教育研究業績の一覧

三木 彰円
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 卒業論文作成を念頭に置いた真宗学演習Ⅲにおける課題レポート・課題図書による指導 2012-04-00 ~ 3年次の真宗学演習Ⅲ(ゼミ)において、毎月1~2回、真宗学の方法論、学生個々の課題を明確にし、幅広く文献に目を向けていくことを念頭に、課題テーマを設定し、2,000字程度のレポートを提出させ、コメントを記入して返却して個別に指導している。また長期休暇中には課題図書を示し、2,000~3,000字程度の読後レポートを提出させ、コメントを記入して返却し個別に指導している。
2 真宗学演習Ⅲ(ゼミ)における面談と履修指導の実施 2012-04-00 ~ 3年次に進級した段階で面談を実施、1・2年次の単位取得状況を確認し、3年次における時間割を確認し、履修指導を行っている。またあわせて進路希望についても確認している。
3 真宗学演習Ⅳ(ゼミ)における面談と履修指導の実施 2013-04-00 ~ 4年次の初頭に面談を実施、3年次の学修状況をふまえながら履修指導を行い、あわせて卒業後の進路を確認し、個々の状況に即した指導を行っている。
2 作成した教科書、教材、参考書
1 人間学Ⅰ釈尊伝サブテキスト 2004-04-00 ~ 「人間学」という授業で何を学ぶのか、その導入となる視点や釈尊伝を学ぶうえで必要とされる言葉・文章・図版を中心とするサブテキストを作成し配布している。(A4・10頁)
2 真宗典籍研究教材(親鸞の著作全般に関して) 2006-09-00 ~ 真宗典籍研究で取り上げる親鸞の著作の概要および自筆著作の状況を紹介するためにパワーポイント教材を作成し、授業で用いている。
3 善導の生涯と思想 2007-04-00 ~ 善導の生涯と思想を学ぶ上で必要な年表・地図・図版を作成し授業に用いている。(A4・32頁)
4 正信偈を読む補助教材 2007-09-00 ~ 正信偈を読解するための補助教材を作成し、漢文の書き下し、通釈の作業を行っていくための教材プリントを作成した。また七高僧に関する図版・地図を収めた教材プリントを作成し配布。(A4・32頁)
5 真宗典籍研究(坂東本に関して) 2007-10-00 ~ 真宗典籍研究で取り上げる親鸞自筆『坂東本・教行信証』の内容・特徴を紹介するためにパワーポイント教材を作成し授業に用いている。
6 法然の生涯と思想サブテキスト 2007-10-00 ~ 法然の生涯と思想を学ぶためのサブテキストを作成し配布。内容は(1)法然・法然門弟・親鸞・社会史・仏教史関連年表、(2)諸伝記類の概要と性格、(3)参考図書リスト、(4)法然の伝記本文の抄録(編年体)、(5)図版。(A4・60頁)
7 人間学Ⅰサブテキスト 2007-10-00 ~ 人間学Ⅰ後期に取り上げる親鸞伝について、その理解に必要とされる文章・図版・地図を中心とするサブテキストを作成し配布。(A4・25頁)
8 真宗学演習Ⅲ・Ⅳ発表資料作成指導 2012-04-00 ~ 3・4年次の真宗学演習(ゼミ)の発表を充実させるために、発表資料の書式・内容、及び資料作成のための資料収集、資料に基づく調査・確認、問題提起と考察方法を解説する補助教材として『ゼミ発表に向けた準備と資料作成の手引き』を作成。(A4・8頁)
9 「親鸞思想の受容と展開」の補助教材作成 2012-04-00 ~ 「親鸞思想の受容と展開」において、テキストに関わる資料・地図・年表を中心にした補助教材を作成し、配布し授業を実施している。(A3・5頁、A4・8頁)
10 補助教材『卒業論文作成の手引き』による卒業論文作成指導 2013-04-00 ~ 『卒業論文作成の手引き』を独自に作製し、題目決定、論文の構成の検討、資料収集、論文作成等、卒業論文提出までの過程における取り組みを段階ごとに明示し、シートに記入しながら学生それぞれが自らの課題を明確にし、作成を進めていくための補助教材を作成。あわせて論文における参考文献の取り扱い方、引用や論文の表記等を解説する。(A4・25頁)
あわせて作成した文章を定期的に提出させ、考察課題や文章表現について検討箇所を記入して返却し、個別に指導を行っている。
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
1 e-learning教材「親鸞真筆『坂東本・教行信証』―その伝持・公開と研究の歴史に学ぶ」の監修 2005-04-00
~2006-03-00
2004年度に行った開放セミナー「親鸞真筆『坂東本・教行信証』―その伝持・公開と研究の歴史に学ぶ」(全5回)のe-learning教材作成の監修。
2 e-learning教材作成「親鸞真筆『坂東本・教行信証』に学ぶ親鸞の生涯」の監修 2007-04-00
~2008-03-00
