造の変質に対して従来の神祇行政の復興を試みつつも、平安前期を通して必要に応じて「氏神」を公祭化などの方法で取り込みつつ支配イデオロギーの再構築に努めた。
総頁数235頁中22頁(P131~P152)

3 天平宝字二年の写経事業-七月四日内相宣写経を中心として- 単著 1989-09-20『古代文化』41巻9号 天平宝字二年七月四日に藤原仲麻呂によって命じられた千手千眼経以下千四百巻にのぼる写経は、光明子の不予に当ってその病気平癒を目的とし、光明子にゆかりの経典が選ばれ、写経経典の処置にもゆかりの寺院に配置されるよう考慮されていたが、それは仲麻呂が親族である光明子を気遣ったためだけではなく、自らの政治的発言力の後盾としての光明子を失うことを危惧してのことであり、仲麻呂にとっては切実な護身的行為でもあった。
総頁数66頁中9頁(P39~P47)
4 奈良初期の還俗について 単著 1989-10-28『仏教史学研究』32巻2号 奈良初期に勅命還俗が行われたのは、律令制の整備期に当って律令制の実務に見識を持つ朝鮮半島からの渡来僧や入羅僧の中から、唐文化の代替として摂取すべき技術才能の持ち主を登用し、一方で大宝僧尼令施行以後は朝鮮仏教の影響によって僧のもつ陰陽道技術を仏教から分離し、国家枢要の技術として陰陽寮に編入把握しようとする意図があった。そしてその推進者には律令制確立を強く志向した藤原不比等が想定される。
総頁数140頁中19頁(P24~P42)
5 大津連首について

単著 1990-05-30『尋源』40号 還俗陰陽家大津首は、藤原不比等に重く任用され、奈良初期の陰陽寮の整備に重要な位置を占めたが、それは大宝令に基づく陰陽道と僧侶の峻別政策の一環でもあった。また首と不比等との関係は、藤原仲麻呂と大津連大浦にみる、藤原氏と陰陽寮官人あるいは陰陽道との深い関係を背景とするものである。したがって、奈良時代における陰陽道・陰陽寮の政治史上の意義が極めて重要なことであるといえる。
総頁数95頁中10頁(P1~P10)

6 近江国檜物荘非時送文 単著 1990-12-01『尋源』別報 復刊10号 近江国甲賀郡内、現滋賀県甲賀郡甲西町に所在した檜物荘に関する仁平元年(1151)三月八日付「近江国檜物荘非時送文」(『平遺』2723)は、その内容だけでは何に関するものか不明であるが、『台記』仁平元年三月十四日条の「高陽院御懺法結願」、および京大所蔵『兵範記』裏文書の法会に関する僧侶・楽人の記載より、高陽院藤原泰子が同年三月に行った「御懺法」に関するものであることが推定される。
総頁数4頁中2頁(P1~P2)

7 天平宝字二年の写経-慈訓と慶俊をめぐって- 単著 1991-02-24堅田修編『日本史における社会と宗教』 天平宝字二年に藤原仲麻呂の命による二度の金剛般若経書写の間、知識大般若経書写も同時期に進行したが、両者の目的はいずれも光明皇太后の病気平癒であった。ただ前者には仲麻呂政権のブレーン慈訓が、後者には光明皇太后には信任されたが反仲麻呂政権的であった僧慶俊が主導しており、両者には対抗関係が想定される。その背景にはこの時期の仲麻呂政権における仲麻呂と光明皇太后の微妙な関係が反映していると推定される。
総頁数236頁中35頁(P129~P163)
8 藤原仲麻呂政権と仏教 単著 1991-03-18『大谷大学史学論究』4号 光明子は厚く仏教を信仰し、区別されるべき「国家仏教」と「宮廷仏教」を混在させた人物であった。それに批判的な藤原仲麻呂であったが、彼女は政権の後盾であったので、生前中はあまり仏教統制を進めず、光明子の死後、強力に仏教統制を敢行した。そのため母の仏教信仰を受け継いだ孝謙は仏教統制に批判的となり、皇統の問題も絡んで孝謙・道鏡派と、淳仁・仲麻呂派の決定的対立となり、仲麻呂政権の根底を揺るがすことになった。
総頁数88頁中17頁(P25~P41)
9 光明皇后発願五月一日経の勘経について 単著 1992-01-31『尋源』41・42合併号 天平十二年の願文を持つ光明皇后発願の五月一日経にしばしば残る勘経追跋や関連の正倉院文書を検討すると、ここにおける勘経作業が現存古写経である善光朱印経のテキスト校訂作業と密接につながることが推定される。しかも、朱印にある善光が光明皇后ゆかりの法華寺の尼であることなどから、善光朱印経が法華寺を主体として書写されたと考えられ、その目的も光明皇后をめぐる政治的・宗教的情勢と関連する可能性がある。
総頁数107頁中22頁(P25~P46)
10 法華寺の三「嶋」院について 単著 1992-08-20『大谷学報』第71巻第4号

正倉院文書に見える法華寺の「嶋」の付く三院の相互関係及び阿弥陀浄土院との関係を検討し、はじめ「嶋院」と「中嶋院」が同一施設を指したが、慈訓の法華寺入寺に伴い「外嶋院」が設けられると、既存の院と区別するため「中嶋院」と呼び、両院の総称に「嶋院」が使用された。その後「外嶋院」が阿弥陀浄土院に改編されるに及んで、「中嶋院」は「嶋院」と称されたこと、及びそれを取り巻く情勢を明らかにした。
総頁数76頁中13頁(P1~P13)
11 年料多心経について 単著 1992-11-28『仏教史学研究』35巻2号 正倉院文書によれば、年料多心経と称される般若心経写経で、聖武と光明子のため年間総日数分の部数書写されたが、これは天平十七年平城還都後の行く末、聖武・光明子の平安を祈願し、智光の般若心経推奨を受けた藤原仲麻呂が企図した政治色の濃いものであった。本写経は天平十八年に始まり、平安期にも仁王般若経に変わるが存続し、一貫して図書寮管下の行事であったと考えられる。また年料多心経の遺品に隅寺心経が想定される。
総頁数170頁中21頁(P78~P98)
12 藤原仲麻呂と般若心経 単著 1993-11-11『史聚』第28号 正倉院文書に見える百巻心経と千巻心経が藤原仲麻呂の命によりなされた間写経で、前者が橘奈良麻呂派一掃、後者が衰退した政権の回復をそれぞれ祈願した写経であると想定し、さらに既に論じた年料多心経や仲麻呂政権下の仏教政策のあり様を勘案することで、仲麻呂が般若心経を極めて尊崇していたことを明らかにし、さらに仲麻呂が般若心経を尊崇するに至るには元興寺僧の智光の影響が色濃く見出せることを指摘した。
総頁数58頁中17頁(P27~P43)

13 『覚禅抄』所引『私教類聚』逸文について 単著 1994-10-31『國書逸文研究』第27号 吉備真備『私教類聚』の『覚禅抄』所引逸文と類似する、高山寺蔵『宿曜占文抄』所引「大臣記」を翻刻、紹介したもの。両者の比較検討から後者が前者より詳細な同逸文で、しかも所収文献の成立年代も先行することなどから、重要視すべき逸文であることを指摘した。
総頁数91頁中4頁(P1~P4)
14 天平勝宝七歳における『大宝積経』の勘経 単著 1994-11-01『正倉院文書研究』2 天平勝宝七歳(755)に法華寺の嶋院で行われた『大宝積経』の勘経を検討し、この事業に光明子の意向が読み取れること、事業そのものが単なる定本校訂でなく別生経や同本異訳経をも検討対象とした経典研究に値する行為であったことなどを指摘し、さらに『大宝積経』が光明子にとって重要な経典であり、その背景には彼女が範とした則天武后が自らの正当性の根拠とした授記思想の影響があったことを想定した。
総頁数192頁中25頁(P71~P95)

15 奈良末・平安初期における疫神祭祀 単著 1996-02-10日野昭編著『日本古代の社会と宗教』(永田文昌堂) 八世紀末に現れる疫神祭祀は、当時の神祗復興政策の中で対疫病の国家的神祗祭祀として創設されたが、それは禁止した京中住民の京内での私的な対疫病呪術行為を肩代わりするものであった。しかし、京住民の対疫病をめぐる要求は多様で、疫神祭祀も九世紀前半には仏教的要素が加味され、さらに陰陽道的祭祀にその地位をゆずることになった。
総頁数218頁中18頁(P151~P168)
16 光明子七七日経をめぐる一、二の問題 単著 1996-03-31『大谷学報』第75巻第4号 光明子の七七日に『称讃浄土経』の書写と阿弥陀画像の造作によって法会が催された。書写経典は当時よく知られた『阿弥陀経』でなく、同本異訳の玄奘訳『称讃浄土経』であったが、経典選択の背景には、当時隆盛をきわめた法相宗、特に仏教的ブレーンであった興福寺慈訓の意向が働いていたと指摘した。また、この写経の遺巻として「中将姫願経」と称される古写経が想定されることを述べた。
総頁数103頁中14頁(P46~P59)
17 大谷大学図書館蔵『判比量論』と大安寺審祥 単著 1997-02-27史聚会編『奈良平安時代史の諸相』(高科書店) 元暁述『判比量論』の奈良時代での位置を正倉院文書から分析し、当時希少な仏典で所蔵者は限られ、その伝来も学問僧による新羅からの舶載と想定した。さらに本書の零巻で奈良朝写経とされる大谷大学図書館蔵「判比量論残巻」を料紙や書体の観点から検討し、新羅から舶載された経典である可能性を指摘した。
総頁数324頁中17頁(P145~P161)
18 東大寺の『華厳経』講説-テキストと経疏をめぐって- 単著 1998-03-14『佛教大学総合研究所紀要』別冊<宗教と政治> 天平十二年創始とされる東大寺『華厳経』講説のテキストと参照された経疏について検討したもの。講説に関する「東大寺華厳別供縁起」ほかの記載と正倉院文書にみえる当該仏典の状況を手がかりに検討し、当初『六十華厳』と『探玄記』によった講説が、天平二十年頃を画期に『八十華厳』と『刊定記』による『華厳経』講説に移行していったことを跡づけた。
総頁数375頁中20頁(P47~P66)
19 「大谷大学蔵『開元釈教録』巻十九-奈良時代一切経目録の痕跡-」 単著 1999-07-31『歴史の広場-大谷大学日本史の会会誌-』第2号 大谷大学博物館蔵の法隆寺一切経のうちの『開元釈教録』巻19の概要を紹介するとともに、本品が奈良時代の一切経目録の転写本である可能性を指摘した。
総頁数53頁中6頁(P38~P43)。
20 奈良時代の『華厳経』講説―関連仏典の受容をめぐって― 単著 1999-10-12薗田香融編『日本仏教の史的展開』(塙書房)

