教育研究業績の一覧

古川 哲史
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 大谷大学文学部・国際文化学科ゼミ生への異文化(および自分の文化)理解促進の試み 2005-04-00 ~ 国際文化学科ゼミ生への異文化理解促進として、ゼミの授業に多様な文化背景や体験をもつ講師(本学留学生などを含む)を招き、それぞれの文化や日本体験、異文化体験等を紹介、発表・講義してもらう。異文化を通して自分の文化を理解する、そして、他者理解を通した自己理解の試みでもある。(現在まで)
2 大谷大学短期大学部・文化学科での特別授業 2005-04-00
~2009-03-00
大谷大学短期大学部での特別授業。毎年一度、文化学科の1年生の必修授業において、導入教育的内容を意識した異文化理解や異文化体験に関する特別授業。(2008年度まで)
3 大谷大学文学部・国際文化学科ゼミ生の文献探索・資料調査方法指導 2006-04-00 ~ 国際文化学科の担当3、4年ゼミ生に、学年に応じた文献探索や情報・資料調査の方法指導をおこなう。図書館司書等の協力・教示を得て、各自のレポートや卒業論文のテーマに即した文献探索やデータベース活用の演習授業を、複数の司書・職員とともに図書館の一室や情報処理教室等でおこなう。(現在まで)
4 大谷大学・国際文化学科の卒業年度ゼミ生の指導 2007-04-00 ~ 卒業年度時のゼミ生に関しては、通常の授業での指導のほか、学生自身の運営による卒業論文の中間発表会(司会やコメント、質疑応答、時計係などすべて学生が担当)を行う。湖西キャンパスのセミナーハウスにおける一泊の研修会など、教室外での集りの場を設けることもある。(現在まで)
5 大谷大学大学院文学研究科・国際文化専攻の初年次大学院生に対する「大学院導入教育」を目的とした授業 2008-04-00 ~ 大学院・国際文化専攻の修士課程初年次院生に対する「大学院導入教育」を目的とした授業の試み。とりわけ、必修科目である基礎科目「国際文化基礎研究」における、留学生も含めた大学院生に対する研究方法の指導。受講生の専門やレベルに合わせた内容の試み。(テーマの設定、資料の探索、研究発表・配布資料作成、論文構成、等)(現在まで)
6 大谷大学および大学院文学研究科での留学生指導 2008-04-00 ~ 大学院の留学生、研究留学生、学部留学生の、ゼミや授業での受け入れ、指導。(現在まで)
7 大谷大学文学部・国際文化学科のアメリカ文化/日米関係ゼミ生への、特定テーマ理解促進のための特別授業 2008-04-00 ~ 大谷大学文学部・国際文化学科のアメリカ文化/日米関係ゼミ生への、日米関係史、日米の女性史(本学職員)、マレーシアでの青年海外協力隊滞在時の先住民との交流談(本学職員)、難病を克服した本学卒業生などを招いての、特定テーマの理解促進のための特別授業(毎年1-2回の特別講師の招聘)。質疑応答の時間等を考え、あえてゼミ生のみの小規模にしているが、国際文化学科の助教の先生方に参加してもらうこともある。(現在まで)


8 大学院での研究指導、論文指導 2013-04-00 ~ 大学院における院生の研究指導。修士論文の個人指導など。修士論文の主査および副査。(現在まで)
9 大谷大学・人間教育プログラムでの授業 2014-00-00
~2015-00-00
大谷大学に指定校等で入学する高校生を対象とした入学前の「人間教育プログラム」(全3回)の第1回を担当。大学での学びや小論文の書き方などを講義。後半は在学生数人にスタッフとして入ってもらい、作文の実践作業や指導など。作文は添削して各自に返却。(2014年度、2015年度)
10 明治学院大学における特別講義(在外研究員) 2016-12-13 明治学院大学国際学部の森あおいゼミで、在外研究員の特別講義として、国際理解やアメリカのジェシー・オーエンスなどについて講義した。(90分)
2 作成した教科書、教材、参考書
1 アフリカ系アメリカ人の歴史と文化に関する教科書、参考書となる歴史地図書の翻訳、刊行。ジョナサン・アール著、古川哲史・朴珣英訳『地図でみるアフリカ系アメリカ人の歴史――大西洋奴隷貿易から20世紀まで』、明石書店、2011年。 2011-03-00 大学で教科書や参考書として使用できる書物として、ジョナサン・アール著の歴史地図書を翻訳、刊行した。(朴珣英との全頁共訳。)原書はJonathan Earle, The Routledge Atlas of African American History (New York and London: Routledge, 2000)である。(「研究活動」著書7の翻訳書。)
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
1 京都府高等学校・国際教育研究協議会における講演
(京都府国際センター)
2007-11-00 京都の府立高校で国際理解教育に携わる教員(学校長やJICA[国際協力事業団、現・国際協力機構]職員などを含む)を対象に、国際理解教育のテーマで講演。京都府高等学校・国際教育研究協議会の主催。当日は「グローバル化する時代の異文化理解とは」と題して、自らの実践報告や20分ほどの映像(「外国人による日本語弁論大会」の一部)を交えながら講演をした。講演時間90分。(2007年11月9日)
講演内容は当日の録音にもとづき同協議会紀要に収載。古川哲史「グローバル化する時代の異文化理解とは」、『京都の国際教育』31号(京都府高等学校・国際教育研究協議会、2008年3月)、7-17頁。
4 その他教育活動上特記すべき事項
1 大谷大学文学部・国際文化学科の新入生対象学科講演会における講演 2004-06-00 大谷大学文学部・国際文化学科の新入生対象学科講演会における講演をおこなった。演題は「異文化との出合いで考えたこと――アフリカやアメリカでの体験を中心に」。アフリカのケニアやエチオピアでの留学・調査体験、アメリカでの教員体験などをもとに、異文化理解や異文化体験の面白さ/意義および怖さ/危険性を紹介。
講演時間60分。(当時は同志社女子大学・嘱託講師。)
2 高校教員を主たる対象読者にした教育雑誌で、日本における「アフリカ史」関連書籍の紹介。日本のアフリカ史研究の流れにみる歴史学や歴史教育の特色・課題などにも言及。 2012-02-00 古川哲史「アフリカ史――精神と学界の脱植民地化に向けて」(『歴史と地理』2012年2月号、山川出版社、32-35頁)。高校教員を主たる対象読者とした「読書案内」の原稿。日本における「アフリカ史」関連の日本語での主要書籍を、翻訳書も含めて時間軸に沿って現在まで紹介した。また、日本のアフリカ(史)研究の流れにみる、歴史学や歴史教育のいくつかの特色・課題を記したもの。
B 職務実績
1 オハイオ大学教養学部日本語・日本文化学科および生涯教育部局での職務 1992-06-00
~1997-03-00
アメリカ合衆国の州立総合大学であるオハイオ大学(Ohio University, USA)講師在職中の職務としての教育や社会活動。オハイオ大学の初級および中級日本語の授業を担当。また、同大学より日本に留学する学生・卒業生の指導や日本の外務省JETプログラム(ALT派遣)や留学応募の支援。生涯教育部局では日本関連の授業の企画・担当に携わる。社会人向け講座や小学生向け「子ども大学」(Kids in College)および中・高校生向け「ティーンズ大学」(Teens in College)での授業企画・担当など、地域社会向けプログラムへの貢献により同部局から感謝状を受けた。(1992年6月より1997年3月)
