教育研究業績の一覧 大秦 一浩
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A 教育業績 | ||||||
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | ||||
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | ||||||
1 | 講義内容の応用課題 | 2007-06-00 ~ | 国語学概論において解説した術語を確認すべく具体的な調査課題に取り組ませた。例えば語の共起制限など。
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2 | 復習課題 | 2010-00-00 ~ | 「日本古典文法」重要古語の意義用法を講じた復習として、受講者各々に別々の古語用例文の口語訳を課し、E-Mailにて提出させる課題。次回冒頭に解説。 | |||
2 作成した教科書、教材、参考書 | ||||||
1 | 教材作成 | 2008-04-00 ~ | 講義毎に講義内容を文章化し、キーワードを空欄にしたプリントを配布し、受講者に適宜記述することを求めている。
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2 | 教材作成 | 2010-00-00 ~ | 「日本古典文法」通行古語辞書の掲出する出現頻度の高い重要語の意義・用例を列挙したテキストの作成。 | |||
3 | 参考資料作成 | 2011-00-00 ~ | 「日本語特殊講義」『あゆひ抄』の「おほむね」が記す難解な術語について、参考すべき現代の文法諸説を挙げた資料。 | |||
4 | 教材作成 | 2013-04-00 ~ | 「国語学概論」共時論的術語概念解説と通時論的変遷過程解説を融合したテキスト作成 | |||
5 | 参考資料作成 | 2013-04-00 ~ | 古典仮名文学作品のくずし字解読の便宜として、連綿を区切り一字ずつ原稿用紙体裁の枠組みに配置した補助資料作成 | |||
6 | 教材作成 | 2016-00-00 ~ | 「国文法の研究」「国文法講義」における、現行の教育文法を知るための解説資料 | |||
7 | 教材作成 | 2021-00-00 ~ | 富士谷成章『あゆひ抄』読解補助としての「おおむね」現代語試訳 | |||
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | ||||||
4 その他教育活動上特記すべき事項 | ||||||
B 職務実績 | ||||||
C 学会等及び社会における主な活動 | ||||||
所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | |||||
1 | 1999-05-00~0000-00-00 | 日本語学会(国語学会) | ||||
2 | 1999-05-00~0000-00-00 | 訓点語学会 | ||||
3 | 2000-05-00~0000-00-00 | 萬葉語学文学研究会 | ||||
4 | 2003-07-00~0000-00-00 | 東海印度学仏教学会 | ||||
D 研究活動 | ||||||
著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | ||
Ⅰ著書 | ||||||
以上0点 | ||||||
Ⅱ学術論文 | ||||||
1 | 上代 去るということ | 単著 | 1998-11-00 | 『京都大学国文学論叢』創刊号(京都大学大学院文学研究科国語学国文学研究室) | 上代語「去る」は、進行・移動の意であり、方向性をもたないものと見なされている。万葉集では「行く」と解釈される例と「来る」と解釈される例とが混在するが、来る意の「去る」は「朝さる」「春さる」等の自然現象に関わる文脈にしか現れない。ここから行く意の「去る」と来る意の「去る」とには文脈による差異が存在し、来る意の「去る」に自然現象文の特質である主述の同語反復的構成を認め、「然る」と捉える解釈を提示した。10頁(42頁~51頁) | |