2005年度に行った開放セミナー「親鸞真筆『坂東本・教行信証』に学ぶ親鸞の生涯」(全4回)のe-learning教材作成の監修。
B 職務実績
1 大谷大学開放セミナー「親鸞真筆『坂東本・教行信証』―その伝持・公開と研究の歴史に学ぶ」 2004-00-00 ~ 大谷大学開放セミナー「親鸞真筆『坂東本・教行信証』―その伝持・公開と研究の歴史に学ぶ」(全5回)を担当。〔各回90分〕
2 大谷大学聖教編纂室聖教編纂室員 2004-10-00
~2013-10-00
『顕浄土真実教行証文類(坂東本)』『禿庵文庫本 選択本願念仏集』(東本願寺刊)の翻刻作業を担当。
3 大谷大学開放セミナー「親鸞真筆『坂東本・教行信証』に学ぶ親鸞の生涯」 2005-00-00 ~ 大谷大学開放セミナー「親鸞真筆『坂東本・教行信証』に学ぶ親鸞の生涯」(全4回)を担当。〔各回90分〕
4 大谷大学開放セミナー「大乗仏教のあゆみ―親鸞の眼を通して⑥― 真の仏弟子―善導」 2009-07-00
~2009-08-00
大谷大学開放セミナー「大乗仏教のあゆみ―親鸞の眼を通して⑥― 真の仏弟子―善導」全6回の第5・6回を担当。〔各回90分〕
5 夏季八十講「大谷大学における学問 坂東本『教行信証』の課題」 2010-08-03 ~ 大谷大学同窓会飛騨支部総会・夏季八十講における講演。〔60分〕
6 夏季八十講「大谷大学における学問 坂東本『教行信証』の課題」 2010-08-04 ~ 大谷大学同窓会高岡支部総会・夏季八十講における講演。
7 夏季八十講「親鸞における聞思の課題―坂東本を通して」 2011-08-02 ~ 大谷大学同窓会東京支部総会・夏季八十講における講演。〔60分〕
8 夏季八十講「親鸞における聞思の課題―坂東本を通して」 2011-08-03 大谷大学同窓会群馬支部総会・夏季八十講における講演。〔60分〕
9 夏季八十講「親鸞における聞思の課題―坂東本を通して」 2011-08-24 大谷大学同窓会茨城支部総会・夏季八十講における講演。〔60分〕
10 夏季八十講「親鸞における聞思の課題―坂東本を通して」 2011-08-25 大谷大学同窓会栃木支部総会・夏季八十講における講演。〔60分〕
11 夏季八十講「親鸞における『教行信証』の課題」 2012-09-08 大谷大学同窓会福井支部総会・夏季八十講における講演。〔60分〕
12 夏季八十講「親鸞における聞思の課題」 2013-08-24 大谷大学同窓会奈良支部総会・夏季八十講における講演。〔60分〕
13 夏季八十講「親鸞における聞思の課題」 2013-08-25 大谷大学同窓会湖南支部総会・夏季八十講における講演。〔60分〕
14 大谷大学開放セミナー「シリーズ『教行信証』の思想①総論―浄土真宗の開顕―」 2014-05-00
~2014-07-00
大谷大学開放セミナー「シリーズ『教行信証』の思想①総論―浄土真宗の開顕―」(全3回)を担当〔各回90分〕。
5/28第1回「『教行信証』とはどのような書物なのか」
6/11第2回「『教行信証』の主題とその構成①」
7/9第3回「『教行信証』の主題とその構成②」
15 夏季八十講「浄土真宗の人間観」 2014-08-04 大谷大学同窓会金沢支部総会・夏季八十講における講演。〔70分〕
16 夏季八十講「浄土真宗の人間観」 2014-08-05 大谷大学同窓会長浜支部総会・夏季八十講における講演。〔80分〕
17 夏季八十講「人間は何を求めているのか」 2015-09-07 大谷大学同窓会尾張学友会総会・夏季八十講における講演。〔70分〕
18 夏季八十講「人間は何を求めているのか」 2015-09-08 大谷大学同窓会岐阜支部総会・夏季八十講における講演。〔70分〕
19 第21回佛教図書館協会研修会講義「“聖教”としての仏教典籍―『坂東本・教行信証』をめぐって―』並びに実習資料解説 2016-10-27 大谷大学で開催された第21回佛教図書館協会研修会において、「“聖教”としての仏教典籍―『坂東本・教行信証』をめぐって―」を講題として講義(60分)。また『教行信証』・『三帖和讃』諸本を資料として行われた実習において資料の解説を行った(60分)。
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 1991-02-00~0000-00-00 日本印度学仏教学会会員
2 1992-02-00~0000-00-00 日本宗教学会会員
3 1994-03-00~0000-00-00 真宗連合学会会員
4 1995-03-00~0000-00-00 日本仏教学会会員
5 1995-07-00~0000-00-00 真宗教学学会会員
6 1998-04-00~0000-00-00 高田学会会員
7 2003-06-00~0000-00-00 真宗大谷派宗宝宗史蹟保存会委員
8 2003-06-00~2007-05-00 真宗大谷派宗宝宗史蹟保存会調査委員(国宝『坂東本・教行信証』修復に関する調査および復刻事業監修)
