教育研究業績の一覧

平野 寿則
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 徳川家康と天下泰平 2005-07-23 大阪府教育センターで開催された京都の大学「学び」フォーラム2005でおこなった模擬授業。歴史に興味をもつ生徒に、教科書に記されていることが、必ずしも「歴史」ではない、ということを具体的な史料に基づいて紹介した。
(授業時間:40分)
2 平野ゼミ研究旅行 2005-08-00 ~ 通常のゼミ授業では実感することのできない「歴史の行間」を、実際の歴史の現場に立つことによって理解してもらうために、現地学習のフィールをワークを実施している。今回は「北陸道―越前国・加賀国・能登国・越中国をめぐる―」というテーマで、福井県・石川県・富山県方面へ2泊3日の研究旅行を開催した。
(期間:2005年8月30日~9月1日)
3 卒業論文中間報告会 2005-11-05
~2005-11-06
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2005年11月5日~6日)
4 平野ゼミ研究旅行 2006-09-05
~2006-09-07
通常のゼミ授業では実感することのできない「歴史の行間」を、実際の歴史の現場に立つことによって理解してもらうために、現地学習のフィールをワークを実施している。今回は「出雲の世界―歴史的景観をさぐる―」というテーマで、島根県方面へ2泊3日の研究旅行を開催した。
(期間:2006年9月5日~9月7日)
5 卒業論文中間報告会 2006-11-04
~2006-11-05
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2006年11月4~5日)
6 短期平野ゼミ博物館見学会 2007-01-27 研究室での学習では実感することのできない「文化財」の歴史的な価値を、実見して理解してもらうために、博物館等施設見学会を実施している。今回は京都国立博物館の特別展「京都御所障壁画 御常御殿と御学問所」を見学した。
7 『洛中洛外図』と京都 2007-05-08
~2009-07-16
短期大学部の授業「日本の美」における試験的な取り組で、図説・図録などの書籍を用いるのではなく、絵画に描かれた情報をパワーポイント上に整理して、画面に描かれる風景の変化に、どのような歴史的な問題があるのかを提示した。
8 都の風景―『洛中洛外図』から歴史を考える― 2007-06-17 キャンパスプラザ京都で開催された京都の大学「学び」フォーラム2007でおこなった模擬授業。歴史の中でも文化史、とくに絵画資料に注目して、初期『洛中洛外図』の主な作品4点を取り上げ、景観・構図の変化の中に、どのような歴史的意味があるのかを、パワーポイントを用いてわかりやすく説明した。
(授業時間:40分)
9 平野ゼミ研究旅行 2007-09-04
~2007-09-06
通常のゼミ授業では実感することのできない「歴史の行間」を、実際の歴史の現場に立つことによって理解してもらうために、現地学習のフィールをワークを実施している。今回は「伊勢斎宮と斎宮―歴史的景観をさぐる―」のテーマで、三重県方面へ2泊3日の研究旅行を開催した。
(期間:2007年9月4日~6日)
10 卒業論文中間報告会 2007-11-03
~2007-11-04
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。(期間:2007年11月3日~4日)
11 卒業研究の小冊子 2008-03-17 短期大学部における取り組みで、卒業研究を提出した後、口述試問での質疑応答をふまえ、個々の卒業研究を800字~1,000字にまとめさせて小冊子を作成している。これは、各学生に2年間の学びを再確認してもらうとともに、後学への指針として有効に活用するためである。
12 卒業論文中間報告会 2008-10-31
~2008-11-01
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2008年10月31日~11月1日)
13 卒業研究の小冊子 2010-03-18 短期大学部における取り組みで、卒業研究を提出した後、口述試問での質疑応答をふまえ、個々の卒業研究を800字~1,000字にまとめさせて小冊子を作成している。これは、各学生に2年間の学びを再確認してもらうとともに、後学への指針として有効に活用するためである。
14 平野ゼミ研究旅行 2011-09-09
~2011-09-11
通常のゼミ授業では実感することのできない「歴史の行間」を、実際の歴史の現場に立つことによって理解してもらうために、現地学習のフィールをワークを実施している。今回は「備後と安芸―歴史的景観をさぐる―」のテーマで、広島県方面へ2泊3日の研究旅行を開催した。
(期間:2011年9月9日~11日)
15 卒業論文中間報告会 2011-11-19
~2011-11-20
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2009年11月19日~20日)
16 平野ゼミ研究旅行 2012-09-07
~2012-09-09
通常のゼミ授業では実感することのできない「歴史の行間」を、実際の歴史の現場に立つことによって理解してもらうために、現地学習のフィールをワークを実施している。今回は「信濃―歴史的景観をさぐる―」のテーマで、長野県方面へ2泊3日の研究旅行を開催した。
(期間:2012年9月7日~9日)
17 卒業論文中間報告会 2012-12-01
~2012-12-02
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2012年12月1日~2日)
18 平野ゼミ研究旅行 2013-09-01
~2013-09-03
通常のゼミ授業では実感することのできない「歴史の行間」を、実際の歴史の現場に立つことによって理解してもらうために、現地学習のフィールをワークを実施している。今回は「信濃―歴史的景観をさぐる―」のテーマで、島根・出雲方面へ2泊3日の研究旅行を開催した。
(期間:2013年9月1日~3日)
19 卒業論文中間報告会 2013-11-30
~2013-12-01
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2013年11月30日~12月1日)
20 卒業論文中間報告会 2014-11-22
~2014-11-23
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2014年11月22日~23日)
21 卒業論文中間報告会 2015-10-31
~2015-11-01
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2015年10月31日~11月1日)
22 卒業論文中間報告会 2016-10-29
~2016-10-30
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2016年10月29日~30日)
23 卒業論文中間報告会 2017-11-04
~2017-11-05
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
(期間:2017年11月4日~5日)
24 卒業論文中間報告会 2018-10-20
~2018-10-21
大谷大学湖西キャンパスセミナーハウスにおいて卒業論文の中間報告・一夜研修会をおこなっている。内容は、卒論の目次を提示させ、全体の展開を確認するとともに、主要な論点について報告・史料レジメの作成と発表を通して、執筆前に各人の課題を整理させ、問題点を深めてもらう。
2 作成した教科書、教材、参考書
1 『洛中洛外図』と京都 2007-05-08
~2009-07-16
短期大学部の授業「日本の美」における試験的な取り組で、図説・図録などの書籍を用いるのではなく、絵画に描かれた情報をパワーポイント上に整理して、画面に描かれる風景の変化に、どのような歴史的な問題があるのかを提示した。
2 都の風景―『洛中洛外図』から歴史を考える― 2007-06-17 キャンパスプラザ京都で開催された京都の大学「学び」フォーラム2007でおこなった模擬授業。歴史の中でも文化史、とくに絵画資料に注目して、初期『洛中洛外図』の主な作品4点を取り上げ、景観・構図の変化の中に、どのような歴史的意味があるのかを、パワーポイントを用いてわかりやすく説明した。
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
B 職務実績
1 大谷大学博物館特別展 「古典籍の魅力」 2003-10-10 大谷大学博物館における特別展『古典籍の魅力』の企画と展示、および図録編集。(編集:平野寿則、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
2 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2004-05-00
~2004-07-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2004年9月25日・10月2日・16日・31日・11月6日・27日)
3 阿弥陀が与えた天下泰平 2004-06-09 滋賀県立玉川高等学校における模擬授業。「歴史を学ぶ」とはどういうことなのか。高校の教科書に記されている歴史とは異なる「歴史」を、徳川家康の天下統一事業を素材に、江戸時代の支配と被支配の関係について授業。
(授業時間:50分)
4 古文書と歴史学 2004-07-20 京都・花園高等学校における模擬授業。近世古文書の一形態である「寺請証文」を素材に、その分析から江戸時代の寺檀関係と寺請制度について授業。
(授業時間:50分)
5 大谷大学博物館特別展 「京の文化人とその遺産―神田家の系譜と蔵書―」 2004-10-10 大谷大学博物館における特別展『京の文化人とその遺産―神田家の系譜と蔵書―』の企画と展示、および図録編集。(編集:平野寿則、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
6 徳川政権と宗教 2004-10-14 京都府立桂高等学校における模擬授業。高校の授業とは異なる視点から徳川幕府と宗教の関係を紹介し、265年におよぶ長期政権を実現した徳川日本の「始まり」について授業。