奈良時代に『華厳経』講説がなされた頃、『華厳経』成立に関わる仏典がどの程度意識されていたかを論じたもの。当初、これら仏典にあまり注意が払われず、講説にあたっては唐や新羅の学僧の経疏類が主に参照されていたこと、東大寺盧舎那大仏の開眼を目前にしてようやく華厳宗として注意すべき仏典として意識されていったことなどを指摘した。
総頁数540頁中19頁(P122~P140)
21 光明子発願一切経(五月一日経)『瑜伽師地論』巻37について 単著 2001-02-28『書香』第16号(大谷大学図書館)

大谷大学博物館蔵の光明子発願一切経(五月一日経)『瑜伽師地論』巻37を紹介したもの。当該作品が五月一日経の『瑜伽師地論』で現在まで唯一知られていない写本であること、正倉院文書より忍坂成麻呂の書写になること、誤字・脱字・脱行の修正のあとがあることなどを指摘した。
総頁数28頁中5頁(P4~P8)。
22 法隆寺一切経と『貞元新定釈教目録』 単著 2002-10-30伊藤唯真編『日本仏教の形成と展開』
(法蔵館)
平安末期に書写された法隆寺一切経について、それが基準としたと考えられる『貞元新定釈教目録』の書写例に着目し、それに康和年間書写本(巻29・30のみ)・大治年間書写本(巻29・30なし)・永久年間書写本(巻29・30のみ)の3種があることを明らかにし、そのうち大治本と康和本がいわゆる法隆寺一切経の一具で、永久本は書写台帳あるいは整備台帳であったことを指摘した。
総頁数683頁中25頁(P5~P29)
23 奈良時代の一切経について
-勘経の意義をめぐって-
単著 2004-12-25『佛教大学総合研究所紀要』別冊「一切経の歴史的研究」

日本古代の一切経について、その伝来および書経の状況と、日本古代における特質を文献上の初見時期(白鳳期)から奈良時代にかけて展望した。特に奈良時代については、勘経という行為を通して、一切経理解の深まりを述べた。総頁数270頁(P.1~P.50)

