教育研究業績の一覧

一楽 真
A 教育業績
教育実践上の主な業績 年月日概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
1 ディベートの導入 2006-12-00
~2021-01-00
第1学年の「人間学」のクラスにおいて、聞いて、考えて、発表する力を培うことを目的に、学生自身にテーマを決めさせ、そのテーマに基づいてディベートを行う時間を設けている。
2 博物館見学 2007-10-00
~2021-01-00
第1学年のクラス学生を対象として、毎年、秋の企画展を見学している。学内の資料だけではなく、学外の文化財にも触れてもらい、視野を広げると共に、学びの意欲を喚起することに勤めている。
3 卒論一夜研修会 2008-06-00
~2018-06-00
第4学年のゼミ生を対象に、卒業論文作成に向けての合宿を行っている。題目決定から論文作成まで、お互いに課題を共有できるように進めている。
4 修士論文作成に向けての研究会 2016-06-00 ~ 修士2回生に各自の課題について研究発表をしてもらい、修士1回生も交えて討論形式の研究会。毎年6月に開催。
2 作成した教科書、教材、参考書
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
4 その他教育活動上特記すべき事項
B 職務実績
1 大谷大学百年史 2000-04-00
~2001-12-00
編集の実務を担当
2 清沢満之全集 2002-04-00
~2003-12-00
編集の実務を担当
3 坂東本『教行信証』の翻刻 2007-04-01
~2012-10-31
聖教編纂室の室員(2010年3月まで)および室長(2010年4月から)として編纂の任に当たる。
4 教員免許更新講習 2009-08-00
~2021-08-00
毎年8月に本学を会場として行われる教員免許更新講習において、「親鸞学」の2コマを担当。
C 学会等及び社会における主な活動
所属期間及び主な活動の期間 学会等及び社会における主な活動
1 1985-06-00~0000-00-00 日本印度学仏教学会 (2018~2020年度は理事)
2 1986-10-00~0000-00-00 日本仏教学会
3 1990-03-00~0000-00-00 真宗連合学会 (2018~2020年度は理事長)
4 1990-08-00~0000-00-00 日本宗教学会
5 1991-04-00~0000-00-00 国際真宗学会
6 2013-09-00~0000-00-00 仏教教育学会
D 研究活動
著書、学術論文等の名称単著、
共著の別
発行又は
発表の年月
発行所、発表雑誌等
又は
発表学会の名称
概要
Ⅰ著書
1 蓮如上人-親鸞聖人の教えに生きた人-共著 1996-03-00東本願寺出版部 ラジオ放送「東本願寺の時間」の放送原稿をまとめたもの。6人の担当者(延塚知道、藤嶽明信、安藤文雄、三明智彰、加来雄之、一楽真)が元原稿を書き、協議しながら作成した。全48回分。[158頁]
2 大無量寿経講義―尊者阿難、座より起ち―単著 2004-02-00文栄堂書店 親鸞は人間の迷いを超える真実の教を『大無量寿経』に仰いだ。特に仏弟子阿難が釈尊に出遇い直す部分を「顕真実教の明証」と押さえている。つまり、真実の教えとは固定した教義ではなく、迷いから超えた人を生み出すはたらきとして見ているのである。この視点に立って行った『大無量寿経』についての概括的講義の記録をまとめたもの。[277頁]
3 ブッダと親鸞-教えに生きる-共著 2004-07-00東本願寺出版部 ラジオ放送「東本願寺の時間」の放送原稿をまとめたもの。8人の担当者(一楽真、織田顕祐、加来雄之、木越康、中川皓三郎、延塚知道、藤嶽明信、三木彰円)が元原稿を書き、協議しながら作成した。全41回分。[142頁]
4 親鸞聖人に学ぶ-真宗入門-単著 2007-04-00東本願寺出版部 真宗入門講座として話したものをもとに加筆訂正してまとめたもの。内容は人間、念仏、本願、信心、生活の五つのテーマから成り、親鸞の仏教理解を踏まえて、現代を我々の課題を尋ねた。[243頁]
5 四十八願概説ー法蔵菩薩の願いに聞くー単著 2009-06-00文栄堂書店 『大無量寿経』に説かれる法蔵菩薩の四十八願について、発願の意図と一々の願がもつ課題を、親鸞の視点から尋ねた。講義録をもとにまとめたもの。[262頁]
6 シリーズ親鸞5 親鸞の教化単著 2010-08-00筑摩書房 親鸞の和語聖教を中心に、親鸞における教化について述べたもの。特に教えを受けた者の責任として親鸞が何を伝えようとしていたかを尋ねた。[227頁]
7 日本人のこころの言葉 蓮如単著 2014-07-00創元社 蓮如の言葉を『御文』や『御一代記聞書』などから選び、解説を加えたもの。末尾には蓮如の生涯について、簡単にまとめた生涯編を付す。本文205頁。
8 『入出二門偈頌文』聞記単著 2014-07-00東本願寺出版部 2014年安居の講録。親鸞の『入出二門偈頌文』について、まずは書誌的な面から考察し、内容を解説したもの。A5版で本文165頁。
9 親鸞の教化ー和語聖教の世界ー単著 2017-07-31東本願寺出版部 2010年に筑摩書房から発刊されたものを東本願寺出版部より文庫化して出版したもの。本文293頁
10 阿弥陀経入門ー釈尊の呼びかけを聞くー単著 2020-04-28東本願寺出版 『阿弥陀経』において釈尊が何を呼びかけているのかについて述べた。元は東本願寺発行の『同朋新聞』に連載したものに加筆して一冊にまとめたもの。B6版本文129頁
11 親鸞入門 単著 2023-12-28東本願寺出版 岡崎別院での「宗祖親鸞聖人の生涯に学ぶ」というテーマで5回にわたっての講話に加筆してまとめたもの。新書版237頁。
以上11点
Ⅱ学術論文