9 2004-10-00~0000-00-00 仏教史学会会員
10 2008-08-00~0000-00-00 真宗連合学会評議員
11 2016-12-00~0000-00-00 真宗連合学会理事
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 『坂東本・教行信証』と親鸞聖人単著 2009-10-08真宗大谷派難波別院 真宗大谷派機関誌『真宗』2008年5月号~2009年6月号に23回にわたって連載した「『坂東本・教行信証』と親鸞」を単行本としたもの。2003年度に行われた親鸞自筆『坂東本・教行信証』の修復を通して確認された諸状況、および『坂東本』の特徴を紹介し、親鸞が『教行信証』を撰述した願いと意図を考察した。[全95頁]
2 テキスト 唯信鈔文意 唯信鈔単著 2010-10-07真宗大谷派難波別院 親鸞著『唯信鈔文意』と聖覚著『唯信鈔』を収録し、出典・語註を脚註に付す。真宗大谷派難波別院主催「真宗講座」に用いるテキストとして作製したものに、両著者の解説および両書の概要と関係についての講義の筆録に加筆した解説を巻末に加える〔全60頁〕。
3 テキスト 一念多念文意単著 2012-11-22真宗大谷派難波別院 親鸞著『一念多念文意』と隆寛著『一念多念分別事』、及び隆寛著『自力他力事』・『後世物語聞書』を収録し、出典・語註を脚註に付す。真宗大谷派難波別院主催「真宗講座」に用いるテキストとして作製したものに、両著者の解説および各書の概要と関係についての講義の筆録に加筆した解説を巻末に加える〔全64頁〕
4 テキスト 尊号真像銘文単著 2013-09-25真宗大谷派難波別院 親鸞著『尊号真像銘文』の建長本(略本)と正嘉本(広本)を収録し、出典・語註を脚註に付す。真宗大谷派難波別院主催「真宗講座」に用いるテキストとして作製したものに、『尊号真像銘文』製作の意図、および建長本と正嘉本の概要と関係についての講義の筆録に加筆した解説を巻末に加える〔全80頁〕
以上4点
Ⅱ学術論文
1 学の要求と“公開”性 -『真宗学序説』を中心として-単著 1992-03-31『1991年度大谷大学真宗学会例会活動報告』(大谷大学真宗学会) 金子大榮は『真宗学序説』において真宗学を親鸞における仏教の「学び方を学ぶ」ものとして位置付け、真宗学の基本性格が、仏教を「十方衆生の前に公開する」ところにあると言い切る。江戸期以来の学のあり方が陥っていた閉鎖性を、清沢満之とそれを承ける曾我量深、さらには佐々木月樵の仏教の学への視点を通して考察し、真宗学の性格を公開性という視点から確認した。[1~20頁,全20頁]
2 難治の機 -課題的存在としての人間-単著 1992-12-01『大谷大学大学院研究紀要』9号(大谷大学) 親鸞は『信巻』に、『涅槃経』の経説を引用して人間の存在性を「難治の機」として確認する。そこに確かめられているのは、人間とは、教主釈尊の善巧摂化を通してのみその存在性を明らかにされるということである。釈尊によって凝視される人間観の根底には、「難治」なるがゆえに「唯除く」と呼びかける阿弥陀の本願大悲による衆生摂取の具体性と能動性とが位置付けられている。その視点から、『信巻』における主題の展開と『涅槃経』現病品に対する親鸞の訓読の問題を通して、人間存在における課題について考察した。[41~58頁,全18頁]
3 本願と信知単著 1994-01-30『親鸞教学』63号(大谷大学真宗学会) 『信巻』には『涅槃経』現病品に連続して梵行品が引用される。阿闍世の苦悩が主題とされるその経説に対して、親鸞は大胆な文章の省略と訓読の変更を行うが、その親鸞の読解が意図するところを「愁憂」「慙愧」という言葉をキーワードとして考察した。[33~48頁,全16頁]
4 親鸞における真仏弟子観単著 1995-01-10『真宗研究』第39輯(真宗連合学会) 親鸞が「真仏弟子」について「偽に対し、仮に対す」という視点にいおて確認し、その「偽」「仮」を「六十二見九十五種の邪道」「聖道の諸機・浄土定散の諸機」と位置付けている。そのことを「唯除の機」、さらにそれ対する批判が具体的に展開される『化身土巻』を視野に置いて考察した。[73~86頁,全14頁]
5 真宗興隆の大祖単著 1997-01-31『親鸞教学』69号(大谷大学真宗学会) 親鸞における法然像とは、どのようなものであったのか、『教行信証』撰述の意図を念頭に置き、後序の記述と『行巻』における『選択集』の引用を軸に考察した。『選択集』書写付属に際し、親鸞は同時に法然の絵像も付属にされるが、そこに法然自らが記した「銘文」が親鸞の法然像に決定的な位置を持ったことと、親鸞が本願成就文に着目する根拠があることを考察した。[21~37頁,全16頁]
