教育研究業績の一覧 森田 裕之
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A 教育業績 | ||||||
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 | ||||
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む) | ||||||
2 作成した教科書、教材、参考書 | ||||||
1 | 『教育・介護等体験実習の手引き』 | 2013-04-00 | 中学校・高等学校における教育実習のための教材。 | |||
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等 | ||||||
4 その他教育活動上特記すべき事項 | ||||||
B 職務実績 | ||||||
1 | 北名古屋市教育委員会の外部評価委員 | 2008-10-00
~2012-03-00 |
北名古屋市教育委員会の活動と北名古屋市の学校教育・社会教育とが適切に行われているかどうかを点検・評価した。 | |||
2 | 大谷大学学長補佐 | 2017-04-01
~2020-03-31 |
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3 | 大谷大学教育学部長 | 2020-04-01
~2022-03-31 |
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C 学会等及び社会における主な活動 | ||||||
所属期間及び主な活動の期間 | 学会等及び社会における主な活動 | |||||
1 | 1998-10-00~0000-00-00 | 教育哲学会会員 | ||||
2 | 2001-06-00~2024-03-00 | 日仏教育学会会員 | ||||
3 | 2001-09-00~0000-00-00 | フランス教育学会会員 | ||||
4 | 2004-01-00~0000-00-00 | 日本教育学会会員 | ||||
5 | 2012-09-00~0000-00-00 | 教育思想史学会 | ||||
6 | 2015-08-00~2023-10-00 | 関西教育学会 | ||||
D 研究活動 | ||||||
著書、学術論文等の名称 | 単著、 共著の別 | 発行又は 発表の年月 | 発行所、発表雑誌等 又は 発表学会の名称 | 概要 | ||
Ⅰ著書 | ||||||
1 | ドゥルーズ=ガタリのシステム論と教育学―発達・生成・再生 | 単著 | 2012-10-00 | 学術出版会 | ドゥルーズ=ガタリのシステム論を教育学的に読み替え再構築することで、教育を定義し直した。240頁 | |
2 | 贈与‐生成変化の人間変容論―ドゥルーズ=ガタリと教育学の超克 | 単著 | 2015-09-00 | 青山社 | 人間の変容を発達と生成と動物への生成変化として論じた。180頁 | |
3 | ドゥルーズ『差異と反復』を読む | 単著 | 2019-02-00 | 作品社 | ドゥルーズの主著『差異と反復』において展開された先験的経験論を図式的体系的に再構成しつつ描き出した。173頁 | |
4 | ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』を読む | 単著 | 2022-09-00 | 作品社 | ドゥルーズ=ガタリの主著『アンチ・オイディプス』において展開された機械状唯物論を図式的体系的に再構成しつつ描き出した。218頁 | |
以上4点 | ||||||
Ⅱ学術論文 | ||||||
1 | 欲望する諸機械の中で生きる子ども―ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』を手がかりとして | 単著 | 2000-03-00 | 『京都大学大学院教育学研究科紀要』第46号 | ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』にもとづいて子どものあり方を論じた。13頁(261頁-273頁) | |
2 | 原始社会における教育―ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』に基づいて | 単著 | 2001-03-00 | 『京都大学大学院教育学研究科紀要』第47号 | 近代教育を相対化するために、原始社会の訓育を論じた。10頁(465頁-474頁)
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3 | ドゥルーズ=ガタリの理論にもとづく子ども理論の試み | 単著 | 2002-09-00 | 『フランス教育学会紀要』第14号 | ドゥルーズ=ガタリの理論を読み替えて、新たな子ども理論を構築した。14頁(49頁-62頁)