24 大谷大学博物館の設立と図書館 単著 2004-12-31『大学図書館研究』72
財団法人 学術文献普及会
大学博物館の設立のあり方や運営上の問題点を、大谷大学図書館の貴重資料を中核として設立された大谷大学博物館を事例に報告したもの。総頁数80頁(P.50~P.57)
25 法隆寺一切経と古写経 単著 2007-03-07『史聚』創刊30周年記念号(39・40号) 法隆寺一切経の特徴の一つである、一切経の一具に古写経を利用することについて、その具体例を現存古写経に残る痕跡から指摘した。
26 奈良時代の写経 単著 2011-06-30『仏教学レビュー』2011 Vol.9(大韓民国・金剛大学校仏教文化研究所)
欽明朝の仏教公伝に伴って百済より仏典が将来されて以来、奈良時代を中心に写経事業を文献史料や遺品によって概説したもの。また仏典や仏典目録の将来に深く関わった僧侶の問題にも言及した。
[総頁数336頁][本人担当9頁~46頁]
27 聖武天皇と光明皇后の帰依と慈善事業 単著 2012-12-01『大法輪』第79巻(平成24年)第12号 聖武天皇と光明皇后の仏教信仰について、その経緯と内容について、時代背景を踏まえながら概説した。
[本人担当68頁~72頁]
28 称徳天皇と道鏡 単著 2012-12-01『大法輪』第79巻(平成24年)第12号 聖武天皇と光明皇后の長女として生まれた称徳天皇(孝謙天皇)の仏教信仰について、その経緯と内容について、時代背景を踏まえながら概説し、あわせて彼女の師であった道鏡について述べた。
[本人担当73頁~75頁]
29 藤原仲麻呂と北家 単著 2013-03-31木本好信編著『藤原仲麻呂とその時代』(岩田書院) 正倉院文書にみえる藤原仲麻呂に関する「造東大寺司牒」の断片的な記載を検討し、仲麻呂が独自に藤原房前の法会を営んでいたことを指摘し、その背景には、専制的性格とされがちな仲麻呂が、自家のみでなく、藤原北家の存在を重視していたこと、それによって仲麻呂政権の性格の検討についても注意を要することを論じた。
[総頁数245頁][本人担当217頁~229頁]
(編者:木本好信、分担執筆:荊木美行・榎本淳一・遠藤慶太・梶川信行・木本好信・河内春人・関根 淳・中川 収・中村光一・長谷部将司・細井浩志・松尾 光・宮﨑健司・渡部育子)
30 久多の木造五輪塔 単著 2014-03-18『大谷学報』第93巻第2号 京都市左京区久多の志古淵神社に伝来した木造五輪塔の概要を報告し、その史料的性格を論じた。当該品には平治元年(1159)の墨書があり、それによれば、年紀をもつ現存五輪塔として2番目に古く、木造五輪塔として最古の遺品となる。またX線透過装置やマイクkロフォーカスX線CT装置の撮影等により、空輪・地輪・基壇の各部に納入品があることが判明した。地輪・基壇の両部には紙ないし布とおぼしき納入品があり、願文あるいは交名の可能性が考えられる。空輪部にはきわめて丁寧に埋納された玉・水晶あるいは真珠などの材質である、小さな球体があり、法舎利の可能性がある。
[本人担当24頁~42頁]
31 正倉院文書と古写経-隅寺心経の基礎的観察- 単著 2015-03-20新川登亀男編『仏教文明の転回と表現』(勉誠出版) 写経所文書(正倉院文書)によって「年料多心経」と称される『般若心経』の写経事業について考察をふかめるため、その遺品と目される「隅寺心経」に着目して、現存状況を検討したもの。経題・用字・書式等に基準にいくつかに分類した。
〔総頁数657頁〕[本人担当147頁~168頁]
32 日本の大蔵経史 単著 2016-06-30『東岳美術史學』第19号(大韓民国・社団法人東岳美術史学会) 大韓民国・東国大学校博物館で開催された「如是我聞」展関連行事の国際学術大会「韓日の仏教典籍」での報告をもとに、関係史料を示しながら、日本における大蔵経の歴史を古代より近代まで概説した。
[総頁数194頁][本人担当 155頁~171頁]
33 『判比量論』の伝来 単著 2017-11-102017年元暁大師生誕1400年記念三聖賢国際学術大会(論文集) 2017年元暁大師生誕140年記念三聖賢国際学術大会での口頭発表をもとにした論文で、日本語文とハングル文を併載したもの。
総頁数300頁中39頁(P115~P151)
34 複数部を成巻した隅寺心経
-海龍王寺本と根津美術館本-
単著 2018-03-31『真宗総合研究所紀要』第35号
(大谷大学真宗総合研究所)
奈良時代の写経事業で「年料多心経」と呼ばれた『般若心経』の古写経の遺品と目される「隅寺心経」について、特に複数部を成巻した海龍王寺本と根津美術館本を分析し、奈良時代の原形を推定したもの。
総頁数291頁中15頁(P1~P15)
35 「仏法東帰」考-大仏開眼会への道程- 単著 2022-06-01『大谷大学研究年報』第74号
(大谷学会)
東大寺盧舎那大仏の開眼供養時に伝える『続日本紀』の「仏法東帰」という文言に着目し、仏教公伝以来、開眼供養までの仏教興隆の歴史の政治史的意義を論じたもの。
総頁数346頁中57頁(P1~P57)
36 聖武天皇と仏教-皇太子の夭折と生母宮子との対面- 単著 2022-09-01『奈良時代政治史研究』創刊号
(奈良時代政治史研究会)
国分二寺の建立や盧舎那仏の造立など仏教興隆を推進した聖武天皇が、政策としてではなく、自ら出家するなど深い仏教信仰をもっていたことが想像されるが、その信仰への背景について、彼をとりまく事柄から皇太子夭折と生母宮子の病悩を中心に分析したもの。
総頁数21頁中3頁(P15~P17)
37 光明子発願一切経『深密解脱経』 巻第一について-勘経追跋の新出資料- その他 2024-04-25本郷真昭監/山本崇・毛利憲一編『日本古代の国家・王権と宗教』(法蔵館) 光明子発願一切経、いわゆる五月一日経で、勘経追跋をもつ新出資料である『深密解脱経』巻第一の一部を翻刻するとともに、その概要を述べ、勘経資料としてきわめて重要なものであることを指摘したもの。
総頁数700頁中18頁(P453~P470)
以上37点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 八世紀の村と堂口頭発表 1985-06-00大谷大学国史学会春季例会 儀制令春時祭田条に見るような農耕に関わる村落祭祀によって結ばれていた古代村落社会は、自然条件や社会情勢により八世紀中頃を画期として共同体的関係が解体し、それに代わって、次第に成長しつつあった有力農民の個別経営を中心とした新たな結合関係が形成された。しかも、それは、神仏習合などの宗教状況によって村落へ仏教が浸透し、その結果生まれた「村堂」をめぐる仏教信仰という新しい精神的紐帯を以て維持、補強された。
(発表時間:30分)
2 「氏神」の形成について口頭発表 1986-10-00仏教史学会10月例会 奈良末に現れた「氏神」は、公的な氏族集団による在地神の祭祀機能とは異なり、純粋な人間集団となったウヂの紐帯としての私的な祭祀であった。律令国家は「氏神」が表面化する社会構造の変質に対して従来の神祇行政の復興を試みつつも、平安前期を通して必要に応じて「氏神」を公祭化などの方法で取り込みつつ支配イデオロギーの再構築に努めた。
(発表時間:60分)
3 奈良初期の還俗について口頭発表 1987-11-00大谷大学国史学秋季大会 奈良初期に勅命還俗が行なわれたのは、律令制の整備期に当って律令制の実務に見識を持つ朝鮮半島からの渡来僧や入羅僧の中から、唐文化の代替として摂取すべき技術才能の持主を登用し、一方で大宝僧尼令施行以後は朝鮮仏教の影響によって僧のもつ陰陽道技術を仏教から分離し、国家枢要の技術として陰陽寮に編入把握しようとする意図があった。そしてその推進者には律令制確立を強く志向した藤原不比等が想定される。
(発表時間:30分)
4 天平宝字二年の写経事業-内相宣金剛般若経と知識大般若経-口頭発表 1989-01-00大谷大学特別研修員研究発表会 天平宝字二年に藤原仲麻呂の命による二度の金剛般若経書写の間、知識大般若経書写も同時期に進行したが、両者の目的はいずれも光明皇太后の病気平癒であった。ただ前者には仲麻呂政権のブレーン慈訓が、後者には光明皇太后には信任されたが反仲麻呂政権的であった僧慶俊が主導しており、両者には対抗関係が想定される。その背景にはこの時期の仲麻呂政権における仲麻呂と光明皇太后の微妙な関係が反映していると推定される。
(発表時間:30分)
5 疫神祭祀について口頭発表 1989-10-00大谷大学国史学会 ㈶古代学協会・古代学研究所合同研究大会 <平安京-生活と信仰-> 八世紀末に現れる疫神祭祀は、当時の神祇復興政策の中で神祇体系の中に位置付けられ成立した対疫病の国家的祭祀で、禁止した京中住民の京中での私的な対疫病呪術的行為の機能を代替させるものであった。律令国家は都城が律令制を視覚的に体現するものと考え、彼らの呪術的行為を禁じたが、単に禁止のみではなく、疫神祭祀創設として京住民の要求を配慮する必要が生まれるほど、都城は京住民によって都市的様相を加えつつあった。
(発表時間:30分)
6 藤原仲麻呂と仏教口頭発表 1989-12-00大谷大学史学科研究発表会 光明子は厚く仏教を信仰し、区別されるべき「国家仏教」と「宮廷仏教」を混在させた人物であった。それに批判的な藤原仲麻呂であったが、彼女は政権の後盾であったので、生前中はあまり仏教統制を進めず、光明子の死後、強力に仏教統制を敢行した。そのため母の仏教信仰を受け継いだ孝謙は仲麻呂の仏教統制に批判的となり、皇統の問題も絡んで孝謙・道鏡派と、淳仁・仲麻呂派の決定的対立となり、仲麻呂政権の根底を揺るがすことになった。
(発表時間:30分)
7 法華寺の三「嶋」院口頭発表 1989-12-00大谷大学特別研修員研究発表会 法華寺内に所在したとされる「嶋院」「中嶋院」「外嶋院」の関係史料を検討すると、もと一院にもう一院を建立したため、「中嶋院」「外嶋院」と両者が区別され、「嶋院」という名称も両所の総称として使われたらしい。さらに「外嶋院」は阿弥陀浄土院の前身と目される。また、これらに紫微中台官人が深く関与していることから、法華寺前身の皇后宮と同じく、法華寺諸院は光明子の政治的拠点として重要な役割を果たしたと思われる。
(発表時間:30分)
8 光明皇后発願五月一日経の勘経について口頭発表 1990-12-00大谷大学国史学秋季大会 天平十二年の願文を持つ光明皇后発願の五月一日経にしばしば残る勘経追跋や関連の正倉院文書を検討すると、ここにおける勘経作業が現存古写経である善光朱印経のテキスト校訂作業と密接につながることが推定される。しかも、朱印にある善光が光明皇后ゆかりの法華寺の尼であることなどから、善光朱印経が法華寺を主体として書写されたと考えられ、その目的も光明皇后をめぐる政治的・宗教的情勢と関連する可能性がある。
(発表時間:30分)
9 年料多心経について口頭発表 1991-10-00仏教史学会 第四十二回学術大会 正倉院文書によれば、年料多心経と称される般若心経写経で、聖武と光明子のため年間総日数分の部数書写されたが、これは天平十七年平城還都後の行く末、聖武・光明子の平安を祈願し、智光の般若心経推奨を受けた藤原仲麻呂が企図した政治色の濃いものであった。本写経は天平十八年に始まり、平安期にも仁王般若経に変わるが存続し、一貫して図書寮管下の行事であったと考えられる。また年料多心経の遺品に隅寺心経が想定される。
(発表時間:30分)
10 「京都仏教史概説①②」講座録 1992-03-00『京都シルバー観光ガイド<基礎課程>講義集』 ㈶京都SKYセンター主催の京都シルバー観光ガイド養成講座での担当講義の講義録。内容としては、日本への仏教伝来から明治期の廃仏毀釈に至るまでの佛教史を概説するとともに、京都に関わる内容をやや詳しく述べた。総頁数377頁中39頁(P193~P231)
11 大宝積経の勘経について口頭発表 1992-10-00第八回正倉院文書研究会 正倉院文書によれば、天平勝宝七歳に大宝積経の勘経が法華寺内の嶋院で行われ、紫微中台官人が関与していることから光明子の意向が読み取れる。これは一見、書写を前提とした善本テキストの校訂の一例に思えるが、詳細に検討してみると、別生経や同本異訳本によって網羅的に参照されることから、経典研究といった傾向が見られる。つまり、光明子にとって大宝積経が重要な経典であったことが憶測される。
(発表時間:60分)
12 木本好信著『大伴旅人・家持とその時代-大伴氏凋落の政治史的考察-』新刊紹介 1993-08-00『芸林』第42巻第3号 木本好信氏著書の内容を各章にわたり紹介し、その成果の妥当なこと、またその研究方法において歴史学と文学の研究方法を相互補完する注目すべきことを述べた。総頁数73頁中2頁(P70~P71)
13 後白河院庁下文史料紹介 1994-03-00『大谷大学博物館学課程年報』第5号 大谷大学図書館に所蔵される貴重図書紹介で、故山田文昭教授旧蔵書のうちの永暦元年(1160)五月五日付「後白河院庁下文」を紹介したもの。その内容は院庁が浄妙寺領と伏見庄をめぐる相論に裁定を下したものであり、内容や花押などのもつ資料的価値を解説した。総頁数40頁中2頁(P34~P35)
14 「石山寺」「犬上郡」「円珍関係文書」ほか72項目および「皇室系図」分担執筆 1994-04-00㈶古代学協会・古代学研究所編『平安時代史事典』(角川書店) 所収書『平安時代史事典』は専門性の高い平安時代史研究の指針となるものとして編集された事典。その中で「石山寺」ほか72項目と、資料編として付された「皇室系図」を分担執筆したもの。
総頁数3171頁
15 地福寺蔵『桑原山地福寺縁起』について分担執筆 1994-06-00エディシオン・アルシーヴ編『いばらきからみやこへ』(阪急電鉄株式会社メディア事業部発行) 大阪府茨木市の地福寺に所蔵される『桑原山地福寺縁起』の書誌的知見や概要・構成を紹介、解説したもの。当縁起は主として中臣鎌足の地福寺創建を内容とするが、書出しが絵解的文章であること、また地福寺が北摂における山岳仏教の流れと鎌足埋葬地伝承によって成立した寺院であったと考えられることなどを指摘した。総頁数175頁中2頁(P170~P171)
16 上宮天満宮蔵『大政威徳天縁起』について分担執筆 1994-06-00エディシオン・アルシーヴ編『いばらきからみやこへ』(阪急電鉄株式会社メディア事業部発行) 大阪府高槻市の上宮天満宮に所蔵される『大政威徳天縁起』の書誌的知見や概要・構成を紹介、解説したもの。当縁起はいわゆる北野天神絵巻の一本であり、その識語から成立には近隣に所在する山岳寺院の忍頂寺の関与が知られることなどを指摘した。総頁数175頁中2頁(P172~P173)
17 正倉院文書より見る仏教と政治口頭発表要旨 1994-11-00『佛教大学総合研究所報』第7号 佛教大学総合研究所「宗教と政治」研究班の嘱託研究員として、テーマ「奈良時代の仏教と政治」に則した研究成果を得るために、正倉院文書の史料的性格などを紹介すると共に、それを利用した研究の方法論の概要を提示したもの。総頁数28頁中1頁(P7)
18 古代の大蔵経-奈良時代を中心に-講演 1995-01-26佛教大学四条センター講座「仏典探求講座:日本における大蔵経」 日本における大蔵経(一切経)の伝来状況と、奈良時代における一切経書写事業の概要について講演した。
(講演時間:90分)
19 三仏事分担執筆 1995-02-00國書逸文研究会編『新訂増補國書逸文』(国書刊行会)