2 コロンバス日本語補習校での職務 1993-04-00
~1997-03-00
オハイオ州都コロンバスにある在住日本人用の週末開講の学校。当時は小学部、中学部、高等部をあわせて約500人の生徒が在籍。高等部の講師、主任(1995年度)として、日本史、政治経済、小論文を担当。帰国生入試対策や文部省(現・文科省)の派遣教職員らとともにカリキュラム編成などの業務にも携わる。(1993年4月より1997年3月まで)
3 オハイオ州の州立刑務所での職務 1993-09-00
~1996-06-00
オハイオ州の軽警備から重警備施設にいたる6つの州立刑務所内での教育および社会活動。オハイオ大学刑務所教育部「矯正教育プログラム」の一環として、受刑者対象の異文化理解教育の授業を企画・開講し、自身が担当。(1993年より1996年まで)
4 大谷大学オープンキャンパスや高等学校、大学コンソーシアム京都での模擬授業 2006-04-00 ~ 大谷大学のオープンキャンパスや高等学校(聖母女学院高校、城陽高校、伊那西高校、比叡山高校、他)、大学コンソーシアム京都主催の「『学び』フォーラム」での授業など。(現在まで)
5 大谷大学の生涯教育講座<紫明講座>の担当 2006-07-00 「体験的アメリカ論―州立大学・日本人学校・刑務所から見た米国社会」(3回の講座)。各回のテーマは「1:州立大学―日本人留学生として、教員として」「2:日本人学校―日米の狭間で生きる生徒たちとの出会い」「3:刑務所―現代社会とそこに生きる人間の表象?」。(2006年7月7日、14日、21日)
6 大谷大学でのイギリス語学研修旅行の引率 2006-08-00
~2010-08-00
大谷大学での正規授業となるイギリス海外研修の授業担当。前期のオリエンテーション用授業に続いて、夏休みの期間にイギリス語学研修旅行の引率。キール大学(2006年度)、カンタベリー・クライスト・チャーチ大学(2010年度)への引率。
7 京都府立城陽高校での異文化理解に関する講演 2006-10-00 京都府立城陽高校での異文化理解と異文化体験に関する講演。数ヶ月前の同校での模擬授業を受けて、当該クラス以外の生徒や教員に同様の内容を話したもの。(2006年10月)
8 大谷大学と大谷高等学校の高大連携事業による、大谷高校での「小論文」授業担当、総合学習への授業方法や資料の提供など 2007-04-00
~2009-03-00
大谷大学と大谷高校の高大連携事業の締結に伴い、大谷高校側の意向もふまえて、同校で3年生対象の6回連続の「小論文」授業を担当した。受験を意識した生徒に合わせて、配布資料や問題を選び、各人への添削指導を行った。(2007年度前期、2008年度前期)また、大谷高校において、外部資金を受け企画・導入されることになった高校1年生対象の「総合学習」教育プログラムへの授業方法やテーマに関する資料作成、提供。(2009年度)
9 大谷大学同窓会・巡回講演会、夏季八十講 2008-08-00
~2011-08-00
同窓会・奈良支部(やまと郡山城ホール、2008年8月24日)、和歌山支部(たちばな幼稚園、2009年8月23日、2012年8月26日)、丹但支部(ガレリア亀岡、2011年8月23日)における講演。
10 大谷大学・学生部長による職務。(真宗大谷学園評議委員) 2011-04-00
~2013-03-00
大谷大学での学生部長としての職務。(学生部長職にともなう真宗大谷学園評議委員、学内、学外委員会、大学コンソーシアム京都、東日本大震災関連などの職務含む。)
11 大谷中学校・高等学校の<今熊野セミナー>における講演 2013-12-00 大谷中学校・高等学校の<今熊野セミナー>における講師講演。当日は、保護者や一般参加者を主たる対象に、『「学問」の日常性』と題した講演を行った。(2013年12月5日、講演時間90分)
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 1990-00-00~0000-00-00 所属学会:
日本アフリカ学会(1997年-)
日本ナイル・エチオピア学会(1997年-)
日本アメリカ学会(1998年-)
アメリカス学会(1998年-)
史学会(2000年-)
日本アメリカ史学会(2005年-)
大谷学会(2005年-)
African Studies Association (全米アフリカ学会、1990年-)
Associaiton for Asian Studies(全米アジア学会、1992年-)
Association for the Study of African American Life and History (全米アフリカ系アメリカ史学会、2006年-)
World History Association(国際世界史学会、2006年-)
The Asian Association of World Historians(アジア世界史学会、2008年-)
The Association for the Study of the Worldwide African Diaspora(アフリカ系ディアスポラ研究学会、2008年-)
2 1990-00-00~0000-00-00 日本学術振興会、所属学会・研究会での各種委員など(審査委員、編集委員、論文査読委員、大会運営委員、大会委員長、事務局長、他)(現在まで)
3 1993-06-00~1993-09-00 米国・オハイオ州の州立刑務所での受刑者向けボランティアスタッフ、教員活動など。
4 1993-07-00~1993-08-00 米国・オハイオ州で開催された小学生対象「平和学校」(Peace School)でのボランティア教員。
5 2007-04-00~2009-03-00 大学コンソーシアム京都・京都学術共同研究機構における「21世紀学部会」委員。
6 2008-10-00~2008-12-00 大学コンソ-シアム京都の「21世紀学部会」委員として、一般社会向け講座<暴力―心と身体と社会を映す鏡>(全8回、2008年10月―12月)における講座の企画および自身の講演。第4回「暴力/非暴力、そして自由/不自由 ― 犯罪や刑務所から考える」と題した90分の講演を担当。(2008年11月9日)
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 囚われし者たちの<声>――オハイオ州立刑務所の中から
単編 1998-09-00国文社
(東京)
本書は古川哲史編(編・著・訳)で3部構成。1部と2部はアメリカ合衆国オハイオ州の州立刑務所内で受刑者が自らの考えや想いなどをつづったエッセイや詩を収録。すべて編者による収集、選択、翻訳である。3部は編者による所内での異文化理解をテーマとした3年間の講義体験談やアメリカの社会論、刑務所論、日米関係論。(日本図書館協会選定図書)(総頁数184頁)
2 ハンドブック現代アフリカ共著 2002-12-00明石書店
(東京)
現代アフリカの実像を伝えるための入門書である。筆者の担当は、エチオピアの現状と展望に係わる小論/エッセイである。1999年および2000年におこなった現地調査で得られた知見や隣国エリトリアと戦争中の当時の国内情勢なども含めて執筆。(総頁数373頁)
編者:岡倉登志
(共著者:赤坂賢、出水慈子、北川勝彦、楠瀬佳子、小林信次郎、嶋田義仁、砂野幸稔、高林敏之、田尻敦子、古川哲史、宮本正興、森川純)
古川哲史「エチオピアの近・現代に見る光と影」(259-266頁)
3 資本主義と奴隷制共訳 2004-02-00明石書店
(東京)