1 往還二回向成就の真実証単著 1984-10-00『大谷大学大学院研究紀要』第1号 『教行信証』証巻は、浄土真実の証を難思議往生として顕わしているが、巻を改めることなく還相回向についても論じられている。その理由を、大乗の仏道の課題である二乗の克服という点に見定めようとした。18頁(P.51~P.68)
2 菩提心単著 1985-06-00『聞光』第28号 菩提心を諸行として廃した法然の意を親鸞はどのように受け止めたのであろうか。これを『教行信証』信巻の菩提心釈に依りながら、尋ねようとしたもの。13頁(P.132~P.144)
3 親鸞の時機観単著 1986-07-00『親鸞教學』第48号 親鸞にとって末法とは無仏の時として受け止められている。それ故に単に釈迦教の衰退として末法は語られない。釈迦滅後の仏道が探求されることになる。聖道門自力に対する批判もこの点から押さえなければ、教理の優劣論争を免れない。時と機を簡ばずに成り立つ仏道として弥陀の本願が顕揚されてくる基点に親鸞の「末法観」があることを述べようとしたもの。13頁(P.50~P.62)
4 還相の利益単著 1988-01-00『親鸞教學』第51号 回向といっても、凡夫が念じてさとる原理であることを考えれば、我々の本願との値遇という一事実以外にはない。では何故に如来の回向が往相・還相の二種に開かれたのであろうか。その意義を特に還相回向に焦点を当てて明らかにしようと試みた。16頁(P.59~P.74)
5 無戒名字の比丘単著 1990-09-00『親鸞教學』第56号 末法とは、無仏世という質を持つが故に、戒は形骸化し、清浄・不清浄を決定する根拠たり得ない。「一称仏名一生信」という一事のみが末法において仏弟子であることを保持する。これを『末法灯明記』に依りながら明らかにしようとした親鸞の意図を尋ねた。14頁(P.47~P.60)
6 親鸞にとっての『興福寺奏状』単著 1991-03-00『真宗研究』第35輯 承元の弾圧は権力者による弾圧もさることながら、そのような世俗の権力者を支える形で機能している「仏教」にこそ問題がある。これが親鸞をして『興福寺奏状』を取り上げさせた理由であると思われる。他の弾圧との対比を通して考察したもの。13頁(P.14~P.26)
7 金剛心の行人単著 1991-11-00『真宗教学研究』第15号 親鸞は真の仏弟子を「金剛心の行人」として押さえている。そこには、動乱破壊を免れない生死海にあって、仏道であることを失わないという大乗の根本的課題がある。この課題の成就を本願の信心に仰いだのが親鸞である。本願力の回向によるが故に、どのような状況にあっても大乗の課題に応える存在であることを「金剛心の行人」という言葉に託しているのである。12頁(P.57~P.68)
8 如来二種の回向単著 1993-09-00『親鸞教學』第62号 曇鸞大師が『浄土論註』において、何故に世親菩薩のいう「回向門」について往還二相を立てたのか、さらに、その回向を「如来二種の回向」と押さえていった親鸞の意図を尋ねようとした。その際、大乗仏教が課題である自利利他の成就が、本願力による願生浄土の仏道においてのみ果たされていくということに注意し、衆生を招喚する如来のはたらきとして往還二回向を押さえた。11頁(P.18~P.28)
9 大悲往還の回向単著 1994-02-00『真宗教学研究』第17号 拙論「如来二種の回向」を承けて、宗師曇鸞が語る往還の回向を「大悲往還の回向」として受け止め、そこに大乗の仏道を仰いでいった親鸞の立脚点を尋ねようとした。即ち、親鸞の求道に注目し、仏道への自力の介在を徹底的に見つめ、本願力のみが自利利他成就を住持することを受け止めていく歩みについて尋ねた。11頁(P.103~P.113)
10 清沢満之にとっての教育単著 1994-03-00『真宗総合研究所研究紀要』11 その晩年に東京巣鴨に真宗大学を開校していった清沢満之には、すでに若い時から教育に対する大きな願いがあった。それは大谷派における教学刷新の運動としても展開されていくが、その底流にあるものは、どこまでも近代日本における仏教復興の志願であったことを確かめた。15頁(P.49~P.63)
11 顕真実教の明証単著 1996-01-00『大谷學報』第75巻第3号 親鸞における真実教決定の視座は、教理の整合性や論理の複雑さにはない。それは「教巻」にただ阿難が釈尊に出遇った事実を置いていることに窺える。阿難が釈尊を如来として初めて仰いだところに、真実普遍なる教えが「顕」らかになったと言える。それが単に「真実教の明証」と言われない意味であることを考察した。12頁(P.28~P.39)
12 歎異の精神 -「流罪記録」添付の意義をめぐって(一)-単著 1996-01-00『親鸞教學』第67号 現存する『歎異抄』の写本には、末尾に流罪記録を有するものと無いものとがある。そのためこの流罪記録については、本文との関わりについて様々に論じられてきた。この小論では、流罪記録が歎異されるべき人間の現実の姿をよく表すものであることを述べ、内容と連関していることを確かめた。16頁(P.37~P.52)
13 蓮如における宿善単著 1998-03-00『親鸞教學』第71号 『歎異抄』末尾に付される蓮如の奥書の「無宿善の機」という言葉のもつ意味を確かめるために、『御文』を中心として蓮如の宿善・無宿善ということについて尋ねた。それを通して、宿善が人を類別するための言葉ではなく、信心の獲得が人問の能カや計らいを超えていることを押さえる言葉であることを述べた。13頁(P.21~P.33)
14 蓮如における王法と仏法単著 1998-04-00『蓮如の世界』 蓮如が王法為本ということを言う時、そこにどのような課題があったのかを確かめようとした。特に覚如・存覚の影響を受けながらも、蓮如独自の王法に対する理解があることを検証することに努めた。それを通して、王法為本が権力や世間との妥協を図るものではなく、仏法興隆の願いを底流にもっていることを述べた。15頁(P.273~P.287)