所収図書は和田英松『國書逸文』の新訂増補を目的とした文部省科学研究費総合研究A「日本古代の逸書逸文に関する研究」(代表所功)の研究成果で、かつ平成6年度文部省出版助成を得たもので、その研究分担者として「三仏事」の『清水寺縁起』『鞍馬寺事旧記』『龍蓋寺記』『天地院縁起』『崇福寺縁起』『七代記』『造寺材木知識記』『大安寺菩提伝来記』『元興寺小塔院師資相承記』『三宝感通集』を分担執筆した。
総頁数1172頁
20 判比量論残巻 附廻向偈并識語史料紹介 1995-03-00『大谷大学博物館学課程年報』第6号 大谷大学図書館に所蔵される貴重図書紹介で、故神田喜一郎教授旧蔵書のうちの『判比量論残巻』を紹介したもの。本書が『判比量論』のまとまった逸文であること、奈良時代の写本であること、「内家私印」の陽刻朱方印をもつこと、草書体であることなどの特徴を示し、その資料的価値を解説した。総頁数48頁中2頁(P42~P43)
21 『判比量論』断簡について口頭発表要旨 1995-03-00『大谷学報』第74巻第4巻 元暁述『判比量論』の奈良時代での位置を正倉院文書から分析し、当時希少な仏典で所蔵者は限られ、その伝来も学問僧による新羅からの舶載と想定した。さらに本書の零巻で奈良朝写経とされる大谷大学図書館蔵「判比量論残巻」を料紙や書体の観点から検討し、新羅から舶載された経典である可能性を指摘した。総頁数125頁中3頁(P47~P49)
22 百万塔 付自心印陀羅尼史料紹介 1996-03-00『大谷大学博物館学課程年報』第7号 大谷大学図書館に所蔵される貴重書紹介で、いわゆる百万塔の一部である、「自心印陀羅尼」を埋納した三重小塔を紹介したもの。本品の保存状態が良好なこと、塔底部の銘によって左工房の石麻呂の制作になること、同じく底部にロクロの爪痕が残ることなど、その資料的価値を解説した。総頁数50頁中2頁(P44~P45)
23 正倉院文書と奈良仏教口頭発表 1996-08-29第五回日本宗教史懇話会サマーセミナー(岐阜・かんぽの宿 岐阜羽島)
正倉院文書が奈良時代の仏教史研究にとって重要な資料であることを述べたもの。正倉院文書の成り立ちと性格について概説し、それを利用したものとして、一切経や間写経や仏典などの分析を通した仏教思想の研究、得度や寺院や法会などの分析を通した仏教制度の研究、写経所や写経作業などの分析を通した奈良朝写経史の研究が考えられ、当該期の仏教史研究に大きく寄与することを指摘した。
(発表時間:90分)
24 「正倉院文書『大日古』対照表」及び「『開元釈教録』入蔵録索引」の作成なし 1997-03-00『大谷大学真宗総合研究所研究紀要』第14号 大谷大学真宗総合研究所1995年度一般研究(個人研究)「正倉院文書よりみた古代仏教に関する研究」の成果報告で、データベースによる正倉院文書の写真版と活字版(『大日本古文書』)の対照表及び『開元釈教録』入蔵録の経典名索引の作成状況を報告したもの。あわせて「正倉院文書(続修別集)『大日古』対照表(稿)」及び「『開元釈教録』入蔵録(賢聖集)索引(稿)」を公表した。
総頁数226頁中10頁(P137~P146)

25 「東西南北の神々-四神相応-」ほか3項目分担執筆 1997-11-00木場明志監修『陰陽五行-淡交ムック-』(淡交社)

所収書『陰陽五行』は一般向けに陰陽五行思想を概説した書で、その3項目のコラムを分担執筆したもの。「冠婚葬祭<暮らしと陰陽五行>」の中の「厄年」、「宇宙と陰陽五行」の中の「東西南北の神々-四神相応-」、コラム欄の「売薬」を担当し、概説した。
総頁数159頁
26 奈良時代の経典目録について口頭発表 2000-03-00写経所文書研究会 写経書文書にみえる仏典目の録に関する史料を集成し、一切経目録と蔵経目録に分類して、それぞれの性格について分析を加えた。
(発表時間:60分)
27 奈良時代の一切経の受容と展開講演 2001-01-16佛教大学四条センター講座「日本史と宗教:一切経の受容と信仰」 日本における一切経の受容と、奈良時代における一切経書写事業について概説し、写経に関わった写経生たちの生活ぶりなどについて講演した。
(講演時間:90分)
28 日本古代の一切経書写とその展開講演 2001-07-12佛教大学四条センター講座「シティーキャンパス講座:仏教探求講座-仏教書誌学-」 日本古代における一切経の伝来と、盛んに写経事業が展開した奈良時代および平安時代後期の写経事業について概説し、その歴史的威儀を講演した。
(講演時間:90分)
29 正倉院の世界講演 2001-10-002001年度(交野市)市民文化財講座 奈良時代における東大寺の造営や正倉院宝物の成り立ち、それと深くかかわる造東大寺司写経所について、それぞれ「正倉院と東大寺」「国家の珍宝」「正倉院文書と写経所」というサブタイトルで3回(10/30、11/13・27)にわたって講演した。
(講演時間:各90分)
30 大谷大学蔵法隆寺一切経について口頭発表 2001-10-00第34回学術大会(日本古文書学会) 大谷大学博物館に所蔵される法隆寺一切経の全体像とその特色について述べたもの。とくに館蔵品が法隆寺に所蔵される以外としてもっともまとまったコレクションであることや、経録が多く含まれるなど所蔵仏典の内容として注目されるものであることを指摘した。
(発表時間:30分)
31 大谷大学蔵法隆寺一切経について口頭発表要旨 2002-05-00『古文書研究』55号(古文書研究会)