2 | 上代形容詞連用形の一側面―萬葉集においてミ語法との関連から― | 単著 | 2001-07-00 | 『京都大学国文学論叢』第6号(京都大学大学院文学研究科国語学国文学研究室) | 形容詞連用形とミ語法はともに副詞句を構成する。現代一般的に、形容詞連用形は単独または「くて」の形により中止法として因果関係を表現し得るが、万葉集においてこの用法は少数で、殆どが修飾法である。他方ミ語法は殆どが因果関係を表現するが、修飾法と解釈し得る少数例もある。このことから連用修飾法と連用中止法(因果関係)という意義範疇を形容詞連用形とミ語法とが相補的に担当すると解釈されることを指摘した。20頁(1頁~20頁) | |
3 | 両足院蔵『江湖集秘語』覚え書 | 単著 | 2001-07-00 | 『「古典学の再構築」ニューズレター』第9号(文部科学省科学研究費特定領域研究「古典学の再構築」) | 宋末成立とされる『江湖風月集』は中国では滅び、日本において抄物の形で残る詩文集であり、禅宗宗門七部書に入る。建仁寺両足院所蔵『江湖集秘語』は、歴代の学僧達によって継承されてきた学を、林宗二が筆録した、室町期禅林の学問を窺い得る禅籍である。本稿は『江湖集秘語』の書誌とその学統、また臨済系の本書と洞門抄物との関わりを検討した上で、注釈文に認められる宗教的意義について指摘した。8頁(70頁~77頁) | |
4 | アクガル考 | 単著 | 2002-11-00 | 『愛知文教大学論叢』第5巻(愛知文教大学) | 語源的に場所を意味する形式名詞アクと下二段動詞カル(離)との複合語とされるアクガル(憧)成立を検討し、所を離れる意が或る対象へ向かう意に転じたと捉える通説は、カルを後部要素とする複合語の用法上認めがたく、また語源的に動詞アク(分)もしくは、形状言アカ(分・領)と下二段動詞ウカルの複合語とする別の見方も可能であることを指摘し、形式名詞アクは想定し難いことを論じた。33頁(47頁~79頁) | |
5 | 続日本紀宣命における小書字の出現頻度表 | 単著 | 2003-11-00 | 『愛知文教大学論叢』第6巻(愛知文教大学) | 『続日本紀宣命』の宣命小書に関して用字の問題を扱った先行研究が、宣命を(A)巻1から巻20まで(B)巻21から巻30まで(C)巻31から巻40までの三段階に分類し、表記上の特徴から(A)から(B)への変遷を国語自体のもつ内部的問題であるとしたことについてこれまでの研究が調査結果の数値を公にしていないことから、仮名の出現頻度を用字毎にまとめた一覧表を作成し、通説の傾向把握の確認を報告した。7頁(17頁~23頁) | |
6 | モノヲ―『日本大文典』の記述を契機として和歌表現を中心に― | 単著 | 2004-11-00 | 『愛知文教大学論叢』第7巻(愛知文教大学) | キリシタン資料日本語文典『日本大文典』における終助詞モノヲが動詞未来形を上接して過去を意味するとの定義について古代和歌表現における実相を検した。当時の歌学書もモノヲを終助詞と見なすが、この終助詞は接続助詞との境界が定め難いことに注目し、万葉集および八代集の調査から文と文の連接機能である「接続助詞性」が時代の変遷に伴い終助詞の意味領域内に位置を占める過程を指摘し、『日本大文典』記述の妥当性を論じた。24頁(1頁~24頁) | |
7 | 接尾語ミの並列用法―『あゆひ抄』所説をめぐって― | 単著 | 2005-09-00 | 『文藝論叢』第65号(大谷大学文藝學會) | 「降りみ降らずみ」のように「―ミ―ミ」形式をとって反意的語句を並列させる接尾語ミについて、富士谷成章『あゆひ抄』が助詞モの交代形であると捉えていることに注目し、古代における接尾語ミの並列用法を検討した上で、この用法が上代より中古に至る過程において、形態・意義に変容を来たしたことを指摘し、今日の通説と異なる『あゆひ抄』所説は、語法を定義する際、史的変化後の姿を専ら考察の対象とした可能性のあることを論じた。16頁(1頁~16頁) | |
8 | 和歌童蒙抄輪読一 | 共著 | 2005-11-00 | 『愛知文教大学比較文化研究』第7号(愛知文教大学国際文化学会) | 藤原範兼の手になる歌学書『和歌童蒙抄』(尊経閣文庫本底本)について、本文批評および被注歌の典拠や注文内容の検討などを行なった研究報告である(被注歌1~47番)。主として、萬葉歌に係る異同調査検討と注文における語学上の意義検討および語釈を担当した。44頁(174頁~131頁) | |
9 | 和歌童蒙抄輪読二 | 共著 | 2006-11-00 | 『愛知文教大学比較文化研究』第8号(愛知文教大学国際文化学会) | 先掲「和歌童蒙抄輪読一」の続報である(被注歌48~99番)。内容、担当箇所など承前。48頁(94頁~47頁) | |
10 | 和歌童蒙抄輪読三 | 共著 | 2008-01-00 | 『愛知文教大学論叢』第10巻(愛知文教大学) | 先掲「和歌童蒙抄輪読二」の続報である(被注歌100~132番)。内容、担当箇所など承前。56頁(1頁~56頁) | |