15 蓮如における王法単著 1998-08-00日本仏教学会編『仏教における日常生活』(平楽寺書店) 蓮如の「王法為本」は決して世俗に迎合することを勧めるものではなく、仏法興隆の願いに貫かれている。そのことを、いわゆる「掟文」との関連をふまえて明らかにしようとしたもの。15頁(P.163~P.177)
16 The Buddhist Way of Aspiration for Birth in the Pure Land単著 1999-12-00The Pure Land no.16国際真宗学会 1999年8月にハワイにある本願寺仏教センターで開催された国際真宗学会第9回大会における口頭発表をもとに原稿化したもの。親鸞における願生浄土ということが、現実の世界とどのように関わるのかを述べた。特に、願生ということがこの世を穢土として見抜く目を獲得することにつながることを明らかにした。9頁(P.50~P.58)
17 生活の根拠としての願生単著 2001-03-00『親鸞教学』第77号 大谷大学真宗学会大会における発表をもとに原稿化したもの。社会に関与する仏教(インゲージドブディズム)ということが叫ばれる中、浄土真宗がどのように現実の社会と関わるかを述べた。特に、親鸞における願生浄土という課題を取り上げ、浄土を通してはじめてこの世を相対化する眼が得られることを考察した。15頁(P.1~P.15)
18 親鸞における教化単著 2004-06-00『真宗教学研究』第25号 真宗教団においてはよく使われる「教化」という言葉であるが、教化する主体は如来か衆生かということを含め、その意味は決して明らかになっているとは言いがたい。そこでまず親鸞が「教化」をどのような文脈で語っているかを確かめようとした。基本的には教化の主体は如来であり、衆生はその教化を受ける者であることを考察した。11頁(P.37~P.47)
19 「愚禿釈親鸞」の誕生単著 2007-06-00『真宗教学研究』第28号 「御流罪八百年―弾圧を超えて―」というテーマで開かれた教学大会での基調講演をまとめたもの。親鸞の「愚禿」の名のりが流罪を契機とするものであり、そこには僧と俗という二項対立を超える願いが込められていることを明らかにした。22頁(P.149~P.170)
20 韋提希における「未来世」という課題単著 2008-03-00『親鸞教学』第90号 浄土は「眷属無量」という言葉に象徴される人間のつながりの問題に答えるだけでなく、時間を生きる人間の問題にも応えるものであることを、『観経』の韋提希の言葉を通して考察した。15頁(P.28~P.42)
21 The Name "Foolish Stubble-headed One"単著 2008-12-00The PURE LAND No.24 2007年8月カルガリー大学において開催された国際真宗学会第13回大会における発表をまとめたもの。親鸞における「愚禿釈親鸞」の名のりがもつ意味について、承元の法難による流罪と合わせて考察した。12頁(p.165-p.176)
22 親鸞の仏弟子観ー特に「諸仏」の語を通してー単著 2009-01-00『真宗研究』第53輯 親鸞は『教行信証』において、「真仏弟子」を「釈迦・諸仏の弟子」と押さえる。釈迦の弟子と言うだけでなく、特に「諸仏」の語を以て述べるところにどんな意図があるのか。これについて親鸞の仏道了解と重ねて考察した。15頁(P.202~P.216)
23 関東の親鸞ー三部経千部読誦の中止を通してー単著 2011-02-00『親鸞教学』第96号 親鸞における三部経千部読誦とその中止について、いなかの人々との出遇いということを中心に考察した。真宗学会大会での発表をもとにまとめたもの。23頁(p.57~p.79)
24 聞の成就としての仏説―親鸞の眼を通して― 単著 2011-08-00『日本仏教学会年報』第76号 「経典とは何か―仏説の意味―」という共通テーマについて、親鸞の視点を通して考察したもの。『大無量寿経』発起序に説かれる釈尊と阿難の出遇いに着目し、仏説とは聞いた者の上に成就することを確かめた。21頁(P.19~P.39)

25 親鸞における真実行 単著 2011-08-00『教行信証』の思想(筑摩書房) 『教行信証』行巻におかれる「諸仏称名の願」「浄土真実の行」「選択本願の行」という標挙の文に注目して、親鸞における行について考察した。21頁(p.37~p.57)
26 浄土と現世 単著 2012-12-00『親鸞教学』第100号 親鸞の顕かにした浄土は、この世の生き方と深く関わることを尋ねたもの。その際、あえて西方浄土して、また命終わって帰る世界として浄土が語られるのかについても注意した。17頁(p.1~p.17)
27 勅命に二種あり 単著 2017-03-15『親鸞教学』107号 親鸞の二種回向観について、「信巻」欲生釈に二回向の文が引用されることの意味を通し、勅命には浄土に招く方向のみでなく、この世に関わる方向の二種があることを述べたもの。16頁(p.1~p.16)
28 親鸞の救済論 単著 2018-03-00大谷大学(博士論文) 親鸞が『教行信証』を通して明らかにした浄土真宗という仏道がもつ意義について尋ねたもので、特に人間にどのような救済をもたらすかに焦点を当てて考察した。その際、如来の二種回向のはたらきとその利益について注意した。また浄土往生が単に浄土へ向かうという一方向だけでなく、この世を生きるという積極性を有することを確かめた。本論136頁
29 なぜ他力の仏道か 単著 2021-12-00印度学仏教学研究第70巻第1号 日本印度学仏教学会の学術大会において同タイトルで発表したものを論文にしたもの。
自らの覚りを目指す仏教において他力が語られることの意味と必然性を、曇鸞と親鸞を中心に論じた。本文11頁(1~11頁に掲載)。