大谷大学博物館に所蔵される法隆寺一切経の全体像とその特色について述べたもの。とくに館蔵品が法隆寺に所蔵される以外としてもっともまとまったコレクションであることや、経録が多く含まれるなど所蔵仏典の内容として注目されるものであることを指摘した。
総頁数147頁中1頁(P142)
32 法隆寺一切経『貞元新定釈教目録』巻十九・巻二十七史料紹介 2002-06-00『書香』19号(大谷大学図書館) 大谷大学図書館の新収蔵品のうち、平安時代後期の法隆寺一切経である『貞元新定釈教目録』巻19および巻27の概要を紹介するとともに、すでに重要なコレクションとして図書館に所蔵される90巻を越える当該一切経との関係で、この収蔵がきわめて重要である点を述べた。総頁16頁中2頁(P7~P8)
33 奈良朝の写経事業講演 2002-06-08佛教大学四条センター講座「日唐写経の世界-正倉院聖語蔵」 奈良時代における写経事業を概説するとともに、とくに一切経事業で大きな意味をもった光明子発願一切経(五月一日経)と孝謙天皇発願一切経(景雲一切経)を分析し、日本的特質について講演した。
(講演時間:90分)
34 陰陽道の世界講演 2002-07-12(滋賀県)高月町ふるさと講座 奈良時代における陰陽道の動向を還俗僧の登用という観点から解説し、平安時代に活躍したとされる安倍晴明の伝説化の背景について講演した。
(講演時間:90分)
35 天平文化の息吹-『判比量論』断簡-講演 2003-09-27大谷大学博物館プレセミナー 大谷大学博物館開館プレイベントとして、同館所蔵の重要文化財『判比量論』断簡の概要と、その歴史的意義について講演した。
(講演時間:90分)
36 開館記念特別展「古典籍の魅力-大谷大学の名品-」展示企画 2003-10-00大谷大学博物館 開館記念特別展「古典籍の魅力-大谷大学の名品-」 大谷大学博物館の開館特別展の企画。「古典籍の魅力-大谷大学の名品-」と題して、館蔵品の重要文化財を中心に名品を、「大陸の文物と碑文」「天平文化の息吹」「平安貴族と仏教」「浄土教の展開」の4コーナーに分けて展示をした。(会期:2003年10月14日~11月30日)
37 冬季企画展「京都を学ぶ 拓本で見る京の梵鐘」展示企画 2003-12-00大谷大学博物館 2003年度冬季企画展「京都を学ぶ 拓本で見る京の梵鐘」 大谷大学博物館の2003年度冬季企画展の企画。「京都を学ぶ 拓本で見る京の梵鐘」と題して、神田拓本コレクションによって、原品が重要文化財などに指定されている京都に所在あるいは関わる梵鐘の拓本を展示した。(会期:2003年12月9日~12月20日)
38 夏季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅰ」展示企画 2004-05-00大谷大学博物館 2004年度夏季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅰ」 大谷大学博物館の2004年度の夏季企画展の企画。「仏教の歴史とアジアの文化Ⅰ」と題して、館蔵の仏教文化財やアジアに関わる代表的な作品を中心に展示した。(会期:2004年5月25日~8月2日)
39 特別陳列「新指定重要文化財 湯浅景基寄進状」展示企画 2004-06-00大谷大学博物館 2004年度特別陳列「新指定重要文化財 湯浅景基寄進状」 大谷大学博物館の特別陳列の企画。館蔵品の「湯浅景基寄進状」が新たに国の重要文化財に指定されたことを記念したもので、本品とともに明恵関連の『光明真言句義釈』『涅槃講式』などを展示した。(会期:2004年6月29日~8月2日)
40 秋季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅱ」展示企画 2004-09-00大谷大学博物館 2004年度秋季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅱ」 大谷大学博物館の2004年度秋季企画展の企画。「仏教の歴史とアジアの文化Ⅱ」と題して、館蔵の仏教文化財やアジアに関わる代表的な作品を中心に展示した。(会期:2004年9月7日~9月25日)
41 日本古代の一切経口頭発表 2004-10-00仏教美術研究上野記念財団助成研究会 平成16年度研究発表と座談会Ⅱ「天平写経とその周辺」
(京都 ・ 京都国立博物館)
日本古代の一切経について、その伝来および書写の状況と、日本古代における特質を、文献上の初見時期(白鳳期)から平安時代前期にかけて展望した。特に奈良時代については、盛んであった国家的一切経書写に注目し、その写経機構(皇后宮職系写経機構・内裏系写経機構)ごとに書写事例を紹介し、その内容が録外をも含み特殊なものであったことを述べた。
(発表時間:30分)
42 私立大学図書館協会西地区京都地区協議会2004年度主題別研究会A(書誌)シンポジウム「図書館と博物館の〈創造的共生〉はありうるか?」シンポジウムパネリスト 2004-11-00私立大学図書館協会西地区京都地区協議会 私立大学図書館協会西地区京都地区協議会2004年度主題別研究会A(書誌)でのシンポジウム「図書館と博物館の〈創造的共生〉はありうるか?」のパネリストとして基調報告したもの。大谷大学博物館の設立の経緯や現状を報告するともに、大谷大学図書館との関係にも言及した。
(発表時間:30分)
43 冬季企画展「京都を学ぶ 谷邊橘南の書のこころ」展示企画 2004-12-00大谷大学博物館 2004年度冬季企画展「京都を学ぶ 谷邊橘南の書のこころ」 大谷大学博物館の2004年度冬季企画展の企画。「京都を学ぶ 谷邊橘南の書のこころ」と題して、近時、寄贈された、京都で活躍した仮名書家・谷邊橘南の作品を展示した。(会期:2004年12月7日~12月25日)
44 夏季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅲ」
展示企画 2005-05-00大谷大学博物館 2005年度夏季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅲ」 大谷大学博物館の2005年度の夏季企画展の企画。「仏教の歴史とアジアの文化Ⅲ」と題して、館蔵の仏教文化財やアジアに関わる代表的な作品を中心に展示した。
大谷大学博物館2005年度夏季企画展の企画(会期:2005年5月24日~8月2日)大谷大学博物館
45 特別陳列「銀象嵌鍔付き鉄刀」展示企画 2005-06-00大谷大学博物館 2005年度特別出陳「銀象嵌付き鉄刀」           大谷大学博物館の特別出陳の企画。末永雅雄コレクションの鉄刀二点を保存処理のため調査した結果、一方の鍔に銀象嵌が発見されたため、その公開を目的としたもの。
シンポジウム大谷大学博物館特別出陳の企画(会期:2005年6月30日~8月2日)大谷大学博物館
46 夏季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅳ」展示企画 2005-09-00大谷大学博物館 2005年度秋季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅱ」 大谷大学博物館の2005年度の夏季企画展の企画。「仏教の歴史とアジアの文化Ⅲ」と題して、館蔵の仏教文化財やアジアに関わる代表的な作品を中心に展示した。
大谷大学博物館2005年度秋季企画展の企画Ⅱ」(会期:2005年9月6日~9月17日)大谷大学博物館
47 日本古代の一切経口頭発表要旨 2006-03-31仏教美術研究上野記念財団助成研究会報告書第33冊「研究発表と座談会 天平写経とその周辺」仏教美術研究上野財団助成研究会 日本古代の一切経について、その伝来および書写の状況と、日本古代における特質を、文献上の初見時期(白鳳期)から平安時代前期にかけて展望した。特に奈良時代については、盛んであった国家的一切経書写に注目し、その写経機構(皇后宮職系写経機構・内裏系写経機構)ごとに書写事例を紹介し、その内容が録外をも含み特殊なものであったことを述べた。
総頁数54頁中14頁(P1~P14)
48 正倉院文書に見る近江国滋賀郡の住民講演 2006-08-19大津市歴史博物館第353回土曜講座 現在の滋賀県大津市域にあたる近江国滋賀郡に関する計帳(正倉院文書)を素材に、当該地域に居住した氏族の分布やその内容を紹介した。
講演時間:90分
49 秋季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅵ」展示企画 2006-09-00大谷大学博物館2006年度秋季企画展 大谷大学博物館の2006年度の夏季企画展の企画。「仏教の歴史とアジアの文化Ⅵ」と題して、館蔵の仏教文化財やアジアに関わる代表的な作品、とくに近年に収集した作品を中心に展示した。会期:2006年9月12日~9月30日
50 特別展「大拙 その人と学問」展示企画 2006-10-00大谷大学博物館2006年度特別展 大谷大学博物館の2006年度の特別展の企画。鈴木大拙没後四十年記念展「大拙 その人と学問」と題して、鈴木大拙の生涯と研究の紹介に中心に、「学の胎動」「学の大成」「学の発信」「大拙と真宗」「大拙と松ヶ岡文庫」の5コーナーに分けて展示をした。会期:2006年10月10日~11月28日
51 特別出陳「末永雅雄コレクション-日本考古学界の巨星-」展示企画 2007-07-00大谷大学博物館 2007年度特別出陳「末永雅雄コレクション-日本考古学界の巨星-」 大谷大学博物館の特別出陳の企画。館蔵品の末永雅雄コレクションの主要作品の公開を目的としたもの。
(会期:2007年7月5日~8月5日)
52 京都市久多の『大般若波羅蜜多経』口頭発表 2007-07-28大谷大学日本史の会大会 京都市左京区の久多に伝来する『大般若波羅蜜多経』を紹介したもの。当該経が鎌倉時代初期の書写に関わるもので、保存状態もよく伝来していること、重要な史料となる奥書を多く持つことなどを指摘した。
(発表時間:30分)
53 秋季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅷ 久多の大般若経」展示企画 2007-09-00大谷大学博物館 2006年度秋季企画展「仏教の歴史とアジアの文化Ⅷ 久多の大般若経」 京都市左京区の久多の久多自治振興会所蔵の『大般若波羅蜜多経』(志古淵神社保管)を紹介したもの。
(会期:2007年9月11日~9月29日)
54 特別展「法隆寺一切経と聖徳太子信仰」企画展示 2007-10-00大谷大学博物館 2007年度特別展「法隆寺一切経と聖徳太子信仰」 大谷大学博物館の2007年度の特別展の企画。「法隆寺一切経と聖徳太子信仰」と題して、本館所蔵の法隆寺一切経を中心に「聖徳太子と法隆寺」「法隆寺一切経の形成」「法隆寺一切経の諸相」「聖徳太子信仰の造形」の4コーナーに分けて展示をした。