本書は Eric Williams, Capitalism and Slavery (Chapel Hill and London: The University of North Carolina Press, 1994) の翻訳である。イギリス資本主義の発展と大西洋奴隷貿易やアフリカおよびカリブにおける奴隷制の関係を論じ、「ウィリアムズのテーゼ」を提示し、世界経済史論に多大な影響を与えたエリック・ウィリアムズの著書(1944年刊)の刊行50周年を記念した復刻・新版の訳である。(総頁数412頁)
監訳者:山本伸
(共訳者:平尾直吉、鉄井孝司、石田依子、坂下史子、古川哲史、山本浩幸、井上怜美)
古川哲史訳「第7章:イギリス資本主義の発展、1783-1833」(189-201頁)、「第9章:イギリス資本主義と西インド諸島」(229-248頁)
4 日本人とアフリカ系アメリカ人――日米関係史におけるその諸相共著 2004-06-00明石書店
(東京)
本書は、今まで日米関係の中でほとんど焦点を当てられることのなかった日本人とアフリカ系アメリカ人の接触・交流を論じた学術書である。共著者である古川博巳との15年ほどの内外での共同研究・執筆の成果。本書は3部23章構成で、第1部は幕末期まで、第2部は幕末より第二次世界大戦期までを扱う。第3部は戦後から現在までである。全頁全文にわたり意見を交わし共同執筆した共著。(総頁数553頁)
5 黒人研究の世界共著 2004-06-00青磁書房
(千葉)
本書は<黒人研究の会>(Japan Black Studies Association、神戸市外国語大学内に1954年創設)の創設50周年記念論文集である。古川哲史の近世における日本人とアフリカ人の係わりに関する論文や古川訳の論文を収載。(総頁数393頁)
編者:黒人研究の会
(共著者:北島義信、朴珣英、西垣内磨留美、岸本寿雄、吉岡志津世、行方均、追立祐嗣、赤松光雄、寺島さなえ、杉浦亮、磯部芳恵、井上怜美、竹田奈緒美、横田由理、大塚清恵、山下昇、藤岡住恵、白川恵子、岩本裕子、石田依子、坂下史子、古川博巳、鵜殿えりか、赤尾千波、戸田由紀子、鉄井孝司、大池真知子、平尾吉直、古川哲史、小林信次郎、リチャード・ブラッドショー、ゴードン・サイラス・ムアンギ、山本伸、風呂本惇子、岩瀬由佳、加藤恒彦、梶原克教、三石庸子)
古川哲史「近世における日本人とアフリカ人―その出会いの諸相をめぐって」(307-316頁)リチャード・ブラッドショー著、古川哲史訳「日本と植民地アフリカ――イギリス帝国主義との関わりを中心に」(317-325頁)
6 「英国議会資料」資料集 第10巻:エチオピア篇単編 2006-02-00国立民族学博物館
(大阪)
国立民族学博物館・地域研究企画交流センター所蔵<京セラ文庫「英国議会資料」>におけるエチオピア関係の資料をまとめた資料集である。同館の共同研究員として資料編纂と解題執筆をおこなった。京セラ文庫は「英国議会資料」(British Parliamentary Papers)としては世界で欠本の最も少ないセットいわれる大規模なコレクション(所蔵年1801年-1986年、約13000巻)。日本を含め世界の様々な地域の調査報告書なども収載し、イギリスおよびイギリス帝国の自画像を示す一級資料といわれる。同館・地域研究企画交流センターの「英国議会資料集プロジェクト」の資料集のひとつとしてCD-ROM版で刊行。(総頁数6090頁) (2006年4月に法人化により同センターが京都大学地域研究統合情報センターとして再編されたことで、現在は同文庫も京都大学附属図書館に移転。)
7 エチオピアを知るための50章共著 2007-12-00明石書店
(東京)
「第7部:日本とエチオピア」担当。日本とエチオピアの関係史を近世から現在まで、図版などとともに説明、論じる。(総頁数378頁)編者:岡倉登志
(共著者:池谷和信、金子守恵、川瀬慈、児玉由佳、重田眞義、設楽知弘、城島徹、田尻敦子、西真如、古川哲史、松村圭一郎、武藤慎一、米倉立子)
古川哲史:
「42章:二つの国の『出会い』」「43章:結びつく二つの『帝国』」「44章:『第二の満洲事変』をめぐって」「45章:多様化する日-エ関係」「コラム12:エチオピア使節団の来日」(291-323頁)、「ブックガイド:第7部」(373-374頁)
8 地図でみるアフリカ系アメリカ人の歴史――大西洋奴隷貿易から20世紀まで共訳 2011-03-00明石書店
(東京)
本書(ジョナサン・アール著)は、アフリカ系アメリカ人の歴史と文化を地図やグラフ、写真などとともに簡潔に提示した Jonathan Earle, The Routledge Atlas of African American History (New York and London: Routledge, 2000)の翻訳である。大学生向けの教科書や参考書、一般読者向けの書物として、朴珣英との全頁共訳で刊行。(東日本大震災による印刷所の作業遅延などにより実質的な発行は次年度の2011年4月末から5月初旬となった。)(総頁数144頁)
9 走ることは、生きること――五輪 金メダリストジェシー・オーエンスの物語共訳 2016-07-00晃洋書房
(京都)
本書は中高生から一般向けの伝記。ただし、詳しい引用の注や参考図書なども付した学術的体裁でもある。オーエンスはアフリカ系アメリカ人の陸上選手で、1936年の「ヒトラーのオリンピック」と言われたベルリンオリンピックで100メートル走をはじめ4つの金メダルを獲得したことで著名な人物。単なる英雄あるいは成功物語ではなく、その後の人生における挫折や人種差別など社会問題も描写した「人間物語」といえるもの。三浦誉史加、井上摩紀との全ページ共訳。解説は古川が担当。Jeff Buringame, Jesse Owens: "I Always Loved Running," NJ: Enslow, 2011.の翻訳書。(総112頁)
オーエンスのオリンピック前後に焦点を当てた映画『栄光のランナー 1936/ベルリン』(2016年8月日本公開、原題:RACE)とのタイアップ企画も試みた。そのほか、映画公式ホームぺージでの紹介や学術誌での書評、大阪府立大学図書館委員会の「新入生に薦める100冊の本」の一冊に図書館長からの推薦など。
以上9点
Ⅱ学術論文
1 Japan’s Political Relations with Ethiopia: 1920s-1960s単著 1993-01-00The ASA Annual Meeting Papers 1992, African Studies Association (USA), Distributed by the Pan-African Documentation and Information System of the United Nations Economic Commission for Africa 本論文は1920-60年代の日本―エチオピア関係の諸相および戦前期と戦後期の関係の相違点を、政治関係を主に論じた。日本―アフリカ関係のなかでも、日本とヨーロッパ植民地化を免れたエチオピアとの間には、戦前期より独自の政治・外交関係があったことを明らかにした。全米アフリカ学会(African Studies Association)の年次大会で発表後、同学会が編集する報告書に寄稿。学会発表論文を加筆修正したものである。報告書は後にCD-ROM化(ASA Papers)されている。(1-20頁)
2 アメリカ合衆国の黒人教育機関と日本人――第二次世界大戦後より現在共著 1999-09-00『アメリカス研究』第4号
(アメリカス学会)