(授業時間:50分)
7 一歩進んだ古文書読み解き講座 2005-03-00 大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、中級古文書の解読力と、その歴史的背景を考察する力の修得を目的とする。
(期間:2005年3月4日・11日・18日・21日・25日・28日)
8 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2005-04-00 大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2005年4月23日・5月7日・21日・6月4日・18日・7月2日)
9 百姓は天下の根本なり 2005-06-25 オープンキャンパスの模擬授業。江戸時代とはどのような時代で、村や町に居住する人々の願望はどのようなものであったのかを史料にもとづき説明し、江戸時代が如何に宗教的な世界であったかを講義した。(授業時間:30分)
10 一歩進んだ古文書読み解き講座 2005-09-00
~2005-11-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、中級古文書の解読力と、その歴史的背景を考察する力の修得を目的とする。
(期間:2005年9月17日・10月1日・15日・11月3日・23日・12月3日)
11 大谷大学博物館特別展 「ファウスト 伝説と作品 フランクフルト・ゲーテ博物館の名品」 2005-09-30 大谷大学博物館における特別展『ファウスト―伝説と作品 フランクフルト・ゲーテ博物館の名品―』の企画と展示、および図録編集。(編集:平野寿則・宮﨑健司・ペトラ.マイサク、訳者:吉田孝夫)
[総頁数148頁]
12 一歩進んだ古文書読み解き講座 2006-02-00 大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、中級古文書の解読力と、その歴史的背景を考察する力の修得を目的とする。
(期間:2006年2月24日・3月3日・10日・12日・17日・24日)
13 大谷大学博物館特別展 「鈴木大拙没後四十年記念展」 2006-06-06 大谷大学博物館における特別展『鈴木大拙没後四十年記念展』の企画と展示、および図録編集。鈴木大拙没後四十年記念展実行委員会(松ヶ岡文庫・鎌倉国宝館・金沢市立ふるさと偉人館・大谷大学博物館・真宗大谷派)および各開催館が主催で、鎌倉国宝館・金沢市立ふるさと偉人館・大谷大学博物館で開催された。(編者:平野寿則・宮﨑健司、訳者:モニカ.A.ベーテ)
[総頁数104頁]
14 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2006-09-00
~2006-11-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2006年9月30日・10月14日・28日・11月4日・25日・12月9日)
15 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2007-05-00
~2007-07-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2007年5月12日・26日・6月9日・23日・7月7日・21日)
16 大谷大学博物館特別展 「法隆寺一切経と聖徳太子信仰」 2007-10-09 大谷大学博物館における特別展『法隆寺一切経と聖徳太子信仰』の企画と展示、および図録編集。(編者:上林直子・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数76頁]
17 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2008-05-00
~2008-07-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2008年5月24日・31日・6月14日・28日・7月12日・26日)
18 古文書に歴史を読む 2008-09-26 小・中・高等学校及び特別支援学校の教諭を対象とした京都府総合教育センター主催の研修講座。京都に伝来する古文書を素材に、その基礎的知識を学び、古文書の解読を通して、江戸時代の人々の生活や信仰の様子を理解してもらう。(講座時間:90分)
19 大谷大学博物館特別展 「聖徳太子伝の世界 えがかれた和国の教主」 2008-10-10 大谷大学博物館における開館五周年記念特別展『聖徳太子伝の世界 えがかれた和国の教主』の企画と展示、および図録編集。(編者:上林直子・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数80頁]
20 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2008年度記録 2009-03-18 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した(『書香』〈大谷大学図書館・博物館報〉に所収)。
[総頁数36頁][本人担当:25頁~27頁]3頁
21 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2009-05-00
~2009-07-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2009年5月30日・6月6日・13日・27日・7月11日・25日)
22 大谷大学博物館特別展 「祈りと造形 韓国仏教美術の造形」 2009-10-13 大谷大学博物館における特別展『祈りと造形 韓国仏教美術の造形』の企画と展示、および図録編集。(編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:喜多恵美子・金順娥)
[総頁数87頁]
23 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2009年度記録 2010-03-18 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した(『書香』〈大谷大学図書館・博物館報〉に所収)。
[総頁数36頁][本人担当21頁~24頁]4頁
24 方広寺大仏殿と鐘銘事件―「国家安康」は呪いの言葉― 2010-03-20 オープンキャンパスの模擬授業。方広寺大仏殿を構想した秀吉のねらい、大坂の役の原因となり、豊臣家滅亡の因縁となった梵鐘と、その歴史について講義した。(授業時間:30分)
25 東山大仏の造営と豊臣秀吉 2010-06-19 オープンキャンパスの模擬授業。豊臣秀吉の発願による方広寺大仏の造営、のちの慶長大地震による倒壊、秀吉の死、再建と焼失・復興などの歴史を講義した。(授業時間:30分)
26 大仏殿鐘銘事件と徳川家康 2010-07-17 オープンキャンパスの模擬授業。大坂の役の原因であり、豊臣家滅亡の因縁となった大仏殿梵鐘の鐘銘事件と、その後、天下人なった徳川家康と大仏殿について講義した。(授業時間:30分)
27 大谷大学博物館特別展 「親鸞 その人と生涯」 2010-10-12 大谷大学博物館における特別展『親鸞 その人と生涯』の企画と展示、および図録編集。2011年の親鸞聖人750回御遠忌に向けて、2010年より3ヶ年事業で親鸞の生涯とその教えを紹介する企画の第一回目。(編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数71頁]
28 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2010年度記録 2011-03-18 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した。『書香』(大谷大学図書館・博物館報)に所収せず、別冊にする。
[総頁数12頁][本人担当2頁~5頁]4頁
29 “ほとけ”となった徳川家康 2011-08-06 オープンキャンパスの模擬授業。徳川家康は死後、東照大権現として日光東照宮に祀られるが、家康は「阿弥陀仏」で、「天下国家」は阿弥陀より授与されたと言う物語がある。その歴史的な意味について講義した。(授業時間:30分)
30 大谷大学博物館特別展 「親鸞 真宗本廟の歴史」 2011-10-11 大谷大学博物館における特別展『親鸞 真宗本廟の歴史』の企画と展示、および図録編集。2011年の親鸞聖人750回御遠忌に向けて、2010年より3ヶ年事業で親鸞の生涯とその教えを紹介する企画の第二回目。(編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数59頁]
31 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2011年度記録(別冊) 2012-03-16 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した。
[総頁数16頁][本人担当2頁~5頁]4頁
32 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2012-05-00
~2012-07-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2012年5月12日・26日・6月9日・23日・7月7日・21日)
33 「かみ」と「ほとけ」と徳川家康 2012-08-04 オープンキャンパスの模擬授業。徳川家康は「東照大権現」であり、また「阿弥陀仏」でもあった。泰平の世を維持するための“仕掛け”と、“かみ”と“ほとけ”の二面性について講義した。(授業時間:30分)
34 大谷大学博物館特別展 「親鸞 真宗開顕」 2012-10-10 大谷大学博物館における特別展『親鸞 真宗開顕』の企画と展示、および図録編集。2011年の親鸞聖人750回御遠忌に向けて、2010年より3ヶ年事業で親鸞の生涯とその教えを紹介する企画の第三回目。(編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数111頁]