30 名号の仏道 単著 2023-03-15『親鸞教学』第117号 仏道は人間が迷いを超えることを課題としているが、仏の名号が有するはたらき重んじたのが親鸞である。親鸞が名号を重視する意味と、名号にどのようなはたらきを見ていたかを論じた。本文20頁(1~20頁に掲載)。
以上30点
Ⅲ 口頭発表・その他
1 親鸞の時機観口頭発表要旨 1986-09-00『大谷學報』第66巻第2号 時機について、特に末法の意義を「無仏時」に見定めて、それが聖道・浄土決判の基点になっていることを押さえようとした。2頁(P.31~P.32)
2 親鸞における時機の課題口頭発表要旨 1987-03-00『印度学仏教学研究』第35巻第2号 釈尊滅後の無仏時の仏道として、弥陀の本願を親鸞は顕揚しているが、それが釈尊自身の教えであるということを「化身土巻」の「三時教」という言葉に読み取ろうとしたもの。4頁(P.247~P.250)
3 親鸞における無戒の意義口頭発表要旨 1987-09-00『大谷學報』第67巻第2号 親鸞は「化身土巻」に最澄の『末法灯明記』に依りながら、末法の灯明として「無戒名字の比丘」を揚げている。それは破戒の自己弁明ではなく、釈尊滅後の無仏時に、持戒・破戒を云々することの不毛さを根本から問い返すものであった。「無戒」を釈尊の教言として受け止めた親鸞の意図を明らかにしようとした。
4 還相の利益口頭発表要旨 1988-11-00『真宗教学研究』第12号 信楽獲得が二回向の成就であるという押さえに立って、我々にとっての還相回向の意義を尋ねたもの。回向に往還の二種相を見開いたのは曇鸞だが、そこには衆生における「為楽願生」の問題が見定められている。往生浄土を個人的満足に閉塞することから解放するはたらきを還相回向と捉えた。2頁(P.115~P.116)
5 真の仏弟子口頭発表 1989-09-00印度学仏教学会(於:龍谷大学) 親鸞が仏弟子を語る場合、無仏の時という視点は外すことはできない。「真」の一字をつけて仏弟子を語る時、持戒という意識、能修の意識を根本から親鸞は問い返している。この発表では、「金剛心」の一点において仏弟子と言い得る背景を「無仏」を中心に尋ねた。
6 親鸞における罪口頭発表 1990-09-00日本宗教学会(於:大谷大学) 親鸞は罪を実体的に見てそれ故に滅罪を願うという考え方を否定している。親鸞にとって罪は教えによって照らされた自己の在り方である。それ故、その教えを聞かないこと(謗法、仏智疑惑)の方に重きを置いている。このことを親鸞の滅罪観から考察した。
7 親鸞の仏弟子観口頭発表 1990-11-00真宗同学会(於:東本願寺) 大谷派の擬講論文の梗概発表(20分)。特に「真の仏弟子」が「金剛心の行人」と言われる時の金剛心の持っている意義について、「信巻」の文章に添う形で考察した。
8 国際真宗学会第5回大会に参加して大会参加報告 1992-10-00『親鸞教學』第60号 1991年8月2日~5日の3日間、カリフォルニア大学バークレー校を会場として開催された第5回国際真宗学会に参加した報告である。大会の概要と、話題になったことを承けて今後の真宗学の課題について言及した。8頁(P.72~P.79)
9 如来二種の回向口頭発表 1992-11-00真宗同学会(於:東本願寺) 真宗同学会において口頭発表(20分)。内容は『親鸞教学』第62号に論文として掲載。
10 時機相応の法口頭発表要旨 1993-08-00国際真宗学会PROCEEDING 釈尊自身の教言としての「末法」に注目し、浄土真宗がいわゆる末法の凡夫に適した教えという意味としてではなく、時と機とを簡ばない普遍の仏道という意味としての「時機相応」について考察した。大谷大学を会場にした第6回大会での口頭発表。5頁(P.150~p.154)
11 顕真実教の明証口頭発表 1995-10-00大谷学会秋季研究発表会(於:大谷学会) 親鸞における真実教決定の視座を、阿難と釈尊との出遇いを中心にして尋ねたもの。詳細は大谷学報所収「顕真実教の明証」参照。
12 蓮如における宿善口頭発表 1997-06-00印度学仏教学会(於:大谷大学) 『歎異抄』末尾に出る蓮如の奥書の「無宿善の機」という言葉のもつ意味を確かめるために、蓮如の宿善について尋ねたもの。詳細は拙稿「蓮如における宿善」を参照。
13 蓮如における王法口頭発表 1997-10-00日本仏教学会(於:東洋大学) 蓮如の「王法為本」について、いわゆる掟文が出されてくる経緯を踏まえた上で、それが仏法興隆の願いに貫かれていたことを確かめようとした。詳細は拙稿「蓮如における王法」(『日本仏教学会年報』63号掲載)を参照。
14 蓮如に集う女たち座談会 1998-02-00『蓮如 あなかしこの世界』真宗大谷派岡崎教務所 蓮如は女性信者に対して多くの御文を書き送った。その蓮如と女性信者との交流について卜部典子・遠藤一両氏と対談した記録。12頁(P.138~P.149)
15 五劫思惟の願講演録 1998-05-00『同朋』東本願寺出版部 真宗大谷派高倉会館で行った表題の講話に加筆したもの。雑誌『同朋』に5月から7月にわたり連載された。3回で23頁
16 真宗の救い講演録 1998-12-00北海道教区第4組 「信巻」に引用される『涅槃経』の阿闍世を通して、親鸞における救済の問題を述べた講演の記録。本文61頁。
17 The Buddhist Way of Aspiration for Birth in the Pure Land口頭発表 1999-08-00国際真宗学会第9回大会 ハワイにある本願寺仏教センターで開催された大会において、親鸞における「願生」の意義について尋ねたもの。内容はThe Pure Land no.16に掲載。[20分]
18 蓮如・人と教えー『蓮如上人御一代記聞書』に学ぶー分担執筆 2000-02-00東本願寺出版部
『蓮如上人御一代記聞書』の言葉を、現代の生活と重ねて読み取ろうとした。真宗総合研究所の研究成果。「たしなみ」「宿善・無宿善」の節を担当。総頁数317頁(本人担当11頁)。