本論文は、戦後期の日本人とアフリカ系アメリカ人の交渉を、高等教育の場に焦点をあてて論じたものである。とりわけアメリカにおける「黒人大学」での係わりを明らかにした。(日本人留学生・教員への聞き取り、日系企業の寄付事業など。)古川博巳との全頁全文にわたる共同執筆である。古川哲史は「第2著者」であるが、調査・執筆ともにほぼ50%の分担。(165-190頁)
3 Japan and Ethiopia in the 1920s-30s: The Rise and Fall of ‘Sentimental’ Relations単著 1999-12-00Human and Environmental Studies, Vol.8
(『人間・環境学』、京都大学大学院人間・環境学研究科)
本論文は1920-30年代の日本―エチオピア関係の変遷を論じた。当時の日本とエチオピアはアジア・アフリカで数少ない独立国であり、独自の外交・政治・経済関係を発展させた。同じ「有色人種」の国という点も、両国の親密化を促進した。しかし、第二次イタリア―エチオピア戦争(1935-36年)の結果、日本はイタリアの満洲国承認を念頭に、イタリアのエチオピア併合を認め、以後、日伊両国は急速に結びついてゆく。日本―エチオピア関係は、ファシズム的世界情勢のなかで、そして日本の 「リアル・ポリティーク」(“real politik”)の前に、崩れ去ったことを論じた。(135-145頁)
4 第二次世界大戦での日本人とアフリカ系アメリカ人――その「出会い」と「衝突」をめぐって単著 2000-12-00『黒人研究』71号
(黒人研究の会)
本論文は、第二次世界大戦期の日本人とアフリカ系アメリカ人の関係の諸相を、戦争との関連でいくつか明らかにしたものである。日米戦争において、「人種」をめぐる言説は非常に政治的なものであった。日本は米国で人種差別に直面するアフリカ系アメリカ人の戦意をそぐような宣伝戦をおこなった。一方、戦争の前線では、日本兵と黒人兵が戦闘を交わすことがあった。不幸にも戦争が、日本人とアフリカ系アメリカ人の接触の機会を増やしたことを論じた。(20-24頁)
5 Black-Asian Relations単著 2005-04-00Africana: The Encyclopedia of the African and African American Experience (2nd edition)

Oxford University Press
(Oxford, New York, New Delhi, Cape Town, Hong Kong, etc.)
拙稿 “Black-Asian Relations” は百科事典の長文項目(査読付論考)である。東アジア(日本、中国、韓国など)とアフリカおよびアフリカ系アメリカとの史的関係を中心に執筆。同事典は19世紀末から20世紀前半に、世界のアフリカ系の人びとの解放運動に多大な影響を与えた故W・E・B・デュボイス( W. E. B. Du Bois)の発案を引き継ぐもので、ナイジェリア出身のノーベル賞作家ウォレ・ショインカ(Wole Soyinka)がプロジェクト顧問となり、ハーバード大学のデュボイス研究所所長ヘンリー・ルイス・ゲイツ(Henry Louis Gates, Jr.)と同僚のクワメ・アンソニー・アッピア(Kwame Anthony Appiah)の編によって実現を見た。大部な1巻本の初版(1999年)を増補改訂して5巻本としたもの。(アメリカ図書館協会選定図書)
(第1巻、479-480頁)
6 近代日本にとってのエチオピア――昭和初期における経済的関心とヘルイ使節団来日を中心に単著 2007-03-00『大谷学報』86巻2号
(大谷学会)
日本―アフリカ交渉史の枠組みの中で、昭和初期の日本とエチオピアの関係に焦点を当てて論じたもの。とくに日本のエチオピア市場への経済的関心、日本の近代化過程にたいするエチオピアの関心、エチオピア外相ヘルイを団長とする使節団の来日を扱った。(1-17頁)
7 アフリカ系アメリカ人と日本/東アジア――その関係史構築の意義と課題を考える単著 2007-07-00『アメリカ史研究』30号
(日本アメリカ史学会)
「特集:トランスナショナル・ヒストリー再考―国境を越える歴史叙述の可能性と課題」に収載の論文。アフリカ系アメリカ人と日本人の関係史構築の意義と課題を論じつつ、アフリカン・ディアスポラの歴史における、ルーツ(roots)とルート(routes)の接続性の記述の重要性を述べた。(83-93頁)
8 “Black Pacific” Considered: Japanese Early Relations with African Americans単著 2008-03-00『真宗総合研究所研究紀要』25号
(大谷大学真宗総合研究所)
日本人とアフリカ系アメリカ人の関係史から幕末の事例をいくつか取り上げた。そして、今後の“Black Pacific”(「ブラック・パシフィック」)概念や理論の構築と、それにもとづく史実発掘の必要性を述べた。(2006年度大谷大学真宗総合研究所「一般研究」助成の成果の一部である。)(1-10頁)
9 China and Japan: African and East Asian Relations
単著 2008-07-00Encyclopedia of the African Diaspora

ABC-CLIO (Santa Barbara and Oxford)
“Afro-East Asian Relations” のテーマによる長文項目(査読付論考)を担当。フロリダ国際大学アフリカ研究所の所長キャロル・B・デイビス(Carole B. Davies)の発案・編集責任によるアフリカ系ディアスポラの歴史や文化を扱った3巻本の百科事典。古川は本事典のInternational Advisory Board(国際編集顧問)の一人。(第1巻、302-305頁)
10 East Asia and Africa in World History: A Case Study of Japan's Relations with Africa Up to World War II単著 2010-03-00World History Studies and World History Education: The Proceedings of the First Congress of the Asian Association of World Historians (Osaka: Osaka University) 2009年5月に大阪大学で開催されたThe Asian Association of World Historians (AAWH、アジア世界史学会)の創立大会での発表にもとづく論考。大会では "Africa and Asia in World War II" のパネルに参画。20世紀初頭から第二次世界大戦期にいたる日本とアフリカの関係を取り上げ、アジアとアフリカの関係を世界史の枠組みの中で研究することの必要性と意義を論じた。(CD-ROM版、1-10頁)
11 East Asia and Ethiopia in Modern World History: A Preliminary Study単著 2014-03-00『真宗総合研究所研究紀要』31号
(大谷大学真宗総合研究所)
現代史(とりわけ第二次世界大戦後)における、日本、大韓民国(韓国)、中華人民共和国(中国)とエチオピアの関係を、世界史の枠組みを意識しながら論じたもの。英文による予備的研究論考。(187-205頁)