35 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2012年度記録(別冊) 2013-03-15 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した。
[総頁数12頁][本人担当2頁~5頁]4頁
36 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2013-05-00
~2013-07-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2013年5月11日・25日・6月8日・22日・7月6日・20日)
37 都の形象 2013-06-00
~2013-07-00
伊那西高等学校との高大連携授業(6月27日と7月3日の2回)。「洛中洛外図」の絵画資料を取り上げ、「洛中洛外図」の歴史的な展開をはじめ、景観の変容や主題の変化などに注目しながら、パワーポイントを使用して細部を拡大しながら講義した。(授業時間:60分)
38 大谷大学博物館特別展 「伊能忠敬の日本図」 2013-06-11 大谷大学博物館における特別展『伊能忠敬の日本図』の企画と展示、および図録編集。(編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数46頁]
39 禁門の変と京都炎上 2013-06-16 オープンキャンパスの模擬授業。公武合体派と尊攘派が、京都の地を舞台に武力衝突した蛤御門の変を取り上げ、戦火に巻き込まれた京都炎上の様子について講義した。(授業時間:30分)
40 幕末の京都と東本願寺 2013-07-21 オープンキャンパスの模擬授業。徳川家茂の上洛に先駆けて将軍後見職の一橋慶喜が上京した。その目的は攘夷決行の日程で、交渉の場所は東本願寺であった。徳川幕府と東本願寺の関係について講義した。(授業時間:30分)
41 東本願寺フィールドワーク 2013-08-04 オープンキャンパスの模擬授業。幕末京都は「もう一つ政局」となり、東本願寺において攘夷決行をめぐる朝幕交渉がおこなわれた。フィールドワークでは、禁門の変にかかわる史跡を紹介しながら、幕末の舞台となった東本願寺に参拝した。(授業時間:60分)
42 木食遊行僧の宗教と実践 2013-08-26
~2013-08-29
大谷大学同窓会の「全国縦断夏季八十講」における講演(26日:山形支部、27日:宮城支部、29日:青森支部)。本年度のテーマである「生きる力」に関わり、近世中期に京都において活躍した正禅養阿の日ノ岡峠(三条蹴上)改修事業と言う宗教的社会的実践について講演した。(60分)
43 都のすがた ―「洛中洛外図」と時代の転換― 2014-02-15 京都の大学による特別講座「京あるきin東京2014」における講義。『洛中洛外図』から王朝の都から都市民衆の都への変容、時代の終焉と創成の歴史を、人々の生活や文化の諸相、四季が織り成す自然の情景などから講演した。(講義時間:90分)
44 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2013年度記録(別冊) 2014-03-18 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した。
[総頁数12頁][本人担当2頁~5頁]4頁
45 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2014-05-00
~2014-07-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2014年5月10日・24日・6月7日・21日・7月5日・19日)
46 大谷大学博物館特別展 「戦国武将と神仏」 2014-10-11 大谷大学博物館における特別展『戦国武将と神仏』の企画と展示、および図録編集。(編者:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
47 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2014年度記録(別冊) 2015-03-18 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した。
[総頁数12頁][本人担当2頁~5頁]4頁
48 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2015-05-00
~2015-07-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2015年5月9日・23日・6月6日・20日・7月4日・18日)
49 大谷大学博物館特別展 「蓮如」 2015-10-10 大谷大学博物館における特別展『蓮如』の企画と展示、および図録編集。蓮如上人の生誕600年を記念して企画した展示である。(編者:川端泰幸・齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
50 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2015年度記録(別冊) 2016-03-18 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した。
[総頁数14頁][本人担当2頁~5頁]4頁
51 はじめて学ぶ古文書読み解き講座 2016-05-00
~2016-07-00
大谷大学博物館セミナー(生涯学習講座)。「国宝」や「重文」といった指定文化財だけでなく、地域の博物館や資料館に所蔵される数多くの古文書に興味を持ってもらい、地域の歴史を再発見し、地域社会の活性化に繋げてもらいたい。本講座では、『くずし字解読辞典』の使い方と、初級古文書の解読力の修得を目的とする。
(期間:2016年6月4日・11日・18日・7月2日・16日・30日)
52 都の風景 2016-06-12 オープンキャンパスの模擬授業。初期の「洛中洛外図」と近世初期の「洛中洛外図」を取り上げ、鑑賞と言うビジュアルな視点から屏風を眺めた時、両者は具体的に何が異なるかを、ミニチュア「洛中洛外図」を配布して実際に鑑賞させると言う講義をした。(授業時間:30分)
53 大谷大学博物館特別展 「戦国乱世と山科本願寺」 2016-10-13 大谷大学博物館における特別展『戦国乱世と山科本願寺』の企画と展示、および図録編集。(編者:齋藤望・門井慶介・川端泰幸・平野寿則、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
54 東本願寺の創立と慶長の大撞鐘
2016-10-15 貫練学寮と自灯学寮主宰の「大谷大学二学寮合同一泊研修」における講演。近世初頭の「洛中洛外図」から東本願寺を紹介し、1600年以降の鐘では五番目の大きさを誇る「慶長大撞鐘」について、その鋳造の様子や特徴について講演した。(60分)
55 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2016年度記録(別冊) 2017-03-17 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した。
[総頁数16頁][本人担当2頁~5頁]4頁
56 幕末京都と東本願寺 2017-09-09 大谷大学同窓会の「全国縦断夏季八十講」における講演(山梨支部)。本年度のテーマである「生老病死を考える」に関わり、江戸の政局が混乱する中、徳川家茂が230年ぶりに上洛を果たすが、その先駆けに上京する一橋慶喜は東本願寺を旅館とする。こうした幕末京都における東本願寺と徳川幕府の関わりについて講演した。(60分)
57 大谷大学博物館特別展 「東本願寺と徳川幕府」 2017-10-13 大谷大学博物館における特別展の図録『東本願寺と徳川幕府』の企画と展示、および図録編集。本年は大政奉還150周年にあたり、東本願寺と徳川幕府の格別な関係を、東本願寺の創立と幕末の混乱期に政局の舞台となった歴史を紹介する。(編者:門井慶介・川端泰幸・國賀由美子・齋藤望・平野寿則、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
58 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2017年度記録(別冊 2018-03-16 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した。
[総頁数16頁][本人担当2頁~5頁]4頁
59 幕末の京都と東本願寺
2018-09-08 大谷大学同窓会の「全国縦断夏季八十講」における講演(埼玉支部)。本年度のテーマである「生老病死を考える」に関わり、江戸の政局が混乱する中、徳川家茂が230年ぶりに上洛を果たすが、その先駆けに上京する一橋慶喜は東本願寺を旅館とする。こうした幕末京都における東本願寺と徳川幕府の関わりについて講演した。(60分)
60 幕末の京都と東本願寺 2018-09-13 大谷大学同窓会の「全国縦断夏季八十講」における講演(三重支部)。本年度のテーマである「生老病死を考える」に関わり、江戸の政局が混乱する中、徳川家茂が230年ぶりに上洛を果たすが、その先駆けに上京する一橋慶喜は東本願寺を旅館とする。こうした幕末京都における東本願寺と徳川幕府の関わりについて講演した。(60分)
61 大谷大学博物館特別展 「飛騨真宗の伝流-照蓮寺高山移転430年-」 2018-10-12 大谷大学博物館における特別展の図録『飛騨真宗の伝流-照蓮寺高山移転430年-』の企画と展示、および図録編集。

本年は大政奉還150周年にあたり、東本願寺と徳川幕府の格別な関係を、東本願寺の創立と幕末の混乱期に政局の舞台となった歴史を紹介する。(編者:門井慶介・川端泰幸・國賀由美子・齋藤望・平野寿則、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
62 大谷大学・大谷大学短期大学部博物館学課程 2018年度記録(別冊) 2019-03-15 本年度の博物館学課程に関する活動報告。とくに博物館実習Ⅰ及びⅡにおける実習内容や夏季フィールドワークの様子、実習生展の概要を報告した。
[総頁数16頁][本人担当2頁~5頁]4頁
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 1988-11-00~0000-00-00 日本山岳修験学会