(会期:2007年10月9日~11月28日)
55 法隆寺一切経の形成講演 2007-10-13大谷大学博物館特別展『法隆寺一切経と聖徳太子信仰』記念講演会 平安時代後期の代表的な一切経である法隆寺一切経の成立過程を解説するとともに、古写経転用などの当該一切経の特徴について講演したもの。
(講演時間:90分)
56 冬季企画展「京都を学ぶ 拓本でみる京の梵鐘」展示企画 2007-12-00大谷大学博物館 2007年度冬季企画展「京都を学ぶ 拓本でみる京の梵鐘」 大谷大学博物館2007年度冬季企画展「京都を学ぶ 拓本でみる京の梵鐘」と題して、神田拓本コレクションによって、原品が重要文化財などに指定されている京都に所在あるいは関わる梵鐘の拓本を展示した
(会期:2007年12月4日~12月22日)
57 特別展「法隆寺一切経と聖徳太子信仰」の開催に寄せて展覧会紹介 2008-03-18『書香』25号(大谷大学図書館) 大谷大学博物館で開催された2007年度特別展「法隆寺一切経と聖徳太子信仰」の概要を紹介したもの。
[総頁数 頁][本人分担15頁~16頁]
58 太子信仰としての慧思後身説の成立口頭発表 2008-09-15日本宗教学会第67回学術大会(於 筑波大学(筑波キャンパス)) パネル「平安~鎌倉期における宗教心の転換‐法華・太子・観音信仰‐」のパネラーとして報告したもの。
[発表時間30分][要旨掲載雑誌名『宗教研究』]
59 特別展「聖徳太子伝の世界」展示企画 2008-10-00大谷大学博物館2008年度特別展「聖徳太子伝の世界」 大谷大学博物館の2008年度の特別展の企画。「聖徳太子伝の世界」と題して、『聖徳太子伝暦』の形成過程とその絵画化といえる聖徳太子伝の紹介に中心に、「厩戸皇子とその時代」「"聖徳太子"の誕生」「聖徳太子伝の諸相」「描かれた"聖徳太子"」の4コーナーに分けて展示をした。
(会期:2008年10月10日~11月29日)
60 特別展「聖徳太子伝の世界-えがかれた和国の教主-」の開催に寄せて展覧会紹介 2009-03-18『書香』26号(大谷大学図書館) 大谷大学博物館で開催された2008年度特別展「聖徳太子伝の世界-えがかれた和国の教主-」の概要について紹介したもの。
[総頁数 頁][本人分担13頁~14頁]
61 特別展「祈りと造形-韓国仏教美術の名品-」展示企画 2009-10-00大谷大学博物館2009年度特別展「祈りと造形-韓国仏教美術の名品-」 大谷大学博物館の2009年度の特別展の企画。「祈りと造形-韓国仏教美術の名品-」と題して、韓国仏教美術に関わる博物館交流協定締結の大韓民国・東國大學校博物館所蔵品と国内作品によって、「三国~統一新羅時代」「高麗時代」「朝鮮時代」の3コーナーに分けて展示をした。
(会期:2009年10月13日~11月28日)
62 大谷大学博物館口頭発表 2009-11-14南山大学人類学博物館オープンリサーチ博物館部会研究会「大学博物館を考える」 南山大学人類学博物館オープンリサーチ博物館部会研究会「大学博物館を考える」において講師として出講した。「大谷大学博物館」と題して、大谷大学博物館の開設経緯や概要について報告し、あわせて現状として抱える課題については、大学博物館全般の問題との関係に配慮しながら、報告した。
[発表時間40分]
63 聖武天皇と仏教コラム 2010-04-10赤尾栄慶監修『週刊朝日百科 国宝の美』(朝日新聞出版) 週刊朝日百科『国宝の美』に取り上げられた奈良国立博物館蔵『金光明最勝王経』(国宝)の関連コラムとして執筆したもの。国分寺建立や盧舎那仏造立を成し遂げた聖武天皇の仏教信仰への道程を略説した。
[総頁37頁][本人担当21頁]
64 特別展「親鸞-その人と生涯-」展示企画 2010-10-00大谷大学博物館2010年度特別展「親鸞-その人と生涯-」 大谷大学博物館の2010年度の特別展の企画。「親鸞-その人と生涯-」と題して、『本願寺聖人伝絵』『一念多念文意』『選択本願念仏集』「法然消息」』などを中心に、「親鸞の生涯」「祖師との出会い」「浄土門の系譜」「親鸞の教え」の4コーナーに分けて展示をした。
(会期:2010年10月12日~11月28日)
65 山里に守り伝えられた『大般若経』史料紹介 2010-10-01『日本歴史』749号 編集者の依頼により「史料散歩」として、京都市北区久多に伝存した『大般若波羅蜜多経』について、その概要と史料的価値について報告したもの。当該仏典は鎌倉時代初期に書写されたものとして貴重な作品であることを指摘した。また何度かの修補に関わる墨書もみえ、中でも天和年間の修補には豊富な墨書があり、仏典の修補の実例をうかがう作品としても注目される。
[総頁数144頁][本人担当96頁~97頁]
66 大谷大学博物館蔵『判比量論』について講演 2010-10-23大韓民国・国立慶州博物館特別展「新羅歴史人物展1 元暁大師」記念講演(於 大韓民国・国立慶州博物館) 大韓民国・国立慶州博物館の特別展「新羅歴史人物展1 元暁大師」(会期:2010年9月16日~11月21日)で講師として出講した。当該展覧会に出品した大谷大学博物館蔵の『判比量論』断簡について、その概要について講演した。資質や書体などから日本製でなく、新羅からの舶載品である可能性が高いことを指摘し、末尾墨書の解読によりのその伝来は8世紀はじめにさかのぼることを述べた。
67 七・八世紀の藤原氏-その一-講演 2010-11-16奈良文化財同好会 平城の都 1300年の素顔(そのⅣ)(於 奈良市中部公民館) 奈良文化財同好会 平城の都 1300年の素顔(そのⅣ)の講師として、七・八世紀の藤原氏の概要を講演したもののうちの前編。
[発表時間90分]
68 中林隆之著『日本古代国家の仏教編成』新刊紹介 2010-12-01『日本歴史』751号 編集者の依頼により「書評と紹介」として、中林隆之著『日本古代国家の仏教編成』について、その概要を紹介したもの。
[総頁数144頁][本人担当119頁~121頁]
69 七・八世紀の藤原氏-その二-講演 2010-12-21奈良文化財同好会 平城の都 1300年の素顔(そのⅣ)(於 奈良市中部公民館) 奈良文化財同好会 平城の都 1300年の素顔(そのⅣ)の講師として、七・八世紀の藤原氏の概要を講演したもののうちの後編。
[発表時間90分]
70 重要文化財『判比量論』断簡の伝来講演 2011-04-28大谷大学親鸞聖人御命日講話 大谷大学親鸞聖人御命日講話として、大谷大学博物館蔵『判比量論』断簡の伝来をめぐって講演した。
[発表時間60分]
71 奈良時代の写経口頭発表 2011-04-30大韓民国・金剛大学校仏教文化研究所・韓国技術教育大学校共同セミナー「奈良写経と新羅仏教」(於 大韓民国・観門寺(ソウル市)) 大韓民国・金剛大学校仏教文化研究所・韓国技術教育大学校共同セミナー「奈良写経と新羅仏教」での報告で、奈良時代の写経の概要について報告した。
[発表時間60分]
72 夏季企画展「三朝七高僧と真宗聖教」展示企画 2011-06-00大谷大学博物館2011年度夏季企画展「三朝七高僧と真宗聖教」 大谷大学博物館の2011年度の夏季企画展の企画。「三朝七高僧と真宗聖教」と題して、親鸞の崇敬したインド・中国・日本の高僧の著作および親鸞の著作を中心に展示した。
(会期:2011年6月3日~8月7日)
73 秋季企画展「初公開 大谷大学博物館所蔵の古瓦-関連寺院の資料と共に-」展示企画 2011-09-00大谷大学博物館 2011年度秋季企画展「初公開 大谷大学博物館所蔵の古瓦-関連寺院の資料と共に-」(会期:2011年9月6日~9月24日) 大谷大学博物館の2011年度の秋季企画展の企画。「初公開 大谷大学博物館所蔵の古瓦-関連寺院の資料と共に-」と題して、館蔵の古瓦を中心に展示した。
(会期:2011年9月6日~9月24日)
74 特別陳列「新発見 久多の木造五輪塔」展示企画 2011-12-00大谷大学博物館 2011年度特別陳列「新発見 久多の木造五輪塔」(会期:2011年12月13日~17日) 大谷大学博物館の2011年度の特別陳列の企画。「新発見 久多の木造五輪塔」と題して、京都市左京区久多で発見された木造五輪塔が平安時代後期の年紀をもつ現存最古の木造五輪塔であることを紹介し、同所に伝存した鎌倉時代前期の『大般若経』もあわせて展示した。
(会期:2011年12月13日~17日)
75 天平文化の精華講演 2012-02-18第31期(平成23年度)つがやま市民教養文化講座(於 ライズヴィル都賀山) 第31期(平成23年度)つがやま市民教養文化講座の講師として、正倉院宝物を中心とした天平文化の概要について講演した。
[発表時間120分]
76 京都市左京区久多の『大般若波羅蜜多経』資料紹介 2012-02-25『博物館研究』Vol.47 No.3(財団法人日本博物館協会) 編集者の依頼により、『博物館研究』の「支部情報」欄で大谷大学博物館に寄託されている京都市左京区の久多自治振興会所蔵の鎌倉時代前期の『大般若波羅蜜多経』の概要を紹介したもの。
[総頁数68頁][本人分担28頁~31頁]
77 堅田修先生を偲んで追悼記事 2012-06-30『古代文化』Vol.64 No.1 大谷大学名誉教授堅田修先生の逝去にあたって寄稿した追悼記事。堅田先生の略歴と学問業績について紹介した。
[本人分担132頁~134頁]
78 『続日本紀』より読み解く奈良時代の諸相講演 2012-10-25栄中日文化センター 2012秋講座
(於 栄中日文化センター)
『続日本紀』を読解し、木簡や正倉院文書を併用しながら、奈良時代の諸相を講じたもの。
(発表時間90分)
79 久多の木造五輪塔口頭発表 2012-10-26大谷学会研究発表会 京都市左京区久多の志古淵神社に伝来した木造五輪塔の概要を報告し、その史料的性格を論じた。墨書の年紀より年紀をもつ現存五輪塔として2番目に古く、木造五輪塔として最古の遺品であることや、空輪・地輪・基壇の各部に納入品があることなどを指摘し、歴史的性格についても触れた。
[発表時間30分]
80 『続日本紀』より読み解く奈良時代の諸相講演 2012-11-22栄中日文化センター 2012秋講座
(於 栄中日文化センター)
『続日本紀』を読解し、木簡や正倉院文書を併用しながら、奈良時代の諸相を講じたもの。
(発表時間90分)
81 仏教伝来の周辺口頭発表 2012-12-22早稲田大学重点領域研究機構 東アジア「仏教」文明研究所/科研基盤(A)文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究 主催 国際シンポジウム「『仏教』は、なぜ東漸したのか」
(於 早稲田大学大隈小講堂)
国際シンポジウム「『仏教』は、なぜ東漸したのか」にパネラーとして出講した。百済から日本への仏教公伝記事を検討するとともに、その歴史的背景をのべた。また日本古代における「仏教東漸」の理解について、東に所在することをアイデンティティーとする日本の独自の解釈があったことを指摘した。
[発表時間40分]