11 | 和歌童蒙抄輪読四 | 共著 | 2008-11-00 | 『愛知文教大学論叢』第11巻(愛知文教大学) | 先掲「和歌童蒙抄輪読三」の続報である(被注歌133~200番)。内容、担当箇所など承前。62頁(188頁~127頁) | |
12 | 『古事記』禊祓の段について―「身に著ける物を脱くに因りて生れる神」の名義と物語― | 単著 | 2009-03-00 | 『大谷學報』第88巻第2号
(大谷大学大谷学会) |
日本書紀との相違が著しい古事記神話記述の所以について、伊邪那岐命が黄泉国より帰還後の所謂禊祓の段における、物実の化生神名の意義を、各神が伊邪那岐命による物実の「投棄」によって化生するとの記述から検討し、化生神の名義と物語の展開との相関を論じた。15頁(38頁~52頁) | |
13 | 和歌童蒙抄輪読五 | 共著 | 2009-11-00 | 『和歌童蒙抄輪読五』(和歌童蒙抄輪読会) | 先掲「和歌童蒙抄輪読四」の続報である(被注歌201~282番)。内容、担当箇所など承前。63頁(1頁~63頁) | |
14 | 和歌童蒙抄輪読六 | 共著 | 2010-11-00 | 『愛知文教大学比較文化研究』第10号(愛知文教大学国際文化学会) | 先掲「和歌童蒙抄輪読五」の続報である(被注歌283~368番)。内容、担当箇所など承前。64頁(160頁~97頁) | |
15 | 和歌童蒙抄輪読七 | 共著 | 2011-11-00 | 『愛知文教大学論叢』第14巻(愛知文教大学) | 先掲「和歌童蒙抄輪読六」の続報である(被注歌369~431番)。内容、担当箇所など承前。56頁(264頁~209頁) | |
16 | 和歌童蒙抄輪読八 | 共著 | 2012-11-30 | 『愛知文教大学論叢』第15巻(愛知文教大学) | 先掲「和歌童蒙抄輪読七」の続報である(被注歌432~538番)。内容、担当箇所など承前。67頁(270頁~204頁) | |
17 | 和歌童蒙抄輪読九 | 共著 | 2013-10-14 | 『文藝論叢』第81号(大谷大学文藝學會) | 先掲「和歌童蒙抄輪読八」の続報である(被注歌539~569番)。内容、担当箇所など承前。21頁(80頁~100頁) | |
18 | 和歌童蒙抄輪読十 | 共著 | 2013-11-30 | 『愛知文教大学論叢』第16巻(愛知文教大学) | 先掲「和歌童蒙抄輪読九」の続報である(被注歌570~626番)。内容、担当箇所など承前。43頁(266頁~224頁) | |
19 | 和歌童蒙抄輪読十一 | 共著 | 2014-03-14 | 『文藝論叢』第82号(大谷大学文藝學會) | 先掲「和歌童蒙抄輪読十」の続報である(被注歌627~665番)。内容、担当箇所など承前。27頁(33頁~59頁) | |
20 | 和歌童蒙抄輪読十二 | 共著 | 2014-10-00 | 『文藝論叢』第83号(大谷大学文藝學會)
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先掲「和歌童蒙抄輪読十一」の続報である(被注歌666~718番)。内容、担当箇所など承前。21頁(42頁~62頁) | |
21 | 和歌童蒙抄輪読十三 | 共著 | 2014-11-00 | 『愛知文教大学論叢』第17巻(愛知文教大学)
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先掲「和歌童蒙抄輪読十二」の続報である(被注歌719~742番)。内容、担当箇所など承前。43頁(148頁~106頁) | |
22 | 和歌童蒙抄輪読十四 | 共著 | 2015-03-00 | 『文藝論叢』第84号(大谷大学文藝學會)
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先掲「和歌童蒙抄輪読十三」の続報である(被注歌741~794番)。内容、担当箇所など承前。31頁(23頁~53頁) | |
23 | 上代における接尾辞ムとブをめぐって― 形容詞語幹に接して動詞を派生する場合― | 単著 | 2015-04-00 | 『国語国文』第84巻第4号(京都大学文学部国語学国文学研究室)