2 1990-06-00~0000-00-00 日本宗教民俗学研究会(2002年7月「日本宗教民俗学会」に名称を変更)
3 1994-10-00~0000-00-00 仏教史学会
4 1995-11-00~0000-00-00 日本史研究会
5 1996-11-00~0000-00-00 日本思想史学会
6 2008-11-00~0000-00-00 日本美術史学会
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 『史料京都の歴史』西京区編共編著 1994-10-15平凡社 本書は、自治体史『京都の歴史』の史料篇的な性格を有す。その西京区編纂の史料調査・整理・校訂及び「洛西ニュータウン」解説(共同執筆)を担当。洛西ニュータウンは京都市がはじめて事業主体となって「まちづくり」を行った大規模住宅市街地である。本人担当:西地区「洛西ニュータウン」10頁(494頁~503頁)を担当。
[総頁数586頁]
2 『シンポジウム 徳川イデオロギー』共著 1996-07-10ぺりかん社 本書は、93年度大谷大学大学院特別セミナーの成果報告書で、ヘルマン・オームス『徳川イデオロギー』を、方法論・史料分析・近世思想史という多角的な視座から捉え直して対論したもの。本人担当:第Ⅱ部「個別分析の検討」第一章「『東照宮御遺訓』と『井上主計頭覚書』について」33頁(103頁~135頁)を担当。(編者:ヘルマン・オームス、大桑斉。共著者:大桑斉・前田一郎・宇野田尚哉・石黒衛・福島栄寿・平野寿則・武田朋宏・上杉義麿・曽根原理・早川雅子・田尻祐一郎・樋口浩造・松村浩二・藤原正己)
[総頁数312頁]
3 『宗教研究とイデオロギー分析』共訳 1996-07-15ぺりかん社
本書は、ヘルマン・オームスが『徳川イデオロギー』を執筆する過程で生じた論文に、大谷大学でのシンポジウムの講演録、その時に使用したテキストなどを翻訳して一書にしたもの。本人担当:第六章「徳川宗教から徳川イデオロギーへ」〈一、相反する解釈―イデオロギー対宗教・二、ディレンマを越えて―ブルデューのプラクティス理論・三、諸観念・権力・プラクティス・日本人の労働倫理〉42頁(143頁~185頁)を担当。(編訳者:ヘルマン・オームス、大桑斉。共訳者:豊澤一・前田一郎・早川雅子・藤原正己・大桑斉・福島栄寿・上杉義麿・平野寿則・武田朋宏・黒住真)
[総頁数248頁]
4 『論集 仏教土着』共著 2003-03-00法藏館
本書は、近世社会は仏教的世界であり、それは民衆の願望により土着したものであることを、仏教史の展開に位置づけて捉えようとしたもの。本人担当:Ⅲ「世俗の中で」第4章「治国論」で「『松平開運録』と食行身禄の安民治国論」17頁(256頁~272頁)を担当。(編者:大桑斉。共著者:大桑斉・安藤弥・吉井克信・川端泰幸・平田徳・上林直子・鈴木善幸・加藤基樹・吉川邦子・北城伸子・畑中良介・江上琢成・服部幸子・武田朋宏・平野寿則・前田一郎・重田恭子・井上伸一・宮田克成・大間実・上杉義麿・福島栄寿)
[総頁数408頁]
5 『大屋町史 民俗編』共著 2004-03-05大屋町 本書は、兵庫県養父郡大屋町の自治体史の民俗編である。本人担当:第12章「民俗宗教」第7「巡礼・霊場巡礼」節4「若杉村大谷太左衛門『六十六部日本廻国宿帳』」12頁(551頁~562頁)、第18章「文書史料 解説と翻刻」第1項「永久仕別譲り渡田地之事 他一通」、第2項「神々様まつりやう覚帳」、第3項「善性院円教光融居士 従落命至一周忌記録」、第4項「六拾六部日本廻国宿帳」61頁(756頁~816頁)を担当。
[総頁数890頁]
6 『羅山・貞徳『儒仏問答』註解と研究』共著 2006-09-00ぺりかん社 本書は、日本朱子学の先駆者と言われる林羅山と、貞門誹諧の祖で和学者として知られる松永貞徳の間に行われた儒仏の論争を記録した史料であり、近世前期の思想史、とりわけ日本朱子学の自立と形成の問題を考える上で、極めて重要な位置にあると言える。本人担当:本文編『儒仏問答』上第二章「因果の理と変化の理論」・三章「論仏骨表」の翻刻と註解22頁(20頁~41頁)、『儒仏問答』中第十章「揚名論」の翻刻と註解5頁(90頁~94頁)、『儒仏問答』下第十六章「三宝論」の翻刻と註解10頁(154頁~163頁)、『儒仏問答』下第十九章第六条「万物不滅論」・七条「平等利益論」・八条「結語」の翻刻と註解9頁(200頁~208頁)を担当。(編者:大桑斉・前田一郎。共著者:大桑斉・前田勉・前田一郎・武田朋宏・平野寿則・福島栄寿・)
[総頁数357頁]
7 『近世仏教治国論の史料と研究』共編著 2007-02-00清文堂出版 本書は、近世仏教治国論に関する史料編と研究編から構成される。史料編では、幕藩制国家の宗教性を意味づける文献である『松平開運録』の諸本と、同様の思想基盤を有する『東照宮御遺訓』の諸本を翻刻し、主要文献については注解を付した。研究編では、幕藩制国家を性格づける仏教思想の究明が主要な課題とされる。従来、近世の社会は、儒教に顕著な現世的倫理的な思惟が登場する脱宗教的な世界とされるが、史料編に掲載した文献からは、徳川政権が仏教思想、とりわけ民衆の宗教的な願望を取り込むことによって、支配秩序の正当性を弁証すると同時に、それを民衆支配のイデオロギーに転化したこと、そうした仏教思想を媒介にして社会的合意が形成されたことなどが論究されている。(共編著者:平野寿則・大桑斉)
[総頁数741頁]
8 『寺社造営 本願職の研究』共著 2010-03-31清文堂出版株式会社 本書は、中世後期から戦国期に現れる寺社造営勧進を主な活動とする「本願」、その権利や役割を示す「本願職」に注目し、その特徴や諸相を全国的に把握しようとすると共に、その周辺的な容相をも含めて取り上げた研究である。本人担当:第二部「本願特論」のうち、「近世木食遊行『聖』の宗教と実践-正禅養阿の道路改修事業をめぐって-」20頁(247頁~266頁)を担当。(共著者:豊島修・山本殖生・祐川恵理・鈴木善幸・加藤基・石黒智教・高野弥和子・鈴木昭英・根井浄・大谷めぐみ・平野寿則・木場明志)
[総頁数394頁]
9 『真宗本廟(東本願寺)造営史-本願を受け継ぐ人びと-』共著 2011-07-01真宗大谷派宗務所出版部(東本願寺出版部) 本書は、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の記念事業として、真宗大谷派と本学との間で業務委託契約を締結し、研究プロジェクトを発足して刊行。近世にはじまる東本願寺の歴史について、とりわけ焼失と再建事業の諸相を、建築史・美術史・工芸史・防災史など学際的な視点から描いた書。とくに教如による東本願寺の創建を通して、また安政期と禁門の変による焼失・再建の諸相を、新出の資史料をふまえながら、東本願寺が僧俗一体となって支えられてきた点を論じた。本人担当:Ⅲ真宗本廟の造営(通史)第1部第1章第1節「教如の東本願寺創設」(165頁~168頁)4頁、第5章第1節「安政の焼失と再建」・第2節「親鸞六百回忌を目前に」8頁(261頁~268頁)、第6章「幕末兵火による罹災」(276頁~280頁)5頁、第2部第2章第2節「基本計画と棟梁伊藤平左衛門」4頁(324頁~327頁)を担当。(監修:木場明志・平野寿則。編集:大谷大学真宗総合研究所真宗本廟(東本願寺)造営史資料室。共著者:伊藤延男・川上貢・永井規男・櫻井敏雄・山岸常人・畠中光享・草野顕之・安藤弥・川端泰幸・大桑斉・岸泰子・工藤克洋・登谷伸宏・平野寿則・松金直美・江上琢成・大畑博嗣・鈴木善幸・延澤栄賢・山本琢・加藤享子・蒲池勢至・近松誉)
[総頁数:792頁] 
10 『徳川家康 その政治と文化・芸能』共著 2016-06-17宮帯出版社 本書は、徳川家康の政治性と共に、外交問題・文化芸能との関係などを多岐にわたる視点から捉えて一書にまとめたもの。本人担当:第二章「文化・外交史」で「徳川体制の神聖化と『井上主計頭覚書』の家康阿弥陀論」19頁(168頁~186頁)を担当。家康のキリシタン禁令と言う対外政策は、国内統合と言う集権体制の確立と表裏一体であり、それが神国仏国と言う宗教性に媒介されたことを論じた。(編者:笠谷和比古。共著者:笠谷和比古・小宮山敏和・野村玄・白根孝胤・門脇朋裕・フレデリック クレインス・揖斐高・平野寿則・入口敦志・宮本義己・宮崎隆旨・横山輝樹・松島仁・天野文雄・武内恵美子・佐藤豊三・小林善帆・増川宏一)
[総頁数404頁]
以上10点
Ⅱ学術論文
1 御嶽講と近世後期の民衆意識単著 1991-09-00『宗教民俗研究』創刊号(日本宗教民俗学研究会) 近世の木曽御嶽は天明5年の覚明、寛政4年の普寛両行者の登拝を契機に「道者の山」から「行者の山」へと転換、御嶽信仰は行者の布教活動に媒介されて御嶽講の形成展開をみる。本稿では講集団の幕藩制社会における役割、伝統的メシア観の問題など民衆と宗教の関わりを検討。御嶽講の展開には近世後期の一揆や打ちこわしが背景にあり、領主支配領域を越えて連合する講の組織形態との関連が問題。御嶽行者の宗教性にはメシア救済観にもとづく「世直し」意識が指摘。
[総頁数177頁][本人担当95頁~114頁]20頁
2 五智山蓮華寺の再興と五智如来単著 1993-06-00『京都市史編さん通信』№245(京都市歴史資料館) 京都御室の五智山蓮華寺は、寛永17年に樋口平太夫と木食但唱により再興。本稿は蓮華寺再興における両者の関わりの一端を明らかにしたもの。平太夫は六十六部行者でもあり、同寺再興及び五智如来の造立は遊行廻国の満願供養であった。その事業を依頼されたのが弾誓一流を相承する但唱で、台座銘からは彼が作仏聖であり、「仏工」集団を組織していたことが知れる。但唱は寛永16年に天海から「融通念仏弘通朱印状」を授与されており、寺院復興事業と考え合わせると興味深い。[総頁数4頁][本人担当1頁~4頁]4頁
3 『弾誓上人絵詞伝』をめぐって-弾誓の宗教と実践、その隠された次元-単著 1996-06-00『季刊日本思想史』№48(ぺりかん社) 弾誓は近世初頭の木食遊行僧で、系譜的には善導系浄土教と天台系融通念仏の思想を継承。本稿は弾誓の思想の系譜や宗教性の淵源、その実態的側面を問うのではなく、『絵詞伝』に織り込まれる弾誓の宗教と実践の「意味」を論点とする。テクストとは「意味の閉じられた」世界ではなく、「曖昧な側面」(他者性)をもつ意味生成の多義的な場。これを前提に「物語性」に隠蔽された領域=「弾誓の可能性」に、現実の諸問題を問い詰めていったその「宗教」と「実践」を検討。
[総頁数131頁][本人担当27頁~57頁]31頁