82 法隆寺一切経と古写経口頭発表 2013-01-12韓国技術教育大学校文理閣国際ワークショップ「古写経の書写とその伝来」
(於 大韓民国・ソウル大学校奎章閣及び湖巖教授会館)
韓国技術教育大学校文理閣国際ワークショップ「古写経の書写とその伝来」に報告者として出講した平安時代後期に書写された法隆寺一切経の概要を報告するとともに、そこに転用された古写経について、古写経の修補の痕跡がうかがわれることを述べた。
[発表時間60分]
83 大谷大学博物館講演 2013-01-18NHK文化センター京都「京の大学の“お宝” 拝見」
(於 大谷大学博物館)
NHK文化センター京都主催の「京の大学の“お宝”拝見」のうち「大谷大学博物館」に講師として出講した。大谷大学博物館の設立経緯や概要を紹介するとともに、2013年度冬季企画展「打敷の意匠-町衆のこだわり-」の展開解説をおこなった。
[発表時間90分]
84 『続日本紀』より読み解く奈良時代の諸相講演 2013-01-24栄中日文化センター 2012秋講座
(於 栄中日文化センター)
『続日本紀』を読解し、木簡や正倉院文書を併用しながら、奈良時代の諸相を講じたもの。
(発表時間90分)
85 『続日本紀』より読み解く奈良時代の諸相講演 2013-02-21栄中日文化センター 2012秋講座
(於 栄中日文化センター)
『続日本紀』を読解し、木簡や正倉院文書を併用しながら、奈良時代の諸相を講じたもの。
(発表時間90分)
86 『続日本紀』より読み解く奈良時代の諸相講演 2013-03-28栄中日文化センター 2012秋講座
(於 栄中日文化センター)
『続日本紀』を読解し、木簡や正倉院文書を併用しながら、奈良時代の諸相を講じたもの。
(発表時間90分)
87 特別展「伊能忠敬と日本図」展示企画 2013-06-00大谷大学博物館2013年度特別展「伊能忠敬と日本図」 大谷大学博物館の2013年度特別展の企画。「伊能忠敬と日本図」と題して、中図(日本写真印刷蔵)を中心に、伊能忠敬記念館所蔵の国宝「伊能忠敬関係資料」をまじえて、「伊能忠敬と全国測量」「伊能忠敬の日本図」「諸国絵図と西洋古版図」の3コーナーに分けて展示をした。
(会期:2013年6月11日~8月5日)
88 仏教史料の宝庫・正倉院文書講演 2013-06-29佛教史学会 第八回仏教史学入門講座「モノと仏教の交差点」
(於 大谷大学)
佛教史学会主催の仏教史学入門講座に講師として出講した。正倉院文書の発見と整理の経緯や問題点を紹介するとともにそれらの史料の可能性を述べ、仏教史料としてきわめて重要であり、豊かな内容をもつものであることを指摘した。
(発表時間60分)
89 《松鶴図》(旧襖)下張り文書コラム 2013-10-02北海道立釧路芸術館編『重要文化財「正行寺」よみがえった襖絵展』 北海道立釧路芸術館で開催された開館15周年記念「重要文化財「正行寺」よみがえった襖絵展」(会期:2013年10月3日~11月27日)の展観図録。旧襖の下張りから発見された正行寺文書のうち「《松鶴図》(旧襖)下張り文書」について解説した。
[総頁数40頁][本人分担1頁]
90 夏季企画展「仏典の伝来とその受容-日本古代の写経-」展示企画 2014-06-00大谷大学博物館 大谷大学博物館の2014年度夏季企画展の企画。「仏典の伝来とその受容-日本古代の写経-」と題して、仏典の伝来とその受容を、奈良時代から平安時代までの代表的な写経によって紹介した。
(会期:2014年6月3日~8月3日)
91 「仏教伝来とその周辺」講演 2014-11-28平成26年度第4回宗教講座-豊かな人間性を目指して- 日本への仏教伝来について、関連史料を提示しながら、歴史的評価の研究状況を紹介するとともに、その受容をめぐってさまざまな背景が存在したことなどを述べた。のち『眞實心』第36週(光華女子大学、2015年3月10日)(111頁~134頁)に講演録が掲載された。
[発表時間70分]
92 冬季企画展「山田文昭コレクション-仏書を中心に-」展示企画 2014-12-00大谷大学博物館 大谷大学博物館の2014年度冬季企画展の企画。「山田文昭コレクション-仏書を中心に-」と題して、重要文化財『三教指帰集注』『春記』「後白河院庁下文」を含む、山田文昭旧蔵品の優品を仏書を中心に紹介した。(会期:2014年12月〓日~2015年〓月〓日)
93 特別陳列 第一〇〇回大蔵会記念「仏法東漸-仏教の典籍と美術-」展示企画 2015-07-00京都国立博物館 京都国立博物館・京都仏教各宗学校連合会の共催で京都国立博物館で開催された特別陳列 第一〇〇回大蔵会記念「仏法東漸-仏教の典籍と美術-」の展示企画
94 日本の大蔵経史口頭発表 2016-05-20特別展「如是我聞」関連国際学術大会「韓日の仏教典籍」(大韓民国・東國大学校博物館)  大韓民国・東国大学校博物館で開催された大谷大学博物館との交流展「如是我聞」展の関連行事として開催された国際学術大会「韓日の仏教典籍」において報告したもので、日本における大蔵経の歴史を古代より近代まで概説した。
[発表時間30分]
95 寳幢寺本隅寺心経 2016-09-24『よみがえる古の大寺院 寶幢寺至宝展』(山形県立博物館)  平成28年度山形県立博物館で開催されたプライム企画展「よみがえる古の大寺院『寶幢寺』至宝展」の図録において、展観された宝憧寺旧蔵の「隅寺心経」の概略を紹介し、その文化財的価値を述べた。
[総頁数120頁]
[本人担当20頁~21頁]
96 木更津市教育委員会での出土遺物についての助言助言 2016-10-14木更津市教育委員会 木更津市教育委員会において出土した墨書土器の解読について助言を求められ、現地で遺物を観察しながら、意見を述べた。
97 山形県立博物館での展示助言助言 2016-10-22山形県立博物館 山形県立博物館プライム企画展「よみがえる古の大寺院『寳幢寺』至宝展」での「隅寺心経」展示について助言をおこなった。
98 隅寺心経の調査単著 2016-10-31『歴史の広場-大谷大学日本史の会会誌-』第19号(大谷大学日本史の会) 巻頭言として、近年調査を続けている奈良朝写経「隅寺心経」の調査に関する雑感を述べたもの。
99 正倉院文書と奈良仏教単著 2017-02-15仏教史学会編『仏教史研究ハンドブック』(法藏館)  仏教史学会編集の大学生向けの仏教史に関する研究ハンドブック。インド、中国、朝鮮、日本の各地域にける仏教史に関する事項を解説するとともに、最新の研究成果を提供するもの。
第3部「日本(古代・中世・近世・近代)」第1章「日本古代」第4節「日本古代史と仏教史料」の1「正倉院文書と奈良仏教」を担当執筆した。日本古代仏教史のうち、奈良時代の文書である正倉院文書を素材とした奈良仏教についての概説した。
[総頁数414頁]
[本人担当180頁~181頁]
100 2015(平成27)年度「一般研究」研究成果概要「個人研究 隅寺心経の基礎的研究」 2017-03-01『研究所報』(大谷大学真宗総合研究所)  大谷大学真宗総合研究所2015(平成27)年度「一般研究」として採択された「個人研究 隅寺心経の基礎的研究」(研究代表者宮﨑健司)について、その研究成果を概要を報告したもの。
[総頁数40頁]
[本人担当19頁~20頁]
101 中林隆之著『日本古代国家の仏教編成』新刊紹介 2017-04-01『日本歴史』第827号(日本歴史学会)  編集者の依頼により「書評と紹介」として、増尾伸一郎著『日本古代の典籍と宗教文化』について、その概要を紹介したもの。
[総頁数128頁]
[本人担当96頁~99頁]
102 『判比量論』の伝来口頭発表 2017-10-182017年元暁大師生誕140年記念三聖賢国際学術大会
(於 大韓民国・慶山市立三聖賢歴史文化館)
 新羅学僧元暁述『判比量論』について、正倉院文書にみえる諸本の状況、大谷大学博物館蔵『判比量論』断簡(重文)の性格や伝来について論じた。前者では、正倉院文書にみえる諸本の祖本が、新羅への学問僧審祥の将来本であり、その伝来が天平4年(732)以前に遡りうること、後者では 当該写本が光明子所蔵以前に母の県犬養三千代が所持したもので、その伝来が慶雲4年(707)に遡ることなどを述べた。
〔発表時間40分〕
103 正倉院文書にみる『般若心経』の写経講演 2017-10-22講座 ここがおもしろい!正倉院文書
(於 ギャラリーよみうり〈読売新聞大阪本社〉)
 正倉院文書にみえる『般若心経』の主な書写事業、①「年料多心経」、②天平勝宝2年(750)1000巻心経(茨田大夫経)、③天平勝宝9歳(757)100巻心経、④天平宝字7年(763)1000巻心経の概要を紹介するとともに、「年料多心経」の遺品と目される「隅寺心経」について写本事例の諸相について解説した。
〔発表時間60分〕
104 「和国の教主」としての《聖徳太子》講演 2018-02-10尋源仏教塾 「"聖徳太子"をめぐって-実像と伝説をつなぐもの-」
(於 大谷大学湖西キャンパス セミナーハウス)
 いわゆる”聖徳太子”について、多様な史資料を紹介しながら、その中で語られる太子の性格や歴史的意義について概説した。とりわけ太子伝の形成とそこで標榜される太子像、さらにそれらが形成された歴史的背景に言及し、日本仏教史における”聖徳太子”の位置について論及した。 
(発表時間90分)
105 正倉院文書にみえる道鏡講演 2018-12-02資料館歴史講座「道鏡と奈良仏教」(八尾市歴史民俗資料館)
(於 高安コミュニティセンター)
 八尾市立歴史民俗資料館の資料歴史講座「道鏡と奈良仏教」の担当分として、正倉院文書の概要を紹介するとともに、道鏡をめぐる出自環境や彼の仏教の特色を概説し、正倉院文書にみえる自筆文書など画期となる関係文書を紹介し、その歴史的意義について述べた。
(発表時間90分)
106 謝辞-齋藤望先生のご退任に際して- 2019-03-15『大谷大學史學論究』第24号(大谷大学文学部歴史学科) 編集者の依頼により、2018年度末に退任された齋藤望先生への謝辞を述べたもの。
[総頁数86頁][本人担当80頁~82頁]
107 久多の木造五輪塔史料紹介 2019-04-01『日本歴史』第851号(日本歴史学会)  編集者の依頼により「史料散歩」として、京都市北区久多に伝存した木造五輪塔について、その概要と史料的価値について報告したもの。
[総頁数128頁][本人担当68頁~69頁]
108 大谷大学博物館の成り立ち口頭発表 2019-06-05同志社大学文化情報学部フォーラム-実資料とその情報とは何か-  2019年度文化情報学研究科共通シンポジウム(文化資源学コース)「「実資料」のもつ情報と情報化の方法」においてゲストスピーカーとして、大谷大学博物館の成り立ちと概要について報告し、のちシンポジウムに登壇した。
109 仏法東帰講演 2019-07-22大谷大学2019年度暁天講座  大谷大学2019年度暁天講座第1日見として、
〔講演時間60分〕