12 W・E・B・デュボイスの生涯と時代ーー日本訪問(1936年)に関わる試論単著 2017-04-00『大谷大学研究年報』第69集 「近代黒人解放運動の父」とも呼ばれるW・E・B・デュボイスの生涯と時代を扱う研究プロジェクトの一篇。デュボイスの生涯を概観し、1936年の日本訪問について論じたもの。(1-45頁)
以上12点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 Japanese Interests in Africa: The Pre-war Period口頭発表 1990-11-00African Studies
Association (USA)
全米アフリカ学会・第33回年次大会(ボルチモア)での学会発表。戦前期の日本人のアフリカへの関心を論じた。発表時間20分。
2 Japanese Political and Economic
Interests in Africa:
The Pre-war Period
単著 1991-03-00Network Africa
(New York), No.14
第33回全米アフリカ学会での報告原稿の掲載を求められたもの。戦前期の日本(人)のアフリカへの関心を論じた。(6-8頁)
3 Japanese-Ethiopian Relations in the 1920s-30s口頭発表 1991-11-00African Studies Association (USA) 全米アフリカ学会・第34回年次大会(セントルイス)での学会発表。1920年代、30年代の日本とエチオピアの関係を論じた。発表時間20分。
なお、本発表については、ロシア科学アカデミーのV・グサロフ(Vladilen Gusarov)によるロシア語のアフリカ研究報告に紹介、批評あり。(Oriens, No.3, Moscow, 1992, pp.147-152.)
4 Japan’s Political Relations with Ethiopia: 1920s-1960s口頭発表 1992-11-00African Studies
Association (USA)
全米アフリカ学会・第35回年次大会(シアトル)での学会発表。1920年代から60年代までの日本とエチオピアの政治的な関係を論じた。発表時間20分
5 「病むアメリカ」の刑務所単著 1995-09-21『中国新聞』論壇 広島を中心に中国地方で発行されている『中国新聞』掲載の論考。犯罪で病むアメリカ社会の反映としての刑務所の実情を論じた。
6 オハイオ州立刑務所の中の日本イメージ:ひとつの日米関係論にむけて口頭発表 1996-05-00Japanese Studies
Seminar,
The Ohio State University(USA)
オハイオ州立大学での日本研究セミナーにおける日本語での発表。オハイオ州の州立刑務所の受刑者が抱く日本イメージを、日米関係論の枠組みの中に位置づけながら論じた。発表時間60分。
7 「プリズン大学」の教室から(1)-(8)単著 1996-08-00『中国新聞』文化欄 オハイオ州における州立刑務所での、異文化理解を担当した教員体験を紹介しつつ、アメリカの刑務所制度や社会の実情にも言及。文化欄「緑地帯」8回連載原稿。(8月1日-13日)
8 オハイオ州立刑務所の受刑者と日本――日米関係の一断章1単著 1996-11-00『The Americas Today』13号(アメリカス学会会報) 日米関係のひとつの側面として、オハイオ州立刑務所の受刑者たちの日本イメージや日本への関心を論じた。「日米関係の一断章」3回連載原稿の第1回。(4-5頁)
9 生涯教育プログラムの受講生と日本――日米関係の一断章2単著 1997-01-00『The Americas Today』14号(アメリカス学会会報) オハイオ大学生涯教育プログラムの「日本語会話」や「日本文化」受講生の日本に対する関心を論じた。(5頁)
10 「帰国子女」予備軍の生徒達と日本――日米関係の一断章3単著 1997-03-00『The Americas Today』15号(アメリカス学会会報) コロンバス日本語補習校の生徒達をとりまく状況、日本への関心を論じた。(3頁)
11 科学研究費補助金(文部省)研究助成による研究活動 1998-04-00文部省(現・文部科学省) 日本学術振興会・特別研究員(DC、史学・日本史)としての文部省科学研究費補助金による研究活動。研究課題「日本―アフリカ交渉史――明治期から第二次世界大戦期までを中心に」。(1998年度―1999年度)
12 松下国際財団研究助成による研究活動 1998-05-00松下国際財団 研究課題「日本ーエチオピア関係史」に対する、海外調査旅費などの研究助成。
13 裸眼で見た米国の刑務所単著 1998-10-28『京都新聞』文化欄 制度疲労を起こしているアメリカの刑務所の実情を論じるとともに、刑務所の抱える問題に現代社会の反映があることを指摘。
14 日本―エチオピア関係史:1920-30年代を中心に口頭発表(講演) 1999-07-00龍谷大学社会科学研究所 龍谷大学社会科学研究所における日本―エチオピア関係史の学術講演。講演時間60分。
15 アメリカ研究振興会・研究助成研究助成による研究活動 2000-03-00アメリカ研究振興会 研究課題「日米関係における日本人とアフリカ系アメリカ人との相互影響――戦中・戦後を中心に」。古川博巳(元・京都女子大学)、レジナルド・カーニー(メリーランド大学・嘉手納基地キャンパス)との共同研究。沖縄と米国での調査を担当。
16 京都大学教育研究振興財団・研究助成研究助成による研究活動 2000-04-00京都大学教育研究振興財団 <若手研究者フィールドワーク派遣助成>研究課題「日本―アフリカ交渉史――明治期より第二次世界大戦期まで」(調査旅費や資料収集経費などの助成)。
17 Japan’s Relations with Ethiopia: 1868-1945ポスター発表 2001-03-00Association for Asian Studies(USA) 全米アジア学会・第53回年次大会(シカゴ)でのポスター形式による学会発表。明治期から第二次世界大戦期までの日本・日本人のエチオピアへの関わりを論じた。発表時間60分。
18 年表:日本人と黒人との接触・交流抄史――戦前篇共著 2001-03-00『天理大学人権問題研究室紀要』4号
(天理大学人権問題研究所)
19世紀から第二次世界大戦期までの日本人とアフリカ系アメリカ人の接触・交流を、年表形式で示した。「戦後アメリカ篇」「戦後アフリカ篇」と続くもの。古川博巳との共著。(59-68頁)
19 戦前期の日本―エチオピア関係:ポスター発表ポスター発表 2001-06-00黒人研究の会・年次全国大会 黒人研究の会・第47回年次全国大会(奈良女子大学)におけるポスター研究発表。戦前期の日本―エチオピア関係をポスター形式で提示・発表。発表時間60分。
20 書評:青木澄夫『日本人のアフリカ「発見」』単著(書評) 2001-12-00『アフリカ研究』59号(日本アフリカ学会) 青木澄夫『日本人のアフリカ「発見」』(山川出版社、2000年)の書評。著者は国際協力事業団(JICA)の勤務経験も活かし、日本人のアフリカとの関わりを自ら探り出した豊富な資料をもとに描いたと評した。(115-116頁)
21 書架:アフリカ(2000年-2001年)編纂 2001-12-00『黒人研究』71号(黒人研究の会) 2000年-2001年に日本で刊行されたアフリカ関係の単行本、主要論文・評論の一覧。日本におけるアフリカ研究の最新動向を知る一助になる資料として作成。(36-43頁)