4 木食正禅養阿の信仰と救済-『木食正禅養阿上人絵詞伝』を通して-単著 1996-06-00『宗教民俗研究』第6号(日本宗教民俗学研究会) 正禅は近世中期の京都を中心に、日ノ岡峠や渋谷街道の改修事業・西七条八町畷石橋の架設等の社会事業を行った宗教者。一方「木食正禅養阿」と自称する木食遊行僧で、六墓五三昧の寒廻り念仏・一乗寺山狸谷不動の開山・金銅仏の鋳造と真如堂への安置等が知られる。本稿では正禅の念仏と阿弥陀信仰に注目、その衆生救済の意味について検討。具体的には『絵詞伝』と『安祥院文書』の分析から、外部性として現実に他者を救済する「八宗僧師」正禅の宗教活動を指摘。
[総頁数196頁][本人担当99頁~125頁]27頁
5 〈菅江真澄〉と旅人の視線-菅江真澄研究序考-単著 1996-12-00『大谷大学大学院研究紀要』第13号(大谷大学大学院) 菅江真澄は近世後期の遊歴文人、生涯に百種二百冊(日記・随筆・地誌図絵・雑葉集)に及ぶ著作を残した。本稿はテクストと解釈の問題を念頭に置き、テキストに向けられる視線・内容の対象化・意味の構成などに関して検討。とくに柳田の菅江真澄論を手がかりに、その「読み」の独自性を分析した。柳田の視線は一方では「観察」と「記述」によって新たに対象を構成していくが、他では決して一般的なものに還元し得ない一回的な出来事の「意味」を捉えていたことを指摘。
[総頁数198頁][本人担当137頁~160頁]24頁
6 『委寧能中路』-菅江真澄の〈旅〉と〈叙述〉をめぐって-単著 1998-11-00『第四回「柳田国男の会」報告集』(柳田国男の会) 本稿は「〈菅江真澄〉と旅人の視線」で検討したテクスト論を手がかりに、真澄の日記『委寧能中路』を取り上げ、その〈旅〉と〈叙述〉について分析した。〈移動性〉とは旅に固有の時間と場所であり、真澄の〈旅〉は様々に遍在する時間と場所の「移ろい」の中で現象。彼に旅を強いるものこそが〈移動性〉なのである。日記は「移ろい」=境界を叙述するものであり、〈叙述〉は「もの」を記述し対象化するのではなく、「もの」に到達し得ない世界の中でなされるのである。
[総頁数35頁][本人担当7頁~12頁]6頁
7 『幡隨意上人諸国行化』のアレゴリー単著 1998-11-00『大谷學報』第77巻第4号(大谷学会) 幡隨意は近世初頭の浄土宗学僧、「幡隨意流」と称される箇条伝法を整備、家康の命を受け長崎を中心にキリシタン改宗に尽力。宝暦5年『幡隨意上人諸国行化伝』は、知恩院末五劫院の喚誉が編纂した唱導テキストで、本稿は説話の教理的背景等を問題とするのではなく、そこに「意味されるもの」=先験的形而上的な概念を分析した試論。幡隨意の念仏信仰は外部という領域の内部における実現であり、「現世」における救済を根拠付け、保証するものであったことを指摘。
[総頁数91頁][本人担当61頁~62頁]2頁
8 『幡隨意上人』の信仰と救済単著 2000-02-00『大谷學報』第78巻第4号(大谷学会) 本稿では幡隨意の事跡を一代記にまとめた「伝記」を取り上げ、説話としての意味ではなく、説話における意味としての「幡隨意」を問題とした。つまり信仰と救済の意味を同定するというより、それ自体が孕む過剰な可能性(意味の変容)に注目。幡隨意にとってキリシタン問題は邪宗排除ではなく、「念仏衆生摂取不捨」の立場からの「五逆謗法」という現実の救済であり、正法とは邪宗教化の根拠というよりも、むしろ「五逆謗法」の現実こそが強いるものであることを指摘した。
[総頁数133頁][本人担当43頁~44頁]2頁
9 『井上主計頭覚書』と近世初期の政治的イデオロギー単著 2000-06-00『近世における仏教治国の史料的研究』(平成10.11年度文部省科学研究費補助金・基盤研究C-1報告書代表者大桑斉) 『東照宮御遺訓』は天道哲学を詳説した文献で、徳川政権の発生を忘却させ政治的支配秩序の神聖化を意味づけたとされる。こうしたイデオロギーは、必ずしも合理化された言説であったのではなく、むしろ先験的に神儒仏の=特に仏教を中心とした三教一致的思惟に媒介された宗教的なものであったと考えられる。ここでは『井上主計頭覚書』の家康阿弥陀説に注目することによって、イデオロギーの宗教性、ひいては近世幕藩制国家の宗教性について若干の考察を試みた。
[総頁数177頁][本人担当122頁~142頁]21頁
10 『近世民衆仏教論』
(博士論文)
単著 2001-03-00 第一部「幕藩制仏教と民衆」では、幕藩制国家が民衆の宗教意識を吸収することによって社会的合意を調達し、政治的秩序の正当性を弁証すると共に、それを民衆支配のイデオロギーへと転化したことを考察。社会を意味づけるイデオロギーの宗教性が重要な指標となる。第二部「遊行者の仏教と民衆」では、仏教の民衆化論が、対「国家仏教」という枠組みにおいて捉えられることにより、議論が民衆宗教の本質論・基層論へと帰結し、民衆仏教の近世的発現の意味が等閑視されてきたことから、その意味論的存在の問題を考察。境界性・移動性が重要な指標となる。
[40字×20行 218頁]
11 『松平開運録』と仏教治国論単著 2002-12-00『佛教史學研究』第45巻第2号(佛教史学會) 『松平開運録』は松平氏・徳川家康の事績や戦歴を編年順に叙述したものであるが、一方で菩提寺三河大樹寺の勢誉愚底や登誉天室の勧化、増上寺の源誉存応との師檀契約など浄土宗信仰との結びつきを論じ、念仏の実践による治国安民や阿弥陀による天下授与といった仏教治国論が説かれる。その意味論的視座からは、権力の宗教性の問題が明らかにされねばならないが、本稿では、まずその奥書を手がかりに諸本の関係を整理し、本書の成立事情について検討を加えた。
[総頁数122頁][本人担当36頁~64頁]29頁
12 近世木食遊行「聖」の宗教と実践―正禅養阿の道路改修事業をめぐって―単著 2009-03-00本願研究会研究報告書『寺社造営「本願」の研究』(本願研究会) 本報告書は「本願所寺院組織の確立と信仰文化の形成・伝播に関する歴史民俗学的研究」というテーマに基づく論文集。本稿では、近世の木食遊行僧を、中世以来の庶民仏教における「聖」の系譜に位置付け、その社会的な実践を考察したものである。具体的には、近世中期の京都において活動した木食正禅養阿の日ノ岡峠(現山科区日ノ岡付近)改修を取り上げ、その実践を根拠付ける「聖」性について言及した。
[総頁数149頁][本人担当:91頁~98頁]8頁
13 近世後期における東本願寺と寺内町 単著 2014-01-30『眞宗研究』(眞宗連合學會研究紀要)第五十八輯(眞宗連合學會)
近世東本願寺の寺内町は、徳川家康による寺地の寄進後、教如・宣如期を通じて形成していく。本稿では、近世前期の寺内町形成の様子を確認すると共に、とりわけ、具体的な容相を窺い知ることができる近世後期の東本願寺と寺内町を取り上げ、寺内町に布達される町触に注目しながら、町政運営の一端を寺内町を支配する東本願寺の組織の諸相について考察した。
[総頁数361頁][本人担当134頁~153頁]20頁

14 近世京都における都市開発と新地形成 -妙法院と七条新地-単著 2019-03-15『大谷学報』第九十八巻第二号(大谷大学大谷学会) 近世京都の都市空間は、豊臣秀吉の京都改造によって出現し、徳川政権による京都支配を通じて新たな変貌をみせる。本稿では、十八世紀初頭から中葉にかけて、門跡寺院である妙法院が、北は五条通、南は七条通を限り、東は鴨川、西は高瀬川に囲まれた地域を開発した諸相を確認しながら、開発に直接関わった妙法院の坊官やその配下の実態、また、妙法院自体の主体的な有り様と宗教性などについて分析を試みた。
[総頁数162頁][本人担当頁1~25頁]25頁
15 東本願寺の創立と寺内町の形成単著 2019-10-01『地方史研究』第69巻第5号(地方史研究協議会) 2019年度第70回大会が京都で開催(共通論題は京都という地域文化)。これに合わせて問題提起をおこなった。応仁の乱後、近世京都は上京・下京の二つの都市から再生、やがて市街区が連続する大都市へと成長。この過程では豊臣秀吉・徳川家康による都市政策が重要な指標となる。ここでは、とくに家康との密接な関係の中で創立する東本願寺と寺内町の形成といった視座から、京都の地域性について言及した。
総頁数138頁][本人担当頁15~18頁]4頁
16 幕末の東本願寺と東照宮
-東本願寺東照宮御霊殿考-
単著 2022-03-18『大谷大学史學論究』第27号(大谷大学文学部歴史学科) 本稿は
[総頁数91頁][本人担当頁1~27頁]27頁
17 下村(忠)家文書の『古街録』について 単著 2023-03-24京都歴史資料館 下村(忠)家文書は、近世後期に京都で創業し、近代には笋町で戸長を勤めた呉服商下村忠兵衛が保管した資料群である。『古街録』は近世後期から幕末に整理された古記録であるが、従来は詳細な報告がない。本稿では概要を紹介しつつ、その歴史的な特質を指摘し、とりわけ「下京共有文書」の固有性や、町代改義一件(近世後期の訴訟事件)関係文書との関係性に言及した。
以上17点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 近世遊行宗教者研究の課題口頭発表 1992-06-00第二回日本宗教民俗学研究会 本発表は、修士論文『近世遊行宗教者の研究』によって明らかになった点を整理するとともに、十分に分析することのできなかった課題を、あらためて研究史の中に位置付け直したものである。(30分)
2 『東照宮御遺訓』と『井上主計頭覚書』について口頭発表 1993-09-00大谷大学大学院特別セミナー この時に発表した個別分析報告は、後に「『東照宮御遺訓』と『井上主計頭覚書』について」の論題で『シンポジウム 徳川イデオロギー』に掲載。(30分)
3 木食正禅養阿の宗教と実践-『木食正禅養阿上人絵詞伝』を通して-口頭発表 1995-06-00第五回日本宗教民俗学研究会大会 この時の発表は、後に「木食正禅養阿の信仰と救済-『木食正禅養阿上人絵詞伝』を通して-」の論題で『宗教民俗研究』第6号に掲載。(30分)
4 『幡隨意上人諸国行化』のアレゴリー口頭発表 1997-12-00大谷大学特別研修員発表会 この時の発表は、後に「『幡隨意上人諸国行化伝』のアレゴリー」の論題で『大谷学報』第77巻第4号に掲載。(45分)
5 『委寧能中路』-菅江真澄の〈旅〉と〈叙述〉をめぐって-口頭発表 1998-06-00第四回「柳田国男の会」 この時の発表は、後に「『委寧能中路』-菅江真澄の〈旅〉と〈叙述〉をめぐって-」の論題で『第四回「柳田国男の会」報告集』に掲載。(40分)
6 『幡隨意上人』の信仰と救済口頭発表 1998-12-00大谷大学特別研修員発表会 この時の発表は、後に「『幡隨意上人』の信仰と救済」の論題でまとめて、『大谷学報』第78巻第4号に掲載。(45分)