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形容詞語幹(形状言)に下接し動詞を派生する接尾辞のムとブとは、子音交代を論じる先行説から例外扱いを受けてきたが、成立した動詞の自他が、m・bの差異を超えて対応している事実によって交代現象に含めることができ、結果として古代特殊語法ミ語尾は、バ行系動詞との対応から検討可能であって、現今隆盛な形容詞の一種と見る立場をとるべきではなく動詞と見るべきことを論じ、それによってこそ語法上の問題が解決に向かうことを指摘した。11頁(88~98頁) | |
24 | 和歌童蒙抄輪読十五 | 共著 | 2015-10-00 | 『文藝論叢』第85号(大谷大学文藝學會)
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先掲「和歌童蒙抄輪読十四」の続報である(被注歌794~824番)。内容、担当箇所など承前。27頁(39頁~65頁) | |
25 | 和歌童蒙抄輪読十六 | 共著 | 2015-11-00 | 『愛知文教大学論叢』第18巻(愛知文教大学)
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先掲「和歌童蒙抄輪読十五」の続報である(被注歌825~848番了)。内容、担当箇所など承前。41頁(159頁~119頁) | |
26 | 〈翻訳〉 おもしろさについての導入研究(前篇)―MURRAY S. DAVIS, That's Interesting!: Towards a Phenomenology of Sociology and a Sociology of Phenomenology(訳稿)― | 共著 | 2016-10-00 | 『文藝論叢』第87号(大谷大学文藝學會)
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学術的な文章を他者に伝える上での適切性を省みる目的により、論文の内容・記述方法について、おもしろいとはどのようなことで、どのようにすればおもしろいと言えるかを論じた、社会科学系論文を翻訳したものの前半部分であり、概要・序論・おもしろさの索引から成る。24頁(39~16頁) | |
27 | 〈翻訳〉 おもしろさについての導入研究(後篇)―MURRAY S. DAVIS, That's Interesting!: Towards a Phenomenology of Sociology and a Sociology of Phenomenology(訳稿)― | 共著 | 2017-03-00 | 『文藝論叢』第88号(大谷大学文藝學會)
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先掲(26)翻訳稿の後半部分であり、議論・結論・注・参考文献から成る。23頁(216~194頁) | |
28 | 小山内薫「正直もの」についての覚え書 | 単著 | 2019-03-00 | 『文藝論叢』第92号(大谷大学文藝學會) | 〈ダモン話〉の系譜に連なる児童文学作品「正直もの」について、著者小山内薫が露西亜より輸入したとすることから、この材源を探索して、ミハイル・エヴグラフォーヴィチ・サルトィコフ=シチェドリンによる風刺文学「自己犠牲の兎」であることを指摘し、両者の本文対照からその特質と成立を考察した。17頁(106~90頁) | |
29 | 助動詞キの活用形態について | 単著 | 2020-03-16 | 『大谷學報』第99巻第2号(大谷大学大谷学会) | 助動詞活用表における助動詞キの活用形態に見られるカ行・サ行混在の異質さを指摘し、現況に至った歴史的背景をふまえ、現況とは異なる、富士谷成章『あゆひ抄』の説くカ行・サ行区別の認識を肯定的に論じた。23頁(1~23頁) | |
以上29点 | ||||||
Ⅲ 口頭発表・その他 | ||||||
1 | 萬葉集の「然(さ)」について―指示副詞と接頭語との関係から― | 口頭発表 | 1999-11-00 | 京都大学国文学会 | 上代語指示副詞「さ」は存在が疑われる一方、上代語指示副詞「しか」は中古以降「さ」に地位を譲る。「しか」は文脈指示性よりも下接語句の強意性が強く程度副詞と解し得る。具体的指示性のない指示副詞は、実質的意味のない接頭語と意義の周縁において重なり、「さ」と同類の接頭語「か」が指示副詞とも解されること、また接頭語か指示副詞かという排中的考察が「さ」の本義を捉え難くすることから、「さ」への存疑は再考すべきことを論じた。20分 | |
2 | 尊い諍い | エッセイ | 2003-02-00 | 『愛知文教大学地域文化センター叢刊』第20号
(愛知文教大学地域文化研究センター) |