22 年表:日本人と黒人との接触・交流抄史――戦後アメリカ篇共著 2002-03-00『天理大学人権問題研究室紀要』5号
(天理大学人権問題研究所)
第二次世界大戦後の日本人とアフリカ系アメリカ人の接触・交流を、年表形式で示したもの。古川博巳との共著。(85-96頁)
23 Japanese-African Relations before World War II口頭発表 2002-04-00Boston University (USA) ボストン大学における国際会議 “Blacks and Asians, Encounters through Time and Space: An International Conference” での研究発表。招待スピーカーの一人でもある。戦前期の日本とアフリカの関係史を論じた。本報告のコメントはマサチューセッツ工科大学(MIT)のジョン・ダワー(John Dower)が担当。発表時間30分。
24 Chronology: Japan’s Relations with Ethiopia, 1868-1945単著 2002-10-00『京都大学総合人間学部紀要』9号(京都大学総合人間学部) 戦前期の日本―エチオピア関係を、英文による簡潔な解説と年表で示したもの。査読つき研究ノート扱い。(177-184頁)
25 米国社会の底辺を考える――オハイオ州立刑務所での体験を中心に口頭発表 2002-12-00アメリカス学会 アメリカス学会・第7回年次大会(天理大学)において、同テーマでの依頼発表。発表時間60分。
26 書架:アフリカ(2001年-2002年)編纂 2002-12-00『黒人研究』72号(黒人研究の会) 2001年-2002年に日本で刊行されたアフリカ関係の単行本、主要論文・評論の一覧。日本におけるアフリカ研究の最新動向を知る一助になる資料として作成。(71-78頁)
27 ブラック・スタディーズに新しい潮流――ボストン大学での国際会議に参加して単著 2003-03-00『黒人研究』72号(黒人研究の会) ボストン大学における国際会議 “Blacks and Asians, Encounters through Time and Space: An International Conference” に参加した際の見聞にもとづく報告記。(65-66頁)
28 年表:日本人と黒人との接触・交流抄史――戦後アフリカ篇共著 2003-04-00『天理大学人権問題研究室紀要』6号
(天理大学人権問題研究所)
第二次世界大戦後の日本人とアフリカ人(おもにブラック・アフリカ)の接触・交流を、年表形式で示したもの。古川博巳との共著。(69-80頁)
29 植民地主義とは何か(1)翻訳 2003-12-00『黒人研究』73号(黒人研究の会) Robert Potter et al., Geographies of Development (Longman, 1999) 収載の “Understanding Colonialism” の翻訳である。アフリカを主たる事例に、歴史的・地理的に植民地主義を論じたもの。分量の関係で2回に分けて掲載。(41-47頁)
30 「英国議会資料」におけるエチオピア関係資料について口頭発表 2003-12-00国立民族学博物館・共同研究会 国立民族学博物館・地域研究企画交流センター、共同研究会「20世紀初頭における大英帝国とアフリカ」における発表。国立民族学博物館共同研究員として、編纂中の「英国議会資料」におけるエチオピア関係資料について発表。発表時間90分。
31 書架:アフリカ(2002年-2003年)編纂 2003-12-00『黒人研究』73号(黒人研究の会) 2002年-2003年に日本で刊行されたアフリカ関係の単行本、主要論文・評論の一覧。日本におけるアフリカ研究の最新動向を知る一助になる資料として作成。(53-58頁)
32 日本におけるアフリカ史研究―その歴史的展開と現状をめぐって口頭発表 2004-06-00黒人研究の会・創設50周年記念国際大会 黒人研究の会・創設50周年記念国際大会(神戸市外国語大学)におけるシンポジウム「21世紀の黒人研究―日本のアフリカ、アメリカ、カリブ研究の展望」での発表。パネリストの一人として、日本におけるアフリカ史研究の史的概観と現状分析、課題を論じた。発表時間20分。
33 日本人とアフリカ系アメリカ人――その歴史的関係をめぐる本を刊行して単著 2004-11-00『The Americas Today』51号(アメリカス学会会報) 『日本人とアフリカ系アメリカ人――日米関係史におけるその諸相』(明石書店、2004年)を刊行した意図、残された課題など。(7頁)
34 書架:アフリカ(2003年-2004年)編纂 2005-03-00『黒人研究』74号(黒人研究の会) 2003年-2004年に日本で刊行されたアフリカ関係の単行本、主要論文・評論の一覧。日本におけるアフリカ研究の最新動向を知る一助になる資料として作成。(82-86頁)
35 アレン・ネルソン「ヴェトナム戦争の体験より――本当の戦争とは」講演要約 2005-03-00『黒人研究』74号(黒人研究の会) <黒人研究の会>創立50周年記念国際大会(神戸市外国語大学)における、元・米国海兵隊員でベトナム戦争の体験をもとに日米で平和運動に携わるアレン・ネルソン(Allen Nelson)の講演の司会および同会学術誌への日本語要約を担当。(29-30頁)
36 日本におけるアフリカ史研究―その歴史的展開と現状をめぐって単著 2005-03-00『黒人研究』74号
(黒人研究の会)
<黒人研究の会>創設50周年記念国際大会におけるシンポジウム「21世紀の黒人研究―日本のアフリカ、アメリカ、カリブ研究の展望」における発表にもとづくもの。日本におけるアフリカ史研究の史的概観、現状、今後の課題と展望を述べた。(42-44頁)
37 日米関係史における日本人とアフリカ系アメリカ人―幕末から現在までの歴史的係わりをめぐって―講演 2005-07-00同志社女子大学英語英文学会
(同志社女子大学)
同志社女子大学英語英文学会の夏期大会における講演。日米関係史における日本人とアフリカ系アメリカ人の係わりを、関連のビデオなども見せながら歴史的に説明した。そして、日本でアフリカ系アメリカ人の歴史や文化を研究することの意味合いを論じた。講演時間90分。
38 植民地主義とは何か(2)翻訳 2006-03-00『黒人研究』75号(黒人研究の会) Robert Potter et al., Geographies of Development (Longman, 1999) 収載の “Understanding Colonialism” の翻訳である。アフリカを主たる事例に、歴史的・地理的に植民地主義を論じたもの。分量の関係で2回に分けて掲載。(44-48頁)
39 書架:アフリカ(2004年-2005年)編纂 2006-03-00『黒人研究』75号(黒人研究の会) 2004年-2005年に日本で刊行されたアフリカ関係の単行本、主要論文・評論の一覧。日本におけるアフリカ研究の最新動向を知る一助になる資料として作成。(63-67頁)
40 大谷大学真宗総合研究所「一般研究」(個人研究)研究助成による研究活動 2006-04-00大谷大学真宗総合研究所 研究課題「日米関係史における日本人とアフリカ系アメリカ人――第二次世界大戦期までを中心に」(科研採択によるものであるが、科研とは研究課題・内容は相違。)
41 科学研究費補助金研究助成による研究活動 2006-04-00日本学術振興会 科学研究費補助金の<基盤研究C>(研究代表者[個人研究])による研究助成(史学・西洋史分野)。研究課題「日米関係史における日本人とアフリカ系アメリカ人――第二次世界大戦後から現在まで」