7 『日本の神仏の辞典』分担執筆 2001-07-01大修館書店 本書は、仏教・神道・修験道・陰陽道・民俗宗教・キリスト教など、様々な信仰対象を網羅し、古代から現代に至る日本人と宗教・信仰との関係を明らかにする辞典である。本人担当:教祖・富永仲基・勢至菩薩・軍荼利・帝釈天・天・兜率天・弁才天の9項目を執筆した。
[総頁数1364頁]
8 『松平崇宗開運録』と仏教治国論口頭発表 2001-10-00仏教史学会第五十二回学術大会 この時の発表は、後に「『松平開運録』と仏教治国論」の論題でまとめて、『仏教史学会研究』第45巻第2号に掲載。(30分)
9 江戸時代の生活と知恵講演 2003-09-11高槻市立真上公民館 高槻市立真上公民館主宰の「くらしの講座『江戸に学ぶ』①」における講演。「江戸」とはどんな時代だったのかを概括し、江戸時代の主役を民衆に求めながら、とくに『慶安御触書』を通して村人の生活ぶりを講演した。(60分)
10 江戸時代の生活と文化講演 2003-09-18高槻市立真上公民館 高槻市立真上公民館主宰の「くらしの講座『江戸に学ぶ』②」における講演。第1回の講座に引き続き、江戸時代の主役である民衆に注目しつつ、村と家の永続とうい村人の願いを手がかりに、江戸時代の宗教と民衆の関係について講演した。(60分)
11 『古典籍の魅力』図録解説 2003-10-10大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『古典籍の魅力』の解説。本人担当:「豳州昭仁寺碑文拓本」「宋拓化度寺故僧邕禅師舎利塔銘拓本」「化度寺故僧邕禅師舎利塔銘拓本」ほか10項目を解説した。(編集:平野寿則、分担執筆:小川一乗・木場明志・平野寿則・宮﨑健司・賴あき・上林直子・草野顕之、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
12 西田天香と日課念仏―天華香洞録の翻刻作業から―講演 2003-10-25一燈園「秋の集い」 西田天香の思索の記録である『天華香洞録』に記された日課念仏と、その「手記」にみえる念仏観から、西田の衆生救済論とともに、前近代の念仏信仰について講演。(60分)
13 近世の神田家と真宗信仰口頭発表 2004-07-24大谷大学日本史の会 大会 本発表では、江戸時代に町衆・両替屋として栄え、京都の発展に寄与した神田家の歴史と真宗信仰について、大谷大学博物館蔵「神田家記録」の分析から、町衆・両替商としての公家や武家、東本願寺と関係などについて整理した。(30分)
14 『京の文化人とその遺産―神田家の系譜と蔵書―』図録解説 2004-10-10大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『京の文化人とその遺産―神田家の系譜と蔵書―』の解説。本人担当:コーナー解説の「神田家と両替商津国屋」「神田家と真宗信仰」「神田家の蔵書一」「神田家の蔵書二」、および「当家伝記」「当家年代由緒雑記」「当家先代居宅絵図」ほか18項目を解説した。(編集:平野寿則、分担執筆:木場明志・平野寿則・上林直子・草野顕之・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
15 新紙幣への思い随想 2005-01-11大谷大学広報編集員会
『大谷大学広報』NO,160「話題の広場 SQUARE」に、2004年11月1日に図柄を刷新した3種類の紙幣が発行されたことをうけて、日本における紙幣の歴史を若干整理して、なかでも伊勢商人が用いた山田羽書は、伊勢の宗教性に裏付けられた信用力により、江戸時代を通じて公認されたことなど雑感を述べた。[総頁数40頁][本人担当40頁]1頁
16 『神田家記録』と神田寿海資料紹介 2005-03-18大谷大学図書館・博物館 『書香』第22号(大谷大学図書館・博物館報 創刊号)に、博物館所蔵の『神田家記録』を紹介。神田家は「蔵書の家」として著名な家柄であり、現在、本学図書館・博物館には、その貴重な古典籍が数多く収蔵されている。とくに「神田家記録」として分類される一群は、江戸時代の神田家の諸相を伝える良質な文書群である。ここでは神田家文書の一端を紹介するとともに、神田家の歴史について概観した。
[総頁数32頁][本人担当4頁~5頁]2頁
17 『鈴木大拙没後四十年記念展』図録解説 2006-06-06大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『鈴木大拙没後四十年記念展』の解説 。鈴木大拙没後四十年記念展実行委員会(松ヶ岡文庫・鎌倉国宝館・金沢市立ふるさと偉人館・大谷大学博物館・真宗大谷派)および各開催館が主催で、鎌倉国宝館・金沢市立ふるさと偉人館・大谷大学博物館で開催された。本人担当:「居士禅子帳」「臨済録抄」「天界と地獄」ほか19項目を解説した。(編集:平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:井上正道・熊谷宗恵・村野真作・内田浩史・増山仁・永井正憲・平野寿則・上林直子・宮﨑健司、訳者:モニカ.A.ベーテ)
[総頁数104頁]
18 新収蔵品紹介資料紹介 2008-03-18大谷大学図書館・博物館 『書香』第25号(大谷大学図書館・博物館報)に、新たに収蔵品に加わった京都の町文書二点(福田寺町共有文書〈約750点〉と、八百屋町共有文書〈約500点〉について紹介。この内から数点の古文書を取り上げて、これらの町文書が地域の歴史的な営みを現在に伝える貴重な文化財であることを指摘した。[総頁数32頁][本人担当11頁~12頁]2頁
19 徳川権力の宗教性と民衆支配のイデオロギー口頭発表 2008-08-00日本宗教史懇話会サマーセミナー 本発表では、近年にまとめてきた研究を整理して提示するとともに、あらためて研究史の整理と位置付け直しから見えてきた課題について、新たな史料をふまえながら、若干の考察を試みたものである。(60分)
20 『東本願寺の至宝展』図録の編集と解説 2009-03-18朝日新聞社 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念展覧会の図録『東本願寺の至宝展』の編集と解説。会場:東京高島屋(2009年3月18日~30日)、札幌大丸(同年4月8日~20日)、大阪高島屋(4月29日~5月11日)、京都高島屋(5月13日~25日)、名古屋松坂屋美術館(9月19日~10月25日)。本人担当:第一章「親鸞と東本願寺」のコーナー解説、および「安城御影(模写本)」「教行信証(坂東本の完全複製本)」「唯信鈔」ほか19項目を解説した。(編者:真宗大谷派、分担執筆:伊東史朗・狩野博幸・小倉実子・木場明志・平野寿則・近松誉)
[総頁数235頁]
21 蓮如と東本願寺再興単著 2009-09-01『真宗』(真宗大谷派宗務所出版部) 本稿は、2009年3月から開催された「東本願寺の至宝展」に合わせて企画されたもので、蓮如上人の寛正の法難から越前吉崎での教化活動と一向一揆、その後、吉崎退去を経て山科の地における本願寺の再興までを述べた。
[総頁数202頁][本人担当125頁~128頁]4頁
22 東本願寺の成立単著 2009-10-01『真宗』(真宗大谷派宗務所出版部) 本稿は、2009年3月から開催された「東本願寺の至宝展」に合わせて企画されたもので、「蓮如上人と本願寺再興」に続き、山科本願寺の焼亡から織田信長との大坂本願寺戦争、その後、蓮如上人の寛正の法難から越前吉崎での教化活動と一向一揆、その後、徳川家康の帰依を得て烏丸六条の地における東本願寺の創立までを述べた。
[総頁数162頁][本人担当79頁~82頁]4頁
23 『祈りと造形 韓国仏教美術の造形』図録解説 2009-10-13大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『祈りと造形 韓国仏教美術の造形』の解説。本人担当:「賢者諸乗法数」「仏祖歴代通載」「懶翁和尚語録」ほか5項目を解説した。(編集:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:辛廣姫・李容振・金順娥・張喜貞・鄭于澤・齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:喜多恵美子・金順娥)
[総頁数87頁]
24 『祭・芸能・行事大辞典』分担執筆 2009-11-20朝倉書店 本書は、日本の風土と伝統を問い直すため、日本文化の本質を祭・行事・芸能・音楽など幅広い視点から理解するための辞典である。本人担当:院号・印地打・元三大師・守護神・神宮寺・神仏習合・日想観・日送り・彼岸・日乞の10項目を執筆した。[総頁数2228頁]
25 世は仏像ブーム?随想 2010-04-01大谷大学広報編集員会 『大谷大学広報』NO,183「話題の広場 SQUARE」に、2009年に東京と九州の国立博物館で開催された「国宝 阿修羅展」をうけて、何故多くの人びとに感動を与えるのか?を、自分の過去にも触れて雑感を述べた。[総頁数40頁][本人担当48頁]1頁
26 安城御影単著 2010-10-01『真宗』(真宗大谷派宗務所出版部) 本稿は、2011年3月から開催される親鸞聖人七百五十回忌、及び真宗教団連合四十周年記念展覧会「親鸞展 生涯とゆかりの名宝」に合わせて企画されたもので、同展覧会にも出陳される「安城御影」について述べた。
[総頁数176頁][本人担当77頁~77頁]1頁
27 『親鸞 その人と生涯』図録解説 2010-10-12大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『親鸞 その人と生涯』の解説。2011年の親鸞聖人750回御遠忌に向けて、2010年より3ヶ年事業で親鸞の生涯とその教えを紹介する企画の第一回目。本人担当:「親鸞聖人像(安城御影)模写本」「日野有範像」「恵信尼像」ほか7項目を解説した。(編集:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数71頁]
28 近世京都と東本願寺の造営口頭発表 2010-10-21大谷学会研究発表会 中世から近世への移行期における京都の変容の中で、慶長期の東本願寺の創立の意味と共に、京都の景観の変遷と如何に関連しているかを、「洛中洛外図」「古地図」の絵画資料によって分析。また、東本願寺寺内町の形成に言及し、民衆の都市としての京都の始まりについて言及した。(30分)