6 親鸞における教学の視座(上)単著 2000-12-20『親鸞教学』76号(大谷大学真宗学会) 「顕浄土真実教行証」という課題のもとに親鸞が著した『教行信証』は6つの主題により構成される。それらの主題が立てられる必然性を「後序」の記述に注目して考察した。親鸞における「顕浄土真宗教行証」という教学が指向する方向性を確認するために、『教行信証』の「総標」と6つの主題の「標列」との関わりに注目し、従来の研究史における位置付けを概観し、その問題点を指摘した。[22~35頁,全14頁]
7 親鸞における教学の視座(下)単著 2001-03-20『親鸞教学』77号(大谷大学真宗学会) 『教行信証』を構成する6つの主題は、法然が「浄土宗」の名乗りのもとに表明した仏教観にその基点を確認できる。その点を親鸞が『教行信証』撰述の事由として「後序」に記載する『興福寺奏状』の文言と法然の主張とを照応しつつ考察し、親鸞の「顕浄土真実教行証」という教学課題が、法然の仏教観の顕開にあることと、その思想営為のポイントが「信」の一点に集約されることの必然について論じた。[16~45頁,全30頁]
8 親鸞の思想課題における「文類」形式の考察単著 2003-01-30『真宗研究』第47輯(真宗連合学会) 親鸞が自らの思想表現の形式として多用する「要文類聚」、すなわち「文類」形式が、どのような意図と意義を持つものであるのか、宋代浄土教における「文類」の位置、さらには源信における「要集」との関わりを通して考察した。さらに親鸞の「文類」形式による著作の読解において取られてきた、「自釈」と「引用文」という視点が持つ有効性と弊害について、その歴史的経緯をたどりながら批判と検討を加えた。[58~71頁,全14頁]
9 無窮の志願―「坂東本」修復・復刻事業を通して―単著 2006-03-10『親鸞教学』第87号(大谷大学真宗学会) 「坂東本」修復・復刻事業の概要の報告を踏まえて、真宗学における「坂東本」研究の状況の問題点、今後の方向性と課題について考察した。『坂東本・教行信証』に即した研究を展開することで、金子大榮が『真宗学序説』において提起する「親鸞の学び方を学ぶ」という真宗学を具現化する方向性が見いだせることを提起した。[21~36頁、全16頁]
10 末世の仏弟子―親鸞の道綽観―単著 2007-07-01『同朋佛教』第43号(同朋大学・名古屋市) 親鸞の時機観に大きな影響を与えた道綽の位置について、親鸞著『高僧和讃』道綽讃・『道綽伝』を中心に考察した。親鸞の道綽思想の受容が、法然著『選択本願念仏集』教相章に確認された道綽像を根底に据えている点と、道綽が直面した時代状況への注目のもとになされていることを確認した。[17~33頁,全17頁]
11 親鸞における「愚禿釈」の名乗りと「無戒名字の比丘」単著 2009-07-10『日本仏教学会年報』第74号(日本仏教学会) 親鸞が『教行信証』化身土巻に提示する「無戒名字の比丘」という仏弟子観について教法・四依・戒の関係に注目して考察し、さらに親鸞の「愚禿」の名乗りの根拠を中国における廃佛論争に見いだし得る可能性があることを論じた。(日本仏教学会2008年度学術大会(於叡山学院,統一テーマ「戒律と倫理」)における発表に基づく論考)[265~275頁,全11頁]
12 親鸞における「愚禿釈」の名乗りと「無戒名字の比丘」単著 2009-07-20『戒律と倫理』(日本仏教学会編・平楽寺書店) 『日本仏教学会年報』第74号掲載の論文の再録。[265~275頁,全11頁]
13 『顕浄土真実敎行証文類』研究の課題―親鸞自筆「坂東本」を通して―単著 2011-08-25『親鸞聖人七百五十回御遠忌記念論集〔上巻〕『教行信証』の思想』所収(大谷大学真宗総合研究所編、筑摩書房刊) 「坂東本」と通称される親鸞自筆本『顕浄土真実教行信証文類』の書誌的状況、本文推敲の過程、訓読の変更とその過程をふまえ、今後の『教行信証』の研究と読解において課題を論じた。〔267~288頁,全22頁〕
14 親鸞における『教行信証』の課題単著 2012-02-29『親鸞教学』第98号(大谷大学真宗学会) 2010年度真宗学会大会における講演の筆録に加筆。『教行信証』において「後序」と通称される跋文について、その名称の由来とこれまでの位置づけを確認し、「流通分」としての性格を明確にした。その上で『教行信証』において親鸞が課題とする事柄を確認した。〔70~86頁,全17頁〕
15 親鸞の『阿弥陀経』観単著 2013-01-30『真宗研究』第57輯(真宗連合学会) 「無問自説経」という親鸞の『阿弥陀経』の確認について、中国おける諸師の了解視点を確認し、それらと異なる元照の『阿弥陀経』の了解視点を確認し、親鸞の『阿弥陀経』を捉える視点が、元照の視点、なかんずく、『無量寿経』の出世本懐の確認がふまえられていることを確認した。〔99~114頁,全16頁〕