禅籍『江湖風月集』の抄物注釈文中に「某」等と人名が伏せられている場合、それは宗派間の軋轢により故意に為された可能性があり、このことが人名を明らかにする手がかりにできることを論じた小考。4頁(1頁~4頁) | |
3 | 『江湖風月集』の諸本について―東洋文庫所蔵岩崎文庫『江湖風月全集』の調査から― | 口頭発表 | 2003-07-00 | 東海印度学仏教学会第49回学術大会 | 禅籍『江湖風月集』の本文批評を行なう前提として諸本の系統を確定するために、最古本に位置付けられる五山版の東洋文庫所蔵岩崎文庫『江湖風月全集』を中心に、臨済系の『(新編)江湖風月集略注』と洞門系の蓬左文庫所蔵『駿河御譲本江湖風月集抄』との三本を比較し字句の異同を検討して、従来考えられたような宗派間の差異は認められないことを指摘する報告を行なった上で今後の『江湖風月集』研究の課題について論じた。20分 | |
4 | てにをは研究史の一端―「のべつづめ」と延約説をめぐって― | 口頭発表 | 2006-07-00 | 2006年度大谷大学文藝學會公開講演会 | 国語学上の諸問題について、その研究端緒を近世に求めることが多く見られるが、近世もそれ以前の研究を継承しているという観点に立ち、近世に敷衍された延言・約言という術語に認められる延約説の発想を中世期のテニハ書に遡って検討した上で、延約の発想は、語や文の長短を言表する概念であり、テニハ書においては係結を説く際に現われることを指摘し、この観点からテニハ書に見られる「のべつづめ」という表現の問題と解明を論じた。60分 | |
5 | てにをは研究史の一端―「のべつづめ」と延約説をめぐって― | 講演筆録 | 2006-09-00 | 『文藝論叢』第67号(大谷大学文藝學會) | 先掲(4)の講演筆録。11頁(24頁~34頁) | |
6 | 和歌初句索引 | 索引 | 2006-10-00 | 『院政期以後の歌学書と歌枕』(赤瀬知子、清文堂) | 赤瀬知子氏著『院政期以後の歌学書と歌枕』に掲載された和歌・連歌句の初句索引を著者監修の下に作成した。17頁(418頁~402頁) | |
7 | 手尓葉大概抄・手尓葉大概抄之抄 | 略解題 | 2009-03-00 | 大谷大学真宗総合研究所平成二十年度一般研究[石橋班]研究成果中間報告書「近世仏教文化文献の基礎的研究」(大谷大学真宗総合研究所) | 大谷大学図書館所蔵林山文庫の調査報告として協同研究者が分担執筆した略解題の一。担当した文献は、諸本を検した結果、静嘉堂文庫蔵本に最も近い関係にあることを指摘した。2頁(40~41頁) | |
8 | 『狩野文庫マイクロ版資料』について | エッセイ | 2011-03-00 | 大谷大学図書館・博物館報『書香』28号
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大谷大学図書館が所蔵するマイクロフィルム版の狩野文庫の有り様を把握する前提として、狩野亨吉の学術的な姿勢を紹介した小文。1頁(7頁) | |
9 | 格助詞ヲの意義 | 口頭発表 | 2015-10-00 | 大谷大学国文学会 | 助詞ヲによる格表示は、動詞にとっての作用対象を示すことに加え、動詞の作用成立の条件を示すという性質を検証するために、現代語の例を参照し、助詞ニによる格表示との機能の棲み分けを考察することで、古代語文脈の解釈に活用する方途について論じた。60分 | |
10 | 古辞書と語釈—『静嘉堂文庫所蔵 古辞書集成』の方法— | エッセイ | 2016-12-00 | 大谷大学図書館・博物館報『書香』34号
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大谷大学図書館が所蔵するマイクロフィルム版『静嘉堂文庫所蔵 古辞書集成』の資料紹介を目的として、本資料が収める古辞書が文献読解上どのように活用しうるか検討すべく万葉集・和歌童蒙抄を例に論述した小考。2頁(8~9頁) | |
11 | 『一念多念文意・一念多念分別事』聞法テキスト①付録篇・現代語訳検討 | 出版協力 | 2020-09-28 | 東本願寺出版 | 『一念多念文意・一念多念分別事』聞法テキスト①付録篇における現代語訳作成のための検討会に参加し、訳出作業に協力した。付録篇現代語訳49頁(48~96頁) | |
12 | 『唯信鈔文意・唯信鈔』聞法テキスト②付録篇・現代語訳検討 | 出版協力 | 2022-06-28 | 東本願寺出版 | 『唯信鈔文意・唯信鈔』聞法テキスト②付録篇における現代語訳作成のための検討会に参加し、訳出作業に協力した。付録篇現代語訳77頁(68~144頁) | |
以上12点 |