29 『親鸞聖人御消息』一巻単著 2011-01-01『真宗』(真宗大谷派宗務所出版部) 本稿は、2011年3月から開催される親鸞聖人七百五十回忌、及び真宗教団連合四十周年記念展覧会「親鸞展 生涯とゆかりの名宝」に合わせて企画されたもので、同展覧会にも出陳される『親鸞聖人御消息』一巻について述べた。
[総頁数74頁][本人担当25頁~25頁]1頁
30 絵像は語る①「安城御影」単著 2011-01-01『ひとりふたり』法藏館 本稿は、2011年の親鸞の750回遠忌法要に合わせて企画されたもので、4回シリーズで親鸞の絵像を紹介した。その第1回目で「安城御影」について述べた。
[総頁数23頁][本人担当12頁~13頁]2頁
31 絵像は語る②「花の御影」単著 2011-02-20『ひとりふたり』(法藏館) 本稿は、2011年の親鸞の750回遠忌法要に合わせて企画されたもので、4回シリーズで親鸞の絵像を紹介した。その第2回目で「花の御影」について述べた。
[総頁数23頁][本人担当12頁~13頁]2頁
32 『親鸞展 生涯とゆかりの名宝』図録の編集と解説 2011-03-17朝日新聞社 親鸞聖人七百五十回忌、及び真宗教団連合四十周年記念展覧会の図録『親鸞展 生涯とゆかりの名宝』の編集と解説。会場:京都市美術館。本人担当:コラム「新発見の親鸞真筆聖教断簡」、および「四十八願文断簡」「親鸞聖人消息」「藤原有範絵像」ほか7項目を解説した。(編者:真宗教団連合、分担執筆:新光晴・安藤弥・大原実代子・岡村喜史・佐藤文子・清水谷清尊・津田徹英・東舘紹見・平野寿則・名畑崇、訳者:関舎春夫)
[総頁数253頁]
33 絵像は語る③「鏡御影」単著 2011-06-11『ひとりふたり』(法藏館) 本稿は、2011年の親鸞の750回遠忌法要に合わせて企画されたもので、4回シリーズで親鸞の絵像を紹介した。その第3回目で「鏡御影」について述べた。
[総頁数23頁][本人担当12頁~13頁]2頁
34 近世京都における都市開発と新地形成 -妙法院と七条新地-口頭発表 2011-07-30大谷大学日本史の会 大会 近世京都の都市空間は、豊臣秀吉の京都改造によって出現し、徳川政権による京都支配を通じて新たな変貌をみせる。本稿では、十八世紀初頭から中葉にかけて、門跡寺院である妙法院が、北は五条通、南は七条通を限り、東は鴨川、西は高瀬川に囲まれた地域を開発した諸相を確認しながら、その宗教性について問題提起をした。(30分)
35 絵像は語る④「熊皮御影」単著 2011-09-15『ひとりふたり』(法藏館) 本稿は、2011年の親鸞の750回遠忌法要に合わせて企画されたもので、4回シリーズで親鸞の絵像を紹介した。その第4回目で「熊皮御影」について述べた。
[総頁数23頁][本人担当12頁~13頁]2頁
36 『親鸞 真宗本廟の歴史』図録解説 2011-10-11大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『親鸞 真宗本廟の歴史』の解説。2011年の親鸞聖人750回御遠忌に向けて、2010年より3ヶ年事業で親鸞の生涯とその教えを紹介する企画の第二回目。本人担当:「親鸞聖人像(真向御影)」「親鸞聖人絵伝」「口伝抄」ほか12項目を解説した。(編集:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数59頁]
37 『親鸞 真宗開顕』図録解説 2012-10-10大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『親鸞 真宗開顕』の解説。2011年の親鸞聖人750回御遠忌に向けて、2010年より3ヶ年事業で親鸞の生涯とその教えを紹介する企画の第三回目。本人担当:「第三十三願文」「親鸞聖人像(安城御影)」「親鸞聖人像(熊皮御影)」ほか6項目を解説した。(編集:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数111頁]
38 打敷―東本願寺の荘厳―資料紹介 2013-03-15大谷大学図書館・博物館 『書香』第30号(大谷大学図書館・博物館報)に、堂内荘厳具の一つである打敷を取り上げながら、東本願寺の荘厳の歴史的展開について紹介。打敷は、仏前や尊前の卓上の荘厳具で、錦繍などを用いて敷き掛ける布帛。浄土真宗の荘厳は、蓮如の山科本願寺時代に原型が調えられていった。
[総頁数14頁][本人担当7頁~10頁]4頁
39 『教如上人 東本願寺を開かれた御生涯』図録の編集と解説 2013-04-01真宗大谷派宗務所出版部(東本願寺出版部) 教如上人四〇〇回忌法要記念の図録『教如上人 東本願寺を開かれた御生涯』の編集と解説。会場:真宗大谷派(東本願寺)阿弥陀堂。本人担当:全六章の解説、および「徳川家康禁制写」「教如上人御消息」「下間頼賑添状」ほか13項目を解説した。(編者:教如上人展監修会議、分担執筆:青木馨・安藤弥・大桑斉・太田浩司・川端泰幸・木越祐馨・小泉義博・平野寿則)
[総頁数118頁]
40 『伊能忠敬の日本図』図録解説 2013-06-11大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『伊能忠敬の日本図』の解説。本人担当:「大日本沿海輿地全図(津中図)」「日本古地図」「蝦夷古図」ほか6項目を解説した。(編集:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:宮﨑健司・平野寿則・草野顕之、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数46頁]
41 近世後期における東本願寺と寺内町口頭発表 2013-06-15真宗連合学会 大会 近世東本願寺の寺内町は、徳川家康による寺地の寄進後、教如・宣如期を通じて形成していく。本稿では、近世前期の寺内町形成の様子を確認すると共に、とりわけ、具体的な容相を窺い知ることができる近世後期の東本願寺と寺内町を取り上げ、寺内町に布達される町触に注目しながら、町政運営の一端を寺内町を支配する東本願寺の組織の諸相について考察した。(30分)
42 教如上人と東本願寺の撞鐘講演 2013-10-05瑞蓮寺(京都市) 京都市の瑞蓮寺で、2013年9月~2014年8月(各月1回12講座)に開催された同朋会運動推進員研修会における講演で、5回を担当。今に創立当時を伝える「慶長大撞鐘」について、制作者や鋳造過程の詳細、鐘の特徴や現難波別院の撞鐘との関係などを講演した。(90分)
43 幕末の京都東本願寺―蛤御門の変と京都炎上―講演 2013-11-02瑞蓮寺(京都市) 京都市の瑞蓮寺で、2013年9月~2014年8月(各月1回12講座)に開催された同朋会運動推進員研修会における講演で、5回を担当。東本願寺の元治焼失について、前史である幕末の政局から蛤御門の変、京都の焼亡と東本願寺の対応などについて講演した。(90分)
44 達如上人の事蹟に学ぶ講演 2013-12-13真宗本廟(東本願寺)参拝接待所視聴覚ホール 東本願寺で2013年12月13日に開催された宗務所同朋の会報恩講における講演。東本願寺歴代の中でも、苦難の時代に門主となった達如上人の事蹟をまとめ、四度にわたる焼失と再建事業や、徳川幕府との関わりについて講演した。(90分)
45 達如上人と東本願寺の再建講演 2014-02-01瑞蓮寺(京都市) 京都市の瑞蓮寺で、2013年9月~2014年8月(各月1回12講座)に開催された同朋会運動推進員研修会における講演で、5回を担当。東本願寺の四度の焼失と再建に携わった達如上人について、その生涯と事績をまとめると共に、天明・文政・安政・元治焼失の対応について講演した。(90分)
46 達如上人の御生涯と事績について単著 2014-03-01『真宗』(真宗大谷派宗務所出版部) 本稿は、2014年4月に厳修される達如上人百五十回忌法要に合わせて企画されたもので、四度にわたる両堂の焼失と再建に従事し、「法義相続」「本廟護持」に尽力した生涯を述べた。
[総頁数106頁][本人担当38頁~40頁]3頁
47 『天明八年日記・御再建日記』(真宗本廟(東本願寺)造営史料叢刊1)史料解説 2014-03-31大谷大学 本史料集は、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌の記念事業として、2006年に発足した研究プロジェクトから『真宗本廟(東本願寺)造営史』が刊行後、本書に掲載できなかった多数の史料の内、良質な史料を整理・翻刻して真宗本廟(東本願寺)造営史料叢刊1として出版したもので、その史料的歴史的な特質、近世後期・幕末京都の社会史を究明する良質な史料であることを解説した。
[総頁数431頁][本人担当425頁~429頁]5頁
48 明治度両堂再建と本願寺水道講演 2014-04-05瑞蓮寺(京都市) 京都市の瑞蓮寺で、2013年9月~2014年8月(各月1回12講座)に開催された同朋会運動推進員研修会における講演で、5回を担当。明治12年に厳如上人の両堂再建の発示による造営事業の始動から、棟梁伊藤平左衛門の活躍、独自の防火用水施設である本願寺水道の工事について講演した。(90分)
49 明治度両堂再建と材木の調達講演 2014-06-07瑞蓮寺(京都市) 京都市の瑞蓮寺で、2013年9月~2014年8月(各月1回12講座)に開催された同朋会運動推進員研修会における講演で、5回を担当。明治度再建の大きな課題となった材木の調達について、各地の門末から寄進される献木の諸相や、困難を極めた運搬の様子、また七条工作場への鉄道敷設などを講演した。(90分)
50 『戦国武将と神仏』図録解説 2014-10-11大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『戦国武将と神仏』の解説。本人担当:「三宝荒神形兜」「上杉謙信画像」「鎧不動尊画像」ほか32項目を解説した。(編集:齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:平野寿則・山本春奈、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
51 今すぐ訪ねたい仏跡 日本編①「玉日の伝説と赤山禅院」単著 2015-01-01『ひとりふたり』(法藏館) 本稿は、同冊子の企画「今すぐ訪ねたい仏跡」の日本編の内、親鸞の旧跡を担当したもの。『親鸞聖人正明伝』にみえる九条兼実の娘「玉日」との結婚譚の伝承の地である赤山禅院について述べた。
[総頁数23頁][本人担当12頁~13頁]2頁