16 親鸞における三経観(一)単著 2016-03-00『親鸞教学』第105号(大谷大学真宗学会) 法然が『選択本願念仏集』において浄土宗の正依経として位置づける「浄土三部経」について、親鸞は『教行信証』において、その三経の間に真実・方便、顕彰隠密という関わりを見出し、三願・三機・三往生という内容を確認するが、この確認はさらに83歳85歳の『三経往生文類』の製作へと連なっていく。法然による三経の確認が親鸞においてどのように受容され展開していったのかを考察するにあたり、法然の三経観の概要を確認し、親鸞の『観経阿弥陀経集註』の製作との関わりについて考察した。〔1~15頁、全15頁〕
17 親鸞の『顕浄土真実教行証文類』における仏典の受容単著 2016-05-20『国際シンポジウム 韓・日の仏教典籍』(韓国・東国大学校博物館) 日本の浄土教思想は新羅仏教の大きな影響を受けているが、親鸞は『教行信証』に、新羅の憬興『無量寿経連義述文賛』から13文を引用し、阿弥陀仏・浄土・念仏・往生という親鸞思想の基軸に関わる点に憬興の思想の受容の様子が知られる。また親鸞自筆本『坂東本・教行信証』の引用文には大正新修大蔵経37巻所収の『無量寿経連義述文賛』と本文の異同が見られるが、「坂東本」引用のテキストの方が、大正新修大蔵経所収本よりも、より『述文賛』の原形を示していると考えられる箇所もあり、日本浄土教諸師の著作に『述文賛』引用箇所の比較校訂によって、『述文賛』の成立当初のテキストに接近し得る可能性を指摘した。〔99-105頁、全7頁〕
18 親鸞の『顕浄土真実教行証文類』における仏典の受容単著 2016-06-30『東学美術史学』第19号(韓国東国大学校・社団法人東岳美術史学会) 日本の浄土教思想は新羅仏教の大きな影響を受けているが、親鸞は『教行信証』に、新羅の憬興『無量寿経連義述文賛』から13文を引用し、阿弥陀仏・浄土・念仏・往生という親鸞思想の基軸に関わる点に憬興の思想の受容の様子が知られる。また親鸞自筆本『坂東本・教行信証』の引用文には大正新修大蔵経37巻所収の『無量寿経連義述文賛』と本文の異同が見られるが、「坂東本」引用のテキストの方が、大正新修大蔵経所収本よりも、より『述文賛』の原形を示していると考えられる箇所もあり、日本浄土教諸師の著作に『述文賛』引用箇所の比較校訂によって、『述文賛』の成立当初のテキストに接近し得る可能性を指摘した。東国大学校博物館『国際シンポジウム 韓・日の仏教典籍』に既掲載の論文に加筆、および図版・梗概を加える。〔173-182頁、全10頁〕
以上18点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 『教行信証』信巻「難治の機」釈について口頭発表 1992-06-00日本印度学仏教学会第43回学術大会(於愛知学院大学) 『信巻』「難治の機」釈が、『信巻』全体のなかでどう位置付けられてきたのかということと、その問題点について「悲歎述懐」との関連を考察し、親鸞における「逆・謗・闡提」の問題について発表した。[20分]
2 「信巻」における難治の機について口頭発表 1993-09-00日本宗教学会第52回学術大会(於北海道大学) 「難治の機」釈の発端と総結に示される親鸞の自釈にどのような展開があるのかということについて、「難治の機」という冒頭の確認が、その結びのところで「難化の三機・難治の三病」と確認されところに注目して人間の課題について発表した。[20分,『宗教研究』299号に発表要旨掲載]
3 真仏弟子 -浄土真宗における人間観-口頭発表 1993-12-00平成5年度大谷大学特別研修員研究発表会 浄土真宗における人間観とはいかなるものであるのか、また人間にとってその存在の根底を確かめられなければならないこととは何であるのか、親鸞の「真仏弟子」という確認を通して考察し発表した。[20分,『大谷学報』第74巻1号に発表要旨掲載]
4 信巻における難治の機について発表要旨 1994-03-00『宗教研究』299号(日本宗教学会) 日本宗教学会第52回学術大会発表要旨
5 真仏弟子-浄土真宗における人間観-発表要旨 1994-04-00『大谷学報』第74巻第1号(大谷大学) 平成5年度大谷大学特別研修員研究発表会発表要旨
6 親鸞における真仏弟子観口頭発表 1994-06-03真宗連合学会第41回大会(於龍谷大学) 親鸞が「真仏弟子」と明らかにする人間観において、その人間にとって「偽に対し、仮に対す」といわれる「偽・仮」とはどのような問題であるのかという点について、本願への信と疑という視点から考察し発表した。[25分,『真宗研究』第39輯に論文掲載]
7 親鸞における仮・偽について口頭発表 1994-09-00日本宗教学会第53回学術大会(於立正大学) 親鸞における「真・仮・偽」の関係について、そこに明らかにされる「真」とは「対・偽仮」という構図で示される。親鸞においてその「対する」ということはいかなることであったのか、親鸞が確認する人間観を通して考察した。[20分,『宗教研究』311号に発表要旨掲載]