19 寺を開く講演録 2000-05-00真宗大谷派長浜教区 長浜教区同朋大会において、「寺は何のためにあるのか」というテーマに沿って、親鸞の教えに尋ねた講演の記録。本文55頁
20 『仏典入門事典』項目分担執筆 2001-06-00大蔵経学術用語研究会編 永田文昌堂発行 標記の事典の中、『歎異抄』『末灯鈔』『口伝鈔』『蓮如上人御文』の4項目について解説したもの。総頁数588頁(本人担当4頁)。
21 『精神界』をめぐって口頭発表 2002-12-00円満研究会(於:東洋大学) 東洋大学の井上円了研究センターとの共同研究会における発表。清沢満之を中心に集った浩々洞から発刊された雑誌である『精神界』について、その刊行意図、およびそこに発表された清沢の論文、さらに終焉まで、概括的に述べた。発表時間1時間
22 蓮如上人に学ぶ講義録 2003-06-00真宗大谷派熊本教区 坊守研修会(2002.10.28)における講義の記録。「御同朋・御同行とこそかしずかれた精神に学ぶ」という御遠忌テーマのもとに1冊にまとめられた。総頁数227頁の内、67頁~122頁。
23 親鸞における教化口頭発表 2003-07-00真宗教学学会(於:大谷大学) 「教化」という言葉の基本的意味を親鸞の文脈において尋ねようとしたもの。詳細は『真宗教学研究』25号所収の「親鸞における教化」を参照。
24 歎異抄のはなし33~36単著 2005-01-00『ひとりふたり』法蔵館 『歎異抄』第8章についての短文。『ひとりふたり』第93号から96号に連載したもの。
25 「悪の自覚」が開く世界、「悪の自覚」から始まる生き方口頭発表 2005-03-00第19回国際宗教学宗教史会議世界大会 大谷大学が出したパネルにおいて「悪の自覚」というテーマに沿って、親鸞における悪の自覚がどのような世界を開くのかについて述べた。発表時間30分
26 真宗入門講演録 2005-03-00真宗大谷派学校連合会『会報』 真宗大谷派学校連合会主催の第36回新任教職員研修会において「真宗入門」と題しての講義の記録。29頁(p.66~p.94)
27 「愚禿釈親鸞」の誕生口頭発表 2006-05-00真宗教学学会高田大会 「御流罪八百年―弾圧を超えて―」というテーマで開かれた大会の基調講演。内容は『真宗教学研究』第28号に収録。[60分]
28 親鸞からの呼びかけ講演録 2006-09-10真宗大谷派本光寺 真宗大谷派本光寺における同題名の講話の記録。本文88頁。
29 『教行信証』の構成と構造分担執筆 2006-11-00親鸞聖人と『教行信証』の世界 法蔵館発行の『ひとりふたり』100号記念増刊号に表題の一文を寄せたもの。総頁数55頁(本人担当3頁)。
30 愚禿の名のり講演録 2007-03-00『東別院伝道叢書30』 真宗大谷派名古屋別院主催の暁天講座において、親鸞における「愚禿」の名のりがもつ意義について述べたものをまとめた。本文45頁。
31 The Name “Foolish Stubble-headed One”口頭発表 2007-08-00第13回国際真宗学会 カナダのカルガリー大学で開催された大会に大谷大学としてパネルを出した中で、「僧にあらず、俗にあらず」という大会のテーマに沿って、親鸞における「愚禿」の名のりの意義について述べた。発表時間20分
32 現代社会を読み解くー親鸞の視点からー口頭発表 2007-12-24第1回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎が主催する尋源仏教塾において、現代社会が抱える価値観の問題について、親鸞の視点から発表した。発表時間1時間
33 帰依三宝の生活講演録 2008-03-00真宗大谷派仙台教区 真宗大谷派仙台教区花巻組の第38回同朋大会における講演をまとめたもの。本文115頁。
34 顕浄土の願い講演録 2008-05-01常福寺叢書第22集 2005年6月5日に金沢市常福寺において行った同題名の講演をまとめたもの。A5版、本文30頁。
35 親鸞の仏弟子観 ―特に「諸仏」を通して―口頭発表 2008-06-00真宗連合学会 金沢で開かれた第55回大会での研究発表。親鸞の仏弟子観について「諸仏」を中心に尋ねた。発表時間20分。詳細は『真宗研究』第53輯を参照。
36 本当に大切なこと―三帰依を通して―講演録 2008-07-00大谷保育協会 第9回真宗保育同朋会議での講演をまとめたもの。三帰依を通して、人間にとって大切なことは何であるかを尋ねた。小版で本文46頁。
37 親鸞における生と死の問題―現代日本の状況と対比して考える―口頭発表要旨 2008-08-00仏学研究論文集2008(台湾 仏光寺) 台湾の仏光山寺で行われた研究会での発表要旨。親鸞の視点を通して、現代日本の生と死の問題について述べた。11頁(P.681~P.691)
38 この世を生きる念仏の教え講演録 2008-09-00東本願寺出版部 親鸞の「濁世の目足」という言葉を手がかりにして、念仏がこの世を生きていくこととどのように関わっているのかということについて述べたもの。本文69頁。
39 つながりの回復-親鸞の視点を通して-口頭発表 2008-11-28第2回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾で「現代社会の死生観-私たちは何を失ったのか-」というテーマのもと、親鸞が死と生をどのように見ていたかについて述べた。発表時間1時間
40 親鸞の関東時代口頭発表 2009-10-31第3回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾で「親鸞像の再構築ーその時代・人・思想ー」というテーマのもと、関東時代の親鸞について考察した。発表時間1時間
41 生死出ずべき道講演録 2010-07-00『信道』2009年度 名古屋信道講座における同題名の講話をまとめたもの。47~69頁。