52 今すぐ訪ねたい仏跡 日本編②「親鸞と六角夢想」単著 2015-02-15『ひとりふたり』(法藏館) 本稿は、同冊子の企画「今すぐ訪ねたい仏跡」の日本編の内、親鸞の旧跡を担当したもの。親鸞の六角堂参籠と聖徳太子信仰について述べた。
[総頁数23頁][本人担当12頁~13頁]2頁
53 もっと知りたい!東本願寺「お堀・噴水―本願寺水道の歴史―」単著 2015-09-01『同朋』(真宗大谷派宗務所) 本企画は、御影堂・阿弥陀堂をはじめとする東本願寺の諸殿・諸施設の歴史と文化を、2015年7月から2016年6月までの12回シリーズで紹介するもの。全体の監修と共に、三つの各論について担当した。本稿では、堀・噴水を紹介しながら、東本願寺が独自に整備した防火用水設備である本願寺水道について述べた。(執筆者:安藤弥・川端泰幸・平野寿則・東舘紹見)
[総頁数52頁][本人担当38頁~39頁]2頁
54 『蓮如』図録解説 2015-10-10大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『蓮如』の解説。蓮如上人の生誕600年を記念して企画した展示である。本人担当:「親鸞聖人像(安城御影)模写本」「法然聖人像」「存如上人書状」ほか17項目を解説した。(編集:川端泰幸・齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、分担執筆:川端泰幸・齋藤望・平野寿則・宮﨑健司、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
55 もっと知りたい!東本願寺「東本願寺の撞鐘」単著 2016-01-01『同朋』(真宗大谷派宗務所) 本企画は、御影堂・阿弥陀堂をはじめとする東本願寺の諸殿・諸施設の歴史と文化を、2015年7月から2016年6月までの12回シリーズで紹介するもの。全体の監修と共に、三つの各論について担当した。本稿では、慶長九年(1604)の御影堂造営に合わせて鋳造され、今に創立当時の歴史を伝える「慶長大撞鐘」について述べた。(執筆者:安藤弥・川端泰幸・平野寿則・東舘紹見)
[総頁数52頁][本人担当38頁~39頁]2頁
56 もっと知りたい!東本願寺「寺内町の歴史」単著 2016-04-01『同朋』(真宗大谷派宗務所) 本企画は、御影堂・阿弥陀堂をはじめとする東本願寺の諸殿・諸施設の歴史と文化を、2015年7月から2016年6月までの12回シリーズで紹介するもの。全体の監修と共に、三つの各論について担当した。本稿では、東本願寺境内の東側一帯に広がる寺内町について、その歴史的展開や町名の由来、町の自治的組織などに言及して述べた。(執筆者:安藤弥・川端泰幸・平野寿則・東舘紹見)
[総頁数52頁][本人担当38頁~39頁]2頁
57 坂東本『教行信証』について記念品解説 2016-05-27大塚工藝新社 2016年5月27日から29日に厳修された浄土真宗本願寺派岐阜別院親鸞聖人750年大遠忌法要に際して作成された記念品『教行信証』(坂東本)「正信偈」部分の複製色紙の解説。
解説は「坂東本『教行信証』について」と「正信偈について」で前者を担当。坂東本『教行信証』の由来・構成・特徴などについて解説した。
[総頁数2頁][本人担当1頁]1頁
58 『戦国乱世と山科本願寺』図録解説 2016-10-13大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『戦国乱世と山科本願寺』の解説。本人担当:「真如堂縁起」「山科御坊図」「実如上人廟所寄進状」ほか7項目を解説した。(編集:齋藤望・門井慶介・川端泰幸・平野寿則、分担執筆:門井慶介・川端泰幸・平野寿則、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
59 幕末の京都と東本願寺―蛤御門の変と京都炎上―講演 2016-10-23真宗教化センター「親鸞交流館」 親鸞交流館で2016年10月23日に開催された「東本願寺日曜講演」における講演。幕末混乱を背景に上京して東本願寺を旅館とした一橋慶喜、230年ぶりに上洛を果たす徳川家茂と東本願寺の関係を、両堂再建事業の関わりから講演した。(80分)
60 寺院建築の魅力対談録 2016-11-01『同朋』(真宗大谷派宗務所) 月刊『同朋』の「特集」企画。大規模な修復を終えた御影堂・阿弥陀堂の建築史的な特徴や歴史的な意味、今に受け継がれる「法義相続」「本廟護持」に込められた人々の信仰などについて対談した。
[総頁数60頁][本人担当6頁~13頁]8頁
61 真宗本廟(東本願寺)の造営と再建の歴史講演 2016-11-10難波別院同朋会館「講堂」 2016年11月10日に難波別院で開催された「暁天講座」における講演。教如上人による両堂造営と寺観整備の過程で、一時期、難波別院の撞鐘が取り寄せられたことや、その後、四度にわたる焼失と再建の諸相について講演した。(80分)
62 真宗本廟(東本願寺)の造営と再建之歴史講演録 2016-12-01『南御堂』(真宗大谷派難波別院) 2016年11月10日に難波別院で開催された「暁天講座」の講演録抄。教如上人による両堂造営と寺観整備や難波別院の撞鐘の縁由、焼失と再建の歴史に垣間見える「遺弟(親鸞聖人が遺した門弟)の念力」について述べた。
[総頁数12頁][本人担当4頁]1頁
63 『仏教史研究ハンドブック』分担執筆 2017-02-25法藏館 本書は、インドから中国・朝鮮半島・日本と広がるアジア諸国の仏教史に関する最新の研究テーマを通時代的・地域横断的にまとめ、初学者向け入門書として佛敎史學會が制作・編集したもの。本人担当:第3部「日本」第3章「日本近世」第2節「諸宗派の動向」の8「浄土宗」と、同第4節「仏教の学問・知識」の1「仏教治国論」を執筆した。
[総頁数412頁]
64 『真宗大谷派 甲府別院光澤寺史』図録解説 2017-03-31真宗大谷派甲府別院光澤寺 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念事業の図録『真宗大谷派 甲府別院光澤寺史』の編集と解説。光澤寺歴史(もと相模国の長延寺。開基は上杉憲政の一族の実了)をはじめ、伝来する法宝物、境内地の内外に残る遺跡などについて解説。(編者:平野寿則・東京教務所、分担執筆:平野寿則・川端泰幸・工藤克洋・栗原宣如)
[総頁数32頁]
65 『東本願寺と徳川幕府』図録解説 2017-10-13大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『東本願寺と徳川幕府』の解説。本年は大政奉還150周年にあたり、東本願寺と徳川幕府の格別な関係を、東本願寺の創立と幕末の混乱期に政局の舞台となった歴史を紹介する。本人担当:「大津御坊記録」「徳川家光像」「徳川慶喜大政奉還上表文写并沙汰書写」ほか24項目を解説した。(編集:門井慶介・川端泰幸・國賀由美子・齋藤望・平野寿則、分担執筆:門井慶介・川端泰幸・平野寿則、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
66 京の町衆 神田家口頭発表 2018-08-27仏壇組合 京都の町衆である神田家
67 飛騨真宗の伝流-照蓮寺高山移転430年-図録解説 2018-10-12大谷大学博物館 大谷大学博物館における特別展の図録『飛騨真宗の伝流-照蓮寺高山移転430年-』の企画と展示、および図録編集。

本年は大政奉還150周年にあたり、東本願寺と徳川幕府の格別な関係を、東本願寺の創立と幕末の混乱期に政局の舞台となった歴史を紹介する。(編者:門井慶介・川端泰幸・國賀由美子・齋藤望・平野寿則、訳者:ロバート.F.ローズ)
[総頁数72頁]
68 幕末の東本願寺と東照宮口頭発表 2018-11-24仏教史学会第六十九回学術大会
69 幕末の京都と東本願寺 -東照宮御霊殿の造営をめぐって-口頭発表 2019-02-22四国教区東讃第一組東讃組合同靖国問題学習会 東本願寺では、文久元年に幕府から「東照宮別堂」造立の通達があり、翌年には完成した東照宮本殿で遷座移徙の法要が執行された。当該時期、幕府は桜田門外の変や和宮降嫁、文久改革などの政治的な動揺を背景に、徳川創業神を介しての集権化を試みた。それが何故、東本願寺であったのか。混乱する幕末期の両者の関係について、「家康=人神信仰」に着目しながら考察した。(80分)
70 〈2017年度博物館特別展〉「東本願寺と徳川幕府」の開催に寄せて展覧会紹介 2019-03-15大谷大学図書館・博物館 『書香』第36号(大谷大学図書館・博物館報)に、2017年度博物館特別展「東本願寺と徳川幕府」の概要を紹介。とくに、東本願寺第13代宣如の隠居所である涉成園は、石川丈山の作庭として知られ、当代一流の文人が集う文化サロンの場であった。また、幕末の文久2年には、境内地に「東照宮別堂」が造立される。朝幕間の調整・長州征討のために上洛した14代将軍家茂や後見職の一橋慶喜らは、東本願寺や涉成園と共に東照宮別堂を参詣するなど、展示資料からは両者の親密な関係を窺い知ることができた。
[総頁数18頁][本人担当12頁~13頁]2頁
71 地方史研究協議会京都大会を振り返って口頭発表 2019-12-15同志社大学人文研第9研究(京都歴史研究会)12月例会 共通論題「京都という地域文化」の趣旨文を再確認すると共に、8名による研究発表の概略を示して、最後の討論もふまえて全体を総括した。(90分)
72 大桑先生を偲んで単著 2020-00-00大谷大学同窓会「無盡燈」№146 2020年4月14日に名誉教授の大桑斉先生が逝去されたことをうけて、先生のご略歴やご業績、お人柄の一端にふれつつ、公私共どもにたまわったご恩に感謝を申し上げて哀悼の意を表した。
73 妙法院の新地開発と「今村家文書」単著 2020-01-00(公財)世界人権問題研究センター『GLOBE』グローブ創立25周年記念号 天台宗門跡寺院の妙法院は、十八世紀前半に所領である七条河原の新地開発・経営を手掛けていく。その事務を請け負ったのが坊官と呼ばれる寺中家来であり、日常は寺務運営を担っていた。「今村家文書」からは、一族に妙法院の院家日厳院の家司を勤めた者があったことが知られる。出仕の時期は享保元文期で妙法院の新地開発と一致し、今後の詳細な分析が俟たれることを指摘した。[総頁数32頁][本人担当14頁~15頁]2頁
74 「不要不急」と「必要火急」のあいだで 巻頭言 2022-03-18大谷大学日本史の会 [総頁数58頁][本人担当1頁~3頁]3頁
以上74点

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