8 親鸞における人間観発表要旨 1995-03-00『大谷学報』第74巻第4号(大谷大学) 平成6年度大谷大学特別研修員研究発表会発表要旨。[60~61頁,全2頁]
9 親鸞における仮・偽について発表要旨 1995-03-31『宗教研究』303号(日本宗教学会) 日本宗教学会第53回学術大会発表要旨[327~328頁,全2頁]
10 親鸞の名乗りにおける「釈」について口頭発表 1996-06-00平成8年度大谷大学真宗学会例会 親鸞は「愚禿」という人間の存在の根底において「釈」と名乗る仏弟子として生きた。その「釈」にどのような確認がされているのか、後序・『七箇条起請文』によって、法然との値遇から流罪までの状況のなかで、「僧綽空」「釈綽空」「釈善信」と名乗られていく点に注目して考察した。[30分,『平成8年度真宗学会活動報告』に発表要旨掲載]
11 親鸞における信心の課題 -『選択集』との呼応を通して-口頭発表 1996-07-07平成8年度真宗教学学会大会(於大谷大学) 親鸞の教学において中心主題とされる信は、その根拠を法然に見定めなければならない。その点について『選択集』三心章私釈に法然が「内賢外愚・内愚外賢」ということを通して確かめた深心に注目し、人間の疑を剔示するという信の積極性を考察した。[20分,『真宗教学研究』第20号に発表要旨掲載]
12 親鸞における信の問題 -『選択集』との呼応を通して-口頭発表 1996-09-00日本宗教学会第55回学術大会(於国学院大学) 法然の特質は多くの場合、行という点に求められ、親鸞のそれは信という点に求められる。しかしそれぞれの特質は相互に深く関わるものであり、「彼仏本願行」と法然が確認する行とは、人間にとって信を課題とすることが必然するものである。そのことを『選択集』三心章・『正信偈』によりつつ考察した。[20分,『宗教研究』311号に発表要旨掲載]
13 親鸞における信の問題 -『選択集』との呼応を通して-発表要旨 1997-03-30『宗教研究』311号(日本宗教学会) 日本宗教学会第55回学術大会発表要旨。[236~237頁,全2頁]
14 親鸞の名乗りにおける「釈」について発表要旨 1997-03-31『平成8年度真宗学会活動報告』(大谷大学真宗学会) 平成8年度真宗学会例会発表要旨。[10~15頁,全6頁]
15 親鸞における法然観口頭発表 1997-06-00日本印度学仏教学会第48回学術大会(於大谷大学) 親鸞に決定的な思想の転換点を与えた法然について、『教行信証』後序に記される「選択付属」の記述を取り上げて、親鸞が本願成就の信を、自らの仏教顕開の中心課題としたことの根拠を考察した。[20分]
16 末木文美士著『鎌倉仏教形成論-思想史の立場から』書評 1998-10-30『仏教学セミナー』第68号(大谷大学仏教学会) 全体の概要の紹介を行い、特に「Ⅱ法然とその周辺 第3章新宗の開創とその論理」を取り上げ、『選択集』および法然における教相判釈ということに関して、著者の視点にある問題点について触れた。[33~37頁,全5頁]
17 親鸞における信心の課題―『選択集』との呼応を通して―発表要旨 2001-03-31『真宗教学研究』第20号(真宗大谷派教学学会) 平成8年度真宗教学学会大会(於大谷大学)発表要旨。[70~72頁,全3頁]
18 親鸞の思想課題における「文類」形式の考察口頭発表 2002-06-07真宗連合学会第49回大会(於大阪市・浄土真宗本願寺派津村別院) 発表の全容については、『真宗研究』第47輯に論文として掲載。[20分]
19 浄土教の展開―『選択本願念仏集』―講演 2003-10-11大谷大学博物館プレセミナー(於大谷大学) 大谷大学博物館開館プレセミナーにおいて、本学所蔵『禿庵文庫本・選択本願念仏集』について紹介した。『禿庵本選択集』が本学に所蔵される契機となった江戸期の大谷派学僧浄勝寺順藝と高山寺慧友との関係、『禿庵本選択集』が今後の『選択集』研究において重要な位置を持つ点に言及した。[90分]
20 親鸞における『教行信証・坂東本』の位置について口頭発表 2004-10-23佛教史学会第55回学術大会(於大谷大学) 「坂東本」の位置づけについて、「坂東本」原本に見られる諸状況から従来の見解を再検討した。「草稿-清書」という概念で「坂東本」を位置づけることの限界と問題点を指摘し、著者親鸞の手沢本と言える状況を示す一本が「坂東本」であることを提起した。[40分]
21 「坂東本」公開の歴史における真蹟集成の位置解説 2005-10-15『増補親鸞聖人真蹟集成』第1・2巻解説(法蔵館) 『増補親鸞聖人真蹟集成』第1・2巻(『教行信証』)の解説。1973年刊行の『親鸞聖人真蹟集成』において、親鸞自筆『坂東本・教行信証』に存在する朱書部分が公開されたことが、親鸞の思想研究にはたした意義と課題について言及した。[712~717頁,全6頁]