110 隅寺心経のすがた口頭発表 2019-07-27大谷大学2019年度日本史の会大会 正倉院文書にみえる「年料多心経」の遺品と目される「隅寺心経」について、基礎的観察による特徴と、原装段階における料紙状況を検討した。
〔発表時間30分〕
111 コメンテーターコメント 2019-08-31日本佛教学会2019年度学術大会(第89回大会)「仏教と日本-他文化・他思想との交流-」  研究発表の第1セッションの2報告(前川健一氏〈東京大学〉「仏教は日本で何に出会ったのか-仏教伝来の再検討」、織田顕祐氏〈大谷大学〉「正像末史観の受容と太子信仰の深化」)に対してコメンテーターをつとめた。
〔コメント時間20分〕
112 「大谷大学博物館の成り立ち」講演録 2019-10-15『文化情報学』Vol.15 No.1(通巻21号)  2019年度文化情報学研究科共通シンポジウム(文化資源学コース)「「実資料」のもつ情報と情報化の方法」においてゲストスピーカーとして、大谷大学博物館の成り立ちと概要について報告し、のちシンポジウムに登壇した際の記録。
[総頁数90頁]
[本人担当23頁~28頁]
113 山本幸男著『正倉院文書と造寺司官人』書評 2019-11-20『歴史学研究』2019年12月号 No.991  編集者の依頼により「書評」として、山本幸男著『正倉院文書と造寺司官人』について、その概要を紹介し、コメントを付したもの。
[総頁数67頁]
[本人担当26頁~28頁]
114 なるほど!奈良時代の事件ファイル
~橘奈良麻呂の変・藤原仲麻呂の乱・宇佐八幡宮託宣事件~
講演 2019-11-28宇治市生涯学習センター 古代史講座  奈良時代後半に起こった橘奈良麻呂の変・藤原仲麻呂の乱・宇佐八幡宮託宣事件について、その背景と経過、結果について、奈良時代史のなかに位置付けながら講演した。
〔講演時間120分〕
115 "和国の教主"としての聖徳太子講演 2020-01-12真宗教化センターしんらん交流館 東本願寺日曜講演  宗祖親鸞が"和国の教主"と敬慕した「聖徳太子」の人物像がいかにして成立してきたのかを、太子没後から作成された各種の「太子伝」を取り上げ、太子像のの形成過程を概観した。
〔講演時間90分〕
116 "和国の教主"としての聖徳太子 講演録 2020-11-01『ともしび』第817号、真宗大谷派教学研究所 2020年1月12日開催の東本願寺日曜講演の講演録。[総頁数10頁][本人担当p.1~p.9]
117 新刊紹介 本郷真紹監修・山本崇編集『考証 日本霊異記』上、本郷真紹監修・駒井匠編集『考証 日本霊異記』中 新刊紹介 2020-11-25『佛教史學研究』第63巻第1号(佛教史學会) 編集者の依頼により「新刊紹介」として、本郷真紹監修・山本崇編集『考証 日本霊異記』上、本郷真紹監修・駒井匠編集『考証 日本霊異記』中について、その概要を紹介したもの。(実際の刊行は2022年1月)
[総頁数89頁][本人担当p.77~p.80]
118 「古写経の流転-舎人国足願経『瑜伽師地論』巻第四十四-」 史料紹介 2021-03-18『書香』38号、大谷大学図書館 大谷大学博物館蔵の舎人国足願経『瑜伽師地論』巻44を紹介したもの。当該作品は奈良時代に讃岐国で書写されたと思われ、のち大和国を経て平安時代後期に石山寺一切経の一具になっていった経緯について検討したものである。
[総頁数20頁][本人担当P12~P13)。
119 仏教者 聖徳太子の生涯 単著 2021-05-01『おやまごぼう』第443号
真宗大谷派金沢別院
一般向けの聖徳太子を紹介した連載の一つで、太子の生涯を概説したもの。
[総頁数4頁][本人担当p.1]
120 語り継がれる聖徳太子 単著 2021-06-01『おやまごぼう』第444号
真宗大谷派金沢別院
一般向けの聖徳太子を紹介した連載の一つで、のち制作された太子伝について概説したもの。
[総頁数4頁][本人担当p.1]
121 親鸞聖人が出遇った聖徳太子 単著 2021-07-01『おやまごぼう』第445号
真宗大谷派金沢別院
一般向けの聖徳太子を紹介した連載の一つで、親鸞と太子の関係について概説したもの。
[総頁数4頁][本人担当p.1]
122 大谷大学博物館の逸品 重要文化財「後白河院庁下文」 展示企画 2021-09-00大谷大学博物館 大谷大学博物館の2021年度の秋季企画展の企画。「大谷大学博物館の逸品 重要文化財「後白河院庁下文」」と題して、関係資料ともに展示した。(会期:2021年9月7日~9月25日)
123 法隆寺一切経の諸相 講演 2021-11-26私立大学図書館協会 京都地区協議会 第2回研究会 聖徳太子500年遠忌に関連して法隆寺聖霊院に納められた法隆寺一切経の概要と特徴、大谷大学博物館蔵本を紹介するとともに、特に古写経利用の実態について述べた。
[講演時間60分]
124 奈良時代の写経と勘経 講演 2022-01-12国際仏教学大学院大学 仏教学特殊研究 国際仏教学大学院大学の「仏教特殊研究」の一貫として講義。奈良時代の写経機構や写経事業などを概説するとともに、天平勝宝末年に実施された光明子発願一切経(五月一日経)の勘経の実態と意義について論じた。
[講演時間90分]
125 五月一日経の勘経について 口頭発表 2022-03-26大谷大学日本史の会三月例会 天平勝宝年間に実施された光明子発願一切経(五月一日経)の勘経について、その概要を示すとともに、遺品を通して見られる勘経の具体的な中身を検討しようとしたもの。
[発表時間60分]
126 〔仏教史関係研究所・博物館紹介〕大谷大学博物館 博物館紹介 2022-08-31『佛教史学研究』第63巻第2号
(佛教史学会)
大谷大学博物館の概要を紹介したもので、館の歴史を概観するとともに、収蔵品やこれまでの展覧会の概要などを紹介した。
総頁数114頁中11頁(P66~P76)
127 大谷大学博物館の逸品 『判比量論』断簡 展示企画 2022-09-00大谷大学博物館2022年度秋季企画展 大谷大学博物館所蔵の重要文化財の一つ『判比量論』断簡とそれにかかわる関係作品を展示したもの。
(会期:2022年9月6日~9月4日)
128 特別展「仏法東帰-大仏開眼へのみち-」 展示企画 2022-10-00大谷大学博物館2022年度特別展 大谷大学博物館の2022年度の特別展の企画。仏教公伝から盧舎那大仏開眼会までの仏教受容の状況を紹介したもので、盧舎那大仏開眼の様子とその意義を紹介する「Ⅰ 大仏開眼」、大仏開眼の起点であり、日本を大きく変化させて仏教伝来の意義を紹介する「Ⅱ 仏教公伝」、そして両者をつなぐ奈良時代の聖徳太子信仰の諸相を紹介する「Ⅲ 聖徳太子信仰と聖武天皇」の三つのコーナーで構成した。
(会期:2022年10月11日~11月28日)
129 奈良時代の聖徳太子信仰 講演 2022-10-01大学コンソーシアム京都「京カレッジ 大学リレー講座」 聖徳太子信仰の歴史的変遷を、特に奈良時代について詳説し、大安寺道慈や聖武天皇に強い聖徳太子信仰があることなどを講演した。
[講演時間90分]
130 仏法東帰-大仏開眼へのみち- 講演 2022-10-22大谷大学博物館 大谷大学博物館の2022年度の特別展を概説するととに、注目点についてくわしく解説した。
[講演時間90分]
131 奈良時代の写経とその校訂-校正と「勘経」- 口頭発表 2022-12-25日本史研究会古代史部会
12月例会
奈良時代の写経とその校勘について、天平十二年五月一日付願文を有する光明子発願一切経(五月一日経)を中心に概説したものである。
[発表時間90分]
132 大谷大学博物館2023年度冬季企画展「京都を学ぶ 拓本でみる京の梵鐘」 展示企画 2023-01-00大谷大学博物館 神田喜一郎氏旧蔵の神田コレクションのうち、金石拓本に収集された京都に関わる梵鐘の拓本で構成した。
(会期:2024年01月13日~02月17日)
133 〈2022年度博物館特別展〉仏教公伝1470年・聖徳太子没後1400年・大仏開眼1270年記念「法隆寺一切経と聖徳太子信仰」の開催によせて展覧会紹介 2023-03-17『書香』40号
(大谷大学図書館・博物館)
大谷大学博物館で開催された2022年度特別展「仏法東帰‐大仏開眼へのみち‐」の概要について述べたもの。
総頁数20頁中2頁(P10~P11)
134 「三国祖師影」の修復修復報告 2023-03-17『書香』40号
(大谷大学図書館・博物館)
大谷大学博物館所蔵の「三国祖師影」の修復事業を報告したもの。
総頁数20頁中2頁(P12~P13)
135 「皇帝聖武と沙弥勝満」 講演 2023-05-26大谷学会公開講演会 聖武天皇が仏教信仰に傾倒していった過程を論じたもので、聖武天皇の天皇観と仏教観についても言及したものである。
[発表時間60分]
136 「大谷大学博物館の願い―20年のあゆみと学びの公開―」 講演 2023-09-032023年度大谷大学同窓会京都支部公開講演会 大谷大学博物館の設立背景と所蔵品の伝来状況を解説し、当該博物館がめざすものについて述べたものである。
[発表時間60分]
137 大谷大学博物館2023年度特別展「開館20周年記念 親鸞聖人誕生850年・立教開宗800年記念 古典籍の魅力 2023」 展示企画 2023-10-00大谷大学博物館 大谷大学博物館の2023年度の特別展の企画。館蔵品の10件の重要文化財に深くかかわる作品群、親鸞聖人に関わる作品群、そして中国・朝鮮・日本古代の大蔵経(一切経)に関わる作品群で構成した。
(会期:2023年10月10日~11月28日)
138 「奈良時代の一切経書写と勘経」 講演 2023-10-07第108回大蔵会 日本における仏典の受容とその展開について、特に奈良時代の写経の実態と仏典理解と深くかかわる勘経について述べたものである。
[発表時間60分]
139 「奈良時代の仏典の継承-重文『判比量論』断簡をめぐって-」 講演 2023-11-23大谷大学博物館2023年度特別展記念講演会 大谷大学博物館所蔵の重要文化財『判比量論』断簡の書誌および関係作品より、県犬養三千代から娘藤原光明子に伝来したものであることを述べたものである。
[発表時間60分]
140 「皇帝聖武と沙弥勝満」 講演録 2023-11-30『大谷学報』第103巻第1号 2023年5月26日開催の大谷大学春季公開講演会の講演録。
総頁数178頁中28頁(P01~P23)
141 「〈2022年度博物館特別展〉開館20周年記念 宗祖親鸞聖人生誕850年・立教開宗800年記念「古典籍の魅力 2023」開催によせて」 2024-03-15『書香』41号 大谷大学博物館2023年度特別展「開館20周年記念 宗祖親鸞聖人生誕850年・立教開宗800年記念「古典籍の魅力 2023」の概要を紹介を報告したもの。
総頁数20頁中2頁P10~P11)
142 「研究所感」 2024-03-15『歴史の広場』第26号 巻頭言として近時の研究所感を述べたもの。
総頁数90頁中2頁(P01~P02)
以上142点

前のページに戻る