42 聞の成就としての仏説ー親鸞の眼を通してー口頭発表 2010-09-15日本仏教学会学術大会 共同研究テーマである「経典とは何かー仏説の意味ー」に基づいて、親鸞にとっての仏説について尋ねた。発表時間20分。詳細は『日本仏教学会年報』第76号を参照。
43 仏に遇う口頭発表 2010-09-18第4回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾で「親鸞像の再構築ーその人と思想ー」というテーマのもと、親鸞における「真実教」について考察した。発表時間1時間
44 つながりの回復講演録 2010-12-00三河別院 2010年3月に行われた三河別院での親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け法要での講演録。本文61頁。
45 二河白道の譬えラジオ出演 2011-05-00NHKラジオ 善導の二河白道の譬えについて、NHKラジオ「宗教の時間」で、一般向けに内容を解説した。放送時間30分
46 宗祖としての親鸞聖人に出遇う講演録 2011-05-00長浜教区第十八組 2010年6月に行われた長浜教区第十八組の親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け大会における講演の記録。本文30頁。
47 生まれてよかった講演録 2011-07-00真宗大谷派金沢仏教青年連盟 2009年8月に金沢別院において「生のみが我等にあらず」と題して行った講演の記録。本文69頁。
48 顕浄土の願い講演録 2011-10-25真宗興正派宗務所 真宗興正派の僧侶・住職研修会における講演録。なぜ親鸞が『顕浄土真実教行証文類』を書いたのかについて尋ねた。本文85頁。
49 親鸞にとっての阿闍世口頭発表 2012-01-14第5回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾で「現代の阿闍世論ー自我と暴力からの解放ー」というテーマのもと、親鸞における「阿闍世の救い」について考察した。発表時間1時間
50 如来の悲哀に遇う講演録 2012-06-00戦争犠牲者追悼法要実行委員会 2011年7月に東京の真宗会館で行われた「平和を願う集い」における、「如来の悲哀に遇う」という題での講演録。本文53頁。
51 あいたかった親鸞講義録 2012-07-00恵日山光明寺 神戸光明寺で行った講義の4回分がまとまって1冊となったもの。「救い」ということが基本的なテーマ。A5版200頁。
52 真のよりどころを求めて講演録 2012-10-31東京教区東京4組 2010年10月2日に行われた「宗祖親鸞聖人750回御遠忌 東京4組お待ち受け大会」における御遠忌テーマに基づく講演の記録。本文54頁。
53 浄土とこの世 講演録 2012-12-01真宗大谷派宗務所『ともしび』722号 2012年8月5日に同題名で行った高倉会館日曜講演の抄録。講演時間80分
54 この世を見る眼 ―親鸞を通して―口頭発表 2012-12-22第6回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾で「人が育つ社会とは?」というテーマのもと、親鸞における「この世との関わり」について考察した。発表時間1時間。
55 真宗と保育講演録 2013-07-01大谷保育協会 2012年6月に山形で開催された大谷保育協会東北連区研修会における講演録に加筆したもの。小版で本文109頁。
56 「いのち」について口頭発表 2013-09-07真宗大谷派三条教区第21組 宮崎哲弥氏の司会のもと、養老孟司氏と標題について行ったシンポジウム。仏教の立場からの発言をした。全体で2時間。
57 浄土を願って、この世を生きる講演録 2013-10-00『信道』2012年度 名古屋信道講座における同題名の講話をまとめたもの。193~223頁。
58 今、親鸞に学ぶ―「震災と原発」問題を通して―鼎談 2013-12-00『教化研究』第155号 標題について、安冨歩・清谷真澄両氏と話し合った記録。親鸞の視点から発言した。117~145頁。
59 法蔵菩薩の物語に聞く口頭発表 2013-12-20第7回尋源仏教塾
NPO法人尋源舎主催の仏教塾で「求道心のかたち」というテーマのもと、「法蔵菩薩の物語に聞く」と題しての講演。発表時間1時間。
60 顕浄土の願い講演録 2014-05-00真宗大谷派北海道教務所 北海道教学研究所の40周年記念大会での講演録で、記念誌『学仏道場』3に掲載されたもの。15~52頁
61 念仏の生活ー『観経』に聞くー講演録 2014-06-00真宗大谷派高山教務所 『観経』の序分を中心にした2回の講義をまとめたもの。本文250頁。
62 シンポジウム「信仰と社会」共著 2014-06-30『真宗教学研究』第35号 2013年7月7日に行われた真宗教学学会大会シンポジウムの記録。高橋哲哉・尾畑文正両氏の講演後に行われたシンポジウムで司会を務めた。17頁[p23~39]
63 生きる力講演録 2014-07-00大谷大学同窓会大垣支部 夏季80講における講演をまとめたもの。本文60頁。
64 親鸞にとっての善鸞義絶口頭発表 2014-12-20第8回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾で「生きる力を阻害するもの」というテーマのもと、「親鸞にとっての善鸞義絶」と題して考察した。発表時間1時間。
65 念仏申す生活講演録 2015-01-00聞法ブックレット 藤清3 2014年3月に、名古屋の藤清庵にて行った「念仏申す生活」と題する講演の記録。A5版64頁。
66 親鸞における顕浄土の課題口頭発表 2015-07-05第22回真宗大谷派教学大会 「浄土という世界観」というテーマでの大会において、親鸞が『教行信証』を著して、浄土を顕らかにしていくことに、どのような課題があったのかを尋ねた。講演時間1時間。