22 親鸞『観阿弥陀経集註』研究序説発表要旨 2006-07-20『大谷学報』第85巻第4号(大谷大学大谷学会) 2005年度大谷学会秋期大会の発表要旨。『観経』『阿弥陀経』本文に善導の著作を中心にした釈文が記される親鸞著『観阿弥陀経集註』は、従来「自習の書」であり親鸞自身の「解釈や意見を示すものはない」とみなされてきた。しかし『集註』における註記の状況に注目するならば、そこには親鸞の明確な方針と意図を看取できる。その状況をふまえ、これまでの研究史における問題点を指摘し、改めて同著に親鸞の人間観の基底となる思索を窺い得る点を指摘した。[42~45頁,全4頁]
23 中世の聖徳太子像―親鸞の場合口頭発表 2006-10-07大谷大学真宗総合研究所開設25周年記念シンポジウム「南都仏教の中世的展開」(於大谷大学) 大谷大学真宗総合研究所開設25周年記念シンポジウム「南都仏教の中世的展開」における口頭発表。聖徳太子に象徴される仏教観が親鸞の思想に与えた影響について、その行実と著作に確認し、当時の南都仏教における聖徳太子観と照応しながら考察した。[25分]
24 『教行信証』の書誌「坂東本『教行信証』について」分担執筆 2006-11-30『親鸞聖人と『教行信証』の世界』(法蔵館) 『親鸞聖人と『教行信証』の世界』(田代俊孝編寺川俊昭他著)のうち「『教行信証』の書誌 『坂東本・教行信証』について」を分担執筆。[本人担当34~36頁,全3頁]
25 『坂東本・教行信証』と親鸞単著 2007-07-00『真宗』(真宗大谷派・京都市) 真宗大谷派機関誌『真宗』における企画連載。2003年度に行われた親鸞自筆『坂東本・教行信証』の修復を通して確認された諸状況、および『坂東本』の特徴を紹介し、親鸞が『教行信証』を撰述した願いと意図を考察した。[全23回,2007年7月号~2008年3月号、2008年5月号~2009年6月号,各回4頁全92頁]
26 親鸞における「愚禿釈」の名乗りと「無戒名字の比丘」口頭発表 2008-09-12日本仏教学会2008年度学術大会(於叡山学院) 日本仏教学会2008年度学術大会(於叡山学院,統一テーマ「戒律と倫理」)における口頭発表。内容は『日本仏教学会年報』第74号に論文として掲載。[30分]
27 丹山(浄勝寺順藝)の生涯とその偉業講演 2008-10-26越前学悠久塾公開講座(福井県越前町) 越前学悠久塾第3回公開講座(越前町教育委員会主催)における講演。越前町織田文化歴史館企画展覧会「丹山―幕末を生きた学僧―」の一貫として開催された講座で、同町出身の江戸期大谷派学僧上野丹山(浄勝寺順藝)について、一切経校合・「坂東本」臨写等仏教典籍に関わる業績と真宗教学史に果たした役割について紹介した。[90分]
28 『教行信証』坂東本の性格と課題口頭発表 2009-09-09日本印度学仏教学会第60回学術大会パネル「『教行信証』研究の可能性」(於大谷大学) 日本印度学仏教学会第60回学術大会において開催された「パネル『教行信証』研究の可能性」における口頭発表。親鸞自筆『坂東本・教行信証』の状況を通して今後真宗学において課題となる諸点を指摘し、『坂東本・教行信証』に対する多様な視点にたつ研究が不可欠であることに言及した。[30分]
29 親鸞の課題―『坂東本・教行信証』を通して口頭発表 2009-10-10同朋大学2009年度仏教学会大会(同朋大学・名古屋市) 同朋大学2009年度仏教学会大会における口頭発表。親鸞自筆『坂東本・教行信証』の持つ特徴と、そこから考察できる親鸞の思想営為の特徴を指摘し、今後の親鸞研究において課題となる諸問題について発表した。[80分]
30 親鸞における『教行信証』の課題口頭発表 2010-10-272010年度真宗学会大会(於大谷大学) 『教行信証』において「後序」と通称される跋文について、その名称の由来とこれまでの位置づけを確認し、「流通分」としての性格を明確にした。その上で『教行信証』において親鸞が課題とする事柄を確認した。〔70分〕
31 「かくれ念仏」シンポジウムシンポジウム 2011-04-11真宗大谷派鹿児島教区主催「かくれ念仏」シンポジウム(於東本願寺) 2011年4月11日に真宗大谷派鹿児島教区が「薩摩のかくれ念仏と真宗門徒」というテーマのもとに、東本願寺で主催した「かくれ念仏」シンポジウムの司会を担当〔90分〕。シンポジウムの記録は『宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌鹿児島教区讃仰事業かくれ念仏講演会シンポジウム記録集』として刊行(真宗大谷派鹿児島教区宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌推進委員会、2012年6月28日発行)。