(2006年度―2009年度)
42 書評:藤田みどり『アフリカ「発見」』単著(書評) 2006-06-00『アフリカ研究』68号(日本アフリカ学会) 藤田みどり『アフリカ「発見」』(岩波書店、2005年)の書評。日本人のアフリカへの関心やイメージの史的変遷を、比較文化論的な視点から描いたと評価。(103-105頁)
43 アフリカ系アメリカ人 ハンディ事典事典項目執筆 2006-12-00南雲堂フェニックス(東京) アフリカ系アメリカ人の歴史関係の項目執筆および編集補佐。執筆担当項目は「解放民局」「ゲリット・スミス」「公共施設における差別」「黒人法」「ジム・クロウ」「スコッツボロ事件」「逃亡奴隷取締法」「奴隷解放宣言」「ナイアガラ運動」「南部再建」「バッファロー・ソルジャー」「リンカン・ダグラス論争」。
松本昇・他編『アフリカ系アメリカ人 ハンディ事典』、南雲堂フェニックス、2006年。(総頁数397頁)
44 書架:アフリカ(2005年-2006年)編纂 2007-03-00『黒人研究』76号(黒人研究の会) 2005年-2006年に日本で刊行されたアフリカ関係の単行本、主要論文・評論の一覧。日本におけるアフリカ研究の最新動向を知る一助になる資料として作成。(61-65頁)
45 日本-アフリカ交渉史の諸相を考える口頭発表 2007-05-00日本アフリカ学会・第44回年次学術大会
日本アフリカ学会の年次大会(長崎ブリックホール)での「公開シンポジウム:アフリカと日本の出会い―長崎出島を介して」での発表。シンポジウムの3人の発表者の一人として登壇(他は長崎大学・増田研、中部大学・青木澄夫)。
発表時間40分。
46 East Asia, Africa, and the African Diaspora: A Historical Perspective口頭発表 2007-08-00The 5th International Convention of Asia Scholars (ICAS5)
(Malaysia)
1998年にオランダで開催されて以降、アジア研究の分野では最大の国際学術集会となったInternational Convention of Asia Scholars(ICAS:国際アジア研究者会議)の第5回会議での発表。今回はマレーシアのクアラルンプールで4日間にわたり開催され(1500人参加)、古川は“Diaspora”のセッションで東アジアとアフリカ及びアフリカ系ディアスポラの関係史構築の意義と課題、国際共同研究の必要性を述べた。発表時間30分。
47 “East Asia, Africa, and the African Diaspora”―第5回国際アジア研究者会議での参加発表報告単著 2008-03-00『黒人研究』77号(黒人研究の会)
マレーシアで開催された第5回国際アジア研究者会議(2007年8月)での発表および参加報告。(88-89頁)
48 日本-アフリカ交渉史の諸相を考える――いくつかの研究課題と展望単著 2008-03-00『アフリカ研究』
(日本アフリカ学会)
日本アフリカ学会『アフリカ研究』の特集「日本-アフリカ交流史の展開」用原稿。第44回年次大会のシンポジウム「アフリカと日本との出会い」で登壇した際の話にもとづく。日本-アフリカ交渉史に関する国内外の研究を概観し、今後の課題や展望を述べた。査読付研究ノート扱いの論考。(75-81頁)
49 書架:アフリカ(2006年-2007年)編纂 2008-03-00『黒人研究』77号(黒人研究の会) 2006年-2007年に日本で刊行されたアフリカ関係の単行本、主要論文・評論の一覧。日本におけるアフリカ研究の最新動向を知る一助になる資料として作成。(114-118頁)
50 2007年の歴史学界――回顧と展望:アフリカ単著 2008-05-00『史学雑誌』117編第5号 『史学雑誌』「回顧と展望」号の「アフリカ」を担当。史学会(東京大学文学部内)が刊行する毎年の特集号。日本におけるアフリカ史研究の現状、その視点から見た歴史学の課題に言及し、2007年に日本人研究者によって内外で刊行されたアフリカ史関係の文献を批評、紹介した。(303-305頁)
51 書架:アフリカ(2007年-2008年)編纂 2009-04-00『黒人研究』78号(黒人研究の会) 2007年-2008年に日本で刊行されたアフリカ関係の単行本、主要論文・評論の一覧。日本におけるアフリカ研究の最新動向を知る一助になる資料として作成。(80-83頁)
52 East Asia and Africa in World History: A Case Study of Japan's Relations with Africa Up to World War II 口頭発表 2009-05-00The First Congress of the Asian Association of World Historians (AAWH)
(Osaka: Osaka University)
2009年5月に大阪大学で開催されたThe Asian Association of World Historians (AAWH、アジア世界史学会)の創立大会での発表。大会では永原陽子(東京外国語大学)主宰の Africa and Asia in World War II のパネルに参画。エチオピアを論じた真城百華(津田塾大学)、モザンビークを扱った網中昭世(津田塾大学)、ガーナを議論した溝辺泰雄(明治大学)の各人の事例研究を受け、総括的な報告として、20世紀初頭から第二次世界大戦期にいたる日本とアフリカの関係を取り上げ、アジアとアフリカの関係を世界史の枠組みの中で研究することの必要性と意義を論じた。発表時間30分。
53 書評:北川勝彦編著『脱植民地化とイギリス帝国』単著(書評) 2010-03-00『黒人研究』79号(黒人研究の会) 北川勝彦編著『脱植民地化とイギリス帝国』(ミネルヴァ書房、2009年)の書評。本書は木畑洋一、北川勝彦、秋田茂、木村和男、佐々木雄太らの企画・編集による<イギリス帝国と20世紀>全5巻の第4巻。イギリス帝国における脱植民地化過程の研究は、現代イギリスの歴史や社会、文化理解にも不可欠なものと評した。(79-80頁)
54 書架:アフリカ(2008年―2009年)編纂 2010-03-00『黒人研究』79号(黒人研究の会) 2008年-2009年に日本で刊行されたアフリカ関係の単行本、主要論文・評論の一覧。日本におけるアフリカ研究の最新動向を知る一助になる資料として作成。(90-95頁)
55 科学研究費助成事業研究助成による研究活動 2010-04-00日本学術振興会 科学研究費助成事業の<基盤研究C>(研究代表者[個人研究])による研究助成(史学一般)。研究課題「世界史における東アジアとアフリカ――国際共同研究のための基盤形成」(2010年度―2012年度)
56 大谷大学真宗総合研究所「一般研究」(個人研究)研究助成による研究活動 2010-04-00大谷大学真宗総合研究所 研究課題「世界史における東アジアとアフリカ――国際共同研究のための基盤形成」
科研採択による「一般研究」(2010年度―2012年度)
57 Book Review: African Voices of the Atlantic Slave Trade & The Sounds of Slavery単著(書評) 2010-06-00African American Review (USA)
Vol.43, No.1.