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4 | 遊びとは何か―ドゥルーズとガタリの理論にもとづいて | 単著 | 2003-03-00 | 『日仏教育学会年報』第9号 | ドゥルーズ=ガタリの理論にもとづいて、新たな遊び理論を構築した。11頁(160頁-170頁) | |
5 | ドゥルーズ=ガタリの思想にもとづく制度 | 単著 | 2004-09-00 | 『フランス教育学会紀要』第16号 | 本稿は、ドゥルーズ=ガタリの理論に依拠した新たな教育制度の構築を試みた。10頁(69頁-78頁) | |
6 | 〈生命に生成し生命を生きること〉としての遊び―ドゥルーズ=ガタリの理論にもとづく遊び理論 | 単著 | 2007-05-00 | 『臨床教育人間学』第8号 | 遊びを、発達の手段ではなく生命への生成として捉え直した。13頁(21頁-33頁) | |
7 | ドゥルーズは思想的にどこに位置づけられるのか | 単著 | 2009-03-00 | 『名古屋芸術大学研究紀要』第30巻 | ドゥルーズを、潜在的存在論の思想的系譜と反形而上学の思想的系譜との交叉のなかで捉えられる多面的で過剰な哲学者として位置づけた。14頁(399頁-412頁) | |
8 | 教育学の構造 | 単著 | 2010-03-00 | 『名古屋芸術大学研究紀要』第31巻 | コメニウスを始祖とする近代教育学の構造の解明を試みた。14頁(427頁-440頁) | |
9 | 教育学の問題点とその意味 | 単著 | 2011-03-00 | 『名古屋芸術大学研究紀要』第32巻 | 近代教育学の問題点を指摘し、新たな教育学の可能性として捉えた。13頁(325頁-337頁) | |
10 | ドゥルーズ=ガタリのシステム論の教育学的再構築のための総括とプログラム | 単著 | 2012-03-00 | 『名古屋芸術大学研究紀要』第33巻 | 発達と生成と再生という相互に次元の異なった人間に関わる諸変容について論じた。12頁(343頁-354頁) | |
11 | ドゥルーズ=ガタリのシステム論の教育学的再構築―生成と流動の教育学のために | 単著 | 2012-03-00 | 京都大学大学院教育学研究科 | 博士論文。ドゥルーズ=ガタリのシステム論を、発達と生成と再生を基軸とした新たな教育理論へと再構築した。180頁 | |
12 | 人間の変容についての考察 | 単著 | 2013-03-00 | 『名古屋芸術大学人間発達研究所年報』第2巻 | 人間の変容を、発達と生成と再生という諸変容の絡み合いとして論じた。10頁(73頁-82頁)
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13 | 生成変化を思考することの教育学的意味―ドゥルーズ=ガタリの生成変化のシステム論にもとづいて | 単著 | 2014-03-00 | 『名古屋芸術大学研究紀要』第35巻 | 凡庸な画家ファン・ゴッホはアルルで突如として、燃え上がるように情熱的な独自の画風を確立し、狂気に憑かれながら数々の傑作を描き上げることのできる芸術家に生成変化した。教育学に馴染みの発達とは異質なこの生成変化について論じた。14頁(369頁-382頁) | |
14 | 芥川晩年における不思議の環という基本構造―ドゥルーズ=ガタリの理論にもとづいた「歯車」分析を中心として | 単著 | 2014-03-00 | 『名古屋芸術大学人間発達研究所年報』第3巻 | 芥川龍之介の「歯車」に描かれたドッペルゲンガー現象の考察を手がかりとして、生成変化が死とどんな関係にあるかを明らかにした。9頁(47頁-55頁) | |
15 | 微粒子と記号の変容論 | 単著 | 2014-03-00 | 『名古屋芸術大学人間発達研究所年報』第3巻 | 生成変化と発達と生成と死という四つの人間に関わる変容の絡み合いを論じた。8頁(57頁-64頁) | |
16 | 保育所実習指導に関する研究―実習教育のあり方の検討 | 共著 | 2014-03-00 | 『名古屋芸術大学人間発達研究所年報』第3巻 | 本稿では、保育所実習指導のあり方について、実習生に実施したアンケート結果を手がかりとして検討した。14頁(25頁~38頁)共著者:吉村美由紀、鈴木岩雄、森田裕之、渡邉美和子
本人担当:第2章 本学における保育所実習教育の現状 3頁(28頁-30頁) |
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17 | 発達と生成を引き起こす道徳教育―人間の変容から見た道徳教育のあり方 | 共著 | 2015-03-00 | 『名古屋芸術大学人間発達研究所年報』第4巻 | 発達と生成と生成変化という人間に関わる変容という視座から、道徳教育のあり方を考察した。9頁(41頁-49頁) | |