67 人間は何を求めているのかー阿闍世の生き方を通して考えるー講演録 2015-11-13響流書房 2015年度夏季80講の大阪支部での講演をまとめたもの。電子書籍の形で出版。講演時間90分。
68 つながりの発見口頭発表 2015-12-19第9回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾で「今、地域で生きるということ」というテーマのもと、親鸞における「この世との関わり」について考察した。発表時間1時間。
69 浄土を根拠として生きる講演録 2016-01-00聞法ブックレット 藤清6 2015年3月15日に行った同題目の講演の筆録。A5版64頁
70 願生浄土という生き方講演録 2016-04-00真宗教団連合滋賀県支部 真宗教団連合の滋賀県支部主催の真宗のつどい(2015,2,8開催)における講演の筆録。A5版48頁。
71 親鸞における顕浄土の課題講演録 2016-06-00『真宗教学研究』第37号 2015年7月5日に行われた真宗大谷派教学大会における講演録。講演は1時間。A5版20頁
72 親鸞聖人と源信僧都口頭発表 2016-08-20第10回尋源仏教塾 源信僧都の1000年忌に当たり、比叡山横川のフィールドワークを行なった。その際に「親鸞聖人と源信僧都」と題して、事前講義を行った。発表時間30分。
73 心を弘誓の仏地に樹てる講演 2017-02-19しんらん交流館 東本願寺日曜講演において、「心を弘誓の仏地に樹たてる」という講題のもと、親鸞にとっての浄土について述べた。発表時間80分。
74 念仏が開く生き方講演録 2017-02-28真宗大谷派真宗会館 2016年5月12日に行われた真宗大谷派国会議員同朋の会における講演をまとめたもの。本文22頁
75 育つ力、育む力口頭発表 2017-03-19親鸞フォーラム第12回 東京の真宗会館主催の親鸞フォーラムにおいて、斎藤孝、小島慶子両氏とともにパネリストとして、「育つ力、育む力」について対談をしたもの。全体で約3時間の会。
真宗会館発行の『Sein vol.6』に抄録が掲載。
76 念仏もうす生活講演録 2017-03-31『高田学報』第105輯 高田専修寺における2016年夏期講座での、同タイトルで講演したものの筆録。65~114頁。
77 現代の危機を親鸞聖人に問う
 “つながり”ってなんだろう?
講演録 2017-05-01真宗大谷派大阪教務所 2016年5月20日に行われた大阪教区同朋大会における大会テーマに基づいての講演録。A5版56頁。本文20-54頁
78 御文(御文章)とその名言単著 2017-06-01『大法輪』第84巻第6号 蓮如の『御文』の中から、いくつかの言葉を取り上げて解説を加えたもの。p.98-103
79 西を念ぜよ講演録 2017-06-28真宗大谷派不退寺 2016年7月に行われた不退寺での御遠忌法要における講話をまとめたもの。A5版92頁
80 親鸞にとっての真実行講演 2017-12-11龍谷大学アジア仏教文化研究センター BARCグループ1ユニットA(日本仏教の形成と展開)主催の学術講演会において、親鸞が受けとめた「行」について『教行信証』を中心に据えて述べた。講演時間60分
81 宗祖に遇うということ講演録 2018-02-01順教寺法話集 順教寺における報恩講において、表題の法話をしたものの記録。総頁数126の内、81~123頁。
82 親鸞にとっての聖徳太子口頭発表 2018-02-10第11回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の第11回尋源仏教塾で「 “聖徳太子”をめぐって~実像と伝説をつなぐもの~」というテーマのもと、親鸞にとっての聖徳太子について考察した。発表時間1時間。
83 難思議往生ー親鸞聖人の往生論ー講演録 2018-06-00真宗興正派宗務所 2017年に行われた興正派本山における安居課外講義の記録。『教行信証』を中心に親鸞の往生論について尋ねたもの。本文87頁。
84 念仏の救い講演録 2018-06-10真宗大谷派富山教区第11組同朋大会 富山市玉永寺を会場として開かれた同朋大会で、「念仏の救い」と題して講演したもの。「富山 如大地」(富山教務所発行)第144号に講演録として掲載。講演時間は90分。
85 セッションNo.3の発表に対するコメント口頭発表要旨 2018-08-30日本佛教學會年報第83号 2017年9月5日に東北大学で行われた学術大会における研究発表に対するコメントの要旨。6頁(pp.216-221)
86 常磐会館報恩講法話講演録 2018-11-21真宗大谷派京都教務所 真宗大谷派京都教務所での報恩講における法話の記録。2016年の「念仏もうす生活」と2017年の「浄土真宗」の二篇をおさめる。101頁
87 「これからの仏教学・真宗学-“わたしたち”の課題-」講演 2019-02-09第12回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾でテーマに基づいて発題した。発表時間1時間。
88 私はどこで生きているのか~たずねよう真宗の教えに~講演録 2019-02-28真宗大谷派高田教務所 高田教区の宗祖親鸞聖人750回御遠忌の教区記念大会における講演録。A5版本文47頁。
89 真宗学科における三コースの学び講演録 2019-03-15『親鸞教学』第111号 真宗学科において三つのコースを立てた意味と内容について学生に話したものの記録。思想探究コースについて説明を担当。8頁(71~78頁)。
90 「平成」という名のモニュメント口頭発表 2019-05-25親鸞フォーラム第14回 首都圏開教本部主催の親鸞フォーラムにおいて、中島岳志氏、安田菜津紀氏と共にテーマについて語り合ったシンポジウム。全体で2時間半。