African American Review (Modern Language Association [MLA] の部門誌。現在の刊行はSaint Louis University )に掲載の書評。Anne C. Bailey, African Voices of the Atlantic Slave Trade: Beyond the Silence and the Shame (Boston: Beacon Press, 2005)および Shane White and Graham White, The Sounds of Slavery: Discovering African American History Through Songs, Sermons, and Speech (Boston: Beacon Press, 2005)を編集部依頼の形式で二冊まとめて批評。
(pp.195-197.)
58 日米関係史における日本人とアフリカ系アメリカ人――第二次世界大戦後から現在まで単著 2010-06-00日本学術振興会 日本学術振興会の「科学研究費補助金研究成果報告書」である。研究代表者(個人研究)による基盤研究(C)「日米関係史における日本人とアフリカ系アメリカ人――第二次世界大戦後から現在まで」(2006年度―2009年度)の研究内容および当該期間に公表した成果の概要を収載した報告書。(A4版、全4頁)
59 アフリカ史――精神と学界の脱植民地化に向けて単著 2012-02-00『歴史と地理』2012年2月号
(山川出版社)
同誌「世界史の研究」号における「読書案内」原稿。高校教員を主たる読者として、日本におけるアフリカ史学(および歴史学、歴史教育)の流れを意識しながら、日本で刊行されたアフリカ史の概説書や主要関連書物を紹介。(32-35頁)
60 Book Review: Ishikawa Hiroki, The Rise and Fall of Solomonid Ethiopia: Reconsideration of Its History after the Oromo Migration単著(書評) 2012-03-00Nilo-Ethiopian Studies, No. 17.
(Japan Association for Nilo-Ethiopian Studies)
日本ナイル・エチオピア学会(Japan Association for Nilo-Ethiopian Studies)英文学術誌での石川博樹『ソロモン朝エチオピア王国の興亡――オロモ進出後の王国史の再検討』(山川出版社、2009年)の書評。東京大学の課程博士論文にもとづく本書は、エチオピア王国史の中でソロモン朝(1270年-1769年)後期の未解明な部分に焦点を当て、皇帝年代記などゲエズ語(古典エチオピア語)の史料、キリスト教の布教活動に訪れたイエズス会の文書、イギリスはじめヨーロッパの資料などを精緻に読み込み、エチオピア史研究に新たな貢献をしたと評した。(pp.64-66.)
61 世界史における東アジアとアフリカ――国際共同研究のための基盤形成単著 2013-06-00日本学術振興会 科学研究費助成事業<基盤研究C>(研究代表者[個人研究])による研究助成研究課題「世界史における東アジアとアフリカ――国際共同研究のための基盤形成」(史学一般、2010年度―2012年度)の成果概要の報告書。(A4版、全4頁)
62 世界史における東アジアとアフリカ――いくつかの事例から考える口頭発表 2013-10-00大谷学会・2013年度研究発表会 「世界史における東アジアとアフリカ」という視点から、第二次世界大戦以降の日本、中国、韓国のいくつかの事例を紹介、論じた。(発表時間30分)
63 書評論文:ブラックへの旅路を一筋に――古川博巳の学問と著作単著 2013-11-00『アメリカス研究』第18号 本稿は、アフリカ系アメリカ文学研究、黒人文学研究の日本での先駆者の一人であった古川博巳(1927-2012)の学問と著作の意義を述べたもの。同学会編集部より「書評論文」として依頼があったもの。(95-109頁)
64 知は力でなければならない単著 2016-03-00『黒人研究』85号(2016年3月刊行) 黒人研究の会(現・黒人研究学会)の第61回大会(2015年6月)の大会委員長として、大会の意義などを述べたもの。(4-5頁)
65 人生こそ本当のオリンピック単著 2016-08-00東宝・映像事業部 ベルリン・オリンピック(1936年)の陸上競技で金メダル4つを獲得したジェシー。オーエンスを主人公とした映画「栄光のランナー/1936 ベルリン」(原題:RACE)のパンフレットでのエッセイ/解説。原題の説明なども含む。(15-16頁)
66 ジェシー・オーエンス――その生涯と時代口頭発表 2016-10-00黒人研究学会(Japan Black Studies Association) アフリカ系アメリカ人の陸上選手ジェシー・オーエンスの幼少期から晩年・没後について論じたもの。(発表時間60分)
67 アメリカ黒人の歴史に<声>を聴くこと単著 2017-03-00金星堂 風呂本惇子・松本昇・鵜殿えりか・森あおい編『新たなるトニ・モリスン――その小説世界を拓く』(金星堂、2017年3月)における「コラム」担当。アメリカ黒人女性作家でノーベル文学賞を受賞したモリスンに関する論文集。「歴史学的立場から、アメリカの人種問題の現状にも触れたコラム」をと編者から依頼されたもの。(93-94頁)
以上67点

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