32 親鸞の『阿弥陀経』観口頭発表 2012-06-08真宗連合学会第59回大会 於九州大谷短期大学 「無問自説経」という親鸞の『阿弥陀経』の確認について、中国おける諸師の了解視点を確認し、それらと異なる元照の『阿弥陀経』の了解視点を確認し、親鸞の『阿弥陀経』を捉える視点が、元照の視点、なかんずく、『無量寿経』の出世本懐の確認がふまえられていることを確認した。発表の詳細は『真宗研究』第57輯に論文として発表。(20分)
33 真宗開顕解説 2012-10-10図録『大谷大学博物館2012年度特別展 親鸞―真宗開顕』別冊所収(大谷大学博物館発行) 大谷大学博物館2012年度特別展『親鸞―真宗開顕』の図録の解説。親鸞自筆『坂東本 教行信証』について、新たに確認された状況と、それにかかわる知見について解説した。また併せてコラム「坂東本と親鸞の門弟」も論述。(解説2~5頁,全4頁)(コラム10~11頁,全2頁)
34 親鸞自筆『坂東本 教行信証』をめぐる諸問題講演 2012-10-13第97回大蔵会(於大谷大学) 大谷大学を会場として開催された第97回大蔵会における講演。親鸞自筆『坂東本 教行信証』の特徴と状況を紹介し、そこから窺われる作製過程と親鸞の製作意図について言及した。〔60分〕
35 坂東本『教行信証』について講演及びパネリスト 2012-10-20坂東本『教行信証』フォーラム(大谷大学博物館主催 於大谷大学) 大谷大学博物館2012年度特別展「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念 親鸞―真宗開顕」の際に開催された「坂東本『教行信証』フォーラム」における講演。坂東本の状況とそこに指摘できる製作過程と著述の意図について講演〔30分〕。またパネリストとしてパネルに参加〔60分〕
36 『教行信証』の諸問題―親鸞自筆・坂東本を通して―講演 2013-02-17親鸞仏教センター「『教行信証』真仏土・化身土巻研究会」(於東京ガーデンパレス) 親鸞仏教センター「『教行信証』真仏土・化身土巻研究会」における講演と質疑。『坂東本教行信証』の状況から、親鸞の『教行信証』製作の意図、および『教行信証』読解において課題となる事柄について講演。〔講演90分、質疑60分〕
37 『唯信鈔』と『唯信鈔文意』講演 2013-10-05真宗文化センター講演会(於東京 真宗文化センター)  聖覚の『唯信鈔』と親鸞の『唯信鈔文意』を通して、それぞれの著作の製作の意図を確認し、また親鸞が聖覚をどのような視点で捉えているのか、両著の共通性と親鸞の『唯信鈔文意』の独自性について講演。〔60分〕
38 『教行信証』の諸問題―親鸞自筆・坂東本を通して―講演録 2013-12-01『現代と親鸞』第27号(親鸞仏教センター発行) 親鸞仏教センター「『教行信証』真仏土・化身土巻研究会」における講演と質疑の筆録に加筆。『坂東本教行信証』の状況から、親鸞の『教行信証』製作の意図、および『教行信証』読解において課題となる事柄について講演。〔189~227頁,全39頁〕
39 『教行信証』読解の課題―坂東本翻刻を通して―口頭発表 2013-12-11大谷大学真宗学会2013年度第5回例会(於大谷大学) 真宗大谷派から刊行された大谷大学編『顕浄土真実教行証文類』翻刻篇、附録篇1・2の翻刻作業をふまえながら、そこから『教行信証』読解において、多角的な視点を総合しながらテキストに厳密に基づいた研究の方向性が新たな課題となることについて発表。〔90分〕
40 『唯信鈔』と『唯信鈔文意』講演録 2014-04-05『親鸞の水脈』第15号所収(真宗文化センター発行) 2013年10月5日開催の真宗文化センター講演会の講演筆録に加筆。聖覚の『唯信鈔』と親鸞の『唯信鈔文意』を通して、それぞれの著作の製作の意図を確認し、また親鸞が聖覚をどのような視点で捉えているのか、両著の共通性と親鸞の『唯信鈔文意』の独自性について言及した。〔31~45頁,全15頁〕
41 親鸞の『顕浄土真実教行証文類』における仏典の受容口頭発表 2016-05-20東国大学校博物館国際シンポジウム「韓・日の仏教典籍」(韓国・東国大学校博物館) 東国大学校博物館において東国大学校開校110周年記念特別展「如是我聞―悟りへの道」の関連行事として開催された国際シンポジウム「韓・日の仏教典籍」における発表。発表内容は『国際シンポジウム 韓・日の仏教典籍』、および『東岳美術史学』第19号に掲載。 発表30分 総合討論120分
42 「“聖教”としての仏教典籍―『坂東本・教行信証』をめぐって―」講演 2016-10-27第21回佛教図書館協会研修会(於 大谷大学) 『坂東本・教行信証』成立の状況を概説し、その写本や板行のあり方を通して、仏教典籍が“聖教”という位置づけのもとにとらえられてきた歴史を確認し、仏教典籍を単に資料・史料として扱うのではなく、それに向き合う者のあり方が問いかけられていることの重要さを提起した。 講演60分 実習資料解説60分
以上42点

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