内容は、真宗大谷派真宗会館発行の『Sein』vol.8に掲載。
91 問いとして生きる清沢満之講演録 2019-06-10難度海 真宗大谷派大阪教区の難度海主催の臘扇忌法要における講演をまとめたもの。A5版本文60頁。
92 浄土こそ真宗講演録 2019-10-11真宗光明団創立記念百周年誌 真宗光明団百周年記念誕生会公開講座(2018,7,22)において表題に基づいて行った講演の記録。A5版p.141~p.198
93 浄土の現代性口頭発表 2020-02-08第13回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾において、テーマについて発表した。発表時間は1時間。
94 いま寺(ここ)に生きるーたまたまのご縁をいただいて-講演録 2020-03-01真宗大谷派東京教区坊守会
結成60周年記念誌
東京教区坊守会60周年記念法要において、テーマに基づいて講演した記録。A4版18頁。
95 あみださまとむきあっていますか?講演録 2020-06-30真宗大谷派小松教区坊守会 2019年9月に開催された北陸連区坊守研修会において、同テーマについて講演した記録。本文157頁
96 なぜ?から見えるホントの願い ご法事 講演録 2020-10-25真宗大谷派難波別院 2020年2月の難波別院暁天講座での講演録をもとに小冊子にまとめたもの。本文56頁
97 世人、実に爾なり講演録 2021-01-01しんらん交流館たより第6号 2020年8月1日に行われた大谷祖廟での暁天講座の筆録。29頁(36~64頁)
98 日本仏教学会編『仏教事典』 分担執筆 2021-01-31丸善出版 「親鸞」の項目について執筆。4頁(p168-171)
99 「現実」との向き合い方講演 2021-02-13第14回尋源仏教塾 NPO法人尋源舎主催の仏教塾において「現実」との向き合い方というテーマに基づいて、木本伸(立命館大学教授)氏の基調講演を受けて発表した。発表時間30分
100 「仏法をあるじとし、世間を客人とせよ」講演録 2021-03-312019年度『信道』 2020年1月12日に行われた信道講座において、「『蓮如上人御一代記聞書』に聞く」というテーマのもと、標題について講演した記録。183~204頁
101 人・人間・衆生ー人と生まれたことの意味を尋ねてーシンポジウム 2021-04-04しんらん交流館 山極寿一(総合地球環境学研究所所長)氏の基調講演を受けてのシンポジウムにおいて、コーディネーターを務めた。パネリストは山極氏のほかに小原克博(同志社大学教授)氏と楠信生(真宗大谷派教学研究所長)氏。全体で3時間。
102 生死出ずべき道講演録 2021-08-06真宗大谷派大阪教区第12組 2021年6月12日、大阪教区第12組の学習会において「コロナの時代、私たちはいかに生きるべきか」というテーマのもと行った90分の講演の筆録。A5版40頁
103 教行信証撰述の願い講演録 2021-10-25『行信学報』通刊第34号 行信教校における2020年度の学術講演会で話した、同タイトルで話したものの記録。1~29頁。
104 念仏は人間に何を与えるのか-親鸞を通して考える-講演録 2021-10-27『大谷学報』第101巻第1号 2021年度大谷学会春季講演会において、同タイトルで講演したものの筆録。81頁~108頁
105 信心の人はその心すでに浄土に居す 講演録 2021-12-01『ともしび』第830号 2021年6月27日の東本願寺日曜講演において、同題目で行った講演の筆録。講演時間80分
106 人間にとっての救いー親鸞を通して考えるー講演録 2022-04-01武蔵野大学『心 日曜講演会講演集』 2021年7月4日、武蔵野大学での第622回日曜講演会において行なった講演をまとめたもの。本文23頁(19頁~41頁)
107 親鸞聖人の御誕生単著 2022-05-00難波別院 難波別院発行の『南御堂』誌の5月号と6月号の第一面に、表題の一文を寄せた。
108 念仏は人間に何を与えるのか 講演録 2022-07-15東本願寺出版 2021年度大谷学会春季講演会での講演録が東本願寺の伝道ブックス86として出版されたもの。本文77頁
109 人間はなぜ争うことをやめられないのか 講演録 2023-01-01真宗仏光寺派 2022年7月に行われた仏光寺派福井教区門徒研修会における講演会の筆録をまとめたもの。本文89頁
110 よろこびてほめたてまつる講演録 2023-03-01真宗大谷派大阪教務所 大阪教区主催の慶讃法要お待ち受け大会において、宗祖誕生850年・立教開宗800年の意義について講演したものの筆録。本文55頁
111 宗祖親鸞聖人の御誕生に会う対談録 2023-04-01『同朋』(真宗大谷派宗務所) 宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年を迎えるに当たり、教学研究所長の宮下晴輝氏と行った対談の記事。本文6頁
112 念仏もうす生活講演録 2023-06-01おやまごぼう第467・468号 2023年㋂に行われた金沢別院讃仰講演会の筆録に加筆した一文が「おやまごぼう」の5月号と6月号に掲載されたもの。
113 人間にとっての救いー親鸞聖人を通して考えるー 講演録 2023-06-30真宗大谷派教誨師・篤志面接委員会 2022年5月9日に北海道において開催された真宗大谷派教誨師・篤志面接委員会の第63回研修会において、同テーマで行った講演の筆録。A5版、本文55頁。
114 念仏もうす生活講演録 2023-12-25真宗大谷派大谷婦人会 2022年12月にWEB開催された第6回すみれ会における講演の抄録である。本文47頁
以上114点

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