18 | 教員志望者が教育思想を学ぶことの意義 | 単著 | 2015-03-00 | 『教職センター紀要』第2号 | 教育思想を学ぶことに疑問を感じる教員志望者は少なくない。その疑問に答え、教育思想を学ぶことの意義を考察した。7頁(87頁-93頁) | |
19 | 〈教育学の差異化〉へ向けて―〈子ども多元的な生〉を捉えるために | 単著 | 2016-03-00 | 『大谷大学教職支援センター研究紀要』第4号 | 子どもは動物、植物、鉱物、天体、自然現象などを模倣したり、その絵を描いたり、その声や音を真似たりする。この逆人間化について論じた。7頁(43頁-49頁) | |
20 | 幼児はどのように遊ぶのか | 単著 | 2017-02-00 | 『哲學論集』第63号 | 幼児の遊びを脱人間化による非人間的な生として捉えた。14頁(16頁-29頁) | |
21 | 外部からの教育学と外部への教育学―ドゥルーズ=ガタリから唯物論的乳児論へ | 単著 | 2019-01-00 | 『情況』2019年冬号 | ドゥルーズ=ガタリの欲望論にもとづいた唯物論的乳児論が、従来の教育学を支えている不可視の理論的根拠であることを明らかにすることによって、新しい教育学への転回を示した。12頁(103頁-114頁) | |
22 | 成長-解放としての教育に向けて―ドゥルーズ=ガタリの身体論と教育の脱構築 | 単著 | 2022-03-00 | 矢野智司・井谷信彦編『教育の世界が開かれるとき―何が教育学的思考を発動させるのか』 | 精神/身体、内部/外部、人間/自然、自己/他者、大人/子どもという一連の二項対立にもとづいた教育に対する脱構築を、ドゥルーズ=ガタリの身体論を参照項としながら試みた。それによって、人間の成長を支える従来の教育のなかに、人間による人間からの解放という、従来の教育を超える可能性を読み取ることができる。21頁(305頁-325頁) | |
23 | 近代教育思想の成立の根拠としての子どもという概念の誕生 | 単著 | 2024-03-00 | 『大谷大学教職支援センター研究紀要』第17号 | カント、ヘーゲル、ヘルダーリン、アリエス、フーコーらの議論にもとづき、子どもという概念が思想史上いつどのようにして誕生したのかを明らかにした。14頁(55頁-68頁) | |
以上23点 | ||||||
Ⅲ 口頭発表・その他 | ||||||
1 | Gilles BOUDINET, Deleuze et l'anti-pedagogie: Vers une esthetique de l'education (L'Harmattan,2012)
| 単著 | 2014-09-00 | 『フランス教育学会紀要』第26号 | 図書紹介。2頁(139頁-140頁)
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2 | 森田裕之著『贈与-生成変化の人間変容論―ドゥルーズ=ガタリと教育学の超克』青山社、2015年 | 単著 | 2016-09-00 | 『近代教育フォーラム』第25号 | 自著紹介。1頁(226頁) | |
3 | ドゥルーズ(=ガタリ) | 単著 | 2017-09-00 | 『教育思想事典』[増補改訂版] | 項目執筆。ドゥルーズ(=ガタリ)の研究を、『差異と反復』『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』を中心として紹介した。2頁(586頁-587頁) | |
4 | 森田裕之著『ドゥルーズ『差異と反復』を読む』(作品社、2019年) | 単著 | 2020-09-00 | 『近代教育フォーラム』第29号 | アゴラ。拙著『ドゥルーズ『差異と反復』を読む』の紹介をとおして、教育学にとってのドゥルーズ哲学の意味を明らかにした。4頁(236頁-239頁) | |
5 | 森田裕之『ドゥルーズ『差異と反復』を読む』(作品社、2019年) | 単著 | 2020-09-00 | 『フランス教育学会紀要』第32号 | 自著紹介。2頁(93頁‐94頁) | |
6 | 森田裕之著『ドゥルーズ=ガタリ「アンチ・オイディプス」を読む』(作品社、2022年) | 単著 | 2023-09-00 | 『フランス教育学会紀要』第35号 | 自著紹介。2頁(149頁‐150頁) | |
7 | 森田裕之著『ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』を読む』作品社、2022年 | 単著 | 2023-09-00 | 『近代教育フォーラム』第32号 | 自著紹介。2頁(182頁‐183頁) | |
以上7点 |